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面接で「最近嬉しかったこと」を質問された際の答え方|質問の意図やNG回答も紹介

この記事では、面接で「最近嬉しかったこと」を質問された際の答え方を詳しく解説しています。

また、回答法だけではなく、「最近嬉しかったこと」を好印象に伝えるコツや回答の具体例、やめておいた方が良いNG回答も紹介しています。

事前に回答法を理解しておき、好印象な回答ができるように面接準備をしておきましょう。

 

目次

企業が面接で「最近嬉しかったこと」を聞く理由

就職活動の面接で「最近嬉しかったことは何ですか?」と聞かれると、なぜその質問をされるのか分からず困る人も多いでしょう。

これは単なる雑談ではなく、企業が応募者の本質的な人物像を探るために設けている意図ある問いです。ここでは、企業がこの質問を通して何を知ろうとしているのかを解説します。

  1. 素直な人柄を知るため
  2. モチベーションの源泉を探るため
  3. 企業との価値観の一致を見るため

明日、面接があるけど不安すぎる…
どんな質問が来るか分からず、緊張してしまう…


このように面接に対しての漠然とした不安から、面接に苦手意識を持ってしまったり、面接が怖いと感じてしまうこともありますよね。企業によっても面接の質問や内容が違うので、毎回ドキドキしてしまいます。

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① 素直な人柄を知るため

企業は、応募者の素直な性格や考え方を知るために「最近嬉しかったこと」を尋ねます。人が心から嬉しいと感じる出来事には、その人らしい価値観や行動が表れやすいためです。

たとえば、「友人に感謝されたことが嬉しかった」と話す学生は、人との関係性を大切にする傾向があると読み取れます。無理に正解を意識すると、かえって不自然さが出てしまうかもしれません。

大切なのは、自分の経験を素直に自分の言葉で伝えることです。取り繕った内容より、等身大のエピソードのほうが印象に残りやすくなります。

② モチベーションの源泉を探るため

何に喜びを感じるかを知ることは、その人がどのようなことにやりがいを見出すのかを知る手がかりになります。これは、入社後の活躍の場や働く環境の適性を見極めるうえで重要な視点です。

「努力を認めてもらえたときが嬉しかった」と話す人は、他者からの評価がモチベーションになるタイプかもしれません。

自分が何に対して前向きに取り組めるのかを、具体的な経験をもとに言葉で伝えられると、面接官にも意図が伝わりやすくなるでしょう。

③ 企業との価値観の一致を見るため

企業は、応募者が持つ価値観と自社の文化が合っているかどうかを、この質問から読み取ろうとしています。内容よりも、その裏にある思考や判断の基準を見ているのです。

たとえば、仲間と協力して何かを達成した経験を嬉しいと感じる人は、チームワークを大切にする企業と相性が良いでしょう。

一方で、成果を出した瞬間に喜びを感じる人は、個人の成長を重視する社風に合う可能性があります。

ただ出来事を話すのではなく、「なぜ嬉しいと感じたのか」を明確に伝えることが、あなたらしさをアピールする近道です。

面接の「最近嬉しかったこと」で好印象を与えるためのポイント

「最近嬉しかったことは何ですか?」という質問は、面接でよく聞かれる内容のひとつです。ただ体験を語るだけでは印象に残りにくく、評価にもつながりません。

ここでは、好印象を与える答え方のコツを3つの視点から解説します。

  1. 主体的に行動した経験を答える
  2. 経験から得た成長や学びを伝える
  3. 感情表現を工夫して話す

① 主体的に行動した経験を答える

この質問に対しては、自分から動いた経験を選ぶのが効果的です。企業は、入社後に自ら行動できる人を求めています。

「自分から提案してイベントのリーダーを務めた」「問題に気づいて改善案を出した」といったエピソードなら、前向きな姿勢が伝わりやすいでしょう。

誰かに任されたことより、自分の意思で取り組んだ内容を選ぶことが大切です。面接前に、自分が話そうとしているエピソードの主語が「自分」になっているかを確認しておくと安心でしょう。

② 経験から得た成長や学びを伝える

ただ「嬉しかった」と伝えるだけでは物足りません。その経験から何を学び、どう成長できたのかまで話すことで、面接官に意欲や思考力をアピールできます。

たとえば、「周囲と協力して取り組んだことで、連携の大切さを学んだ」といった内容なら、経験を活かして次にどう行動できるかが伝わるでしょう。

話すときは、感情とともに「自分なりの気づき」を盛り込むと説得力が増します。

③ 感情表現を工夫して話す

感情をただ「嬉しかった」「楽しかった」と言うだけでは印象が薄くなりがちです。どの場面で、なぜそう感じたのかを具体的に伝えてください

「思いがけず感謝の言葉をもらって心があたたかくなった」「予想外の結果が出て驚きと喜びがこみ上げた」といったように、場面と気持ちをつなげると、聞き手に臨場感が伝わりやすくなります。

感情をうまく言葉にできると、話全体にメリハリが出て記憶にも残りやすくなるでしょう。

面接で「最近嬉しかったこと」質問された際の基本的な答え方

面接で「最近嬉しかったことは何ですか?」と聞かれると、何をどう伝えるべきか悩む方も多いはずです。ただ出来事を語るだけでは印象には残りにくく、面接官の評価にもつながりません。

ここでは、伝え方の基本を4つのステップに分けて紹介します。

  1. 結論を端的に伝える
  2. なぜその出来事が嬉しかったのかを明確にする
  3. どんな背景や過程があったのかを具体的に説明する
  4. 嬉しかった経験を仕事にどう活かすかを語る

① 結論を端的に伝える

最初に何が嬉しかったのかをはっきり伝えることが大切です。長い前置きは避け、まずは結論をシンプルに述べましょう。

たとえば、「ゼミの発表で最優秀賞を取れたことが嬉しかったです」と伝えるだけで、話の軸が明確になります。その後に理由や背景を補足することで、内容に説得力が増します。

冒頭に結論を置くと、話全体の流れがわかりやすくなり、面接官の印象にも残りやすいでしょう。

② なぜその出来事が嬉しかったのかを明確にする

その出来事がなぜ嬉しかったのかを言葉にすることで、あなたの価値観が伝わります。「努力が認められたと感じたから嬉しかった」といったように、感情の理由を明確にしましょう。

「なんとなく嬉しかった」では薄い印象になってしまいます。どんな思いがあったのか、なぜその瞬間が印象に残っているのかを具体的に説明してください。

③ どんな背景や過程があったのかを具体的に説明する

エピソードの背景や過程を補足することで、あなたの努力や行動がより伝わります。

「何度も練習を重ねてプレゼンに臨んだ」「仲間と話し合いながら資料を作った」など、プロセスを話すと、誠実さや主体性も自然と伝わりるでしょう。

面接官は結果だけでなく、そこに至るまでの行動にも注目しています。過程を具体的に話すことで、話に深みが出て説得力が高まるでしょう。

④ 嬉しかった経験を仕事にどう活かすかを語る

面接では、経験をそのまま語るだけでなく、今後どう活かしたいかまで話すと印象が良くなります

たとえば、「この経験を通じて自信がついたので、営業でも積極的に提案したい」といった未来につながる話ができると効果的です。

企業はあなたの将来性を見ています。自分の経験を仕事の場面にどう応用できるかを意識して話すことで、前向きな姿勢も伝わるでしょう。

【テーマ別】面接で使える「最近嬉しかったこと」の回答例

「最近嬉しかったこと」と言われても、どんな内容を話せばいいか悩む就活生は多いものです。

ここでは、面接で好印象を与えやすい「嬉しかったこと」の具体例をテーマ別に紹介します。自分の体験と重ねながら、参考になりそうなパターンを見つけてみてください。

  1. 部活動での嬉しかったエピソードの回答例文
  2. サークル活動での嬉しかったエピソードの回答例文
  3. ゼミ活動のプレゼンでの嬉しかったエピソードの回答例文
  4. 学園祭や学校行事での嬉しかったエピソードの回答例文
  5. アルバイトの嬉しかったエピソードの回答例文
  6. 資格取得や勉強で嬉しかったエピソードの回答例文
  7. インターンシップでの嬉しかったエピソードの回答例文
  8. 就職活動の中での嬉しかったエピソードの回答例文
  9. ボランティア活動での嬉しかったエピソードの回答例文
  10. 友人関係・人間関係で嬉しかったエピソードの回答例文

面接でどんな質問が飛んでくるのか分からず、不安を感じていませんか?とくに初めての一次面接では、想定外の質問に戸惑ってしまう方も少なくありません。

そんな方は、就活マガジン編集部が用意した「面接質問集100選」をダウンロードして、よく聞かれる質問を事前に確認して不安を解消しましょう。

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① 部活動での嬉しかったエピソードの回答例文

今回は、就活面接で定番となっている「最近嬉しかったこと」の質問に対し、部活動での経験をもとに答える例文を紹介します。

努力やチームワークといった要素を盛り込みながら、自分の成長をアピールできる内容に仕上げましょう。

《例文》

私は大学のバスケットボール部に所属しており、先月行われたリーグ戦で初めてスタメンに選ばれたことが最近一番嬉しかった出来事です。

これまでレギュラーを目指して地道に体力トレーニングや苦手なプレーの克服に取り組んできました。

特に、自主練習を重ねてきたシュート練習の成果が認められたことで、コーチから「成長したな」と声をかけてもらえたときには達成感と喜びを強く感じたのを覚えています。

試合では緊張もありましたが、仲間と声をかけ合いながら勝利に貢献できたことも自信につながりました。

この経験から、目標に向かって継続的に努力することの大切さと、仲間と協力することの楽しさを改めて実感しました。

《解説》
部活動での経験は、努力や継続性、チーム意識などを自然にアピールできる好素材です。「どんな努力をしたか」「どう成長したか」に重点を置いて書くと説得力が増します。

② サークル活動での嬉しかったエピソードの回答例文

ここでは、サークル活動の中で感じた「最近嬉しかったこと」に関する面接向けの例文を紹介します。協調性や主体性を伝えるのに適したテーマですので、工夫して表現することがポイントです。

《例文》

私は大学で地域イベント企画のサークルに所属しており、昨年の秋に開催した子ども向けワークショップが大盛況だったことが最近嬉しかったことです。

私は広報担当として、SNSの発信やポスター作成を中心に準備を進めました。なかなか集客が伸びず悩んだ時期もありましたが、メンバーと相談しながらターゲット層に合わせた内容へと改善。

その結果、当日は予想以上の来場者数となり、保護者の方から「また参加したい」と声をかけてもらえたときに達成感を感じました。

この経験を通して、チームで課題を乗り越える喜びと、人に喜んでもらえることの嬉しさを学びました。

《解説》
サークル活動では「自分が果たした役割」と「結果にどうつながったか」を意識的に盛り込むと、面接官に伝わりやすくなります。成果や反応も一緒に示すのが効果的です。

③ ゼミ活動のプレゼンでの嬉しかったエピソードの回答例文

ここでは、ゼミ活動でのプレゼンテーションを通じて得られた「嬉しかったこと」を例文として紹介します。学業面での努力や、発信力の成長を伝えるテーマとして効果的です。

《例文》

私はゼミで地域経済をテーマに研究を行っており、学内のプレゼン発表会で自分たちの研究が最優秀賞に選ばれたことが最近一番嬉しかった出来事です。

資料作成では、複雑な統計データを分かりやすく伝える工夫を重ね、発表練習も何度も行いました。特に、質疑応答に備えて想定問答を用意し、どんな質問にも冷静に対応できるよう準備を徹底。

当日は緊張もありましたが、審査員の先生方から「説得力がある」と評価されたことは自信につながりました。

この経験を通じて、自分の考えを他人に伝える力が確実に成長したと実感し、今後も積極的にチャレンジしていきたいと思いました。

《解説》
ゼミのプレゼンでは、準備の工夫や当日の対応力など「努力の見える化」がポイントです。結果とあわせて、自分の成長を丁寧に伝えるようにしましょう。

④ 学園祭や学校行事での嬉しかったエピソードの回答例文

ここでは、学園祭や学校行事の運営を通して得た「嬉しかったこと」に関する例文を紹介します。多くの学生が経験しているテーマであり、チームワークや達成感を伝えるのに適しています

《例文》

私は大学の学園祭でステージイベントの運営責任者を務め、全プログラムを無事に成功させたことが最近一番嬉しかった出来事です。

準備段階では、出演者との連絡調整やタイムスケジュールの作成、機材トラブルへの対応など、想像以上に多くの課題がありました。

しかし、仲間と協力しながら一つずつ問題を解決し、当日はトラブルなく進行できたのです。

最後に出演者や観客から「楽しかった」「来年も来たい」と声をかけてもらえた瞬間は、大きな達成感と喜びを感じました。

この経験を通して、自分が人を支える役割にもやりがいを感じること、また計画性と柔軟な対応力の大切さを実感しました。

《解説》
学園祭の経験では「準備の工夫」や「人との関わり」を丁寧に描くと効果的です。自分の役割と、そこから得た学びを明確に表現しましょう。

⑤ アルバイトの嬉しかったエピソードの回答例文

ここでは、日常的に経験しやすい「アルバイト」をテーマにした面接向けの例文を紹介します。接客や業務を通じた成長や、人とのつながりをアピールできる内容にするのがポイントです。

《例文》

私は飲食店のアルバイトで、お客様から「あなたの接客が一番丁寧で心地よい」と直接声をかけていただいたことが最近一番嬉しかった出来事です。

最初は緊張して声が小さく、笑顔もうまく作れなかったのですが、先輩の接客を真似したり、自分の表情を鏡で確認したりしながら、少しずつ改善していきました。

忙しい時間帯でも丁寧さを意識し、常に相手の立場に立つことを心がけた結果、常連のお客様にも名前を覚えていただけるようになりとても嬉しかったです。

この経験を通じて、相手を思いやる気持ちの大切さと、自分の行動が誰かに影響を与えることの嬉しさを実感しました。

《解説》
アルバイト経験は、成果だけでなく「努力の過程」や「人からの反応」を伝えると効果的です。自分なりに工夫した点をしっかり盛り込みましょう。

⑥ 資格取得や勉強で嬉しかったエピソードの回答例文

ここでは、資格取得や勉強を通じて感じた「嬉しかったこと」の例文を紹介します。コツコツと積み上げた努力や達成感を伝えるテーマとして、多くの面接官に好印象を与える内容です。

《例文》

私は昨年、MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)の資格を取得したことが最近一番嬉しかった出来事です。

私はもともとパソコン操作が苦手で、特にExcelに対して苦手意識が強くありました。しかし、将来の就職活動を見据えて「このままではいけない」と思い、毎日30分の学習を継続。

最初は参考書の用語すら理解できず、何度も挫折しそうになりましたが、分からないことを友人に聞いたり、ネットで調べたりしながら少しずつ知識を積み上げていきました。

試験に合格したとき、自分の成長を実感できたことがとても嬉しく、努力は裏切らないという思いを改めて感じました。

《解説》
「努力の背景」と「乗り越えた壁」に焦点を当てると、説得力のあるエピソードになります。結果よりもプロセス重視で構成しましょう。

⑦ インターンシップでの嬉しかったエピソードの回答例文

ここでは、インターンシップの経験から得た「嬉しかったこと」の例文を紹介します。実際の職場での学びや、社会人との関わりを通じた成長を伝えるのに適したテーマです。

《例文》

私は大学3年の夏に参加した広告代理店のインターンシップで、自分が提案した企画が実際のクライアント向けのプレゼン資料に採用されたことが最近一番嬉しかった出来事です。

初めは業界用語すら理解できず不安でしたが、毎日先輩社員に質問したり、帰宅後も業界情報を調べたりして知識を深めていきました。

グループワークで行った企画提案では、消費者のニーズに着目したアイデアが評価され、「視点が面白い」とフィードバックをもらえたことが自信につながっています。

この経験を通じて、自分の意見が社会に影響を与える可能性を実感し、仕事への意欲が一層高まりました。

《解説》
インターンシップのエピソードは、社会との接点や実務経験を通じた学びを重視しましょう。「評価された瞬間」や「意欲の変化」も加えると伝わりやすくなります。

⑧ 就職活動の中での嬉しかったエピソードの回答例文

ここでは、就職活動の中で感じた「最近嬉しかったこと」の例文を紹介します。努力や自分の変化を具体的に伝えることで、成長意欲や前向きな姿勢をアピールできるでしょう。

《例文》

私は第一志望の企業の一次面接後に、人事の方から「あなたの話はとても分かりやすく、また会いたいと思いました」とフィードバックをいただいたことが最近一番嬉しかった出来事です。

自己分析を何度も繰り返し、自分の強みをどう伝えるか悩みながら模擬面接を重ねてきたので、その努力が認められた気がして大きな自信につながりました。

特に、「自分の言葉で話すこと」を意識し、エピソードに具体性を持たせたことが評価されたのだと思います。この経験を通じて、事前準備の大切さと、相手に伝わる話し方の重要性を改めて実感しました。

《解説》
就職活動の話は「どんな準備をしていたか」と「評価された瞬間」を組み合わせて書くと効果的です。面接官とのやりとりを自然に入れると説得力が増します。

⑨ ボランティア活動での嬉しかったエピソードの回答例文

ここでは、ボランティア活動を通じて得た「最近嬉しかったこと」の例文を紹介します。人との関わりや社会貢献への意識を伝えられるテーマとして、面接でも好印象を持たれやすい内容です。

《例文》

私は地域の清掃活動にボランティアとして参加し、近所の方から「ありがとう、また来てほしい」と声をかけられたことが最近一番嬉しかった出来事です。

最初は大学の掲示板で募集を見て、軽い気持ちで参加しましたが、実際にやってみると想像以上に多くのゴミが落ちていて驚きました。

作業は地道でしたが、一緒に参加した地元の方々との交流もあり、自分の行動が誰かの役に立っていると感じられたことが心から嬉しかったです。

この経験を通じて、小さな行動でも社会に貢献できるという実感を持てました。今後も地域とのつながりを大切にしたいと思っています。

《解説》
ボランティア活動では「人からの反応」や「自分の意識の変化」を具体的に描くと効果的です。共感や貢献の姿勢をアピールできるよう意識しましょう。

⑩ 友人関係・人間関係で嬉しかったエピソードの回答例文

ここでは、友人や人間関係に関する「最近嬉しかったこと」の例文を紹介します。信頼関係や気配り、周囲との関わり方をアピールするのに適したテーマです。

《例文》

私はゼミの発表準備で悩んでいた友人をサポートし、その友人から「あなたのおかげで乗り越えられた」と感謝の言葉をもらえたことが、最近一番嬉しかった出来事です。

友人は発表内容の構成に自信がなく悩んでいたため、一緒に資料を見直したり、模擬発表に付き合ったりしてサポートしました。

忙しい時期ではありましたが、少しでも力になれればと思い行動したのを覚えています。

本番の発表後に、友人の表情が明るくなり、直接お礼を言われたときには、誰かの役に立てたことが純粋に嬉しかったです。

この経験を通して、相手を思いやる行動の大切さと、人との信頼関係の重みを実感しました。

《解説》
人間関係のエピソードでは「自分から働きかけたこと」と「相手の反応」をセットで描くと伝わりやすくなります。感情の動きも丁寧に盛り込みましょう。

面接での「最近嬉しかったこと」のNG回答

「最近嬉しかったことは何ですか?」という質問には、答え方によって印象が大きく変わります。事実でも内容によっては評価を下げてしまう可能性があるため注意が必要です。

ここでは、面接で避けたほうがよい回答例と、その理由を紹介します。

  1. ギャンブルなど悪印象を与える話
  2. 思想・信条に関する話
  3. 努力や工夫が見えない単なる結果の話

① ギャンブルなど悪印象を与える話

たとえ本当に嬉しかった経験であっても、「パチンコで勝った」「競馬が当たった」などの話は面接には不向きです。

企業は信頼できる人を求めており、ギャンブルはそのイメージから大きく外れてしまいます。内容次第では「価値観が合わない」と判断されてしまうこともあるでしょう。

面接では、自分が社会人としてどう見られるかを意識し、健全なエピソードを選ぶようにしてください。

② 思想・信条に関する話

政治的な主張や、宗教に関する話題も避けたほうが無難です。たとえば「宗教の教えに感動した」「政治の集会で学びがあった」といった話は、受け取り手によって印象が大きく分かれてしまいます。

面接官もさまざまな価値観を持っているため、誤解や偏見を招く可能性があるでしょう。自分の信念を伝えることは大切ですが、相手や場に応じて話題を選ぶことも社会人としての配慮の一つです。

③ 努力や工夫が見えない単なる結果の話

「コンテストで優勝した」「試験で高得点を取った」というような結果だけの話は、一見魅力的に思えるかもしれません。しかし、それだけでは面接官に「この人が何をしたのか」が伝わりません。

重要なのは、結果に至るまでの過程や努力、工夫です。たとえば「どう乗り越えたのか」「どんな工夫をしたのか」を具体的に説明できると、自分らしさや成長意欲が伝わりやすくなります。

「最近嬉しかったこと」のネタが思いつかないときの対処法

面接で「最近嬉しかったことは?」と質問されて、すぐに答えが浮かばないと戸惑う人は少なくありません。そんなときは、自分の過去の行動や身近な人との会話からヒントを得ることが効果的です。

ここでは、エピソードを思い出すための具体的な手がかりを4つ紹介します。

  1. スケジュールを振り返り体験を再確認する
  2. 家族や友人との会話から糸口を掴む
  3. 他人の例を参考にしてヒントを得る
  4. 「悲しかったこと」から逆転の発想を得る

① スケジュールを振り返り体験を再確認する

嬉しかったことを思い出すためには、自分の行動を整理するのが効果的です。スマートフォンのカレンダーやSNSの投稿、写真フォルダを見返すことで、忘れていた出来事が蘇るかもしれません。

たとえば、「感謝された」「難しい課題を達成した」といった場面は立派なエピソードになります。日常の中に、意外と語れる経験が眠っていることもあるでしょう。

② 家族や友人との会話から糸口を掴む

他人との会話を通じて、自分では気づかなかった「嬉しかったこと」が見つかることがあります。

家族や友人に最近の話題を振ってみると、「あのとき嬉しそうだったよね」などと思い出すきっかけになることも多いです。

一人で悩まず、誰かに話すことでエピソードの輪郭がはっきりする場合もあるため、積極的に周囲の人と話してみてください。

③ 他人の例を参考にしてヒントを得る

先輩やインターネット上の面接体験談を見ることで、自分の経験と照らし合わせるヒントが得られる場合があります。

「これくらいの内容でも面接で使えるのか」と気づくことで、気持ちが楽になることもあるでしょう。

ただし、そのまま真似するのではなく、自分の言葉で語れる内容にアレンジすることが大切です。自分らしさを意識してください。

④ 「悲しかったこと」から逆転の発想を得る

ポジティブな経験がどうしても思いつかない場合は、「最近悲しかったこと」から探ってみるのも一つの方法です。

もし、「落ち込んだときに友人に励まされて前向きになれた」というエピソードがあれば、「嬉しかったこと」として成立します。

感情の変化が伴う経験は、面接官の印象にも残りやすいため、前向きに捉えて話す工夫をしてみましょう。

面接で「最近嬉しかったこと」を話す際の注意点

面接では、質問の意図をしっかり捉えて答える姿勢が大切です。「最近嬉しかったこと」という質問も、回答次第で印象が大きく変わります。

うっかり伝えるとマイナス評価につながる内容もあるため、次のような点には注意してください。

  1. 数か月以上前の出来事は避ける
  2. 偶然だけで嬉しかった話は避ける
  3. 「ありません」と答えるのを避ける
  4. 嘘やその場の思いつきは避ける

① 数か月以上前の出来事は避ける

「最近嬉しかったこと」と聞かれて、数か月や半年以上前の出来事を話すと、質問の意図を汲めていないと思われる可能性があります

たとえ印象的な体験だったとしても、「最近」という枠を超える話題は評価が下がるおそれがあるため注意が必要です。目安としては、直近1〜2か月以内の経験を選ぶとよいでしょう。

時期が近ければ近いほど、感情や状況を具体的に思い出せるため、話す内容にリアリティが出て説得力も増します。

普段から嬉しかった出来事をメモしておく習慣を持つと、面接直前に焦らず準備できるのでおすすめです。

② 偶然だけで嬉しかった話は避ける

単に運が良かっただけの体験は、面接官に響きにくいものです。たとえば、「懸賞に当たった」「抽選でライブチケットが当選した」などのエピソードは、本人の努力や工夫が見えづらく、評価につながりにくいでしょう。

面接では、あなたがどう行動し、どのような工夫をしたことで結果を得られたのかというプロセスが大切にされます。

そのため、嬉しかった結果の裏に、挑戦や工夫があるような話を選ぶようにしてください。主体性を持って取り組んだ経験であれば、小さなことでも十分にアピール材料になります。

③ 「ありません」と答えるのを避ける

「最近嬉しかったことは特にありません」と正直に答えるのは、誠実なようでいて実は逆効果になりかねません。

そのような返答をすると、感情表現が乏しく意欲や関心に欠ける印象を持たれてしまうことがあります。

就職活動は自分の思いや価値観を表現する場でもあるため、日常の中にある小さな喜びでも、自分なりの視点でポジティブに伝えることが大切です。

友人に感謝されたことや、アルバイトでお客さまに褒められたことなど、誰かとの関わりの中で嬉しかった瞬間を振り返ってみましょう。

エピソードの規模ではなく、自分の心が動いたかどうかを大切にしてください。

④ 嘘やその場の思いつきは避ける

その場しのぎで話を作ったり、思いつきで話したりするのは、面接で最も避けたい対応です。

一見、もっともらしい内容でも、面接官が深掘りの質問をした際に矛盾が生じたり、答えに詰まったりしてしまえば、信用を失う原因になります。

就活では誠実さや信頼感が重要視されるため、エピソードの正確さは軽視できません。

仮に話の内容が平凡に感じても、実体験であれば自信を持って話すことができますし、感情を込めて語ることで、あなたらしさが自然に伝わるはずです。

安心して答えられるように、事前にいくつかの実例を準備しておきましょう。

面接で「最近嬉しかったこと」を伝える際のよくある質問

就活の面接では、「最近嬉しかったことは?」と尋ねられる場面があります。回答を考えるうえで、似たような質問との違いや話し方に戸惑う人も多いでしょう。

ここでは、よくある質問に対する考え方や注意点を紹介します。

  1. 「最近感動したこと」との違いは?
  2. エントリーシートに書くときの注意点は?
  3. ありきたりなエピソードでも大丈夫?
  4. 複数のエピソードをまとめて話してもいい?

① 「最近感動したこと」との違いは?

「嬉しかったこと」は、自分が何かを経験して心が動いた場面を指します。一方、「感動したこと」は他人の行動や外からの刺激による感情の動きが多いです。

面接では、自分の行動や思いが伝わる話の方が印象に残りやすいため、主体的な体験を選ぶとよいでしょう。特別な出来事でなくても、自分らしい価値観が伝わる内容にすると好印象を持たれます。

② エントリーシートに書くときの注意点は?

エントリーシートでは、読み手が短時間で内容を把握できるよう、簡潔かつ論理的な構成を心がけてください。

「どんな出来事だったか」「なぜ嬉しかったか」「そこから何を学んだか」の順に書くとわかりやすくなります。感情だけでなく、自分の考えや成長が伝わるよう意識すると、内容に深みが生まれるでしょう。

③ ありきたりなエピソードでも大丈夫?

特別な体験である必要はありません。大切なのは、自分の言葉でその出来事をどう受け止めたかを語ることです。

たとえば「バイト先でお礼を言われて嬉しかった」という話でも、工夫や努力が見えるように伝えれば十分に印象に残ります。経験の珍しさではなく、そこに込められた気持ちと姿勢が重要です。

④ 複数のエピソードをまとめて話してもいい?

基本的には、ひとつのエピソードに絞って話す方が伝わりやすくなるでしょう。複数を同時に話すと、内容が散漫になり、印象が弱くなるおそれがあります。

どうしても触れたい内容が複数ある場合は、中心となる話に絞り、補足として軽く紹介する程度にとどめるとよいでしょう。話に一貫性を持たせることがポイントです。

面接で「最近嬉しかったこと」の伝え方を理解しておこう!

面接で「最近嬉しかったこと」を聞かれる理由は、あなたの人柄や価値観を知るためです。だからこそ、主体的な行動や学びがある経験を選び、感情も丁寧に伝えることが重要となるでしょう。

回答では、結論から述べ、背景や理由を明確に説明してください。さらに、嬉しかった経験を仕事にどう活かすかも言及できると、より好印象につながります。

例文を参考に自分の体験を具体的に振り返り、NG例や注意点を踏まえて準備すれば、面接でも自信を持って話せるはずです。

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    「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。