新卒向け|履歴書の住所とふりがなの正しい書き方を徹底解説
「履歴書の住所って、ふりがなまで丁寧に書く必要があるの?」
実は、ふりがなの記載は単なる形式ではなく、採用担当者への配慮や書類の信頼性にも関わる重要な要素です。ふりがながあることで、読み間違いしやすい地名や建物名もスムーズに処理できます。
そこで本記事では履歴書の住所とふりがなに関する基本的な書き方から注意点、よくある質問までを網羅的に解説します。
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履歴書の住所欄にふりがなが必要な理由

履歴書の住所欄にふりがなを記入するのは、単なる形式ではありません。読み間違いを防ぎ、採用担当者がスムーズに処理できるようにするための大切な気配りといえるでしょう。
特に読みづらい地名やマンション名が含まれている場合、ふりがながあるかないかで印象も大きく変わります。ここでは、履歴書の住所欄にふりがなが必要な理由を4つの観点から説明します。
- 採用担当者が読み間違えずに処理できるため
- 誤認による情報ミスを防げるため
- 社会人としての丁寧さが伝わるため
- 書類全体の信頼感が増すため
① 採用担当者が読み間違えずに処理できるため
まず、企業があなたの住所を正確に把握するために、ふりがなは欠かせません。日本には、同じ漢字でも読み方が複数ある市区町村や町名が多く存在します。
たとえば「一宮」は「いちのみや」とも「いっく」とも読めます。また、難読地名や地元でしか通じない呼び方も珍しくありません。
そうした地名にふりがなが添えられていないと、採用担当者が読み方を誤って認識するリスクが高まります。
その結果、社内システムへの入力ミスや、郵送物の宛先間違いといった問題が起こる可能性もあるでしょう。ふりがながあることで、相手の手間を減らすだけでなく、自分に不利益が生じるのを防げるのです。
② 誤認による情報ミスを防げるため
履歴書に記載された住所情報は、採用後に社内のさまざまな部門で活用されます。
たとえば、連絡先一覧や給与関連の登録、福利厚生の手続き、さらには引越し手当や交通費の支給にも影響することがあるでしょう。
その際に、住所の読み方が不明確なままだと、担当者が誤って入力してしまうおそれがあり、訂正作業に手間がかかったり、書類が正しく届かなかったりするリスクもあります。
こうした事態は避けたいものです。ふりがなを添えておけば、住所の読み違いによるミスを未然に防ぐことができ、結果的に自分の負担も軽減されます。
見落とされがちですが、非常に重要なポイントといえるでしょう。
③ 社会人としての丁寧さが伝わるため
住所にふりがなを添えるという小さな配慮には、社会人としての基本的なマナーや姿勢が表れます。
ふりがながきちんと書かれていれば、細部まで手を抜かずに対応できる人物だという印象を与えられます。逆に省略されていると、全体が雑に見えたり、準備不足に思われたりする可能性もあります。
書類作成の場面では、「読みやすさ」や「わかりやすさ」が非常に重要であり、それに気を配れるかどうかは、企業にとって大きな判断材料となるでしょう。
第一印象は細部に宿るとよくいわれますが、まさにそのとおりです。ふりがな一つで、評価に差が出ることは珍しくありません。
④ 書類全体の信頼感が増すため
履歴書は、あなたの第一印象を形にした「顔」ともいえる存在です。履歴書の住所欄にふりがなを丁寧に記載することで、書類全体に対する信頼感が高まります。
採用担当者は日々多くの履歴書に目を通しています。その中で、丁寧に整えられた書類は一目でわかり、記載内容に対する信頼感も自然と高まります。
住所のふりがなをしっかり入れておくことは、自分の情報を正確に伝えることに加え、全体の完成度を高める要素にもなるでしょう。
こうした積み重ねが、採用の可否を左右する一因になるかもしれません。
履歴書における住所ふりがなの正しい書き方

履歴書に書く住所のふりがなには、いくつかの基本的なルールがあります。
見た目が整っていても、読みづらかったり誤解を生むような書き方になっていると、採用担当者の印象が下がってしまうかもしれません。
ここでは、ふりがなを正しく書くために押さえておきたいポイントを紹介します。
- 都道府県や市区町村にはふりがなが必要
- 丁目・番地・号にはふりがなは不要
- 建物名やマンション名にはふりがなが必要
- ふりがなの間にはスペースを空けて記載
① 都道府県や市区町村にはふりがなが必要
履歴書では、都道府県や市区町村といった地名部分に、ふりがなを添えることが基本です。特に、読み方に迷う可能性がある漢字や、地方特有の難読地名の場合は、ふりがながあると読み間違いを防げます。
実際に、「難波(なんば)」や「一宮(いちのみや)」などのように、読み方が複数ある漢字も少なくありません。こうした地名を正確に伝えるには、ふりがなによる補足が有効です。
採用担当者にとっても、正しく読み取るための手助けになり、事務処理がスムーズに進みます。
また、丁寧にふりがなを付けることで、書類全体の完成度が高まり、読みやすさと信頼性の両方を向上させることができるでしょう。
② 丁目・番地・号にはふりがなは不要
住所に含まれる「丁目」「番地」「号」といった数字の部分については、基本的にふりがなを付ける必要はありません。
これらは数字で表記されるのが一般的で、視認性や理解のしやすさから見ても、ふりがなを加えないほうが適切です。
仮に「2丁目3番地5号」に「にちょうめ さんばんち ごう」とふりがなを入れると、かえって文字が詰まって見づらくなり、採用担当にストレスを与える可能性があります。
特に限られたスペースに記入する履歴書では、情報の整理と見た目のバランスが重要です。必要以上のふりがなは省き、意味のある部分にのみ記載するよう意識しましょう。
③ 建物名やマンション名にはふりがなが必要
建物名やマンション名に関しては、ふりがなを記載するのが望ましいとされています。特に、英字やカタカナが含まれる名称は、読み方に個人差が出やすいため、誤解を防ぐ意味でもふりがなは有効です。
たとえば「グリーンハイツK2」という建物名では、「ぐりーんはいつけーつー」と補足しておくことで、誰が読んでも正確に把握できるでしょう。
また、建物名によっては地元の呼び方や独特の表記があるケースもあります。そういった場合にもふりがながあることで、採用担当が混乱せずに済みます。
読みやすさを優先した記載は、丁寧な人物であるという好印象につながるでしょう。見えにくい部分にも配慮ができる姿勢が、評価されるポイントになります。
④ ふりがなの間にはスペースを空けて記載
住所のひらがなは、適切に区切って記載することで読みやすさが向上します。ふりがなをただ書けば良いというわけではなく、見やすさを意識して適切に配置することも大切です。
特に、ふりがなが長くなる住所は、詰めて書くと、読みづらくなるおそれがあります。
例として「とうきょうとしぶやくさくらがおかちょう」と連続して書くよりも、「とうきょうと しぶやく さくらがおかちょう」と区切って書いたほうが断然読みやすくなるでしょう。
スペースを空けることで、読む側が情報をすばやく把握でき、ミスの防止にもつながります。履歴書は見る人の立場になって書くことが重要です。
その視点に立ったふりがなの書き方が、社会人としての姿勢を示す一つの要素になるでしょう。
「ふりがな」と「フリガナ」の違いとは?

履歴書を書くとき、「ふりがな」と「フリガナ」の違いに迷う人は少なくありません。どちらも読み仮名を意味しますが、使い分けには明確なルールがあります。
「ふりがな」はひらがなで表記し、「フリガナ」はカタカナで書くのが基本です。履歴書の各項目にどちらが指定されているかを確認し、その指示に従ってください。
たとえば「氏名(ふりがな)」と記載されていれば、ひらがなで、「氏名(フリガナ)」とあればカタカナで書く必要があります。逆にしてしまうと、形式に不備があると判断されるおそれがあるでしょう。
ふりがなとフリガナの使い分けは、基本的でありながら意外と見落とされがちです。正しく書くことは、丁寧さや常識のある印象を与えることにもつながります。
また、履歴書以外でもこのルールを意識しておくと安心です。記入前に欄の指示をよく確認し、適切な書き方を心がけてください。
履歴書の住所のふりがなはどこまで必要?

履歴書で住所のふりがなを書く際に、「どこまで書けばいいのか」と迷う人は多いかもしれません。すべてにふりがなをつける必要はなく、むしろ必要な箇所に絞った方が読みやすくなります。
ここでは、ふりがなを付けるべき範囲や注意点について解説しています。
- ふりがなは地名まででOK、番地以降は不要
- 読み間違えやすい地名・建物名にはふりがなが必要
- ローマ字やアルファベット入りの住所はひらがなで補足
① ふりがなは地名まででOK、番地以降は不要
住所のふりがなは、市区町村名などの地名までに付けるのが一般的です。
たとえば「東京都渋谷区」までにはふりがなを添えますが、その後の「1丁目2番地3号」といった数字部分には、基本的にふりがなは不要とされています。
数字で表される部分は、ふりがなを加えることでかえって読みづらくなる場合があるため、避けたほうが無難でしょう。
また、住所欄は限られたスペースで情報を伝える場であり、視認性やバランスも重要です。
必要以上にふりがなを増やすと見た目がごちゃごちゃしてしまい、かえって読みにくくなる恐れがあります。正確かつ簡潔に伝えることを意識して、ふりがなをつける範囲を絞りましょう。
② 読み間違えやすい地名・建物名にはふりがなが必要
履歴書に記載する住所の中には、読み方が複数ある漢字や、一般的には読みにくい難読地名が含まれている場合があります。そのような地名や建物名には、ふりがなを添えるのがマナーです。
たとえば「小豆沢(あずさわ)」や「生麦(なまむぎ)」など、地域に馴染みのない人にとっては正確に読めない可能性が高いです。
こうしたケースでは、ふりがなを添えることで誤読を防ぎ、相手に余計な確認の手間をかけずに済みます。また、建物名でも読みづらい名称が少なくありません。
特に、地元の不動産会社が独自に名付けたマンション名などは、読み方がわかりづらいものが多くあります。
採用担当者が一目で正しく読み取れるよう、迷いやすい箇所にはふりがなを加えるのがマナーといえるでしょう。
③ ローマ字やアルファベット入りの住所はひらがなで補足
建物名や住所の一部にローマ字やアルファベットが含まれている場合、それを補足する形でひらがなを付けると親切です。
たとえば「メゾンABC」のような表記であれば、「めぞんえーびーしー」とふりがなをつけておくことで、誰が見ても読み方が明確になります。
それにより、担当者がスムーズに処理しやすくなり、細部に気を配れる人物だという印象を与えられられるでしょう。
このような表記は、見た目だけでは読み方が統一されにくいため、誤読のリスクを避けるためにもふりがなが必要です。
見落とされがちな部分こそ丁寧に仕上げることで、履歴書全体の完成度がより高くなるでしょう。
履歴書の住所を書くうえでのポイント

履歴書に記載する住所は、ただ正しく書くだけでは不十分です。読みやすさや正確さも求められます。採用担当者にきちんと伝わるよう、基本的なルールとマナーを押さえておくことが大切です。
ここでは、記入時に気をつけたい5つのポイントを紹介します。
- 郵便番号はハイフンありで記載する
- 都道府県から丁寧に省略せず書く
- 番地・丁目などは漢数字で統一する
- 建物名や部屋番号も省略せずに記載する
- 現住所と連絡先が異なる場合は連絡先欄に記載する
① 郵便番号はハイフンありで記載する
郵便番号は、必ず「123-4567」のようにハイフンを入れて記載しましょう。省略して「1234567」と書くと、視認性が悪くなり、読み間違いの原因になることがあります。
特に、企業がデータとして住所を入力する際には、ハイフンの有無がシステム処理に影響するケースもあるため、形式どおりに記載することが重要です。
また、郵便番号は住所検索や配達の正確性にも関わってくるため、記載ミスがあると書類の到着遅延や紛失にもつながりかねません。
履歴書はビジネス文書であるという意識を持ち、細かい部分にも気を配ることが、社会人としての基本的な姿勢です。
② 都道府県から丁寧に省略せず書く
住所の記入では、「東京都」や「大阪府」といった都道府県名を省略せず、正式な名称で記載することが大切です。
たとえば「東京」「大阪」などと略してしまうと、不正確な印象を与えるばかりか、書類の信頼性が損なわれるおそれがあります。
応募書類は自分を表す第一印象でもあるため、正式な表記を心がけることは評価にもつながるでしょう。
また、採用担当者が複数の書類をチェックする中で、曖昧な表記はミスの原因になりやすいため、採用担当への配慮としても正式名称を使用したほうが適切です。
③ 番地・丁目などは漢数字で統一する
番地や丁目などの数字を表す部分は、「1丁目2番3号」ではなく「一丁目二番三号」と、漢数字で統一して書くのが一般的なマナーです。
特に履歴書のようなフォーマルな書類では、漢数字のほうが格式があり、全体の印象がきれいにまとまります。
算用数字でも間違いではありませんが、漢数字で表記することで統一感が生まれ、細部まで丁寧に書かれている印象を与えやすくなるでしょう。
書類全体の見た目やバランスもよくなり、採用担当者の読みやすさにも配慮できます。こうした些細な工夫が、選考における印象を左右するポイントにもなり得ると覚えておきましょう。
④ 建物名や部屋番号も省略せずに記載する
住所欄に建物名や部屋番号を記入する際、省略せずに正式な名称をしっかり記載することが重要です。
特に集合住宅やアパートなどでは、建物名と部屋番号がそろっていないと、書類が届かないケースもあるでしょう。
そのため、「メゾンさくら101」などのように、建物名と部屋番号を完全に書くことで、郵便物が正確に届く可能性が高くなります。
企業からの重要な書類を確実に受け取るためにも、省略や略称は避けてください。住所の一部だからといって軽視せず、最後まで丁寧に記載することが社会人としての基本姿勢です。
⑤ 現住所と連絡先が異なる場合は連絡先欄に記載する
現住所と普段生活している場所が異なる場合、履歴書の「連絡先」欄を活用して、実際に連絡が取れる住所を記載する必要があるでしょう。
たとえば、現住所は実家で、普段は下宿や一人暮らしをしている場合などが該当します。このとき、連絡先欄にも具体的な住所をもう一度きちんと記入しましょう。
これにより、企業からの連絡が確実に届くようになり、連絡ミスによるトラブルも回避できます。細かい部分ですが、確実なやり取りのためにとても大切な配慮です。
履歴書の住所を書く際の注意点

履歴書の住所欄は、企業が応募者の基本情報を確認する大切な部分です。正しく丁寧に記入することで、信頼感や好印象につながるでしょう。
特に「ふりがな」の書き方に迷う就活生は多く、正確な記載が求められます。ここでは、住所記入時に押さえておくべき注意点を具体的に紹介しましょう。
- 略語を使わず正式名称で記載する
- 同上の使用は避ける
- 記号や全角・半角の使い方に注意する
- 縦書きと横書きで書き方が異なる点に気をつける
- 履歴書に嘘の住所を書かないようにする
- 表札と名前が異なる場合は「方」を使用する
- 海外在住の場合は、現住所を英語表記+日本語ふりがなで記載する
① 略語を使わず正式名称で記載する
履歴書に住所を記入する際は、省略せずに正式な名称で書くのが基本です。
たとえば「1-2-3」のような簡略表記ではなく、「1丁目2番地3号」と記載しましょう。また、「○○市○○区」なども正式名称で書く必要があります。
略語を使うと、読み手が誤解したり、丁寧さに欠ける印象を持たれたりするおそれがあります。
少し面倒に感じるかもしれませんが、採用担当が正確に情報を受け取れるよう心がけることが大切です。細かな配慮の積み重ねが、信頼を得る第一歩になるでしょう。
② 同上の使用は避ける
履歴書では、同じ内容が続く場合でも「同上」や「〃」といった省略表現は使わないようにしましょう。現住所と連絡先が同じであっても、それぞれを省略せず記載するのがマナーです。
読み手にとって一目で情報がわかるようにすることが大切ですし、繰り返しであっても省略しない姿勢が評価につながります。
記入の手間を惜しまず、分かりやすさを意識してください。その姿勢が履歴書全体の印象にも表れるでしょう。
③ 記号や全角・半角の使い方に注意する
住所の中で使う「-(ハイフン)」や「丁目・番地・号」などの記号、また数字や文字の全角・半角の使い分けに気を配りましょう。全角で統一すると、全体が見やすく整った印象になります。
ふりがなもすべて全角ひらがなで記載すると、バランスよく読みやすいです。数字に関しても、算用数字と漢数字を混在させると見栄えが悪くなるため、履歴書全体で表記を統一してください。
細部まで丁寧に仕上げることが、良い印象を生み出します。
④ 縦書きと横書きで書き方が異なる点に気をつける
履歴書が縦書きか横書きかによって、住所の書き方も変わります。縦書きの場合は「1丁目2番地3号」ではなく、「一丁目二番地三号」と漢数字で記載するのが一般的です。
横書きであれば、算用数字を使っても問題ありません。ただし、履歴書全体で表記を統一することが大切です。
また、ふりがなも縦書きなら「右から左」、横書きなら「左から右」と自然に読めるように配置してください。形式に合わせて記載することで、読みやすく、見た目も整います。
⑤ 履歴書に嘘の住所を書かないようにする
就活で「通いやすく見せたい」などの理由から、実際と異なる住所を書くのは絶対に避けてください。履歴書は公式な書類であり、記載内容は事実に基づいている必要があります。
虚偽の記載が発覚した場合、内定の取り消しや信頼の失墜といった重大なリスクが伴うでしょう。
正直で誠実な対応こそが、信頼を得るカギとなります。
⑥ 表札と名前が異なる場合は「方」を使用する
実家暮らしや下宿などで、表札に記載されている名前と自分の名前が違う場合は、「○○方(かた)」と記載するのが適切です。
たとえば「田中方 山本太郎」と書くことで、郵便物が正しく届くようになります。企業から送られる書類が確実に届くよう、こうした配慮が欠かせません。
小さなことのように思えても、丁寧な記載が社会人としての信頼を築く一歩となるでしょう。
⑦ 海外在住の場合は、現住所を英語表記+日本語ふりがなで記載する
海外に住んでいる場合は、履歴書の住所欄に英語で現住所を記載し、その上に日本語のふりがなを添えてください。
たとえば「123 Main Street, New York, NY」と記載し、その上に「ニューヨークし メインストリート 123ばんち」とふりがなをつける形です。
ふりがなをつけることで、企業が所在地を確認しやすくなります。丁寧で分かりやすい記載を心がけてください。
引っ越し予定がある場合の履歴書の住所の書き方

履歴書を書くタイミングで引っ越しが決まっている、または検討している場合、「どの住所を書けばよいのか」と迷う方は多いはずです。
引っ越し予定がある場合は、現時点で実際に住んでいる「現住所」を履歴書に記載してください。将来の住所を書くと、採用担当者が混乱しやすくなり、書類の送付ミスにもつながるおそれがあります。
採用活動の段階では、現住所が基本です。そのうえで、すでに新住所が決まっていて、入居日も明確な場合は、履歴書の備考欄に「◯月◯日より下記住所へ転居予定」と記載するのが丁寧な対応となるでしょう。
また、現住所に不在がちで郵便物が届きにくい場合や、引っ越しが間近に迫っているときは、「連絡先」欄を使って新住所を記入しておくと安心です。
正確でわかりやすい情報を伝えることが、円滑な選考につながります。採用担当者の立場を意識した書き方を心がけてください。
履歴書の住所・ふりがなに関するよくある質問(Q&A)

履歴書の住所欄を記入するとき、「この場合はどう書けばいいのか」と迷うことは多いものです。小さな疑問でも放置せず解決しておくことで、安心して提出できるでしょう。
ここでは、よくある質問を4つ取り上げて解説します。
- 住所欄に入りきらない場合はどうする?
- 住所に旧字体や難読漢字が含まれる場合は?
- 記載ミスに気づいたときの正しい訂正方法は?
- 実家に戻る予定の場合はどちらの住所を書くべき?
① 住所欄に入りきらない場合はどうする?
住所が長くなってしまい、履歴書の住所欄に収まりきらない場合には、無理に小さな字で書き込もうとせず、適切な箇所で改行して記載するのがベストです。
たとえば、建物名や部屋番号の直前で折り返すと、住所全体が読みやすくなるでしょう。
住所は応募者の基本情報として重要な項目であり、採用担当者が一目で確認できるよう配慮することが求められます。文字を極端に小さくしたり、勝手に略称にしたりするのは避けてください。
読み手の立場を考え、整ったレイアウトと適切な行間を意識しましょう。必要であれば、枠外に補足を書くのも一つの手段です。
② 住所に旧字体や難読漢字が含まれる場合は?
旧字体や難読漢字が住所に含まれている場合は、ふりがなを添えて読み方を補足しておくと親切です。
特に、履歴書をパソコンで作成する際には、文字コードによって正しく変換されないことがあるため、注意が必要です。
たとえば「﨑(たつさき)」や「邉(べ)」などの旧字体は、環境によっては「?」などと表示されることもあります。
こうした文字が含まれている場合は、誤解や読み間違いを防ぐために、ふりがなを付けたり、必要に応じて備考欄に説明を添えたりすると、より丁寧です。
③ 記載ミスに気づいたときの正しい訂正方法は?
履歴書を記入する際に誤字や記載ミスに気づいた場合、原則として最初から書き直すのが適切な対応です。履歴書は正式な書類であるため、修正液や二重線を使って訂正するのは避けてください。
たとえ小さなミスであっても、「そのまま出してしまえ」と安易に考えると、印象を損ねてしまうおそれがあります。誤りを防ぐために、事前に下書きをして内容を確認してから清書しましょう。
また、記入時は誤字や脱字だけでなく、日付や数字の誤記にも注意が必要です。落ち着いて丁寧に書くことで、手直しの回数を減らし、完成度の高い書類が仕上がります。
④ 実家に戻る予定の場合はどちらの住所を書くべき?
現在の居住地と実家が異なり、今後実家に戻る予定がある場合でも、履歴書には現時点で住んでいる住所を「現住所」として記載するのが基本です。
ただし、内定後や入社時期には住まいが変わる可能性がある場合には、その旨を備考欄などに記載しておくと丁寧でしょう。
たとえば、「3月末より実家に転居予定」と明記し、連絡先欄には転居後の実家住所を記入しておくことで、企業側も事前に把握でき、書類や連絡の行き違いを防ぐことができます
連絡の確実性は採用活動において非常に重要なため、あらかじめ情報を整理しておくと安心でしょう。
履歴書の住所とふりがなの書き方を正しく押さえる

履歴書に記載する住所やふりがなは、見た目の丁寧さだけでなく、採用担当者への配慮としても非常に重要です。都道府県名や読み間違えやすい建物名などには、ふりがなを正しく付ける必要があります。
一方で、丁目や番地、号などの数字部分にはふりがなを付ける必要はありません。さらに、「ふりがな」と「フリガナ」の使い分けや、縦書き・横書きの違いにも注意が必要です。
引っ越し予定がある場合や、現住所と連絡先が異なる場合の対応方法も理解しておきましょう。履歴書の住所欄を正確かつ丁寧に記入することで、信頼感のある履歴書になります。
正しい書き方を知り、ミスのない履歴書を目指してください。
まずは志望動機を作ってみる
この記事を書いた人
編集部
「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。