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面接が苦手と感じる原因とその対策|面接前の準備や先輩の面接苦手体験談も紹介

面接に苦手意識がある人は、「私って就職できないのかな」と不安になる人も多いのではないでしょうか。

実は面接が苦手でも、対策次第で苦手意識を克服できます。本記事では、面接が苦手と感じる原因その対処法を解説しますよ。

質問にうまく答えるコツも紹介しますので、面接に不安がある方はぜひ参考にしてください。苦手意識を克服し、面接を乗り切りましょう。

 

人事担当役員 小林

記事の監修者

人事担当役員 小林

1989年新潟県生まれ。大学在学中に人材系ベンチャー企業でインターンを経験し、ビジネスのやりがいに魅力を感じて大学を1年で中退。その後、同社で採用や人材マネジメントなどを経験し、2011年に株式会社C-mindの創業期に参画。訪問営業やコールセンター事業の責任者を務めたのち、2016年に人事部の立ち上げ、2018年にはリクルートスーツの無料レンタルサービスでもある「カリクル」の立ち上げにも携わる。現在は人事担当役員として、グループ全体の採用、人事評価制度の設計、人事戦略に従事している。

人事 鈴木

記事の監修者

人事 鈴木

新卒でベンチャー企業で求人広告の新規営業を経験 入社半年でテレアポ獲得数社内1位。新卒売り上げ1位を獲得。 その後Cmind groupの人事部に入社し、新卒採用を担当。 現在は学生の面談だけではなく採用戦略や広報にも携わっている。

吉田

記事の監修者

吉田

新卒で株式会社C-mindに入社後、キャリアアドバイザーとして累計1000人以上の就活生との面談を経験。就活時代も大手からベンチャーまで様々な業界・職種を見てきた経験から、幅広い視点でのサポートを得意とする。プロフィール詳細

面接が苦手でも対策次第で克服できる!

面接が苦手でも、原因を分析して、対処法を知ることで克服できます。対策次第で苦手意識も軽減し、自信を持って面接に挑めるでしょう。

採用面接はお互いの求める条件を確認することで、入社後のミスマッチを防ぐ作業です。自分の人柄やスキル、入社意欲を伝えると共に、コミュニケーション力や適応力が試されます。

短時間で効果的にアピールするため、自分の苦手意識の原因に合った対策を実践することが必要です。事前にしっかりと準備をして、志望先の内定を勝ち取りましょう。

面接を苦手と感じてしまう原因7つ

面接を苦手と感じてしまう原因は人それぞれですが、主に以下の7つの原因に分けられます。

  1. 緊張しやすい
  2. 自己PRの経験不足
  3. 完璧にこなそうとしている
  4. アピールに自信がない
  5. 落ちるのが不安
  6. コミュニケーションが苦手
  7. 面接で失敗したトラウマがある

原因に合わない対処法を実践しても苦手を克服できません。自分自身が面接を苦手と感じている原因を突き止め、対処法を見つけましょう。

面接が苦手と感じている就活生の中には自身の能力が低いと思い込んでいるケースがありますが、能力ではなく別の要因があります

実際になぜ面接が苦手なのかを確認し、それぞれの対策を確認して前に進んでいきましょう!

① 緊張しやすい

緊張しやすい人は、面接特有の空気感に緊張してうまく話せなくなってしまいます。特に、初対面で目上の人から予測不可能な質問をされるので、面接は、緊張を倍増させるでしょう。

また、面接で緊張するのは「落ちたらどうしよう」「面接で決まってしまう」などのプレッシャーが原因の場合もあります。

ストレスがかかった状態だと、集中力や判断力が低下します。準備してきた回答を忘れてしまうなど、本来の実力を発揮できず、苦手意識が高まるでしょう。

緊張してしまうのは、面接を大切に考えている証拠ですよ。実際、多くの学生が同じように不安を抱えていることは私たち面接官も理解しているので、緊張自体はマイナスに感じません。

対策としては、模擬面接で場に慣れておくことや、話す内容を声に出して練習しておくことがおすすめです。本番は完璧を目指すより、自分らしさを大切にして臨みましょう。

② 自己PRの経験不足

自分の人柄やスキル、経験を相手にアピールすることに慣れていないことも苦手意識を持つ原因です。就活を始めたばかりの就活生は、自己PRの経験が不足しています。

初めて取り組むことで勝手がわからず、自己分析などの面接前に必要な準備ができていないのです。このような状態では、強みや弱みを明確に示せず、どのように自分をアピールすればよいのかわかりませんよね。

経験不足や準備不足が「質問に回答できない」状況を作り、面接が苦手と感じる原因になっている可能性があります。

自己PRって、最初は誰でも戸惑うものですよ。就活の場で自分を言葉にする機会は、学生生活ではそう多くないですからね。

無理に立派な経験を探すよりも、「なぜそれを頑張ったのか」「何を学んだのか」を整理しましょう。過去の行動にヒントがあることが多いですよ。まずは自己分析シートなどを活用して、自分の軸を見つけていきましょう。

③ 完璧にこなそうとしている

完璧主義の人は、面接でも完璧を求める傾向があります。少しの失敗でも許せず引きずってしまうことで「面接が苦手」と感じているのかもしれません。

面接では普段とは違う緊張感があり、イレギュラーな質問をされることも多々あります。就活や面接は想定した通りに進めなくて当たり前ですが、完璧主義者だと自分を責めてしまうことも。

また、完璧を求め、面接の質問への回答を丸暗記しているという人もいるでしょう。しかし丸暗記では少し間違えただけで頭が真っ白になり、更なる失敗を生み出す悪循環に陥ることもあります。

面接で完璧を目指す気持ちは素晴らしいですが、「うまく話せなかった=失敗」ではありません。面接官は、答えの正しさよりもあなたの考え方や人柄を見ています。

少し言い間違えても、落ち着いて補えば問題ないんです。丸暗記ではなく、自分の言葉で話す練習を重ねることが大切です。自然体で臨むほうが、かえって印象に残りやすいですよ。

④ アピールに自信がない

面接は企業に自分の人柄や魅力をアピールする場ですが、自己主張に苦手意識を感じる人もいるでしょう。周りの目を気にして、意見の主張を遠慮してしまうのです。

面接では集団面接も行われるので、遠慮していては自分を売り込むことができません。

他の就活生がハキハキと主張する姿を見てさらに自信を失い、面接が苦手になるケースもあります。

自分をアピールするのが苦手な人は本当に多いですが「アピール=目立つ」ではありません。面接では、自分の言葉で丁寧に伝えようとする姿勢が何より大切なんです。

声の大きさや勢いよりも、内容と誠実さを見ていますよ。事前に話すポイントを整理して、簡潔に伝える練習をしておくと、自然と自信もついてきます。焦らず一歩ずつ準備していきましょう。

⑤ 落ちるのが不安

面接に苦手意識があるのは、面接に落ちないか不安な気持ちが原因の場合もあります。

面接に落ちることを考えてしまい、「自分が至らなかったから」と責めたり、「自分を否定されてしまった」と傷つくことを想像してしまうのです。

理想の自分を演じようとして不自然な言動を取る、恐怖心から萎縮してしまうなど、アピールがうまくできないことで苦手意識を持ちやすくなります。

面接で落ちるのが怖い気持ち、よくわかります。でも、選考はあくまで「合う・合わない」を見る場で、あなたの人格を否定するものではありません。

どんなに優秀な人でも、すべての企業に合うわけではないんです。自分を偽って評価されるより、素の自分に合う企業と出会う方が、きっと働きやすくなりますよ。失敗を恐れず、等身大の自分を伝えていきましょう。

⑥ コミュニケーションが苦手

コミュニケーションが苦手な人は、面接官ともうまく話せないことから、面接に不安を感じやすいです。面接官と視線を合わせられない人もいるでしょう。

自分を品定めされるかのような面接は、そもそも緊張しやすい場です。この特殊な環境にさらされ、コミュニケーション力が高いのに苦手と思い込んでいる人も中にはいます。

コミュニケーションに苦手意識を持つと、説明が不十分になり、リアクションもうまく取れません。また、何とかうまく伝えようと話しすぎてしまい、要点がうまく伝わらないこともあります。

面接でうまく話せないと「自分はコミュニケーションが苦手だ」と感じてしまいがちですが、それは緊張や慣れの問題であることも多いですよ。

実際、伝えようとする姿勢や丁寧な受け答えから、好印象を受けることもよくあります。短くても、自分の言葉で誠実に伝える練習をしてみましょう。少しずつ自信がついていきますよ。

⑦ 面接で失敗したトラウマがある

過去に面接の経験があり失敗したトラウマがあると、自信を持てません。「また失敗するのでは?」と不安を感じるので、苦手意識が強くなります。

また、自分の失敗ではなくても、圧迫面接を受けた経験がトラウマになっている場合も。いざ面接となると過去の失敗がよみがえり、緊張したり言葉が出てこなかったりする場合もあるでしょう。

トラウマが強く、面接前に体調を崩してしまう人もいます。過去のトラウマは、新たな失敗を生み出すこともあるので、早急に対処法を実践しましょう。

過去の面接での失敗が心にあると、どうしても構えてしまう気持ち、私たち面接官も理解しています。少しずつで大丈夫、自分のペースで前に進んでいきましょう。

無理に忘れようとせず「あの経験があったからこそ、今は準備できている」と前向きに捉えてください。信頼できる人と模擬面接をしたり、事前に想定問答を用意しておくと安心感が生まれますよ。

面接が不安な人必見!振り返りシートで「受かる」答え方を知ろう

面接落ちを経験していくと、だんだんと「落ちたこと」へのショックが大きくなり、「どこを直せばもっとよくなるんだろう?」とは考えられなくなっていくものですよね。

最終的には、まだ面接結果が出ていなくても「落ちたかも……」と焦ってしまい、その後の就活が空回ってしまうことも。

「落ちた理由がわからない……」「次も面接落ちするんじゃ……」と不安でいっぱいの人にこそおすすめしたいのが、就活マガジンが無料で配布している面接振り返りシートです!

いくつかの質問に答えるだけで簡単に面接の振り返りができ、「直すべき箇所」「伸ばすべき箇所」がすぐに分かりますよ。また、実際に先輩就活生が直面した挫折経験と、その克服法も解説しています。

面接の通過率を上げる最大の近道は「過去の面接でどうして落ちた・受かったのか」を知ることです。面接の振り返りを次に活かせれば、確実に通過率は上がっていきます。

「どうしても面接に苦手意識がある……」と感じている人は、まずは面接振り返りシートで、「次の面接への活かし方」を学ぶのも1つの手ですよ。

【原因別】苦手な面接を克服する方法7つ

苦手な面接を克服する方法を先ほど紹介した原因別に見ていきましょう。原因に合った対処法を実践し、苦手意識の克服を目指しましょう。

  1. 緊張しやすい人の対処法
  2. 経験不足の対処法
  3. 完璧主義な人の対処法
  4. 自信がない人の対処法
  5. 不安を感じる人の対処法
  6. コミュニケーションが苦手な人の対処法
  7. トラウマがある人の対処法

① 緊張しやすい人の対処法

緊張しやすい人は、面接官に緊張していることを正直に伝えましょう。自己紹介の際に「本日は大変緊張しておりますが、何卒よろしくお願いいたします。」のように挨拶できると好印象です。

面接で緊張しても、それが原因で不合格になることはありません。予め伝えることで、誠実さや本気度が伝わり、高評価につながる可能性もあります。

さらに、「緊張している」と口に出すことで気持ちが軽くなり、リラックスできます。面接官も緊張に配慮するので、面接を進めやすくなるでしょう。

「緊張している」と素直に伝えることは、決してマイナスではありません。私たち面接官も、緊張する学生を見るたびに「一生懸命頑張ろうとしているんだな」と感じます。

事前に言ってもらえれば、こちらもできるだけリラックスできる雰囲気づくりを意識します。完璧な受け答えよりも、誠実な姿勢のほうがずっと印象に残りますよ。

② 経験不足の対処法

面接の経験が不足している人は、まずどんな準備が必要なのかを知り、1つずつ着実に準備を進めるのが効果的です。

まずは自己分析・業界研究・企業研究を徹底的に行い、どんな質問にもスムーズに答えられる土台を整えておきましょう。そのためには、どんな質問がなされるか事前に調べておく必要があります。

さらに、マナーを把握することで、自信を持って面接に挑めますよ。以下のポイントを意識し、繰り返し練習してください。動画を撮って見返すと自分のできていない点を振り返られます。

  • 大きな声でハキハキ話す
  • 早口にならないようゆっくり話す
  • 身だしなみや姿勢を整える
  • 明るい表情を意識する
  • 礼儀・マナーを守る
  • 身振り手振りを交えて話す

面接に不慣れなのは当然なので、焦らず準備を重ねましょう。

自己分析や企業研究は、答えに説得力を持たせる基盤になりますし、面接の振り返りをして繰り返し練習すれば、自然と自信もつきます。

私が面接で好印象を受けるのは、話し方よりも“自分の考えをしっかり持っている人”です。最初はうまく話せなくても大丈夫。自分らしい受け答えを目指しましょう。

③ 完璧主義な人の対処法

面接に完璧を求めてしまう人は、面接が思い通りに進まないことは当たり前だという意識を持ちましょう

企業も、就活生に完璧を求めているわけではありません。緊張して言葉に詰まった際に、人柄や考え方が見え、採用のきっかけになる場合もあります。

また、完璧主義者の人は質問への回答を丸暗記しがちですが、覚えておく箇所は伝えたいポイントのみに絞るのがおすすめです。丸暗記よりも自然で、ありのままの自分をアピールできますよ。

面接は想定外のことが起こるので、うまくいかなくて当然くらいの気持ちで臨むと、ぐっと楽になりますよ。肩の力を抜いて、自分らしさを大切にしましょう。

私たち面接官も、完璧な回答よりも、その場でどう考え、どう対応するかを見ています。丸暗記に頼るより、伝えたい軸だけを整理しておくと、自然なやり取りがしやすくなります。

④ 自信がない人の対処法

アピールに自信がない方は、身だしなみや服装を整え、礼儀・マナーを身につけることで苦手意識を軽減できるでしょう。

また、無理に自分をよく見せようとせず、強みや経験を入社後にどう活かせるのかを落ち着いて話すことが重要です

実績や経験の豊富さを必ず企業が求めているとは限りません。他の就活生を気にすることなく、自分に自信を持って貢献できることをしっかりと伝えられる志望者は、企業にとって魅力的に映るでしょう。

私たちが注目しているのは、立派な実績よりも「この人は入社後どう成長しそうか」です。他の人と比べず、自分が頑張ってきた経験を、どう活かしたいかを丁寧に伝えてください。

また、自信がないと感じるときこそ、基本的な身だしなみや礼儀を整えるだけで、ぐっと安心感が増しますよ。誠実さや前向きな姿勢も伝わりやすくなります。

⑤ 不安を感じる人の対処法

面接は企業との相性を確かめる場です。面接に落ちることに不安がある人は、「落ちた場合はその企業が自分に合わなかった」と考え方を変えましょう

面接に落ちたからといって、人格を否定されたわけではありません。企業が求めている人物像に合わなかった可能性や、男女比や希望配属先の人員調整といった内部事情で落ちる場合もあります。

面接は「企業側が選ぶ」だけでなく、自分自身も「その企業で本当に働きたいか」「長く続けられる企業か」を判断する場と考えると苦手意識が和らぎますよ。

面接に落ちると落ち込んでしまう気持ち、よくわかります。でも、選考は相性を見る場であり、実際、配属の都合や社内事情でお見送りになるケースも多いんです。

大切なのは「自分がその企業でどう働きたいか」という視点を持つこと。自分が企業を選ぶ側でもあると意識すると楽になりますよ。焦らず、等身大の自分で臨みましょう。

⑥ コミュニケーションが苦手な人の対処法

コミュニケーションが苦手な場合は、面接官の目ではなく、おでこ・口・鼻などを見て、ゆっくり話すことで対処しましょう。

面接官の目を見ると緊張しやすいので、目から視線を外すのは効果的です。ただし足元を見るなど、大きく視線を外してうつむいている印象を与えるのは避けたいので、目の周辺で見るポイントを決めましょう。

また、緊張すると早口になりがちなので、いつもよりゆっくり話す意識を持ってください。面接官が聞き取りやすい早さを心がけましょう。

目を見るのはやはり緊張するという相談も受けますが、おでこや鼻あたりを見るだけでも自然な印象になりますよ。大切なのは、相手に「丁寧に話そう」とする気持ちが伝わることです。

また、緊張して早口になると伝わりにくくなるので、意識的にゆっくり話すだけでも印象が変わります。無理に「うまく話す」より、「伝わる話し方」を意識してみましょう。

⑦ トラウマがある人の対処法

過去の面接のトラウマから面接を苦手としている人は、原因もさまざま絡み合っている可能性があります。いきなり無理に克服しようとせず、まずは「何がトラウマなのか?」を見極めましょう。

面接の振り返りや自己分析を行うのが一番適切ですが、トラウマを抱えた状態で正しく自己分析ができる人は多くありません。そこで、まずは気軽に他人を頼ってみてください。

既に就活を経験した友人・先輩に相談したり、あるいは「就活エージェント」に無料相談をすると良いでしょう。

特に就活エージェントは、自己分析から面接練習まで一通りサポートしてくれるため、トラウマの原因が分からない人や、トラウマをじっくり確実に克服していきたい人にはぴったりだと言えます。

面接落ちはよくあることと言われても、面接中の緊張や怖さを気にしないことは難しいですし、なんとか乗り越えた面接で落ちてしまうとどうしても落ち込みますよね。

「面接が怖い」と感じている人は、まずは私たちキャリアアドバイザーに、気軽にオンラインで相談してみてください!

面接が苦手だった先輩就活生の体験談を紹介

ここでは、実際に面接が苦手だった先輩就活生が実際にどのように内定を獲得するまでに至ったのか?に関する体験談を紹介します。

今は、面接が苦手で「内定なんて無理かも…」となっている方もいるかもしれませんが、実際に先輩も通ってきた道ですので、体験談を見て特に「どのように乗り越えたのか?」に着目して読んでみてくださいね。

  1. 体験談①第一志望で大失敗。それでも面接が怖くなくなった理由
  2. 体験談②面接の苦手意識からうまく話すことができなかった
  3. 体験談③話すことは苦手ではないけど、面接だとうまく話せない

面接に落ちてしまうと落ち込み「なぜ落ちたのか?」をしっかりと振り返れていないこともありますよね。

「面接に落ちた理由が分からずモヤモヤしている…」。そんな方には「面接振り返りシート」がおすすめです。面接の内容を質問に答えるだけで振り返ることができ、実際に先輩就活生がした面接での失敗と、どのように乗り越えたのか?も多数収録されています。

自分一人での面接対策が不安な方は、メンターと面接練習もおすすめですよ。自分に合う方法で内定を目指しましょう。

体験談①第一志望で大失敗。それでも面接が怖くなくなった理由

体験談|Yさん(22歳・文系・地方私立)
就活初期、特に印象に残っているのが第一志望企業の面接での失敗です。準備にはかなり時間をかけ、話す内容も完璧に暗記して臨みましたが、いざ本番になると緊張で頭が真っ白になってしまったんですよね…

自己紹介で噛み、想定外の質問にはしどろもどろで、最後の逆質問は緊張のあまり話すことが飛んでしまい、本当は逆質問を用意していたのですが、「特にありません」と答えてしまいました。面接終了後の帰り道は、「自分は向いていないのかもしれない」と自己否定の感情でいっぱいになり、かなり落ち込みましたね。

この失敗から面接という場が怖くなり、「また失敗するのでは」という不安ばかりが募るようになりました。ただ、内定を取りたい気持ちは消えず、何とかこの苦手意識を克服しようとはするのですが、うまくいかずの連続でしたね。

第一志望の面接での緊張、そして準備していたことが話せなくなる…本当に「あるある」です。

完璧を目指すほどプレッシャーも増しますよね。思うようにいかない経験も、就活では多くの方が通る道です。

どうやって乗り越えたのか?
まず取り組んだのは、失敗の原因を感情論ではなく、緊張の原因や詰まった質問をノートに書き出し、課題を可視化しました。

次に模擬面接を依頼し、その模擬面接を録画しました。実際に、録画で自分の表情・声・話し方を客観的に分析する中で、台本をただ読んでいる感が出ていること気づきました。話す内容は丸暗記をやめて、自然な会話をするために話すポイントを箇条書きでまとめておき、面接の前に確認するようにしました。

また、緊張の要因として自分自身が面接を「評価される場」と捉えており、その考えがプレッシャーを大きくする要因になっていたことに気づきました。ただ、一方的に評価される場ではなく「自分を伝える対話の場」と捉え直したことで、心の負担も軽減しました。

実際に内定を取るまでは、面接練習を兼ねて比較的リラックスして臨める企業から受け直し、成功体験を積み重ねることで、自信を少しずつ取り戻し、無事内定もいただけました!

失敗の原因を感情ではなく具体的に整理し、課題を明確にした点が非常に効果的です。また、その課題を模擬面接を行い録画での客観的な振り返りをすることで、丸暗記から自然な会話ができるようになっていますね。

背伸びしたくなる気持ちもわかりますが、等身大の自分をアピールした方が結果的に好印象になるケースが多いですよ。

乗り越えた方法
①失敗面接の原因をノートに書き出して可視化
②模擬面接を依頼し、スマホで録画して客観視
③丸暗記をやめ、話の要点だけを記憶する方法に変更
④面接への捉え方を「評価」から「対話」へ転換
⑤話しやすい企業から受け直し、小さな成功体験を積む

体験談②面接の苦手意識からうまく話すことができなかった

体験談|Mさん(23歳・文系・地方国公立)
正直、面接ってずっと苦手意識がありました。緊張すると頭が真っ白になって、「えーっと…」「あの…」みたいな言葉ばかりが口から出てしまって。話してる自分でも「今の返し、大丈夫かな…?」って不安になるんです。

特に困ったのが、抽象的な質問をされたときでした。「あなたの強みは?」「どんな社会人になりたい?」って聞かれても、正直何をどう答えたらいいのか分からなくて。自分なりに考えて答えているつもりでも、面接官の反応がいまいちで、「あれ、ちょっとズレてたかも…」と感じることが何度もありました。

だから対策として、「結論から話す」「具体的なエピソードを入れる」みたいなことを意識していたんですが、気づけばそれにばかり頼っていて。かえって柔軟に答える力が弱くなっていたな、と振り返って思います。

抽象的な質問への対応は、多くの就活生がつまずくポイントです。

「結論から話す」「具体例を入れる」といった型は有効ですが、それに縛られすぎると返答が単調になりがちになってしまいます。模範解答を目指すのではなく、自分の言葉で伝える意識が大切ですよ。

どうやって乗り越えたのか?
「えー」「あのー」といったフィラーをなくそうと意識はしていたんですが、特別な練習まではできませんでした。ただ、不思議なことに、自分が納得できているエピソードを話しているときは、フィラーがほとんど出ないことに気づいたんです

それからは、話す内容の“納得感”と、事前の準備の“質”をとにかく大事にするようにしました。単に答えを暗記するのではなく、「なぜ自分はそう思うのか?」を深掘りしておくことで、本番も自然と落ち着いて話せるようになりました。

抽象的な質問への対策も、正解を探すのではなく、“自分の言葉でどう答えるか”に切り替えました。具体的には、「あなたにとって働くとは?」とか「理想の上司像は?」みたいな抽象度の高い質問だけをノートにまとめて、そこに対して自分の価値観や自己分析の軸に立ち返りながら考え直す練習をしていました。

最初はすごく難しかったんですが、繰り返すうちに少しずつ、自分の言葉で話す力がついてきた実感があります。

納得感のあるエピソードを軸に準備を深める姿勢は、緊張を和らげる上でも非常に効果的です。

抽象的な質問への対応も、自分の価値観に立ち返って整理する方法は再現性が高く、面接が苦手な人にとっても実践しやすい優れたアプローチだといえます。

乗り越えた方法
①自信を持てるエピソードを整理し、自然に話せる状態をつくった
②「具体具体」の準備ばかりに偏らず、抽象質問専用の練習も取り入れた
③回答の正解探しをやめ、自分の言葉で語る練習を重ねた

体験談③話すことは苦手ではないけど、面接だとうまく話せない

体験談|Kさん(22歳・文系・地方私立)
もともと人前で話すことが苦手ってわけではなかったんです。ただ、面接みたいに「その場でどう答えるか」を求められる場面になると、急にうまく話せなくなってしまって。不安というより、頭が真っ白になって焦る、みたいな感覚でした。

特に困ったのが、想定していなかった質問がきたときです。「こう来たら、こう答える」って準備していても、ちょっと外れると一気に動揺してしまって。「これ、変なこと言ってないかな?」と不安になってしまう自分がいて、それが緊張につながっていました。

そんなときに、ある人に「選考って“審査”じゃなくて“対話”なんだよ」って言われたことがあって。それをきっかけに、「うまく答えなきゃ」じゃなくて、「多少詰まっても、誠実に向き合えばいい」って思えるようになったんです。

完璧じゃなくても、自分の言葉で伝えようとする姿勢のほうが大切だって、自分に言い聞かせながら臨むようにしてからは、少しずつ落ち着いて話せるようになりました。

準備しても想定外の質問で焦ってしまう感覚、非常によく分かります。事前に回答を用意している場合は、少し質問のニュアンスが変わるだけで頭が真っ白になることもありますよね。

Kさんのように「審査ではなく対話」と捉え直したことが、自然体で話せるきっかけになったのは本質的な気づきですね。実際に面接官も対話をしたいと考えているので「うまく話さなくてはいけない」と過度に悩まなくても大丈夫ですよ。

どうやって乗り越えたのか?
ただ「緊張する」と思っているだけでは、いつまでもその不安を乗り越えられない気がして。そこでまずは、自分なりに「何が不安なのか?」をちゃんと言語化してみました。すると、アドリブでうまく答えられるかどうか、答えがズレて評価を下げられるんじゃないか、みたいな“曖昧な不安”が原因だと分かったんです。

それが分かってからは、できる限りの準備をしようと決めました。頻出の質問や、先輩たちが実際に聞かれた質問をひたすら集めて、どう答えるかをノートにまとめて直前まで見返すようにしていました。「これくらいは聞かれないだろう」って甘く見ず、考えられる限りの質問は洗い出すようにしたのも、自信につながったと思います。

それでもやっぱり実戦感覚は別なので、信頼できる方にお願いして模擬面接をしてもらいました。詰まったときのリアクションとか、答えが浅かったときにどこを突っ込まれやすいかとか、実際にやってみないと気づけないことがたくさんあって。本番の面接でも、少し余裕を持って受け答えできるようになりました。

実際に面接で質問されることは事前に調べるとわかる情報でもあるので、気になる方は検索して調べてみましょう

事前に質問を知っておくことで心に余裕が生まれて、自信を持った回答ができますよ。

乗り越えた方法
①緊張の原因を言語化し、不安の正体を把握した
②面接を「審査」ではなく「対話」と捉え直し、完璧を求めすぎない意識を持った
③頻出質問・先輩の体験を基に徹底的に準備し、当日までノートで確認
④想定質問を「ここまで準備すれば大丈夫」と妥協せず、徹底的に洗い出した
⑤先輩との模擬面接でリアルな感覚を掴み、実践力を高めた

明日、面接があるけど不安すぎる…
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このように面接に対しての漠然とした不安から、面接に苦手意識を持ってしまったり、面接が怖いと感じてしまうこともありますよね。企業によっても面接の質問や内容が違うので、毎回ドキドキしてしまいます。

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面接を受ける前の準備5つ

対処法がわかったら、面接前の準備に進みましょう。面接前の準備は、以下の通りです。

  1. 面接の流れを把握する
  2. 想定質問を調べる
  3. 想定質問の回答を準備する
  4. 逆質問を考えておく
  5. 模擬面接を受ける

面接が苦手でも準備をしっかり行うことで、苦手意識を軽減できます。5つのステップに沿って準備し、苦手な面接を乗り切りましょう。

① 面接の流れを把握する

面接官からの想定質問を調べ回答を予め準備することで、面接で焦らず対応できます。基本的な面接の流れは、以下の通りです。

  1. 入室:ドアを3回ノックし、面接官の指示があれば入室する
  2. 挨拶:面接官にお辞儀をして「本日はよろしくお願いいたします」と挨拶する
  3. 着席:「おかけください」と促されたら「失礼します」と言って着席する
  4. 自己紹介:着席後、面接官の指示に従い自己紹介をする
  5. 質問対応:志望動機・強み・過去の経験などの質問に答える
  6. 逆質問:企業や業務内容について質問をする
  7. 退室:面接官にお礼を伝え、軽くお辞儀をして退室する

② 想定質問を調べる

面接官からの想定質問を調べて回答を予め準備することで、面接で焦らず対処できます。面接でよくある質問は以下の通りです。

  • 自己紹介
  • 志望動機
  • 自己PR
  • 強みや長所
  • 学生時代に力を入れていたこと
  • 趣味
  • 志望順位や他の企業への応募の有無
  • 逆質問

質問内容を把握できると、「どんな質問をされるのか」と不安になることがありません。

志望企業で過去にどんな面接が行われたのか、OB・OG訪問や就活エージェントなどを利用してリサーチしておきましょう。

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このように面接に対しての漠然とした不安から、面接に苦手意識を持ってしまったり、面接が怖いと感じてしまうこともありますよね。企業によっても面接の質問や内容が違うので、毎回ドキドキしてしまいます。

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③ 想定質問の回答を準備する

想定質問の回答を予め準備し、落ち着いて受け答えできるよう練習しましょう。想定質問への回答は以下のポイントを意識してください。

  • 長すぎず短すぎない適切な長さ(1分程度)にまとめる
  • 各質問の回答に矛盾が生じないようにする
  • 結論から伝え効果的にアピールする
  • 企業への理解度や入社意欲を伝える

上記のポイントを押さえた回答ができると、高評価につながるでしょう。ただし、想定質問にはない内容を問われる場合もあります。

また、その業界や企業ならではの質問が飛び交うことも。業界の動向や企業の実績についても、情報収集を徹底しましょう。

④ 逆質問を考えておく

一般的に面接では最後に「何か質問はありますか?」と逆質問の場が設けられます。「何もありません。」と答えるのではなく、質問内容を事前に用意しておきましょう

逆質問が思い浮かばない人は、以下の逆質問例を参考にしてください。

  • 御社に貢献するために勉強しておくべきことはありますか?
  • 入社後の具体的な業務内容やスケジュールを教えてください。
  • ○○の資格(スキル)を持っていますが、御社でどのように活かせますか?
  • 部署を超えて社員同士で交流できるイベントはありますか?
  • ○○(役職)を目指したいと考えていますが、通常どのくらいの期間が必要ですか?
  • 長期的に働き活躍している方はどんな方が多いですか?

入社後のことや具体的な仕事内容・キャリアプラン・職場環境について逆質問することで、入社意欲や積極性のアピールにつながりますよ。

ただし、福利厚生や残業時間・給与に関する逆質問は、マイナス評価となることもあるため、注意しましょう。

⑤ 模擬面接を受ける

質問への回答が準備できたら、模擬面接を受け、練習を繰り返しましょう

大学内の模擬面接の他、家族や友達に面接官の役割を頼むこともおすすめです。また、自分も面接官になることで、どのような回答や話し方が好印象なのか確認できます

練習が多いほど臨機応変な対応も身につくので、繰り返し練習しましょう。

面接で答えに詰まったときの対処法3つ

対処法や事前準備を行っても、実際の面接で詰まってしまうこともあります。ここでは、答えに詰まったときに役立つ方法を紹介します。

  1. 面接官に緊張していることを伝える
  2. 質問の意図を聞く
  3. わかる範囲で答える

対応がしっかりできれば、面接官からの評価は下がりません。面接で詰まらないか心配な方は、参考にしてください。

① 面接官に緊張していることを伝える

言葉に詰まってしまった時は「申し訳ございません。緊張しています。」と正直に伝えてかまいません。面接官は話の内容を重視しており、緊張が低評価につながることはありません。

すぐに答えられない場合は「少し考える時間をください」と伝え、何も言わずに無言になってしまうことを避けてください。

素直な気持ちを面接官に伝えることで、緊張もほぐれて落ち着きを取り戻せるはずです。緊張を隠すよりも、素直に伝えて緊張をほぐし、前向きな気持ちでアピールしましょう。

② 質問の意図を聞く

面接では想定外の質問をされることもあり、すぐに意図がつかめないこともあります。質問の意図をつかめなかった時は、素直に質問の意図を聞き返しましょう

  • 「○○について、お答えすればよろしいですか?」
  • 「申し訳ございませんが、もう一度質問の意味を教えていただけますか?」
  • 「○○とは○○という認識で間違いないでしょうか?」

意図をつかみにくい質問は、対応力を見るためにわざと尋ねられている場合もあります。意図をつかめないまま、曖昧に回答することは避けましょう。

③ わかる範囲で答える

自分が知らないことや答えられない質問があった場合には、わかる範囲で答えてください。知ったかぶりをして回答しても、プラスの評価は得られません。

また、面接官が必ずしも完璧な模範解答を求めているわけではありません。完璧な答えよりも、自分の魅力を伝えることが重要です。

自分がわからないことについて質問された時は、完璧でなくてもよいので、「個人的な意見ですが」と前置きして自分の考えを伝えましょう。

苦手を克服して自信を持って面接に挑もう!

面接が苦手でも原因に合った対処法を実践し、事前準備をしっかり行うことで、苦手意識の克服を目指せます。面接では、他の就活生も同じように緊張している場合がほとんどです。

企業は、言葉に詰まる学生をたくさん見ています。多少の失敗は誰にでもありますので、気にしすぎることなく準備してきたことを最大限アピールしましょう。

当記事で紹介した対処法を参考に準備を整え、自信を持って面接に臨み、志望先の内定獲得を目指しましょう。

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まずは志望動機を作ってみる

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    編集部

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    編集部

    「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。