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【面接対策】自己PRの評価を上げるポイントを例文付きで解説

「どんな風に自己PRすれば、面接官の印象に残り面接を突破できるのだろう?」と真剣に悩んでいませんか?

自己PRは、面接で必ず聞かれ、選考結果を左右する重要な質問なので、しっかり対策する必要があるでしょう。

そこで、この記事では「面接での自己PRの評価を上げるポイント」や「全ての頻出質問を自己PRに変える方法」を例文付きで紹介します。

更に、間違いやすい「自己紹介と自己PRの違い」や「自己PRの流れや注意点」も解説しますので是非参考にして下さい。

目次

自己紹介と自己PRの違い

自己紹介自己PR
名前・出身校・趣味
特技など
人柄や自分の強み

自己紹介は、面接の冒頭で聞かれ、「私はこのような人物です」と説明することです。

「名前・学校名・ガクチカ」などを簡潔に30秒~1分以内にまとめ、最後に「本日はどうぞよろしくお願いいたします」で締めくくります。

一方の自己PRは、今までの経験をもとに、自分の能力や強みをアピールすることが目的ですよ。

その能力を入社後どのように活かせるかを伝えることが大事になり、1分~3分以内におさめる違いがあります。

面接官が自己PRで何を見ている?

面接官が自己PRで重視しているポイントが分かれば、適切な自己PRの回答ができます。

そこで、面接官が自己PRで見ているポイントを4つ解説していきましょう。

  1. どんな人間性の持ち主か
  2. 会社へ貢献してくれるか
  3. コミュニケーションは取れるか
  4. 入社への意欲が高いか

①どんな人間性の持ち主か

面接官は、自己PRで、どんな人間性の持ち主かを知りたがっています。

今後一緒に働く人物を採用するのですから、「この人と一緒に働きたい」と思わせることが大事です。

過去と現在を含め、自分が一番頑張った(頑張っている)ことや、何かを経験して学んだ(学んでいる)ことなどをアピールしましょう。

具体的なエピソードを交えることで、説得力が増し、どんな人間性をもっているのかアピールできます。

②会社へ貢献してくれるか

面接官は、将来会社に貢献してくれる人物を採用したいので、自己PRで将来性があるかどうかを見極めています。

業界未経験の就活生の場合、「今後、応募企業で成長していくイメージが湧くかどうか」で考えて下さい。

すなわち、自己PRで自分の強みをアピールし、その強みが企業とマッチしていれば企業貢献につながると感じてもらえるでしょう。

また、応募企業で活かせる経験やスキル、資格などを持っていると、即戦力として入社してからの貢献するイメージを持ってもらいやすいです。

③コミュニケーションは取れるか

面接官は、自己PRの質問の意図を理解し回答しているかをみることで、コミュニケーション能力を判断しています。

ビジネスにおけるコミュニケーションは、社内外の人間関係の構築、業務の効率化のためにどの業界・職種においても必要不可欠です。

相手の立場で考え、不快にさせないような話し方にし、面接の最初から最後まで気を抜かないようにしましょう。

④入社への意欲が高いか

面接官が自己PRで一番重要視しているポイントが、入社への意欲の高さです。

企業は、入社への意欲が高ければ、仕事へのモチベーションも高く、長く務めてくれそうだと判断します。

しかし、自己PRで「入社したいです」の言葉だけだと、本当に志望したいのかどうか熱意が伝わってきません。

企業の特徴と自分の強みをつなげて、どんなキャリアを歩んでいきたいかをアピールできれば、入社への意欲が伝わるでしょう。

自己PRの評価を上げるポイント

自己PRは、採用試験では大きなウェイトを占めるものなので、採用担当者を思わずうならせるような印象に残る自己PRにする必要があります。

そこで、ライバルに差をつける自己PRの評価を上げるポイントを5つ紹介しましょう。

  1. アピールポイントを1つに絞る
  2. 履歴書やESに一貫性を持たせる
  3. やる気や熱意をアピールする
  4. 仕事に活かす事を意識する
  5. 明るくハキハキは話す

①アピールポイントを1つに絞る

自己PRは、企業に自分を売り込むチャンスなので、あれもこれもと良いところを詰め込みたくなりますが、アピールポイントは1つに絞りましょう。

アポールポイントが複数あると、話も長くなり、結局何を一番伝えたかったのかがぼやけてしまいます。

1つに絞ることで、より内容を濃く伝えられるため、面接官の印象にも残りやすいでしょう。

②履歴書やESに一貫性を持たせる

面接で話す自己PRは、履歴書やESに一貫性を持たせることが面接官の評価を上げるポイントです。

事前に面接官が目を通した応募書類と異なる内容を話せば、あなたのイメージが定まらず印象に残りづらいでしょう。

履歴書やESと同じ内容を伝えれば、何が言いたいのか整合性が取れ、説得力を持たせられるので採用につながりやすいです。

③やる気や熱意をアピールする

面接の自己PRでは、やる気や熱意を伝えることで面接官の評価は上がります。

やる気や熱意のある人は、入社後の仕事に対する意識も高く、将来成長してくれると捉えられるため面接官の目には魅力的な人材に映るのです。

面接でやる気や熱意を効果的に伝えるには、抑揚をつけた話し方にし、論理的な根拠をもって入社したい思いをアピールしましょう。

④仕事に活かす事を意識する

面接で自己PRを話す時は、仕事に活かすことを意識すれば面接官の評価が上がります。

仕事に活かせるということは、いわば即戦力を意味し、面接官も採用したいと感じるでしょう。

企業研究し、その会社で活かせるものがない場合、就活中に仕事で活かせる経験をしたり、資格を取得したりして面接の場でアピールする方法もあります。

⑤明るくハキハキと話す

面接の自己PRを話す時は、明るくハキハキと話すことで面接官の評価も上がるでしょう。

自己PRは、自分の良いところを面接官にアピールする事なので、自信をもって大きな声で話します。

明るくハキハキと大きな声で話すことで印象が良くなり、明るさや前向きな姿勢を示せるでしょう。

自己PRは「PREP法」を取り入れる

自己PRで伝えるべき強みはあるけれど、どのように伝えたらいいのか分からないという方は、「PREP法」を取り入れましょう。

「PREP法」について、構成順に1つ1つ詳しく解説していきます。

  1. Point(結論)
  2. Reason(理由)
  3. Example(具体例)
  4. Point(まとめ)

①Point(結論)

「PREP法」は、「私の強みは、〇〇です」とPoint(結論)を最初に持ってくる手法です。

結論を最初に話すことで、その後の話に興味を持って聞いてもらえるという利点があります。

逆に、経験や実績から話し始めてしまうと、最後まで何を言いたいのかあやふやなまま話が進み、自己PRのインパクトに欠けてしまうでしょう。

②Reason(理由)

結論の次は、その結論に至ったReason(理由)を簡潔に伝えましょう。

「私の強みは、〇〇です」という言葉だけで根拠がなければ、面接官を説得することができません。

どうして、その強みが自分に備わっていると言い切れるのか、理由を明確に伝えることが大事です。

③Example(具体例)

先ほど伝えた理由をさらに詳しく解説するのが、Example(具体例)になります。

具体例では、強みを得たきっかけやエピソードを詳しく説明することです。

エピソードを伝える際には、5W1H(※)や5感(視力・聴覚・味覚・触覚・臭覚)を使った表現方法を使うとより臨場感が出て状況をイメージしやすくなりますよ。

エピソードは人それぞれ違うので、自分の考え方や人柄をアピールし、オリジナル性を出すことが大事です。

※5W1Hとは、「When(いつ)」「Where(どこで)」「Who(誰が)」「What(何を)」「Why(なぜ)」「How(どのように)」という6つの要素のこと

④Point(まとめ)

最後は、最初のPoint(結論)で示した自分の強みを、どう入社後に活かすかにつなげ締めくくります。

入社後に活かせないようなスキルや強みをアピールしないように注意しましょう。

事前に企業の研究を徹底的にし、企業と自分の強みの共通点を探しておくことで、面接官に自社で活躍してくれる人材だと印象付けられますよ。

自己PRの例文5つ

PREP法に基づいて、自己PRの例文をアピールする項目別に5つ紹介します。

例文①主体性をアピール

自己PRで主体性をアピールする場合、「協調性がない」もしくは「自己中心的である」と思われないように注意します。主体性とは、自分の意志や判断で行動しようとする姿勢のことですよ。

主体性をアピールする自己PRの例文は次の通りです。

私の強みは、主体的に行動できることです。
私は、お菓子作りが好きなので、学生時代ケーキ屋さんでアルバイトをしていました。
とっても美味しく人気のあるお店だったのですが、日によって売れ残りが多く出る日もあり、ケーキを廃棄することもありました。
私はとてももったいないと思い、売れる日と売れない日の特徴をまとめ研究し、天候によって作る量を変えたり、作る種類を限定することを提案しました。
すると、今まで30個以上廃棄していたものが、10個程度までに減少しとても感謝され嬉しかったです。
私は、この主体的に行動できる強みを生かし、御社でも活躍できるような人材になりたいと考えております。

例文②誠実性をアピール

面接で誠実さをアピールする際は、真剣に話を聞いたり、姿勢を正したり面接時の態度にも注意しましょう。

誠実性をアピールする自己PRの例文は次の通りです。

私の強みは、部活動で身に付けた誠実さです。
私は、学生時代の10年間バスケットの練習に励んでいました。
人よりも上手くなりたいという思いから、毎日の練習終わりに2時間ひたすらシュートの練習をしていましたが、なかなか思うような結果が得られませんでした。
そこで、コーチに自分に足りないところを聞いたところ、いつもスタミナが足りていないことや苦手なドリブルを指摘されました。
私は得意なシュート練習ばかりをし、苦手な練習をしていなかったことに気づかされ、その日からシャトルランや取られないドリブル練習も重点的に取り組みました。
苦手な分野の練習と誠実に向き合うことで、今ではレギュラーとして毎回試合に出させていただいております。
御社に入社した際も、自分の弱さに誠実に向き合い、真面目に仕事に励み結果を出したいと考えております。

例文③問題解決力をアピール

面接で問題解決力をアピールする場合は、問題を発見し、その問題について取り組めた理由まで伝えることが大事になります。

問題解決力をアピールする自己PRの例文は次の通りです。

私の強みは、問題や課題を発見し改善する能力があることです。
私は、インターンシップで太陽光の設置を促す会社の営業を担当していました。
まず、電話でアポイントを取り、お客様に導入を勧める仕事だったのですが、最初の1ヶ月目の契約は0件でした。
会社に全く貢献できていない悔しさから、契約を取れている先輩社員に営業のコツを教えてもらえるようお願いをしました。
すると、「お客様の立場に立って、魅力的な提案をできるように自分で考えてみたらどうか」と提案されました。
私は、その言葉を受け、お客様がどうしたら太陽光を設置してみたくなるかを真剣に考え、光熱費の削減を数値化することにたどり着きました。
以来、お客様のニーズが増え、今では毎月契約が取れるようになっています。
御社に入社した際にも、問題の根本的な課題を見つけ、改善し貢献していきたいと考えております。

例文④コミュニケーション力をアピール

自己PRでコミュニケーション力をアピールする際は、他の就活生と被らないような自分らしさをアピールする工夫をしましょう。

コミュニケーション力をアピールする自己PRの例文は次の通りです。

私の強みは、人の話を聞き伝えるコミュニケーション力があることです。
私は、大学の近くのコンビニで接客のアルバイトをしていました。
コンビニには、毎日老若男女いろんな人が訪れ、毎日挨拶してくれる人や不機嫌そうな人もいます。
時には、お目当ての商品がなく残念な気持ちを少し強い言葉でストレートに伝えてくるお客様もいらっしゃいました。
初めはびっくりしましたが、真摯にひたすら話を聞き、その方のために商品の欠品がないよう注文に細心の注意を払うことを伝え心がけました。
すると、そのお客様から何気ない天気の話などしていただけるようになり「いつもありがとう」と感謝されるまでに関係を深めることができました。
御社に入社した際にも、このコミュニケーション力を活かし貢献していきたいと考えております。

例文⑤協調性をアピール

自己PRで協調性をアピールするのは、他の就活生からもよく使われるので、できるだけ具体性とオリジナル性を持たせることが大事になります。

協調性をアピールする自己PRの例文は次の通りです。

私の強みは、協調性があることです。
私は大学で経済学を専攻しており、国際経済学のゼミのサークルに入っています。
ゼミでは、4~5人のグループに分かれ、テーマを決めてグループディスカッションをする機会がありました。
その際に、メンバーの意見が分かれ意見がまとまらなかった経験があります。
そこで、私は双方の意見のメリットデメリットをマインドマップを用いて分かりやすく整理し、双方の意見をかけ合わせることで新たな提案を行いました。
結果、意見がまとまり、全員が納得感をもった結論に導くことができ安堵した思い出があります。
御社に入社した際にも、色々な意見がぶつかることもあると思いますが、この協調性を強みに納得のいく結果に導く提案を行いたいと思っております。

よくある10の質問を全て自己PRにつなげる

面接では、「自己PR」以外にも様々な質問を投げかけられ、その回答の内容や回答の仕方によって合否が決められます。

そこで、質問の1つ1つを自己PRにつなげられれば、さらに面接官に印象付けられるでしょう。

面接でよく聞かれる質問を自己PRにつなげた10の例文を紹介します。

  1. 志望動機は何ですか?
  2. 学生生活で一番力を入れたことは何ですか?
  3. 長所と短所を教えてください
  4. 成功体験を教えてください
  5. 失敗した経験について教えてください
  6. 人生で一番頑張ったことは何ですか?
  7. 入社後はどんな仕事をしたいですか?
  8. 他社の選考状況を教えてください
  9. 5年後は何してると思いますか?
  10. 最後に質問はありますか?

①志望動機は何ですか?

志望動機は、「その企業を志望する理由を伝える」のが目的ですが、そこに「自分を採用するメリット(自己PR)」も同時に伝えられるといいでしょう。

【志望動機+自己PRの例】

私は、学生時代飲食店でアルバイトをしていました。
その際、日々の売り上げ管理やシフトの管理など事務作業に携わらせていただいた経験があります。
事務作業をしているうちに、お金を管理する経理事務に興味を持ち志望いたしました。
そこで、経理に必要な日商簿記3級の資格試験に挑みましたが3回落ち、一度は諦めようと考えました。
しかし、どうしても諦めきれず猛勉強をした結果、4度目でやっと合格でき、家族全員でお祝いしてもらいとても嬉しかったです。
現在は、日商簿記2級を目指して勉強に励んでおります。将来は、御社で経理事務としてお役に立てるよう努力していきたいと考えております。

②学生生活で一番力を入れたことは何ですか?

学生時代で一番力を入れたことで得られた学びや経験を、入社してから活かす内容につなげられれば自己PRも同時にできます。

【ガクチカ+自己PRの例】

私が学生時代に一番力を入れたことは、大学で介護ロボットをつくる研究です。
介護ロボットを研究した理由は、少子高齢化になっていく今後の日本にとって必要不可欠な存在になっていくと思ったからです。
しかし、介護ロボットは人に直接接するものなので、完成するまでにボディを滑らかにしたり、転倒して利用者に怪我をさせないような工夫が必要なので試行錯誤しました。
完成後、実際に大学の近くの介護施設で試験的に使用していただけることになりましたが、利用者の意見は予想以上に厳しいものでした。
「ロボットの顔が怖い」とか「大きくて圧迫感がある」など課題もたくさん見つかり現在改善しているところです。
私はこの経験を活かし、御社でもこのような社会に役立つ商品を開発できるITエンジニアを目指していきたいと考えております。

③長所と短所を教えてください

長所と短所は、自分がどのような人間かを伝える目的がありますが、その長所と短所で入社後何ができるかをアピールすることで自己PRにつなげます。

【長所と短所+自己PR】

私の長所は、人一倍責任感が強いところです。
大学時代、水泳部のキャプテンを務めておりましたが、合宿や大会の前は、部員全員が気持ちよく臨めるよう計画的に準備をし、大会中も選手たちが今何を考え欲しているのかを気遣い、責任をもってやり遂げることができ感謝された経験があります。
また、短所としては、何でも1人でやった方が早いと考え、人に頼らないで自分で解決してしまうところです。
しかし、それでは独りよがりになってしまうこともあるので、複数人で物事を進める際には自分だけでできることでも役割分担をし、取り組むことを心掛けています。
入社した際には、この責任感の強さを武器に仲間と協力して業務に取り組めるよう努力したいと考えております。

④成功体験を教えてください

成功体験は、成功に向けて努力した過程や取り組みをアピールすることが目的ですが、自分の良いところを強調できれば自己PRにつながります。

【成功体験+自己PR】

私の成功体験は、大学の受験に合格したことです。
私は、野球部に所属しており、朝練と部活動で毎日忙しかったため、高校2年生まで勉強を疎かにしていました。
そのせいで、高校3年生の時に、志望校でE判定になり、これではいけないと思い一念発起しました。
まず朝4時に起き3時間勉強し、学校が終わってからご飯とお風呂以外はほとんど部屋にこもり平日6時間、休日は12時間の勉強を自分に課しました。
好きなゲームのアプリも消し、好きな番組も見ずに、友達との遊びも断り努力した結果、念願の志望校に合格することができました。
私は御社に入社してからも、目的達成のために計画的に努力して行きたいと考えております。

⑤失敗した経験について教えてください

失敗した経験は、努力をしても報われなかったが、最善を尽くしたという内容であれば十分自己PRに変換することができます。

【失敗した経験+自己PR】

私の失敗した経験は、アルバイト先のレストランで、注文を間違えてしまいお客様に別のメニューを提供してしまったことです。
注文を間違えた日は、雨の日でいつもよりお客様が少なかったのですが、その気の緩みからいつもの注文を復唱する確認作業を忘れてしまいました。
その結果、違うメニューを提供してしまい、お客様の本当に食べたいメニューの提供までに時間がかかり、キッチンの人にも迷惑をかけてしまいました。
私はその日以来、どんなに忙しくても忙しくなくても、注文を復唱し、ミスが起こらないよう心がけております。

⑥人生で一番頑張ったことは何ですか?

人生で一番頑張ったことは、過去の頑張った経験により、自分がどのように成長できたかという内容にすることで自己PRにつながります。

【人生で一番頑張ったこと+自己PR】

私が人生で一番頑張ったことは、自転車で7か月間かけて日本一周の旅をしたことです。
日本一周をしようと思ったきっかけは、インドアな家族だったので色んな所に行ってみたかったという願望からです。
目標は、まだ200人しか達成していない「道の駅1189駅制覇」と毎日笑顔で楽しむことでした。
学生時代にアルバイトで貯めた100万円を、日本全国の郵便局でお世話になりながら、その土地ならではの名物を聞き美味しくいただきました。
私はこの経験から、初対面でも気さくに話しかけてくれ、見ず知らずの私に差し入れをしてくれる人の温かさに触れ、どんな人にも話しかけられるコミュニケーション能力を身に付けました。
入社した際には、この能力を活かし、営業に勤しみたいと思っております。

⑦入社後はどんな仕事をしたいですか?

「入社後にどんな仕事をしたいのか」という質問の回答で自己PRするには、自分が働いた際に叶えたいことと同時に働いた際のメリットを伝えましょう。

【入社後どんな仕事がしたいか+自己PR】

入社後は、去年取得した宅建の資格を活かせる不動産営業に携わり、お客様のニーズに合った物件を提案したくさんの人を笑顔にしたいと考えております。
私は、地元から離れた大学に通っていたため、高校卒業後は一人暮らしのアパートを探した経験があります。
その時に、事前に入居を検討している物件をネットで探し、いくつかピックアップしていました。
しかし、実際に不動産を訪れた際に、こちらの条件を聞いて提供してくれた物件は、自分が探していたものよりもとても魅力的なものだったのです。
それ以来、不動産業界に興味を持ち、私もお客様を笑顔にする物件の提供をしたいと考えております。

⑧他社の選考状況を教えてください

他社の選考状況を聞かれた際の答え方次第では、いい印象を与えることができ自己PRにつながります。

【他社の選考状況+自己PR】

他社の選考状況は機密性の高い情報なので、詳細にお伝えすることはできませんが、他社からオファーをいただいており真摯に検討しております。
しかし、御社が第一志望で、入社したい気持ちが強いので真剣にご検討いただけると幸いです。

⑨5年後は何してると思いますか?

5年後の自分を答える際には、主体性を持たせた達成可能なキャリアにし、5年後の魅力的な自分をアピールできれば自己PRにつながります。

【5年後の自分+自己PR】

5年後の自分は、営業部でトップセールスマンになり、営業部のリーダーとしてみんなを引っ張っていく存在になっていたいと考えております。
まずは、営業部での日々の仕事を覚え、先輩営業マンの良いところをたくさん見習いながら、早く一人立ちできるように努力します。
先輩方から一人前の営業マンとして認められた暁には、新人教育にも携わりたいと考えております。
そして、営業部全体が活気づくことで一人一人のモチベーションを高めていき、毎年前年度の売り上げを更新できるよう努力し続けていきたいです。

⑩最後に質問はありますか?

最後の質問は、自分をアピールする最後のチャンスととらえましょう。

「ピーク・エンドの法則」により、cするという法則があるため、最後の一言は重要です。

【最後の質問+自己PR】

私は留学経験がありますので、英語力に自信があります。将来、海外事業部で活躍するにはどのような努力が必要だとお考えでしょうか?

面接の自己PRの4つの注意点

面接で自己PRを話す際に、多くの就活生に見られるNGポイントを4つ紹介します。

  1. 根拠がない
  2. 一貫性がない
  3. 長すぎる(短すぎる)
  4. 業務内容と合わない

①根拠がない

面接での自己PRでよくありがちな就活生の失敗は、話に根拠がないことです。

例えば、「私は、行動力が強みです」という自己PRに対して、その行動力を証明するエピソードが何もなければ、あなたにとって行動力は強みではありません。

過去と現在を含め、自分が頑張ったことや学んだこと、経験してきた事から結論を導き出し、自分の強みについて考えてみて下さい。

面接官を納得させられる強いエピソードを深く考え、根拠を示すことが大事です。

②一貫性がない

書類審査も無事に通過し、いざ面接で自己PRを話す際は、応募書類の内容と全く違うことを話さないようにしましょう。

面接は、履歴書やESで伝えきれなかったことをアピールする場なので、違うことを話せば一貫性がないと思われてしまいます。

それだけでなく、履歴書やESの内容が本当なのか疑わしく思われ、企業に悪い印象を与えてしまうでしょう。

そうならないためにも、面接の前に、応募書類に何を書いたのか振り返る必要があります。

③長すぎる(短すぎる)

自己PRをダラダラと話し続けると、面接官も「もう聞きたくないな」と思ってしまうでしょう。要点を1つに絞り、1分から長くても3分以内に話すようにして下さい。

長すぎてもいけませんが、短すぎても「アピールすることがないのか」と面接官から入社意欲を疑われてしまいます。

面接での自己PRは、面接官に「次が聞きたい」と思わせるくらいの長さが適当です。

④業務内容と合わない

面接での自己PRで、応募企業の業務内容と違う強みをアピールしないよう注意しましょう。

コミュニケーション能力や協調性のように、どの業界や業種でも当てはまる必要不可欠な要素であれば問題ありません。

しかし、デパートの接客業を志望していたとして、「宅建の資格を持っています」とアピールされても採用する側は価値を感じないでしょう。

面接を受ける前に、企業研究をし、求められる素養に合った自分の強みをアピールします。

どんな質問を面接でされても自己PRにつなげてアピールしよう!

自己PRは、面接で必ず聞かれ、選考の結果を左右する重要な要素なので、しっかり対策する必要があります。

自己PRで最も大事なのが、やる気や熱意をアピールし、入社後のイメージを想像させることです。

面接では、話す内容も大事ですが、明るくハキハキと自信をもって回答し、分かりやすいPREP法で伝えることで高評価につながりますよ。

面接官にいい印象を残せるよう、どんな質問でも自己PRにつなげライバルに差をつける自己PRにしましょう

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