【例文3選】最終面接での意思確認の理由は?返答のポイントも紹介!
就活で最終面接まで来たら、もう内定獲得は目の前です。しかし最終面接で入社するつもりか質問されると聞いて、悩んでいる人もいるのではないでしょうか。
意思確認の質問には、自信を持って返答することが重要です。
そのため本記事では、最終面接で担当者が入社意思の質問をする意図や返答方法などを解説します。
最終面接への準備で悩んでいるなら、ぜひチェックしてくださいね。
最終面接の目的は会社によって異なる
就活の最終面接の目的は、会社ごとに異なります。入社意思の最終チェックだけでなく、しっかりと選考を行うケースも多々あるのです。
最終面接で不合格になるケースもあるので、決して軽く見てはいけません。
最終面接に行けたからといっても気を抜くことなく、選考されている自覚を持って取り組むことをおすすめします。
最終面接の所要時間は、30分程度であることが多いといえます。
また、それまでの面接では比較的若手の社員が面接官を務めることも多かったでしょうが、最終面接では役員以上が担当することが一般的です。
企業が最終面接で入社意思確認をする理由2つ
ここでは、採用担当者が最終面接で意思確認をする意図を以下の2つに整理して紹介します。
- 入社意欲の度合いを確認するため
- 辞退の可能性を知りたいため
自信を持って対応するには質問の意図を理解することが大切なので、ここでチェックしておきましょう。
①入社意欲の度合いを確認するため
採用担当者が最終面接で入社意思を問う意図としてはまず、入社意欲の度合いのチェックが挙げられます。
もちろん優秀な人材は求められていますが、自社に貢献してくれるかどうかチェックするうえでは入社意欲が高さも重要な要素でしょう。
担当者からしてみれば、最終面接は就活生の考えを見極められる最後のチャンスです。
最後に入社意欲が高さを見極めるために、入社意思のチェックをはっきりと言葉にして行うと考えられます。
②辞退の可能性を知りたいため
意思のチェックをあえて行う意図としては、入社辞退のリスクについてチェックすることも挙げられます。
担当者としては、内定を出した就活生にはそのまま入社してもらいたいところです。
内定を辞退されると、別の就活生に声をかけたり新たに採用活動をしたりと、今後の人事戦略に影響が出てしまいます。
そのため内定を出す前に就活生について見極められる最後の機会に、入社意思についてできるだけはっきりと把握したいと思っているのです。
最終面接で意思確認された際の対応のポイント2選
ここでは、最終面接で意思確認された際の対応のポイントとして以下の2点を紹介します。
- 自信を持って入社意思をはっきりと伝える
- 理由を具体的に伝える
①自信を持って入社意思をはっきりと伝える
最終面接で意思を問われた場合、入社意思をはっきり伝えることが大切です。あいまいに返答すると、入社するつもりがあまり無いとみなされかねません。
入社意欲が低いと判断されると、場合によっては不合格にされる可能性もあると考えておくべきです。
内定をうけたあとでも、入社の辞退は可能です。もちろんマナーを守って早期に返答すべきですが、内定の辞退は法的にも許されています。
内定をもらわない以上は入社できないので、迷うならまず入社のつもりがあるとはっきり伝えておくことが重要でしょう。
②理由を具体的に伝える
入社意思を伝える際には、入社したいと考えた理由についても説明することをおすすめします。
理由も添えることで、入社意志の強さをよりアピールできるためです。
ただ「入社したいです」とだけ伝えても、担当者からしてみれば「本当に入社してくれるのか分からない」と信用しきれないものでしょう。
入社意欲を判断されていることは忘れず、なぜ他社ではないのか具体的に説明できるようにしておいてください。
最終面接の意思確認でよくある質問・回答例3選
ここでは、最終面接の意思確認でよくある質問を以下の通り3通り紹介し、それぞれに対する解答例を紹介します。
①「第一志望ですか? 」
<OK例文> 「はい、御社が第一志望です。ご縁があれば、御社に入社したいと考えております。現在他社の選考を数社受けていますが、あくまでも御社を第一志望としているため、内定をいただけたら辞退したいと考えております。」 |
<NG例文> 「御社も含めて他にも3社の選考を受けており、どの企業も魅力的であることから現状は判断できません。第一志望については、回答を保留させていただけたら幸いです。」 |
第一志望について聞かれたら、迷わずに「御社が第一志望です」と答えるべきです。
本当は第一志望ではなかったとしても、あいまいな返答や「第一志望ではありません」といった返答をしてしまうと印象を悪くしてしまいます。
他社の選考を受けていることを伝えても問題ないので、「御社が第一志望」のスタンスを曲げないようにしましょう。
②「もし内定を出したらご入社いただけますか」
<OK例文> 「はい。ぜひとも承諾させていただき、御社に入社したいと考えております。就職活動を始めた当初より御社を第一志望としていましたので、ぜひ御社の一員として業績に貢献できたらと思います。」 |
<NG例文> 「現在はまだ就職活動の途中であり、正直申し上げて悩んでおります。内定をいただけることはもちろん大変嬉しいのですが、他社の選考結果もチェックしたうえでないと返答できません。」 |
悩んでいると正直に伝えても、高評価をしてくれる可能性はゼロではありません。
しかし悩んでいると伝える場合は事情を明確に説明し、誠実さをしっかりと印象付けることが重要です。
③「内定後は、就職活動はどうしますか?」
<OK例文> 「はい。御社の○○に惹かれて第一志望として就活をしてきました。そのため、内定をいただいたらその時点で他社の選考は辞退したいと考えています。」 |
<NG例文> 「まだ他社の選考も受けておりますので、この段階で明確な返答はできません。他社の選考が終わったタイミングで、最終的な結論を出したいと思っております。」 |
いわゆる「オワハラ」とも取れる質問内容ですが、就活生としては「はい」と即答するのがベストです。
「就活を続けます」と返答しても本来は問題ないのですが、大切な最終面接でわざわざ損をするような返答をする必要はありません。
ただし就活を続けると言ってあからさまに態度を変えられた場合、ひどいようなら大学の相談窓口や新卒応援ハローワークなどに相談しましょう。
最終面接への準備のポイント5つ
最終面接で意思確認がないことは多々あります。その場合も合格の可能性はあるので、想定される質問の対応もしておく必要があるでしょう。
ここでは、最終面接に向けた準備のポイントを以下の5つに整理して紹介します。
- キャリアプランを伝えられるようにしておく
- 逆質問を用意しておく
- これまでの面接を振り返っておく
- 業界・企業研究を改めてしておく
- 志望動機をより明確にしておく
①キャリアプランを伝えられるようにしておく
最終面接に向けてはまず、キャリアプランを伝えられるよう準備しておきましょう。最終チェックだけでなく、しっかり選考を行うケースもあります。
最終面接前に改めて企業研究を実施し、未来の展望を練り上げておくことが重要です。
今後の展望について自分なりに描いておくことは、入社後に目的意識をもって業務に取り組むためにも欠かせません。
そのためもし最終面接で聞かれなかったとしても、展望について考えておくこと自体は大切だと考えられます。
②逆質問を用意しておく
最終面接に向けては、逆質問を用意しておくこともおすすめします。
逆質問を求められて「特にありません」と返答してしまうと、入社への想いの強さをアピールできないためです。
その場で思ったことを質問するよりも、事前に準備しておいた方が安全でしょう。的外れな質問をすると、かえって評価を落としてしまうためです。
経営方針や理念、面接官の考え方などに関する質問を事前に用意しておいてください。
③これまでの面接を振り返っておく
これまでの面接を振り返っておくことも、最終面接に臨むにあたっては重要なポイントです。
これまでの面接における返答と最終面接での返答に大きな食い違いがあると、担当者に不信感を与えてしまいます。
これまでの面接で答えられなかったことがあれば、次は答えられるように準備しておきましょう。
また最終面接では、嘘や誇張はNGです。最終面接ではありのままの自分で、誠実かつ丁寧に対応するようにしましょう。
④業界・企業研究を改めてしておく
最終面接の前には、業界・企業研究を改めてしておくことも大切です。同業他社の動向や業界の時事問題にも目を通しておくようにしましょう。
応募先企業について以下のような観点で同業他社との違いを整理しておくと、認識が深まります。
- 理念
- 事業内容
- 社風
- 業界内での立ち位置
⑤志望動機をより明確にしておく
最終面接に向けた準備としては、志望動機をより明確にしておくことも大切です。これまでの面接でも、志望動機は質問されてきたかもしれません。
しかし最終面接においてはより深掘りされて質問される可能性があるので、決して安心はできないのです。
自己分析がしっかりとできていないと、就活を続ける中で主張が矛盾してしまうことは考えられます。
自己分析を改めて行って志望動機を深掘りし、面接官に自分の人間性や価値観をより明確に伝えられるように準備しましょう。
最終面接の意思確認に備えておきましょう!
最終面接で意思を問われるのは、就活生の入社意欲や内定辞退の可能性をチェックするためだと考えられます。
最終面接で聞かれたことには自信を持って答えられるように、事前準備をしっかりとするようにしましょう。
まずは志望動機を作ってみる
この記事を書いた人
編集部
「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。