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自己分析ノートのやり方は?書き方の流れ・活用法を解説!

就職活動において大切な取り組みとして、自己分析が挙げられます。そして自己分析を効果的に行うために重要なのが、「自己分析ノート」です。

自己分析ノートを作成・活用することで、就活を有利に進められるはずです。

本記事では、自己分析ノートの作成方法やポイントなどを簡単に紹介します。

自己分析のやり方に迷っている人は、ぜひご参考にしてくださいね。

自己分析ノートとは自己分析の結果や過程の記録

自己分析ノートとは、自己分析の結果や過程を記録したものを指します。自己分析結果をノートに残すことで、面接対策やエントリーシート作成に役立ちます。

また、手を動かしてノートに記録することで、考えがまとまりやすくなることも期待できるでしょう。

自己分析ノートについて調べている中で、就活ノートとの違いについて気になった方もいるのではないでしょうか。

就活ノートは、簡単に言うと就活に関する情報をまとめるノートのことです。就活ノートの自己分析編が、自己分析ノートだと考えて良いでしょう。

就活準備はすべて関係しあっていることから、就活ノートと自己分析ノートを無理に分ける必要はありません

自己分析ノートは、大学3年生になったら余裕をもって作成を開始し、短期間で作ろうとせずに時間をかけて作っていくようにしましょう。

自己分析ノートの2つの目的

ここでは、自己分析ノートを作成する目的について解説します。自己分析ノートの主な目的は、以下の2つです。

  1. 自分について整理して言語化するため
  2. いつでも振り返りやすくするため

①自分について整理して言語化するため

自己分析ノート作成の目的としてまず挙げられるのが、自分についての言語化です

自分の強みや弱み、価値観などをこれまでの経験から整理・分析し、ノートに残せるレベルにまで言語化します。

ノートに書くことで頭の中の整理につながり、自分を客観的に見つめ直しやすくなります。客観的に見なおすことで、深堀もしやすくなるでしょう。

自己分析ノートを作成することで、自分の隠れた魅力や適性を見つけることにもつながるかもしれません。

②いつでも振り返りやすくするため

自己分析の結果をノートに残しておくことで、いつでも振り返りがしやすくなります

面接対策をする際やエントリーシートの作成時など、自己分析結果を振り返ることでより効率的な就活の準備ができます。

また、就活を続けていく中で得られたちょっとした気づきや感情なども自己分析ノートに残しておくと、自己分析がより深まります。

記録しなければそのまま忘れさってしまいそうなことも、ノートに残して振り返ることで大きな発見につながるかもしれません。

自己分析ノートで整理するテーマ3選

自己分析ノートを作成する際には、どんなことを記録するのかイメージしておくことが大切です。

そのためここでは、自己分析ノートで整理するテーマとして以下の3点を紹介します。

①興味・関心

自己分析ノートに記述する内容としては、自分の興味・関心がまず挙げられます。興味・関心の理解は、就活の軸を決める際に重要であるためです。

以下のような観点で、自分の興味・関心について整理してみてください。

  • どんなことにやりがいを感じるか
  • どんな生き方・働き方をしたいか
  • どんな時にやる気が出るのか
  • どんなことに喜ぶ・悲しむ・怒るのか

気になったニュースや関心を持ったことについても、書き留めておくことをおすすめします。

②強み・弱み

自己分析ノートに記載するテーマとしては、自分の強みや弱みも挙げられます。強み・弱みは、面接対策やエントリーシート作成などにおいて重要です。

強み・弱みについて洗い出していき、それらを裏付けられるエピソードを探すことで、自己PRの良いネタになります。

弱みについてはまず客観的に洗い出してみて、ポジティブな言葉に言い換えてみると採用担当者に刺さりやすいでしょう。

例えば、「同時に複数のことができない」弱みなら、「1つのことへの集中力が高い」などと言いかえが可能です。

③キャリアプラン

キャリアプランについても、自己分析ノートに整理するテーマの1つです。

就活の軸を決めて志望業界や企業を決めた後、入社後にどんな活躍をしていくのか考えます。

キャリアプランのポイントは、これまで整理した自分の強みを入社後にどう生かしていくのか考えることです。

理想の環境や生活を考えつつ、「その働き方は自分の強みが活かせるのか」の観点でキャリアプランをブラッシュアップしていきましょう。

自己分析ノートの書き方の手順3ステップ

ここでは、自己分析ノートの書き方を以下の3ステップに分けて解説します。

  1. 印象に残っている過去の経験を書き出す
  2. それぞれの経験を深掘りする
  3. 共通する価値観や強み・弱みを抽出する

①印象に残っている過去の経験を書き出す

自己分析ノートを書くにあたってはまず、印象に残っている過去の経験を書き出します

小学校から大学に至るまでの経験を、1つずつ順番に思い出していきましょう。エピソードを絞る必要はなく、各時代に複数の話が出てきても問題ありません。

以下のような経験で思い出深いものがあれば、書き出してみてください。

  • 部活動
  • 学業
  • アルバイト
  • サークル
  • ゼミ
  • 留学
  • 趣味

エピソードを思い出したら、その時に感じたことをできる限り書き出しておきましょう

②それぞれの経験を深掘りする

これまでの経験を洗い出したら、それぞれを深掘りしていきます。深掘りするにあたっては、以下のようなポイントを考えてみましょう

  • その経験が印象に残っている理由
  • 大変だったこと
  • どんな風に頑張ったのか
  • この経験から学んだ・気づいたこと

就活の面接対策やエントリーシート作成に活かすなら、「課題→取り組み→成果→学んだこと」の流れに整理できると理想的です。

ただし経験の内容によっては、必ずしも上記の流れに当てはめる必要はありません。

③共通する価値観や強み・弱みを抽出する

最後に、これまで洗い出してきた経験に共通する価値観や強み・弱みを抽出します。

これまでの経験から、自分の得意なことや大切に感じること、譲れないことなどを考えてみてください。

1つ1つの経験について書き出していくと、複数の経験に共通することが出てくるのではないでしょうか。

ここで自分の強みや価値観を理解しておくことで、「どんな企業や働き方が自分には合っているのか」を把握しやすくなります

自己分析ノートのやり方の種類5選

自己分析ノートの作り方には、実はいくつかの種類が存在します。ここでは、自己分析のやり方として以下の5つを紹介します。

  1. 自分史
  2. マインドマップ
  3. モチベーショングラフ
  4. Will・Can・Must
  5. What・Why・How

①自分史

自分史とは、自分のこれまでを振り返る中で自己分析を進める手法です。

過去から現在までを時系列で振り返っていくことで、自分の価値観や考え方を整理できます。

小学校から大学までのエピソードを深掘りしていく方法であり、自己分析の方法としてはオーソドックスです。

各年代の大変だったことや頑張ったことを一覧にして記載していき、そこで考えたことや気づいたいことを整理していきましょう。

②マインドマップ

マインドマップとは、テーマに対する自分の考え方を次々と書き出していくことで、思考を整理する方法です。

マインドマップのテーマとしては、以下のようなことが考えられます。

  • 自分
  • 就活の軸
  • 好きなこと
  • 就活ですべきこと

テーマを設定したら紙の中央に書き、テーマに関して思いつくキーワードを次々と書き出していきましょう。

さらに思いついたキーワードから枝分かれさせて連想する言葉を書き出していくことで、自分の強みや価値観などを発見することにつながります。

③モチベーショングラフ

モチベーショングラフとは、これまでの人生のモチベーションの変化について、きっかけとなる出来事を振り返りながらグラフにしていくことです。

縦軸をモチベーション、横軸を年齢(年代)とし、生まれてから現在に至るまでのモチベーションの上下の変化を書き込んでいきます。

時系列で振り返る点では自分史と似ていますが、モチベーションの変化を軸に振り替える点が異なります。

自分がどんなことにモチベーションを変化させるのかに気づくことで、自己PRや志望動機などの作成に役立てられるでしょう。

④Will・Can・Must

Will・Can・Mustとは、以下の3つのことを書き出していく手法です。

Willやりたいことや興味があること
Can今の自分の能力やスキルでできること
Must目標に向けてやらなくてはならないこと

やりたいこと・できること・やるべきことに共通点があれば、自分が理想とするキャリアにつながる可能性が高いと考えられます。

特に「Can」や「Will」を言語化する機会はこれまで少なかった人には、Will・Can・Mustは効果的な手法です。

⑤What・Why・How

What・Why・Howは、以下の3つのことをはっきりとさせる考え方です。

What何を
Whyなぜ・なんのために
Howどうやって・どのように

What・Why・Howを明確にすることで、やるべきことが明確になります。就活がうまくいかないときには、What・Why・Howを見直してみると良いでしょう。

また、What・Why・Howの整理はビジネスにおいても重要であり、今のうちに習慣づけておくことも大切です。

自己分析ノート活用のポイント2つ

ここでは、自己分析ノートの活用法として以下の2つを紹介します。

  1. 定期的に見なおして更新する
  2. 客観的な意見も盛り込む

自己分析の効果を高めるために、ここでポイントを一緒に押さえておきましょう。

①定期的に見なおして更新する

自己分析ノートは、定期的に見なおして更新することが大切です。自分自身や周りの状況は、常に変化し続けます。

就活を進めていく中でも自問自答を繰り返し、自分に対する理解を深めていくことが重要です。

また、就活をしている中で感じたことや新たに見つけたことについても、書き込んでいくようにしましょう。

自己分析ノートを更新していくことで、着実に自己分析が深まっていきます。

②客観的な意見も盛り込む

自己分析ノートには、客観的な意見も盛り込むことが大切です。自分の思い込みで自己分析を行っても、本当の自分には気づけません。

友人・知人や家族にも自分に対する意見をもらい、自己分析ノートに書きこんでいきましょう。

また、客観的な自己分析には「ジョハリの窓」と呼ばれる手法もおすすめです。

ジョハリの窓は自分自身が思う自分像と他人からみえる自分像を比較して以下の4つに分け、ギャップを確認する手法のことです。

  • 自分と他人の両方が書いたもの
  • 他人だけが書いたもの
  • 自分だけが書いたもの
  • 自分と他人の両方が書いていないもの

自己分析ノートのやり方を整理しておきましょう!

自己分析を効果的に進めるためには、「自己分析ノート」の作成・活用がおすすめです。

自己分析ノートの書き方・活用方法を理解し、自分に対する理解を深めましょう。

自己分析ノートの作成に、本記事の情報をぜひご活用くださいね。

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    編集部

    「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。