【例文つき】就活で強みになる特技一覧とNG例・伝え方のポイント
就活で自分の特技をアピールしたいけれど、どのように整理すればいいか迷っていませんか。
趣味との違いや面接での伝え方が分からず、自己PRにつなげられないと悩む人も少なくありません。
この記事では、就活に役立つ特技の選び方や書き方を、具体的な例文とともにわかりやすく解説します。
さらに、避けるべきNG例や面接での注意点まで網羅しているので、ぜひ特技をアピールする際の参考にしてくださいね。
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就活における「特技」とは?

就職活動で問われる「特技」とは、単に好きなことや趣味ではなく、自分の強みや特性を伝えるための大切な材料です。
簡潔にいうと特技とは、他の人より得意だと自信を持って言えることを指します。
たとえば「英会話」「書道」「プレゼンが得意」といったスキル系はもちろん、「毎日早起きしている」「初対面でもすぐ打ち解けられる」といった日常的な習慣や対人スキルも立派な特技です。
企業が特技を聞く理由は、応募者の人柄や考え方、適性を見極めるためです。内容の珍しさよりも、その特技をどう身につけてきたか、どう向き合ってきたかに注目しています。
「自分には特技なんてない」と感じる方もいるかもしれませんが、これまでの経験や日々の習慣を丁寧に振り返ってみてください。自信を持って話せることは、きっと見つかるはずです。
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「趣味」と「特技」の違いを押さえよう

「趣味」と「特技」を区別して説明できるかどうかは、面接での印象に影響します。混同したまま答えてしまうと、自分の強みを正しく伝えられない恐れもあります。
ここでは、その違いをはっきり理解しておきましょう。
「趣味」は好きだからやっていること、「特技」は得意で人に教えたり役立てたりできることです。
たとえば、カフェ巡りが趣味でも、行った店の情報を整理して発信しているなら、それは特技といえるでしょう。単なる経験だけでなく、周囲に価値があるかどうかがポイントになります。
企業は、趣味を通じて人柄や考え方を、特技を通じて実行力や習得の姿勢を見ています。ただ楽しんでいるだけではなく、自分なりの工夫や成果を示せる内容を選びたいところです。
「特技」は、日常の中にヒントが隠れています。まずは、これまで続けてきたことや、人に褒められた経験を振り返ってみましょう。意外と強みが見つかるものです。
企業が面接で特技を聞く理由

企業が面接で特技について質問するのは、話のきっかけづくりだけが目的ではありません。特技にまつわる話から、あなたの人柄や考え方を知ろうとしています。
ここでは、企業が特技を通じて見ている5つのポイントを紹介します。
- 人柄や価値観を把握するため
- 企業とのマッチ度を確認するため
- コミュニケーション能力を見極めるため
- 主体性や継続力を評価するため
- アイスブレイクとしての役割があるため
① 人柄や価値観を把握するため
特技の内容や取り組み方には、その人の価値観や考え方が色濃く表れます。
たとえば「読書」が特技であれば、選ぶジャンルや読書頻度、感想の深さから、知的好奇心の強さや自己成長への意識が見えてくるでしょう。
また、誰かに本を勧めたり、感想を共有したりするような行動があれば、協調性や対話力も感じられるます。
企業はこうした要素をもとに、あなたがどんな信念や姿勢を持って物事に取り組むのかを知りたいと考えています。特技の背景やエピソードを交えて話すことで、より伝わりやすくなるはずです。
② 企業とのマッチ度を確認するため
特技の種類やエピソードから、応募者が企業のカルチャーや職種と合うかどうかを読み取ることがあります。
団体競技の経験を積んできた人は、協調性や周囲との連携を大切にしていると推察されることも。そのような特性は、チームでの連携を重視する企業にとって大きな魅力です。
反対に、1人で長期間継続して取り組んできた内容であれば、主体的に行動できる自律性や自己管理能力が伝わるでしょう。
企業は特技を通して「この人はうちの環境で活躍できるか」を具体的にイメージしようとしています。
③ コミュニケーション能力を見極めるため
特技を話題にしたとき、面接官が注目しているのは内容そのものだけでなく、「どう話すか」にあります。
自分の特技について、きちんと順序立てて説明できるか、具体的なエピソードを交えて話せるかといった点から、論理的思考力や相手に伝える力が見えてくるでしょう。
また、話し方に自信や熱意があると、面接官に好印象を与えやすくなります。加えて、共感を呼ぶような言葉選びや表情の柔らかさがあれば、コミュニケーションの柔軟さも評価されるポイントです。
④ 主体性や継続力を評価するため
特技の中でも、特に長期間続けてきたものや、自主的に取り組んできた経験には注目が集まります。始めたきっかけや、途中で困難を乗り越えた話があれば、自己成長への姿勢がうかがえるでしょう。
また、自分なりの工夫を加えながら継続してきた実績は、課題解決能力や改善意識の高さを裏づけるものになります。
企業は、指示待ちではなく自ら行動できる人物を求める傾向があるため、そうした姿勢が感じられる特技は大きな強みになるでしょう。
⑤ アイスブレイクとしての役割があるため
特技の話題は、面接の初めに場を和ませる目的でよく使われます。緊張しがちな場面でも、自分の得意なことについて話すことで自然と笑顔が生まれ、面接官との距離感も縮まりやすくなるでしょう。
また、話す内容が明るく前向きであれば、面接全体の雰囲気も良い方向へと導けます。企業側も、特技の話を通じて応募者の素の表情やリアクションを見たいと考えています。
あらかじめ話しやすいテーマを準備しておけば、気持ちにも余裕が生まれるはずです。
自己PRに使える特技の選び方

面接で「特技は何ですか?」と聞かれたとき、何を話すべきか迷う方も多いかもしれません。ただの趣味ではなく、自己PRにつながる特技であることが、選考での印象を左右します。
ここでは、企業に伝わりやすい特技の選び方を3つの視点から解説しています。
- 成果が明確な特技を選ぶ
- 仕事に活かせる要素がある特技を選ぶ
- ギャップや意外性のある特技を選ぶ
① 成果が明確な特技を選ぶ
特技を選ぶときには、その成果や実績が分かりやすいものを選ぶのが効果的です。
たとえば「書道を10年間続けて大会で入賞した」「英語スピーチコンテストで優勝した」といったように、客観的な評価があると説得力が生まれます。
企業は単に何が得意かではなく、その得意をどう活かしてきたかを見ています。アピールしたい特技に、実績として語れるエピソードがあるか振り返ってみてください。
② 仕事に活かせる要素がある特技を選ぶ
業務に結びつく特技は、実用性の観点からも評価されやすいでしょう。もし、「人前で話すのが得意」なら営業や接客職で活かせますし、「整理整頓が得意」なら事務や管理の仕事にも向いている印象を与えられます。
自分の特技がどんな場面で活きるのかを意識して伝えることで、入社後の活躍をイメージしてもらいやすくなるでしょう。
③ ギャップや意外性のある特技を選ぶ
意外性のある特技は、面接官の印象に残りやすくなります。たとえばおとなしそうな人が「ボイスパーカッションが得意」と答えた場合、興味を引くきっかけになりやすいでしょう。
こうしたギャップがあると、面接の場が和やかになり、会話も広がります。ただし、突飛すぎる内容だと真剣さに欠ける印象を持たれる可能性もあるため、話しやすさとユニークさのバランスを意識してください。
就活での特技の書き方

履歴書やエントリーシートで特技を伝えるとき、ただ「○○が得意です」と書くだけでは印象に残りません。特技は自分の強みをアピールできる項目です。
ここでは、特技を効果的に伝えるためのポイントを4つ紹介します。
- 特技を具体的に書く
- 根拠となるエピソードを加える
- 特技から学んだことを伝える
- 仕事への活かし方を盛り込む
① 特技を具体的に書く
特技を履歴書やエントリーシートに記載する際は、抽象的な言い回しでは相手の印象に残りにくいため、できる限り具体的な表現を使うことが大切です。
「文章を書くのが得意です」と書くだけでは、どのような文章を、どのくらいの頻度やレベルで書いているのかが分かりません。
それよりも「ゼミで年間10本以上のレポートを担当し、毎回教授から高評価をいただいた経験があります」といった実績を加えることで、読み手にリアルなイメージを与えることができます。
また、実績に数字や比較対象を含めると説得力が増し、自分の特技を客観的に証明する材料になります。事実に基づいた表現を心がけてみてください。
② 根拠となるエピソードを加える
特技に信ぴょう性を持たせるためには、必ず具体的なエピソードを添えることが効果的です。
たとえば「プレゼンが得意」とだけ記載しても、どのような場面で、どんな相手に向けて発表したのかが分からなければ説得力に欠けてしまいます。
そこで、「学会で研究内容を代表として発表し、質疑応答にも冷静に対応できた経験があります」などといった事実を加えると、読み手が状況をイメージしやすくなるでしょう。
エピソードは長くする必要はありませんが、実際に体験した場面を端的に伝えることで、特技の信頼性が一段と高まります。日常的な経験の中にも、十分アピールにつながる素材があるはずです。
③ 特技から学んだことを伝える
特技を通して自分が得た学びや成長のプロセスを伝えると、単なるスキルの羅列ではなく、あなたの人間性や向上心が伝わりやすくなります。
もし、「サークル活動で調整役を任されることが多かった」といった経験がある場合なら、その中で「意見の異なるメンバーの考えを尊重しながらまとめていく力が養われた」と言えるでしょう。
このように、特技が自分にどのような変化をもたらしたのかを言語化することで、自己PRとしての深みが出ます。
また、苦労した経験や失敗から得た教訓を含めることで、謙虚さや真摯な姿勢も伝えることができます。過程に注目する視点を持つことが大切です。
④ 仕事への活かし方を盛り込む
特技の内容と仕事との関連性を示すことで、実践的なアピールにつながります。たとえば「集中力がある」と述べるだけでは抽象的に感じられるかもしれません。
「集中力があるため、細かい作業や長時間にわたるタスクにも根気強く取り組める」と伝えると、特技と仕事とのつながりがはっきりするでしょう。
さらに、「この特性は、事務処理や分析業務などの正確性が求められる場面で活かせると思っています」と補足すれば、企業にとってのメリットも明確になります。
自分の特技が、応募する職種や業務にどう貢献できるのかを言語化しておくと、採用担当者の印象にも残りやすくなります。事前に業務内容を確認しておくと、より説得力ある表現につながりますよ。
【ジャンル別】就活におすすめの特技一覧

面接で特技を効果的に伝えるには、自分の得意なことをジャンルごとに整理し、何をアピールできるかを明確にすることが大切です。
ここでは、就活において評価されやすい特技をジャンル別に紹介します。
- スポーツ・身体能力系
- アート・クリエイティブ系
- 知識・学習系
- 日常生活・実用系
- コミュニケーション・対人系
- 専門技術・職能系
① スポーツ・身体能力系
体力やチームワーク、継続力をアピールしたい方に向いている分野です。部活動や趣味として続けている内容を具体的に伝えると、熱意や努力が伝わりやすくなります。
<特技一覧>
- サッカー
- 野球
- テニス
- バスケットボール
- バレーボール
- 陸上競技
- 水泳
- 卓球
- 柔道
- 剣道
- ダンス
- ヨガ
- 登山
- ボルダリング
- サーフィン
- スキー
- スノーボード
- マラソン
- フィットネスジム通い
- 筋トレ
- 空手
- サイクリング
- ボクシング
- ラグビー
- フットサル
- アイススケート
- ゴルフ
- チアリーディング
- 合気道
- ゲートボール
② アート・クリエイティブ系
表現力や創造性を評価してもらいたい場合は、作品の制作過程や発想力に触れると説得力が増します。日常的に取り組んでいることも立派な特技になるでしょう。
<特技一覧>
- イラスト制作
- 絵画
- 漫画制作
- 油絵
- 水彩画
- 書道
- デジタルアート
- ロゴデザイン
- グラフィックデザイン
- ポスター制作
- 手芸
- 編み物
- 裁縫
- ハンドメイドアクセサリー
- レザークラフト
- 写真撮影
- 動画編集
- 作曲
- 作詞
- ピアノ
- ギター
- ドラム
- バイオリン
- ボーカル
- クラフト全般
- フラワーアレンジメント
- 建築模型作り
- モーショングラフィックス
- フォトコラージュ
- コスプレ衣装制作
③ 知識・学習系
知的好奇心や継続的な学習姿勢を伝えるのに適しています。資格取得や自主的な勉強の習慣も、努力を裏付ける材料になるでしょう。
<特技一覧>
- 読書
- 歴史研究
- 地理学習
- 英語学習
- TOEIC対策
- 漢字検定勉強
- ニュース記事分析
- 新書・ビジネス書読破
- 時事問題の収集
- 数学の問題解決
- プログラミングの独学
- 心理学の勉強
- 経済学の基礎学習
- 哲学の学習
- 宗教や文化の研究
- 英単語暗記
- 四字熟語学習
- 日本語文法の研究
- 歴史人物の伝記熟読
- 株式・金融の勉強
- キャリア教育の研究
- 日本史
- 世界史
- 科学読み物の読解
- 社会学的視点での考察
- 雑学の収集
- 暗記ゲーム
- 地図帳の暗記
- 教養クイズの作成
- プレゼン資料の構成力
④ 日常生活・実用系
身近な生活習慣にも、アピールできる特技は多くあります。日々の積み重ねや工夫が伝われば、誠実さや自己管理能力を印象づけられるはずです。
<特技一覧>
- 自炊
- お弁当づくり
- 料理全般
- 洗濯の効率化
- 部屋の掃除
- 整理整頓
- 冷蔵庫の在庫管理
- 時短レシピ開発
- 買い物リスト作成
- 節約術
- ポイント活用術
- 家計簿の管理
- 早起き習慣
- 断捨離
- 冷凍保存術
- 掃除ルーティンの構築
- 洗濯のシミ抜き
- 家庭菜園
- 家具の配置工夫
- 賃貸物件の比較
- 散歩コースの開拓
- 雨の日の家事テクニック
- コンビニアレンジ料理
- 献立表作り
- 猫のトイレ掃除
- ゴミ出し曜日管理
- ガス・電気の節約法
- お風呂掃除の時短術
- ドアノブ消毒の習慣
- 非常食の管理
⑤ コミュニケーション・対人系
人との関わりに自信がある場合は、具体的なエピソードや工夫を交えて伝えることで、コミュニケーション能力の説得力を高められます。
<特技一覧>
- 雑談力
- 初対面でも話せる力
- 接客スキル
- 傾聴スキル
- インタビュー力
- ファシリテーション
- お笑い・ツッコミ力
- LINEやSNSのやりとり
- 空気を読む力
- 場の盛り上げ
- モノマネ
- サークルでの司会進行
- アルバイトでの常連対応
- イベントの司会経験
- 子どもとの会話力
- 年配の方との交流
- プレゼン力
- ディベート経験
- 合コン幹事経験
- 飲み会の場づくり
- バイトでのチーム運営
- クレーム対応
- SNSコメント対応
- SNSライブ配信経験
- アドリブ対応力
- 異文化交流の経験
- ボランティアでの会話対応
- 地域イベントの司会進行
- 友達の相談役
- 面白い話を展開する力
⑥ 専門技術・職能系
将来の職種に直結しそうなスキルがあれば、それを特技として伝えることで即戦力としての期待につながります。
<特技一覧>
- HTML/CSSのコーディング
- JavaScriptの基礎習得
- Pythonでの簡単な自動化
- WordPress操作
- Photoshop操作
- Illustrator操作
- Excel関数活用
- PowerPointでの資料作成
- データ分析
- プレゼン資料の構成
- SNS運用(Instagramなど)
- 動画編集(Premiere Pro)
- 英語翻訳
- TOEIC800点以上
- 簿記3級
- CAD操作
- SQLの基本操作
- ChatGPTの活用
- 写真のRAW現像
- レジュメのデザイン作成
- ポートフォリオ作成
- タッチタイピング
- 声優演技
- ナレーション録音
- eスポーツ配信技術
- 語学学習サポートサイトの運営
- プロジェクト管理ツールの活用
- SlackやNotionの操作
- Zoom司会進行
- eラーニング教材の作成
面接官に響く特技のアピール例文

面接で特技をアピールする際、「何をどう伝えるか」で印象が大きく変わります。
ここでは、特技のジャンルごとに実際に使える例文を紹介しています。自分の特技と近いものを参考に、説得力ある自己PRを考えてみましょう。
- スポーツ・身体能力系の特技の例文
- アート・クリエイティブ系の特技の例文
- 語学・英会話の特技の例文
- プレゼン・話し方などの表現系特技の例文
- 日常生活に根ざした実用系特技の例文
- 専門知識・スキル系の特技の例文
- コミュニケーション・対人関係の特技の例文
- 継続力・習慣に関する特技の例文
- 趣味と結びついた特技の例文
- ユニークで個性的な特技の例文
面接でどんな質問が飛んでくるのか分からず、不安を感じていませんか?とくに初めての一次面接では、想定外の質問に戸惑ってしまう方も少なくありません。
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① スポーツ・身体能力系の特技の例文
スポーツ系の特技は、体力や継続力、チームワークなどをアピールできる強力な材料です。ここでは、サッカー経験をもとにした例文を紹介します。
私の特技は、サッカーです。中学から大学まで10年以上続けており、大学ではフットサルサークルのキャプテンも務めました。 練習だけでなく、戦略を考えたり、メンバー同士のコミュニケーションを取ったりすることも重要だと感じ、積極的に周囲との関係づくりに取り組んだのを覚えています。 サークルでは公式戦の出場機会が限られていたため、自分の役割を「支える側」に切り替え、後輩のサポートや練習メニューの調整にも力を入れました。 こうした経験から、仲間をまとめるリーダーシップや、状況に応じて自分の役割を柔軟に変えられる対応力が身についたと考えています。 |
この例文は、「継続性」「協調性」「主体性」の3点をバランスよくアピールしています。スポーツ経験をテーマにする際は、「どんな学びがあったか」「どう仕事に活かせるか」までしっかり言及しましょう。
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② アート・クリエイティブ系の特技の例文
アートやデザインなどのクリエイティブ系の特技は、発想力や独自の視点をアピールするのに最適です。ここでは、イラスト制作を特技とする例文を紹介します。
私の特技は、イラストを描くことです。小学生の頃から描くことが好きで、大学ではSNSを活用して自作のイラストを発信しています。 特にこだわっているのは、相手の感情や雰囲気が伝わる表情の描写で、投稿を見た人から「温かみがある」「癒される」といったコメントをいただけることが励みになっています。 また、大学の文化祭ではサークルの広報ポスター制作を担当し、色の使い方や視認性を意識して工夫を凝らしました。 この経験から、自分の表現が誰かに伝わる喜びを感じるとともに、目的に応じたデザインの大切さも学びました。 |
この例文は、趣味と実績の両方を伝えながら「誰かに届ける意識」があることを強調しています。アート系の特技を書く際は、自分の工夫や他者の反応を交えると説得力が増します。
③ 語学・英会話の特技の例文
英会話を特技としてアピールする場合は、単に話せるだけでなく、実際の使用場面や目的意識を盛り込むことがポイントです。ここでは、日常的な努力と実践経験を組み合わせた例文を紹介します。
私の特技は、英会話です。高校時代に短期のホームステイを経験して以来、海外の文化や言語に強く興味を持つようになり、大学では英会話サークルに所属しました。 毎週の活動ではネイティブスピーカーの講師とディスカッションを行い、日常会話だけでなく、時事問題についても意見を交わす練習をしています。 また、アルバイト先のカフェで外国人のお客様に英語で対応する機会もあり、実践を通じて表現力や柔軟な対応力を養ってきました。 こうした経験を通じて、語学力だけでなく、相手の文化や考え方を尊重する姿勢も身についたと感じています。 |
語学系の特技は、単なるスキルの習得だけでなく「どう活かしたか」「どんな姿勢で取り組んでいるか」まで触れることで、より魅力的なアピールになります。
④ プレゼン・話し方などの表現系特技の例文
話す力やプレゼン力は、就活で高く評価されやすい特技のひとつです。ここでは、大学での発表経験をもとにした例文を紹介します。
私の特技は、人前でわかりやすく話すことです。大学ではゼミ発表が頻繁にあり、相手に伝わるように話す工夫を重ねてきました。 特に意識しているのは、話の構成をシンプルにし、図や写真など視覚的な資料を効果的に取り入れることです。 最初は緊張して言葉に詰まることもありましたが、何度も練習を重ねる中で自信がつき、友人からも「聞きやすい発表だった」と言われるようになりました。 また、サークルの新歓プレゼンを任された際には、聞き手の興味を引く導入やユーモアを取り入れたことで、多くの新入生に参加してもらうことができました。 |
表現系の特技は「どう伝えたか」だけでなく、「伝わった結果どうなったか」まで書くと効果的です。工夫・成果・改善の流れを意識して構成しましょう。
⑤ 日常生活に根ざした実用系特技の例文
実用的な特技は一見地味に思えるかもしれませんが、継続力や信頼性を伝えるうえで非常に有効です。ここでは、早起きを特技とする例文を紹介します。
私の特技は、早起きです。高校時代、部活の朝練に毎日参加していた習慣が身につき、現在も朝6時に起きる生活を続けています。 大学では1限の授業も多くありましたが、寝坊することなく通い続けたことで、時間管理の意識が高まりました。さらに、朝の時間を活用して予習・復習を行う習慣もつき、試験前に慌てることが減りました。 サークル活動やアルバイトとの両立にもこの生活リズムが役立ち、日々の予定を安定してこなせる自信があります。 早起きというシンプルな習慣ですが、継続することで日常全体の効率が上がり、計画的に行動できるようになりました。 |
日常的な特技でも、背景や得られた成果を具体的に書くことで説得力が増します。誰にでもある習慣こそ、工夫や継続力をアピールするチャンスです。
⑥ 専門知識・スキル系の特技の例文
ITスキルや分析力など、専門的な知識や技術に関する特技は、実務への応用を具体的に伝えることで高評価につながるでしょう。ここでは、プログラミングを特技とする例文を紹介します。
私の特技は、プログラミングです。大学1年生のときに受講した授業がきっかけで興味を持ち、Pythonを独学で学び始めました。 最初は文法を覚えるのにも苦労しましたが、学習サイトや書籍を活用しながら小さなプログラムを作ることで少しずつ理解を深めていきました。 現在では、学内イベントの申し込みフォームを自作したり、サークルの出欠管理システムを構築したりと、身近な課題をコードで解決することを楽しんでいます。 エラーが出たときもあきらめずに試行錯誤することで、問題解決力も身につきました。こうした経験を通じて、論理的に考え行動する力が培われたと感じています。 |
専門スキルを扱う場合は、「どのように学び」「どう活用したか」を具体的に書くことが大切です。成果だけでなく、努力や課題克服の過程も評価されます。
⑦ コミュニケーション・対人関係の特技の例文
コミュニケーション力に関する特技は、どんな業種でも重宝されやすいアピールポイントです。ここでは、人との関係構築を強みとする例文を紹介します。
私の特技は、初対面の人ともすぐに打ち解けられることです。大学のオープンキャンパスの運営スタッフとして、高校生やその保護者と接する機会が多くありました。 相手の緊張を和らげるために、まずは笑顔であいさつし、相手の関心に合わせて話題を振るように心がけました。 特に印象に残っているのは、地方から来た参加者に地元の話題を交えたことで会話が盛り上がり、「緊張がほぐれました」と感謝の言葉をいただいたことです。 この経験を通して、人と円滑な関係を築くためには、相手を観察しながら柔軟に対応する姿勢が大切だと学びました。 |
対人関係の特技を書くときは、「誰と」「どんな場面で」活かせたかを具体的に示すのがポイントです。気配りや共感の視点を含めるとより印象が良くなります。
⑧ 継続力・習慣に関する特技の例文
継続力をアピールする特技は、地道な努力や目標への粘り強さを伝えるのに最適です。ここでは、毎日の読書習慣をテーマにした例文を紹介します。
私の特技は、毎日読書を続けていることです。大学入学時に「何か一つ習慣を身につけたい」と考え、1日10分以上本を読むことを自分に課しました。 最初は小説やエッセイなど読みやすいジャンルから始めましたが、次第にビジネス書や時事関連の本にも挑戦するようになり、視野が広がったと感じています。 3年以上続けてきたことで、情報の吸収力や文章理解力が高まり、ゼミのディスカッションでも自分の考えをより論理的に話せるようになりました。 この習慣を通じて、小さな積み重ねが大きな力になることを実感しています。 |
継続力に関する特技は「どれくらい続けたか」「何を得たか」の具体性が重要です。日常的な習慣も、成長や成果につなげて表現しましょう。
⑨ 趣味と結びついた特技の例文
趣味を特技として活かす場合は、楽しさだけでなく「工夫」や「継続性」、「社会とのつながり」などを交えて書くと説得力が増します。
ここでは、カフェ巡りがきっかけの発信活動をテーマにした例文を紹介しています。
私の特技は、カフェ巡りとその感想をSNSで発信することです。大学に入ってから友人と各地のカフェを訪れるようになり、自然と写真や文章でその魅力を記録するようになりました。 最初は趣味として楽しんでいましたが、投稿を続ける中で「どうすれば伝わるか」「読みたくなる文章とは何か」を意識するようになり、撮影の構図や文章表現にも工夫を重ねるようにしています。 今では週1回のペースで更新を続け、フォロワー数は1,000人を超えました。趣味をきっかけに発信力を磨くことができ、相手に伝える力の重要性を実感しています。 |
趣味と結びついた特技は「どんな行動を通じて成長したか」を明確にしましょう。趣味にとどまらず、主体的に取り組んだ点を強調するのがポイントです。
⑩ ユニークで個性的な特技の例文
他の応募者と差別化できるユニークな特技は、面接官の印象に残りやすい魅力的な要素です。ここでは「けん玉」をテーマに、個性と継続力をアピールする例文を紹介します。
私の特技は、けん玉です。小学生の頃に地域のイベントで教わったのがきっかけで、技が決まる瞬間の達成感に魅了されました。 それ以来、毎日少しずつ練習を続け、現在では「とめけん」や「飛行機」などの技も安定して成功できるようになったのです。 大学の文化祭ではパフォーマンスとして披露する機会をいただき、緊張の中でも堂々と技を決め、観客から拍手をもらえたことが自信につながりました。 けん玉は一見遊びに見えるかもしれませんが、集中力や手先の器用さ、継続力が求められる奥の深いものです。この経験から、地道な努力を積み重ねる力が身についたと感じています。 |
ユニークな特技は、単なる面白さだけでなく「学び」や「継続性」をセットで伝えると好印象を与えられるでしょう。特技の魅力を丁寧に言語化することが成功のカギです。
就活で避けるべきNG特技

面接で特技を伝えることは、自己アピールの大きなチャンスです。しかし、内容によっては逆効果になるケースもあります。
ここでは、就活で避けるべき特技の特徴を具体的に紹介していきます。
- 就活に不向きな特技
- 誤解されやすい特技
- ネガティブな印象を与える特技
① 就活に不向きな特技
自己PRにつながりにくい特技は、就活では評価されにくい傾向があります。たとえば「昼寝」や「ガチャガチャ集め」のように、成果や成長が見えにくいものは避けたほうがよいでしょう。
企業は特技を通して、どんな能力や価値観を持っているのかを見極めたいと考えています。
にもかかわらず、「なぜそれが特技なのか」「どう活かせるのか」が伝わらないと、かえって印象を下げてしまう可能性があります。
相手の立場に立って、自分の特技がどんなプラス材料になるのかを意識して選びましょう。
② 誤解されやすい特技
内容自体は問題がなくても、表現次第で誤解を生む特技もあります。そのため、「一人で黙々と作業すること」や「人と話さなくても平気」が特技だと、協調性に欠けると受け取られるかもしれません。
本来は集中力や自立性を伝えたいはずなのに、相手に伝わらなければ意味がないでしょう。表現を工夫しないと、面接官に不安を与えてしまうおそれがあります。
自分の意図を正しく届けるためにも、言葉の選び方には十分気をつけてください。
③ ネガティブな印象を与える特技
暴力性や非常識な印象を与える特技は、就活ではNGです。「喧嘩が強い」「ナンパが得意」「引きこもってネットゲームばかりしている」といった内容は、たとえ冗談のつもりでも避けましょう。
また、ギャンブルや飲酒に関わる特技も、社会人としての常識を疑われてしまいます。面接では信頼される人物かどうかが重視されます。
相手に安心感を持ってもらえるよう、健全で前向きな特技を選ぶことが大切です。
特技を伝える際の注意点

せっかく魅力的な特技があっても、伝え方を間違えると面接官に正しく伝わりません。
ここでは、就活の場面で特技を効果的にアピールするための注意点を4つ紹介します。
- 簡潔で分かりやすい文章にする
- 特技が自己PRにつながっているか確認する
- 面接官の興味を引く表現を意識する
- 過剰な自慢にならないように気をつける
① 簡潔で分かりやすい文章にする
限られた面接時間の中では、話が長くなりすぎると伝えたいポイントが埋もれてしまいます。特技を紹介する際は、1文1メッセージを意識し、主語と述語のつながりが明確な文を心がけましょう。
たとえば「私は毎週ランニングをしています。体力づくりと集中力アップのためです」といったように、短くてもしっかり意味が伝わる構成が理想的です。
内容が複雑であっても、聞き手が一度で理解できる表現を選んでください。
② 特技が自己PRにつながっているか確認する
ただ「〇〇が得意です」と言うだけでは、面接官にあなたの魅力は伝わりません。その特技があなたの強みや成長にどうつながっているか、具体的なエピソードを交えて伝えることが大切です。
「ピアノ演奏を10年間続ける中で、集中力と継続力を身につけました」といったように、特技から得たものを説明できると説得力が高まります。自己PRとの関連性があるか、事前に整理しておくと安心です。
③ 面接官の興味を引く表現を意識する
誰にでも伝わる特技であっても、表現次第で印象は大きく変わります。一般的な内容であっても、具体性を持たせることで面接官の関心を引きやすくなるでしょう。
たとえば「料理が得意です」ではなく「冷蔵庫にある材料だけで3品作る挑戦を毎週しています」といった言い回しにすると、興味を持ってもらいやすいです。
具体的な行動や工夫が伝わるように意識してみてください。
④ 過剰な自慢にならないように気をつける
特技を語るときには、自信を持つことも大切ですが、度が過ぎると「自慢話」として捉えられる可能性があります。「誰にも負けない」「完璧にこなせる」といった過剰な表現は避けたほうが無難です。
「結果を出すために工夫した」「試行錯誤を重ねて得意になった」といった姿勢を伝えることで、努力や成長が強みとして伝わるでしょう。謙虚さを忘れず、等身大の自分で語ることを意識してください。
特技が見つからないときの見つけ方

就活で「特技を教えてください」と聞かれても、うまく答えられず困る学生は少なくありません。特別なスキルがないと感じても、身の回りの経験の中からアピールできる要素は見つかるものです。
ここでは、特技を見つけるための具体的な方法を4つ紹介します。
- 過去の経験から思い出してみる
- 得意なことを紙に書き出してみる
- 周囲の人に自分の強みを聞いてみる
- 企業が求める人物像から逆算する
① 過去の経験から思い出してみる
特技は、日常の中に自然と存在していることが多いです。たとえば部活動やアルバイト、ボランティアなど、これまで取り組んできた活動を振り返ってみてください。
長く続けてきたことや、他人に褒められた経験のある行動は、強みとしてアピールできる材料になります。
「誰に頼まれなくても毎回企画を立てていた」「友達の相談に乗ることが多かった」など、自分にとって当たり前だったことが、実は評価されるポイントかもしれません。
② 得意なことを紙に書き出してみる
頭の中で悩むだけでは、意外と気づきにくいものです。思いつくままに、得意だと思えることや人より少しだけうまくできることを紙に書き出してみてください。
ジャンルは問いません。家事やゲーム、人との会話でも構いません。書き出すことで、自分でも意識していなかった特技の芽が見つかることがあります。
後から振り返って「なぜそれが得意なのか」を考えると、自己PRにもつなげやすくなるでしょう。
③ 周囲の人に自分の強みを聞いてみる
自分のことは、自分よりも他人のほうがよく見えていることがあります。家族や友人、アルバイト仲間などに、「自分の得意なことって何だと思う?」と聞いてみましょう。
他者の視点は、新しい気づきを与えてくれますし、複数の人から同じような答えが返ってくる場合、それは強みとしての裏付けにもなります。恥ずかしがらずに聞いてみることが、意外と有効な方法です。
④ 企業が求める人物像から逆算する
特技を探す際には、自分本位ではなく、企業側の視点を意識することも重要です。企業の採用ページや求める人物像から逆算し、自分がアピールできそうな経験や特徴を洗い出してみてください。
たとえば、主体性を重視する企業なら、「部活でキャプテンを務めた経験」や「新しい企画を提案した経験」などが当てはまるでしょう。
特技そのものの珍しさよりも、内容の伝わりやすさと企業とのマッチ度がカギになります。
自分に合った特技の見つけ方と伝え方が就活成功のカギ

就活における「特技」は、単なるスキルの披露ではなく、あなたの人柄や価値観を伝える重要な要素です。趣味との違いを理解したうえで、企業が特技から何を見ているのかを意識しましょう。
成果や継続性が伝わる特技の書き方やエピソードの選び方を工夫することで、面接官に響く自己PRが可能になります。
また、ジャンルごとの特技一覧や例文を参考にすることで、自分らしい表現を見つけやすくなるでしょう。
特技が見つからないときは、過去の経験や周囲の意見からヒントを得てください。適切な特技の選定と伝え方が、あなたの魅力を最大限に引き出すポイントです。
まずは志望動機を作ってみる
この記事を書いた人
編集部
「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。