不動産事務の志望動機の書き方教えます!転職・新卒・未経験・パート例文付き
「不動産事務の志望動機の書き方が分からない」と悩んでいませんか?「受かる」不動産事務の志望動機を書くには、仕事内容や求められる人物像を知っておく必要があります。
そこで、本記事では不動産事務の仕事内容や求められる人物像、志望動機を書くポイントやNGワード、状況に応じた例文も紹介しますので、是非参考にしてください。
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まず、不動産事務の仕事を知ろう!
不動産事務と一言でいっても、会社の規模や業務内容によっても異なります。専門性が高いわりに、一度仕事を覚えてしまえば長く働ける特徴があるので人気の職業の一つです。
不動産事務の詳しい仕事内容を見てみましょう。
①電話・メール対応
不動産事務は、一般事務と変わらず電話受付やメールの対応も行います。お客様からの問い合わせもあれば、同業他社からの問い合わせもあり柔軟な対応が必要です。
また、最近ではネットで検索して、複数の不動産へ来店する方も多いので電話やメールでの印象は成約を決めるカギになりますよ。
②来客対応
不動産事務は、お客様が来店された際の対応も行いますので、会社の顔と言っても過言ではありません。
物件の詳しい案内は営業がしてくれますが、簡単な来店アンケートや飲み物の提供なども行うので接客もします。
印象よくスムーズに営業への架け橋になるようにこやかな表情で対応するように心がけましょう。
③資料作成&データ管理
不動産事務は、「重要事項説明書」や「契約書」などを作成するので、基本的なパソコンスキルが必要です。
不動産業界もIT化が進み、顧客情報の入力作業や物件の情報管理などデータで管理しています。
しかし、紙の資料でファイリングすることもあるので、どこに何があるのか分かりやすく整理整頓しておくことも不動産事務の仕事ですよ。
④宣伝業務
不動産事務とは業務内容が違うように感じるかもしれませんが、集客を目的とした宣伝業務も重要な任務です。
大手の不動産では広告会社とのやり取りになりますが、中小企業では事務自らがTikTokやInstagram、Xなどの媒体を使ってお店を宣伝します。
そこで働く人々が出演・宣伝することで、親しみを感じ、身近な存在に感じてもらえる効果があるでしょう。
不動産事務で求められる人物像を理解しよう!
不動産事務の志望動機を作成するために重要なのが、求められている人物像を理解し活用することです。
不動産事務に求められている人物像は次の通りです。
①不動産に関する資格や知識
不動産事務は資格や知識がなくても入社できますが、所持している方が有利ではあるでしょう。
また、不動産の資格や知識があることは不動産に興味があり、学ぶ意欲や熱意を持っている証拠のようなものです。
入社後の即戦力になるだけでなく、企業側が教育する手間も省けます。不動産に関する代表的な資格は以下の通りです。
宅地建物取引士/賃貸不動産経営管理士/マンション管理士/管理業務主任者/不動産鑑定士/土地家屋調査士/FP(ファイナンシャルプランナー)など |
②コミュニケーション能力
不動産事務と聞けば、一見裏方のイメージがあるかもしれません。しかし、不動産事務は、電話対応や来客対応、繁忙期になれば営業だけでは手が回らず、物件案内することもあります。
不動産事務といえども、接客も求められるため、初対面の人でもスムーズにコミュニケーションをとれる能力が必要です。
③パソコンスキル
不動産事務は、資料を作成したり、データを入力する作業があるので、基本的なパソコンスキルが必要です。
また検索エンジンで調べものをしたり、日々物件チェックするなどルーチンワークも多いでしょう。
Word・Excel・PowerPointなどが使いこなせれば、業務に早く慣れ5月病になる可能性も少なくなります。
④気遣い・心遣い
不動産事務は、常にお客様への気遣いや、営業への心遣いが求められるでしょう。お客様が来店された際にお茶出ししたり、電話を取り次いだり営業のサポートを求められます。
お客様の第一印象が悪ければ契約自体がなくなることもあるので、営業とお客様をつなぐ縁の下の力持ち的な存在です。
不動産事務の志望動機を書くポイント
不動産事務の仕事内容や求められる人物像を踏まえ、不動産事務の志望動機を書くポイントを5つ紹介します。
①不動産業界を選んだ理由
「不動産業界になぜ就職したいと思ったのか」を明確に答えられるようにしましょう。
異業種からの転職の場合は特に、今までの経験を活かせない業界を志望した理由について聞かれる可能性が高いです。
不動産業界を目指す強いきっかけがあると、説得力のある志望動機になります。
②その企業を選んだ理由
「何故、その企業に就職したいのか」を明確に答えましょう。応募企業独自の志望動機を作成するためには、企業研究が必要です。
他社と比較した際の業界内での立ち位置や、その企業ならではの特徴を理由にすれば、志望度の高さもうかがえます。
③事務職を選んだ理由
「何故、不動産事務をやりたいのか」を明確にしましょう。
事務は、一般事務・貿易事務・金融事務など業種によって異なりますので、事務の中でも「不動産事務」を志望した理由が必要です。
不動産事務の場合、裏方の事務以外にも接客も行うため、「営業の事務サポートだけでなく、接客にも携わりたい」ことを盛り込むといいでしょう。
④自分を採用するメリット
不動産事務の志望動機を書くポイントは、「自分を採用した際のメリット」をアピールすることです。
たとえばパソコンスキルに長けている点や、宅建の資格を持っている点をアピールできれば、不動産事務の採用試験で有利になるでしょう。
また、不動産事務は事務だけでなく接客業務もあるため、明るい性格や仕事の正確さなどもアピールできればより好印象です。
⑤入社後の展望
不動産事務の志望動機の中に、「入社後どうなりたいか」など将来のビジョンをアピールすることも大事です。
企業側が採用試験で重視する点の1つに、「長く働いてくれそうかどうか」があります。厚生労働省の「産業別入職率・離職率(令和4年)」によれば、不動産業・物品賃貸業の離職率は13.8%と全産業のうち7番目に高い水準です。
入社後のビジョンを明確に示すことで、嫌なことがあっても粘り強く働いてくれる印象を植え付けられます。
不動産事務の志望動機のNGポイント
不動産事務の志望動機で書かない方がいい内容があります。不動産事務に限らず、どの業界においても共通する部分なので、しっかり頭に置いておきましょう。
①支離滅裂な内容や文章
まず志望動機を書く上で、文章の内容が支離滅裂では内容が伝わらないどころか文章の作成能力も疑われます。
不動産事務は、資料や契約書を作成したりするので、それでは業務を任せられないと判断されかねません。
志望動機を考える際には、伝えたいことを論理的に組み立てて表現するようにしましょう。
②福利厚生や条件面の記述
不動産業界全体でみると、比較的条件や福利厚生がいいように思えますが、福利厚生を志望動機にするのはおすすめできません。
志望動機が好条件だからと分かれば、「もしかしたらもっといい条件の企業があれば自社に就職しないのではないか」と思われるからです。
働く上で条件は重要ですが、志望動機の中では触れない方が無難でしょう。
③他の業種でもあてはまる
不動産事務の志望動機は、他の業種でも当てはまるような内容は避けましょう。
どの業種でも当てはまるような志望動機だと、志望の本気度が伝わらず、志望動機を他社でも使いまわしている疑いすらかけられてしまいます。
企業の研究を重ね不動産事務に特化した内容で、実体験を交えたエピソードなどを加えると独自性が出てるのでおすすめです。
インターンシップや会社説明会などで得た情報をもとに、その企業ならではの志望動機を作成する必要があります。
不動産事務の志望動機の例文
前述で紹介した不動産事務の志望動機を書くポイントを頭に入れながら、状況に合わせた志望動機の例文を紹介します。
①転職の場合(事務経験あり)
不動産以外の業種に就いていて、事務経験がある場合の例文を紹介します。
私は、以前から不動産に興味があり、たくさんの時間を過ごす家に関わる仕事に就きたいと考えておりました。 今回、貴社で不動産事務を募集をされていると聞き、これまでの事務経験も活かせるのではないかと思い応募させていただきました。 私は、これまで〇〇業界においてデータ入力や電話対応、パソコンを使った資料作成などを行ってきました。 また、お客様とコミュニケーションを図りながら営業アシスタントとしての業務を進めてまいりました。 貴社は、入居するお客様が快適に過ごせるように常に新しいことに挑戦されていて魅力を感じています。 いつかは不動産の職に就きたいと考えておりましたので、これまでに3回宅地建物取引士の資格受験をし、この度3度目の正直で合格いたしました。 貴社に採用いただいた際は、これまでに培った経験と資格を活かして、お客様や営業マンからも頼りにされるような正確な仕事をして貢献したいと考えております。 |
たとえ違う業種であっても、事務経験があるのは「不動産事務」の即戦力となるためとても好印象です。
また、これまでの業務経験の中で、不動産事務の業務に活かせる点をアピールできれば、より採用の確率は高まります。
事務経験を大いにアピールするとともに、コミュニケーション能力も具体的な例を交えて作成するといいでしょう。
②新卒の場合
高校、大学や専門学校などを卒業し、新卒で就職する場合の例文を紹介します。
私は、大学進学する際の一人暮らしの物件を探す際にとても楽しかったことから、不動産に興味を持ちました。 私は、学生時代にパソコンのデータベースを作成するアルバイトを2年行いました。 その際、パソコンの入力の速さと正確さを競うコンテストが毎月あり、私は負けず嫌いだったので1位になるまで挑戦し続けました。 どうしても勝てない1つ上の先輩がいたのですが、何度も挑戦した結果2年目でやっと1位になれました。 学生時代の貴重な経験から、書類作成などを行う不動産事務は、自分の強みを活かしながらお客さまや営業マンのお役に立てるのではないかと考えています。 何社か不動産の会社説明会に参加しましたが、貴社はどこよりもお客様の気持ちに寄り添うことを大切にしていると伺い、魅力を感じました。 入社後は、パソコンスキルだけでなく宅建を取得するなど積極的に学び、お役に立てればと考えております。 |
新卒の場合、アルバイトや部活などで培ってきた経験やスキルを活かして業務に携われることをアピールしましょう。
不動産事務の場合、宅建の資格を在学中にとると有利ですが、毎年合格率は15%前後と難易度が高めなので計画的に勉強しておく必要があります。
③未経験の場合
不動産業界も、事務経験も全くない未経験の例文を紹介します。
私は、住まいを通して色んな人の生活を楽しくしたいと考え、不動産業界を志望いたしました。 これまでは、不動産と全く関係のない〇〇業界で営業をしておりました。 不動産事務は業界も職種も未経験ですが、営業で培ったコミュニケーション能力には自信があります。 私は芸人の〇〇に顔が似てるとよく言われ、初対面の方でも明るくスムーズに話すことができます。 事務職は未経験ですが、営業でもExcelやWordは使っておりましたのでパソコンスキルは持ち合わせております。 貴社は毎年顧客満足度1位に選ばれていることから、お客様のニーズを常に捉え応え続けていることに魅力を感じました。 貴社に入社した際には、お客様と営業の架け橋になれる存在になりたいと考えております。 憧れの不動産に関わる知識や資格取得のために積極的に仕事に取り組み、これまで培ってきた経験を活かし、会社の業務が円滑に行えるようサポートさせて下さい。 |
未経験の場合、全く新しい業界へ足を踏み入れるため、なぜ未経験にもかかわらず挑戦したいと思ったのか熱意を示して下さい。
不動産業界の知識も事務経験もないのは、業務になれるまでに時間がかかるので経験者に比べ不利になりますが、やる気や熱意で印象に残しましょう。
④パートの場合
不動産事務のパートの際の志望動機の例文を紹介します。
私は、マイホームを建てたことをきっかけに不動産業界に興味を持ち、いつか不動産に関する仕事をしてみたいと思いました。 色んな家を見るのが好きで、人気番組「〇〇のお宅訪問」は必ずリアルタイムで見ています。 前職では事務の仕事をしていたので、資料作成や電話対応には自信があります。 ワードやエクセルは前職でも使っていましたので基本的な操作はでき、よく上司から丁寧な対応だねと褒めていただいておりました。 貴社は自宅から15分で通えるため、通勤時間が短いため長く務められると考え志望いたしました。 募集にあるように、週3日を希望しておりますが、出勤の日にちや曜日に関してはいつでも可能です。 最初は不慣れな点もあるかと思いますが、貴社に貢献できるよう努めていきたいと思います。 |
パートの場合、採用する側にメリットがあるような書き方にする必要があります。
例えば、家から近いことが志望動機なら、「続けてもらいやすい」、「シフトを相談しやすい」などのメリットがあるでしょう。
また、過去の経験を業務に活かせる内容を盛り込むと即戦力として好感を持ってもらえます。
唯一無二の志望動機でライバルを圧倒しよう!
不動産事務は、一般的な事務とは違い接客も積極的に行わなければなりません。そのため、パソコンスキルだけでなくお客様対応ができるコミュニケーション能力も必須です。
自分自身がどのように応募企業に貢献できるか、また、将来の応募企業で「どのような存在になりたいのか」を示すことで長く務める意思を明確にアピールできます。
志望動機で、採用したいと思ってもらえるように、自分自身に合った例文を参考にアレンジしながら唯一無二の志望動機を完成させましょう。
まずは志望動機を作ってみる
この記事を書いた人
編集部
「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。