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自己PRで計画性を長所としてアピールする方法|言い換え・面接で使える例文付き

就活における面接で、自己PRは自分の強みを採用担当者にはっきりと伝えるチャンスです。

これまで計画を立てて目標達成のために取り組んできた人や、何か物事を行う際、まずはいつ何をするのか計画を立ててから取り組んできた人は、計画性をアピールできるでしょう。

しかし計画性を長所としてアピールする際には、どのように伝えればよいのでしょうか。本記事では、効果的なポイントについて解説します。

人事 鈴木

記事の監修者

人事 鈴木

新卒でベンチャー企業で求人広告の新規営業を経験 入社半年でテレアポ獲得数社内1位。新卒売り上げ1位を獲得。 その後Cmind groupの人事部に入社し、新卒採用を担当。 現在は学生の面談だけではなく採用戦略や広報にも携わっている。

吉田

記事の監修者

吉田

新卒で株式会社C-mindに入社後、キャリアアドバイザーとして累計1000人以上の就活生との面談を経験。就活時代も大手からベンチャーまで様々な業界・職種を見てきた経験から、幅広い視点でのサポートを得意とする。プロフィール詳細

目次

企業が計画性を求める理由と評価のポイントは?                              

計画性があるというのは、働く上でも大きな強みになります。しかし、計画性があることがなぜ仕事でいい影響を及ぼすのかを理解していなければ、計画性という長所を仕事に置き換えて話せません。

企業が計画性のある人材を求める理由として、以下の4点が挙げられます

実際に自己PRを作成する前にまずは、企業がどのような計画性のアピールを求めているかを確認しておきましょう。

事前に企業側のニーズをしておくことで、求められている回答に近づき好印象を獲得できますよ。

①仕事ではなによりも期限を守ることが重要だから                            

仕事では納期がある場合が多いため、納期に間に合うようにスケジュールを立て、やるべきことを着実に終わらせる能力は社会人にとって非常に大切です。

計画性がないと、思った通りに仕事が進まなかったり、想定外の対応が必要になり時間が圧迫してしまったりして納期に間に合わなくなるかもしれません。

またクライアントとの信頼関係を築く上でも、納期を守ることは非常に重要なのです。

②自己管理能力は成長に直結するから                                   

計画性がある人は、自己管理能力も高い傾向にあります。

そのため計画性のある人は、他の人よりも成長スピードが速く、会社で活躍する人材へと育つと考えられます。

会社側は社員を採用するなら、成長スピードが速く、会社に貢献してくれる人材が欲しいと考えるのは当然でしょう。そのため計画性がある人材を採用しようとするのです。

③優先順位をつけて仕事に取り組むことができるから                                       

就職後は、同時にいくつもの仕事を行うことになるため、仕事を行う上で優先順位をつけることは非常に重要です。

優先順位を間違えると納期に遅れたり、チームメンバーの仕事が進まなかったりしてしまいます。

また計画性がある人は、今すぐに取り組むべき仕事と後で行ってもいい仕事を見極めて優先順位を付けられるため、効率的に仕事を終わらせられるでしょう。

そうした意味でも計画性がある人材は企業から重宝されるのです。

④リスク管理ができるから                                       

計画性がある人は、万が一のことも考えてスケジュールを立てられるためです。

仕事でも非常事態が発生した時にスケジュールに余裕を設けていないと、業務が圧迫してかなり多くの残業が発生したり、最悪納期に間に合わない可能性もあるでしょう。

こうしたリスクを避けるためにも、企業は計画性のある人を採用したいと考えているのです。

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計画性が特に求められる職種・職業                                     

計画性は仕事において重要ですが、特に計画性が求められる職種もあります。

これらの職業を希望する場合、計画性のアピールはより重要になるので、しっかり原稿を作り込みましょう。

職種や職業によって効果的なアピールになる強みは異なります。

実際に計画性がどのような職種や職業に効果的になる強みなのかを確認しておきましょう。

①営業職                                       

営業職は、クライアントとのスケジュールを調整したり、事前に資料を準備したりと計画的に準備を進める必要があります。

また目標とする売上を達成するために、そこから逆算していつまでに何を実施するのか、現状の数値はどうなっているのかを把握することが必要ですよ。

こうした理由から、営業職は計画性が非常に重視されるのです。

②コンサルタント職                                   

コンサルタント職は、クライアントの成果を上げることに特化した職種です。

企業のサービスとしてクライアントの成果を向上させると謳っているため、綿密な計画を立てクライアントを成功に導くことが求められます。

コンサルタント職は自分のスケジュールではなく相手のスケジュールも立てて管理することも求められるため、特に計画性が重視されるのです。

③技術職                                       

技術職は、ものづくりに関わる職種です。

目的としたものを作るためにどんな材料が必要か、どのように組み立てないといけないか、など綿密な製造計画を立て、その通りに実行されるかを管理する必要があります。

スケジュールが間に合わないとなると、クライアントに迷惑をかけてしまったり、生産ライン自体停止してしまう可能性もあるでしょう。

こうしたことから技術職も計画性を持って仕事をするということが非常に重要ですよ。

④ディレクター職                                       

ディレクター職は様々な職種を取りまとめ、スケジュール通りに進んでいるか全体の進捗を調整する職種です。

ディレクターがどんな計画を立てるかで、他の人たちのスケジュールも大きく変わってきます。

少しスケジュールが遅れたり変更になったりするだけで、全体に大きな影響が出てしまうので、綿密な計画を練り、その通りに実行されているか進捗を追わなくてはなりません

こうした理由から、ディレクター職も計画性がかなり重視されますよ。

計画性を長所としてうまく伝えるポイント                                         

計画性があることで、確実に納期に間に合わせられたり、リスクを回避して仕事を行ったりできます。

計画性という長所を採用担当者にしっかり伝えるためには、以下の3点を意識しましょう。

①具体的なエピソードで分かりやすく話す                            

単に「計画性があります」と伝えるのではなく、具体的なエピソードも交えながら計画性があることを伝えましょう。

人はエピソードやストーリー性がある話に興味を持ち、深く聞きたいと感じます。

そのため具体的なエピソードを交えることで、実際にそんなことがあったのかと採用担当者に理解してもらいやすくなり、説得力も増しますよ

自己PRでは強みの具体性が重要になります。単に「計画性があります」だけのアピールでは、説得力が低く本当に強みなのかが不明確です。

実際に強みを伝える際は「○○の経験で培った計画性です」という形で具体性を意識しましょう。

②長期的な目線で計画が立てられることをアピールする                                   

短期的な計画を立てられるだけではなく、長期目線でも計画を立てて取り組めることを意識的にアピールしましょう。

仕事のプロジェクトは数ヶ月単位で動くものもありますが、数年単位と長期間で動くものも多いです。

そのため、過去に数年単位で計画を立てて取り組んだ経験がある場合、どんなことを取り組んだのか実体験も交えて話すと、採用担当者により納得してもらいやすくなりますよ。

③自分ならではの工夫やらしさを入れる                                

計画性をアピールする際、自分らしさも加えてみるとより良いでしょう。

他の就活生との差別化を図るためにも、計画性も踏まえて周りの就活生には出せない自分ならではの強みを見つけて伝えてください

例えば、計画を立てるだけではなく「こまめに起動修正しながら取り組める」「決めたことは必ずやり遂げる」といった別の強みと掛け合わせてアピールすると良いですよ。

自己PRの強みは限られており、他の就活生と重複する可能性も高いです。

そのため、あなたらしさを意識した自己PRの作成をし、差別化された自己PRを作成しましょう

自己PRで計画性をアピールするときの注意点                                  

計画性は積極的に自己PRでアピールしたい内容です。

しかし、計画性をアピールする際、注意したいポイントが4点あります

①要約・結論を最初に話す                                       

要点や結論は最初に話すようにしましょう。

日本人は文法の性質上、冒頭で理由を述べて最後に結論を述べる癖があります。

しかしながら、その話し方だと採用担当者としては、「結論は何なのかを早く知りたい」と感じ話がきちんと入ってこないかもしれません。

そのため、まずは冒頭で結論を述べ、具体例や理由はそれに続けて話すことを意識してくださいね。

自己PRではまず結論を明確に伝えましょう。最初に様々なエピソードを伝えたくなりますが、回りくどくなり印象が悪くなってしまいます。

簡潔に分かりやすくを意識しましょう。

②短所として捉えられないようにする                                   

計画性をアピールしているつもりが、自分の短所を話してしまっている場合もあります

例えば「何かを実行する前、失敗しないようにかなり慎重に計画を立てて、本当に間違いないか周りにも確認してから進めます」といった伝え方はNG。

行動に移すスピードが遅いとも捉えられてしまうかもしれません。

このように、伝え方によっては短所が目立ってしまうこともあるので、長所をしっかりアピールできるよう話し方を工夫してくださいね。

③計画性が入社後の仕事にどう活きるか話す                                       

採用担当者は、入社してから会社でどう活躍してくれるかを重視しています。

そのため、ただ計画性があるというだけでなく、その計画性を活かしてどう活躍できるのか具体的に話しましょう。

また、自己PRで採用担当者に計画性を活かして働いている様子をイメージさせられれば、内定をもらえる確率も高まりますよ。

強みを効果的にアピールできていても入社後の活躍のイメージが想定できていなければ印象が良くありません。

会社と自身の強みのマッチ度も大切なので、入社後に活躍することから逆算して自己PRを作成する意識を持つと好印象を獲得できますよ。

④計画性を自分ならではの具体的なワードに言い換える                                   

計画性という言葉は他の就活生も使っている言葉です。他の就活生に埋もれないためにも、計画性という言葉を他の表現で言い換えられると、インパクトのある自己PRになりますよ。

例えば「スケジュール管理が得意」という表現は、徹底的にスケジュールを管理し、タスク1つ漏らさずに仕事をしてくれそう、というイメージを与えられます。

このように自分を表現する言葉を見つけながら、計画性という強みも交えて伝えられる表現を探してみてください

「計画性がある」を言い換える3つの表現                                         

「計画性がある」という表現は他の就活生も使うので、別の言葉で表現できるとインパクトがあるでしょう。

そのためここでは、言い換え表現の参考例として以下の3つを紹介します。

強みの言い換えは差別化と自身の強みの魅力を伝えるために効果的です。

様々な言い換え表現を知っておくことで、志望している企業の風土に合わせて調整することもできます

①目的・目標から逆算して考えることができる                                   

計画性があるということは、目的や目標を達成するために計算ができるとも言えるでしょう。

誰しも仕事を行っていると、仕事の目的を見失うことが多々あります。「上司に言われたから」など、本来の目的から外れた理由で行ってしまう人も多いでしょう。

しかし、計画性のある人は、どうしてこの仕事をしているのかを考えながら取り組めるため、無駄な作業を減らし、より効率的に目標を達成する方法を考えられるのです。

②成果を最大化するための準備を怠らない                            

計画性があるということは成果を最大化するための準備に力を入れられる、とも言い換えられます。

計画を立てるのは、目標達成のために重要な準備です。計画がなければ、目標はあったとしても何をやって良いのかがわかりません。

そのため、しっかり計画を立ててやるべきこと、やるべき順番を決めてその通りに実行することで、効率的に目的を果たせるでしょう。

③リスクに対して事前に対策をすることができる                                

計画を立てることは、万が一想定外の事態が起こった場合も考慮するということなので、リスクに対する対策ができるという言い換えもできます。

人はマイナスなことやリスクを避けようとする生き物です。そのため、リスクに対する対策ができる人は、企業に好印象を与えられますよ。

また心理学的にも、計画性があるという表現よりも、リスクに対する対策ができるという言い換えの方が、インパクトを残しやすいでしょう。

計画性の自己PRの作り方|4stepで解説                             

就活では計画性をアピールできると、採用担当者にいい印象を与えられます。しかし、具体的にどのように計画性をアピールすれば良いのでしょうか。

採用担当者に計画性をしっかりと伝えるためには、次の4つのステップを踏みましょう

自己PRは型に沿って作成することで楽に好印象なものが作成できます。ここで自己PRの作り方をしっかりと学び、自己PR作成に活かしてください。

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①自分が計画性を発揮したエピソードを整理する                                

自分の実体験やエピソードを話せると信憑性が増しますよ。

エピソードがあると、ただ口だけで計画性があると言っているのではなく、実際に過去の経験を通して計画を立てて取り組んできたのだということが伝わります。

そのため、まずは計画性をアピールできる過去の体験をピックアップしましょう。

②そこから何を学んだのかを抽出する                                   

過去に起こった出来事をいくつか洗い出したら、その経験から何を得たのかを明確にしましょう。

ここではただ単に計画を立てる重要性を学んだ、というだけではなく、どうして計画性が重要だと痛感したのか、具体的にどのように計画を立てることが重要だと学んだのか、などを考えてください。

また考えたことは忘れてしまわないためにも、紙に書き出して整理しましょう。

自己PRでは自身の強みを根拠づけるために、過去経験を紹介します。その際に学んだことがあれば伝えましょう。

ただ過去経験を伝えているだけの自己PRが多く、実際に学びや動機まで紹介できているものは少ないため、実践することで選考通過に1歩近づきますよ。

③業務と関連付けて入社後にどう活かせるかを考える                                       

過去の体験から得られた学びを、入社後具体的にどのように活かせるのかを考えましょう。

採用担当者は、もちろん応募者の人柄も見ていますが、実際の業務の中でどのように活躍できるのかという部分も重視しています。

そのため「計画性をどのように入社後に活かせるのか」をしっかりと考えて自己PRでアピールしてくださいね。

④原稿を作って話してみる                                       

最後は、実際に面接官に向かって話すための原稿を用意しましょう

また、文章を読んだだけでは気づけなかったが、音読したら文章がおかしい、ということはよくあるため、原稿が出来上がったら音読してください

必要に応じて原稿を修正し、完全版が完成したらそれを覚えて面接に臨みましょう。

原稿を丸暗記することが目的にならないように注意が必要です。

あくまで自分の言葉で伝える必要があるので、原稿を作成する際はうまく話す練習のための手段と考えておきましょう

面接で計画性アピールできる自己PRの例文                                      

面接で計画性をアピールする際、どのような原稿を作成すればいいか悩んでしまう人も少なくありません。

ここでは各シーンに分けて、計画性をアピールする文章の例を12個紹介します。

さらに今回は、現在も就活生を内定に導いている現役のキャリアアドバイザーが、12つの例文を本気で添削!自分の強みをどうアピールしたらいいか気になる人は、ぜひ読んでみてくださいね。

また、自己PRがそもそも書けずに困っている人は、就活マガジンの自動作成ツールを試してみてください!まずはサクッと作成して、悩む時間を減らしましょう。

自己PRが既に書けている人には、添削サービスである赤ペンESがオススメ!今回のように詳細な解説付きで、あなたの回答を添削します。

①学業での例文                   

大学の授業や卒業研究など、学業は大学生なら誰もが取り組んでいるはずです。

学業で目標を達成した、やり切ることができた場合の例文を紹介します。

例文1:卒業研究で提出期限から逆算して計画を立てた例

ここでは、卒業研究卒業研究で提出期限から逆算して計画を立てた経験をもとに、「計画性」をアピールしている自己PRを添削しています。

提出期限や成果に対する逆算的思考と行動の流れを明確にすることで、説得力が高まります。

卒業研究で計画性を発揮した自己PR
【結論】
私は計画性を持って物事に取り組み、目標を達成までやり遂げる力があります。目標に向けて必要なステップを逆算し、着実に行動することで、成果を出すことができます。卒業研究において、期限から逆算して計画を立てた結果、質の高い成果物を期限前に完成させることができました。
添削コメント|最初の一文は「計画性」という強みを一言で簡潔に示せています。ただし、続く文がやや前の文章と重複している印象があるため削除し、代わりにどんな場面で強みを発揮したのか根拠を補足しました。
【エピソード】
大学4年次に取り組んだ卒業研究では、提出期限から逆算して計画を立て、余裕を持って完成させることができました。2か月前から週単位でスケジュールを組み、各工程を段階的に進めることで、期限より1週間前に提出を完了させました。
添削コメント|「計画性」を活かした行動の具体性が不足していたため、「いつ・どのように計画を立てたのか」を明示しました。具体的な期間や数字で示すことで、学生の実行力やタイムマネジメント力が伝わり、内容の説得力も向上します。
【エピソード詳細】
研究内容の理解から資料収集、実験、分析、レポート作成までを月単位・週単位でスケジュール化し、進捗に応じて計画を微調整しました。中間発表に備えて1週間前には予行練習も行い、準備不足による焦りを回避できました。週ごとに進捗を確認し、遅れが生じた際は他の作業工程を前倒しにするなど柔軟に調整しました。また中間発表前には第三者に模擬発表を依頼し、改善点を洗い出して準備を整えました。
添削コメント|この項目では、どのように計画を調整し、何を工夫したかが重要です。元の文は行動の過程や内容が漠然としていたため、5W1Hを意識して具体化し、計画性と問題解決力が伝わる文章にしました。
【成果】
その結果、提出1週間前には完成した成果物を教授に確認してもらう余裕が生まれ、修正も丁寧に行えました。時間管理と計画の見直しを徹底したことで、最終的には高評価をいただきました。内容や構成の精度を高めるための修正を経て、教授からは「研究の流れと考察が論理的で分かりやすい」との講評を受け、最高評価を得ました。
添削コメント|企業は客観的で信頼性のある成果を重視します。「丁寧に修正」「高評価」では行動や成果の説得力に欠けているため、評価の根拠となる講評内容を加えて成果の具体性と納得感を高めました。これにより、強みの裏付けがより強固になっています。
【入社後】
入社後も業務の優先順位を見極め、納期から逆算してスケジュールを組むことで、チームに貢献できると考えています。工程ごとの所要時間を見積もった上で柔軟に計画を立て、納期厳守と品質向上の両立を図り、チーム全体の生産性向上に貢献したいと考えています。
添削コメント|入社後の展望を述べる際は、再現性ある行動を具体的に伝えることが必要です。スケジュール管理がいかに成果やチーム運営に直結するのかを明記することで、企業側の納得感を高めました。

【NGポイント】
「計画性」の具体性が欠けており、読者が「どの場面で、どのように発揮されたのか」をイメージしにくい内容になっていました。また、「高評価を得た」などの表現が相見で、成果の裏付けに弱い印象でした。

【添削内容】
「いつ・どこで・どのように」行動したかが明確に伝わるよう、5W1Hを軸に文章を具体化しました。また、成果や講評などは「高評価」など漠然として表現ではなく、客観的な表現に言い換えました。

【どう変わった?】
計画性が「行動を通して発揮された実践的な強み」として伝わる内容にしました。企業側も再現性や業務への活躍イメージを持ちやすくなり、信頼性・説得力のある自己PRになったといえます。

【今回の自己PRのコツ】
・計画性が発揮された具体的な行動を明確にする
・誰から見ても納得できるような根拠を示す
・強みをどう業務へ活かすか具体的に書く

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例文2:グループワークで計画性を発揮した例

ここでは、グループワークで計画性を発揮した経験をもとに、「計画性」をアピールしている自己PRを添削しています。

自己PRでは、強みがどのような行動を通じて表れたか、そしてそれが成果にどうつながったかを明確に伝えることが大切です。

グループワークで計画性を発揮した自己PR
【結論】
私の強みは、計画的に物事を進める力です。物事を行う際は、全体の流れと期限を明確にし、効率的に目標を達成するための段取りを大切にしています。常に目標達成に向けて、事前に手順や優先順位を整理し、計画通りに実行しています。
添削コメント|「物事を行う際は」という言葉は不必要です。また、「大切にしています」という表現は心がけで終わっており、説得力がない印象を受けました。そこで、「優先順位の設定」「計画の実行」など行動の具体的な内容を示し、説得力を高めました。
【エピソード】
大学のゼミ活動で、5人チームでプレゼン課題に取り組んだ際、私はリーダーを務めました。チームメンバーはスケジュール管理が苦手な人も多く、当初は作業が滞りがちでした。作業の進め方に個人差があり、メンバー間の連携が取れず、取り組みが円滑に進まない時期がありました。
添削コメント|「スケジュール管理が苦手な人も多く」は他責的に聞こえる恐れがあるため、表現に気を付ける必要があります。修正後は、チーム状況を客観的に伝える表現に変えることで、協調性を持って課題に向き合った姿勢を伝えやすくしています。
【エピソード詳細】
そこで私は、全体のスケジュールを逆算して週ごとの作業分担表を作成し、毎週の進捗確認と課題共有の時間を設けました。タスクを細かく分けることで作業の見通しが立ち、各自が計画的に行動できるようになりました。「誰が・いつ・何をするか」を明確にし、個々が自分とメンバーの役割をしっかり理解した上で作業に取り組めるように工夫しました。
添削コメント|添削前の文章は、読者が「どのような工夫をした結果何ができるようになったのか」をイメージしにくい表現でした。修正後は5W1Hを意識し、自身の行動とチームへの配慮の両面から計画性を伝えています。
【成果】
その結果、全員が余裕を持って発表準備を終えることができ、プレゼンでは高評価を得ました。先生からは「チーム全体が一丸となっていた」とコメントをいただきました。教授からも発表内容の構成や論理性が評価され、最優秀チームに選ばれました。
添削コメント|添削前の文章はチーム全体への賛辞のみで、内容的な部分については書かれていないため、成果の説得力がやや欠けていました。添削後は、計画性が結果的に発表の質を高めたという因果関係を明確にし、成果の納得感を高めています。
【入社後】
入社後も、限られた時間や資源の中で成果を出すために、計画を立てて着実に進める姿勢を活かし、業務を円滑に進めていきたいと考えています。状況を見極めてタスクを整理・優先し、着実に目標を達成したいと考えています。
添削コメント|「着実に進める姿勢を活かしたい」「業務を円滑に進めていきたい」では、業務での具体的な行動がわかりづらいです。修正後は、「状況把握・タスク整理・優先実行」と業務で強みを活かす方法を具体的に示し、実務への応用性を明確にしています。

【NGポイント】
抽象的な表現やチーム全体への評価のみが書かれており、「自分の行動」と「強みの根拠」がぼやけていました。また、成果や入社後の活かし方に説得力がなく、自分の魅力が伝わりにくい内容になっていました。

【添削内容】
抽象表現や主観的な評価を削除し、「誰が・何を・どうしたか」という具体的な内容に修正しました。また、他責的に見える表現を避け、チームへの配慮や貢献を強調する表現に言い換えました。

【どう変わった?】
改善後は、計画性という強みがどのような行動を通じて発揮され、どのような結果に結びついたのかが明確になりました。入社後の行動が具体的にイメージしやすくなり、再現性や実現可能性が伝わる文章です。

【今回の自己PRのコツ】
・行動の具体的な内容を5W1Hで伝える
・他責的な表現は避ける
・成果の根拠は明確に示す

②サークル活動での例文                            

大学ではサークルに所属する人も多いのではないでしょうか。

続いてサークル活動で計画性を発揮した際の例文を紹介します。

例文1:先陣を切って年間スケジュールを決めた例

ここでは、サークル活動で先陣を切って年間スケジュールを決めた経験をもとに、「計画性」をアピールしている自己PRを添削しています。

計画性を自己PRとしてアピールする際は、「どのように計画を立てたか」「どう行動し周囲を巻き込んだか」を具体的に伝えることが大切です。

サークル活動で計画性を発揮した自己PR
【結論】
私は、全体を見渡して計画を立て、着実に物事を進める力があります。
添削コメント|冒頭で自分の強みを「計画を立て、着実に進める力」と明確に表現できており、読み手に強みが伝わりやすいです。簡潔で具体性もあるため、この一文でテーマがしっかり伝わるます。
【エピソード】
大学の音楽サークルで副代表を務めた際、年間イベントの運営スケジュール作成を担当しました。例年は直前での準備に追われる傾向があり、参加者や演奏者に負担がかかっていました。本番直前に演奏曲が決まったり、広報が遅れて観客数が伸びなかったりと、参加者にも運営側にも混乱が生じていました。
添削コメント|「負担がかかっていた」というだけでは負担の内容が伝わらないため、具体的な状況に言い換えることで、改善すべき課題がより明確になるようにしました。強みを発揮した背景を具体化し、「計画性」の重要性を伝える工夫が重要です。
【エピソード詳細】
私はその課題を改善するため、まず前年度の活動記録や反省点を分析し、各イベントの準備期間や必要なタスクを洗い出しました。そして、年間スケジュールを作成し、月ごとに必要な準備項目を明確にしたうえで、定期的に進捗確認を行いました。各月のタスクや準備期間、締切を反映させ、メンバーに配布しました。また、毎月の定例会議で進捗表を用いた共有と確認を行い、遅れが出そうな箇所には個別フォローも実施しました。トラブルが起きそうな時期も予測し、余裕を持ったスケジュールにしたことで、柔軟な対応も可能になりました。
添削コメント|もとの文章でも良いですが、添削後は「何を・いつ・どのように・誰に対して行ったか」を明確にすることで、計画性を発揮した具体的な行動が伝わる内容に修正しています。エピソード詳細では5W1Hを意識した説明が大切です。
【成果】
結果的にすべてのイベントが予定通りに実施され、前年よりも運営の質が向上したと多くのメンバーから感謝の声をもらいました。事前準備が平均して1週間早く完了するようになり、当日の運営もスムーズになったことで、メンバーからは「安心して活動に集中できるようになった」といった声が多く寄せられました。
添削コメント|「運営の質が向上」では成果が曖昧です。準備時間の短縮や具体的なメンバーの反応など、数字や具体的エピソードを加えることで、成果に説得力が生まれました。企業は「再現性のある成果」に注目するため、根拠となる数値や行動を明記することが重要です。
【入社後】
入社後も、計画的に物事を進める姿勢を大切にし、周囲と連携しながら確実に成果を出す人材として貢献したいと考えています。業務におけるタスクを可視化し、優先順位や期限を明確にしたうえで、チームと協力しながらプロジェクトを円滑に進める存在を目指したいと考えています。
添削コメント|「確実に成果を出す人材」では抽象的すぎて企業での活躍がイメージしづらいため、業務での実践(タスク管理・優先順位付け)という観点からより実務に近い表現に言い換えました。これにより「入社後の活躍」が現実味を持って伝わります。

【NGポイント】
全体的にやや抽象的な表現が多く、「計画性」が発揮された場面の具体性に欠けていました。特に「負担がかかっていた」「運営の質が向上した」などの言葉は、読み手に状況が伝わりにくく、説得力がありません。

【添削内容】
具体的なエピソードや数値を示し、「いつ・何を・誰と・どのように」行動したのかを明示しました。また、成果や入社後の活かし方についても、具体的な行動に落とし込んで表現しました。

【どう変わった?】
計画性を「課題の整理」「進捗管理」といった行動で可視化することにより、再現性のある強みに変わりました。企業側から見ても、「実務で強みを発揮して貢献できる人材」と想像しやすい内容になりました。

【今回の自己PRのコツ】
・計画性を発揮した背景を明確に伝える
・行動の内容を5W1Hの視点から伝える
・結果や評価を客観的な事実や数字で裏付ける

例文2:文化祭実行委員会として成功させた例

ここでは、文化祭実行委員会として文化祭を成功させた経験をもとに、「計画性」をアピールしている自己PRを添削しています。

努力や準備内容をただ示すだけでなく、なぜその行動が必要だったのか、どんな結果を生んだのかを明確に伝えることが大切です。

文化祭実行委員会で計画性を発揮した自己PR
【結論】
私は、目標達成に向けて逆算し、計画を立てて着実に行動する力があります。
添削コメント|この結論は、長所である「計画性」を簡潔に伝えています。「逆算して、着実に行動」という具体的な強みの内容がわかりやすく書かれており、冒頭で強みを把握しやすいでしょう。
【エピソード】
大学2年次、文化祭実行委員として、模擬店エリアの全体統括を担当しました。過去には出店数の把握不足により、当日の混乱が課題となっていたため、前年度は店舗配置の曖昧さから実行委員会と出店団体との間で連携が上手く取れず、必要な物資が不足するなどのトラブルがあったため、今年はスムーズな運営が求められていました。
添削コメント|「過去には混乱が課題だった」という表現は抽象的で、具体的な背景や状況の深刻さが伝わりませんでした。修正後は、前年の具体的な課題を提示することで、「なぜ計画性が必要だったか」の背景を明確にしています。
【エピソード詳細】
私はまず出店申請のスケジュールを細かく設定し、申請内容を一元管理するための共有シートを作成しました店舗情報や必要物品を一覧化した管理シートを作成し、申請から設営までの進行状況を見える化しました。また、各店舗への連絡手段や提出物の締切をカレンダーで可視化し、1週間ごとの進捗確認ミーティングを実施するなど、事前に発生しそうなトラブルを予測し、火器使用や電源の有無などをチェックリストで洗い出すことで段階的に準備を進めました。
添削コメント|この段落は、強みである計画性を「どう発揮したか」を示す最重要部分です。5W1Hの視点で何をどう管理したのか具体的に明記することで、行動の実態が読み手に伝わり、信頼性が向上しています。
【成果】
その結果、全35店舗の配置や必要物品の準備が事前に完了し、当日は混乱もなく円滑な運営が実現しました。運営後のアンケートでも、出店者から「事前準備が明確で安心できた」と好評を得ました。例年より1時間早く設営が完了し、開場前に全員が余裕をもって動けたことで、ミスなく本番を迎えることができました。
添削コメント|アンケートの評価だけでは成果の説得力に欠けるため、設営時間の短縮など誰が見ても納得できる成果(定量+定性)を加えました。これにより、成果が「計画性」によって達成できたものであることが伝わり、強みの信憑性がより強まりました。
【入社後】
入社後もこの計画性を活かし、今後もこのような段階的な計画と全体把握を活かし、業務の全体像を把握した上で優先順位を整理しながら行動し同時進行する複数タスクの納期や関係者の動きを見据えた行動を意識して、組織目標の達成に貢献してまいります。
添削コメント|もとの文章では、強みをどうやって活かしていくか具体的な行動が伝わらないため、企業での業務を具体的に想起できる表現(タスク管理・関係者調整)に言い換えました。実務に落とし込むことで、強みが会社で活かせることを印象づけることができます。

【NGポイント】
エピソードにおいて具体的な背景や状況の説明が不足しており、読み手が内容をイメージしづらい文章でした。また、行動の具体性や成果との因果関係がやや曖昧な部分も見受けられました。

【添削内容】
課題の明確化や行動の具体化を徹底し、5W1Hに基づいて「いつ・どこで・誰が・何を・どうしたか」を明示しました。さらに、成果についても客観的で伝わりやすい言葉に言い換え、説得力を高めました。

【どう変わった?】
「再現性のある行動か」「計画性が成果にどう結びついたか」が明確になりました。計画性の必要性→具体的行動→成果→業務への応用という一連の流れが整理され、説得力のある自己PRになりました。

【今回の自己PRのコツ】
・課題や背景を具体的に示す
・成果は定量+定性で表現する
・入社後の強みの発揮は実務と結びつける

③部活動での例文                              

高校や大学でスポーツをしていた人は部活動に所属していたのではないでしょうか。

部活動で計画性を発揮した際の例文を紹介します。

例文1:チームを勝利に導く計画を立てた例

ここでは、部活動でチームを勝利に導く計画を立てた経験をもとに、「計画性」をアピールしている自己PRを添削しています。

計画性を伝える際には、抽象的な表現を避け、どんな計画をどのように立て、どのような成果に結びついたのかを具体的に示すことが重要です。

計画性を発揮して試合に勝利した自己PR
【結論】
私は、目標に向けて段階的に計画を立て、着実に行動する力があります。計画を実行に移すことで成果を上げてきました。
添削コメント|2文目の内容は1文目と内容が重複しているため削除しました。結論部分は簡潔かつ明確に強みを伝えることが大切です。
【エピソード】
大学ではテニスサークルに所属し、チームとして初めての大会で勝利を目指すことになりました。しかし、当初は個々の実力差や練習の方向性がバラバラで、まとまりがありませんでした。その際、全体練習の内容が統一されておらず、練習の成果が思うように出ていない状況でした。
添削コメント|「個々の実力差や練習の方向性がバラバラ」という表現では曖昧かつ主観的な印象が強く、読者に状況が正確に伝わりにくかったです。修正後は、チームの課題を「練習内容の不統一」と具体化することで、計画性を発揮する必要性と説得力が高まりました。
【エピソード詳細】
そこで私は、大会までの3ヶ月間の練習計画を立てました。まず個人ごとの課題を洗い出し、週ごとに練習メニューと到達目標を設定し、練習後には振り返りミーティングを行いました。ました。また、進捗を見える化するため、練習後に毎回チェックリストを活用して振り返りを行い、必要に応じてメニューを調整しました。練習内容の可視化や進捗確認を通じて、メンバーの意識やチームの結束力も高まりました。
添削コメント|「振り返りミーティング」は表面的な表現で、行動の具体性が不足していました。修正後は「チェックリストの活用」や「メニューの調整」といった行動の詳細を伝え、実践的な内容として強みが明確になっています。
【成果】
その結果、大会では強豪校相手に接戦を制し、初出場ながらベスト8に入ることができました。計画的な準備と継続的な改善が成果につながった経験です。自分が立てた計画をチーム全体で実行できたことで、チーム力の向上にもつながったと実感しています。
添削コメント|添削前は、前の文章をまとめただけで内容が重複していたため、削除しました。代わりに「自身の立てた計画がチームに貢献した」という成果と自身の学びを加え、強みを補強しました。
【入社後】
入社後もこの計画性を活かし、効率的かつ着実に成果を出せるよう努めてまいります。入社後は、業務の全体像やスケジュールを把握した上で、優先順位を整理し、期日から逆算した行動計画を立てて取り組むことで、着実に成果を上げていきたいと考えています。
添削コメント|もとの表現では、入社後の目標や行動に具体性がなく、企業の業務に結びついていない印象がありました。修正後は「期日から逆算」「優先順位を整理」など、実務を想定した表現に変更し、入社後の活かし方が明確に伝わる内容となっています。

【NGポイント】
文章全体で計画性をアピールしているものの、「何を」「どうやって」計画したのかが曖昧でした。また、入社後の活かし方についても具体性に欠け、どのように企業で再現できるのかが伝わりにくかったです。

【添削内容】
抽象的な表現には具体例を加え、スケジュール管理や振り返りの工夫など、実行の過程を5W1Hで明示しました。また、成果や入社後についても「期日からの逆算」など具体的に業務でどう活かすかを明記しました。

【どう変わった?】
行動が明確になり、再現性のある強みとして「計画性」を企業がイメージしやすくなりました。入社後の部分は、実務を前提としたアピールに変わったことで、職務適性や志望意欲が伝わる内容になっています。

【今回の自己PRのコツ】
・計画性を裏付ける行動を明確にする
・取り組みの手順と工夫を具体的に伝える
・入社後の強みの活かし方を企業視点で伝える

例文2:チームの練習計画を作成した例

ここでは、部活動でチームの練習計画を作成した経験をもとに、「計画性」をアピールしている自己PRを添削しています。

「どのように段階を踏んで成果を出したのか」を具体的に伝えることが大切です。工夫や改善の過程を詳細に伝えることで説得力が高まります。

計画性を発揮して練習効率を上げた自己PR
【結論】
私は、目的に向けて段階的に物事を進める計画性に自信があります。これにより、着実に成果を上げてきました。目標から逆算して必要な行動を細分化し、優先順位をつけながら段階的に取り組むことで、限られた時間内でも安定して成果を出す力を磨いてきました。
添削コメント|「これにより、着実に成果を上げてきました」は抽象的で、どんな行動でどんな成果を上げたのかが伝わりにくい印象でした。修正後は、「行動の細分化」「優先順位付け」といった計画性の具体的な要素を盛り込み、説得力を向上させています。
【エピソード】
所属していたバスケットボール部では、限られた練習時間の中で効率よく実力を向上させるため、週単位での練習計画を立てる役割を担当しました。チームの課題を整理し、それに合わせた週ごとの練習スケジュールを設計・共有する役割を担いました。
添削コメント|「週単位で〜役割を担当」は事実の羅列にとどまり、主体的な工夫が読み取れませんでした。修正後は、課題分析からスケジュール設計・共有まで一連の行動を詳しく伝え、「計画性を発揮した場面」をより明確に伝えています。
【エピソード詳細】
部員全員の得意・不得意や大会までの期間を踏まえ、まず練習の重点項目をリストアップしました。その上で、スキル別に日ごとのメニューを作成し、進捗を毎週見直す体制を整えました。1週間を単位に「基礎強化→応用→実戦形式」と段階を設け、技術ごとに練習日を振り分けました。週末には改善点を記録・共有し、次週の計画に反映させる工夫も行いました。個々の負担を考慮しつつ目標達成が見込める計画とすることで、練習への前向きな参加意識を維持できました。
添削コメント|「スキル別に日ごとの〜整えました」のところは内容の具体性に欠けており、計画性を発揮した工夫や行動の内容が伝わりにくい点が課題でした。修正後は、5W1Hに基づく具体的な行動を示し、実行力や改善のサイクルも明確に伝えています。
【成果】
その結果、チーム全体の練習効率が上がり、地区大会でベスト4に入ることができ、計画的な練習の重要性を実感しました。最終的には課題だったディフェンス面での連携が改善され、地区大会ではチームとして初めてベスト4に進出する成果につながりました。
添削コメント|もとの文では、どんな行動が成果につながったのかの説明が足りず、成果との因果関係が曖昧でした。修正後は「ディフェンスの連携の改善の結果、初のベスト4進出を果たした」という具体的な行動とその結果を述べ、取り組みの効果が伝わるようにしました。
【入社後】
入社後もこの経験を活かし、業務の優先順位を明確にしながら、期限内に質の高い成果を出せるよう取り組んでまいります。タスクの全体像を把握したうえで、取り組みの順序や進捗管理を徹底し、チームとしての目標達成に貢献してまいります。
添削コメント|「質の高い成果を出す」という表現は曖昧で、企業における再現性がわかりにくいのが課題でした。修正後は「タスクの全体像把握」「進捗管理の徹底」といった業務に直結する表現に変え、将来像を明確にしました。

【NGポイント】
元の文章では「計画性」の具体性が不足し、ただ役割を担ったという表現で終わっていました。成果の部分も、行動と成果の因果関係が不明瞭で再現性と説得力が伝わりにくい内容になっていました。

【添削内容】
「行動の細分化」「段階的な進行」「進捗の記録・共有」など、計画性を伝える行動の具体的な内容を言語化し、場面ごとにどんな工夫をしたのかを明記しました。また、成果部分では因果関係を明確にしました。

【どう変わった?】
計画性をどのように発揮し、それがどう成果に結びついたのかが明確になりました。「業務でも再現できそうか」「周囲を巻き込んだ行動が取れるか」の問いに明確に答えられている自己PRでしょう。

【今回の自己PRのコツ】
・工夫や改善のプロセスを明確にする
・計画性の中身を具体的に伝える
・成果とのつながりを明確にする

④アルバイト・インターンシップでの例文                            

大学生なら一度はアルバイトを経験したことがあるかもしれません。人によってはインターンシップに参加した経験もあるのではないでしょうか。

続いて、アルバイトやインターンシップで計画性を発揮した際の例文を紹介します。

例文1:バイトリーダーとして計画性を活かし活躍した例

ここでは、バイトリーダーとして活躍した経験をもとに、「計画性」をアピールしている自己PRを添削しています。

抽象的な言葉を避け、何をどのように計画し実行したのかを具体的に伝えることが大切です。

バイトリーダーで計画性を発揮した自己PR
【結論】
私の強みは、ゴールから逆算して計画を立て、着実に実行する「計画性」です。
添削コメント|この結論部分は非常に明確で簡潔に「計画性」という強みを言い切っており、読み手に伝わりやすいです。最初に強みを提示する際は、簡潔に結論から入ることが大切です。
【エピソード】
大学時代、飲食店のアルバイトでバイトリーダーを任された際、スタッフのシフト調整や業務マニュアルの整備に取り組みました。誰が見てもすぐに業務内容を把握できるよう、写真付きの手順書やチェックリストを自作し、新人が自律的に動ける環境を整えました。
添削コメント|「業務マニュアルの整備」という表現では具体的な行動が想像しづらいです。修正後は、行動の内容と目的が明確になり、どのような計画性を持って業務改善を行ったかが伝わる内容になっています。
【エピソード詳細】
繁忙期には新人スタッフの定着率が課題となっていたため、私は業務の属人化を減らすことを目的に、週単位でのOJT計画教育スケジュール簡潔な業務フロー表を作成しました。業務の流れを工程ごとに分け、どの時間帯に何をすべきかを一覧にした業務進行表を店舗に掲示しました。また、各スタッフの習熟度を把握し、段階的な業務配分を行うことで無理のない成長を促しました。個人ごとのスキルシートを作成し、定期的な面談を通じて目標に応じた業務を割り振りました。
添削コメント|この段落では、専門用語(OJTなど)や取り組みが曖昧な表現が含まれており、読み手に内容が伝わりにくい印象でした。修正後は、5W1Hの視点に基づき「誰に」「何を」「どのように」行ったかを具体化し、計画性を発揮した行動を明確にしました。
【成果】
その結果、新人の離職率が前年より3割改善し、店舗全体の業務効率も向上しました。店長からは「安定した運営の土台を作ってくれた」「新人がすぐに戦力化できる仕組みができて助かっている」と感謝の言葉をいただきました。
添削コメント|成果部分における「安定した運営の土台」という抽象表現では、読み手に意図が伝わりづらいです。より具体的に「どのような評価を受けたか」が伝わる表現に変え、成果の価値を判断しやすくしました。
【入社後】
入社後もこの計画性を活かし、業務の優先順位を正しく見極めたうえで、納期を守るだけでなく、安定した成果を出し続けられる社会人を目指してまいります。周囲と協力しながら、事前のスケジューリングや進捗管理を徹底し、常に成果を上げ続ける存在を目指します。
添削コメント|「安定した成果を出し続けられる社会人」では抽象的すぎて再現性が伝わりません。修正後は、入社後にどうやって計画性を発揮していくのかがより明確になり、企業側が「自社でも活躍できそう」とイメージしやすくなっています。

【NGポイント】
抽象的な表現が目立ち、計画性の中身や実行の過程が不明確になっていました。また、成果面でも「安定した運営の土台」といった曖昧なフレーズがあり、客観的に評価しづらい印象を与えていました。

【添削内容】
抽象的な表現を具体的な行動に変換し、5W1Hを意識した構成に修正しました。どんな資料を作り、どう業務を分担したか、新人にどうアプローチしたか、といった行動の内容を明確にしました。

【どう変わった?】
計画性が課題を見極め、解決手段を練り、実行・成果に結びつける力として伝わる自己PRになりました。「この人は段取り力や仕組みづくりに強い」ことが伝わり、実務での活躍をイメージしやすくなったでしょう。

【今回の自己PRのコツ】
・抽象的な表現は具体例を追加する
・成果は具体的な数値や言葉で示す
・入社後の活用イメージまで言及する

例文2:インターンで計画的にスキルを身につけた例

ここでは、インターンで計画的にスキルを身につけた経験をもとに、「計画性」をアピールしている自己PRを添削しています。

段階的な学習と柔軟なスケジュール調整により、計画性の高さを証明している点がポイントです。

インターンで計画性を発揮した自己PR
【結論】
私の強みは、計画性です。目標達成に向けて段階的に行動計画を立て、実行と見直しを繰り返しながら成果につなげる力です。
添削コメント|「計画性です」だけでは言葉が簡潔すぎて、採用担当の印象が残りません。段階的な行動やPDCAに基づいた実行力など、再現性ある具体的な表現に言い換え工夫をすることが大切です。強みが職場でも活かせることをアピールしましょう。
【エピソード】
大学2年の夏、広告代理店でのインターンに参加した際、広告運用の基本スキルを2か月で習得することを目標に掲げました。
添削コメント|この文は問題ありません。目標設定の明確さと期間の具体性があり、「計画性」を発揮するための前提がしっかり書けています。読者が状況を自然に想像しやすい文章にすることが重要です。
【エピソード詳細】
事前に必要なスキルを洗い出し、2か月を「基礎理解」「実践」「振り返り」に分けた学習スケジュールを作成しました。毎週末には自身の理解度を確認し、遅れがあれば平日の学習量を調整するなど、柔軟に対応しながら着実にスキルを身につけました。各週の終わりに理解度をテスト形式で確認し、不足している部分は翌週の学習スケジュールに再組み込みするなど、柔軟に計画を修正しながら進めました。
添削コメント|「理解度を確認」「調整」などでは、具体的にどんな手段を用いて対応をしたのかの状況が伝わりにくく、説得力に欠けます。テスト形式や計画の再構築など、行動の中身が具体的にわかるように修正しました。
【成果】
結果的に、予定より1週間早く広告配信ツールの操作をマスターし、学習計画を早めに終えたことで、予定より1週間前倒しで業務スキルを習得でき、最終週には先輩社員のサポートなしで広告レポートの作成を任されるようになりました。
添削コメント|「マスターした」は表現が漠然としているので、「何によってどのような成果を達成したのか」が明確に伝わるように修正しました。スケジュール通りに進めた成果として信頼を得た流れが明らかになっています。
【入社後】
貴社に入社後も業務の目標を明確に設定し、期限内に達成できるよう計画を立てて実行する姿勢を活かし、途中での見直しも行いながら着実に業務を進め、着実に成果を上げていきたいと考えています。
添削コメント|「実行する姿勢を活かす」では意識や意欲は伝わりますが、具体的にどう実践していくのか行動が伝わりにくいです。現場での変化にも対応できる柔軟な行動を加えることで、企業が求める実践力が感じられる文章にしました。

【NGポイント】
全体として「計画性」の根拠となる行動や経験の具体的な説明が不足しており、強みの再現性や信憑性が伝わりにくい文章でした。また、成果の表現が漠然としており、説得力が弱かった点も見受けられました。

【添削内容】
抽象的な文言を避け、段階的な行動・修正・成果といったプロセスを明示しました。成果に関しては「何によってどんな成果を達成したか」について明確に伝え、強みの説得力を高めました。

【どう変わった?】
自己PRとしての説得力が高まり、企業にとって「実際に仕事で成果を出せる人材」としてイメージしやすくなりました。計画→実行→修正→成果の一貫した行動が伝わる内容になっているでしょう。

【今回の自己PRのコツ】
・強みは行動や工夫を明確に伝える
・取り組み内容は過程と修正点まで具体化する
・成果は根拠を示して説得力を持たせる

⑤大学受験・受験勉強での例文                                

受験は学生なら一度は通る道ではないでしょうか。受験勉強は計画性がないとなかなか前に進みません。

受験勉強で計画性を発揮してきた際の例を紹介します。

例文1:目標の大学に合格するために逆算した例

ここでは、大学受験で目標の大学に合格するために逆算して計画を立てた経験をもとに、「計画性」をアピールしている自己PRを添削しています。

課題を把握し、目標から逆算して行動したプロセスを明確に伝えることで、企業が納得する自己PRになるでしょう。

大学受験で計画性を発揮した自己PR
【結論】
私は、目標達成のために段階的な計画を立て、着実に実行していく力があります。
添削コメント|この結論文は、自身の強みである「計画性」を端的かつ明確に示せています。ただ「計画性がある」というのではなく、計画性の中身や自分なりの工夫が伝わる一文になっているでしょう。
【エピソード】
高校3年生のとき、志望校の過去問を分析することで、自分の英語力が合格ラインに達していないことに気づきました現在の得点と志望校の合格ラインとの差を定量的に把握し、特に英語に課題があると特定しました。そこで、合格までに必要な点数と残り期間をもとに、学習計画を立て直しました。
添削コメント|「気づいた」という表現では、分析結果に基づいてどう課題を特定したかやそこからどう計画性を発揮するのかの流れに繋がりにくいです。修正後は「差を定量的に把握し、課題を特定した」といった言葉により、主体性や論理性、逆算思考をアピールしています。
【エピソード詳細】
まず、苦手な長文読解を強化するために1日1題を習慣化し、週に1度は模試形式で進捗を確認しました。さらに、得意な文法と語彙の学習は朝の時間に復習し、朝の通学前に15分間集中的に取り組み、学習時間の最適化を図りました。このように、時間帯や自分の得意不得意を踏まえたスケジュールを組んだことで、無理なく継続できる学習環境を整えました毎週末に計画を振り返り、実行状況に応じて内容や時間配分を見直すことで、継続性の高い学習体制を維持しました。
添削コメント|「朝の時間に復習」「継続できる学習環境」などでは、具体的な計画内容や実践の行動が読み取りづらい印象でした。修正後は「通学前に15分」「毎週末に見直し」のように5W1Hに基づいて行動を明確にし、計画性の具体的な内容を伝えました。
【成果】
この学習計画を約3か月間継続することで模試の英語スコアが安定し、英語の偏差値を15ポイント上げ、第一志望の大学に無事合格することができました。
添削コメント|「模試のスコアが安定」ではやや説得力に欠けています。偏差値の上昇値のように具体的な成果内容を数値で示し、客観性や信頼性を持たせました。
【入社後】
入社後は、目標から逆算して行動し、着実に成果を出せるよう努めてまいります担当業務の目標や納期から逆算し、計画を立てて実行することで貢献したいと考えています。大学受験で培った課題分析と実行力を活かし、成果を最大化できるよう取り組みます
添削コメント|もとの文章は抽象度が高く、企業が求める再現性ある貢献イメージしにくいものでした。修正後は「担当業務の目標や納期から逆算する」「課題分析と実行力を活かす」などの具体的表現に言い換え、企業内での活用可能性を明確に伝えています。

【NGポイント】
エピソードにおける具体的な計画内容や行動の根拠が伝わってこない点が課題でした。「学習環境を整えた」「努力した」という抽象的な表現が多く、全体的に説得力がない印象がありました。

【添削内容】
学習内容について具体的な行動や計画を補足し、5W1Hが明確に伝わる文章に修正しました。また、成果の部分は、「偏差値が15ポイント向上」といった数値で示し、説得力のある表現にしました。

【どう変わった?】
具体的な課題把握から行動までの流れが一貫して明確になり、計画性を持って行動できる人物像が伝わりやすくなりました。論理的に目標を定め、計画を実行し、成果を上げるまでのプロセスが明確です。

【今回の自己PRのコツ】
・根拠を数値や事実で明確に説明する
・実際の行動を5W1Hで具体的に伝える
・結果や強みに再現可能性があることを伝える

例文2:浪人時代の年間計画を立てた例

ここでは、大学受験で浪人時代に年間計画を立て無事合格した経験をもとに、「計画性」をアピールしている自己PRを添削しています。

行動の再現性や改善力を伝えるためには、抽象的な表現を避け、エピソードを具体化することが大切です。

浪人時代に計画性を発揮した自己PR
【結論】
私は、目標達成に向けて計画を立て、着実に実行する力があります。
添削コメント|結論では「計画性」という強みを端的に提示できており、読み手に何をアピールしたいのかがすぐ伝わる内容です。
【エピソード】
大学受験で志望校に届かず浪人を選んだ際、1年後の合格に向けて自分に必要な学習内容を洗い出し、年間計画を立てて取り組みました。1年間を四半期ごとに分けて各期に明確な学習目標を設け、継続可能なスケジュールに落とし込んで取り組みました。
添削コメント|「年間計画を立てた」だけでは、読み手に行動や工夫の具体内容が伝わりづらいです。修正後は、計画の区切り方や実行可能性を意識した工夫が加わり、計画力・実行力がある人物像としての説得力が高まっています。
【エピソード詳細】
まず模試の結果や過去問分析から、自分の弱点である英語と数学を重点的に強化する必要があると判断しました。英語は毎日1時間の読解演習と2日に1回の文法確認を継続し、数学は単元ごとに1週間単位で演習を積み、理解度を自己チェックする仕組みを取り入れました。達成状況を振り返って学習量を調整しながら、自分に合った効率的な勉強法を確立していきました。
添削コメント|エピソード詳細は「5W1H」の視点が不足しており、読んだ企業担当者が「実際にどんな行動をしたのか」がイメージしにくい内容でした。修正後は毎日、週単位の行動が明確になり、行動力と計画性の両方が伝わる内容になっています。
【成果】
その結果、英語の模試結果で安定して得点を伸ばせるようになり、苦手だった英語では偏差値を10以上伸ばし、第一志望だった国立大学に合格することができました。
添削コメント|「安定して得点を伸ばせるようになった」では根拠が曖昧で説得力がないため、具体的な数字(偏差値)で成果を示しました。「強みの発揮によってどのような結果を導いたか」を具体的に伝えることが重要です。
【入社後】
入社後も、継続的に振り返りで、安定した成果を出せるよう努めてまいります。業務においてタスクごとに目標と期限を設定し、定期的に進捗を確認することで、計画通りの遂行と必要な調整を行い、着実に成果を積み重ねていきたいと考えています。
添削コメント|もとの文章では、実際に企業でどのように強みを発揮するのかが伝わりにくい構成でした。修正後は「タスクの目標設定」「定期的な進捗確認」といった具体的な行動に言及することで、職場での応用力・実践力の高さが明確に伝わる表現になっています。

【NGポイント】
当初の文章では、「無理なく継続する環境」など抽象的な表現が多く、行動の具体性が不足していました。また、成果も数字の裏付けが弱く、読者に納得感を与えるには不十分でした。

【添削内容】
計画の立て方や進め方については「四半期ごとの目標設定」「毎日1時間の読解演習」など、何をどう工夫したかを具体化しました。また成果についても、偏差値の向上を数値で示し、納得感を補強しました。

【どう変わった?】
行動の流れや考え方が具体的に示され、再現性と実行力が伝わる内容になりました。成果の説得力が高まったため、「計画性」が実務でも活かせることが根拠をもって伝わる内容になっているでしょう。

【今回の自己PRのコツ】
・学習計画の工夫を具体的に説明する
・結果につながる行動を順序立てて示す
・職場での応用を明確にイメージさせる

⑥留学での例文                            

大学のプログラムで海外留学が組まれている学校が最近増えてきました。

学校のカリキュラムになくても語学留学に行った経験がある人もいるのではないでしょうか。

最後に計画を立てて留学に行った際の例文を紹介します。

例文1:留学に必要な資金を貯めた例

ここでは、留学に必要な資金を貯めた経験をもとに、「計画性」をアピールしている自己PRを添削しています。

留学など長期的な目標は、「どう計画を立てたか」と「どう実行したか」を具体的に述べることが重要です。

留学準備で計画性を発揮した自己PR
【結論】
私の強みは、目標に向けて逆算しながら行動を積み重ねていく「計画性」です。
添削コメント|結論はシンプルでありながら強みが明確に示されており、読み手が何についての自己PRかすぐに理解できます。
【エピソード】
大学2年のとき、長年の夢であったカナダへの語学留学を実現するため、自分で資金を貯めることを決意しました。必要な費用を自分で計画的に準備する必要があると考えました。
添削コメント|「決意した」だけでは単なる意思表明にとどまり、計画性という強みが伝わりづらいです。「準備する必要があると考えた」とすることで、状況を客観的に捉え、実行に移すための論理的思考があったことを示せます。
【エピソード詳細】
渡航費や滞在費を含めて約70万円が必要だったため、まず1年後の出発日から逆算し、毎月いくら貯金する必要があるかを試算しました。その上で、講義のスケジュールを考慮しながら、週4日のカフェアルバイトを開始し、月に6万円以上の収入を確保しました。また、出費を見直すために家計簿アプリを活用し、交際費や食費の使いすぎを防ぎました。費目ごとに支出を記録して無駄遣いを可視化し、無理のない節約を実践しました。
添削コメント|「使いすぎを防ぐ」といった表現は曖昧であり、計画的な工夫が見えにくい点が課題でした。「費目ごとに記録して支出を可視化」などより行動を具体化することで、計画性の説得力が高まりました。
【成果】
結果として、1年で目標金額を達成し、予定通りカナダへの留学を果たしました。この経験から、長期的な目標でも段階的に計画を立てて行動すれば、着実に成果へつながることを学びました。達成できるという確信を得ました。
添削コメント|「学びました」という表現は学生らしさが出る一方、成果に対する主体性や説得力に欠けます。「確信を得た」と言い切ることで、自己PRの締めとしても印象が強まるでしょう。
【入社後】
入社後も、与えられた目標に対して計画を立て、着実に取り組む姿勢を活かしながら、チームやプロジェクト全体の成果に貢献していきたいと考えています。目標達成までの道筋を論理的に整理し、日々の進捗管理やタスク配分を通じてチーム全体の成果に貢献したいと考えています。
添削コメント|「着実に取り組む姿勢」では再現性に乏しく、実務での行動イメージが伝わりにくいです。「進捗管理やタスク配分」といった言葉を使うことで、実際の業務に落とし込んだ活用のイメージが明確になり、計画性の再現可能性を示せています。

【NGポイント】
もとの文章では、計画性の具体的な行動が伝わりづらい印象でした。また、「姿勢を活かす」などの表現は意欲は伝わるものの、今後どう行動していくかの具体性が伝わらない点が課題でした。

【添削内容】
「計画的に準備する必要があると考えた」「費目ごとに記録し支出を可視化」といった能動的かつ計画的な行動が伝わる表現に言い換えました。行動を具体化し、「再現性のある行動力」として計画性を印象づけました。

【どう変わった?】
抽象的な表現を具体的な行動に置き換えることで、「計画性」が一貫した強みとして明確に伝わる文章になりました。「入社後の業務でもこの強みは活かせそうだ」と感じられる自己PRになったでしょう。

【今回の自己PRのコツ】
・計画性が伝わる行動を具体的に示す
・抽象的な言葉は実際のエピソードを加える
・入社後の業務に結び付けて再現性を明確に示す

例文2:留学のスケジュールを立てた例

ここでは、留学のために計画的にTOEFLの勉強をした経験をもとに、「計画性」をアピールしている自己PRを添削しています。

抽象的な強みではなく「どのような場面でどう行動したか」を軸に書くことが大切です。

留学の語学勉強で計画性を発揮した自己PR
【結論】
私の強みは、計画的に物事を進め、目標を着実に達成する力です。
添削コメント|この結論は簡潔で、企業側にも「この人物は計画的に物事を進められるタイプだ」と一目で伝わる内容になっています。ただ「計画性がある」と伝えるのではなく、「目標を着実に達成する力」と具体化している点がポイントです。
【エピソード】
大学2年次に半年間の語学留学を経験しました。その際、出発までの限られた期間で語学力の向上や必要書類の準備など、複数の課題を並行して進める必要がありました。出発までの約3か月間で、TOEFLスコアの取得やビザ申請、滞在先との連絡など、複数の準備を効率よく進める必要がありました。
添削コメント|「限られた期間」「複数の課題」では具体的な期間や課題の詳細がわからず、状況の深刻さが伝わりません。修正後は、TOEFLやビザ申請などの具体例を盛り込み、「何をいつまでに行う必要があったか」が読み手に明確に伝わる文章にしています。
【エピソード詳細】
まず、出発3か月前から「週単位の学習計画」と「月単位の準備リスト」を作成し、TOEFLの学習時間や進捗を記録しました。語彙・リスニング・スピーキングごとに到達目標を細分化し、日ごとに学習進捗を記録・管理しました。また、ビザ申請や健康診断など、各タスクの期限を把握し、優先順位をつけて取り組みました。途中で予定がずれた際も、柔軟に計画を見直すことで、全ての準備を期日までに完了させました。スケジュールの遅れを想定し、余裕を持たせた計画を立てていたため、突発的な対応にも慌てず準備を完了できました。
添削コメント|もとの表現では具体的に「何をどう工夫していたのか」が伝わりませんでした。修正後は「語彙・リスニング・スピーキングごとに目標を細分化」「遅れを想定してスケジュール計画」といった行動の中身を伝え、計画性の説得力を高めました。
【成果】
このように細かくスケジュールを立てて行動した結果、各分野での目標スコアを達成し、TOEFLで必要点数を獲得したことで無事に渡航でき、現地でも自信を持って学びを深めることができました。
添削コメント|もとの文章ではエピソード詳細と成果との繋がりが曖昧な印象でした。修正後は「TOEFLの必要点数を獲得した」という客観的かつ明確な実績を提示し、エピソードで取った行動が成果にしっかり繋がっていることがわかる文章にしました。
【入社後】
入社後も、業務の優先順位を見極めて効率的に行動し、信頼される社員を目指します。プロジェクトごとの納期から逆算し、段階的なタスク管理と進捗確認を徹底することで、安定して成果を出します。
添削コメント|「信頼される社員を目指します」では抽象的であり、企業側には活躍イメージが伝わりづらい表現でした。修正後は「納期から逆算」「段階的なタスク管理と進捗確認」といった具体的な計画性の活用場面を書き、活躍像に説得力を持たせました。

【NGポイント】
元の文章では、「計画性」という強みの具体的な行動や工夫が見えず、説得力がありませんでした。特にエピソード詳細や成果の部分では、読者が努力の中身を想像しづらく、魅力が十分に伝わっていませんでした。

【添削内容】
課題の内容や期限など当時の状況を具体化し、「何を、どのように管理し、どんな工夫をしたのか」という点を明確にしました。また、「TOEFLスコアの達成」など定量的な成果を入れ、説得力を高めました。

【どう変わった?】
読み手が自分の行動や思考プロセスを具体的にイメージしやすい文章になり、計画性という強みが明確に伝わる自己PRになりました。段取り力や優先順位付けの力が備わっていることが分かる文章です。

【今回の自己PRのコツ】
・抽象的な言葉は具体的な行動で補強する
・行動や工夫は場面と手順を明確に伝える
・成果は数値や事実で根拠を示す

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計画性を発揮したエピソードの見つけ方                                   

ここまで学生時代に取り組んできたこと別に、面接官に計画性をアピールする際の例文を紹介してきました。

計画性をアピールするにはエピソードが非常に重要ですが、なかなか具体的なエピソードが見つからないという人も多いかもしれません。

エピソードが見つからない場合、次の2つに取り組んでみてくださいね。

エピソードがうまく見つからない場合は、自己分析が不足している可能性が高いので、改めて自己分析をしてみましょう

自分史を書いて過去の成功体験を振り替える

具体的なエピソードが思い浮かばない場合、自分史を書いて過去の成功体験を振り返ってみましょう

自分史とは生まれた時から今まで、人生の中で何があったのかを時系列順に並べたものです。

ポイントは1年ずつ時間をかけて振り返っていくことです。記憶がない時期もあるかもしれませんが、その場合は空白でもかまいません。

書き出してみると、過去の自分の成功体験が見えてくるので、その成功体験を具体的なエピソードとして話しましょう。

家族や友人などに聞いてみる

家族や友人に、自分は計画性がある方かどうか、計画性があるならどういう部分でそう感じるのかを聞いてみましょう。

自分で自分のことを理解しているつもりでも、自分には見えていない部分はかなり多くあります。

そのため、長く一緒に時間を過ごしている家族や友人に自分のことをと聞くことで、自分では見えなかった自分を知れるかもしれません

そのエピソードを自分なりにアレンジして面接官にも伝えてみてくださいね。

自己PRで話す計画性についてよくある質問                                      

ここまで計画性に関するPRの具体例やアピールの際のポイントについて解説してきました。

自己PRで計画性について話す際、以下のような質問をよく耳にします。

これらの質問に回答していきます。

①そもそも計画性とは?                            

計画性とは、目標を決め、その目標を達成するために、想定されるトラブルへの対策も講じながらスケジュールを決めて実行する能力を指します。

そのため、計画性は言い換えれば目標達成能力とも言えますよ。

②自己PRで長所を計画性にするのは効果的なの?                             

自己PRで長所を計画性にするのは、効果的と言えるでしょう。

企業の最終的な目的は売上を上げることであり、そのために仕事を納期までに完了させるなど小さい目標を設定している場合がほとんどです。

そのため計画性があれば、目標から逆算してスケジュールを組めるので、企業からは重宝される人材と言えますよ。

③計画性がある人の特徴とは?                                

計画性がある人は、常に目的を意識しているという特徴があります。

計画性のある人は、目の前のことをただこなすのではなく、どうしてこの作業を行っているのかを意識して仕事に取り組みます。

目的を意識しているかどうかで、やるべきことやスケジュールが大きく変わるので、計画性がある人は柔軟性がある人も言えるでしょう。

④計画性のエピソードは高校生活や大学受験でも問題ない?                            

計画性のエピソードは、高校生活や大学受験でも問題ありません

むしろ高校生からのエピソードだと、大学に入ってから計画性を身につけたのではなく、もっと昔から計画性を持って行動していたと示せるでしょう。

そのため、計画性のエピソードは高校生以前のものであっても特に問題ありません。

エピソードと共に計画性を明確に伝えて内定を勝ち取ろう

この記事では、自己PRで計画性を長所として伝える際に意識したいポイントや、具体的な例文について解説してきました。

仕事をする際、納期が決まっていたり目標とする売上があったりするので、目的意識を持ち、計画を立てて仕事を行うことが重要です。

そのため、計画性のある人材はどの職種であっても重宝されるでしょう。

ぜひこの記事を参考に、自分ならではのエピソードを交えて面接官に計画性という長所をアピールしましょう

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    編集部

    この記事を書いた人

    編集部

    「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。