面接のトラウマを克服して、面接強者になるためには?トラウマの原因や解消法を解説
就活が本格化し、面接を経験した就活生の中には、緊張のあまり実力を出しきれなかったり、圧迫面接を受け面接がトラウマになってしまう人もいます。また、面接で手応えを感じていたにも関わらず、落ちされてしまい面接が嫌になってしまう人もいるでしょう。
この記事では、面接がトラウマになってしまった就活生に向けて、トラウマになってしまう原因や克服するための具体的な対処法を紹介します。ぜひ最後までご覧ください。
面接がトラウマになる原因とは
面接がトラウマになってしまう原因は人によって様々です。以下で主な原因を5つ紹介します。
- 不採用が続いた
- ベストを出しきれなかったと感じた
- 周りと比較して実力不足だった
- 自信がない
- 圧迫面接を受けた
不採用が続いた
不採用が続くと、焦りや今までしてきた準備に懐疑的になり、面接がトラウマになってしまう傾向があります。
しかし、面接をはじめ、内定をもらえるかどうかは自分の実力や準備の問題だけでなく、その企業との相性の問題もあります。
特に、面接に向けて入念に準備をした人ほど、不採用になった時のダメージが大きくなり、トラウマになってしまいがちですが、「この企業とは縁がなかったんだな」くらいに気軽に考えることも時には重要です。
緊張などでベストを出し切れなかった
緊張のあまり、面接中にどもってしまったり、言おうとしていたことを飛ばしてしまうと「次の面接でも同じミスをしてしまうかも」と面接がトラウマになってしまうケースがあります。
もちろん、本番でベストを出しきれるのが一番ですが、多少のミスであれば、面接官もそこまで気にすることはありません。就活生が緊張していることをよく理解しているからです。
また、面接で緊張しすぎる人は、面接でかしこまっている人にありがちです。これは、マナーや言葉遣いを気にしながら話すため、いつもならすらすら話せている話で、どもってしまい余計に緊張してしまうのです。
面接は「面接官との会話」であるという大前提を忘れずに、聞かれたことにただ答えるという意識で気楽に望むようにしましょう。
周りと比較して実力不足だった
周りと比較して、自己嫌悪に陥ってしまうのは、グループディスカッションや集団面接で起きがちな原因です。
周りがすらすらと話す中、自分だけ長考していたり、詰まってしまったりすると「自分はダメな奴だ」と感じてしまいがちです。
しかし、選考ではその人たちだけと争っているわけではありません。上位〇〇%の結果を出すことができれば通過することができるわけですから、過度に比較しすぎず、自分の実力を出すことに集中しましょう。
自信がない
面接で失敗した経験を持つ人やそもそも自己評価が低い人、つまり自信がない人は面接がトラウマになりがちです。
自信を持つためには、面接をたくさん練習して、自信を持ってるまで準備するしか方法がありません。その時、面接相手の人、特にOBや先輩の内定者に面接に関して「お墨付き」をもらえると本番で自信を持って臨めるでしょう。
圧迫面接を受けた
意図的に就活生にプレッシャーを与えてくる面接、通称「圧迫面接」を経験して面接がトラウマになってしまう人も一定数います。
企業側からすれば、面接の基本は「就活生にリラックスして、本音で望んでもらうこと」であり、そもそも圧迫面接を行う企業自体が今は珍しいと言えます。
また、圧迫面接を行う企業は、入社後もストレスフルな業務・職場環境であることも多く、圧迫面接で面接がトラウマになっている人は「この企業には向いていなかった」と気持ちを切り替えると良いでしょう。
面接のトラウマを乗り越える効果的な方法
面接を経験して、トラウマに感じている人・不安に感じている人は以下の方法を試して、トラウマを解消していきましょう。
- 成功体験を思い出す
- 振り返ってダメだったところを練習する
- 先輩など信頼できる人に話を聞いてもらう
- 面接をたくさん練習する
成功体験を思い出す
成功体験を思い出すことはとても重要です。
面接はスポーツと同じように、一度成功したことを再現度高くもう一度できるかにかかっています。
成功体験を思い出すことは、自信を取り戻すことにもつながりますし、成功した時はどんな準備をして、どのように受け答えをしていたのかを振り返るきっかけにもなります。
振り返ってダメだったところを練習する
面接がトラウマになってしまった人は、面接のどこか一部でミスをしてしまった人が多いでしょう。
もう一度、同じミスを繰り返さないためにも面接を振り返って、ダメだったところを練習することも重要です。志望動機の詰めが甘かったのか、突飛な質問に対応できなかったのか、はたまた気持ちの問題なのか。
とにかく、振り返りを行い同じミスをしないように備えることがトラウマの解消にもつながります。
先輩など信頼できる人に話を聞いてもらう
就活が終わった先輩や、志望企業の内定者に話を聞いてもらうのも一つの方法です。
不安な気持ちは溜め込まずに、外に排出していくことが最も大切です。その上で、先輩などに話を聞いてもらい、アドバイスをもらうことで、自分の気持ちも楽になっていくことでしょう。
そして大概の場合、先輩も同じように悩み苦しんだ経験があるため、自分だけのことじゃないと知ることもできるでしょう。
面接をたくさん経験する
少々荒療治ではありますが、最も効果的なのは、トラウマになっても面接を受け続けることです。
なぜなら、面接に慣れ、内定をもらうこと以上に、心が楽になることはないからです。それに、回数を重ねることで、面接というものを自分の中で当たり前にしていく必要があります。
例えば、毎日車を運転しているタクシー運転手と、免許をとって初めて運転する人では、全く気持ちの持ちようが違いますよね。このように、面接の経験を重ね、慣れることで、面接で失敗した記憶も遠ざかり、自分に自信が持てるようになっていきます。
面接をトラウマにしないための事前準備
そもそも、面接がトラウマにならないようにしておく対策をとっておくことも重要です。以下で具体的な3つの対策を紹介します。
- 想定質問集を作っておく
- 応募企業を増やす
- 他の就活生も緊張している
- この面接で人生の全てが決まるわけではない
想定質問集を作っておく
面接の質問には2つの種類があります。それは、 就活で定番でされる質問と想定外の突飛な質問です。
後者に関しては、面接を経験していく中でアドリブ力を磨く他にありません。一方で、前者に関しては対策を行い、ベストな回答を準備しておくことができます。
また、ガクチカなど自分のこれまでの行動に関して、なぜその行動を取ったのか・どのように考えていたのか、つまり「WHY」の深掘りを行なっていくことも効果的です。
応募企業を増やす
応募企業を増やす・持ち駒を増やすことで一回の面接の失敗のダメージを少なくすることができます。
応募企業が少ないと、焦りにつながりやすく、面接のミスに対してトラウマになってしまいがちです。心の余裕を持つためにも、本選考では①チャレンジ企業②本命企業③滑り止め企業の3つを準備しておくことが大切です。
他の就活生も緊張している
面接では、当然他の就活生も緊張しています。しかし、飄々と話す他の就活生をみて、思わず自分だけが緊張していると思いがちです。
周りの受験生全員が緊張していること、あるいは自分以上に緊張している人がいることを心にとめて、面接に臨むと幾分リラックスすることができるかもしれません。
この面接で人生の全てが決まるわけではない
就活生は、大学生の間の就活だけで人生が決まると思いがちです。
しかし、今は、転職が当たり前の時代ですし、仮に行きたかった会社・業界に行けなかったとしても、数年後に転職をして入社することも十分可能です。
「この面接で人生が決まる」と気負いすぎず、自然体に近い状態で臨むようにしましょう。
面接がトラウマになったらまずは自分と向き合おう
面接で緊張したり、不安になるのはいたって普通のことです。自分だけがそうなっていると思い込むと尚更、本番の面接で実力を発揮できない負のスパイラルに陥ってしまいます。
面接でトラウマを抱えている人は、この記事で紹介したような面接対策を徹底する、OBや先輩からアドバイスをもらうなど基本に立ち返って、準備をするようにしましょう。