面接で「特技」を質問された時の回答法|使える特技一覧やNG特技も紹介
「正直、特技って聞かれても困る…」「面接でウケのいい特技って何?」
面接時に頻繁に取り上げられる「特技」に関する質問。自己PRや志望動機ほど準備されにくい項目ですが、実は面接官が応募者の人柄や適性を見極めるうえで重視しているポイントです。
本記事では、企業が「特技」を質問する意図から、特技と趣味の違い、自分らしい特技の見つけ方、伝え方のコツ、さらにはジャンル別の具体例文まで網羅的に解説します。
自信をもって答えられるよう、自分だけの「特技」を見つけましょう。
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面接で特技を聞く意図とは?

就活の面接で「特技は何ですか?」と聞かれたとき、答え方にばかり意識が向いてしまいがちです。ただし、この質問の背景を理解していないと、あなたの魅力がうまく伝わらないかもしれません。
ここでは、面接官がこの質問で知りたい3つのポイントを紹介します。
- 応募者の人柄や価値観を知るため
- 仕事への適性や活かし方を探るため
- アイスブレイクとしての役割もあるため
明日、面接があるけど不安すぎる…
どんな質問が来るか分からず、緊張してしまう…
このように面接に対しての漠然とした不安から、面接に苦手意識を持ってしまったり、面接が怖いと感じてしまうこともありますよね。企業によっても面接の質問や内容が違うので、毎回ドキドキしてしまいます。
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① 応募者の人柄や価値観を知るため
企業が特技を尋ねるのは、応募者の人柄や価値観を知るためです。たとえば「読書」が特技なら、落ち着いた性格や知的好奇心があるといった印象を与えられるでしょう。
特技は、自己紹介の一部としてあなたがどんな人物かを伝えるチャンスです。ただスキルを伝えるのではなく、それにまつわる背景や思いを加えることで、あなたらしさが伝わりやすくなります。
面接官が知りたいのは、表面的な「何ができるか」ではなく、「なぜそれをしているか」という部分なのです。
② 仕事への適性や活かし方を探るため
もう1つの目的は、あなたの特技が仕事にどう活かせるかを探ることです。「整理整頓」が得意な人なら、段取りを組んだり、資料を整えたりする業務にも向いていると判断されやすくなります。
企業は、入社後にどのような場面であなたが力を発揮できるかを見極めたいのです。ですので、「〇〇が特技です」だけでは不十分で、「だから〇〇に活かせます」とつなげる工夫が必要となるでしょう。
自然体の強みを伝える手段として、特技は非常に効果的です。
③ アイスブレイクとしての役割もあるため
特技を聞く質問には、場の空気を和らげるアイスブレイクの意味もあります。特に面接の冒頭で緊張している応募者にとって、答えやすい質問を投げかけることでリラックスしてもらう狙いがあるのです。
ただし、準備をせずに曖昧な回答をしてしまうと逆効果になりかねません。自然な会話の中であなたらしさを伝えることができれば、それだけで面接の印象はぐっと良くなります。
落ち着いて、自分の言葉で伝えることを意識してみてください。
面接前に|特技と趣味の違いを正しく理解しておこう!

面接で「特技は何ですか?」と聞かれたとき、うまく答えられるか不安になる方は多いでしょう。とくに、特技と趣味の違いがあいまいなままだと、面接官に意図が伝わらないこともあります。
ここでは、その違いを明確に理解し、面接で自信を持って話せるようにしましょう。
特技とは、人より得意だったり、自信を持って取り組めたりすることを指します。たとえばプレゼンがうまい、文章を書くのが速い、整理整頓が得意など、行動として実績があるものが該当します。
一方で趣味は、上手いかどうかに関係なく「好きで続けていること」です。読書や映画鑑賞、音楽を聴くことなど、気軽に楽しんでいるものが一般的でしょう。
この違いをあいまいにしたまま面接に臨むと、「映画を見るのが好きです」といった趣味寄りの回答になりやすく、印象が弱くなるおそれがあります。
趣味をベースにしても問題はありませんが、「なぜ得意と言えるのか」「どんな強みとして活かせるのか」といった視点を持って話せるように準備しておいてください。
特技が見つからない就活生必見!自分の特技の見つけ方

面接で「特技は何ですか?」と聞かれても、すぐに答えが思い浮かばず戸惑うことは珍しくありません。けれども、特技が本当に「ない」わけではないはずです。
ここでは、普段の行動やこれまでの経験を振り返りながら、自分に合った特技の見つけ方を紹介します。
- 日常生活や習慣から見つける
- 好きなこと・趣味から紐づける
- 過去の経験や成功体験を振り返る
- 周囲から褒められたことを思い出す
- 特技の一覧からヒントを得る
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① 日常生活や習慣から見つける
「特技」と聞くと、スポーツや芸術、難しいスキルのような特別なものを思い浮かべがちですが、実際はもっと身近なものにも目を向けることが大切です。
たとえば、毎日決まった時間に起きて行動できる、部屋の掃除が得意、日々のスケジュールを自分で管理できるなど、習慣の中にあなたらしい特技が隠れていることは多くあります。
自分ではあまりにも当たり前になっているため気づきにくいですが、継続する力や自己管理能力は十分に評価されるポイントです。まずは、普段何気なく行っていることを丁寧に振り返ってみてください。
② 好きなこと・趣味から紐づける
自分の好きなことや趣味に注目することで、特技につながるヒントを得ることが可能です。もしゲームが好きな人だったら、実は高い集中力や論理的思考力、素早い判断力を備えている可能性があります。
絵を描く、写真を撮る、音楽を聴く・演奏するなど、一見娯楽に見える活動にも、継続性や創造力、表現力など、さまざまな強みが潜んでいます。
大切なのは、好きなことを通じて自分がどんな能力を発揮しているかに気づくことです。
その趣味に取り組む中で工夫した点や、人から評価された経験を思い出してみると、自然とアピールにつながる要素が見えてくるでしょう。
③ 過去の経験や成功体験を振り返る
これまでの人生を振り返ると、きっと何かしらの達成経験や誇りに思える出来事があるはずです。
たとえば、文化祭で実行委員を務めて全体をまとめた経験、アルバイト先でリーダー的な役割を果たしたこと、部活動で目標に向かって粘り強く努力したことなど、そうした経験には自分の特技を見つけるヒントが詰まっています。
どんな小さな成功であっても、そこに至るまでの努力や工夫、姿勢にあなたの魅力が表れます。
自分が頑張ったこと、工夫したこと、それによって得られた成果を掘り下げることで、特技として十分に語れる内容に仕上げられるでしょう。
④ 周囲から褒められたことを思い出す
自分自身では意識していないことでも、他人の目には「すごい」と映っていることはよくあります。友人や家族、学校の先生、アルバイト先の上司など、周囲からかけられた言葉を思い出してみてください。
「いつも丁寧だね」「説明がわかりやすい」「落ち着いているね」といった褒め言葉は、あなたの持つ強みの証拠です。
それらの評価は、日常のふるまいや関わり方の中で築かれてきたあなたの特性を示しています。
面接では、自分にとっては普通だと感じていることでも、第三者から認められた事実として語ることで、客観性のあるアピールになります。
⑤ 特技の一覧からヒントを得る
それでもまだ特技が思い浮かばないと感じた場合は、他の人が挙げている特技の一覧を参考にしてみましょう。
ジャンル別に整理された例を見ていくことで、「これ、自分にも当てはまりそう」「こんな特技もあったのか」と新たな気づきが得られるはずです。
一覧をただ眺めるのではなく、自分の経験に照らし合わせてみることが大切でしょう。
そして、気づいた特技について、実際に取り組んだときのエピソードや、その中で工夫したこと、得られた学びを言語化しておくと、面接の場でも自信を持って伝えられるようになります。
面接で特技をうまく回答するためのポイント5つ

特技の内容そのものよりも、「どう伝えるか」によって面接官の印象は大きく変わります。
ここでは、就活の面接で特技を聞かれた際に、好印象を与えるために意識しておきたい答え方のポイントを紹介しています。
- 面接官に伝わりやすい言葉で話すようにする
- 「自分らしさ」が伝わる内容にする
- 特技と性格・価値観を結びつけて伝える
- 企業の求める人物像を意識して特技を選ぶ
- 自己PRや志望動機と矛盾しないようにする
① 面接官に伝わりやすい言葉で話すようにする
面接では、分かりやすく簡潔に伝える力も評価対象となります。難しい専門用語や抽象的な表現は避け、できるだけシンプルでイメージしやすい言葉を選んで話すよう心がけましょう。
面接官が理解しやすいように、具体的なエピソードを交えて話すことも大切です。
特に特技を話す時間が限られている場合、1〜2分程度に収めることを意識すると、面接官に好印象を与えることができます。無駄なく、要点を押さえた回答を心掛けてください。
② 「自分らしさ」が伝わる内容にする
特技を話す場面では、自分らしさを表現する絶好のチャンスです。
「料理が得意」と言うだけではなく、なぜその特技を身につけたのか、どんな工夫をしているのかなどを具体的に伝えると、個性が伝わりやすくなります。
たとえば、料理を通じて食材の選び方や栄養を考えるようになったエピソードや、どんな場面で料理を活用しているかを話すと、面接官に与える印象がぐっと深まるでしょう。
自分がどれだけ情熱を持ってその特技に取り組んでいるのかを自然に話すことが、説得力を増します。
③ 特技と性格・価値観を結びつけて伝える
特技を単独で話すのではなく、あなたの性格や価値観と結びつけて伝えることで、より深みを持たせられます。
「ランニングを続けている理由として、粘り強さや自己管理能力を養ったから」や、「整理整頓が得意=計画的に物事を進める力がある」といった具合に、特技と自分の特性を関連付けて話すと、面接官に強い印象を与えられるでしょう。
このように自分の特技が、どのように自分の性格や考え方に繋がっているのかを伝えると、説得力が増し、特技への理解も深まります。
④ 企業の求める人物像を意識して特技を選ぶ
企業ごとに、求める人物像は異なります。面接前にその企業がどのような人物を求めているか、企業研究をしっかり行っておくことが重要です。
チームワークを重視する企業なら、協調性やコミュニケーション能力が求められるため、「チームでの活動経験」や「協力して目標を達成した経験」を特技として話すと効果的でしょう。
事前に企業の求める人物像や企業理念をチェックし、その企業に合った特技を選ぶと、面接官の期待に応えることができ、好印象を持たれやすくなります。
⑤ 自己PRや志望動機と矛盾しないようにする
特技の内容が自己PRや志望動機と矛盾していると、一貫性のない印象を与えてしまい、面接官からの信頼を得るのが難しくなります。
特技を話す前に、自分の自己PRや志望動機と整合性が取れているかを確認しておきましょう。
自己PRでは「チームワークを大切にする」と話しているのに、特技として「一人で完結する作業」に焦点を当てるのは避けるべきです。
一貫性があると、あなたが伝えたいメッセージが明確になり、面接官に信頼感を与えられます。
面接で伝える特技の作成方法

面接で特技を伝えるとき、「〇〇が得意です」と言うだけでは印象に残りにくいかもしれません。大切なのは、特技を通してあなたの人柄や価値観、企業との相性が伝わるかどうかです。
ここでは、説得力のある伝え方を4つのステップに分けて紹介します。
- 特技の内容を簡潔に伝える
- エピソードで裏付けをする
- その経験から得たことを伝える
- 入社後の活用方法を交えて話す
ステップ1:特技の内容を簡潔に伝える
まず、面接で特技を聞かれた際に大切なのは、「〇〇が得意です」と結論から簡潔に伝えることです。
冒頭であいまいな言葉や回りくどい表現を避け、明確に自分の特技を伝えることで、面接官に自信を持って自分の強みをアピールできます。
この一言で話の方向性が決まるため、特技についてはなるべくシンプルで分かりやすい言葉を選びましょう。
初めに結論を伝えた後に、その特技についての詳細を掘り下げると、聞き手の関心を引きやすくなります。
ステップ2:エピソードで裏付けをする
次に、特技を挙げたあとは、それを裏付ける具体的なエピソードを加えてみましょう。
「なぜその特技が得意だと感じているのか」や「どんな場面でその特技を活かしたか」といった具体的な経験を交えることで、特技の信憑性が高まります。
特別な実績がなくても、普段の生活や大学での活動、アルバイトの経験などでも十分です。
たとえば、「時間管理が得意」という特技を挙げた場合、大学の試験期間に効率的に勉強時間を確保したエピソードを加えることで、実際にその特技がどのように活かされるかが具体的に伝わります。
ステップ3:その経験から得たことを伝える
エピソードを話すだけで終わらせるのではなく、その経験を通して自分が学んだことや成長した点も伝えましょう。
特技を通じて得た教訓やスキルを強調することで、面接官に自分の人間的な成長や考え方の深さを示せます。
「継続力が大切だと気づいた」や「他者との協力を通じてコミュニケーション力が高まった」など、特技を通じてどのように自分が成長したのかを具体的に述べることが重要です。
これによって、特技に対する深い理解と自己分析能力があることを印象づけられます。
ステップ4:入社後の活用方法を交えて話す
最後に、その特技がどのように入社後に活かせるかを伝えることが重要です。面接官は、特技が自社の業務やチームでどう役立つかに興味を持っています。
「チームでの役割分担に貢献できる」や「問題解決に役立つ視点を提供できる」といったように、特技を仕事の現場に結びつけて話すと、面接官はあなたがどれだけ実務に貢献できるかをイメージしやすくなります。
このように、特技がどのように企業での業務に役立つのかを伝えることで、面接官に対して具体的なイメージを与え、説得力が増すでしょう。
【ジャンル別】面接で使える特技一覧

面接で話す特技は、どのようなジャンルでも問題ありませんが、伝え方や選び方には工夫が必要です。
日常生活やビジネススキル、表現活動など、幅広い視点から自分に合う特技を見つけてみましょう。ここでは、面接で使える特技をジャンルごとに紹介します。
- 日常生活に関する特技
- 知識・学習系に関する特技
- スポーツに関する特技
- 表現活動に関する特技
- 性格・長所に関連する特技
① 日常生活に関する特技
日常生活に根ざした特技は、自分らしさを伝えやすいという利点があります。
たとえば「早起き」や「整理整頓」は一見地味に思えますが、継続力や自己管理力の裏付けとして語れば、十分なアピール材料になるでしょう。
面接では、どのような工夫をして続けているかなど、具体的な行動を交えて話すと説得力が増します。
- 早起きが得意
- 整理整頓が得意
- 料理が得意
- 時間の使い方がうまい
- 家事が得意
- 無駄遣いをしない
- 健康管理ができる
- スケジュール管理ができる
- 節約術に詳しい
- お弁当作りが得意
- 買い物の計画性
- 整理収納アドバイスができる
- 家庭菜園が得意
- 睡眠管理ができる
- 旅行の計画が得意
- 資産運用や投資に関心があり実践している
- 日々のタスクの優先順位付けが得意
- 物の断捨離が得意
- スポーツや運動を取り入れた健康習慣が得意
- 電子機器やアプリを使いこなせる
② 知識・学習系に関する特技
「プレゼンが得意」「タイピングが速い」などのスキルは、仕事での活躍がイメージしやすいため好印象につながりやすいです。
ただし、スキルそのものを伝えるだけでなく、どう活用したのかや成果につながったエピソードも含めて説明すると、評価されやすくなります。汎用性や再現性も伝えるとさらに効果的です。
- タイピングが速い
- プレゼンが得意
- データ入力が得意
- ExcelやPowerPointの操作
- スケジュール管理ができる
- 文章作成が得意
- 情報収集力がある
- SNS運用が得意
- 歴史や地理など特定分野に詳しい
- 語学学習が得意(英語・中国語など)
- ニュースや時事問題に敏感
- 読書量が多い
- 新しい知識を吸収するのが早い
- 数学的な思考力がある
- 勉強計画を立てて実行できる
- 覚えるのが早い
- 独学の習慣がある
- 興味を持ったことを深掘りできる
- 自分の知識を人にわかりやすく教えられる
- 異文化理解が得意
③ スポーツに関する特技
スポーツ経験は、体力だけでなく精神的な強さやチームでの役割意識を表す材料にもなります。
「サッカーを10年間続けてきた」「副キャプテンとしてまとめ役を担った」など、継続してきたことや立場を伝えることで、自分の特性がより伝わるでしょう。努力や挑戦の姿勢を盛り込むのもポイントです。
- サッカー
- 野球
- テニス
- バスケットボール
- マラソン
- 水泳
- 卓球
- バドミントン
- ボルダリング
- 柔道
- 剣道
- 陸上競技
- 登山
- ダンス
- ゴルフ
- ヨガ
- スキー
- スノーボード
- フットサル
- ジム通い
④ 表現活動に関する特技
演劇や楽器、動画制作などの表現活動は、自分らしさやアイデア力を伝えるうえで有効です。
作品づくりにおける工夫や、それを人に伝える喜びなどを盛り込むと、聞き手に共感を与えやすくなります。個性を出しやすいジャンルだからこそ、自分の言葉で魅力を語ることが大切です。
- ピアノ
- ギター
- 演劇
- イラスト
- 動画編集
- 写真撮影
- 書道
- 歌唱
- 小説執筆
- 詩の創作
- 手芸
- 漫画制作
- プログラミング
- デザイン
- ボイスパフォーマンス
- 手品
- 折り紙
- Webサイト作成
- DTP制作
- Vlog発信
⑤ 性格・長所に関連する特技
「人の話を聞くのが得意」「空気を読むのがうまい」などの特技は、実体験や周囲の反応と結びつけて語ると効果的です。
このような特技は、業務においても良好な人間関係を築くうえで役立ちます。過去のエピソードを通じて、信頼感や協調性を示せるよう工夫してください。
- 傾聴力がある
- 空気を読む力がある
- 気配りができる
- 我慢強さがある
- コツコツ努力する力がある
- 人見知りしない
- 明るく接する力がある
- 笑顔を絶やさない
- 困っている人に気づける
- 優先順位を考えられる
- 落ち着いて対応できる
- ポジティブ思考
- 自己反省ができる
- 場を和ませる力がある
- 率先して動ける
- 柔軟に考えられる
- 気持ちの切り替えが早い
- 素直に受け入れる姿勢がある
- 客観的に物事を判断できる
- 新しい挑戦を受け入れる
面接でよく使われる特技の回答例文

「特技は何ですか?」と聞かれても、どのように答えればよいか迷ってしまう方は多いはず。ここでは、実際に面接で使える具体的な特技の例文を紹介します。
回答の構成や伝え方の参考になるよう、さまざまなジャンルからピックアップしました。
- 整理整頓を特技として伝える例文
- 早起きを特技として伝える例文
- ランニングを特技として伝える例文
- ピアノ演奏を特技として伝える例文
- SNS運用を特技として伝える例文
- Webデザインを特技として伝える例文
- 写真撮影を特技として伝える例文
- 場の空気を読むことを特技として伝える例文
面接でどんな質問が飛んでくるのか分からず、不安を感じていませんか?とくに初めての一次面接では、想定外の質問に戸惑ってしまう方も少なくありません。
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① 整理整頓を特技として伝える例文
ここでは、「整理整頓」をテーマにした面接特技の例文を紹介。日常的な行動を通じて、計画性や主体性といったビジネスでも求められる資質をアピールできる構成にしています。
《例文》
私の特技は整理整頓です。大学のサークルでは備品管理を担当しており、道具の収納方法や在庫リストの作成などを通じて、誰が見ても分かりやすい環境を整える工夫をしてきました。 もともとは自分の部屋を片づけるのが得意で、その延長で人の役に立てないかと考えたのがきっかけです。 整理整頓に取り組む中で、効率的に動くための導線づくりや、必要なものを優先順位ごとに分類する力が身につきました。 このようなスキルは、職場でもチーム内の作業効率を高めたり、資料整理などの業務で活かせると考えています。 |
《解説》
身近な行動をベースにしつつ、「なぜそれを特技としたか」「どう活かせるか」までしっかり言及すると説得力が高まります。仕事とのつながりを意識して構成しましょう。
② 早起きを特技として伝える例文
ここでは、「早起き」をテーマにした特技の例文を紹介します。習慣的な行動でも、継続力や自己管理能力といった社会で重視される資質をアピールできるでしょう。
《例文》
私の特技は早起きです。大学1年のときに通学に時間がかかることから、毎朝6時に起きる習慣をつけるのを決意。 最初は苦手でしたが、続けるうちに体内リズムが整い、今では毎日自然に起きて行動を開始できるようになりました。 早起きの習慣は、朝の時間を活用して授業前に課題を終わらせたり、資格の勉強に取り組むことにもつながりました。 生活リズムが安定していることで、1日のスケジュール管理がしやすくなり、大学生活全体が効率的になったと感じています。 この継続力や時間の使い方は、社会人になってからも役立てることができると思います。 |
《解説》
「なぜ早起きができるようになったのか」「それによって何を得たのか」を具体的に語ることで説得力が増します。成果や成長につながった点を強調しましょう。
③ ランニングを特技として伝える例文
ここでは、「ランニング」を特技として伝える例文を紹介します。日常的な習慣であっても、継続力や目標達成力といった強みをアピールするのに効果的です。
《例文》
私の特技はランニングです。大学入学後に体力作りを目的に始めましたが、今では週に4回、5キロ程度を継続して走っています。 続けるうちに、体力だけでなく集中力やストレスのコントロール力も養うことができました。 また、地域のマラソン大会に参加するという目標を立てて練習し、無事に完走できたことが自信につながりました。 決めたことをコツコツ積み重ねて達成する力は、勉強やサークル活動でも活かされています。 社会人になってからも、継続力や目標に向けた努力を大切にし、与えられた仕事に粘り強く取り組みたいです。 |
《解説》
趣味的な印象のあるランニングも、目的意識や成果、そこから得た学びを加えることで説得力が増します。努力の過程を丁寧に表現することがコツです。
④ ピアノ演奏を特技として伝える例文
ここでは、「ピアノ演奏」を特技として伝える例文を紹介します。芸術的な分野のスキルでも、継続力や集中力、プレッシャーへの対応力を効果的に伝えられるでしょう。
《例文》
私の特技はピアノ演奏です。幼いころから習っており、大学生になった今でも時間を見つけては練習を続けています。 高校時代には学園祭で演奏を披露する機会があり、人前で緊張しながらも最後まで弾ききる経験を通じて、集中力や本番への強さを身につけました。 また、演奏を通じて「どう表現すれば相手に伝わるか」を考えるようになり、自己表現力にも磨きがかかりました。 この経験は、プレゼンやグループワークなどで自分の考えをわかりやすく伝える際にも役立っています。 社会人になっても、努力を継続する姿勢や相手の立場を考えた伝え方を大切にしていきたいです。 |
《解説》
芸術系の特技は「表現」「努力」「人前での経験」に焦点を当てるとビジネスへの応用が伝わりやすくなります。自分の成長に結びつける展開がポイントです。
⑤ SNS運用を特技として伝える例文
ここでは、「SNS運用」をテーマにした面接用の特技の例文を紹介します。日常の発信活動も、戦略性や継続力を意識すれば十分にアピール材料になりますよ。
《例文》
私の特技はSNS運用です。大学1年生のときから趣味で始めたInstagramでは、テーマを「学生生活×節約術」に絞り、発信を続けてきました。 投稿内容やタイミングを工夫しながら試行錯誤した結果、現在はフォロワーが2,000人を超えています。 どのような投稿が多くの人に届くのか、どんな写真や文章が共感されやすいかを分析しながら運用することで、情報発信の工夫や継続する力が身につきました。 また、コメント対応やDMでのやり取りを通じて、相手の意図をくみ取る力も磨かれたと感じています。この経験を、広報やマーケティングなどの分野で活かしていきたいです。 |
《解説》
SNSは工夫や継続性を示す手段として有効です。数値実績や工夫したポイントを具体的に述べると、説得力が一気に増します。
⑥ Webデザインを特技として伝える例文
ここでは、「Webデザイン」をテーマにした特技の例文を紹介します。専門的なスキルであっても、学びの過程や実践経験を通じて得た力を具体的に伝えることがポイントです。
《例文》
私の特技はWebデザインです。大学のゼミでホームページ制作の課題があったことをきっかけに、独学でHTMLやCSSの基礎を学び、デザインツールも使えるようになりました。 その後、学園祭の特設サイトを作るプロジェクトに参加し、企画・デザイン・公開まで一貫して担当。 ユーザーにとって見やすく、分かりやすい構成にするために、配色や導線の設計には特にこだわりました。 多くの人にサイトを使ってもらえた経験から、「相手目線で考える力」や「細部まで丁寧に仕上げる姿勢」が養われたと実感しています。 将来的には、こうしたスキルを活かして情報発信や顧客向けの資料作成にも貢献したいです。 |
《解説》
実践経験を伴う特技は、成果物やプロセスを簡潔に伝えることで説得力が増します。使用ツールや工夫した点も一言添えるとより好印象です。
⑦ 写真撮影を特技として伝える例文
ここでは、「写真撮影」をテーマにした特技の例文を紹介します。趣味として取り組んでいる内容でも、継続性や観察力などビジネスに通じる強みとしてアピールするのにおすすめです。
《例文》
私の特技は写真撮影です。大学の写真サークルに所属し、学内イベントや地域の風景を撮る活動を続けています。 もともとスマートフォンで撮っていたのがきっかけですが、本格的に始めたくなり、自分でカメラを購入しました。 撮影では、構図や光の入り方を意識しながら「どのようにすれば魅力が伝わるか」を考えるようにしています。 また、SNSを通じて作品を発信し、見た人からコメントをもらうことで、相手目線の大切さにも気づくことができました。 この経験から得た観察力や表現力は、情報をわかりやすく伝えるプレゼンや資料作成などに活かせると考えています。 |
《解説》
写真撮影は「見せ方」や「相手への伝え方」を意識する経験が多く、表現力や思考力の強調が効果的です。始めたきっかけも自然に触れると、好印象を与えられるでしょう。
⑧ 場の空気を読むことを特技として伝える例文
ここでは、「場の空気を読むこと」をテーマにした特技の例文を紹介します。性格的な特性も、具体的な経験と結びつけることでしっかりとした強みに変わるでしょう。
《例文》
私の特技は場の空気を読むことです。ゼミ活動では、進行役を任されることが多く、議論が停滞したときや意見がぶつかりそうな場面で、状況に応じて話題を変えて、発言しやすい雰囲気づくりを心がけてきました。 もともと人前で話すのは得意ではありませんでしたが、相手の表情や声のトーンをよく観察するようにしてから、自然と全体の空気を感じ取れるようになれたのが良い経験となっています。 ゼミの先生からも「場を和ませる力がある」と言っていただいたことが自信につながりました。 今後も、チームで動く仕事において、円滑なコミュニケーションや雰囲気づくりに貢献していきたいと考えています。 |
《解説》
性格面の特技は、第三者の評価やエピソードを交えると説得力が増します。「どの場面で活かされたか」を明確にすることがポイントです。
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面接で避けるべきNGな特技とは?

面接では自分の魅力を伝えることが大切ですが、内容によっては逆効果になることもあります。印象を悪くしやすい特技には注意が必要です。ここでは、避けるべき代表的な例を紹介します。
- 「特技はありません」と答える
- ギャンブルや思想に関わる特技を答える
- 素行を疑われるような内容の特技を答える
- 嘘や誇張された特技を答える
① 「特技はありません」と答える
「特技はありません」と伝えてしまうと、自己分析ができていない印象を与えてしまいます。面接官は、あなたの人柄や考え方を知るために質問をしているため、何も答えないのはもったいないです。
たとえ小さなことでも、自分が続けてきたことや得意だと思うことを探してみてください。
「整理整頓が得意」「毎朝必ずラジオ体操をする」といった日常の習慣でも、具体的な工夫や継続の姿勢が伝われば立派な特技になります。
② ギャンブルや思想に関わる特技を答える
パチンコや競馬などのギャンブル、宗教や政治といったテーマに関する特技は、誤解や警戒を招くおそれがあります。特に面接という場では、聞く側がどう受け取るかを考える配慮が必要です。
個人的な趣味や価値観として尊重される内容であっても、業務や職場に関連しない場合は控えましょう。できるだけ多くの人に共感されやすい話題に置き換えて伝えることが大切です。
③ 素行を疑われるような内容の特技を答える
深夜のドライブや過度な飲み会など、行動の自由度が高く、生活リズムに不安を感じさせるような特技は避けたほうが無難です。
自分では魅力的だと思っていても、受け手の価値観とズレていればマイナス評価につながることもあります。
特に新卒採用では、常識や協調性も重視されるため、安心感を与えられる話題を選ぶようにしましょう。学生生活の中で得た経験や、周囲に良い影響を与えた行動に目を向けると見つけやすくなります。
④ 嘘や誇張された特技を答える
「プログラミングが得意です」「動画編集ができます」といった内容も、実際に経験やスキルがない場合は逆効果です。
深掘りされたときに答えられなければ、信用を失ってしまいます。背伸びをせず、自分が本当に経験してきたことを元に話すほうが誠実さを伝えられますよ。
小さな特技でも、エピソードや取り組みの工夫を交えて話すことで説得力を高められるでしょう。
自分らしい特技を見つけて面接での好印象につなげよう!

面接で特技を聞かれる理由は、人柄や価値観を知るためだけでなく、仕事への適性を見極める意図もあるためです。特技と趣味の違いを理解し、自分の経験や習慣を振り返って強みを探ることが重要。
また、特技を伝える際には「自分らしさ」が伝わる内容か、企業の求める人物像に合っているかなどの視点を持つことが大切です。
伝え方としては、エピソードを交えながら、得たことや仕事への活かし方まで話すと効果的でしょう。ジャンル別や例文を参考にしつつ、自信をもって答えられる特技を準備しておくと安心です。
避けるべきNG回答を理解しておくことも、面接対策として欠かせません。
まずは志望動機を作ってみる
この記事を書いた人
編集部
「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。