面接が無理すぎる人へ|無理な原因と克服法・準備法を徹底解説
「面接なんて無理…自信がないし、緊張してうまく話せる気がしない」
そんな不安を抱えている方は多いのではないでしょうか。特に初めての就活や苦手意識が強い人にとって、面接は乗り越えがたい壁のように感じられるものです。
そこで本記事では、「面接が無理」と感じてしまう原因をひも解きながら、少しずつ自信をつけていくための対策や心構えを具体的に解説します。
面接で選考通過を目指そう!
記事の監修者
人事担当役員 小林
1989年新潟県生まれ。大学在学中に人材系ベンチャー企業でインターンを経験し、ビジネスのやりがいに魅力を感じて大学を1年で中退。その後、同社で採用や人材マネジメントなどを経験し、2011年に株式会社C-mindの創業期に参画。訪問営業やコールセンター事業の責任者を務めたのち、2016年に人事部の立ち上げ、2018年にはリクルートスーツの無料レンタルサービスでもある「カリクル」の立ち上げにも携わる。現在は人事担当役員として、グループ全体の採用、人事評価制度の設計、人事戦略に従事している。
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吉田
新卒で株式会社C-mindに入社後、キャリアアドバイザーとして累計1000人以上の就活生との面談を経験。就活時代も大手からベンチャーまで様々な業界・職種を見てきた経験から、幅広い視点でのサポートを得意とする。プロフィール詳細
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人事 鈴木
新卒でベンチャー企業で求人広告の新規営業を経験 入社半年でテレアポ獲得数社内1位。新卒売り上げ1位を獲得。 その後Cmind groupの人事部に入社し、新卒採用を担当。 現在は学生の面談だけではなく採用戦略や広報にも携わっている。
詳しく見る面接が無理だと感じる人は多い

就活が本格化する時期、「面接が無理」「面接に行きたくない」と感じる学生は多いです。なかには「もう就活自体をやめたい」と考える人もいるかもしれません。
ですが、そう感じるのはあなただけではないと知っておいてください。面接に対して苦手意識や恐怖心を持つのは、能力の問題ではありません。
ここでは、面接が無理だと感じてしまう主な原因や、そう感じやすい人の特徴、そして乗り越えるための考え方や準備法などを紹介していきます。
読み進めるうちに、「無理かも」という思いが「少しはできそう」に変わっていくはずです。
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面接が無理だと感じる主な原因

面接に対して「無理」と感じてしまうのは、就活生の中では珍しくありません。実際には、その背景にさまざまな心理的・経験的な要因があります。
ここでは、面接に強い苦手意識を抱いてしまう6つの原因について整理します。
- 人と話すことに強い苦手意識があるから
- 緊張しすぎて頭が真っ白になるから
- 言葉遣いが難しくて不安になるから
- 選考に落ち続けて自信をなくすから
- 完璧に話そうとしすぎてプレッシャーになるから
- 面接官に評価されることへの恐怖があるから
① 人と話すことに強い苦手意識があるから
人と話すことに苦手意識があると、面接はとても大きな壁に感じられます。この感覚は、過去の人間関係での経験や自分の話し方に対する不安が影響していることが多いでしょう。
ですが、面接は完璧な会話を求められる場ではありません。企業は「この人と働きたいか」を見ています。
まずは「伝われば大丈夫」という考え方を意識してみてください。苦手を無理に克服しようとするよりも、気持ちを少し切り替えるだけでハードルが下がります。
会話に苦手意識がある方は、「面接=会話力」だと思い込まないことが大切です。企業は「話し上手か」ではなく、「一緒に働きたいか」に注目しているため、自分なりの言葉で伝えましょう。
会話が苦手でも、私たちとの面談を通して少しずつ慣れていく方もたくさんいます。焦らず自分のペースで成長していければ大丈夫ですよ。
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② 緊張しすぎて頭が真っ白になるから
面接で極度に緊張してしまい、言葉が出てこなくなるという悩みはよく聞きます。
そのような場合には、事前に想定問答を整理し、模擬面接で練習することが効果的です。言葉に詰まったときは「少し考えさせてください」と伝えるようにしましょう。
緊張を消そうとするのではなく、緊張しても対処できる力をつけることが大切です。
緊張を消そうとするあまり、「緊張=失敗」という思い込みがプレッシャーを強めてしまうこともあります。模擬面接を通して、「緊張しても言葉が出る」経験をしておくと本番の自信につながりますよ。
また多くの面接官は「少し考えさせてください」と断りを入れられても、さほどマイナス評価をしません。焦って中身のない回答をするより、しっかり考えて答えましょう。
③ 言葉遣いが難しくて不安になるから
敬語や丁寧な表現に自信が持てず、不安になってしまう方は少なくありません。
しかし、言い間違いがあっても、一生懸命さや誠実な姿勢が伝われば評価は下がりません。「いらっしゃる」「拝見する」など、最低限の表現を理解しておけば安心でしょう。
形式にとらわれすぎず、自分の言葉でしっかり話すことを大切にしてください。
④ 選考に落ち続けて自信をなくすから
何度も面接に落ちてしまうと、「自分は必要とされていないのでは」と自信を無くしてしまうかもしれません。
しかし、就職活動では不合格の理由が能力の問題とは限らず、相性やタイミングによるものも多いのです。
落ちたこと自体を否定的に捉えるのではなく、振り返りの機会と考えてみてください。「どう伝えればよかったか」「自分に合う企業はどこか」を見直すチャンスになります。
これまで見てきた選考の中にも、「不合格=力不足」ではないケースは多々ありました。選考は縁やタイミングの要素も強く、実力とは無関係なケースが少なくないからです。
とはいえ、落ちるとどうしても気持ちは沈みますよね。そんなときは、自分を責めるのではなく「言葉の伝え方」「志望先の選び方」を見直すと、良い結果につながりますよ。
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⑤ 完璧に話そうとしすぎてプレッシャーになるから
一言一句間違えずに話そうとすると、そのプレッシャーで余計に言葉が出にくくなることがあります。けれども、面接で求められているのは完璧さではなく、人柄や熱意が伝わるかどうかです。
たとえば、途中で言い直しても自分の考えを誠実に伝えようとする姿勢は好印象を与えます。
台本を覚えるような準備ではなく、話すポイントを整理して自分らしく話すことを目指しましょう。その方が結果的に良い評価につながるはずです。
⑥ 面接官に評価されることへの恐怖があるから
「面接官にどう思われているか」「悪く見られていないか」が気になりすぎると、面接そのものが怖く感じてしまいます。この恐怖心は、完璧な印象を与えようとしすぎることから来ていることが多いです。
しかし、面接官は減点方式ではなく、良いところを見つけようとしています。つまり、少しぐらい失敗しても、前向きな姿勢や誠実さが伝わればプラス評価になることがほとんどです。
「評価される場」ではなく「自分を知ってもらう場」と考えてみてください。事前に企業研究をしっかり行えば、自分に合った伝え方もしやすくなります。
面接が無理と感じてしまう人の特徴

ここでは、面接が無理だと感じる就活生に共通する5つの特徴を紹介します。
自分に当てはまる点がないかを知ることで、改善のヒントが見つかるでしょう。
- 対人関係に自信がない人
- 自己肯定感が低い人
- 過去の面接で失敗経験がある人
- 感情の切り替えが苦手な人
- 準備や練習を後回しにしがちな人
- 本音で話すのが怖い人
① 対人関係に自信がない人
対人関係に苦手意識があると、面接でもうまく話せないと感じやすいです。「相手の反応が気になって、言いたいことが出てこない」という人も多いでしょう。
これは、過去に人間関係でつまずいた経験や、自分の意見を言うことに慣れていないことが原因として挙げられます。
まずは身近な人と短時間でも会話するようにして、話すこと自体に慣れていきましょう。少しずつでも話せる自信がついてくると、面接に対する不安も軽くなっていくはずです。
面接が不安な人必見!振り返りシートで「受かる」答え方を知ろう

面接落ちを経験していくと、だんだんと「落ちたこと」へのショックが大きくなり、「どこを直せばもっとよくなるんだろう?」とは考えられなくなっていくものですよね。
最終的には、まだ面接結果が出ていなくても「落ちたかも……」と焦ってしまい、その後の就活が空回ってしまうことも。
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面接の通過率を上げる最大の近道は「過去の面接でどうして落ちた・受かったのか」を知ることです。面接の振り返りを次に活かせれば、確実に通過率は上がっていきます。
「面接なんてもう無理かも……」と思っている人も、まずは面接振り返りシートで、「次の面接への活かし方」を学んでいきましょう。
② 自己肯定感が低い人
「どうせ自分なんか受かるはずがない」と思っていませんか? 自己肯定感の低さは、面接に臨む前から気持ちをくじいてしまい、本来の自分を出すことが難しくなります。
ですが、これまで頑張ってきたことを紙に書き出してみてください。小さなことでも構いません。
「自分でも意外とやれてきた」と気づくことが、自信の回復につながります。自己肯定感を取り戻し、自然体で面接に向き合えるようになってくるでしょう。
③ 過去の面接で失敗経験がある人
面接でうまく話せなかったり、緊張して黙ってしまったりした経験があると、「また失敗するのでは」と不安になるものです。その恐怖心がさらなる緊張を呼び、悪循環に陥ってしまいます。
重要なのは、失敗を責めるのではなく、そこから何を学べるかを考えることです。
過去を振り返り、改善点を一つ見つけて対策してみてください。それだけでも、次の面接への見方が変わってくるはずです。
④ 感情の切り替えが苦手な人
就活中に不採用が続くと、どうしても気分が沈みがちになります。その気持ちを引きずったままだと、次の面接でもよい結果は出にくいでしょう。
そんなときは、まず落ち込んでいる自分を否定しないでください。そして、気持ちを切り替えるために、少しでも楽しいことをしてリセットしましょう。
感情の波とうまく付き合うことも、就活を乗り越えるための大切な力になります。
⑤ 準備や練習を後回しにしがちな人
「何を聞かれるかわからないから、準備しても無駄」と感じるかもしれませんが、何も準備しないまま臨むと不安が大きくなりがちです。
頻出質問に対する自分なりの答えを考えておくだけでも、心の余裕はかなり変わってきます。
準備や練習を後回しにせず、面接への不安を解消しましょう。
「面接で想定外の質問がきて、答えられなかったらどうしよう」
面接は企業によって質問内容が違うので、想定外の質問や深掘りがあるのではないかと不安になりますよね。
その不安を解消するために、就活マガジン編集部は「400社の面接を調査」した面接の頻出質問集100選を無料配布しています。事前に質問を知っておき、面接対策に生かしてみてくださいね。
⑥ 本音で話すのが怖い人
「正解っぽいことを言わなきゃ」と考えすぎていませんか? その姿勢がかえって不自然さを生み、面接官に響きにくくなってしまいます。
面接では、完璧な答えよりも「あなたらしさ」が伝わることが重要です。本音を話すのが怖いと感じる場合でも、少しずつ素直な言葉を使うよう意識してみてください。
それだけで、面接の雰囲気が変わり、相手にもあなたの魅力が伝わるはずです。
面接が無理と感じた時にできる考え方

面接が「無理」と感じるのは、決して珍しいことではありません。真剣に向き合うからこそ、緊張や不安が強まるのは自然なことです。
そんなときは、考え方を少し変えるだけで、気持ちが軽くなることもあります。ここでは、前向きに面接と向き合うための視点を6つ紹介します。
- 面接は落とされる場ではなく相互理解の場と捉える
- 完璧を求めず「伝わればOK」と考える
- 面接官も緊張していると想像する
- ダメだった経験も次に活かせると割り切る
- 自分を否定されたわけではないと理解する
- 「自分らしさ」を大事にして話す勇気を持つ
① 面接は落とされる場ではなく相互理解の場と捉える
面接を「選ばれる試験」だと捉えると、失敗への恐怖心が強くなりやすいです。ですが実際は、企業も「この人と合うか」を知るために面接をしています。あなたも企業を見極める側です。
企業との相性が合えば、その場はきっと良い出会いになります。完璧に見せる必要はありません。自分を無理に飾らず、自然な姿で話すことが大切です。
「合う企業と出会うための会話」だと考えれば、気持ちも少し楽になるでしょう。
面接では、単に合否を決めるのではなく、会社との相性や働き方の価値観が合うかを確認しています。だからこそ、完璧な受け答えよりも、その人らしさや自然体でのやり取りに注目することが多いです。
また、こちらから質問をする一方で、皆さんの目線でも「自分にとって働きやすい環境かどうか」を感じ取ってほしいと思っています。気になることがあれば遠慮なく質問してください。
② 完璧を求めず「伝わればOK」と考える
面接では完璧を求めず、自分の考えを伝えることが大切です。
完璧に話そうとするほど、ミスが気になって焦ってしまいます。その焦りが、かえって会話の流れをぎこちなくさせるでしょう。
ですが、面接官が見ているのは、言葉の正確さよりも人柄や伝えようとする姿勢です。多少の言い間違いや言葉の詰まりがあっても、真剣な気持ちはしっかり伝わります。
「うまく話せなくてもいい、気持ちが伝わればそれでいい」と思えると、自然体の自分で臨めるようになります。
③ 面接官も緊張していると想像する
面接は、どうしても「評価される場」だと感じやすいですが、面接官もまた人間です。特に若手社員や新人面接官は、面接の進行自体に緊張していることもあります。
相手も同じように緊張していると想像できれば、心に少し余裕が生まれるでしょう。
一方的に見られているという感覚から抜け出せれば、会話もキャッチボールのようにスムーズになります。
対等な対話を意識することで、面接はもっと自然なものになるはずです。
④ ダメだった経験も次に活かせると割り切る
面接に落ちた経験を「失敗」とだけ捉えるのは、もったいないです。ダメだった体験には、必ず何かしらの学びや改善点があります。
うまく答えられなかった質問があったなら、次に備えて調べておけばいいのです。一度の不合格で「向いていない」と決めつける必要はありません。
就活は、何度も挑戦しながら成長するものです。割り切って前を向くことが、結果につながる第一歩です。
一度の不合格がその人のすべてを決めるわけではありませんし、採用を見送る際にはさまざまな理由があります。もし失敗したとしても、重要なのは「失敗」を次にどう活かすかです。
まずは、「何が原因だったのか」「次はどう改善するか」を自分の言葉で振り返れるようになりましょう。ダメだった経験を次に活かす意識を持てると、どんどんと上達しますよ。
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⑤ 自分を否定されたわけではないと理解する
面接で不採用になると、「自分を否定された」と感じてしまう人もいるでしょう。しかし、落ちたからといってあなた自身の価値が否定されたわけではありません。
企業が見ているのは「その会社に合うかどうか」という部分です。大事なのは、自分を信じて、自分に合う会社を探し続ける姿勢です。
ひとつの結果に必要以上に落ち込む必要はありません。
⑥ 「自分らしさ」を大事にして話す勇気を持つ
面接では、「飾らず、自分らしく話す勇気」が大切です。
「正解を言わなきゃ」と思うと、自分の気持ちがうまく伝えられなくなります。しかし、企業が本当に知りたいのはその人らしさです。
素直に自分の経験や思いを語ることで、相手に響く言葉になることがあります。他人と比べるのではなく、自分の価値をそのまま言葉にして伝えましょう。
面接をしていて印象に残るのは「感情のこもった言葉」や「自分の経験を等身大で話す姿」だったりします。なので、緊張するとは思いますが自分自身の言葉で話せば大丈夫です。
私たちも、受け答えの正確さだけで評価しているわけではありません。多少言葉に詰まっても、自分の思いや考えを一生懸命に伝えてくれるところから、その人らしさや魅力を感じています。
【ケース別】面接が無理だと感じた際の対処法

面接がつらいと感じる理由は人それぞれ異なりますが、状況に合った対処法を知ることで、少しずつ不安を軽くすることができるでしょう。
ここでは、代表的な悩み別に、面接を乗り越えるための対処法を4つ紹介します。
- 人と話すのが怖いとき
- 緊張で頭が真っ白になるとき
- 言葉使いが難しいとき
- 不採用続きで自信がないとき
① 人と話すのが怖いとき
人と話すことが怖い時には、「相手の話に反応して返す」ことを意識してみてください。
面接という場ではさらに緊張が高まりやすくなります。
そのため、いきなり模擬面接に挑戦するのではなく、コンビニの店員や近所の人と軽く話すといった、日常の会話から慣れていくことが効果的です。
少しずつでも会話の経験を重ねることで、恐怖心はやわらいでいくでしょう。
私たちもよく「どうすれば会話が怖くなくなるか」という相談を受けますが、上手く話さなければと思い込まなくて大丈夫。意外と「うなずき」や「相づち」を意識するだけで、会話は自然に進みますよ。
また、「会話に失敗したらどうしよう」という不安は、日常会話から慣れて解消しましょう。すぐには上達しなくても、「できた」経験を積み重ねれば、徐々に自信につながるはずです。
② 緊張で頭が真っ白になるとき
緊張に対処できる力を身につけることが大切です。
たとえば、事前に話す順序を組み立てておくことが効果的です。「結論→理由→具体例→まとめ」という流れで内容を整理しておけば、緊張しても順番通りに思い出しやすくなります。
面接直前に体を軽く動かしたり、深呼吸をしたりすることで、緊張をやわらげる効果も期待できます。緊張している自分を否定せず、「それだけ真剣に向き合っている証拠だ」と受け止めてください。
実は、緊張するのは悪いことではありません。適度な緊張は集中力を引き出してくれることもあるからです。そのため、完全になくすのではなくコントロールすることを目指しましょう
私たちは面談の場では、「最初の一言」を決めておくように伝えています。最初の一言がでれば、自然とそのあとの言葉も出てくるものです。その感覚をつかむためにも、日頃から少しずつ練習してくださいね。
③ 言葉使いが難しいとき
まずは就活でよく使う表現をいくつか覚え、日常会話で少しずつ敬語に言い換える練習をしてみてください。
完璧な敬語を使う必要はありません。大切なのは、自分の考えを伝えることです。
アルバイト先や学校の先生とのやりとりも、練習の場になります。焦らず少しずつ慣れていけば、自然と使いこなせるようになるでしょう。
言葉づかいに不安を感じる方は多いですが、大切なのは相手に敬意をもって伝えようとする姿勢です。だからこそ、多少ぎこちなくても自分の言葉で話すことを恐れないでくださいね。
私たちも面接練習では、「使いやすい敬語」を中心に練習してもらっています。普段の会話から敬語を意識していると、面接でも自然に敬語を使えるようになりますよ。
④ 不採用続きで自信がないとき
気持ちが沈んでいるときは、一度立ち止まって、自分の志望動機や受けたい企業を見直してみましょう。
不合格は「合わなかった」という結果であって、あなた自身を否定するものではありません。
可能であれば、キャリアセンターやエージェントなど、第三者に模擬面接をお願いして、アドバイスをもらうのもおすすめです。少しずつ改善を積み重ねることで、自信を取り戻せるようになるでしょう。
不採用は、その企業と合わなかったということなので、自分の能力のすべてを否定しないでください。結果的に、より自分にマッチする企業を見つけられることも多いですよ。
私たちは、模擬面接を重ねることで通過率が上がる方を何人も見てきました。困ったときには自分一人で抱え込まず、ほかの人の意見を取り入れるだけでも大きなヒントになりますよ。
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面接が無理だと思わないためにできる準備

「面接が無理」と感じるのは、準備不足や慣れていないことが原因になっているケースが多いです。あらかじめ十分な準備をしておけば、不安は自然と軽減され、自信を持って臨めるようになるはず。
ここでは、安心して面接に臨むための具体的な準備方法を8つ紹介します。
- 企業や業界研究をしっかり行う
- 頻出質問と回答例を用意する
- 話す順番を構造化しておく
- 面接練習を重ねて慣れる
- 第三者に相談してフィードバックをもらう
- 服装や身だしなみを整えておく
- 体調管理や睡眠リズムも整える
- 緊張対策として深呼吸や軽い運動を行う
① 企業や業界研究をしっかり行う
面接で何を話せばよいのかわからないと感じる場合、多くは企業や業界の理解が浅いことが原因です。
企業の理念や事業内容、業界の動向などを事前に調べておけば、質問にも落ち着いて答えられるようになります。また、情報を把握していれば、自分の志望理由に説得力が生まれます。
公式サイトや説明会、OB・OG訪問を活用して情報を集めてください。理解が深まることで、不安も薄れていくはずです。
面接で志望動機を聞くと、業界や企業への理解度はすぐにわかります。理解の浅さが目立つと、採用担当としては「本当に関心があるのかな?」と感じてしまうことも少なくありません。
しっかり企業研究をしている方は、「なぜその会社なのか」「どこに共感したのか」といった軸のある回答をしてくれます。調べた情報を、自分の価値観と照らし合わせて語るようにしましょう。
企業分析をやらなくては行けないのはわかっているけど、「やり方がわからない」「ちょっとめんどくさい」と感じている方は、企業・業界分析シートの活用がおすすめです。
やるべきことが明確になっており、シートの項目ごとに調査していけば企業分析が完了します!無料ダウンロードができるので、受け取っておいて損はありませんよ。
② 頻出質問と回答例を用意する
面接ではよく出る質問がいくつかあります。たとえば、「自己紹介」「学生時代に力を入れたこと」「志望動機」などが代表的です。
これらに対して、自分なりの答えを事前に考えておけば、当日の不安を減らせます。内容を丸暗記する必要はありませんが、伝えたい要点は整理しておくと安心です。
自分の言葉で自然に話せるようにしておくことで、印象も良くなります。準備ができているという自信が、落ち着いた受け答えにつながるでしょう。
私たちも「よくある質問への回答」は、受験者の本気度や論理力を測るポイントとして見ています。特に「なぜこの企業なのか」という質問は、納得感のある答えがあると好印象ですね。
また、回答する際には、「結論→理由→具体例→再結論」の流れを意識すると、こちらも理解しやすいです。話す練習を重ねて、型を自然に使いこなせるようにしましょう。
「面接で想定外の質問がきて、答えられなかったらどうしよう」
面接は企業によって質問内容が違うので、想定外の質問や深掘りがあるのではないかと不安になりますよね。
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③ 話す順番を構造化しておく
内容が良くても、話し方がバラバラだと伝わりにくくなります。そこで、「結論→理由→具体例→まとめ」といった流れを意識して話すことが大切です。
このような構成に慣れておくと、聞き手にも理解してもらいやすくなります。特に自己PRや志望動機のような重要な場面では、話の筋道が通っていることが評価につながるでしょう。
練習を通して話す順番に慣れておけば、自信を持って伝えられるようになります。
④ 面接練習を重ねて慣れる
緊張を和らげるには、模擬面接などを通じて場数を踏むことが有効です。実際の形式を想定して練習しておけば、いざ本番でも慌てにくくなります。
大学のキャリアセンターや就活イベントで面接の練習を受けるのもおすすめです。話し方や表情、声の大きさなど、他人に見てもらうことで新たな気づきが得られるでしょう。
回数を重ねるほど、自然に言葉が出るようになります。
⑤ 第三者に相談してフィードバックをもらう
自分だけで準備していると、視点が偏ってしまうことがあります。家族や友人、キャリアアドバイザーなど、第三者に話を聞いてもらってください。
実際に声に出して伝えることで、自分でも意外な癖や弱点に気づけることがあります。他人からのフィードバックは、自信を深める材料にもなるでしょう。
一人で抱え込まず、周囲の力を借りることが重要です。
⑥ 服装や身だしなみを整えておく
第一印象は数秒で決まるといわれています。そのため、服装や髪型、爪の手入れなど、身だしなみを整えることが重要です。
どれだけ内容が良くても、見た目でマイナスの印象を与えてしまうと損です。
スーツの着こなしや持ち物まで、清潔感を意識して準備しておくと安心でしょう。
「ビジネスマナーできた気になっていない?」
就活で意外と見られているのが、言葉遣いや挨拶、メールの書き方といった「ビジネスマナー」。自分ではできていると思っていても、間違っていたり、そもそもマナーを知らず、印象が下がっているケースが多いです。
ビジネスマナーに不安がある場合は、これだけ見ればビジネスマナーが網羅できる「ビジネスマナー攻略BOOK」を受け取って、サクッと確認しておきましょう。
⑦ 体調管理や睡眠リズムも整える
面接当日にベストな状態で臨むためには、体調管理が欠かせません。特に睡眠不足は、集中力や判断力を大きく低下させる原因になります。
数日前から睡眠時間をしっかり確保し、食事や水分補給にも気をつけてください。規則正しい生活を意識するだけでも、緊張を感じにくくなります。
体のコンディションを整えておくことが、当日の安心感につながるでしょう。
⑧ 緊張対策として深呼吸や軽い運動を行う
面接前の緊張を和らげる方法として、深呼吸や軽いストレッチがおすすめです。深い呼吸は、自律神経を整える効果があり、心を落ち着かせるのに役立ちます。
また、体を少し動かすことで血流が良くなり、頭もスッキリします。面接直前に心拍数が上がっていると感じたときは、ゆっくり息を吸って吐くだけでも気持ちが落ち着くでしょう。
どうしても面接が無理なときに他に選べる選択肢

面接がつらすぎて「もう無理だ」と感じたときは、自分に合った別の道を選ぶことも重要です。無理に続けるよりも、選択肢を知ることで気持ちに余裕が生まれるかもしれません。
ここでは、面接に頼らずに就活を進めるための現実的な方法を6つ紹介します。
- 就活エージェントやキャリア支援サービスを活用する
- 面接の負担が少ない企業や職種を選ぶ
- 書類選考中心・スキル重視の採用ルートを狙う
- 大学院進学や資格取得など進学の道を選ぶ
- フリーランスやインターンで実務経験から始める
- 心身を整えるために一度休息を取る選択をする
① 就活エージェントやキャリア支援サービスを活用する
面接が苦手な方には、就活エージェントの利用がおすすめです。自己分析や企業選び、選考対策まで一人で抱え込まずに進めることができるでしょう。
特に、自分に合った企業を紹介してもらえる点は心強いポイントです。また、大学のキャリアセンターでも模擬面接やESの添削などを受けられます。
誰かと一緒に就活を進めるだけで、気持ちがぐっと軽くなることも。ぜひ一度相談してみてください。
就活エージェントやキャリアセンターでは、自分では気づけなかった適職や企業に出会えることがあります。私たちも、面談を通して一気に視野が広がる学生を多く見てきました。
特に、自己分析の「抜け」やエントリー先の偏りに気づけるのは大きなメリット。私たちも過去の選考データや面接結果をもとにアドバイスしているので、困ったときには積極的に活用してくださいね。
面接の深掘り質問に回答できるのか不安、間違った回答になっていないか確認したい方は、メンターと面接練習してみませんか?
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② 面接の負担が少ない企業や職種を選ぶ
企業によっては、面接が1回だけだったり、そもそも書類選考のみで完結する場合もあります。
事前に採用フローを調べて、自分にとって負担の少ない企業や職種を選ぶのも1つの方法です。
「面接が苦手だから避けたい」と感じることは甘えではなく、自分に合った道を探すための大切な視点でしょう。
③ 書類選考中心・スキル重視の採用ルートを狙う
ポートフォリオや実績で評価される職種なら、面接を最小限に抑えることも可能です。たとえば、Web制作や動画編集、エンジニア職などは、実力で判断される場面が多くあります。
履歴書や作品で評価してもらえるなら、無理に会話力を鍛えなくても大丈夫です。得意なことを武器にできる場面を見つけて、自分らしく挑戦してみてください。
④ 大学院進学や資格取得など進学の道を選ぶ
今すぐの就職が難しいと感じるなら、大学院進学や資格取得という進路も現実的です。研究や専門的な学びを深めることで、自信や知識が身につくでしょう。
また、一定の実績や資格を得てから就職活動をすれば、選べる企業の幅も広がります。「もう少し準備してから働きたい」と思う人にとっては、有効な選択肢となるでしょう。
⑤ フリーランスやインターンで実務経験から始める
型どおりの就活が合わないと感じたら、まず働いてみることもひとつの方法です。インターンで実績を積み、そのまま社員として採用されるケースも増えています。
また、フリーランスとして仕事を受けながら経験を重ねていけば、自分の実力を可視化することができ、自然と道が開けてくるかもしれません。
⑥ 心身を整えるために一度休息を取る選択をする
面接がつらすぎるときは、一度立ち止まって休むことも選択肢の1つです。無理をして続けるより、いったんリセットしたほうが回復も早くなります。
心がすり減ってしまう前に、自分の状態をきちんと確認してください。落ち着いた気持ちでまた再開できれば、それだけで前進です。
休むことは後ろ向きな行動ではなく、次に進むための大切なステップです。
面接を乗り越えた先に得られるもの

面接は不安や緊張を伴うものですが、その壁を越えた先には多くの気づきや成長があるのです。ここでは、面接を通じて得られる価値ある経験や、就活生としての成長について6つ紹介します。
- 就職の選択肢が広がる
- 自信と自己肯定感が高まる
- 社会人との対話力が身につく
- 自己分析で本当にやりたいことが見えてくる
- 「あの時頑張った自分」が将来の支えになる
① 就職の選択肢が広がる
面接を重ねることで、選べる企業の幅が広がります。実際に面接を受けてみないと気づけない会社の魅力や、意外に自分と合う業界など、新たな発見が増えていくのです。
複数の企業と向き合うことで、自分にとって大切にしたい条件や価値観がはっきりしてくるでしょう。
面接の経験は、選択肢を広げるための土台になるといえます。
② 自信と自己肯定感が高まる
面接に挑み続けることで、自分に対する自信が少しずつ高まっていきます。最初はうまく話せなかったとしても、回数を重ねるうちに確実に成長を感じられるようになるでしょう。
準備や努力が報われたとき、「自分にもできる」と思える瞬間が訪れます。
面接官からの前向きな反応や合格の知らせが、自己肯定感を支える力になり、社会に出たあとにも生きてくるはずです。
③ 社会人との対話力が身につく
面接は、社会人と真剣に言葉を交わす貴重な場です。普段の学生同士の会話とは異なり、相手の立場や意図を意識しながら話す必要があります。
その経験を通じて、自然と聞く力や話す力が養われていきます。
質問に対して簡潔に答える練習や、タイミングを見て話す姿勢は、就職後にも役立つスキルです。
④ 自己分析で本当にやりたいことが見えてくる
面接対策の一環として、自分の過去や価値観を見直す機会が増えます。その過程で、「自分は何に向いているのか」「何に興味があるのか」といった本質的な部分が明らかになるのです。
答えを見つけるには時間がかかるかもしれませんが、繰り返し振り返ることで、次第に自分らしさが見えてきます。
それは、就職活動だけでなく、その後の人生設計にも良い影響を与えてくれるはずです。
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⑤ 「あの時頑張った自分」が将来の支えになる
面接の経験は、就活が終わったあとも心の支えになります。
社会に出てからも困難はありますが、「あのときも頑張れたから大丈夫」と思える自分がいることで、前向きな気持ちを保てるでしょう。
一度の成功よりも、あきらめなかった自分の姿が、何よりも誇りになるはずです。
自分に合った進み方で面接の壁を乗り越えよう!

面接が無理だと感じるのは、多くの就活生に共通する悩みです。
その背景には、人と話すことへの苦手意識や過去の失敗体験、緊張や自己肯定感の低さなど、さまざまな要因があります。
とはいえ、そうした不安は考え方や準備の工夫によって軽減できるものです。たとえば、「面接は落とされる場ではなく相互理解の場」と捉えることで、必要以上に自分を追い詰めずに済むでしょう。
それでも面接がどうしても無理と感じる場合は、エージェントの活用や別の進路を検討することも立派な選択です。大切なのは、周囲と比べることではなく、自分らしい形でキャリアの第一歩を踏み出すこと。
無理せず、自分に合った進み方で着実に前に進んでいきましょう。
まずは志望動機を作ってみる
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編集部
「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。