インターンの申し込みはいつ？時期と準備を徹底解説！

「インターンって、いつ申し込めばいいの？もう出遅れてる？」そんな不安を抱く就活生は少なくありません。

インターンにはサマー・ウィンターなど季節ごとの種類があり、申し込み時期や締め切り、準備すべきことも大きく異なります。

そこで本記事では、インターンの基本から、時期ごとの申し込みスケジュール、準備・注意点・申し込み後の流れまでを徹底解説します。

余裕を持って行動し、自分に合ったインターンに確実に参加するための第一歩として、ぜひ参考にしてください。

余裕を持ってインターンに申し込もう

インターンの申し込みは、時期を逃すと参加自体が難しくなるため、早めの行動が欠かせません。

特にサマーインターンは4〜6月、ウィンターインターンは9〜11月に募集が集中しており、応募も殺到しやすい傾向にあります。

興味のある企業がある場合は、就活サイトや企業の採用ページをこまめにチェックしておくと安心です。エントリーの際には、履歴書やエントリーシートの準備に加え、企業研究や自己分析などの事前準備も欠かせません。

これらを後回しにしてしまうと、気づいたときには「応募が締め切られていた…」というケースも少なくありません。思い立ったときにすぐ動けるよう、普段から少しずつ準備を進めておきましょう。

インターンは、自分のキャリアを考えるうえで非常に貴重な経験です。実際の現場を体験することで、企業の雰囲気や働き方を知ることができ、ミスマッチの防止や自分の適性の発見にもつながります。

だからこそ、余裕を持ったスケジュール管理と事前準備がとても重要ですよ。

インターンとは？

インターンとは、学生が企業で実際の仕事を体験する制度のことです。職場の雰囲気や仕事内容を知ることができ、自分の適性や関心を確かめるきっかけにもなります。

特に就職活動を控えた大学生にとっては、進路を考えるうえで重要なステップといえるでしょう。

インターンにはさまざまな形式があり、たとえば短期インターンは数日から数週間程度で、主に業界や企業の理解を深める内容になっています。

一方で、長期インターンでは数か月にわたって実務に携わることもあり、より実践的な経験が積めるのが特徴です。

企業によってはインターンを選考の一環と位置づけている場合もあるため、ただの職場見学と考えず、将来の選択肢を広げる貴重な機会として活用してみてください。

インターンの申し込み時期はいつから？

インターンの申し込み時期を知らないままでいると、希望していた企業の選考情報を見逃してしまい、参加のチャンスを逃すおそれがあります。

インターンは季節ごとに募集開始のタイミングが異なるため、あらかじめ全体像を把握しておくことが大切です。ここでは、それぞれの時期にどのようなインターンがあるのかを紹介します。

1. サマーインターン（夏）
2. オータムインターン（秋）
3. ウィンターインターン（冬）
4. スプリングインターン（春）

① サマーインターン（夏）

サマーインターンは最も多くの企業が実施する傾向があり、早期からの準備が求められます。多くの企業では5月〜6月に募集が始まり、実施時期は8月〜9月が中心です。

複数の企業に応募する学生も多いため、情報収集はできるだけ早く始め、計画的に行動してください。

エントリーシートや面接の対策も含め、準備には余裕を持って臨むようにしましょう。

② オータムインターン（秋）

サマーインターンに参加できなかった場合、オータムインターンは再挑戦の機会になります。9月〜10月ごろに募集され、実施時期は10月〜11月に集中する場合が多いです。

企業によっては秋限定のプログラムを設けていることもあり、夏とは違った切り口で業界理解を深められます。夏の経験をふまえて自己分析を見直し、自分に合った企業選びを心がけてください。

③ ウィンターインターン（冬）

ウィンターインターンは本選考直前に行われることが多く、内容も選考に近い形式をとる企業が増えています。申し込みは11月〜12月に始まり、実施時期は1月〜2月が中心です。

実務体験を重視するプログラムや、特定の職種に特化した内容が多く、志望企業をより深く理解する機会になります。

年末年始は予定が重なりやすいため、早めに準備を始めてスケジュールを確保しておくと安心です。

④ スプリングインターン（春）

スプリングインターンは、就活本番を前に最後の実践の場として活用されることが多いです。1月〜2月ごろから募集が始まり、実施は2月〜3月にかけて行われます。

春に参加した学生を早期選考へ案内する企業もあるため、積極的にエントリーしたいところ。春休み中でスケジュールを調整しやすく、複数社への参加も可能となっています。

1月初旬には情報が出揃うため、見逃さないようチェックを続けてください。

インターンの申し込み締め切りはいつ？

インターンに申し込む際は、締め切り時期をしっかり確認しておくことが重要です。

締め切りは、開催日の1〜2か月前に設定されている場合が多く、たとえばサマーインターンなら6月中旬〜7月上旬、ウィンターインターンでは11月〜12月が目安となります。

ただし、企業によっては定員に達した時点で早期に締め切るケースもあるため注意が必要です。

特に人気企業や大手では、早期応募が殺到する傾向があるため、募集開始に気づいた時点ですぐに動けるよう、履歴書やエントリーシートを事前に用意しておきましょう。

また、たとえ出遅れてしまった場合でも、まだ募集を続けている企業を探せば、インターンに参加できるチャンスは十分にありますよ。

インターンに参加するメリット

インターンに参加することは、就活を有利に進めるだけでなく、自分の将来について考えるきっかけにもなります。

ここでは、実際に参加して得られる具体的なメリットを7つ紹介します。

1. 仕事や業界への理解が深まる
2. 職場の雰囲気を体験できる
3. 早期選考のチャンスにつながる
4. 就活の練習として活用できる
5. ビジネススキルを身につけられる
6. ガクチカに活かせる実績が得られる
7. 報酬や給与を得られる可能性がある

①仕事や業界への理解が深まる

インターンの最大の魅力は、実際の業務に触れることで、仕事の具体的な内容や業界の仕組みをリアルに理解できる点です。

説明会や企業サイトだけでは見えてこない「現場の実情」や「社員の仕事の進め方」など、体験を通じて得られる情報は非常に多く、進路選択の判断材料になります。

中には、興味を持っていた業界でも「実際に働いてみたらイメージと違った」と気づくこともあり、ミスマッチを防ぐ意味でも非常に有意義です。

反対に、思いがけず興味が湧いたり、適性を感じたりする分野を発見できるかもしれません。そのため業界研究の一環として、早めに現場を知る機会を持っておくと、就活全体の質が高まるでしょう。

②職場の雰囲気を体験できる

インターンでは、社員との交流やオフィス内での活動を通して、その企業の「職場の空気」を体感できます。

職場の雰囲気や社員同士の関係性、仕事の進め方などは、企業説明資料やサイトの情報だけではわかりにくいものです。

実際に足を運び、社員と接することで、「自分がここで働くとしたらどう感じるか」という視点で企業を見ることができ、ミスマッチを防ぐ判断材料になります。

また、フレンドリーな雰囲気の会社が合うのか、静かに集中できる環境が合うのかなど、自分の働き方の好みに気づくきっかけにもなるでしょう。社風との相性を見極めるには、体験が何よりの判断材料です。

③早期選考のチャンスにつながる

インターンに参加することで、本選考よりも前に企業から早期選考の案内が届くことがあります。

企業側にとっても、インターンを通じて学生の能力や人柄を見たうえで声をかけられるため、ミスマッチを防ぎやすくなるのです。

早期選考に参加できれば、本選考よりも競争率が低い段階で内定に近づける可能性もあります。

インターンの場でしっかり成果を出したり、担当者に積極的な姿勢を見せたりすることで、「この学生にもう一度会いたい」と思ってもらえるきっかけに。

特に人気企業では早期選考枠が非常に重要になるため、参加する価値は高いでしょう。

④就活の練習として活用できる

インターンは、就活本番前に選考の流れや雰囲気を経験できる「実践の場」として非常に有効です。

エントリーシートの作成や面接への対応、グループディスカッションへの参加など、就職活動で必要になるプロセスを実際に体験できます。

初めての選考では緊張してうまく話せないこともありますが、インターンで失敗や成功を積み重ねておくことで、本番では落ち着いて対応できるでしょう。

選考に通ることを目指すのではなく、練習のつもりでチャレンジすることで、実力と自信を同時に育てられるでしょう。

⑤ビジネススキルを身につけられる

インターンでは、社会人としての基本的なスキルを実務を通じて学べる点も大きなメリットです。

報告・連絡・相談（ホウレンソウ）やビジネスメールの書き方、会議での話し方や資料の作成など、社会で求められる基本動作を実践の中で身につけられます。

座学ではなく実際の現場で体験するからこそ、知識だけでなく「使えるスキル」として定着しやすいのが特徴です。

ビジネスマナーに自信がない学生でも、インターンを通じて少しずつ慣れていくことで、入社後もスムーズにスタートできる準備になります。

早いうちから現場に近い経験を積むことは、将来の安心感にもつながるでしょう。

⑥ガクチカに活かせる実績が得られる

インターンの経験は、就職活動の際に「学生時代に力を入れたこと（ガクチカ）」として活用できます。

実際にどんな業務に関わったのか、どのような課題に直面し、どう乗り越えたのかといった具体的なエピソードは、面接でも説得力のあるアピール材料になります。

ただ参加しただけではなく、自分がどんな行動をとり、そこから何を学んだのかを振り返ることが重要です。インターン中にメモを取る習慣をつけておくと、後からエピソードを整理しやすくなります。

質の高い自己PRを作るうえで、実体験に基づく内容は非常に強い武器になりますよ。

⑦報酬や給与を得られる可能性がある

インターンは基本的に無給のものが多いですが、企業によっては報酬や交通費が支給されるケースもあります。

特に長期インターンでは、時給制や日給制での勤務が一般的で、アルバイトと同様に収入を得られますよ。

経済的な理由で参加を迷っている学生にとっては、報酬があるかどうかは大きな判断材料になるでしょう。また、実際の業務に対して報酬が発生することで、仕事への責任感も高まりやすくなります。

事前に待遇条件をしっかり確認し、自分に合ったプログラムを選ぶことが大切です。報酬付きインターンは、金銭面だけでなく経験の質も高い場合が多いため、ぜひチェックしてみてください。

インターンの主な申し込み方法

インターンに参加するには、どのような方法で申し込めばよいのかを知っておくことが大切です。

企業やプログラムによって申し込みのルートはさまざまですので、自分に合った方法を選ぶことがチャンスを広げる一歩に。ここでは、代表的な申し込み方法を6つ紹介します。

1. 就活情報サイトから申し込む
2. 企業の採用ページやSNSを活用して申し込む
3. 大学のキャリアセンター経由で申し込む
4. 教授やゼミの紹介で申し込む
5. インターン特化サイトを利用して申し込む
6. OB・OGの紹介から申し込む

①就活情報サイトから申し込む

就活情報サイトは、インターンを探す際の基本ツールとして多くの学生が利用しています。検索条件を細かく指定できるため、自分の興味や条件に合う企業を見つけやすいのが特徴です。

企業情報や口コミも掲載されている場合があり、比較検討にも役立ちます。エントリーもWeb上で完結するため、手続きが簡単で時間を選ばず応募できる点も魅力的です。

ただし、掲載数が多いぶん競争も激しく、人気企業では締め切りが早まるケースもあります。気になる企業は「お気に入り登録」や通知機能を活用し、常に最新の情報を確認する習慣をつけておくと安心です。

②企業の採用ページやSNSを活用して申し込む

企業の公式採用ページやSNSでも、インターン情報が随時更新されています。

採用ページにはプログラムの詳細や応募条件、選考フローがわかりやすく掲載されているため、公式な情報源として非常に信頼性が高いです。

また、最近ではX（旧Twitter）やInstagramなどのSNSでしか発信されない限定募集も増えています。

SNSではイベントの告知や社員の様子など、企業の雰囲気を知る手がかりも多く、情報収集に役立ちますよ。

気になる企業のアカウントは早めにフォローしておき、更新通知をオンにしておくと、見逃し防止になるでしょう。

③大学のキャリアセンター経由で申し込む

大学のキャリアセンターは、インターンを探す上で頼れる存在です。大学と提携している企業のインターン情報が集約されており、学内限定の募集や紹介枠が用意されていることもあります。

また、書類添削や面接練習などのサポートを無料で受けられるため、初めての就活にも安心です。

応募方法も比較的わかりやすく、専用フォームや紙での提出など、大学ごとの運用に従えば迷うことはありません。

まずはキャリアセンターに足を運んで、どんな支援があるか確認してみましょう。

④教授やゼミの紹介で申し込む

教授やゼミのつながりから企業を紹介してもらえるケースもあります。

特に研究室やゼミ活動で実績を積んでいる場合、担当教員が企業との関係を持っていることがあり、推薦という形で選考を有利に進められますよ。

この方法では、学生の人柄や能力を第三者が保証してくれるため、企業側も安心感を持ちやすいです。

日頃からゼミでの活動や提出物に真摯に取り組み、信頼を築いておくことがこうした機会につながります。

紹介を受けた場合は、必ず礼儀正しく対応し、企業にも教員にも失礼のないようにすることが大切です。

⑤インターン特化サイトを利用して申し込む

インターンに特化した求人サイトでは、長期インターンやベンチャー企業、スタートアップなど、就活情報サイトには掲載されない案件が豊富に揃っています。

特に実務経験を積みたい人や、企業との距離が近い環境で働いてみたい人にとっては、非常に魅力的な選択肢と言えるでしょう。

業界や職種ごとの専門性が高いサイトも多く、自分の志向に合わせて探しやすい点も特徴です。

サイトによっては、インターン体験談や参加後のフォロー機能が充実しています。複数のサイトに登録しておくことで、情報の取りこぼしを防ぎ、比較検討しやすくなるでしょう。

⑥OB・OGの紹介から申し込む

OB・OGからの紹介は、実際にその企業で働いていた経験を踏まえたリアルな情報を得られる点で非常に有益です。

学校を通じて紹介してもらうほか、OB・OG訪問サービスやSNSでのつながりを活用してコンタクトを取る方法もあります。

紹介を受けての応募は、企業側にとっても信頼性が高く、選考において好印象を与えやすい傾向です。

話を聞く中で業務内容や企業文化を深く理解できるため、自分に合ったインターンかどうかの判断もしやすくなります。ただし、訪問後には必ずお礼の連絡を忘れずにしてくださいね。

インターン応募時のメール例文

インターンに応募する際、メールの書き方に不安を感じる方は多いものです。特に初めての応募では、失礼がないか、熱意がきちんと伝わるか気になるでしょう。

ここでは、企業に好印象を与えるメール文面の具体例と、そのポイントを紹介します。

《例文》

株式会社○○ 人事部 採用ご担当者様 お世話になっております。 ○○大学経済学部3年の山田太郎と申します。 このたびは貴社の夏季インターンシップ募集をWebサイトで拝見し、ぜひ参加させていただきたくご連絡差し上げました。 以前、大学の講義で貴社の○○事業について知り、社会に与える影響の大きさに感銘を受けました。実際に業務に触れ、理解を深めたいと考えております。 応募に必要な書類を添付しておりますので、ご確認いただけますと幸いです。 お忙しいところ恐縮ですが、何卒よろしくお願いいたします。 ○○大学 経済学部3年 山田 太郎 メールアドレス：sample@example.com 電話番号：080-xxxx-xxxx

《解説》

件名には「用件・大学名・氏名」を入れ、ひと目で内容が伝わるようにしましょう。本文は丁寧な挨拶から始め、応募理由とインターンへの意欲をしっかり伝えるのがポイントです。

最後に署名を入れることで、誰からの連絡かが明確になり、信頼感にもつながります。

インターンに申し込む前に必要な準備

インターンに申し込む前に必要な準備を怠ると、選考に通らなかったり、せっかく参加しても得られるものが少なくなってしまう恐れがあります。

基本的な準備を整えておくことで、応募から参加までスムーズに進められるでしょう。ここでは申し込み前にやっておきたい準備を整理して紹介します。

1. 自己分析を行い適性や志望軸を明確にする
2. 企業研究をして志望動機を深める
3. プログラム内容を調べて参加目的を明確にする
4. 履歴書・エントリーシートを事前に作成する
5. 課題や面接に備えて選考対策をする

① 自己分析を行い適性や志望軸を明確にする

自己分析は、インターン先を選ぶうえでの土台です。

自分の強みや興味のある分野、働くうえで大切にしたいことをはっきりさせることで、志望動機に説得力が生まれます。

分析があいまいなままでは、選考で印象に残りにくくなるでしょう。これまでの経験を振り返りながら、価値観や目指す方向性を明確にしてください。

② 企業研究をして志望動機を深める

企業の理念や事業内容を調べておくことは、志望理由を具体的に語るうえで欠かせません。

ただ「有名だから」「業界に興味があるから」では不十分です。

公式サイトだけでなく、ニュース記事やインターン体験談なども参考にして、企業理解を深めましょう。どこに魅力を感じたのかを自分の言葉で説明できるようにしておくことが大切です。

③ プログラム内容を調べて参加目的を明確にする

インターンの内容をきちんと把握しておくことで、参加する目的がはっきりします。体験型か座学中心かによって、得られる学びは異なります。

目的が明確だと、エントリーシートや面接でも話に一貫性が出て説得力が増すでしょう。

「なぜそのプログラムに参加したいのか」を自分の中で整理しておくようにしてください。

④ 履歴書・エントリーシートを事前に作成する

就活が本格化してから慌てて書き始めると、エントリーシートの完成度が下がってしまう恐れがあります。

基本情報や自己PR、学生時代に力を入れたこと（ガクチカ）などは、あらかじめ準備しておくと安心です。

書類は応募者の第一印象を決めるので、好印象を残すためにも丁寧に仕上げておくことが重要ですよ。

⑤ 課題や面接に備えて選考対策をする

選考があるインターンでは、事前の対策が欠かせません。

過去の傾向を調べて、頻出の質問やテーマを確認しておくと安心です。とくにグループディスカッションや自己紹介は準備しておきましょう。

本番で焦らず話せるように、事前に話す内容を整理しておいてください。準備次第で、当日の自信と落ち着きが変わってきますよ。

インターン申し込み時の注意点

インターンの申し込みは、単に応募すればよいというものではありません。スムーズに選考へ進むには、見落としやすい点にしっかり注意を払うことが大切です。

ここでは、申し込み時に気をつけるべきポイントを5つ紹介します。

1. 他の予定とインターン日程が被らないようにする
2. 募集開始すぐに動けるようにする
3. 課題の提出忘れや内容ミスをしないようにする
4. 参加目的が曖昧なまま申し込まないようにする
5. 数だけで応募はしないようにする

①他の予定とインターン日程が被らないようにする

インターンに申し込む前には、自分のスケジュールを丁寧に確認しておく必要があります。

授業やアルバイト、旅行、サークル活動など、他の予定と重なってしまうと参加が困難になるだけでなく、途中で辞退する事態になれば企業にも迷惑がかかってしまいます。

やむを得ないキャンセルは仕方がない場合もありますが、事前に防げるなら避けるべきです。応募の前にカレンダーをしっかり確認し、無理のない範囲でエントリーを行うようにしましょう。

特に複数の企業に申し込む際は、時期や日程の重複にも注意が必要です。万が一の事態に備えて、候補日をいくつか確保しておくと安心ですよ。

②募集開始すぐに動けるようにする

人気企業のインターンは、募集が始まってすぐに応募が殺到し、数日で締め切られるケースも珍しくありません。

そのため、募集開始のタイミングでスムーズにエントリーできるよう、事前準備が必要です。

エントリーシートや履歴書をあらかじめ用意しておくのはもちろん、就活サイトや企業ページで事前登録を済ませておくと、通知を受け取ってすぐに動けます。

また、締め切りギリギリに応募すると内容の質が下がる恐れも。スマートフォンにリマインダーを設定するなど、日常的に情報収集とアラート管理を習慣化するとよいでしょう。

③課題の提出忘れや内容ミスをしないようにする

インターンに申し込む際、エントリーシートに加えて課題の提出を求められることがあります。

課題は、企業が学生の思考力や熱意を測るために重視しており、書類選考の結果に大きく影響する重要な要素です。

提出を忘れたり、内容にミスがあったりすると、それだけで不合格になる可能性も。そのため、記入が終わったら、必ず見直しを行い、誤字脱字や表現の不備がないか丁寧に確認しましょう。

文章の構成に自信がない場合は、第三者に読んでもらうことで客観的なフィードバックが得られます。また、提出期限ギリギリではなく、前日までに送信を済ませる意識を持つことも大切です。

④参加目的が曖昧なまま申し込まないようにする

インターンに申し込む際、ただ「経験を積みたい」という曖昧な理由だけで応募すると、エントリーシートや面接で説得力を欠いてしまいます。

企業は応募者がなぜそのインターンに参加したいのかを重視しており、目的が明確であるかどうかが評価に直結します。

自分がその企業や業界で何を学びたいのか、どんなスキルを得たいのかを整理することが大切です。

自己分析を通じて関心のある分野を明確にし、志望動機に具体性を持たせると、選考でも有利に働きます。

目的意識をはっきりさせることで、プログラム中の行動にも主体性が生まれ、結果的により多くの学びが得られるでしょう。

⑤数だけで応募はしないようにする

インターンは数をこなせばいいというものではありません。手当たり次第に応募しても、1社ごとの対策が甘くなり、結果としてどこにも通らないという事態になりかねません。

応募先は、自分の興味や志望に合った企業に絞り、その企業ごとに志望動機や質問対策を丁寧に行うことが大切です。

1社1社にしっかり向き合うことで、エントリーシートの内容にも深みが出て、選考通過の確率が高まります。

また、興味のない企業に参加しても得られるものが少なく、時間を無駄にしてしまう可能性があるでしょう。応募の数ではなく、質と納得感を意識することが後悔しないインターン選びにつながりますよ。

インターン申し込み後の流れ

インターンに申し込んだあと、どのような選考が進むのか不安に感じる方もいるかもしれません。事前に流れを知っておくことで、準備がしやすくなり、自信を持って対応できるようになります。

ここでは一般的なインターンの選考フローを紹介します。

1. 説明会に参加して企業理解を深める
2. エントリーシートを提出する
3. グループディスカッションに参加する
4. Webテスト・筆記試験を受ける
5. 面接を受ける
6. 参加可否の連絡を受け取る

①説明会に参加して企業理解を深める

インターン申し込み後に開催される説明会では、企業の理念や事業内容、インターンプログラムの詳細を直接聞けます。

採用担当者や現場社員が登壇することも多く、ホームページだけではわからないリアルな情報に触れられる貴重な場です。

また、質疑応答の時間が設けられる場合もあり、自分の疑問を解消できると同時に、積極的に質問する姿勢が評価につながることもあります。

説明会には選考の一部として扱われるケースもあるため、必ず出席するようにしましょう。

参加の有無が後の選考に影響する可能性があることも考慮して、日程調整は早めに行っておくことをおすすめします。

②エントリーシートを提出する

説明会のあと、多くの企業ではエントリーシート（ES）の提出を求められます。ESは選考の最初の関門となるため、自分の強みや考えをしっかり伝えることが重要です。

記入内容としては、自己PR、志望動機、学生時代に力を入れたことなどが定番ですが、企業によっては独自の設問を出す場合もあります。

事前に企業研究を行い、回答内容に企業理解が反映されているかを意識して書くと良いでしょう。また、誤字脱字や形式のミスで評価を落とすことのないよう、提出前には必ず見直しを行ってください。

友人やキャリアセンターに添削を依頼するのも効果的です。

③グループディスカッションに参加する

書類選考に通過すると、次にグループディスカッション（GD）に進むことがあります。GDでは複数人で1つの課題に取り組み、意見交換を通じて結論を導く過程を評価されますよ。

自分の意見をしっかり伝えることは大切ですが、話しすぎても評価が下がる場合があるため、周囲とのバランスが求められます。

特に、他の参加者の意見に耳を傾けながら、建設的な発言や論点の整理ができると、リーダーシップや協調性をアピールできるでしょう。

発言が苦手な場合でも、タイムキーパーや議事録担当として貢献する姿勢を見せることが評価に繋がります。

④Webテスト・筆記試験を受ける

一部の企業では、選考の一環としてWebテストや筆記試験が実施されます。SPIや玉手箱、一般常識、時事問題、英語など、出題内容は企業や業界によって異なりますよ。

これらは短期間で点数を伸ばすことが難しいため、できるだけ早めに対策を始めるのが賢明です。

市販の問題集や無料の練習サイトを活用して、繰り返し解くことで傾向と時間配分に慣れておくと安心でしょう。

また、Webテストは自宅受験が多いため、通信環境や操作ミスなどのトラブルにも注意が必要です。本番前に機材や環境を確認しておきましょう。

⑤面接を受ける

選考の終盤では、面接を通じて学生の人柄や志望度が評価されます。

面接形式は、個人面接やグループ面接、カジュアルな面談形式などさまざまですが、基本的には志望動機や自己PR、過去の経験についての質問が中心です。

特にインターン面接では、将来的に社員として活躍できるかどうかを見据えて評価されることもあるため、入社意欲や企業との相性も見られています。

質問には、簡潔かつ具体的に答えるよう心がけましょう。また、逆質問の場では企業への関心を示せるような質問を用意しておくと、より好印象を与えられますよ。

⑥参加可否の連絡を受け取る

面接を終えると、数日から1週間ほどでインターンへの参加可否がメールやマイページで通知されます。

合格の場合は、参加日程や持ち物、服装、集合場所などが詳しく記載された案内が届きますので、内容をしっかり確認してください。

不合格だった場合も、結果に一喜一憂せず、振り返りを行って次に活かす姿勢が大切です。メール通知に気づかないと対応が遅れるおそれもあるため、応募後はメールチェックを習慣化しておくと安心です。

返信が必要な場合もあるので、迅速に対応できるよう準備をしておきましょう。

インターン申し込みで後悔しないために知っておくべきこと

インターンの申し込みは、いつ動くかで結果が大きく変わります。結論から言えば、応募のタイミングを見極め、準備を早めに整えることが成功のカギです。

インターンには春夏秋冬それぞれの時期があり、企業ごとに募集開始のタイミングも異なります。サマーインターンなら4〜6月、ウィンターインターンなら10〜12月が目安でしょう。

自己分析や企業研究を通じて目的を明確にし、応募前に履歴書やエントリーシートの準備を進めてください。また、就活サイトやキャリアセンターなど、申し込み方法も複数あります。

インターンは早期選考やビジネススキルの習得といったメリットも多く、就活において重要なステップですので、余裕を持って行動しましょう。