自己PRエピソードが思いつかない?例文・対策・書き方を徹底解説!
就職活動において自己PRは重要な要素ですが、適切なエピソードを見つけられず悩んでいませんか?
自己PRのエピソードを効果的に見つけ、魅力的に表現するのが採用につながる鍵となります。
今回の記事では、自己PRのエピソードを見つける方法・書き方のポイント・具体的な例文をまとめました。
自己PRのエピソードを再発見し、効果的に表現してあなたの魅力を採用担当者に伝え、志望する企業への採用につなげましょう。
自己PRのエピソードを見つける方法
自己PRのエピソードを見つけるには、以下の5つの方法を取り入れましょう。
人柄や志望企業への適性を示す魅力的な自己PR文を作成し、採用担当者に好印象を与えましょう。
①自己分析を徹底する
自己PRのエピソードを見つけるためには、まず自己分析を徹底するのが重要です。主な自己分析の方法を、以下の表にまとめました。
自己分析の方法 | 概要 | 特徴 |
自分史 | 過去の出来事を時系列で振り返り、自分の経験を整理する方法 | 客観的に自分を見つめ直し、強み・弱みを再認識 |
マインドマップ | 思考を視覚化し、直感的に自分を理解するための図 | 頭のなかを整理し、自分を明確に表現 |
MBTI診断 | 性格のタイプを4つの指標で分析し、自己認識を深める手法 | 認知されていない特性を明らかにする |
ジョハリの窓 | 自己認識と他人の認識のズレを理解し、自分の特性を整理する | 自己分析の新たな視点を提供 |
WILL・CAN・MUST | やりたいこと・できること・すべきことからキャリアを考えるフレーム | キャリアの選択肢を広げる助けになる |
上記のような自己分析方法を通じて、自分の長所や特徴が発揮された具体的なエピソードを見つけるのが自己PRの基盤となります。
他にも、周囲の人に自分の強みを聞く他己分析なら、自己分析では見つけられなかった新たな視点を得られる可能性があります。
②過去の経験を書き出す
自己PRのエピソードを見つけるためには、成功体験や失敗談など過去の経験を細かく書き出しましょう。
また、ライフラインチャートやモチベーショングラフを活用するのもひとつの方法です。それぞれの概要・定義を、以下の表にまとめました。
用語 | 定義 |
ライフラインチャート | 人生を振り返り、過去の出来事や経験を幸福度という尺度で可視化したグラフ |
モチベーショングラフ | 人生のモチベーションの変化を時系列で曲線として可視化する手法 |
過去の経験を書き出して振り返り、自己PRに活用できる出来事がないか十分に確認しましょう。
③成功体験と失敗体験を分析する
効果的な自己PRのエピソードを見つけるためには、成功体験と失敗体験を分析するのが近道です。
成功体験を振り返れば自分の強みや得意なスキルを把握でき、失敗体験を分析すれば学びや成長のポイントが明確になります。
また、成功体験と失敗体験を比較すれば、自分の特徴・価値観・性格・スキルなどを把握できますよ。
自分の特徴・価値観・性格・スキルを把握し、より効果的な自己PRを行いましょう。
④周囲の人に自分の強みを尋ねる
自分の強みを見つけるためには、周囲の人に尋ねて他己分析を行うのが有効です。
他己分析では、自己分析では気づけない客観的な視点を得られ、自分の強みをより深く理解する手助けとなります。
家族や友人などからのフィードバックを受ければ、自分では当たり前と思っていたことを強みとして認識できるかもしれません。
また、他己分析をすると「周囲の人からは◯◯と言われます」といった形で、客観的な評価として盛り込めるのも強みです。
⑤企業が求める人物像を研究する
企業が求める人物像を研究し、合致する自分の特徴を自己PRするのも効果的な手法です。
「社風に適性がある」「コミュニケーション力や課題解決能力が高い」「意欲的」など、企業によって求める人物像はさまざまです。また、職種によって求められる主な特性は、以下の表のように異なりますよ。
職種 | 求められる特性 |
営業職 | コミュニケーション能力・交渉力 |
企画職 | 創造力・分析力・マーケティング知識 |
技術職 | 専門知識・問題解決能力・技術的スキル |
管理職 | リーダーシップ・意思決定力・調整力 |
サービス職 | 顧客対応力・柔軟性・忍耐力 |
企業の採用情報・公式サイト・プレスリリースなどを通じて、求められる人物像を把握しましょう。
企業が求める人物像を意識して自己PRを行うなら、自分の強みによって企業にどう貢献できるかを具体的に示すのが重要です。
自己PRの書き方のポイント
自己PRの書き方のポイントは、以下の3つです。
書き方のポイントを十分に意識し、採用担当者にとってわかりやすく魅力的な自己PR文を作成しましょう。
①エピソードの具体性を重視する
採用担当者に自分の人柄や強みをより明確に伝えるため、自己PRではエピソードの具体性を重視しましょう。
自己PRのエピソードを書くときは「直面した問題点→行動→成果」という流れと、具体的な数値やデータを意識してください。
具体的なエピソードをわかりやすく採用担当者に伝え、採用後に自分が活躍できるという印象を抱かせましょう。
②成功だけでなく苦労話も取り入れる
成功体験だけでなく苦労話を取り入れれば、困難に直面したときの対処法や問題解決能力を示せるため、よりリアルで説得力のある自己PRが可能となります。
また、集団や対人関係での苦労話を取り入れれば、協調性やコミュニケーション能力のアピールも可能です。
苦労話を取り入れるならその経験から何を学び、どのように成長したかを具体的に示さなければなりません。
なお、苦労話は成功体験より共感を呼びやすく、採用担当者に好印象を与える可能性も高くなります。
③数字や固有名詞を使って詳細に述べる
自己PRで数字・データ・固有名詞を使用するのは、具体性と説得力を高めるために大変効果的です。
数字や固有名詞を使うなら過度に多用せず、必要な箇所で効果的に使用するようにしましょう。
自己PRのエピソード例
自己PRのエピソードとして、4つの例と書き方のポイントを解説します。
ジャンル別に異なる書き方のポイントを押さえ、採用担当者に好印象を与える自己PR文を作成しましょう。
①学業に関するエピソード
学業を自己PRのエピソードとして用いるなら、他の学生と差別化するために具体的な成果や取り組みを強調しましょう。
例えば、大学のゼミでの研究について述べれば、計画性・柔軟性・課題解決能力などのアピールが可能です。
なお、効果的に自己PRするなら、成果を得るまでの過程でどんな工夫や努力を行ったかの具体的な説明が求められますよ。
また、学業を通じて得たスキルや知識が、どのように仕事に活かせるかを示すのも重要です。
②高校・大学時代の部活動の経験
高校・大学時代の部活動を自己PRに活かすなら、活動内容や成績だけでなく自分の強み・経験・学びをアピールしましょう。
例えば、部長を務めていたというエピソードなら、リーダーシップ・協調性・目標達成力といった自分の魅力を伝えられます。
また、「課題や困難をどう乗り越えたか」「その過程で得たスキルや教訓」を明確に述べ、説得力を持たせるのが大切です。
さらに、部活動で得た経験やスキルをどのように仕事に活かせるかを伝え、企業に貢献できるという印象を与えましょう。
③アルバイトでの学び
アルバイト経験を自己PRに活かすなら、仕事を通じて得た学びや成長を具体的に伝えましょう。
アルバイトでの学びとしては、協調性・チームワーク・責任感・コミュニケーション能力・臨機応変な対応力などが挙げられます。
具体的な数字や成果を示せば、自分が学んだ教訓・経験をより説得力のある形で伝えられます。
アルバイトで学んだ教訓やスキルを、志望企業でも活かせる点をアピールできればより効果的ですよ。
④インターンシップでの成果
インターンシップでの成果を自己PRに活かすなら、業務を通じて得た成果をもとに貢献できる点をアピールしましょう。
例えば、インターンシップ中の提案が好評だったなどの成果は、採用担当者にとって魅力的に映るでしょう。
また、長期インターンシップでは実際の業務に近い経験を積めるため、即戦力としてのアピールが可能です。
さらに、インターンシップで直面した課題や困難をどのように克服したかを述べれば、問題解決能力や成長意欲を示せます。
自己PRできるエピソードになる強み一覧
自己PRできるエピソードになる強み一覧を、以下の表にまとめました。
強み | アピールポイント |
コミュニケーション能力 | 円滑な対人関係を築き、チームや顧客との信頼関係を構築できる |
問題解決能力 | 課題を迅速に把握し、効果的な解決策を提案・実行できる |
リーダーシップ | チームを統率し、目標達成に向けてメンバーを動機付ける力がある |
協調性 | 多様な意見を尊重し、チーム全体の調和を維持しながら成果を上げられる |
主体性 | 自ら率先して行動し、責任を持って業務を遂行する姿勢がある |
行動力 | 迅速に行動に移し結果を出せる |
誠実性 | 誠実に業務を遂行し、信頼を得られる |
計画性 | 効率的に作業を進め、目標達成に向けた戦略を立てられる |
柔軟性 | 変化に対応し、新しい状況や環境に適応できる |
チャレンジ精神 | 新しい課題や困難にも果敢に挑戦し、成長を続ける意欲がある |
素直さ | 他者の意見を受け入れ、自己改善を図れる |
上記の表の強みを具体的なエピソードとともにアピールすれば、より効果的に採用担当者に伝えられます。
強み別の自己PRエピソードの例文
強み別の自己PRエピソードの例文として紹介するのは、以下のとおりです。
例文を参考に自己PRエピソードの文章を作り、採用担当者に強く印象を残しましょう。
①コミュニケーション能力
以下は、コミュニケーション能力を強みとした例文です。
私はコミュニケーション能力を活かし、チームの目標達成に貢献した経験があります。 大学時代に参加したゼミ活動では、5人のメンバーと共同で研究プロジェクトを進めました。しかし、メンバー間で意見が対立し、プロジェクトの進行が滞ってしまう状況が何度かあったのです。 そこで私は、各メンバーの意見を丁寧に聞き取り、共通の目標の再確認からはじめました。意見の違いを尊重しつつ、全員が納得できる解決策を見つけるために、定期的にミーティングを開催して話し合いの場を設けました。結果的に、メンバー全員が研究方向性に納得してスムーズに進行するようになったのです。 この経験を通じ、私は異なった意見を調整し、全員が協力し合える環境を作る重要性を学びました。コミュニケーションを通じてチームの結束を高め、目標を達成する力を身につけたのが私の強みです。 このスキルを活かし、貴社でもチームの一員として貢献していきたいと考えています。 |
②問題解決能力
以下は、問題解決能力を強みとした例文です。
私はアルバイト先で問題解決能力を発揮して、業務効率を改善した経験があります。 アルバイト先の飲食店ではピークタイムに注文が集中し、キッチンとホールの連携がうまくいかず提供時間が遅れるのが問題でした。私はキッチンスタッフとホールスタッフの業務フローを観察し、どこにボトルネックがあるのかを分析しました。その結果、注文の伝達ミスや優先順位の不明確さが原因であると判明したのです。 そこで、私はスタッフ全員でのミーティングを提案し、注文管理システムの見直しを行いました。具体的には、注文を受けた際に優先順位を明確にするための新しいチェックリストを導入しました。さらに、キッチンとホールの連携を強化するためのコミュニケーションルールを設定したのです。 これにより、提供時間が大幅に短縮され、顧客満足度も向上しました。この経験を通じて、私は問題を冷静に分析して具体的な解決策を実行すれば、業務改善に貢献できると学びました。 貴社でもこの問題解決能力を活かして、効率的な業務運営に寄与したいと考えています。 |
③リーダーシップ
以下は、リーダーシップを強みとした例文です。
私は、リーダーシップを発揮してチームを成功に導いた経験があります。 大学のサークル活動で学園祭のイベント企画を担当した際、私は10人のチームを率いるリーダーを務めました。イベントの準備期間は限られており、各メンバーの役割分担が不明確だったため初期段階で進捗が遅れていました。 そこで私は、まず全員でミーティングを開き、イベントの目標とスケジュールを明確にしたのです。その後、各メンバーの得意分野や希望を考慮しながら役割を再分配し、責任を持って取り組める環境を整えました。また、定期的に進捗確認を行い、問題が発生した際には迅速に対応策を協議してチーム全体で解決に当たりました。 その結果、イベントは大成功を収め、多くの来場者から高い評価を得られたのです。この経験を通じて、私はメンバーの意見を尊重しつつ、全体を見渡して調整するリーダーシップの重要性を学びました。 貴社でも、このリーダーシップを活かし、チームをまとめて成果を出すことに貢献したいと考えています。 |
④協調性
以下は、協調性を強みとした例文です。
私はインターンシップで協調性を発揮し、チームのプロジェクトを成功に導いた経験があります。 インターンシップ先の企業で、私は新製品のマーケティングプランを作成するプロジェクトに参加しました。しかし、異なる部署から集まったメンバー間で意見の食い違いがあり、プロジェクトの進行が滞る事態となりました。 この状況を改善するために、私はまず各メンバーの意見を丁寧に聞き取り、共通の目標の再確認を提案したのです。定期的にミーティングを開催し、意見交換の場を設けてメンバー全員が自分の考えを自由に表現できる環境を整えました。 また、意見の対立が生じた際には双方の意見を尊重しつつ、データや事例をもとにした客観的な議論を促しました。その結果、チーム全員の納得する形でマーケティングプランが完成し、上司からも高評価を得られたのです。 この経験を通じて私は協調性を持ってチームをまとめ、全員が力を発揮できる環境を作る重要性を学びました。貴社でもこの協調性を活かし、チームメンバーと良好な関係を築きながら、プロジェクトの成功に貢献したいと考えています。 |
⑤主体性
以下は、主体性を強みとした例文です。
私は、主体性を発揮してプロジェクトを成功に導いた経験があります。 大学での研究プロジェクトにおいて、私は新しい分析手法の導入を提案しました。この手法はまだゼミ内で使われた前例がなく、最初は教授やメンバーから懸念の声も上がりました。 しかし、私はこの手法が研究の精度を高めると確信していたため、自ら文献を調査して必要なスキルを独学で習得したのです。そのうえで、試行錯誤を繰り返しながら実験を行い、データを集めて分析しました。結果として従来の手法よりも明確な結果を得られ、プロジェクト全体の成果向上に貢献できたのです。 この経験を通じて私は新しい物事に挑戦して、主体的に行動する重要性を学びました。自らの提案を形にして、チームに新たな価値を提供できるのが私の強みです。 貴社でもこの主体性を活かして新しいアイデアを実現し、貢献したいと考えています。 |
⑥行動力
以下は、行動力を強みとした例文です。
私は、行動力を発揮して新しいプロジェクトを立ち上げた経験があります。 大学時代に私は、学生の交流を促進するための新しいイベントを企画したいと考えました。そこで、まずは学生のニーズを把握するためのアンケート調査を自ら実施したのです。 アンケート結果をもとに学生が興味を持つテーマを設定し、イベントの企画書を作成しました。次に、企画を実現するために学内の関係者にプレゼンテーションを行い、協力を得るための交渉を積極的に行いました。さらに、スポンサーを募るために地域企業を訪問し、イベントの趣旨を説明して支援を依頼したのです。 結果的に無事にイベントを開催できて、予想以上の参加者を集められました。この経験を通じて、私は行動力を持って積極的に動き、周囲を巻き込みながら目標を達成する力を身につけました。 貴社でもこの行動力を活かし、新しいプロジェクトや課題に対して積極的に取り組み、成果を上げていきたいと考えています。 |
⑦誠実性
以下は、誠実性を強みとした例文です。
私はアルバイト先で誠実性を大切にし、信頼を築いた経験があります。 小売店で働いていた際、レジの精算時にお客様から料金より多くの現金を受け取りました。あとで確認したところ、明らかに過剰な支払いであると気がつきました。 このような状況において私はすぐお客様へ連絡を取り、誤りを説明したうえで過剰に受け取った金額を返金したのです。お客様は非常に感謝してくださり、その後、何度も来店してくださる常連客になりました。 また、この対応を店長に報告したところ、ほかのスタッフへのよい模範となったとお褒めの言葉をいただきました。この経験を通じて私は誠実な対応が信頼関係を築き、長期的な顧客関係の構築につながると学んだのです。 貴社でもこの誠実性を活かして、顧客やチームメンバーとの信頼関係を築き、貢献していきたいと考えています。 |
⑧計画性
以下は、計画性を強みとした例文です。
私は、計画性を活かして学業において優れた成果を上げた経験があります。 大学での卒業論文作成に取り組んだ際、限られた期間内で質の高い研究を完成させる必要がありました。そのため、私は最初に全体のスケジュールを詳細に立て、各段階での目標と期限を設定したのです。 具体的には最初の1か月をリサーチフェーズにあて、必要な文献をリスト化し、毎週の進捗を確認しました。その後、データ収集と分析に2か月を割り当て、実験手順を細かく計画したため効率的にデータを集められました。最後の1か月は論文執筆と修正に集中し、週ごとのタスクを明確にして進捗を管理したのです。 この計画的なアプローチにより私は予定通りに研究を完了させ、教授からも高い評価を得られました。この経験から、計画性を持って物事を進める重要性を実感しました。 貴社に入社した際も私のの計画性を活かし、プロジェクトの効率的な進行と目標達成に貢献したいと考えています。 |
⑨柔軟性
以下は、柔軟性を強みとした例文です。
私は柔軟性を活かして予期せぬ状況に対応し、プロジェクトを成功に導いた経験があります。 大学のグループプロジェクトで、発表直前に主要メンバーが体調不良で参加できなくなる事態が発生しました。そのため、急遽プレゼンテーションの役割分担を見直す必要に迫られたのです。 この状況に対し、私はまず残ったメンバーの得意分野を確認し、それぞれの強みを活かせるように役割を再割り当てしました。さらに、限られた時間のなかで新たなプレゼンテーションの練習を行い、全員が自信を持って発表できるようサポートしました。 結果としてチームは本番でスムーズに発表を行い、教授や聴衆から高い評価を得られたのです。この経験を通じて私は、柔軟な対応により予期せぬ事態を乗り越え、チームの成功に貢献できると学びました。 貴社でもこの柔軟性を活かし、変化する状況に迅速に対応し、チームの目標達成に寄与したいと考えています。 |
⑩チャレンジ精神
以下は、チャレンジ精神を強みとした例文です。
私はチャレンジ精神を持って新しい分野に挑戦し、成果を上げた経験があります。 大学時代、これまで経験のなかったプログラミングに興味を持ち、独学で学習しはじめました。最初は基礎的な知識もなく、困難に直面する場面も多々ありましたが、私は諦めずに学習を続けました。 オンラインコースや書籍を活用し、毎日少しずつスキルを磨いていったのです。そして、学んだ知識を活かして簡単なWebアプリケーションの開発に成功しました。このプロジェクトを通じてプログラミングの基礎を理解し、実践的なスキルを身につけられました。 この経験から、私は新しい物事に挑戦すれば自分の可能性を広げられると実感したのです。 貴社でもこのチャレンジ精神を発揮し、新しい課題やプロジェクトに積極的に取り組み、貢献したいと考えています。 |
⑪素直さ
以下は、素直さを強みとした例文です。
私は部活動において素直さを活かし、チームの成長に貢献した経験があります。 高校のバスケットボール部で活動していた際、コーチにシュートフォームの改善を指摘されました。自分ではうまくできていると思っていたため、最初は戸惑いましたが、素直にアドバイスを受け入れました。 コーチの指導に従い、毎日の練習でフォームを意識して練習を重ねたのです。また、先輩やチームメイトにも積極的にアドバイスを求め、自分のプレーを客観的に見直すようにしました。その結果、シュートの成功率が向上し、試合でも重要な場面で得点を決められるようになったのです。 この経験を通じて、私は素直に他者の意見を受け入れれば、自分の技術を向上させられると学びました。貴社でもこの素直さを活かし、つねに学び続けながら成長し、チームの目標達成に貢献していきたいと考えています。 |
自己PRのエピソードが思いつかない場合の対策
自己PRのエピソードが思いつかない場合の対策として、以下の3つを紹介します。
誰でも持っている自己PRのためのエピソードを、自分のなかに再発見しましょう。
①小さな成功体験を見つける
自己PRのエピソードが思いつかない場合、小さな成功体験を見つけるのが有効です。
なお、大きな成果や派手なエピソードだけでなく、日常の小さな成功に目を向けましょう。たとえば、小さな成功体験としては、以下のような例が挙げられます。
- 大学の文化祭で企画したイベントが成功した
- 課外活動の勉強会で作成した資料が好評だった
- アルバイトでお客様から褒め言葉をもらった
成功体験を見つけたいときは、成果を得るまでの過程でどんな課題をどのような工夫で乗り越えたかを考えるのが大切です。
②過去の失敗から学んだことを活かす
自己PRにおいて、過去の失敗から学んだ教訓を活かすのは自己成長を示す有効な方法です。失敗経験を通じて学んだ教訓を自己PRに取り入れるなら、具体的な改善策を強調しましょう。
また、失敗経験がどのように自身のスキルや考え方を変えたかについても述べると効果的です。
失敗から学んだ教訓を活かした自己PRで、企業に対して自分が柔軟に対応できる人材であると示しましょう。
③自己PRを構築するための診断ツールを活用する
自己PRを構築する際に診断ツールの活用は、自分の強みや特性を客観的に把握する有効な手段です。
診断ツールは性格・特性・強み・弱み・価値観などを分析し、自分にあった業界や職種を見つける手助けにもなります。自己PRのために活用できる主な診断ツールは、以下のとおりです。
ツール名 | 特徴 |
ミイダス | 自分の強み・弱みや適職を見つけ、企業からのスカウトも受けられる無料ツール |
16Personalities | 16タイプから性格を分析し、自己理解を深める登録不要のツール |
適職診断NAVI | 短時間で適職を診断できる登録不要のツール |
エムグラム適職診断 | 8種類の仕事の適性を診断し、多面的な視点から適職を見つけるツール |
ビッグファイブ性格診断 | 性格特性を5つの尺度で分析し、自己理解を深めるためのツール |
エニアグラム | 9つの性格タイプに基づいて自己分析を行うツール |
なお、診断ツールの結果は参考程度にとどめ、自分の経験やフィードバックと照らし合わせた深掘りが大切です。
自己PRのエピソードを再発見して採用につなげよう!
自己PRのエピソードを見つけるには自己分析を徹底し、過去の経験を細かく振り返るのが重要です。
成功体験だけでなく失敗体験も分析し、過程から得た学びを活かせば、より説得力のある自己PRが可能となります。
また、具体的なエピソードを用い、数字や固有名詞を効果的に使用してより印象的な自己PRを作成してください。
就職活動の重要な要素である自己PRを丁寧に準備し、内定獲得の可能性を高めましょう。
まずは志望動機を作ってみる
この記事を書いた人
編集部