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ブライダル業界に就職したい人必見!仕事内容から就活のコツも解説

ブライダル業界に興味があっても、「どのような仕事内容?」「何から始めたら良い?」「自分に向いてる?」とわからないことも多いですよね。

ひと言でブライダル業界といっても、さまざまな職種があります。

時代に合わせて変化が大きい業界でもあるため、就活成功のためには基礎知識と新しい情報を押さえたうえで、準備を進めることが大切です。

今回はブライダル業界への就職を目指す方に向けて、仕事内容や特徴、就活をスムーズに進めるためのポイントを解説します。

効率よく就活を進めて内定を勝ち取り、就職後も長く活躍できるよう、ブライダル業界への理解を深めましょう。

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目次

ブライダル業界は衰退傾向?これまでの歴史と今後の発展の可能性

少子高齢化や未婚率の上昇が進む中で「ブライダル業界には将来性がないのでは?」と不安に思う方もいるかもしれません。

しかし、ブライダル業界は時代のニーズに合わせて柔軟に変化し、成長を続けてきた業界です。

前向きな気持ちで就活に取り組めるよう、ブライダル業界のこれまでの歴史と今後の展望を解説します。

  1. ブライダル業界とは?業界の仕組みを解説
  2. ブライダル業界の歴史と変化を時代別に紹介
  3. ブライダル業界が抱える課題と背景
  4. ブライダル業界の今後と発展の可能性

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①ブライダル業界とは?業界の仕組みを解説

ブライダル業界とは、結婚に関するさまざまな事業を総称した業界です。

  • 結婚情報サービス
  • ウエディングドレスや衣装
  • ブライダルジュエリー
  • フラワー
  • ハネムーン(新婚旅行)
  • 新生活に向けた家具・インテリア

上記のように、挙式や披露宴だけでなく新生活のサポート業務も含んでおり、幅広い業務を取り扱っていますよ。

②ブライダル業界の歴史と変化を時代別に紹介

日本のブライダル業界が本格的に発展し始めたのは、1900年に入ってからです。

年代特徴
1900年大正天皇の結婚式が行われる。
現在まで続く神前式のきっかけ。
1923年頃~帝国ホテルで結婚式・披露宴が開始。
現在のホテルウエディングの原型
1930~
1950年代
神前式が一般化。戦後の結婚式
ブームで専門の式場が増加。
1970年頃~キリスト教式が人気に。
神前式を上回るスタイルに成長。
1990年頃~洋風スタイルの人気が定着。
バブル期には派手婚が流行。
その後の不景気により「地味婚」
「スマ婚」など低予算で結婚式を
行うスタイルが登場。
現在結婚式を挙げない「ナシ婚」や
海外で結婚式を挙げる「リゾ婚」など、
多様なニーズに対応するスタイルが普及。

このように、ブライダル業界は時代の価値観やライフスタイルの変化に対応しながら、サービスの幅を広げつつ成長を続けています。

③ブライダル業界が抱える課題と背景

人口減少や少子高齢化に加え、晩婚化・未婚率の上昇により、結婚する人の数が年々減少している状況です。この流れは今後も続くと予想され、市場規模の縮小が懸念されます。

また、ブライダル業界は女性が多く、管理職に就く女性も珍しくありません。

しかし、やりがいを感じやすい一方で休日出勤や残業が多く、家庭との両立が難しいために結婚や出産を機に退職する方も少なくありません。

このような事情から優秀な人材が定着しにくい点も、ブライダル業界の課題といえます。

④ブライダル業界の今後と発展の可能性

結婚式は多くの方にとって一生に一度のイベントであるため、基本的にリピーターが見込めないビジネスです。

そのため、市場規模縮小への対策として、結婚式以外の機会にも施設を活用してもらえるよう、新たなサービスの展開が始まっています。

  • プロポーズ演出プラン
  • 結婚◯周年の記念ディナー
  • クリスマスなどの季節行事に合わせた会食プラン
  • 誕生日や還暦祝いなど、家族イベント向けのプラン
  • 卒入学や七五三など、子どもの成長を祝う会食プラン

未婚率の上昇や少子高齢化の影響で、従来の挙式や披露宴に関連する市場は縮小傾向にありますが、「フォト婚」などの新しいスタイルへの需要は伸びている状況です。

時代や価値観の変化に合わせて新しい市場を開拓することで、ブライダル業界は今後も成長していくと期待されます。

新しいスタイルも!ブライダル業界のウエディング形式を解説

ブライダル業界では、時代やライフスタイルの変化に合わせて、新しいスタイルが次々に登場しています。

業界への就職を目指すのであれば、伝統的なスタイルだけでなく最新の挙式形式にも理解を深めることが大切です。

ここでは、定番のスタイルから近年注目されている新しい形式まで、ウエディングスタイルの種類とその特徴を紹介します。

  1. 代表的なウエディングスタイル
  2. 多様化が進む新ウエディングスタイル
  3. コロナ禍で注目!新ウエディングスタイル

①代表的なウエディングスタイル

まずは、基本として押さえたい3つの代表的な形式を解説します。

スタイル特徴
ホテル
ウエディング
設備や料理、宿泊までトータルに
対応できる。接客スキルが高く、
ゲストへのおもてなしを重視したい方に人気。
専門式場・神社
ウエディング
挙式のために設計された施設。
伝統的なスタイルや神前式なども行える。
ゲストハウス
ウエディング
貸し切りの邸宅風の会場。
自由度が高いため「自分たちらしい」
演出をしたい方や、アットホームな
雰囲気を重視したい方に選ばれている。

こうした定番のスタイルは設備や接客体制が整っているため、幅広い年齢層やゲスト層にも対応しやすい点が魅力です。

②多様化が進む新ウエディングスタイル

新郎新婦の価値観やライフスタイルの変化により、個性を表現しやすい、自由度の高いウエディングスタイルが注目を集めています。

スタイル特徴
レストラン
ウエディング
料理にこだわりたい新郎新婦に人気。
比較的少人数で行われる場合が多く、
温かみのあるアットホームな雰囲気が魅力。
リゾート
ウエディング
沖縄や海外のリゾート地で
結婚式を行うスタイル。
非日常のロケーションを楽しめるほか、
新婚旅行や家族旅行を兼ねられる点も好評。
ナイト
ウエディング
夕方から夜にかけて行う式で、
キャンドルやイルミネーションなどを使った
幻想的な演出が可能。大人っぽく
ロマンティックな雰囲気を演出できる。
船上
ウエディング
クルーズ船などで行うスタイル。
他のスタイルにはない特別感と開放感がある、
記憶に残る式を実現したい方におすすめ。

「自分たちらしさ」を重視したウエディングスタイルへの需要は今後ますます高まっていくと予想されており、ブライダル業界の成長分野として期待されていますよ。

③コロナ禍で注目!新ウエディングスタイル

新型コロナウイルスの流行により、長時間のパーティーや大人数での披露宴が難しくなったことから、「密を避けながらも思い出に残る式を挙げたい」といったニーズが高まりました。

スタイル特徴
ガーデン
ウエディング
屋外で行う挙式スタイル。
自然光の中で行われ、写真映えが良いと好評。
換気の心配がなく安心感があるとして人気。
フォト
ウエディング
挙式や披露宴は行わず、
衣装を着て写真撮影だけを行うスタイル。
費用を抑えつつ、思い出を残したい方に
選ばれている。

こうしたスタイルは、費用を抑えられる・自由度が高い・時間を柔軟に調整できる点が魅力です。

新型コロナウイルスの感染拡大は落ち着きましたが、価値観の多様化に合わせた選択肢の1つとして、今後も一定のニーズがあると予想されます。

知っておきたいブライダル業界の大変さ

ブライダル業界と聞くと、華やかなイメージを思い浮かべる方も多いかもしれません。しかし、人生の大きな節目である結婚式を支える仕事だからこそ、ブライダル業界ならではの大変さもあります。

就職後に「失敗した」と感じることがないよう、ブライダル業界の仕事の大変さや苦労を理解しましょう。

  1. ライフスタイルへの影響大
  2. 体力が必要
  3. 精神的なタフさも重要

①ライフスタイルへの影響大

挙式や披露宴は土日祝日に行われることが多いため、ブライダル業界の休日はほぼ平日です。そのため、家族や友人と休みが合わない場合が多く、プライベートに影響を与える可能性があります。

また、年末年始やゴールデンウィークといった大型連休も繁忙期となるケースが多く、カレンダー通りの休みを取るのは難しいでしょう。

こうした働き方が苦にならない方には向いている業界ですが、仕事とプライベートのバランスを大事にしたい方にとっては、大きなストレスになるかもしれません。

ブライダル業界を志望するかどうかは、自分の価値観やライフスタイルと照らし合わせながら、十分に検討することが大切です。

②体力が必要

ブライダル業界の仕事は華やかに見える一方で、立ち仕事や長時間勤務が多く、体力が必要です。式当日は早朝から準備が始まり、挙式・披露宴への対応、片付けまでをこなさなくてはなりません。

ドレスや装花など重い備品を運ぶ場面や式場内を頻繁に移動する業務も多いため、身体的な負担が積み重なる場合もあるでしょう。

ブライダル業界を志望する場合は、ハードワークに向き合う覚悟と、体力が必要な業務に前向きに取り組む姿勢が求められます。

③精神的なタフさも重要

ブライダル業界は、新郎新婦の一生に一度の特別な日をサポートする仕事です。少しのミスや段取りの遅れが全体の進行に影響を与えるため、どのスタッフにも常に高い集中力が求められます。

トラブルが発生した際には、限られた時間の中でスムーズに解決するための的確な対応力や判断力が必要です。

またお客様とのやり取りには繊細さと冷静さの両方が求められるため、心のタフさが試される場面が多いでしょう。

責任が大きく、精神的なプレッシャーを感じる場面も多いため、精神的に安定している方はブライダル業界で長く活躍しやすい傾向がありますよ。

感動が仕事に!ブライダル業界で働く魅力とやりがい

ブライダル業界の仕事は体力面や精神面での負担もありますが、この業界ならではの大きなやりがいを感じられる点が魅力です。

明確な目標をもって就活に取り組み、内定を獲得できるよう、ブライダル業界の仕事の魅力を解説します。

  1. 人の役に立つ喜びがある
  2. クリエイティブな仕事ができる
  3. 式が成功したときの達成感は格別

①人の役に立つ喜びがある

ブライダル業界の魅力の1つが、人の役に立てることです。式へのサポートを通して「ありがとう」と感謝の言葉を言ってもらえる機会が多く、人の役に立っていると実感できるでしょう。

新郎新婦やゲストが式を楽しんでいる姿を直接見られる点も、大きなやりがいにつながります。

結婚式は、新郎新婦はもちろん、ゲストにとっても大切な思い出の1日です。「誰かの役に立つ仕事がしたい」「人が喜ぶ顔を見たい」方にぴったりの業界であるといえます。

②クリエイティブな仕事ができる

結婚式準備はマニュアル通りに進まない大変さはありますが、自信のセンスやアイディアを存分に活かせる点は大きな魅力でしょう。

近年特に人気を集めているのが、「自分たちらしさ」を大切にした式です。

そのため、ブライダルスタッフは理想の式を形にするために、新郎新婦と何度も話し合いながらオリジナルのプランを作り上げていきます。

自分のプランで新郎新婦が喜んでくれたりゲストが感動している姿を間近で見られるため、ものづくりの喜びや楽しさ、達成感を実感できるでしょう。

③式が成功したときの達成感は格別

ブライダル業界では、それぞれが自分の役割を果たしながら、1つのチームとして支え合って式を創り上げていくため、強い一体感を感じられるでしょう。

ブライダルの現場では、式の成功へ向けてプランナーやヘアメイク、カメラマン、パティシエなど、多くの専門職の方が協力し合って動きます。

そのため準備段階で苦労があったとしても、無事に式が終わり、新郎新婦やゲストの幸せそうな笑顔に出会えた瞬間は格別ですよ。

言葉にできないほどの大きなやりがいと達成感を感じられる点は、ブライダル業界で働く大きな魅力といえます。

あなたに合う仕事が見つかる!ブライダル業界の職種10個

ブライダル業界において、どのような職種があり、それぞれがどのような役割を担っているのかを知れば、自分に合った仕事をみつけるヒントになるでしょう。

ここからは、ブライダル業界の代表的な職種を10個を紹介します。

  1. ウエディングプランナー
  2. ドレスコーディネーター
  3. フラワーコーディネーター
  4. ヘアメイクアップアーティスト
  5. バンケットスタッフ
  6. 音響・照明
  7. カメラマン
  8. 司会
  9. ブライダルアテンダー
  10. 調理・パティシエ

①ウエディングプランナー

結婚式全体をプロデュースする仕事です。大きく分けると「営業」「企画」「運営」の3つの仕事があります。

仕事内容詳細
営業式場見学に訪れた方に、自社サービスを説明する
企画結婚式へ向けて、衣装や引き出物決め、食事プランの計画、会場の装飾を行う
運営滞りなく結婚式が進行するよう、担当スタッフへの指示出し、タイムスケジュールの確認などを行う

仕事内容が幅広く、式に関わる多くのスタッフをまとめる立場であるため、コミュニケーション力やプランニング力、調整力に自信がある方に向いていますよ。

②ドレスコーディネーター

新郎新婦や列席者の衣装選びをサポートする仕事です。会場の雰囲気や新郎新婦の希望に合わせて、ドレスや和装スタイルの提案とフィッティングを行います。

衣装だけでなくシューズやグローブ、アクセサリー選びも担当するため、トータルコーディネートができるセンスを磨いておくと武器になるでしょう。

試着のサポートだけでなく、ドレスの管理や見積作成なども担当するため、意外と仕事の幅が広い職種といえます。

③フラワーコーディネーター

結婚式を華やかに演出する、花の専門家です。新郎新婦の希望や式のコンセプト、会場の雰囲気に合わせて、ブーケやヘッドドレス、会場装飾などを提案・手配します。

お客様のイメージや予算に合わせて計画を立てていくため、花に関する専門的な知識やセンスに加え、ヒアリング力や提案力も必要です。

花材の仕込みからセッティング、撤去までを担当する場合もあるため、体力や段取り力も求められます。

④ヘアメイクアップアーティスト

新郎新婦や親族、ゲストのメイクやヘアセットを担当する仕事です。新郎新婦の希望を取り入れながら、衣装や式の雰囲気に合わせて最適なヘアメイクの提案と施術を行います。

一生に一度の特別な1日を演出するため、新郎新婦の要望をくみ取って実現させる、ヒアリング力と高い技術力が必要です。

また、結婚式当日は早朝からの長時間勤務になるケースもあります。体力や集中力も欠かせません。

職場によっては当日のアテンドや着付けを担当するケースもあるため、就職先を選ぶ場合は業務範囲を事前に確認しておきましょう。

⑤バンケットスタッフ

披露宴会場の設営やゲストへの料理・飲み物の提供を担当します。新郎新婦の代わりにゲストをおもてなしする立場で、式全体の印象を左右する重要なポジションです。

高い接客スキルはもちろん、テーブルマナーやサービスに関する知識も身に付けておくと、即戦力としての活躍が期待できるでしょう。

なお、結婚式当日は会場のセッティングから片付けまでを担当するため、朝早くから夜遅くまでの長時間勤務になる場合も少なくありません。

状況に合わせて動ける集中力と体力が求められる職種です。

⑥音響・照明

結婚式を、音と光を使って演出する専門家です。式の進行に合わせて音楽や音量、照明のタイミングなどを調節し、場面ごとの雰囲気作りを担います。

音の切り替えやライティング次第で、ゲストの感動の大きさや式の印象が大きく変わるため、高い技術力とともにセンスも求められる仕事です。

事前に新郎新婦やウエディングプランナーとの打ち合わせを重ね、当日の流れを正確に把握しておく必要があります。

機材や音楽に関する豊富な知識はもちろん、トラブルが起きた場合の対応力や判断力も重要なスキルです。

直接ゲストと接する機会は少ないものの、結婚式の印象を大きく左右する重要な職種といえます。

⑦カメラマン

挙式や披露宴において、新郎新婦や親族、ゲストの写真撮影を行う仕事です。会場によっては、前撮りを担当するケースもあります。

撮影技術はもちろん、被写体の緊張をほぐすコミュニケーション力や、式の進行を妨げずに撮影を行う気配り力も必要です。

結婚式はやり直しができないため、大切な一瞬を切り取る判断力やプレッシャーに打ち勝つ精神的な強さも求められます。

緊張感が続く中で撮影を行う大変さはありますが、撮影した写真は新郎新婦の一生の思い出になるため、大きなやりがいを感じられるでしょう。

⑧司会

披露宴の進行を担当する仕事です。各部署と連携しながら、スケジュール通りに式が進行するようサポートします。

原稿通りに話すだけでなく、場面に応じて感動を誘ったり盛り上げたりと柔軟なトークスキルが必要です。また、予想外のハプニングにも落ち着いて対応できる、冷静さや臨機応変さも欠かせません。

司会は、結婚式の印象や雰囲気に大きな影響を与える、重要な職種といえます。

⑨ブライダルアテンダー(介添え)

結婚式当日に新郎新婦に付き添い、身の回りのケアやサポートを行う仕事です。

特に新婦のフォローが中心で、式の進行中や移動時にドレスの裾を整えたり移動を手伝ったりなど、細やかな気配りで新郎新婦が安心して過ごせるようにサポートします。

結婚式当日は、緊張する新郎新婦も少なくありません。2人が落ち着いて過ごせるよう、気を配ったり声をかけたりできる方に適した職種であるといえるでしょう。

感動の1日を新郎新婦に近い場所で支える存在として、強い信頼関係と大きなやりがいを実感できる仕事です。

⑩調理・パティシエ

披露宴で提供される、料理やスイーツを作る仕事です。新郎新婦の希望や予算、ゲストの年齢層やアレルギーの有無などに配慮しながら、特別な一日にふさわしい料理を提供します。

式当日は限られた時間の中で、正確かつ丁寧に最高の料理を作らなければなりません。高い集中力や技術力に加え、チームワーク力も不可欠です。

式場によっては、飴細工やチョコレート細工などを使ったりしながら、高い技術力やセンスを活かしたクリエイティブな仕事を行います。

ゲストや新郎新婦の記憶に残る料理を提供することで、大きな充実感と達成感を感じられる仕事でしょう。

ブライダル業界の給料事情|気になる平均年収や初任給を紹介

特別な1日を支えるブライダル業界の仕事は、大きなやりがいを実感できるとして人気があります。しかし、やりがいがあってもお給料が少なく生活が安定しなければ、安心して長く働くのは難しいでしょう。

ここでは、気になるブライダル業界の給料事情をご紹介します。

  1. ブライダル業界の平均年収
  2. ブライダル業界の初任給の目安は?

①ブライダル業界の平均年収

厚生労働省が行った令和5年賃金構造基本統計調査によると、ブライダル業界の平均年収はおよそ350~450万円となっています。

金額の幅が広いのは、職種や年齢、役職によって給与の額が異なるからです。経験を積みステップアップしていけば、年収アップも十分に見込めるでしょう。

また、女性が多く活躍している業界なので、女性の管理職も珍しくありません。性別に関係なく役職が目指せる点は、ブライダル業界の魅力の1つです。

なお、昇給制度やボーナスの有無は企業ごとに条件が異なります。希望する就職先を探す際は、評価制度や給与体系が整備されているかも事前に確認しておきましょう。

②ブライダル業界の初任給の目安は?

ブライダル業界の初任給は職種や勤務地、企業の規模によって幅がありますが、手取りでおよそ20万円前後が一般的です。

カメラマンやヘアメイクなどの技術職は、最初はアルバイトや契約社員からスタートし、正社員として採用されるまでに時間がかかる場合もあります。

企業によって昇給スピードや手当の内容が異なるため、給与体系や福利厚生などをしっかりチェックしたうえで応募することが大切です。

ブライダル業界に向いている人の特徴5つ

ブライダル業界は、一生に一度の特別な一日をサポートするやりがいのある仕事で、向いている人には共通する特徴がいくつかあります。

就職後にいきいきと仕事に取り組み活躍できるよう、ブライダル業界に向いている人の特徴を把握しておきましょう。

  1. 人に喜んでもらうことが好き
  2. コミュニケーション力がある
  3. 最後までやり遂げる責任感がある
  4. 変化に柔軟に対応できる
  5. トレンドをキャッチできる力がある

「自分の強みが分からない…本当にこの強みで良いのだろうか…」と、自分らしい強みが見つからず不安な方もいますよね。

そんな方はまず、就活マガジンが用意している強み診断をまずは受けてみましょう!3分であなたらしい強みが見つかり、就活にもっと自信を持って臨めるようになりますよ。

①人に喜んでもらうことが好き

ブライダル業界の仕事は、新郎新婦をはじめ親族やゲストの方の「特別な一日」を演出する仕事です。

式の後に「ありがとう」と声をかけてもらえたり、ゲストの笑顔を間近で見る機会が多いため、誰かの幸せのために行動することが好きな方は大きなやりがいを感じられるでしょう。

人を喜ばせることが好きな方に、ぴったりの仕事であるといえます。

②コミュニケーション力がある

結婚式は、プランナーや司会、ドレスコーディネーター、カメラマンなど、多くのスタッフが連携して創り上げるものです。

そのため、チーム内で円滑にコミュニケーションを取ることが、式を成功させるうえで欠かせません。

さらに、式の準備段階では新郎新婦の希望をくみ取りながら、予算や他の部署との調整も行う必要があります。

こうした背景から、コミュニケーション力は式の成功を支える重要な力といえるでしょう。人と関わるのが好きな方や、相手の話を丁寧に聞いて理解できる方は、現場で頼りにされる存在になれるはずです。

③最後までやり遂げる責任感がある

ブライダル業界では、自分の仕事に責任を持ち、最後までやり遂げる姿勢が求められます。

結婚式の準備には数カ月以上かかることもあり、その間に思わぬトラブルが起きる場合もあるため、どんなときでも冷静に対応し、式の成功に向けて最善を尽くす姿勢が大切です。

結婚式は、新郎新婦やご家族にとって一生の思い出となる大切な1日です。その重みを理解しながら、責任をもって準備から当日までやり遂げられる人ほど、現場でも信頼され、長く活躍できるでしょう。

④変化に柔軟に対応できる

結婚式の当日は、天候の変化や機材のトラブル、進行の遅れなど、想定外の問題が起こるケースも珍しくありません。

そのような場面でも「絶対に良い式にする」という気持ちを忘れずに落ち着いて対応し、冷静に判断して行動する力が求められます。

柔軟な発想と的確な判断力を兼ね備えている人材はスタッフからの信頼が厚く、ブライダル業界で長く活躍できるでしょう。

⑤トレンドをキャッチできる力がある

ブライダル業界は、ファッションやライフスタイルのトレンドを取り入れながら、常に変化を続けています。最近は、SNS映えを意識した演出や、環境に配慮した結婚式も人気です。

こうしたトレンドへの感度が高く、柔軟に新しいアイディアを取り入れられる人材は、お客様に魅力的な提案ができる存在として重宝されるでしょう。

「新しい情報が好き」「常に新しいものに触れていたい」といった好奇心が旺盛な方にとって、やりがいのある仕事といえます。

【売上高ランキング】ブライダル業界の大手企業を紹介

ブライダル業界を目指すうえで、業界にどのような企業があるのか知ることは重要です。

特に大手企業は、新しいウエディングスタイルやサービスを発信し、業界のトレンドをけん引する存在でもあります。

たとえ就職先が中小企業や地方企業であっても、大手企業の特徴や規模感を把握していれば、業界研究や志望動機、自己PR作成の参考になるでしょう。

以下は、上場企業の中からウエディング・ブライダル関連の事業を行う10社を、売り上げ順に表にしたものです。

順位企業名売り上げ
1リクルート
ホールディングス
3兆5574億円7800万円
(2025年3月期)
2ツカダ・グローバル
ホールディングス
635億4500万円
(2024年12月期)
3テイクアンドギヴ・
ニーズ
470億2000万円
(2024年3月期)
4千趣会456億
(2024年12月期)
5アイエーグループ356億6498万円
(2024年3月期)
6エスクリ266億3900万円
(2024年3月期)
7エイチーム
ホールディングス
239億1700万円
(2024年7月期)
8アイ・ケイ・ケイ
ホールディングス
232億6300万円
(2024年10月期)
9一蔵204億2900万円
(2024年3月期)
10IBJ177億3987万円
(2024年12月期)
参考:リクルートホールディングス/ツカダ・グローバルホールディングス/テイクアンドギヴ・ニーズ/千趣会/アイエーグループ/エスクリ/エイチームホールディングス/アイ・ケイ・ケイホールディングス/一蔵/IBJ

ブライダル業界を目指す人が準備すべきこと

ブライダル業界は、就活生に人気のある業界です。その中で内定を獲得するには、念入りな事前準備や「ブライダル業界で働きたい」という熱意をしっかりと伝える必要があります。

ここからは、ブライダル業界に就職するための必要な準備について、具体的に解説しましょう。

  1. 「なぜブライダル業界を志望するのか」を明確にする
  2. 自分の強みと関連付いた自己PRを用意する
  3. 好印象な話し方と振る舞いを身につける
  4. 現場経験を積んでおく

①「なぜブライダル業界を志望するのか」を明確にする

まずは「なぜブライダル業界を志望するのか」という理由を明確にしましょう。その際のポイントは、「ブライダル業界ならではの理由になっているかどうか」です。

たとえば「誰かの役に立ちたい」「人を笑顔にしたい」といった思いは素晴らしいものですが、教育や福祉など他の業界でも通用するため、差別化が難しくなります。

こうしたありきたりな理由では、他の就活生と似た内容になり、面接官の印象に残りにくくなるでしょう。

印象的な志望動機にするには、「一生に一度の特別な瞬間に関われることに魅力を感じた」といったブライダル業界ならではの視点に、自分自身の経験や価値観を重ねて伝えることが大切ですよ。

②自分の強みと関連付いた自己PRを用意する

面接では、「なぜこの業界を志望したのか」という理由に加えて、「自分の強み」をどう伝えるかも重要なポイントです。

とはいえ、「コミュニケーション力があります」と伝えるだけでは、抽象的すぎて具体的なイメージが湧きにくいものです。

たとえば「携帯ショップのアルバイトで、初めてのお客様ともスムーズにやり取りし、契約につなげた」といった具体的なエピソードを添えると、相手にも強みが伝わりやすくなります。

また自分の長所をただ並べるだけでは説得力に欠けるため、「ブライダル業界で求められる力」と結びつけながら、「その強みをどう活かせるか」という視点を持って自己PRを組み立てることが大切ですよ。

「自己PRの作成法がよくわからない……」「やってみたけどうまく作成できない」と悩んでいる場合は、無料で受け取れる自己PRテンプレシートをダウンロードしてみましょう!ステップごとに答えを記入していくだけで、あなたらしい長所や強みを効果的にアピールする自己PRが作成できますよ。

③好印象な話し方と振る舞いを身につける

ブライダル業界では、お客様の大切な1日をサポートするのが仕事です。そのため、第一印象で信頼を得られるかが重要になります。

面接では、清潔感のある見た目に加えて、話し方や立ち振る舞いも重要です。緊張で早口にならないよう、ゆっくり・はっきり、落ち着いたトーンで話すことを心がけましょう。

また、丁寧過ぎる敬語にも注意が必要です。自然で優しい言葉使いができるよう、日頃から練習しておきましょう。

さらに、お客様の前に立つ人としてふさわしい立ち方や座り方、お辞儀の仕方などができるかもチェック項目の1つです。自分の動きを動画や写真に撮り、猫背などの気になる癖があれば早めに改善しましょう。

④現場経験を積んでおく

学生でも現場経験があれば、他の就活生と差がつく大きな強みになります。可能であれば、式場を見学したり、アルバイトやインターンを通して、現場の空気感を体験しておきましょう。

実際の現場に触れることで仕事の流れや裏方スタッフの仕事などを経験できるため、志望動機や自己PRの説得力が増します。

ブライダル業界を目指している気持ちの強さもアピールできるため、好印象につながるでしょう。

志望前にブライダル業界への理解を深めておこう

ブライダル業界の仕事は華やかに見えますが、努力と責任感が求められる厳しさもあります。

土日祝に休みにくく、精神的なタフさも必要ですが、一生に一度の特別な瞬間に立ち会えるやりがいは大きいです。

人気の高い業界だからこそ、内定を目指すには自分の強みをどう活かすかを明確にすることが重要です。

また、マナーや所作、基礎知識を日頃から意識しておけば、選考で好印象を与えることにもつながります。結婚という人生の節目に関わる仕事だからこそ、今できる準備を少しずつ進めていきましょう。

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    「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。