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【例文付き】ペットショップで評価される志望動機の書き方とは?ポイントと注意点も解説!

ペットショップで働くことを希望する際、動物が好きな気持ちも大切ですが、プラスアルファの理由が求められます。

実際、ペットショップに志望動機を出す際に、動物が好きな気持ちだけを書いて提出して不合格をもらってしまう方がいるのが事実です。

本記事では、ペットショップでの志望動機を書く際に抑えておきたいポイントや注意点を解説します。

ペットショップで働きたくても、志望動機の書き方がわからない方は参考にしてください。

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人事 鈴木

記事の監修者

人事 鈴木

新卒でベンチャー企業で求人広告の新規営業を経験 入社半年でテレアポ獲得数社内1位。新卒売り上げ1位を獲得。 その後Cmind groupの人事部に入社し、新卒採用を担当。 現在は学生の面談だけではなく採用戦略や広報にも携わっている。

紙谷

記事の監修者

紙谷

新卒1年目の段階では訪問営業でトップセールス獲得し、3階級役職をあげる。 現在は企業コンサルとキャリアアドバイザーを兼任。

目次

ペットショップ志望動機で通過率を上げる5つのポイント

ペットショップへの志望動機を書く際、ただ「動物が好き」の理由だけでは印象に残りません。

ここからは、通過率を上げるために重要な5つのポイントを解説します

  1. 「動物が好き」+αの理由を示す
  2. ペットショップの仕事内容に合わせた志望動機を述べる
  3. そのペットショップで働きたい理由を明確にする
  4. 自分のスキルや強みを活かせる場面を具体的に描写する
  5. ペットショップでの経験が将来のキャリアにどうつながるかを説明する

①「動物が好き」+αの理由を示す

ペットショップに応募する際に、単に「動物が好き」という理由だけを述べる人が居ますが、内容としては不十分です。

動物が好きな感情に加えて、なぜペットショップで働きたいのか、自分が仕事に貢献できるのかを具体的に説明する必要があります。

例えば、過去に動物を飼っていた経験や、ボランティア活動を通じて得た知識を付け加えると動物に関する知識があるとアピールできます。

動物が好きな気持ちは、ペットショップに志望動機を出す人の多くが該当するため、他に印象に残るような理由をつけましょう。

②ペットショップの仕事内容に合わせた志望動機を述べる

ペットショップでは、自分が応募する職種をよく理解し、業務にどう貢献できるのかを述べられるかが大切です。

接客や販売、動物の世話だけではなく管理業務、一言に店員といっても幅広い業務があります。

例えば、接客がメインのポジションなら、コミュニケーション力やお客様対応の経験をアピールできる内容だと、任せられる印象を与えられます。

③そのペットショップで働きたい理由を明確にする

数多くのペットショップがある中で、なぜその店舗を選んだのか具体的な理由は重要視される傾向にあります。

志望するショップの理念や取り扱っているペットの種類、サービス内容に共感した点を志望動機に盛り込むと、採用担当者に自分の店で働きたい意思が伝わります。

そのため、志望するペットショップに行ったりホームページを見たりして、志望先ならではの理由を探しましょう。

④自分のスキルや強みを活かせる場面を具体的に描写する

ペットショップでは、動物に関する知識だけではなく、他のスキルが求められます。

動物に関する知識があるアピールは良い印象を与えますが、コミュニケーションの能力が欠けていると、接客ができない人と判断されてしまいます。

志望動機を書く際には、自分の強みを活かせる具体的な場面を想像し、具体的にどう貢献できるかを述べましょう。

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⑤ペットショップでの経験が将来のキャリアにどうつながるかを説明する

志望動機の中で、ペットショップで働くキャリアがどう役立つかを説明しましょう。

例えば、将来は動物関連の職種に進みたいなど、具体的な目標を持っていると、本当に動物が好きな気持ちをアピールできます。

長期的なビジョンを持っている考えが伝われば、採用担当者にも好印象を与えられるため、採用後のビジョンを志望動機に取り入れましょう。

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ペットショップ志望動機を書く際の3つの注意点

志望動機を書く際には、単に熱意を伝えるだけでなく、いくつかのポイントに注意する必要があります。

ここからは、書き方の注意点を紹介し、NG例を避けるためのヒントを解説します

  1. 「動物が好き」だけを強調しない
  2. 志望企業ならではの動機を意識する
  3. ベガティブな表現はさける

①「動物が好き」だけを強調しない

「動物が好き」な気持ちだけを強調すると、他の応募者と差別化できません。

動物への愛情はもちろん大切ですが、応募先に勤務してからショップに貢献できるのかを、具体的なスキルや知識を交えた説明が求められます。

たとえば、動物のケア方法や接客スキルを仕事内容に活かせることなどを述べると良いでしょう。

②志望企業ならではの動機を意識する

多くのペットショップがある中で、なぜその企業を選んだのかが志望動機において大切なポイントです。

動物が好きで接客ができる志望動機だと、他の企業でもできると判断されてしまい印象に残りません。

企業の理念や特徴をリサーチし、他のショップではなくその企業で働きたい具体的な理由を志望動機に書くと説得力が増します。

特定の店舗や企業にしかない強みを見つけ、共感している内容を伝えて下調べをしたうえで応募しているとアピールしましょう。

③ネガティブな表現は避ける

志望動機には、ネガティブな表現は避けるようにし、前向きな姿勢を示す内容が求められます。

たとえば、前職に対する不満や、他の企業との比較を持ち出すようなネガティブな表現は避けましょう。

ネガティブな理由で前職を辞めたとしても、ポジティブな言い方に変えて志望動機に取り入れると印象が良く映ります。

ペットショップで必要な資格とスキルを紹介

ペットショップで働く際、必須ではないものの、あると有利な資格やスキルがいくつかあります。

以下4つの資格を取得している事実を志望動機に含めると、採用担当者に強い印象を与えやすくなるでしょう。

  1. 愛玩動物飼養管理士
  2. ペット販売士
  3. トリマー
  4. 家庭犬トレーナー

①愛玩動物飼養管理士

愛玩動物使用管理士を取得した方は、人と動物に関係学や疾病の予防、各動物の飼養管理など、専門的な知識を持っているとアピールできます。

資格を取得していると、ペットショップに居る動物の体調管理や、飼い主にわたってから苦労しないためにある程度のしつけができると判断されます。

資格を取得しているだけで、誤った知識を持っていないという印象を与えられますよ。

②ペット販売士

ペット販売士は、ペットの販売に関する知識とスキルを持つことを証明する資格です。

動物を始めて飼うお客様のために、正しい飼育方法の指導や動物愛護に基づいたアドバイスができるため、ペッショップ店員として求められるスキルが詰まっている資格といえます。

また、商業実務分野を率先して管理できる能力もアピールできます。

③トリマー

トリマーは、毛をカットしたり皮膚の状態を見たりできる、ペットの美容ケアを行う専門職です。

ペットショップによっては、犬や猫の毛をカットする技術が求められるため、トリマーの資格を持っていると、就職してからできる業務の幅が広がります。

④家庭犬トレーナー

家庭犬トレーナーは、犬のしつけや行動訓練に関する知識と技術を持っている事実を示す資格です。

犬を飼い始める人が増加傾向にありますが、ドッグトレーナーの資格を持っている人が不足しているため、将来性を含めて有望と判断されます

ペットショップだけではなく、将来的に犬に関係する仕事に就いて生活したいと考えている方におすすめです

ペットショップの仕事内容を知って志望動機に活かそう

ペットショップでの仕事は、動物をお客様に販売するだけではなく、仕入れや店舗運営など多岐にわたります。

仕事内容をしっかりと理解し、取得した資格やスキルを交えて志望動機を述べましょう

  1. 接客・販売
  2. 動物の世話・管理
  3. 商品の仕入れ・品出し
  4. 店舗運営と管理

①接客・販売

ペットショップでは、商品の販売やお客様との接客が主な業務の一つです

動物に関する知識を活かし、顧客のニーズに合ったアドバイスを提供するスキルが求められます。

ペットとの触れ合いだけでなく、お客様との信頼関係を築き、安心して購入してもらう必要があるため、コミュニケーション能力があることをアピールすると効果的です。

②動物の世話・管理

ペットショップでは、動物の健康状態を管理し、日々の世話も大切な仕事です

動物の食事や清掃、健康チェックなど、動物の福祉を第一に考えた対応が求められます。

動物を飼っていた経験や取得したスキルを交えて、動物の世話・管理ができるとアピールしましょう。

③商品の仕入れ・品出し

ペットショップでは、お客様が安心して選べるように、商品の仕入れや在庫管理も重要な業務です

動物用品や食品、アクセサリーなど、様々な商品を効率よく取り扱うための知識と、正確さが求められます。

物流や在庫管理の経験があれば強みとしてアピールできるため、エピソードや資格を交えましょう。

④店舗運営と管理

店舗全体の運営やスタッフの管理も、ペットショップの重要な業務です

責任感やリーダーシップが求められ、特に店舗の成長やサービス向上に貢献できる人材が求められます。

前職で店長をやっていたり、大学で経営を学んだ経験があれば積極的にアピールしましょう。

ペットショップの志望動機の例文を3つ紹介

ここでは、実際に使用できる志望動機の例文を紹介します。

  1. 例文①動物への愛とスキルを組み合わせた志望動機
  2. 例文②ペットショップでの原経験がきっかけの志望動機
  3. 例文③特定のペットショップを志望する理由を述べた志望動機

また今回は、現在も就活生を内定に導いている現役のキャリアアドバイザーが、3つの例文を本気で添削!どこに気を付けるべきか気になる人は、ぜひ参考にしてくださいね。

また、志望動機がそもそも書けずに困っている人は、就活マガジンの志望動機テンプレを試してみてください!まずはサクッと作成して、悩む時間を減らしましょう。

志望動機が既に書けている人には、添削サービスである赤ペンESがオススメ!今回のように詳細な解説付きで、あなたの回答を添削します。

例文① 動物への愛とスキルを組み合わせた志望動機

動物好きという想いを出発点に、具体的な経験とスキルを結びつけた志望動機の例文です。

ペットショップの特性を意識し、単なる情熱だけでなく「接客力」「提案力」をどう活かせるかを明確にすることがポイントです。

志望動機|動物への愛と実務スキル
【結論】私は、動物への愛情を活かしながら接客力も磨けるペットショップで、お客様と動物のより良い関係づくりに貢献したいと考え動物とお客様の双方に寄り添い、適切な提案とケアができる存在として活躍したいと考え、貴社を志望いたしました。
添削コメント|「より良い関係づくりに貢献」という表現を具体化し、動物にもお客様にも寄り添い「提案」と「ケア」で貢献する姿勢を明示することで、活躍のイメージを企業に伝わりやすくしました。
【根拠となるエピソード】小学生の頃から犬や小動物の飼育に興味を持ち、家では保護犬の世話を通じて「動物の状態を観察し、相手に合わせた関わり方をする」ことの大切さを学んできました。特に、保護犬を迎え入れた際には、体調の変化や不安な様子を見逃さないように観察を続け、安心できる環境づくりに取り組んだ経験があります。
添削コメント|「大切さを学んだ」などの抽象的な表現は印象に残りにくいため、「観察」「環境づくり」といった具体的な行動に言い換えることで、動物との関わりから得た学びを説得力あるエピソードとして提示しました。
【エピソード詳細】大学では動物福祉を学びながら、地域のペットショップでアルバイトを経験しました。そこでは、お客様の話を丁寧に聞き、生活スタイルに合ったペット用品を提案する接客を重視しており飼育環境やペットの性格に合わせて商品を提案したり、購入後の使い方を丁寧に説明したりすることを心がけていました。動物に関する知識だけでなく、コミュニケーション力や提案力の重要性も実感しました。
添削コメント|「接客を重視しており」は自分の行動ではなく店全体の方針に見えるため、「自分がどう工夫して接客したか」を主語にして書く形に変更しました。自分が実践したことはより具体的に表現しましょう。
【企業を選んだ理由】貴社は販売だけでなく、動物との暮らし全体を支える提案を行っておりペットの健康や暮らしをトータルでサポートする商品提案や飼育相談など、生活全体に寄り添ったサービスを提供しており、従業員教育にも力を入れている点に魅力を感じました。お客様にも動物にも誠実に向き合う姿勢に共感しております。
添削コメント|「暮らし全体を支える提案」は抽象的で他社でも言える表現です。志望先が独自に行なっているサービス内容(商品提案・飼育相談など)に触れることで、企業研究の深さと志望理由の明確さが伝わる構成に修正しました。
【入社後】入社後は、動物に関する知識をさらに深めると同時に、接客や販売スキルを磨き、お客様とペットが安心して暮らせるサポートができるスタッフを目指します。飼育環境や悩みに応じた提案を通じて、お客様とペットがより快適に暮らせるよう支援できるスタッフを目指します。
添削コメント|「安心して暮らせるサポート」は抽象的で、どのように支援するかが見えません。提案を通じた支援という手段を加えることで、入社後の行動イメージとスキルの活用方針が伝わりやすくなります。

【NGポイント】「動物が好き」「役に立ちたい」といった抽象的な表現が多く、あまり活躍する姿をイメージしきれない文章が目立ちました。また、自分の経験やスキルも伝わりづらくなっていました。

【添削内容】抽象的な表現を削除・言い換えし、自分の経験や行動が伝わる内容に調整しました。特に、ペットショップでの接客を行なったエピソードに関しては、主語を「自分」に切り替え、明確なアクションと成果が伝わるよう工夫しています。

【どう変わった?】採用担当にとって、学生の「動物への想い」と「実践力」がバランスよく伝わる内容に仕上がっています。単なる動物好きを超え、企業で即戦力として働く姿がイメージできる構成となり、説得力と納得感が高まりました。

【今回の志望動機のコツ】
・過去経験から即戦力をアピールする
・抽象的な表現をなるべく減らす

・どのように活躍したいのかを書く

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例文② ペットショップでの原体験がきっかけの志望動機

過去にペットショップで経験したことをきっかけに、ペットショップ店員を目指した人の志望動機例文です。

過去の経験について、5W1Hを元に具体的に表現し、その経験がが自分にとってどれだけ大きかったのかを主張していきましょう。

志望動機|ペットショップでの経験がきっかけ
【結論】私は、動物と飼い主の双方に寄り添い、最適な出会いをサポートできるそれぞれに合った動物との出会いを丁寧に提案できるペットショップの仕事に魅力を感じ、志望いたしました。
添削コメント|「最適な出会いをサポート」という表現はやや曖昧な印象を与えるため、仕事内容が伝わるよう「ペットとの出会いを丁寧に提案できる」と具体化しました。志望動機の冒頭で業務理解の深さを示すと高評価に繋がるため、接客視点を入れることで印象付けています。
【根拠となるエピソード】幼少期から犬を飼っており、家族同然の存在として生活してきました。中でも、初めてペットショップで出会った日のことが強く印象に残っています。その中でも、家族で訪れたペットショップで初めて犬を迎えた経験が、特に印象的でした。
添削コメント|ペットショップでの経験について「印象に残った」でも伝わりますが、いつ・誰と・何があったかをさらに明確にしました。「共感しやすい日常的なエピソード」+「明確なシーン提示」が、根拠の説得力を高めるポイントになります。
【エピソード詳細】当時、スタッフの方が家族構成や住環境を丁寧に聞き取ったうえで、性格の合いそうな犬を提案してくれました。そのおかげで、今でも家族として絆を深められていると感じています。その後、私たち家族にとってその犬はかけがえのない存在となり、適切な提案をしてくれたスタッフの対応に深く感銘を受けました。この経験から、ペットショップは動物と人の幸せな暮らしをつなぐ重要な役割を担っていると実感しました。
添削コメント|「絆を深めた」という個人の想いだけでなく、「スタッフの提案に感銘を受けた」というペットショップとの繋がりを印象付けました。自分が体験から何を得て、その職業にどう結びつけているのかを示すことで、志望動機との繋がりが分かりやすくなります。
【企業を選んだ理由】貴社は飼育環境の衛生管理や接客の丁寧さに定評があり、お客様に安心してペットを迎えていただく体制が整っていると感じました。特に、店舗スタッフの教育に力を入れている点に魅力を感じました。中でも、スタッフの方が動物の知識だけでなく接客スキルを丁寧に学べる研修制度がある点に惹かれました。
添削コメント|「教育に力を入れている」という言い回しは曖昧で、企業理解の浅さが伝わってしまいます。具体的な制度や方針に言及し、自身の志望動機と接点を作ることで、「なぜその企業か」に説得力が生まれます。
【入社後】入社後は、ペットの健康状態や特性に関する知識を深め、最適なアドバイスができるスタッフを目指します。そして、お客様とペットの幸せな時間を支える存在として貢献したいです。また、接客を通じてお客様一人ひとりに寄り添い、長期的に信頼されるスタッフとして店舗の質の向上にも貢献したいと考えています。
添削コメント|「お客様とペットの幸せな時間を支えたい」という抽象表現では、具体的な行動が見えにくいため、接客視点や店舗への貢献といった実務的な目標を補足しました。入社後のビジョンは、実行可能性や業務理解の深さが重視されます。

【NGポイント】曖昧な言い回しが多く、職種理解をアピールしきれていませんでした。また、志望先を選んだ理由においても漠然とした表現に留まり、独自性や理解が伝わりにくい内容となっていました。

【添削内容】抽象表現を具体化し、経験や企業理解に裏付けされた言葉に置き換えました。たとえば「丁寧に提案するスタッフ」「接客スキルの研修制度」など、行動や制度に基づいた具体表現を用いることで、内容の納得感とリアリティを強化しました。

【どう変わった?】ペットショップの業務理解や、企業との接点が明確になったことで、「この人がどう活躍するか」を具体的に想像しやすくなりました。評価されにくい表現が減り、志望理由としての説得力が大きく高まったといえるでしょう。

【今回の志望動機のコツ】
・経験と志望理由を結び付ける
・経験には背景を添える
・ 具体的な制度に触れて企業理解を示す

例文③ 特定のペットショップを志望する理由を述べた志望動機

動物への思いや接客に対する関心を軸に、特定のペットショップで働きたいと考えている方の志望動機例文です。

自分の経験と志望先の特徴を自然につなげる工夫を意識してくださいね。

志望動機|特定のショップを志望
【結論】私は、お客様とペットの架け橋となり、安心して動物を迎えられる環境を提供したい信頼できる知識と接客を通じて、動物とお客様のより良い暮らしをサポートしたいと考え、貴社を志望いたしました。
添削コメント|「安心して迎えられる環境を提供したい」は抽象的でしたが、「知識」と「接客」という具体的な手段を提示し、ペットショップに求められる役割とリンクさせたことで、説得力が高まりました。冒頭で目的と志望先の特徴がつながることで、採用担当への印象も強まります。
【根拠となるエピソード】幼少期に飼っていた犬が体調を崩した際、近所のペットショップのスタッフが親身に相談に乗ってくださった病状に合わせて適切なフードやケア方法を提案してくださり、安心できるアドバイスをいただいた経験があります。
添削コメント|「親身に相談に乗ってくれた」だけでは状況が抽象的で、読者は「何がどう良かったのか」が想像しづらくなります。改善後は「提案内容」や「安心につながった理由」を加えることで、エピソードがよりリアルになり、志望動機としての根拠に深みが生まれました。
【エピソード詳細】当時は不安でいっぱいでしたが、スタッフの方がペットフードの選び方やケア方法を丁寧に教えてくださり、その支えが心に残っています自分にとって大きな安心に繋がりました。この経験から「動物のことを一番に考えながら、人にも寄り添える仕事」に強く惹かれるようになりました。
添削コメント|「スタッフの方の配慮が心に残っている」だけでなく、その出来事が「安心感」として本人に与えた影響を明確にし、読み手にもその重要性が伝わるようにしました。自己の価値観形成に繋がった背景としても説得力があります。
【志望先を選んだ理由】中でも貴店は、スタッフ全員が動物の健康や適切な飼育環境を第一に考えて接している点に共感し、他の店舗と比較しても安心して任せられると感じました。また、お客様に対しても知識をもとにした丁寧な接客を大切にされており、自分もそうありたいと思いました 「家族として迎える」という意識を持って提案する接客スタイルに惹かれ、自分もその一員として信頼される存在になりたいと感じました
添削コメント|他の店舗にも使いまわせる内容にならないよう、具体的な企業の姿勢や接客理念に触れたうえで自身の価値観との接点を示しました。これにより、「この店舗だからこそ志望する」理由が明確になっています。
【入社後】入社後は、動物の健康や習性に関する知識を深めるとともに、お客様一人ひとりに信頼されるスタッフを目指して努力してまいりますペットと暮らすうえでの不安や疑問に丁寧に寄り添い、お客様が安心して購入・相談できるような接客を通じて、信頼されるスタッフを目指してまいります
添削コメント|入社後の内容は意欲は伝わるものの、「どのように信頼を得るか」が曖昧でした。改善後は「安心」「購入・相談」「丁寧な対応」など、具体的な場面を示すことで、働く姿勢が明確になり、採用後の活躍イメージも浮かびやすくなりました。

【NGポイント】志望動機全体において主観的・感情的な表現が多く見られた点が課題でした。とくに企業を選んだ理由やエピソードの根拠が主観的で、就活生の感情が強く出すぎており、読む側にとって納得感が乏しくなっていました。

【添削内容】読み手が状況をイメージしやすいよう、エピソードではより具体的な行動・場面・価値観に言い換えました。また、志望先についても他店との比較や独自の接客スタイルについて言及し、志望理由に具体性を持たせています。

【どう変わった?】動機のきっかけとなったエピソード→企業理解→将来の目標までがスムーズにつながる内容に改善されました。採用担当者から見て「この店舗を本気で選んでいる」と評価されやすい構成になっています。

【今回の志望動機のコツ】
・ 過去の状況は5W1Hを使って具体化
・志望先ならではの特徴に触れる
・入社後の行動もなるべく具体的に描く

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ペットショップの志望動機で避けるべきNG例を3つ紹介

ここからは、ペットショップの志望動機でよくあるNG例を紹介します。

  1. 動物が好き」だけをアピールしている
  2. 給料や待遇面の条件だけを理由にしている
  3. 志望する店や職種に合っていない

①「動物が好き」だけをアピールしている

動物が好きな気持ちだけを伝えるのは不十分です。

具体的なスキルや知識、貢献できる点を述べないと、他の応募者との差別化ができません。

私は小さい頃から動物が大好きで、家でも犬や猫を飼っており、動物と過ごす時間がとても楽しいと感じています。

動物をお世話するのが好きなので、ペットショップで働くのは自分にぴったりだと思いました。

動物と一緒に仕事ができる環境に憧れており、犬や猫、他のペットたちに囲まれて働けることが楽しみです。

動物が好きという気持ちは誰にも負けないので、その思いを活かして頑張りたいです。

②給料や待遇面の条件だけを理由にしている

給料や待遇だけを理由に志望動機を述べるのは、ネガティブな印象を与える可能性があります。

もちろん、働く職場なので条件は大切ですが、企業や仕事内容には全く興味が無いマイナスな印象を与えてしまいます。

私が貴店を志望した理由は、給料や待遇が他のペットショップと比較して非常に良いと感じたからです。

休日も多く、勤務時間も自分の生活に合っているため、働きやすそうだと思いました。

また、福利厚生が充実しており、安定した収入を得られることが魅力的です。

私は給料が高い職場で長く働きたいと考えており、貴店であればその希望が叶えられると感じています。
良い待遇を活かしながら、無理なく働き続けたいと思います。

③志望する店や職種に合っていない

応募先の店舗や職種の特性に合わない志望動機を書くと、適切な応募ではないと見なされる可能性があります。

志望動機がペットショップに合っていないと判断されると、相手にされにくくなるため、書類選考の時点で通らない恐れがあります。

体力に自信があり、これまで工場での肉体労働を中心に働いてきました。

そのため、ペットショップでも重い荷物を運んだり、動物のケージを掃除したりといった力仕事ができると考えています。

貴店で働くことで、これまでの力仕事の経験を活かせると思いますし、動物が好きなので楽しく働けそうです。

事務作業や接客は得意ではありませんが、体力を活かした業務で貢献できると自負しています。

ペットショップの社員に向いている人の4つの特徴

ここからは、ペットショップの社員に向いている人の特徴について解説します。

  1. 動物への感情移入をコントロールできる人
  2. 動物が好きで感情を持って接することができる人
  3. 強い責任感を持って仕事に取り組む人
  4. 人と接することが好きでコミュニケーション力がある人

①動物への感情移入をコントロールできる人

ペットショップでは、動物に対する愛情はもちろん大切ですが、時には冷静な判断が求められる場面もあります

お客様が飼う際に、自分が管理していた動物と離れると考えると、心苦しくなる人が居ます。

そのため、感情移入しすぎずプロフェッショナルとして、動物とある程度の距離を置ける人が向いていると言えるでしょう。

②動物が好きで愛情を持って接することができる人

ペットショップで働くには、動物に対する愛情が不可欠です

動物のケアや世話をする際には、動物の気持ちを考えながら優しく接する行動が求められます。

そのため、種類に関わらず動物が好きな人はペットショップの勤務に向いていると言えるでしょう。

③強い責任感を持って仕事に取り組む人

動物の命を預かる仕事である以上、強い責任感を持って仕事に取り組める人を求めています

ペットショップの仕事では、動物の健康や安全を守るため、常に気を配り、責任感を持って取り組む必要があります。

また、寝坊や無言欠席は、動物の管理が行き届かない可能性が高まるため、ペットショップには責任感の強い人が向いていると言えるでしょう。

④人と接することが好きでコミュニケーション力がある人

ペットショップでは、動物だけでなくお客様とのコミュニケーションも非常に重要な仕事です

お客様が求める情報やサービスを適切に提供できるよう、しっかりとしたコミュニケーションスキルが求められます。

また、お客様の要望を聞き出し、適切な商品を紹介するのも仕事の一つです。

行ったことがないペットショップの志望動機はどう書けばいい?

志望するペットショップに実際に訪れたことがない場合でも、しっかりとした志望動機は書けます。

ここからは、行った経験がないペットショップの志望動機の書き方とポイントを紹介します

  1. 時間があればお客さんとして行ってみる
  2. 行ったことがない場合でも正直に伝える

①時間があればお客さんとして行ってみる

時間があれば、実際にそのペットショップを訪れてみるのが良いでしょう

店内の雰囲気やスタッフの対応、取り扱っている商品やサービスを知るだけで、志望動機をより具体的に書く材料が手に入ります。

転職や就職活動で忙しい時期ですが、時間を見つけて応募先の店舗へ訪れるのをおすすめします。

②行ったことがない場合でも正直に伝える

もし訪れる時間がない場合は、行ったことがない事実を正直に伝えた上で、応募先の評判やウェブサイトを参考にして志望動機を書くと良いでしょう。

実際に店舗を見た経験がない人は、訪れた人と比べると熱量がないと判断されてしまいます。

そのため、店舗へ訪れられない人は、インターネットで下調べをしっかりしたうえで志望動機を書きましょう。

ペットショップの志望動機は好きな気持ちと+αの理由が大事

ペットショップへの志望動機を書く際には、動物への愛情に加えて、具体的なスキルやキャリアの目標、企業の特徴に共感した点を示しましょう

また、企業リサーチを怠らず、ネガティブな表現を避け、好印象を与える志望動機の作成が求められます

ペットショップで働いた際に、自分のスキルや目標をどう達成できるのかを明確に述べ、採用担当者にあなたの強い意欲を伝えましょう。

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    「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。