就活に出遅れてしまったらどうなる!?就活の遅れを挽回する方法とは
就職活動に備えて早めに対策を取れば、ほとんどの場合成功確率が上がります。しかしながら、さまざまな原因によってそれができないこともあるでしょう。
その際に、「就職活動で出遅れると、内定を貰うのは難しいの?」「遅れを取り戻す方法はあるのだろうか?」と悩みますよね。
そこでこの記事では、就職活動の遅れを取り戻す方法を詳しく解説します。就職活動に出遅れた際の重要ポイントも紹介しているので、最後まで読んでみてください。
就活に出遅れても焦らなくてOK
まず、就活で出遅れたと感じても動揺しないことが大切です。というのも、「遅れている」と思って焦って就活活動を急ぐと、かえってよくない結果を招いてしまうからです。
焦りが高まると、自分にあっていない企業や業界に応募してしまい、うまくいかずさらに焦ってしまうという悪循環に陥ってしまいます。
まずは、自分自身の現在地を冷静に把握することが重要です。その上で、就活に丁寧に取り組むことで、就活での遅れを取り戻し、最短ルートで内定を勝ち取れるでしょう。
就活ではいつからが出遅れ?
就職活動を始めるタイミングは非常に重要です。多くの学生が焦る中、いつからが「出遅れ」と判断されるのでしょうか。ここでは、就職活動の一般的なスケジュールをご紹介し、ベストな開始時期について解説します。
1. 大学3年の3月からエントリーが解禁
2. 大学3年の3月以前から始めるとより有利
大学3年の3月からエントリーが解禁
一般的な就活では、大学3年生の3月1日から就職活動のエントリーが開始され、6月1日から面接が始まります。しかし、企業によっては 6 月よりも前に内定を発表する場合もあるようです。
業界や企業によって、内定のタイミングが異なることに注意が必要です。
大学4年生の6月までにエントリーしていない場合、書類選考を通過できていない可能性があり、就職活動の進捗に差が生じることになります。
大学3年の3月以前から始めるとより有利
就職活動は、大学3年生の3月より前から始めることが望ましいとされています。なぜなら、この時期は選考を受けられる企業も多い上に、精神的な余裕を持って就活に取り組めるためです。
そもそも、就職活動は早めの準備が肝心です。
3 年3月のエントリー開始時には応募できるよう、それまでに自己分析や企業・業界分析を進めておくようにしましょう。近年では、就職活動の一層の早期化が見込まれるので、早めに準備を整えることが重要です。
自分の「出遅れ度」を把握しよう【4段階】
①まだ就活を始めていない人
周りの友人が最終面接や内定の段階に進んでいる中、あなたがまだ就職活動を始めていないのであれば、ペースを上げる必要があります。というのも、これ以上遅れてしまうと選択肢が一気に狭まってしまうからです。
もし志望する企業や業界がまだ決まっていないのであれば、まずは自己分析から始めましょう。自己分析は就活の基礎となるため、しっかりと取り組むようにして下さい。
その後、自分の強みや興味関心を見つけ、それをもとに具体的な進路を考えていきます。この段階にいる場合、自分が出遅れていることを理解した上で、早急に取り組みましょう。
➁説明会に参加していない人
就活を始めていて、まだ説明会に参加していないものの、自己分析が終わっていて志望する企業や業界が決まっていれば取り返しがつく可能性があります。
重要なのは、就活でやるべき事項をリスト化し、着実にひとつずつ実行することです。
まずは、志望する業界の中から説明会や選考に参加できる企業を探し、丁寧にアポイントを取って参加しましょう。この段階においても、焦りすぎることなく落ち着いて取り組むことが大切です。
③ESやWebテストが通過できていない
ESやWebテストが通過できていない場合は、それらの対策に力を入れましょう。まずは、なぜ通過できないのかの原因を明らかにすることから始めるとよいでしょう。
例えば、筆記試験で落ちるのであれば、勉強不足が考えられます。そのときは、アプリなども活用してスキマ時間の有効活用をするといった対策が必要です。
ESが通過できない場合は、書いて終わっていないかを確認してください。自分では判断できない場合は、友人や家族など第三者に確認してもらい、客観的な視点で指摘してもらうことが大切です。
④面接に通過できない
面接で通過できない場合は、落とされた原因を明らかにし、対策を立てていくことが重要です。
一次で落ちる場合は、ビジネスマナーやコミュニケーション能力不足が考えられます。二次面接で落ちる場合は、志望度が低い、企業との適合性が低い、ESの内容が不十分などが原因となるでしょう。
最終面接で落ちる場合の原因としては、志望度の低さ、これまでの面接の回答と整合性がとれていないなどが考えられます。
なぜ面接で失敗したのかを確認するために、これまでの面接で何を聞かれ、どのように答えたのかを記録し、振り返ることが大切です。
就活の遅れをどう取り戻すべきか|3つの方法
就職活動で遅れをとってしまった場合、どうすれば良いでしょうか。ここでは、遅れを取り返すための具体的な3つの方法をご紹介します。
1. 自己分析と企業分析の見直しを行う
2. 優先順位を明確にしながら業務に取り組む
3. 周囲のアドバイスを積極的に活用する
①自己分析と企業分析の見直しを行う
就職活動の遅れを取り戻すには、まず自己分析と企業分析を見直すことが重要です。
自分の長所や短所がよくわからない場合は、身近な人に他者分析を依頼するのがよいでしょう。そうすれば、自分では気づきにくかった強みや弱みが明らかになるはずです。
企業の選定も大切です。漠然と選ぶのは避け、本当に入社したい企業なのか、自分がその企業でどのように活躍できるか、自身の志向や希望を明確にしましょう。
➁優先順位を明確にしながら業務に取り組む
就活の遅れを取り返すには、これから行うべきことについて優先順位をつけることも重要です。これは、早期に就活を始めた人と比べて、より効率的に活動を進めていく必要があるためです。
まず、「絶対にしなければならないこと」「できれば行っておいた方がいいこと」「今はしなくても問題ない」といった具合に、タスクに優先順位をつけましょう。
優先順位の高いものから順に取り組むことで、限られた時間の中でも着実に前進することができます。
③周囲のアドバイスを積極的に活用する
就活の遅れを取り返す方法の一つとして、第三者のアドバイスを取り入れることも効果的です。1人で進めていると、優先順位をつけていても行き詰まってしまうことがあるためです。
例えば、応募書類を添削してもらったり、家族や友人、キャリアセンターの職員に面接練習を行ってもらうと良いでしょう。自分では気づきにくい課題や改善点を指摘してもらえ、対策を立てることができます。
就活に出遅れを巻き返すために大事なこと
ここでは、就活の出遅れた際に大事にしたいことをご紹介します。
1. 最後まで諦めずに頑張る
2. 一人で抱え込まずに周りに相談する
3. 他の学生と比較にしない
①最後まで諦めずに頑張る
たとえ就職活動で遅れをとってしまっても、最後まで諦めないことが大切です。なぜなら、諦めて志望企業とは異なる企業に就職すると、早期退職や職場での ストレスを招く恐れがあるからです。
4 年生の夏に内定が得られず、志望企業に落ちてしまうと、就活をやめたくなるかもしれません。しかし、そこで諦めたり妥協したりするのは賢明な判断とは言えません。
夏以降でも採用を行っている企業はあるため、最後まで諦めずに、自分が納得できる形で就活を終えられるよう取り組んでいきましょう。
➁人で抱え込まずに周りに相談する
就職活動に遅れをとってしまった不安や焦りを、一人で抱え込まないことも重要です。
どうしても就活中は自分一人で戦っているように感じがちですが、そうではありません。自分の抱える問題や感情を周りと共有することで、気持ちが楽になりますし、時には適切なアドバイスをもらえることもあります。
また、就活のプロであるエージェントやキャリアセンターの職員と一緒に進める方法もあります。就職活動へのモチベーション維持につながるため、活用を検討してみましょう。
③他の学生と比較にしない
就活で出遅れても、周りの人と比較しないようにしましょう。なぜなら、すでに内定をもっている人と自分を比べると、焦りや不安、劣等感が高まるだけだからです。
大切なのは、他人は他人、自分は自分だということを忘れずに就職活動を進めることです。早く内定を得られたからといって、必ずしも「良い就活」とは限りません。
自分にふさわしい企業に就職することが何より重要です。そのため、比較することなく、自分がすべきことに集中して取り組むようにしましょう。
就活の出遅れは対策すれば挽回できる
この記事では、就活の出遅れを挽回する方法を紹介しました。
就活で遅れをとってしまうと、どうしても焦ってしまいますが、焦りすぎると結果につながらず、悪循環に陥るリスクがあります。
重要なのは、遅れを取り返せることを意識し、やるべきことを一つずつ真剣に取り組む姿勢を持つことです。
まずは志望動機を作ってみる
この記事を書いた人
編集部
「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。