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派遣登録の履歴書提出で志望動機は必須?必要なケースや例文も詳しく紹介

派遣社員として働く際、履歴書の提出や面接が必要ですが、志望動機を求められる場合もあります。

しかし「派遣登録の履歴書」や「例文を参考にしたい」などの疑問を抱いている方が多いのが事実です。

本記事では、派遣登録時の履歴書提出における志望動機の重要性や、実際に必要となるケースを詳しく解説します。

さらに、志望動機を記載する場合の例文やアピールポイントも紹介しますので、派遣登録を考えている方はぜひ参考にしてください。

【結論】派遣の面接で志望動機が必要かはケースによる

派遣社員として働く際の履歴書における「志望動機」の必要性は、応募する仕事や企業の要件によって変化します。

派遣の雇用形態や働き方の特徴を理解し、どんな場合に志望動機が必要となるのか把握しましょう。

  1. 派遣は企業ではなく「仕事」に応募するもの
  2. 派遣会社に提出する履歴書には志望動機は必要ない
  3. 派遣先企業の面接で志望動機が聞かれることはない
  4. 雇用形態によって志望動機の捉え方が大きく異なる
  5. 重視されるのは「条件の一致」や「スキルの一致」

①派遣は企業ではなく「仕事」に応募するもの

派遣の特徴として、直接的に企業に応募するのではなく、派遣会社を通じて特定の仕事に応募する形態が一般的です。

そのため、正社員や契約社員よりも「企業への志望動機」を重視されるケースは少ない傾向にあります。

また、派遣会社の社員が自分を紹介してくれるケースもあるため、面接や書類は不要です。

②派遣会社に提出する履歴書には志望動機は必要ない

一般的に、派遣会社に提出する履歴書には志望動機の記載が求められません。

そもそも、志望動機は企業で何を成し遂げたいかをアピールする書類のため、派遣では必要とされないケースがほとんどです。

派遣会社は、派遣先企業に紹介するためにあなたのスキルや経験を重視しており、志望動機はそれほど重要視ではないと言えるでしょう。

③派遣先企業の面接で志望動機が聞かれることはない

派遣先企業での面接や顔合わせの場でも、通常は志望動機について詳しく聞かれません。

そもそも、派遣先の企業が社員を選考するのは法律で禁止されています。

そのため、企業側が重視するのは、あなたのスキルや条件が、応募した仕事にどれだけマッチしているかが重要です。

④雇用形態によって志望動機のとらえ方が大きく異なる

正社員や契約社員の場合は、企業との長期的な関係を築ける人材を求めているため、志望動機が採用の重要な要素です。

一方、派遣の場合は、特定の期間やプロジェクトに対するスキルの提供が主な目的であるため、志望動機は重要視されません。

また、派遣会社が応募者のスキルや実務経験を見て、派遣先に推薦しているため、熱意や志望理由は不要です。

⑤重視されるのは「条件の一致」や「スキルの一致」

派遣の雇用において、企業が重要視するのは志望動機よりも、あなたのスキルや希望する条件が仕事にどれだけ合っているかです。

特に「働ける時間帯」や「給与条件」、「過去の職歴や経験」が採用の決め手になるケースがほとんどですよ。

そのため、仕事に対する熱意は、自分のスキルや経験、働ける時間帯などに反映させて応募しましょう。

そもそも履歴書の必要性とは?記載する項目を解説

派遣登録において、履歴書は必須の書類です。

履歴書には基本的な個人情報や職歴、保有する資格などの重要な情報が含まれており、派遣会社が適切な仕事を紹介するための重要な資料ですよ。

履歴書の作成は、派遣会社から手書きかパソコンを使って入力するかの2パターンで求められます。

また、履歴書を必要としていない場合でも、氏名や学歴、職歴を聞かれる場合があるので、ある程度準備しておきましょう。

派遣の面接・顔合わせで志望動機を聞かれるシーン

派遣社員として働く際にも、場合によっては志望動機を求められるケースがあります。

特に派遣先企業や派遣会社との面談で志望動機を求められる場面があるでしょう。

以下に、派遣でも志望動機が必要になる場面について、具体的なシチュエーションを解説していきます。

  1. 派遣会社の担当者との顔合わせ
  2. 紹介予定派遣での面接

①派遣会社の担当者との顔合わせ

派遣会社との顔合わせの際に、志望動機を簡単に伝えるケースがあります。

顔合わせの際は「なぜその派遣会社を選んだのか」や「どんな仕事を希望しているのか」について聞かれますよ。

派遣先で担当者との顔合わせがある場合は、ポジティブな姿勢を見せより良いマッチングを期待しましょう。

②紹介予定派遣での面接

紹介予定派遣の場合、最終的には正社員や契約社員への登用を前提としているため、志望動機が求められます。

派遣先で紹介を受けた場合、通常の派遣と異なり、企業に対して長期的にどう貢献ができるかをアピールしてください。

スキルや過去の経験をもとに、企業にどう貢献できるかを具体的に説明できれば、長期的な付き合いにもつながるでしょう。

志望動機以外に派遣社員がアピールするおすすめポイント

派遣社員としての採用面接や顔合わせでは、志望動機以外にも強くアピールできるポイントがあります。

ここからは、志望動機に代わる重要なアピールポイントについて見ていきましょう。

  1. 職歴や具体的な経験
  2. 保有資格やスキル
  3. 希望するキャリアプランや働き方
  4. 協調性・対応力の積極的なアピール

①職歴や具体的な経験

派遣社員としてアピールすべき最も重要なポイントは「職歴」や「具体的な業務経験」です。

過去に培ってきた経験やスキルが、応募する仕事にどの程度役立つかを明確に伝われば、採用される確率が高まります。

派遣として志望動機を伝える場合は、仕事に対してどう貢献できるか重要視して考えてください。

下記に履歴書や具体的な経験をアピールする志望動機の例文を紹介します。

これまで、事務職として5年以上の経験を積んでまいりました。
特に、データ入力や顧客対応、書類作成など、迅速かつ正確に業務をこなすことに自信があります。
前職では、月間の業務効率を20%向上させるプロジェクトを成功させ、チームの信頼を得ることができました。
今後も、これまで培ってきた経験とスキルを活かし、貴社の発展に貢献したいと考えております。
また、新しい環境でのチャレンジを通じて、さらなる成長を目指していきたいと強く思っております。何卒、よろしくお願いいたします。

②保有資格やスキル

特に技術職や専門職での派遣の場合、保有している資格やスキルが重要なアピールポイントです。

職歴が同で携われる仕事が同じだとしても、資格で証明できたほうが採用される可能性が高まります。

そのため、過去に得た資格やスキルが、派遣先での業務にどう貢献できるかを下記例文をもとに具体的に説明しましょう。

私は、簿記2級とExcel上級者資格を保有しており、経理やデータ分析業務に強みを持っています。
前職では、これらのスキルを活かし、売上データの管理や分析、月次決算のサポートを担当し、業務効率化に貢献しました。
また、Excelでは関数やピボットテーブルを駆使し、迅速かつ正確なレポート作成が可能です。
今後は、これまでの知識や経験を活かし、貴社の業務改善やプロジェクトに貢献したいと考えております。
引き続き、新しいスキルの習得にも積極的に取り組み、さらなる成長を目指してまいります。

③希望するキャリアプランや働き方

派遣社員として働く理由や、将来的にどんなキャリアを目指しているのかを伝えましょう。

長期的に働き、派遣先に貢献できる内容であれば、採用率が高くなりやすいです。

また、派遣会社や派遣先企業が、あなたのキャリアプランに合った仕事を紹介する手助けにもなるでしょう。

下記に例文を記載しておくので、参考にしてください。

私は、専門性を高めながら柔軟な働き方を実現することを目指しており、そのために派遣での勤務形態を選びました。
これまで培ったスキルを活かしつつ、新たな分野にも積極的に挑戦し、キャリアの幅を広げたいと考えています。
特に、プロジェクトごとに異なる環境で経験を積むことで、業務の多様性に対応できるスキルを磨き、今後も成長を続けていきたいと思います。
また、ワークライフバランスを重視し、集中して業務に取り組むことで高いパフォーマンスを発揮できると考えています。
貴社での経験を通じて、自己成長とキャリアアップを目指していく所存です。

④協調性・対応力の積極的なアピール

職場での協調性や対応力も、派遣先での業務を円滑に進めるためには欠かせません。

特に、新しい職場環境にすぐに順応できる能力や、チームでのコミュニケーション能力が高いことのアピールは効果的です。

逆に、職務にもよりますが、仕事中にコミュニケーションが取れないと、次から来なくて良いと言われるリスクもあります。

そのため、協調性やコミュニケーションが取れる内容は、魅力的なアピールポイントとなるでしょう。 

私は、チームワークを重視し、協調性を持って働くことを大切にしています。
前職では、異なる部署や職種のメンバーと連携し、プロジェクトを成功に導いた経験があります。また、迅速な対応力も私の強みです。急な依頼や変更にも柔軟に対応し、限られた時間の中で最善の結果を出すために行動してきました。貴社でも、この協調性と対応力を活かして、チームの一員として円滑なコミュニケーションを図り、業務の効率化や問題解決に貢献できると考えております。どうぞよろしくお願いいたします。

【思いつかない人必見】志望動機を聞かれたときの回答ポイント

志望動機が特に思いつかない、または難しいと感じる方に向けて、どう答えれば良いか具体的なポイントを紹介します。

経験の有無に関わらず、前向きな回答を心掛ければ、好印象を与えられるでしょう。

ここからは、志望動機を聞かれても思いつかない場合の回答ポイントを解説していくので参考にしてください。

  1. 業界・業種ですでに経験がある場合
  2. 未経験の業界・職種の場合

①業界・業種ですでに経験がある場合

過去に同じ業界や業種で働いた経験がある場合、経験を活かせる意思を強調しましょう。

「前職で培った経験を活かして、さらにスキルアップを目指したい」など、ポジティブな姿勢を示してください。

なお、前職を辞めた理由をネガティブな表現で伝えると「自社も同じ内容で退社する」などの思考に至ってしまいます。

そのため、前職での経験を志望動機として伝える際は、ポジティブな言葉に置き換えて伝えるようにしましょう。

私はこれまで〇〇業界で3年間の経験を積んでおり、特に〇〇の分野での専門知識と実績を持っています。
前職では、〇〇プロジェクトを担当し、チームをリードして売上を10%向上させる成果を上げました。
この業界の業務フローや市場動向を深く理解しており、貴社での業務にも迅速に順応できる自信があります。
また、これまでの経験を基に、より大きな規模のプロジェクトや新しい挑戦に取り組むことで、さらなる成長を目指しています。
貴社の発展に貢献し、共に成長していける機会を強く望んでおります。

②未経験の業界・職種の場合

未経験の業界や職種に挑戦する場合は、「新しいことに挑戦したい」などの意欲や、「過去の経験を応用できる」などの前向きな姿勢を伝えましょう。

特に「学ぶ意欲」を強調できれば、企業に対して好印象を与えられます。

また、業界や職種に対して興味があるアピールもできるため、採用後の仕事に対する姿勢が良いと、社員としてスカウトされる場合もありますよ。

そのため、未経験でも仕事をしたい方は、前向きな姿勢を見せて仕事に貢献できるアピールをしてください。

私は、これまで〇〇業界での経験がありますが、新たに〇〇業界に挑戦し、さらなる成長を目指したいと考えています。
未経験ではありますが、これまで培った問題解決能力やコミュニケーションスキルは、どの業界でも活かせると信じています。
また、新しい分野での知識習得に対して非常に意欲的であり、迅速に業務に適応する自信があります。
貴社の理念や事業内容に共感し、この業界で自分の力を試し、貢献していきたいと強く感じています。
未経験だからこそ、柔軟な発想と積極的な姿勢で新たな価値を提供できると確信しています。

志望動機をポジティブに表現するコツ

志望動機は、どう表現するかによって、採用担当者に与える印象が大きく変わります。

ここからは、派遣の志望動機でネガティブな理由を避け、前向きに伝えるコツを例文つきで見ていきましょう。

  1. 「仕事内容が楽そうだった」のケース
  2. 「残業がない・定時で帰れるから」のケース

①「仕事内容が楽そうだった」のケース

たとえ仕事内容が「楽そう」と感じた場合でも、そのまま伝えるとネガティブに受け取られる可能性があります。

楽そうと感じた志望動機は、仕事に対する熱意を示せていないため、採用担当者に悪い印象を与えるでしょう。

代わりに「業務に無理なく取り組め、自分のスキルを発揮できると感じた」などの表現に変えれば、ポジティブな印象を与えられます。

以下例文を参考に、志望動機を作成してください。

貴社の〇〇の仕事内容を拝見し、自分のスキルや経験を活かしながら、効率的に働ける職場だと感じました。
無理なく業務を進めることで、継続的に高いパフォーマンスを発揮できると考えています。
また、落ち着いた環境であればこそ、細かな業務にも注意を払いながら、着実に成果を上げられると信じています。
効率的でストレスの少ない業務フローに魅力を感じ、仕事に集中できる環境で長期的に貢献したいと考え、応募いたしました。
これまでの経験を活かし、貴社で確実に結果を出していけると自負しています。

②「残業がない・定時で帰れるから」のケース

志望動機に残業がない・定時で帰れるからなどの内容が書かれていると、仕事に対しての姿勢が前向きでないことが伝わります。

残業が少ない印象が志望理由であったとしても、「ワークライフバランスを大切にしながら、仕事に集中して取り組めると感じた」などの表現に書き換えると、前向きな姿勢を伝えられるでしょう。

下記に志望動機としてNGな例を記載しておくので、自分が書いた文章を見比べて作成してみてください。

貴社に応募した理由は、残業がなく、定時で帰れる点に非常に魅力を感じたからです。
仕事とプライベートのバランスを大切にしたいと考えており、仕事が終わったらすぐに自分の時間を確保できる環境が、自分にとって理想的です。
また、働く時間を最小限に抑えながらも安定した収入を得たいと考えており、貴社の働き方が私の希望にぴったりだと思いました。
効率よく働き、無理なく長く勤めていける職場を探していたので、貴社でその希望が叶うことを期待しています。

履歴書の志望動機を上手に書くポイント

履歴書の志望動機を書く際に、どう点に気を付ければ良いのかについて、具体的なポイントを解説します。

ここからは、正直さやポジティブな表現を重視し、上手に書くポイントについて解説するので参考にしてください。

  1. 嘘はつかずに正直に記載
  2. ポジティブな印象を持たれるような内容・言葉遣いを意識

①嘘はつかずに正直に記載

志望動機を書く際は、嘘や過度な誇張を避け、正直に自分の考えを伝えてください。

顔合わせや面接などで志望動機を聞かれた際、嘘や過度な誇張をして応募した場合、内容を間違えないように話さなければなりません。

また、志望動機の内容で仕事を割り振られた際、自分がやりたい業務に当てられない可能性もあります。

採用後にミスマッチを防ぐためにも、自分の本当の気持ちを素直に書いてください。

②ポジティブな印象を持たれるような内容・言葉遣いを意識

ネガティブな理由で仕事を選んだ場合でも、できるだけポジティブに言い換えて志望動機を作成してください。

仕事を選んだ理由を「定時で帰れる」や「給料が高い」などで書いてしまうと、採用担当者に悪い印象を与えます。

たとえば「スキルアップのため」や「新しい環境で挑戦したい」などの前向きな姿勢を強調できれば、良い印象を与えられますよ。

そのため、志望動機を書く際は、ネガティブな印象を避け、ネガティブな内容や言葉遣いを心がけましょう。

派遣の志望動機は仕事に対する姿勢が重要

派遣登録や履歴書の提出時に、志望動機が必須かどうかは状況によりますが、派遣会社や派遣先企業で求められる場合もあります。

志望動機が必要な場合は、正直で前向きな姿勢を示し、スキルや経験が仕事に貢献できる内容を書くことが大切です。

また、志望動機以外にもスキルや経験、協調性の点で自己アピールできれば、派遣社員としての成功につながるでしょう。

本記事を参考に完成度の高い志望動機を作成してください!

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    編集部

    「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。