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【例134選】面接で「就活の軸」を質問された時の回答法|答え方のコツや回答例も紹介

「就活の軸って何?面接でどう答えればいいの?」

エントリーシートや面接で頻出するこの問いに、うまく答えられず悩む就活生は多いはず。

就活の軸は、単なる志望理由ではなく、あなたの価値観やキャリア観を企業に伝える大切な指標です。

そこで本記事では、就活の軸の見つけ方から、面接での答え方、ジャンル・業界・職種別の回答例までを徹底解説します。

納得感のある軸を見つけ、内定に近づく準備を始めましょう!

 

目次

就活の軸とは?

就活の軸とは、企業を選ぶ際に「自分が何を大切にしているか」という判断基準のことです。これは単なる希望条件ではなく、働く上で譲れない価値観や信念を指します。

軸を持って就活に臨むことで、自分の言動や選択に一貫性が生まれます。どの企業を選ぶか、何に魅力を感じるかがはっきりするため、迷いが少なくなるでしょう。

多くの就活生は、初めは漠然としたイメージしか持っていませんが、それでも「自分は何を優先したいのか」「どんな働き方に納得できるのか」を意識することが重要です。

就活の軸は、自分だけの言葉で語れる軸であることが理想です。その意識を持つだけでも、判断に芯が通り、納得のいく選択ができるようになるでしょう。

就活の軸を定めるメリット

就職活動を始める際、「自分の就活の軸が定まっていない」と感じている方は多いのではないでしょうか。

軸を持つことには多くの利点があります。

ここでは、就活の軸を明確にすることで得られる代表的な6つのメリットを紹介します。

  1. 自己分析の精度が高まり、選考の軸がぶれなくなる
  2. 企業・業界選びの判断がしやすくなる
  3. 面接で自信を持って答えられるようになる
  4. 入社後のギャップを防げるようになる
  5. 志望度の高さを的確に伝えられるようになる
  6. 将来のキャリア設計がしやすくなる

① 自己分析の精度が高まり、選考の軸がぶれなくなる

自分のキャリア観を明確にすることで、自己分析の方向性が定まり、掘り下げの深さが変わってきます。

大切にしたい価値観や譲れないポイントが言語化されるため、過去の経験からどのような思考や行動をしてきたかを整理しやすくなるからです。

一方で、価値判断の基準が曖昧なままでは、話す内容が選考ごとにバラバラになりがちです。

早めにキャリア選択の軸を持つことで、自己分析の精度が上がり、納得感のある志望理由やエピソードが組み立てやすくなるでしょう。

「自己分析のやり方がよくわからない……」「やってみたけどうまく行かない」と悩んでいる場合は、無料で受け取れる自己分析シートを活用してみましょう!ステップごとに答えを記入していくだけで、あなたらしい長所や強み、就活の軸が簡単に見つかりますよ。

② 企業・業界選びの判断がしやすくなる

進路選択の判断基準があると、数ある企業の中から自分に合った選択肢を効率よく絞り込むことができます。

自分の価値観や将来像に合う業界・企業を判断する物差しが明確になるため、無駄な選考に時間を割かずに済むのです。

また、企業選びの観点があることで、説明会やOB訪問などの情報収集の精度も上がります。このような観点を持って業界を見ることで、求人票や企業HPの情報にも鋭く目を向けられるようになります。

結果として、自分にとって意味のある選択ができるようになるのです。

③ 面接で自信を持って答えられるようになる

面接では必ずといっていいほど、「あなたの企業選びの軸は何ですか?」といった質問が出てきます。ここで職業観の核が明確であれば、堂々と回答できるだけでなく、説得力も持たせることができるでしょう。

意思決定の根拠があれば、なぜその企業を選んだのか、どのようにその企業の特徴と自分の価値観が合っているかを具体的に伝えられます。

また、質問に迷わず答えられることで、余裕のある印象も与えられます。面接の場で焦らずに、自分らしく話すためには、あらかじめ進路選択の指針を明確にしておくことが大切です。

④ 入社後のミスマッチを防げるようになる

職場選びの方針を明確に持っていれば、入社後の後悔や早期離職といったギャップを未然に防ぎやすくなります。

働くうえで大切にしたい価値観や条件を事前に整理しておくことで、「思っていた職場と違った」といったトラブルを避けやすくなるからです。

一方で、就活の段階からその会社選びの基準を明確にしていれば、企業の風土や文化を調べる際にも意識が働くため、適した企業を選びやすくなるでしょう。

また、入社後に「自分がなぜこの会社を選んだのか」を再確認できることで、長く働くモチベーションにもつながります。判断の軸は入社後の満足度を高める重要な基準といえます。

⑤ 志望度の高さを的確に伝えられるようになる

企業が重視しているのは、「この学生は本当にうちで働きたいのか?」という志望度の高さです。

キャリアにおける優先事項がしっかりしていると、なぜその企業を選んだのかを論理的に説明できるようになります。

また、面接官に「この人は企業研究ができている」と感じさせることで、選考を優位に進めることも可能です。

志望動機の根拠を明確にしておくことで、話の一貫性と深さが自然に伝わるようになります。

⑥ 将来のキャリア設計がしやすくなる

働き方の価値観を持つことは、目先の内定だけでなく、将来のキャリア形成にも役立ちます。

自分が何を大切にして働きたいのかが明確になれば、入社後にどのような方向に進んでいきたいかのビジョンも自然と描けるようになります。

また、数年後に転職を考える際にも、自分が進みたい方向性が明確な分、迷いなく判断できるでしょう。

キャリア選択の羅針盤として、自分の価値観を持つことは、長期的な成長の支えとなります。

企業が面接で就活の軸を聞く理由

企業が面接で「あなたの就活の軸は何ですか?」と尋ねる背景には、学生の考え方や姿勢、そして企業との相性を見極めたいという意図があります。

この質問は形式的なものではなく、採用後の定着や活躍を見越して重視されているものです。

ここでは、企業側の視点から6つの理由について解説します。

  1. 企業とのマッチ度を確認するため
  2. 入社意欲・志望度の高さを測るため
  3. 長期的に働いてくれるかを見極めるため
  4. 学生の価値観や判断基準を把握するため
  5. 選考に一貫性があるかを確かめるため
  6. 主体的にキャリアを考えているかを判断するため

① 企業とのマッチ度を確認するため

企業は採用活動を通して、自社の文化や価値観と合う人物を見つけたいと考えています。これは単なる業務適性を超え、社員としての定着率や職場内の関係構築にも関わる重要な要素です。

企業側も、自社と合わない可能性のある人材を誤って採用してしまうことは避けたいと考えており、マッチングを慎重に判断しています。

面接では、自分の価値観や働き方に対する理想が、企業側とどの程度一致しているかを明確に示すことで、お互いにとって良い結果につながるはずです。

② 入社意欲・志望度の高さを測るため

就活の軸を質問することで、企業は学生がどれだけ真剣にその会社で働きたいと考えているかを判断しようとします。

特に人気企業では志望動機の精度が重要視されており、「どの企業にも言えるような話」では納得してもらえません。

また、入社後にモチベーションを維持しながら働けるかどうかは、最初の志望度の高さに大きく関係しています。

面接では、その場しのぎの言葉ではなく、自分の本心と結びついた軸を話すことで、企業からの信頼も得られるはずです。

③ 長期的に働いてくれるかを見極めるため

企業にとって新卒採用は長期的な投資です。採用コストや研修の時間を考えれば、すぐに辞めてしまう人を選ぶわけにはいきません。

就活の軸を通して「この人は会社とともに成長していく意志があるか」を見極めているのです。

だからこそ、「長く働く覚悟があります」と言葉で伝えるだけでなく、その根拠としての軸を示すことが求められます。

④ 学生の価値観や判断基準を把握するため

就活の軸は、学生が企業選びやキャリア形成において何を大切にしているかを如実に表します。

たとえば「安定性」を重視する人は、変化が少なく、じっくり腰を据えて働ける環境を求めている傾向が強いです。

一方で、「成長機会」や「裁量権」を軸にする人は、スピード感があり挑戦を歓迎する企業を志望する傾向があります。

こうした価値観の違いを見抜くことで、企業側はその学生が社風や働き方に合うかを判断しているのです。

⑤ 選考に一貫性があるかを確かめるため

就職活動では、多くの企業を受ける中で、発言に一貫性があるかどうかが非常に重要です。企業側は「この学生は本気で企業選びをしているのか」を見ています。

たとえば、ある企業では「海外展開に興味があります」と語り、別の企業では「国内市場に集中したい」と話していたら、面接官は疑念を抱くでしょう。

選考に一貫性がないと、「内定が欲しいだけなのでは?」と捉えられてしまうリスクが高まります。一貫性のある軸を持つことで、学生の意思の強さや方向性の明確さが伝わります。

面接で迷わずに話せるよう、軸を定めたうえで、自分の中でどのように応用できるかを整理しておくことが大切です。

⑥ 主体的にキャリアを考えているかを判断するため

企業が最も注目しているのは、学生が自分自身のキャリアについてどれほど真剣に向き合っているかという点です。

就活の軸があるということは、将来を見据えて「何を大切にしたいか」「どんな環境で成長したいか」といった考えを自分の言葉で持っている証拠です。

企業は、そうした主体性を持った人材に魅力を感じます。

軸は自己PRや志望動機とも密接につながるため、曖昧にせず、キャリアの軸として確かな軸を言語化しておくことが重要です。

就活の軸の見つけ方|自己分析から考える方法

就活の軸を見つけるには、自分自身を深く理解することが欠かせません。

ここでは、自己分析を中心に、軸を明確にするための具体的な方法を紹介します。

  1. 過去の経験から自分の価値観を振り返る
  2. ガクチカや成功体験を掘り下げて考える
  3. 他己分析で第三者の意見を取り入れる
  4. 企業研究で共通点を探してみる
  5. やりたくないことから逆算して考える
  6. アルバイトやインターンでの気づきを整理する

① 過去の経験から自分の価値観を振り返る

自分の価値観を明確にするには、過去の経験を丁寧に振り返ることが効果的です。特に、楽しかった瞬間や達成感を得た場面には、自分が大切にしている考え方が反映されていることが多いでしょう。

さらに、印象に残っている辛かった経験にも注目してみてください。何にストレスを感じ、どう乗り越えたのかを振り返ることで、自分が大事にしていることや避けたい要素も見えてきます。

これにより、価値観をポジティブ・ネガティブ両面から整理することができるでしょう。

就活の軸は自分の核となる価値観に根差したものであるべきです。だからこそ、自己分析の出発点として「過去を深く見つめる」ことが有効なのです。

② ガクチカや成功体験を掘り下げて考える

ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)や成功体験は、自分らしさを具体的に示す宝庫です。これらの経験を振り返る際は、成果よりも過程や考え方に焦点を当てるようにしましょう。

また、失敗から学んだことも就活の軸を考えるうえで有益です。

失敗を通じて感じたことや再挑戦への姿勢が見えれば、それは「成長志向」や「継続力」といった軸につながるでしょう。

ガクチカはただ語るだけでは意味がありません。経験を深掘りし、その中に潜む自分の価値観や志向性を見つけてこそ、就活の軸として説得力を持ちます。

③ 他己分析で第三者の意見を取り入れる

自己分析には限界があります。自分では当たり前と思っている性格や行動も、他人から見れば大きな特徴であることが多いからです。そこで活用したいのが他己分析です。

これは、周囲の人に自分の印象や強みを聞くことで、客観的な視点を取り入れる方法です。

自分では気づいていなかった性格が、職場での適性に直結することもあるでしょう。他己分析は、1人ではなく複数人から意見を集めることで、より信頼性が高まります。

大切なのは、聞いた内容をうのみにせず、自分の内面と照らし合わせながら納得できるかを考えることです。他己分析は、自分を深く知るための補助的な手段として非常に有効です。

④ 企業研究で共通点を探してみる

企業研究は、情報収集のためだけではなく、自分の志向や価値観を確認する手段にもなります。

複数の企業の理念や取り組み、制度などを調べていくと、特定の傾向に惹かれていることに気づく場合があります。その共通点こそ、就活の軸を明らかにするヒントになります。

企業のWebサイトや採用ページだけでなく、社員インタビューや説明会での発言、口コミなども参考にしましょう。

企業研究を通じて気づいたポイントを言語化すれば、自分だけの軸として形になっていきます。ただ調べるのではなく、自分の価値観と照らし合わせる視点を持つことが大切です。

就活を進める中で、「この企業、気になるけど、詳しいことがわからない…」と感じたことはありませんか?そんなときに活用してほしいのが、就活の視野を広げる「企業・業界分析シート」です。

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⑤ やりたくないことから逆算して考える

「何をやりたいか」が明確でない場合でも、「何をやりたくないか」は意外とすぐに思いつくものです。このネガティブな視点を出発点にすることで、自分に合った働き方を逆算して考えられます。

やりたくないことを明確にすることで、企業選びの際のミスマッチを減らすことができます。また、自分の感情に正直に向き合うことで、無理なく自然体で就活を進められるようになります。

この方法は、まだ具体的な志望業界や職種が決まっていない人にも有効です。働きたくない環境や避けたい要素を洗い出すことで、その逆を軸に据えることができるからです。

結果的に、自分にフィットした職場にたどり着く可能性が高まるでしょう。

⑥ アルバイトやインターンでの気づきを整理する

実際の仕事現場に身を置いた経験は、就活の軸を見つけるうえで非常に有益です。

アルバイトやインターンを通して得た気づきを振り返ることで、「自分がどう働きたいか」がよりリアルに見えてくるでしょう。

経験はそのままでは意味を持ちませんが、しっかりと言語化し、自分の価値観と結びつけることで、大きな武器になります。

アルバイトやインターンの体験を活かして、自分の就活の軸を明確にしていきましょう。

面接での就活の軸の答え方のコツ

就職活動の面接では、志望動機や自己PRと並んで「就活の軸」がよく問われます。企業は応募者の価値観や考え方を通じて、自社との相性や入社後の活躍イメージを探ろうとしています。

軸を明確に伝えることができれば、自分の強みや志望度を効果的にアピールできるでしょう。

ここでは、面接で就活の軸を伝える際のコツを4つ紹介します。

  1. 冒頭で結論から端的に伝える
  2. 軸の背景にある具体的なエピソードを話す
  3. その軸が企業とマッチしている点を示す
  4. 入社後のビジョンを軸と結びつけて伝える

① 冒頭で結論から端的に伝える

面接では限られた時間の中で自分を伝える必要があるため、最初に結論をはっきり述べることが重要です。たとえば「私の就活の軸は○○です」とシンプルに伝えることで、聞き手に内容がすぐ届きます。

また、自分の考えを明確に持ち、それを的確に伝えられるという印象にもつながるでしょう。このような姿勢は、社会人としての基礎力にも通じるため、面接官に好印象を与える可能性が高まります。

ポイントは、抽象的な表現を避け、軸が伝わりやすい言葉を選ぶことです。

「人と関わるのが好き」といった曖昧な表現ではなく、「チームで協力しながら成果を出すことにやりがいを感じる」といったように、自分の価値観を具体的に表現してください。

② 軸の背景にある具体的なエピソードを話す

就活の軸が一時的な思いつきではなく、自分の人生や経験に基づいたものであることを示すためには、具体的なエピソードが欠かせません。

また、単なる成功体験にとどまらず、失敗や迷いを通じてどのような学びを得たのかまで伝えると、より深みのある話になります。

こうした経験の積み重ねが、今の就活の軸につながっていると説明できれば、面接官に共感を持って聞いてもらえるはずです。

自分の軸を支える実体験をもとに、「だからこそこの軸が大切だ」と一貫性のある話に仕上げることが、成功のカギです。

③ その軸が企業とマッチしている点を示す

面接で就活の軸を伝える際に、もっとも評価されるのは、その軸と企業との相性です。単に自分の価値観を語るだけでは、自己満足で終わってしまいます。

だからこそ、企業研究を通じて相手の特徴や方針を理解し、自分の軸がその企業とどう重なるのかを示すことが必要です。

また、ただ「マッチしていると思う」という表現ではなく、どこがどう一致しているのかを論理的に説明する姿勢が大切です。

企業との接点を示すことは、自分がなぜその企業を志望するのかを裏付ける材料にもなります。こうして、軸と企業のつながりを意識して伝えることで、説得力と熱意の両方を表現できるでしょう。

④ 入社後のビジョンを軸と結びつけて伝える

就活の軸は、過去の経験や価値観に基づくものですが、同時に未来への指針にもなります。

だからこそ、面接では「この軸をもとに、どんな社会人になりたいのか」「企業でどのように活躍していきたいのか」といった入社後のビジョンとつなげて話すことが効果的です。

軸に合ったキャリアパスを語ることで、自分らしい働き方をイメージできていることを伝えられるでしょう。

加えて、「なぜその企業でなければならないのか」という視点も忘れずに入れてください。その会社だからこそ描ける未来があると示すことが、面接官の心に響くポイントになります。

【ジャンル別】就活の軸一覧

就活を進めるうえで、「自分の就活の軸は何か?」を明確にしておくことはとても大切です。企業選びや面接の準備において、ぶれない判断基準になります。

ここでは、代表的な就活の軸をジャンル別に紹介し、自分に合った価値観を見つけるヒントをお伝えします。

自分が大切にしたいことを意識することで、納得のいく企業選びができるでしょう。

  1. 働き方やワークライフバランスに関する軸
  2. 社風や人間関係に関する軸
  3. 仕事内容・キャリアパスに関する軸
  4. 企業理念や社会貢献に関する軸
  5. 福利厚生や待遇に関する軸

① 働き方やワークライフバランスに関する軸

残業が少なく定時に帰れるようにしたい
有給休暇を気兼ねなく取得できるようにしたい
リモートワークや在宅勤務を活用したい
フレックスタイム制度を利用して柔軟に働きたい
プライベートと仕事を両立できるようにしたい
土日祝にしっかり休める環境で働きたい
育児や介護と両立できる働き方を実現したい

② 社風や人間関係に関する軸

上下関係がフラットな環境で働きたい
チームワークを大切にする職場で働きたい
若手の意見が尊重される風土で働きたい
アットホームで安心できる雰囲気で働きたい
社員同士の人間関係が良好な職場にしたい
風通しが良く意見を言いやすい職場にしたい
多様性が認められる職場で自分らしく働きたい

③ 仕事内容・キャリアパスに関する軸

専門性を磨ける仕事に取り組みたい
若手のうちから裁量を持って働きたい
幅広い業務に挑戦して成長したい
自分の興味ある分野で力を発揮したい
将来的にマネジメントを任される立場になりたい
海外で働くチャンスを得たい
明確なキャリアステップを描きながら働きたい

④ 企業理念や社会貢献に関する軸

社会課題の解決に貢献できる仕事がしたい
環境保全に取り組む企業で働きたい
地域社会に貢献する活動に携わりたい
人や社会の役に立つ仕事をしたい
SDGsに積極的に関わる企業で働きたい
共感できる理念やビジョンのもとで働きたい

⑤ 福利厚生や待遇に関する軸

住宅手当や家賃補助を受けて生活を安定させたい
育児休業や介護休業を安心して取得できる環境にしたい
退職金制度が整った企業で将来に備えたい
社員食堂やカフェなど充実した施設を活用したい
通勤にかかる交通費を全額支給してほしい
資格取得や研修制度を利用してスキルを伸ばしたい
福利厚生サービスを活用して生活を豊かにしたい

【業界別】就活の軸一覧

業界ごとに働き方や価値観が大きく異なるため、それぞれに合った就活の軸を持つことが内定獲得のカギになります。

企業は学生の軸を通して、志望度や入社後のミスマッチを見極めようとしています。

ここでは代表的な業界別に、どのような就活の軸が有効なのかを具体的に紹介します。

  1. メーカー|モノづくりと社会貢献を重視する軸
  2. 商社|グローバル志向とスケールの大きな挑戦を重視する軸
  3. 小売|顧客志向と現場対応力を重視する軸
  4. 金融|数字への責任感と信頼関係・社会貢献を重視する軸
  5. サービス|ホスピタリティと課題解決力を重視する軸
  6. インフラ|社会貢献と安定性を重視する軸
  7. IT|技術志向と変化対応力を重視する軸
  8. 広告・出版・マスコミ|情報発信力と創造性を重視する軸
  9. コンサルティング|論理的思考と課題解決力を重視する軸
  10. 教育|人の成長支援と社会貢献を重視する軸

① メーカー|モノづくりと社会貢献を重視する軸

自分のアイデアを形にしたい
社会に貢献できる製品づくりに関わりたい
技術革新の最前線で働きたい
長く製品と向き合える環境で働きたい
チームで一つのモノをつくり上げたい

② 商社|グローバル志向とスケールの大きな挑戦を重視する軸

世界を舞台に活躍したい
スケールの大きな仕事に挑戦したい
新興国の課題解決に貢献したい
多様な分野でビジネスを展開したい
語学力や異文化理解力を活かしたい

③ 小売|顧客志向と現場対応力を重視する軸

顧客の声を直接聞きながら働きたい
地域や日常に寄り添う仕事がしたい
店舗運営や売場づくりに携わりたい
接客を通じて人と関わりたい
商品を通して生活を豊かにしたい

④ 金融|数字への責任感と信頼関係・社会貢献を重視する軸

数字を通じて課題を分析・提案したい
高い倫理観を持って社会に貢献したい
お金を通じて人の人生に関わりたい
金融知識を活かした専門性を磨きたい
経済や社会の流れに敏感に働きたい

⑤ サービス|ホスピタリティと課題解決力を重視する軸

相手の期待を超える提案がしたい
人に喜ばれる仕事がしたい
お客様の声に耳を傾けて対応したい
思いやりを持って行動したい
目の前の課題を自ら解決したい

⑥ インフラ|社会貢献と安定性を重視する軸

社会の安心・安全を支える存在になりたい
安定的なサービスを届けたい
縁の下の力持ちとして働きたい
地域社会に貢献したい
長期的に安心して働ける環境に身を置きたい

⑦ IT|技術志向と変化対応力を重視する軸

テクノロジーで課題を解決したい
新しい技術を学び続けたい
自分のアイデアをサービスに落とし込みたい
変化に柔軟に対応しながら成長したい
ITの力で社会をより良くしたい

⑧ 広告・出版・マスコミ|情報発信力と創造性を重視する軸

情報を通じて世の中を動かしたい
人の心を動かす表現に関わりたい
社会課題を発信する仕事がしたい
企画力や編集力を活かしたい
伝えることに情熱を持って取り組みたい

⑨ コンサルティング|論理的思考と課題解決力を重視する軸

複雑な課題を分析して解決したい
多様な業界で経験を積みたい
クライアントに最適な提案をしたい
データを活かした改善に取り組みたい
成長機会が多い環境で働きたい

⑩ 教育|人の成長支援と社会貢献を重視する軸

誰かの成長に深く関わりたい
学ぶ楽しさを伝えたい
教育の可能性を広げたい
生徒や保護者と信頼関係を築きたい
教育を通じて社会に貢献したい

【職種別】就活の軸一覧

就活では、志望動機や自己PRと並んで「就活の軸」がよく問われます。

職種によって重視されるポイントが異なるため、自分に合った軸を知っておくと安心です。

ここでは、代表的な職種別に就活の軸の考え方や例を紹介します。

  1. 営業職の就活の軸|信頼関係と成果志向
  2. 企画職の就活の軸|発想力と実行力の活用
  3. 事務・管理系職種の就活の軸|正確性と組織貢献
  4. 販売職の就活の軸|顧客対応力と提案力
  5. クリエイティブ職の就活の軸|表現力と価値創造
  6. エンジニア職の就活の軸|技術志向と課題解決力
  7. 医療系専門職の就活の軸|専門性とチーム医療への貢献
  8. コンサルタント職の就活の軸|分析力と論理的思考
  9. 研究・開発職の就活の軸|探究心と社会貢献の姿勢
  10. 広報・PR職の就活の軸|情報発信力とブランド構築

① 営業職の就活の軸|信頼構築と成果への意欲

お客様との信頼関係を築きたい
自分の成果を数字で実感したい
相手の課題に対して最適な提案を届けたい
自分の行動が売上に貢献する実感を得たい
競争の中で目標を達成して成長したい

② 企画職の就活の軸|発想力と実現力のバランス

自分のアイデアを形にしたい
社会や顧客の課題を新しい発想で解決したい
トレンドを読み取り企画に活かしたい
論理的に考え、実行まで責任を持ちたい
チームと協力して新たな価値を生み出したい

③ 事務・管理系職種の就活の軸|正確性と支援力

正確な業務で組織を支えたい
周囲の仕事が円滑に進むようにサポートしたい
縁の下の力として信頼される存在になりたい
ミスを防ぎながら着実に仕事を進めたい
組織全体を見渡して改善につなげたい

④ 販売職の就活の軸|顧客満足と現場対応力

お客様との対話を通じて信頼を築きたい
現場のニーズを感じながら提案力を磨きたい
商品の魅力を伝えて生活を豊かにしたい
チームと連携して売場運営に関わりたい
忙しい中でも冷静に対応できる力をつけたい

⑤ クリエイティブ職の就活の軸|表現力と共感の創出

自分の感性を活かして人の心を動かしたい
クライアントの目的に合った表現を届けたい
制作を通して価値あるコンテンツを生み出したい
制約の中でも柔軟にアイデアを提案したい
地道な作業も大切にしながら完成度を高めたい

⑥ エンジニア職の就活の軸|技術力と課題解決志向

技術で社会課題を解決したい
論理的な設計を通じて便利な仕組みをつくりたい
自分のコードで誰かの役に立ちたい
常に新しい技術を学び続けたい
チームでの開発を通じて価値を創造したい

⑦ 医療系専門職の就活の軸|使命感と患者への寄り添い

患者一人ひとりに寄り添って安心を届けたい
専門知識を活かして地域に貢献したい
命や健康を支える責任ある仕事をしたい
多職種と連携して最善の医療を提供したい
常に学びを重ねて医療の質を高めたい

⑧ コンサルタント職の就活の軸|課題発見力と成長志向

課題を分析して解決策を提案したい
論理的に考えて企業の成長に貢献したい
様々な業界に触れて視野を広げたい
チームで意見を交わしながら成果を出したい
激しい変化に柔軟に対応して学び続けたい

⑨ 研究・開発職の就活の軸|探究心と社会貢献の融合

技術や知識を深く追求したい
新しい価値を創り出して社会に貢献したい
失敗を恐れず試行錯誤を楽しみたい
研究の成果で人々の生活を変えたい
チームで協力しながら成果を目指したい

⑩ 広報・PR職の就活の軸|情報発信力と信頼構築

企業の魅力を正しく社会に伝えたい
発信する情報の質を高めて信頼を築きたい
SNSやメディアを活用してつながりを生み出したい
ブランドイメージを守る役割を担いたい
情報の効果を分析して改善につなげたい

ジャンル別の就活の軸の回答例文

就活では、自分の価値観や志向に合った「軸」を明確に伝えることが重要です。とはいえ、どのように伝えればいいか悩む方も多いでしょう。

ここでは、ジャンル別に具体的な回答例文を紹介します。あなたの考えに近いタイプを見つけ、参考にしてください。

  1. 働き方重視の回答例文
  2. 社風重視の回答例文
  3. キャリア志向型の回答例文
  4. 理念共感型の回答例文
  5. 福利厚生重視型の回答例文

面接でどんな質問が飛んでくるのか分からず、不安を感じていませんか?とくに初めての一次面接では、想定外の質問に戸惑ってしまう方も少なくありません。

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①働き方重視の回答例文

ここでは、「働き方」を軸に企業を選ぶ学生向けの面接回答例文を紹介します。柔軟な勤務体制やワークライフバランスを重視する学生に適した表現が求められます。

《例文》

私が企業選びで重視しているのは、柔軟な働き方ができる環境が整っていることです。

大学時代に家庭の事情でアルバイトのシフトを調整しながら学業を続ける必要があり、自分の時間をどう管理するかの大切さを実感しました。

その経験から、働き方に自由度があることで仕事と私生活のバランスを保ちながら、長く活躍できると考えるようになりました。

貴社ではフレックスタイム制度やリモートワークの導入など、社員一人ひとりのライフスタイルに合わせた働き方が可能である点に魅力を感じています。

このような環境であれば、個人の生産性を高めながら、チームに貢献できると考えています。

《解説》
家庭や学業との両立といった誰もが経験しやすいテーマを活用することで、働き方に対する価値観に説得力が生まれます。企業の制度と結びつけて語るのがポイントです。

②社風重視の回答例文

ここでは、「社風」を軸に企業を選ぶ学生向けの面接回答例文を紹介します。働く環境の雰囲気や人間関係を重視する場合に適した切り口です。

《例文》

私が就職活動で重視しているのは、社員同士の関係性やコミュニケーションが活発な社風です。

大学時代、ゼミ活動で活発な議論や意見交換を通じてメンバー全員で課題を乗り越える楽しさを知りました。
その経験から、風通しの良い職場環境でこそ自分の力を最大限に発揮できると感じています。

貴社では、部門を越えた交流や若手社員の意見も積極的に取り入れる風土があると伺い、大変魅力を感じました。

そうした社風の中でなら、主体的に働きながら組織にも良い影響を与えられると考えています。

《解説》
社風に関する実体験を交えて話すことで、企業との相性をアピールできます。ゼミやサークルでの経験をうまく活用するのがコツです。

③キャリア志向型の回答例文

ここでは、「将来のキャリア」を軸に企業を選ぶ学生向けの面接回答例文を紹介します。成長意欲や目標意識の高さを伝えたい方におすすめです。

《例文》

私が企業選びで重視しているのは、自分が継続的に成長できる環境があることです。大学ではインターンシップを通じて、実務経験を積むことの大切さを実感しました。

その際、自分の成長を実感できたことが働くモチベーションになると気づきました。貴社は研修制度が充実しており、若手でも挑戦できる風土があると知り、非常に魅力を感じています。

将来的にはプロジェクトをリードする立場を目指しており、キャリアを積み上げられる環境で積極的に成長していきたいと考えています。

《解説》
キャリア志向の場合は、将来像とそれに向けた行動が明確であることが鍵です。インターンなどの経験を活かして、成長意欲を具体的に伝えましょう。

④理念共感型の回答例文

ここでは、「企業理念への共感」を軸に企業を選ぶ学生向けの面接回答例文を紹介します。自分の価値観と企業の考え方が一致していることを伝える構成が効果的です。

《例文》

私が企業選びで大切にしているのは、企業理念に共感できるかどうかです。私は大学時代にボランティア活動を通じて、誰かの役に立つことにやりがいを感じました。

その経験から、単に利益を追求するのではなく、社会に貢献する姿勢を持つ企業で働きたいと考えるようになりました。

貴社の「人と人とのつながりを大切にする」という理念に強く共感し、この価値観のもとで働きたいと思いました。

自分の行動や成果が誰かの役に立つと実感できる職場でこそ、本当の意味でやりがいを持って働けると考えています。

《解説》
理念共感型では、自分の原体験と企業の理念を結びつけて語ることが重要です。抽象的にならないよう、経験を交えて説明しましょう。

⑤福利厚生重視型の回答例文

ここでは、「福利厚生」を軸に企業を選ぶ学生向けの面接回答例文を紹介します。安心して長く働ける環境を求める姿勢を伝える内容が効果的です。

《例文》

私が企業選びで重視しているのは、福利厚生が整っており、長く安心して働ける環境があることです。大学時代に親が体調を崩し、家族のサポートの大切さを実感した経験があります。

それ以来、将来もし家族や自分に何かあった時に備え、仕事と生活の両立がしやすい会社で働きたいと考えるようになりました。

貴社は休暇制度や住宅手当などの福利厚生が充実しており、社員の生活を大切にしている点に魅力を感じました。安心できる環境だからこそ、仕事にも集中して取り組めると思っています。

《解説》
福利厚生を軸にする場合は、将来を見据えた具体的な理由を示すことが大切です。家族や生活とのバランスへの意識を自然に織り交ぜましょう。

業界別の就活の軸の回答例文

「どの業界を志望するか」は、面接でよく聞かれる質問のひとつです。

自分の価値観や興味がどの業界にフィットするかを伝えるには、明確な就活の軸が必要になります。

ここでは、業界ごとに軸の例文を紹介します。

  1. メーカーの回答例文
  2. 商社の回答例文
  3. 小売の回答例文
  4. 金融の回答例文
  5. サービスの回答例文
  6. インフラの回答例文
  7. ITの回答例文
  8. 広告・出版・マスコミの回答例文
  9. コンサルティングの回答例文
  10. 教育の回答例文

①メーカーの回答例文

ものづくりや製品開発に興味を持つ学生にとって、「メーカーを志望する就活の軸」をどう伝えるかは非常に重要です。今回は、自分の原体験を軸に絡めて伝える例文をご紹介します。

《例文》

私は、身近な製品が人々の生活を支えていることに魅力を感じ、ものづくりに関わる仕事を志すようになりました。

大学時代、アルバイトでお客様対応をする中で、使いやすさや機能性が生活の満足度に直結していることを実感しました。

特に、お年寄りのお客様が「この製品は簡単で助かる」と喜んでくださったことが印象に残っています。

この経験から、ただ製品を作るのではなく、使う人の立場に立って考えられるメーカーで働きたいと考えるようになりました。

私の就活の軸は「人の暮らしに寄り添う製品を、自らの手で形にしていきたい」という思いです。貴社の製品開発はまさにその考えと一致しており、大きなやりがいを持って働けると感じています。

《解説》
ユーザー視点で製品の価値を実感したエピソードを通じて、メーカー志望の理由に説得力を持たせています。日常の体験から得た気づきを軸と結びつけると、共感されやすい例文になります。

②商社の回答例文

商社を目指す学生は、「多様な人と関わりながらスケールの大きな仕事がしたい」といった軸を語ることが多いです。今回はその考えをうまく表現した例文を紹介します。

《例文》

私の就活の軸は、「異なる価値観を持つ人々と協力し、社会に新たな価値を届けること」です。

大学時代、国際交流サークルで多国籍の学生と企画運営を行い、文化や考え方の違いに触れる中で、一つの目標に向かって力を合わせる面白さを実感しました。

その経験から、グローバルにビジネスを展開し、多様な人と関わりながら社会を動かす仕事に強く惹かれるようになりました。

商社の仕事は、単にモノを売買するのではなく、社会のニーズに応じた新たな価値を生み出す点に魅力を感じています。

貴社のグローバル事業で、自分の強みを活かした貢献ができると確信しています。

《解説》
国際的な経験を軸につなげた例文です。商社は人との関わりや柔軟性が問われるため、多様性に関する体験を交えると好印象です。

③小売の回答例文

小売業界では「お客様との接点」や「現場経験」が重視されます。そこで、アルバイト経験を軸に結びつけた例文をご紹介します。

《例文》

私は「人と直接関わりながら、その人の暮らしを豊かにしたい」という思いを軸に就職活動をしています。

大学時代、スーパーでの接客アルバイトを通して、お客様一人ひとりのニーズに応えることの大切さを学びました。

特に、常連のお客様から「あなたの対応が気持ちよくて、また来たくなる」と言っていただいたことが大きな自信になりました。

この経験から、人と接することで信頼関係を築き、直接喜ばれる仕事に強いやりがいを感じました。

小売業はまさにその機会が多い業界であり、店舗運営や商品提案を通じて、お客様の満足を追求できると考えています。

《解説》
現場でのやり取りを具体的に描くことで、小売の仕事への適性や熱意が伝わります。アルバイト経験を活かすのが効果的です。

④金融の回答例文

金融業界では「信頼」や「責任感」が就活の軸として求められます。堅実で誠実な姿勢が伝わる例文を紹介します。

《例文》

私は「人から信頼され、長期的な関係を築ける仕事をしたい」という思いを就活の軸にしています。大学時代、ゼミ活動でメンバーの会計担当を任され、責任感を持って業務に取り組みました。

予算管理や精算業務を通して、お金を扱うことの重要性と、それに対する信頼の重みを実感しました。

その経験から、人の資産や将来に関わる責任ある仕事に興味を持つようになり、金融業界を志望しています。

貴社では、信頼関係を基盤にお客様の人生設計を支えるという点に共感し、自分の強みを活かしていけると感じています。

《解説》
金融=信頼という切り口は王道ですが、具体的な経験を挙げて説得力を持たせると差別化につながります。

⑤サービスの回答例文

サービス業界では「人の役に立ちたい」という想いが軸になりやすいです。その気持ちをどう仕事とつなげるかを示す例文を紹介します。

《例文》

私の就活の軸は、「相手の立場に立って行動し、人の満足を生み出す仕事がしたい」ということです。

大学時代、カフェのアルバイトでお客様の些細な変化に気づき、自発的に声をかけるよう心がけていました。

その結果、「あなたがいると安心できる」と常連のお客様に言われたことが嬉しく、相手の気持ちに寄り添うサービスの力を実感しました。

この経験から、形のない価値を届けられるサービス業界に魅力を感じ、貴社でならお客様の満足度を追求し続けられると感じました。

《解説》
接客経験を軸とつなげた例文です。自分の行動が相手にどう影響したかを描くことで、サービス志望の理由に深みが出ます。

⑥インフラの回答例文

インフラ業界を志望する際は、「社会を支える仕事をしたい」という軸がよく用いられます。今回は、それを身近な経験から展開した例文を紹介します。

《例文》

私は「人々の当たり前の生活を支える仕事がしたい」という軸で就職活動をしています。高校時代の台風被害で長時間の停電を経験し、インフラの重要性を身をもって実感しました。

その後、大学では環境エネルギーに関する講義を履修し、安定供給や災害対策への興味が深まりました。

生活基盤を陰で支える仕事に誇りを感じ、責任ある分野で自分の力を発揮したいと考えるようになりました。

貴社の取り組む災害対応や技術革新は、私の目指す方向と重なり、やりがいを持って働けると確信しています。

《解説》
社会的な原体験を交えた表現は、インフラ業界の志望動機に説得力を与えます。公共性の高さを軸と結びつけるのがポイントです。

⑦ITの回答例文

IT業界では「課題解決」や「効率化」に価値を見出す軸が好まれます。日常の小さな不便から問題意識を育てた例文を紹介します。

《例文》

私は「人々の生活や仕事を、技術の力でより便利にしたい」という思いを就活の軸にしています。大学ではサークルの運営を担当していましたが、出欠管理や連絡が煩雑で非効率な状況に悩んでいました。

そこで、簡単なWebフォームを使って出欠を自動集計する仕組みを導入し、作業が大幅に軽減されました。

この体験を通じて、ITの力で課題を解決する楽しさを知り、それを仕事にしたいと考えるようになりました。

貴社ではユーザーの課題に寄り添った技術開発が行われており、私の軸と一致していると感じています。

《解説》
IT活用の経験をもとに、課題解決への姿勢を示した構成です。小さな工夫でも「効果」と「気づき」を伝えることが重要です。

⑧広告・出版・マスコミの回答例文

情報を発信し、誰かの心を動かしたいという気持ちが軸になることが多い業界です。そこで、発信経験をもとにした例文を紹介します。

《例文》

私は「人の感情に寄り添い、共感を生む情報を届けたい」という思いを就活の軸にしています。大学では学生向けフリーペーパーの編集を行い、インタビュー記事の執筆を担当しました。

読者の反応を意識しながら内容を工夫した結果、「この記事を読んで励まされた」とSNSで感想をもらったとき、自分の言葉が誰かの心を動かすことに大きなやりがいを感じました。

この経験から、言葉や情報で人に影響を与える仕事をしたいと考え、広告・出版・マスコミ業界を志望しています。

《解説》
実際の発信活動と読者の反応を交えると、情報を扱う仕事への適性を自然に伝えられます。共感がキーワードになります。

⑨コンサルティングの回答例文

コンサル業界では「課題発見力」や「改善への意欲」が軸として重視されます。そこで、身近な改善体験をもとにした例文をご紹介します。

《例文》

私の就活の軸は、「課題を見つけ、改善によって成果を出す仕事がしたい」ということです。大学のグループ研究では、進捗が遅れていたチームの課題を分析し、タスクの分担方法を見直しました。

その結果、作業がスムーズになり、発表準備も余裕を持って進めることができました。

この経験から、課題解決のプロセスを通じて成果を生み出す面白さを感じ、より複雑な課題にも挑戦していきたいと考えるようになりました。

貴社の多様な業界を支援するコンサルティング業務に、自分の軸を活かせると考えています。

《解説》
自ら行動して状況を改善したエピソードが、コンサル志望者らしい軸と合致しています。プロセスを具体的に描くことがカギです。

⑩教育の回答例文

教育業界を目指す場合は、「人の成長に関わること」を軸にするケースが多いです。今回は、その気持ちを自然に伝える例文をご紹介します。

《例文》

私は「誰かの成長を支えることにやりがいを感じる」という思いを軸に就職活動をしています。

大学時代、家庭教師のアルバイトを通して、生徒がつまずいていた問題を一緒に解決し、徐々に自信をつけていく姿を見守る喜びを感じました。

特に、模試で成果が出たときに一緒に喜べたことが、教育の力を実感するきっかけになりました。

この経験から、一人ひとりと向き合いながら、その人の成長を支える仕事をしたいと考えるようになりました。教育業界であれば、その軸を実現できると確信しています。

《解説》
個人指導の経験と生徒の成長がうまく描かれており、教育に対する姿勢が明確に伝わります。感情の共有がポイントです。

職種別の就活の軸の回答例文

「就活の軸」は人によって異なり、志望する職種によっても伝えるべきポイントが変わります。

ここでは、職種別に具体的な例文を紹介し、自分の志望職種に合わせた軸の伝え方を理解できるようサポートします。

  1. 営業職の回答例文
  2. 企画職の回答例文
  3. 事務・管理系職種の回答例文
  4. 販売職の回答例文
  5. クリエイティブ職の回答例文
  6. エンジニア職の回答例文
  7. 医療系専門職の回答例文
  8. コンサルタント職の回答例文
  9. 研究・開発職の回答例文
  10. 広報・PR職の回答例文

①営業職の回答例文

ここでは、大学時代の経験をもとに「コミュニケーション力」を軸にした営業職向けの例文を紹介します。

人との関わりを重視したエピソードは、営業職の志望動機との相性が良く、説得力のある内容になります。

《例文》

私の就活の軸は、「相手の課題を理解し、信頼関係を築きながら解決に導く仕事ができること」です。

大学時代、学園祭の実行委員として協賛企業への提案を担当しました。最初は断られることも多く、提案が一方的だったことに気づきました。

そこで、企業が求めることを丁寧に聞く姿勢を大切にし、双方向のコミュニケーションを意識するようにしたところ、賛同を得られる機会が増えました。

この経験から、相手に寄り添う姿勢と信頼関係が成果に繋がることを学びました。

営業職では、お客様のニーズをくみ取りながら最適な提案を行うことが求められると考え、私の軸とも一致すると感じています。

《解説》
実際の経験から得た学びを軸に結びつけているため、説得力があります。営業職では「相手の話を聞く力」や「信頼構築」が評価されるポイントになるため、それらを自然に盛り込むのが効果的です。

②企画職の回答例文

ここでは、「アイデアを形にする力」を軸とした企画職向けの例文を紹介します。新しいことに挑戦し、周囲を巻き込んだ経験をもとに、企画職に求められる資質を伝える構成がポイントです。

《例文》

私の就活の軸は、「自分のアイデアを活かし、チームで形にできる仕事に就くこと」です。大学ではサークル活動の一環で、新入生歓迎イベントの企画を担当しました。

前年までと同じ形式では参加者が少ないことから、アンケート調査を実施し、参加者のニーズをもとに内容を刷新しました。

その結果、例年の2倍以上の参加者を集めることができました。自分のアイデアが形となり、多くの人に喜んでもらえたことに大きなやりがいを感じました。

こうした経験から、企画立案から実行まで一貫して関われる仕事に魅力を感じています。

《解説》
実体験に基づき、課題発見と改善、実行力を強調しています。企画職では、自ら考え動ける姿勢が重視されるため、「工夫」と「成果」の両面を明確に示すのがポイントです。

③事務・管理系職種の回答例文

ここでは、「正確さと支える役割へのやりがい」を軸にした事務・管理系職種向けの例文を紹介します。地道な作業への姿勢やチーム貢献への意識を軸として表現しています。

《例文》

私の就活の軸は、「正確さが求められる仕事で、チームを支える役割を果たすこと」です。大学では、ゼミの研究発表でメンバーの進捗管理や資料作成を担当していました。

地味な作業も多くありましたが、全体の進行がスムーズになるように工夫し、確認作業や情報整理に注力しました。

その結果、発表本番では大きなミスもなく、先生からも高評価をいただけました。

自分の裏方的な働きが成果につながることにやりがいを感じ、こうしたサポート業務を軸に働きたいと考えるようになりました。

《解説》
「正確さ」や「支える役割」といった事務職に求められる価値観が明確に表現されています。縁の下の力持ち的な経験を通じて、事務職との親和性をしっかり伝えましょう。

④販売職の回答例文

ここでは、「人と接する中で得られる喜び」を軸にした販売職向けの例文を紹介します。接客を通じた経験をもとに、お客様との関係性づくりに価値を見出している点を伝える構成です。

《例文》

私の就活の軸は、「人と直接関わる中で、喜んでもらえる仕事に就くこと」です。大学時代にアパレルショップでアルバイトをしており、お客様に寄り添った接客を心がけていました。

ある常連のお客様から「あなたから買いたい」と言っていただけたことがあり、その瞬間に接客の魅力を実感しました。

相手の好みや悩みに応じて提案を考え、信頼関係を築くプロセスにやりがいを感じました。こうした経験から、人と接しながら感謝の言葉をいただける販売職に強く惹かれています。

《解説》
販売職に不可欠な「対人力」や「ホスピタリティ」が具体的なエピソードを通して伝わります。自分ならではの接客経験を交え、信頼関係の構築をキーワードにすると効果的です。

⑤クリエイティブ職の回答例文

ここでは、「表現することへのこだわりと熱意」を軸としたクリエイティブ職向けの例文を紹介します。自分の感性を活かしてものづくりに関わる姿勢を伝えることが重要です。

《例文》

私の就活の軸は、「自分の表現やアイデアを活かして、人に何かを伝える仕事に就くこと」です。大学では映像制作サークルに所属し、企画から撮影、編集まで一貫して携わっていました。

作品を文化祭で上映した際、多くの人に感想をもらえたことで、「伝わる喜び」を初めて実感しました。

どう表現すれば届くのかを試行錯誤する時間が楽しく、もっと多くの人に影響を与える制作に関わりたいと強く思いました。

こうした経験から、クリエイティブな分野で自分の感性を活かして働きたいと考えています。

《解説》
クリエイティブ職では、「なぜ表現したいのか」という内面の動機が重要です。単なる作業経験ではなく、「伝える喜び」にフォーカスすることで印象に残りやすくなります。

⑥エンジニア職の回答例文

ここでは、「課題を解決するプロセスが好き」という軸をもとに、エンジニア職に向けた例文を紹介します。論理的思考力や改善への意欲が伝わる内容が求められます。

《例文》

私の就活の軸は、「課題を発見し、自ら改善策を考えて形にできる仕事に就くこと」です。大学ではプログラミングの授業に興味を持ち、授業外でもアプリの開発に取り組みました。

最初はエラーだらけでしたが、原因を一つひとつ洗い出し、改善していく過程にやりがいを感じました。

特に、作成した簡単なスケジュール管理アプリを友人が使ってくれて「便利」と言ってくれたことが嬉しく、自分の手で課題を解決できる面白さを実感しました。

この経験から、仕組みづくりを通じて社会に貢献したいと考えています。

《解説》
「問題解決」や「論理的思考」が自然に伝わる構成です。エンジニア職では結果よりも過程の工夫や改善への姿勢が評価されるため、その点を意識しましょう。

⑦医療系専門職の回答例文

ここでは、「人を支えたいという思い」を軸とした医療系専門職向けの例文を紹介します。身近な経験から医療に興味を持ったきっかけを語ることで、志望動機に信頼感が生まれます。

《例文》

私の就活の軸は、「誰かの生活や健康を支える実感が持てる仕事に就くこと」です。祖母が入院していた際、看護師の方が親身になって接している姿を見て感銘を受けました。

その後、医療ボランティアにも参加し、患者さんと向き合う姿勢の大切さを実感しました。

一人ひとりと丁寧に関わる医療の現場に魅力を感じ、自分もそんな存在になりたいと思うようになりました。人の役に立つことを実感できる環境で、自分の力を発揮したいと考えています。

《解説》
医療職は「人を想う気持ち」が軸の中心になります。きっかけとなった体験を丁寧に伝えることで、志望理由に深みが出ます。

⑧コンサルタント職の回答例文

ここでは、「課題解決を通じて人や組織を良くしたい」という思いを軸にした、コンサルタント職向けの例文を紹介します。分析力と行動力の両立を意識した構成です。

《例文》

私の就活の軸は、「人や組織が抱える課題を解決することで、より良い状態に導ける仕事に就くこと」です。大学では学園祭の実行委員として予算不足の課題に直面しました。

データを分析し、コストを見直す一方で新たな収益方法も模索し、企業協賛の仕組みを提案しました。その結果、必要な予算を確保し、イベントを成功させることができました。

この経験から、課題を見つけて解決策を提示する仕事に強く惹かれ、コンサルタント職を志望しています。

《解説》
課題発見から解決までの一連の流れが明確で、コンサルタント職に求められる資質とマッチしています。論理的思考だけでなく、行動までつなげる視点が重要です。

⑨研究・開発職の回答例文

ここでは、「探究心と継続的な努力」を軸にした研究・開発職向けの例文を紹介します。粘り強さと知的好奇心のバランスが重要な職種であるため、それらが自然に表現されていることがポイントです。

《例文》

私の就活の軸は、「自分の興味を追求し、社会の役に立つ形にできる仕事に就くこと」です。大学では環境問題に関心があり、ゼミでリサイクル技術に関する研究に取り組みました。

思うようなデータが取れず悩んだ時期もありましたが、先行研究を調べ直したり、実験条件を見直すことで改善できました。

このプロセスを経て、課題に粘り強く向き合う姿勢が成果につながることを実感しました。新しい知見を生み出し、形にする研究・開発職に大きな魅力を感じています。

《解説》
研究職では「継続力」と「知的好奇心」が重視されます。困難に直面したときの乗り越え方や、自ら改善した姿勢を盛り込むと説得力が高まります。

⑩広報・PR職の回答例文

ここでは、「情報を伝えることの意義と影響力」を軸とした広報・PR職向けの例文を紹介します。人に伝える楽しさと社会とのつながりを実感した経験がベースになっています。

《例文》

私の就活の軸は、「魅力をわかりやすく伝え、共感を生み出す仕事に就くこと」です。大学では地域活性化イベントの広報を担当し、SNSでの情報発信を行いました。

どんな言葉が興味を引くのか試行錯誤しながら投稿を続けた結果、来場者が前年比で2倍に増えました。この経験から、伝え方一つで人の行動が変わる面白さを実感しました。

自分の言葉や発信が社会と人をつなぐ橋になると感じ、広報・PR職で働きたいと考えるようになりました。

《解説》
広報職では「伝える力」と「共感を生む工夫」が評価されます。発信の成果を数字で示すことで、説得力が一段と増します。

面接で伝える就活の軸が内定の鍵を握る理由を知ろう!

就活において、明確な「就活の軸」を持つことは、内定獲得に直結する重要な要素です。

なぜなら、自分の価値観や志向を明確にすることで、面接での受け答えに一貫性が生まれ、企業とのマッチ度を的確に伝えられるからです。

就活の軸を固めることで、面接時の説得力が高まり、企業からの信頼獲得にもつながるのです。

だからこそ、就活準備の初期段階で「就活の軸」を見つけ、言語化することが成功の第一歩です。

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    「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。