「就活したくない・怖い」気持ちは甘えじゃない！5つの理由とメリット・デメリットを徹底解説！
就活が迫ると、「本当にこのまま就活を進めていいのだろうか」と悩むことが多くなりますよね。周囲のプレッシャーや将来への不安から、「就活したくない」「就活が怖い」と感じる人もいるでしょう。
とはいえ、「就活したくない」「就活が怖い」という感情は自然なことです。自分の気持ちを押し殺してしまうと、後々に大きな後悔につながることもあります。
本記事では、「就活したくない・怖い」気持ちを素直に認めながら、最適なキャリアを見つけるための理由や対処法を紹介します。
就活をしないメリット・デメリットも合わせて紹介していくため、気になる人はぜひ最後まで読んでみてください。自分と向き合って後悔のない選択をしていきましょう。
「就活したくない」は甘えじゃない
就活したくないという気持ちは甘えではありません。その理由について、以下の3つの項目に分けて詳しく解説します。
就活を避ける背景には、学生それぞれの価値観や労働環境への不安が潜んでいます。まずは「なぜ就活をしたくないのか」を整理することで、適切な対処がしやすくなるでしょう。
自分の気持ちを客観視して、次のステップへ進んでみましょう。
①就活したくないと思う大学生は多い
多くの大学生が就活に対してネガティブな感情を抱いています。
実際に、大学卒業後に就職も進学もしない学生は一定数存在します。就活にモチベーションを持てない理由は人それぞれですが、精神的負担の大きさや自己分析の難しさ、周囲との比較などが主な原因です。
とはいえ、この気持ちを抱くこと自体はごく自然なことです。自分が甘えているのではと悩む必要はありません。
多くの学生が同じような葛藤を感じていると知るだけでも、心が少し軽くなるかもしれません。大切なのは、その気持ちに正直になり、まずは自分の不安や悩みを整理することです。
②「働きたくない」という気持ちとの違い
「就活したくない」と「働きたくない」は、似ているようで異なる感情です。
「就活したくない」は、自己PRや面接など、就職活動のプロセスに対する抵抗感が強い場合を指します。企業研究やES作成などの作業が苦手で、準備に心が折れてしまうことが挙げられます。
一方で「働きたくない」は、労働行為そのものが嫌だという気持ちです。過酷な労働環境や人間関係のストレスなど、社会人としての責任や負担に対して拒否反応を持つケースもあります。
この2つを混同すると、自分が本当に抱えている悩みの原因を見失いかねません。就職活動のプロセスがストレスなのか、そもそも働くことに魅力を感じられないのかを見極めることが大切です。
その違いをはっきりさせると、自分に合った対処法が見えてきます。
③周囲の声が不安を煽る場合もある
家族や友人、親戚から「早く内定を取ったほうがいい」「安定した企業を目指してほしい」などと言われると、プレッシャーが増すことがあります。
特に、真面目で周りの期待に応えたい人ほど、周囲の声に不安や焦りを感じやすいです。SNSの内定報告を見て「自分だけ取り残されている」と落ち込むことも。
就活は各人のペースがあるにもかかわらず、周囲と比較してしまい「自分はダメだ」と思い込んでしまうのです。外部からの影響をすべて断つのは難しいですが、周囲の声に必要以上に振り回されない工夫が必要です。
信頼できる友人や先輩に相談したり、大学のキャリアセンターで客観的な意見をもらうなど、程よい距離感を保ちつつ就活を考えると、気持ちも少し安定します。
「就活をしたくない・怖い」と感じる5つの理由
就活をしたくない・怖いと感じる理由には、以下の5つが考えられます。
それぞれの理由には、面接への抵抗や仕事への恐怖など多様な要因があります。どの理由が自分に当てはまるか確認し、具体的な方法で不安を解消してください。
小さな行動を起こすことで、前向きな変化が生まれるでしょう。
①企業とのやり取りに不安がある
就職活動では、企業とのメールや電話対応、面接などさまざまなコミュニケーションが求められます。敬語の使い方やビジネスマナーが分からず、不安になる学生も少なくありません。
特に、コミュニケーションに苦手意識を持つ人にとっては、この過程が大きなストレスです。相手の反応を気にしすぎて頭が真っ白になることもあるでしょう。
事前に模擬面接や友人同士で少しずつ練習を重ねると心構えが身につきやすくなります。
また、ビジネスマナーの本や大学のキャリアサポートを活用し、最低限のマナーを理解しておくことも有効です。準備不足から生じる不安を減らすだけでも、就活に対する抵抗感が軽くなるはずです。
②就活や組織のルールに抵抗感がある
就職活動には、リクルートスーツを着たり、短期間で大量のエントリーシートを出したりと、独自の慣習があります。
企業側も効率的に学生を選考するために行うわけですが、それがどうにも窮屈に感じる人は少なくありません。
対処法としては、自分に合う社風や労働環境を持つ企業を見つける努力をすることが挙げられます。ベンチャー企業や外資系企業のなかには、従来の上下関係が比較的緩やかなところもあるからです。
フリーランスや起業といった選択肢も頭に入れておくと、視野が広がり抵抗感がやわらぐ可能性があります。
③働きたくない・働くことが怖い
就活のプロセス云々ではなく、働くこと自体への抵抗感が強い場合もあります。過酷な労働環境や人間関係のトラブルなど、社会で働くマイナス面ばかりが目立って見えると、恐怖心が膨らんでしまうのです。
そんなときは、実際に社会人として働いている人の声を聞いてみると、違う側面が見えてくることもあります。
仕事を通じたやりがいや成長、経済的自立のメリットなど、ポジティブな面を知ることが恐怖心の軽減につながるかもしれません。
④やりたいことが分からない
やりたいことや興味のある分野が見つからず、「就活でどこを受けてもピンとこない」という状態はよくあります。自己分析が不十分だったり、情報過多で何を選べばいいか分からなくなったりするのです。
このままでは自信をもって応募できる企業が見つからず、就活そのものが嫌になってしまうでしょう。
そんなときは、自己分析をしっかり行うと同時に、多くの業界や職種に触れてみることをおすすめします。企業説明会やインターンシップ、短期アルバイトなどを活用すると、自分の興味の方向性が分かります。
一度に理想の職場ややりたい仕事を見つけるのは難しいかもしれません。ですが、少しでも興味を持てる分野に絞って情報を探すなど、具体的な行動をとることで一歩ずつ前進できます。
⑤就活がうまくいく自信がない
過去の失敗経験や自己肯定感の低さから、「どうせ自分なんて採用されない」と思い込んでしまう人もいます。周りが内定を取っていくと、ますます「自分だけ取り残されているのでは」という焦りが募りがちです。
選考で落ち続けると、「自分には何の価値もない」と極端に落ち込むこともあります。しかし、採用はタイミングや企業との相性も大きく影響するため、必ずしも能力不足だけが理由ではありません。
自信のなさを克服するには、小さな成功体験を積み重ねることが大切です。簡単な資格を取得してみたり、ボランティアで人に感謝されたりと、小さな達成感を得るだけでも自己肯定感は徐々に上がっていきます。
就活したくない気持ちを克服する4つの方法
就活したくない気持ちを克服する方法は以下の4つです。
これらの方法を組み合わせると、就活に対する抵抗感を和らげる効果が期待できます。気持ちが整理できれば、内定獲得に向けた道筋も自然と見えてくるはずです。
少しずつ実践し、就活への不安を減らしていきましょう。
①就活したくない理由と向き合う
まずは、自分が「就活したくない」と思う理由を明確にすることが重要です。曖昧な不安を抱えたままだと、どこから手をつけていいか分かりません。
ノートやパソコンに「なぜ就活をしたくないのか」を書き出してみてください。面接が怖いのか、それとも働くこと自体が嫌なのか、具体的に言語化することで原因がはっきりします。
理由が分かれば、その理由ごとに対策を考えることができます。たとえば、面接が怖いなら面接練習を重点的に行うなど、自分でコントロールできる部分が見えてくるでしょう。
就活したくない理由を、友人や家族、カウンセラーに相談するのも有効です。客観的な視点でアドバイスを受けると、意外な解決策が浮かぶかもしれません。
②興味がある分野を洗い出す
「やりたいことが見つからないから就活したくない」という場合は、自分の興味のタネを探してみるのが一番です。
過去に少しでも興味を持ったこと、得意だったことを思い出し、そこから関連する仕事や業界を調べてみましょう。業界研究や企業説明会、インターンシップなどを活用するのもおすすめです。
特にインターンは、実際の業務を体験できるため、興味の有無を肌で感じやすいです。分からないからこそ現場を見てみると、思わぬ発見があるかもしれません。
仮に「これかもしれない」と思えるものが見つかったら、さらに情報を集めてください。深堀りするうちに自信を持てる領域が見えてくることもありますよ。
③小さな成功体験を積み重ねて自信を得る
自分に自信がないと、就活への一歩がなかなか踏み出せません。そこで、自信を育てるために小さな成功体験を意識的に積むことが大切です。
たとえば、毎日早起きをして10分だけ勉強する、資格試験に挑戦するなど簡単な目標を決めて、達成したら自分を褒める習慣をつくりましょう。
まずは企業説明会に1回行ってみる、エントリーシートを1社だけ提出してみるなど、少しずつハードルを上げていきます。成功が重なると、自然と自信がついてくるはずです。
④第三者から客観的なアドバイスをもらう
一人で悩んでいると考えが堂々巡りになり、行き詰まってしまうことがあります。そんなときは、家族や友人、大学のキャリアセンター、就活アドバイザーなど、第三者のサポートを受けるのがおすすめです。
自分では当たり前だと思っていた部分に長所や意外な適性を見出してもらえるかもしれません。視野が広がり、思わぬ方向から解決策が見えてくることもあります。
特に就職支援サービスやカウンセラーは、就活のプロとして多くの事例を見ており、的確なアドバイスがもらえる可能性が高いです。話すだけでも気持ちが整理され、就活に対する抵抗感がやわらぐ場合があります。
就活をしない・就活を避ける4つの選択肢
就活をしない・就活を避ける場合の選択肢には以下の4つがあります。
いずれも就活以外の道として有力ですが、収入や将来設計には注意する必要があります。自分に合うかどうかを慎重に検討し、必要に応じて専門家に相談するとよいでしょう。
あらゆる可能性を視野に入れて、自分らしい進路を模索してみてください。
①公務員試験を受ける
就職をせず、公務員を目指すのも選択肢の1つです。民間企業と違い、筆記試験や面接試験が重視されて就活特有のルールから離れるため、「集団面接や大量のESが苦手」という人には合う可能性があります。
公務員として働く魅力の1つは、「人の役に立ちたい」という気持ちを実現しやすいことです。地域社会に直接貢献したり、国の仕組みを支える仕事が多く、やりがいを感じる人も多いでしょう。
ただし、試験対策は長期にわたる場合が多く、倍率も高めです。民間企業より初任給が低いケースもあるため、メリットとデメリットをしっかり比較して判断する必要があります。
②フリーランスや起業を目指す
フリーランスや起業を目指すのも選択肢の1つです。フリーランスや起業は、自分のスキルやアイデアを活かして自由な働き方をしたい人に向いています。
リクルートスーツや画一的なESの書き方に縛られることなく、自分のペースで仕事を選べる点が魅力です。ITスキルやデザイン、ライティングなど、専門性を持っている人には特に可能性があります。
一方で、収入が不安定になりやすいというリスクも大きいです。仕事を自分で見つける必要があり、マーケティングや営業など、企業に所属するときには任せられることまで自分で行わなければなりませんよ。
③進学・留年・休学を考える
「もう少し勉強したい」「留学してから将来を考えたい」という理由で、進学や留年、休学を選ぶ人もいます。
大学院に進学して専門分野を深めれば、後の就職でアドバンテージになる場合もあるでしょう。留学で語学力や国際感覚を養うのも1つの選択肢です。
ただし、学費や生活費などの経済的負担が増える可能性があります。休学して海外へ行く場合などは、家族の理解や資金計画が欠かせません。
就活を先延ばしにした分だけ、自己成長の時間をどう有効活用するかが鍵です。
④家業を継ぐ・資格取得を目指す
実家が自営業の場合、家業を継ぐという道もあります。すでに事業が確立しているなら、就活のような大勢が一斉に同じ手順を踏む世界とは違う形で社会に出られるでしょう。
ただし、家業を継ぐ場合は家族や従業員との人間関係が複雑になる場合もあります。
また、医師や弁護士、公認会計士など、特定の資格を取得して専門職として働く道を選ぶこともできます。これらは自分の実力を証明する資格を持って働けるので、ある意味で「就活をしない」方法と言えます。
資格取得には長い勉強期間や高い学費が必要なこともあるため、十分な覚悟と計画が求められます。それでも自分がやりたい分野で専門性を磨きたいなら、検討する価値は大いにあるでしょう。
就活・就職しない4つのメリット
就活や就職をしないメリットは以下の4つです。
自分のペースで学生生活を延長したり、アルバイトと趣味を両立したりする自由度が魅力です。
とはいえ、別の形で責任やリスクが伴う点も覚えておく必要があります。「何を優先したいか」を明確にして、後悔しない働き方を考えてみましょう。
①時間に拘束されにくい
企業に勤めると、週5日勤務や特定の勤務時間など、スケジュールが固定されるケースが多いです。就職しない道を選ぶと、こうした時間的な拘束から解放される可能性があります。
たとえば、長期旅行に出かけたり、趣味や学習にまとまった時間を割いたり、柔軟に予定を組みやすいのは大きなメリットです。
この自由度の高さは、今しかできないことにチャレンジできる貴重な時間を生みます。自己成長や新しい体験を積むことに時間を使いたいなら、就活をしない選択肢に一考の価値があるでしょう。
ただし、収入面や生活費の確保に関しては事前に計画を立てておく必要があります。
②やりたいことに集中できる
会社に入ると、どうしても仕事が生活のメインとなりやすいです。就活や就職を避けることで、自分の夢や目標、スキルアップなどに思う存分集中できる時間を確保できます。
クリエイティブな分野やスポーツの世界など、若い時期に専念したい活動がある場合は特に、就職よりも自分のやりたいことを優先する生き方が合う人もいるでしょう。
フリーランスや起業を選ぶ人にとっても、好きなことを事業にしていく過程で、会社勤め以上のやりがいや満足感が得られる場合があります。
自分の熱意を最大限に発揮できる環境を作りやすいのは大きな魅力です。
③就活特有のルールから解放される
就職活動には、リクルートスーツや履歴書の書き方、面接マナーなど、多くの暗黙のルールが存在します。これに息苦しさを感じてしまう人は少なくありません。
就活をしない場合、こうしたルールに縛られる必要がなくなります。服装や髪型、自己PRの仕方など、自分らしいスタイルを通せるのは大きなメリットです。
もちろん、ビジネスマナーを学ぶ機会は減るかもしれませんが、その代わりに自分の世界観や価値観を貫きやすいとも言えます。型にハマることが苦手な人にとって、精神的な負担が軽くなるでしょう。
④就活や人間関係のストレスがない
就職活動では、面接官とのやり取りや他の就活生との比較などにストレスを抱えがちです。面接本番の緊張感に耐えるのが辛いという声もよく聞かれます。
就職しない選択をすると、少なくとも就活における煩わしさや緊張感はなくなります。面接やグループディスカッションで自分を無理にアピールする必要もありません。
また、就職後の人間関係に悩む必要もありません。フリーランスなら自分のペースで仕事を受けられ、上司や同僚との摩擦が少ないのが魅力です。
ただし、全く人間関係がなくなるわけではなく、別の形での人付き合いが必要になる場合もあります。
就活・就職しない4つのデメリット
就活や就職をしないデメリットは以下の4つです。
このような不利益が生じることで、長期的なキャリア形成に影響を与える恐れがあります。
就活をしない選択をするなら、リスクを踏まえたうえで計画的に行動することが大切です。損失ばかりにならないよう、情報を集めましょう。
①社会的信用が得られにくい
日本では、安定した企業に正社員として勤めていることが社会的信用につながります。就職しない場合、クレジットカードの審査や賃貸契約、ローンの申し込みなどで不利になる可能性が高くなります。
収入が不安定なフリーランスや就業実態が不明瞭な状態だと、金融機関や大家さんからリスクが高いとみなされがちです。生活をスムーズに営むうえで不便が生じる場面が多くなるかもしれません。
この点を補うには、十分な貯蓄や連帯保証人の確保など、別の形で信用を示す工夫が必要となります。それでも、大企業の正社員と比較すると社会的信用は得にくいのが現状です。
②安定収入が得にくい
企業に就職すれば、毎月の給与や社会保険が整備されているため、収入や保障面での安心感があります。しかし、就職しない場合、定期的な収入がなくなるリスクが常につきまといます。
フリーランスや起業家として成功すれば大きな収入を得られる可能性がありますが、収入がゼロになる月もあるかもしれません。病気やケガで働けないときに備えた保険の準備など、自己管理が求められます。
将来の年金や住宅購入など、大きなライフイベントの計画も立てにくいです。経済的に不安定な状況が長引くと、精神的にもプレッシャーが大きくなるでしょう。
③新卒カードを逃すことで転職市場で不利になる
就活や就職をしないと、新卒カードを逃すことになり、転職市場で不利になる場合も少なくありません。
新卒採用の時期は多くの企業が未経験者に門戸を広く開いていますが、一方で中途採用では即戦力が求められることが多く、未経験者にとっては採用のハードルが上がる傾向があります。
もし新卒で就職しないまま数年が経過すると、転職市場では「実務経験がない社会人」とみなされます。選べる企業が限られ、結果的にキャリア形成において不利になることも。
スキルを身につけてから転職を目指す方法もありますが、新卒採用ならではの特典を逃すことはリスクの1つです。将来的に正社員として働きたいと考えているなら、慎重に検討する必要があります。
④親や周囲の理解が得られにくい
日本ではまだまだ「大学を卒業したら就職するのが当たり前」という風潮が根強く、就活をしないと伝えると親や周囲の理解を得られず、「将来どうするの」と心配や反対にあうかもしれません。
経済的に親の援助を受けている場合は、納得してもらわないと学費や生活費の面で協力を得られなくなるリスクがあります。孤立無援の状態になると、精神的にも不安が大きくなるでしょう。
周囲の反応を気にしすぎる必要はないとはいえ、理解を得られれば格段に活動しやすくなります。事前に自分の考えと将来のプランを整理し、しっかりと説明しておくことが大切です。
就活で後悔しないための4つのポイント
就活で後悔しないために、以下の4つのポイントを押さえましょう。
これらを押さえて行動すると、就活をするか避けるかを納得して選ぶことができます。大きな進路を決める前に、できるだけ視野を広げて考えるのがポイントです。
納得のいく選択を実現するために、今できることから着手しましょう。
①自己分析と将来設計
まずは自分がどんな性格で、どんな価値観や興味を持っているのかを整理しましょう。自分自身を理解することで、どんな働き方や生き方が向いているのかが見えやすくなります。
過去の経験や得意分野を振り返り、「どんな時に達成感を得られたか」を考えるのも有効です。また、将来どんな生活を送りたいか、どんな人間になりたいかなどをイメージすると、進む方向性が明確になります。
自己分析ツールやキャリアカウンセリングを活用するのも手です。最初にしっかり自己分析をしておくことで、就活を選ぶ・選ばないにかかわらず、軸がぶれにくくなります。
②情報収集と実際の体験
就活に迷っているなら、企業説明会やインターンシップ、OB・OG訪問などを積極的に活用しましょう。実際の職場を見たり、先輩から話を聞いたりすることで、想像と現実のギャップを埋められます。
また、フリーランスや起業家のセミナーに参加したり、実際に活動している人の話を聞いたりするのもおすすめです。アルバイトやボランティアなどで体験を積むのも良いでしょう。
就活をする場合も就活しないと決断するためにも、できるだけ多角的に情報を集め、実際に体を動かして体験してみることが重要です。情報収集を怠ると、思い込みだけで判断して後悔するリスクが高まります。
③家族や周囲の説得・サポート
「就活をしない」という決断をする際は、家族や周囲の協力が得られるかどうかが大きな問題になります。経済的・精神的な支援を必要とするなら、なおさら理解を得る努力が不可欠です。
自分の将来像や計画を具体的に示すと、家族も納得しやすいでしょう。実際の数字やスケジュールを含めて説明し、どんなメリットとデメリットがあるのかを率直に伝えます。
話し合いだけでは難しい場合、キャリアカウンセラーや信頼できる第三者を交えて意見を交換するのも方法の一つです。サポートを受けて誠実に対応すれば、理解を得やすくなるはずです。
④「やっぱり就活してみる」という柔軟さも大切
「就活をしない」と決めても、気持ちが変わる瞬間がくるかもしれません。自分の興味や状況は日々変化するからです。そんなとき、選択肢を完全に閉ざさない柔軟さはとても大切です。
就職情報や企業の動向を完全にシャットアウトしないで、常にアンテナを張っておきましょう。履歴書や自己PRを作っておくなど最低限の準備をしておくと、「やっぱり就活しよう」と思ったときにスムーズです。
新卒に限らず、既卒や中途でも採用活動を積極的に行う企業は増えています。状況が変われば新たな道も開けるので、柔軟に対応できるよう心構えをしておくと後悔を減らせるでしょう。
「就活したくない」と感じる理由を整理しよう
企業とのやり取りや就活特有のルールへの抵抗、働くことそのものへの不安など、就活したくない気持ちにはさまざまな理由が存在しますが、まずはなぜそう思うのかを整理することが大切です。
「就活したくない」と感じるのは、決して甘えではありません。もし、どうしても就活の一歩が踏み出せない場合は、公務員試験やフリーランス、進学などの道を検討するのも1つの方法です。
ただし、それぞれにメリットとデメリットがあることを理解しておきましょう。社会的信用や安定収入の問題、新卒カードを逃すリスクなど、長期的に考えて判断する必要がありますよ。
まずは志望動機を作ってみる
この記事を書いた人
編集部
「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。
