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損害保険会社向けの志望動機の書き方を解説!大手企業特化の例文も紹介

就活において、損害保険会社への志望動機の書き方や内容は、多くの志望者が悩みやすいポイントですよね。

ぼんやりと「社会貢献がしたいから」「人の役に立ちたいから」という理由が思いついても、それをどのようにアピールすれば熱意がきちんと伝わるのか、分からない人も多いでしょう。

損害保険会社への採用を目指すには、企業の特徴や事業内容を深く理解した魅力的な志望動機が不可欠です。

今回の記事では、損害保険会社の概要から志望動機の書き方、企業ごとに合わせた例文などを詳しくまとめました。本記事を読めば、企業研究と自分の強みを活かした、採用担当者の心に響く志望動機を作れますよ。

「そもそも損害保険会社って?」という基本情報から、志望動機を書くにあたって重要なポイントまで全てを学び、魅力的な志望動機で内定獲得を目指しましょう。

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人事 鈴木

記事の監修者

人事 鈴木

新卒でベンチャー企業で求人広告の新規営業を経験 入社半年でテレアポ獲得数社内1位。新卒売り上げ1位を獲得。 その後Cmind groupの人事部に入社し、新卒採用を担当。 現在は学生の面談だけではなく採用戦略や広報にも携わっている。

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吉田

記事の監修者

吉田

新卒で株式会社C-mindに入社後、キャリアアドバイザーとして累計1000人以上の就活生との面談を経験。就活時代も大手からベンチャーまで様々な業界・職種を見てきた経験から、幅広い視点でのサポートを得意とする。プロフィール詳細

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目次

志望動機を書く前に知っておこう!損害保険会社とは

「そもそも損害保険会社とは?」と考えたときに、すらすらと説明できる人は少ないでしょう。しかし、どんな職種があってどんなサービスを取り扱っているかが分からなければ、志望動機も書けませんよね。

「損害保険会社では何を扱うもの?」「どういう流れで利益が出てるの?」「どんな企業があるの?」など、損害保険会社に関する基本的な情報を網羅し、志望動機で具体的に意欲をアピールしましょう。

  1. 損害保険の概要|生命保険との違い
  2. 損害保険会社のビジネスモデル
  3. 損害保険会社の大手「3メガ損保」の特徴

①損害保険の概要|生命保険との違い

損害保険と生命保険はどちらも「リスクに備える」ためのものですが、補償の対象と目的が大きく異なっているため、違いを知っておきましょう。

生命保険は「人の生死」に関わるリスクを対象とし、死亡や病気など、「人の命」が脅かされたときの補償をします。一方で損害保険は、「モノや財産、賠償責任」などの「経済的な損失」のための保険です。

たとえば自動車保険や火災保険、旅行保険など、事故や災害で突然発生したリスクに対して備えるのが特徴的ですね。

他にも、生命保険と損害保険では、「何の補償をするか」「契約期間はどのくらいか」「保険金支払い形式はどうなるか」など、細かな違いが多くあります。以下の表を見つつ、違いを把握しておきましょう。

保険の種類損害保険生命保険
対象物や財産・行為人の生存・死亡
保険金の支払い方式損害額に応じて支払う実損払い方式あらかじめ定めた金額を支払う定額払い方式
取り扱う保険の種類火災保険・自動車保険・賠償責任保険など死亡保険・終身保険・養老保険など
主な目的事故による損害の補償人の生死に関するリスク補償
契約期間1年ごとに更新長期契約が一般的
保険料の徴収方式基本的に掛け捨て掛け捨て・積立どちらもある

これらの違いにより、業務内容にも大きな違いが出ます。たとえば、人の命には値段がつけられないため、生命保険の保険金額は生前に企業と話し合い、双方が納得できる金額を決めます。

しかし、物なら物価に応じて値段を決められるため、損害保険では補償金額が事前に設定されがちです。このため、保険金の支払金額も、お客様が支払う保険料も、リスクに応じて公平に設定する必要があるのです。

損害保険と生命保険はビジネス形態やリスクが大きく異なるため、この2種類の保険を同じ企業で同時に取り扱うことは基本的にありません。そのため、どちらの保険企業に勤めたいかはよく考えましょう。

「どうして生命保険会社ではなく損害保険会社を選んだのか」という観点も、立派な志望動機の核になります。

短期契約だからこそ保険サービスのメリット・デメリットのバランスが重要な損保と、人の命に関わるからこそお客様への寄り添いが重要な生保では、働き方も変わってきますよね。

② 損害保険会社のビジネスモデル

損害保険会社の利益は、主に「保険料」と「資産運用」の2つで成り立っています。

契約しているお客様から定期的に「保険料」を受け取りつつ、余った資金を株などを運用して増やすことで、利益を生み出しているわけですね。

特に、損害保険は生命保険と違って「掛け捨て」の保険が多く、契約期間中に事故などに遭わなかったお客様には、保険料を返すことがありません。そのため、資産運用で増やさなければいけないお金の規模も小さくなります。

また、保険金を非常に多く支払うパターンに備えて、損害保険会社は「再保険」を活用することも。「再保険」とは、自社が責任をもって払える金額以上の金額を、別の保険会社に負担してもらう仕組みのこと。

これにより、地震や飛行機事故などの大規模災害にも対応できるため、法人・個人問わずさまざまな顧客と契約を交わせます。これも損害保険会社の特徴と言えるでしょう。

損害保険の契約は一年更新であることが多く、自社よりも契約者が「お得だ」と感じる保険サービスがあると、契約を更新されないことも。

そのため、「お客様に対して適切な保険サービスを提供できるか」が利益に直結します。保険サービスの開発だけでなく、営業も重視されやすい業界ですね。

③損害保険会社の大手「3メガ損保」の特徴

日本の損害保険業界は、東京海上ホールディングスMS&ADインシュアランスホールディングスSOMPOホールディングスの3社が大部分を占めており、3社を合わせて「3メガ損保」と呼びます。

この業界の最前線を走る企業の特徴を知って、業界の雰囲気や求められることを知っておきましょう。

特に、これら3社を志望している人は、志望動機を考えるうえで参考にしてみてくださいね。

  1. 東京海上ホールディングス
  2. MS&ADホールディングス
  3. SOMPOホールディングス

① 東京海上ホールディングス

東京海上ホールディングスは、1879年に「東京海上保険会社」として設立された、日本で最初の損害保険会社です。創業当初から海外展開を進め、翌年にはロンドン・パリ・ニューヨークで営業を始めるなど、グローバルな視点を持っていました。

1944年には東京海上・明治火災・三菱海上が合併し、「東京海上火災保険株式会社」に。その後、2002年4月に持株会社「東京海上ホールディングス株式会社」が設立され、現在の体制が整えられています。

特徴としては、海外収益の比率が高く、設立当初から変わらずグローバル展開力に優れていますね。また、「誠実」「先進性」も経営理念として掲げており、全体的に「挑戦」の雰囲気が強い企業です。

保険の領域でグローバルに活躍したい人や、革新的な保険サービスを開発したい人などにより合っていると言えますね。

引用:https://www.tokiomarinehd.com/

② MS&ADホールディングス

MS&ADホールディングス(以下、MS&AD)は、2008年4月に設立され、2010年に現在の社名へ変更されました。

このグループは、「あいおいニッセイ同和損害保険株式会社」や「三井住友海上火災保険株式会社」など、いくつかの保険会社の経営統合により発足。国内外で事業を展開し、法人向けのリスクマネジメント支援に強みを持っています。

MS&ADの特徴は、「企業向けリスクマネジメントの総合力」と「持続可能な開発への積極的な取り組み」です。「人生におけるリスクを減らすこと」が保険の意義であると考え、気候変動やサステナビリティに関する社会課題の解決に貢献しています。

「BtoB(企業が顧客)の保険事業に興味がある」「持続可能な社会を実現したい」といった人に、特にマッチする企業だと言えますね。

引用:https://www.ms-ad-hd.com/ja/index.html

③ SOMPOホールディングス

SOMPOホールディングスの大元は、1888年に創業した「東京火災保険株式会社」が始まりです。日本初の火災保険会社として、「火災から人々を守りたい」という使命から生まれました。

その後、複数の保険会社の統合・再編を経て、2016年10月に「SOMPOホールディングス株式会社」へと社名変更しています。

現在は損害保険事業だけでなく、介護・ヘルスケア・デジタル技術を活用した新規事業など、幅広い分野に進出しています。設立当初から変わらず「安心・安全・健康の提供」をビジョンに掲げているのも特徴的ですね。

「保険だけでなく様々な分野で人の生活を支えたい」「新たな技術を取り入れつつ事業を進めたい」という人には、特におすすめですね。

引用:https://www.sompo-hd.com/

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損害保険会社の主な職種と業務内容

損害保険会社の主な業務内容は、以下の通りです。

  1. 【商品開発】保険サービスの開発
  2. 【営業】個人・法人への保険サービスの営業
  3. 【リスク管理】リスク査定と保険料の算出
  4. 【保険金サービス】保険金の支払い査定・支払い
  5. 【資産運用】資産運用による保険料の管理

損害保険会社では商品開発から資産運用まで幅広い業務を通じて、顧客と社会の安心・安全を支えています。

①【商品開発】保険サービスの開発

損害保険会社においてメインとなる業務のひとつが、保険サービスの商品開発です。

市場調査や顧客ニーズを分析したうえで、「今のお客様に最も必要とされている保険サービスとは?」を考え、サービスや保険料の設定を行っていきます。

市場ニーズに合致した魅力的な保険サービスを開発し、顧客へ提供できるかどうかが、この職種の重要なポイント。顧客のニーズと自社の利益との両立をはかるバランス感覚も必要になります。

日常的に変わっていくニーズを的確に捉えることや、適切な保険料を設定すること、利益まで気を配れることが重視されるため、さまざまな観点から物事を考えられる人に向いていますね。

②【営業】個人・法人への保険サービスの営業

自社で開発した保険サービスを、個人・法人問わず適切に顧客へ提供するための営業職も、損害保険会社においては非常に重要な役職です。

とはいえ、保険のサービスを提供するのは主に保険代理店の仕事であり、損害保険会社の営業職はそのサポートに回ることが多くなります。あるいは、法人企業に営業をかけて契約をすることもありますね。

保険代理店は主に個人との保険契約を担っており、複数の保険会社の商品を取り扱っています。顧客のニーズに最適な保険プランを代理店に提案するのも、営業の仕事だと言えるでしょう。

また近年では、オンラインでの保険サービス販売も進みつつあります。より「個人」のニーズに対応できる幅が広くなり、営業職としては把握すべきことも多くなるでしょう。

自社がどのように保険サービスを提供しているのかを把握し、適切に説明できるだけの柔軟性や対話力があることをアピールできると、より好印象ですよ。

③【リスク管理】リスク査定と保険料の算出

損害保険会社のリスク査定部門は、契約締結時に保険契約に伴うリスクを評価し、適切な保険料を設定する役割を担っています。

リスク査定では過去の事故データや損害額の統計分析をもとに、どのくらいの頻度で事故が起こるのか、損害の規模はどれくらいかを分析します。

損害保険では保険料や保険金があらかじめ決まっていることが多く、この設定もおろそかにできません。保険料や保険金が過剰に多く・少なくなっていないかの判断がとても重要です。

④【保険金サービス】保険金の支払い査定・支払い

損害保険会社の保険金サービス職は、事故や災害の発生時に適切な保険金額を計算し、迅速に支払うのが仕事です。損害保険会社による保険金の支払いのプロセスは、以下の通りです。

  1. 契約者からの事故連絡を受け付け
  2. 事故状況・損害程度の確認と必要書類の提出依頼
  3. 損害保険登録鑑定人による詳細調査
  4. 保険金請求書・修理見積書などの書類の精査と支払い金額の決定

支払い金額を決めるというよりは、事故の詳細を契約者から聞き出し、専門家と連絡を取ったり、必要書類などの事務作業を行なったりするのが仕事です。

細かな作業や報連相、契約者や専門家とのコミュニケーションが主な役割になるため、丁寧に作業をこなす必要があります。

また、事故に遭った契約者との金銭のやり取りになるため、相手に寄り添った対応をしつつ、適切な料金を伝えて納得してもらうコミュニケーション力も求められるでしょう。

保険金サービス職は、数字を扱うだけでなく「人の不安を受け止める仕事」と言えます。事故に遭った人が冷静な対応をできるとは限らないため、トラブルにならないよう受け答えする力が必要になりますね。

相手の状況や感情をくみ取る「聞く力」に加えて、相手に納得してもらえるように保険金についての話をするための「話す力」も重視される職種です。

⑤【資産運用】資産運用による保険料の管理

損害保険会社は保険料をいただく以外にも、資産運用でも利益を出しています。資産運用職は、受け取った保険料を安全かつ効率的に株などで運用し、将来の保険金支払いに備える仕事です。

損害保険会社にとって、資産運用業務は利益を支えるために欠かせません。基本的には安全性・収益性・流動性の3つの要素を重視し、バランスをとって資産運用を行っています。

運用資産の大部分は安全性を重視して保守的に運用するのが基本ですが、収益を上げるため、株式投資やオルタナティブ投資などの分散投資を行うことも。リスクを適切にコントロールする必要がありますね。

損害保険は掛け捨て型の保険が多いこともあり、生命保険会社ほど資産運用に力を入れていないところも多くあります。とはいえ、やはりこの資金運用は利益の要の1つ。

実際、資産運用職では経済や金融市場の動向を常にキャッチアップする姿勢が求められます。世界情勢の動きを見つつ、金利変動など、幅広い視点から判断する力が重要ですよ。

参考:金融庁「保険会社の業務の提供体制に関するワーキング・グループ 資料

損害保険会社で働く5つの魅力

損害保険会社で働く5つの魅力は、以下の通りです。

  1. 社会貢献性が高くやりがいが得られる
  2. 高い給与を得られる
  3. 専門知識とスキルを身につけられる
  4. グローバルに活躍する機会がある
  5. チームで顧客の課題解決にあたれる

損害保険会社は、社会貢献性・やりがい・収入・スキルアップなどがバランスよく備わった魅力的な職場環境です。

1. 社会貢献性が高くやりがいが得られる

損害保険の業務には、事故・災害時に人々の生活再建を支援する社会貢献性があります。被災者や事故の当事者に寄り添い、迅速な保険金支払いを通じて、顧客の生活復興に直接的に貢献できるやりがいが得られます

例えば、東日本大震災などの大規模災害時には、損害保険会社の社員が現地へ赴き、損害を調査する業務にあたりました。

震災に限らず、現場での活動は単なる保険金支払いの手続きだけでなく、被害にあった人たちの心の支えともなっています。

実際に、多くの社員は「困っている人の力になれた」「感謝の言葉をいただいた」などの経験から仕事の意義を実感しています。

参考:あいおいニッセイ同和損保 新卒採用ホームページ「松井 遼

2. 高い給与を得られる

損害保険会社では高い基本給に加え、成果に応じたインセンティブ制度により、魅力的な収入を得られます。大手損害保険会社の初任給は23万円から28万円と、全業界平均の21万円を上回る水準です。

例えば、損害保険ジャパンは初任給が約28万円で、年収はおよそ400万円~420万円に達します。さらに、営業職は契約数に応じたインセンティブが付与されるため、努力次第で高い収入を目指せますよ。

業界内の競争が激しくなるなか、各社は優秀な人材確保のため給与水準の引き上げを続けているのが現状です。

管理職に昇進すれば年収1,000万円以上も視野に入り、資格取得支援や研修制度の活用でさらなる収入増加も期待できます。

参考:厚生労働省「令和元年賃金構造基本統計調査結果(初任給)の概況」,損保ジャパン 新卒採用サイト「募集要項 総合系[限定なし]

3. 専門知識とスキルを身につけられる

損害保険会社では、保険商品・法律・税務まで幅広い専門知識を習得できる環境が整っているのが魅力です。

保険の複雑な商品性質や各種関連法規の理解に加え、正確な保険金算定のための損害額算出スキルも磨けます。また、法人営業では財務・会計の知識以外に、経営の潜在的なリスクを見出す分析力も身につきます。

保険事務の実務を通じて、契約手続き・給付金の処理・営業サポートなど多岐にわたる業務スキルの習得が可能です。

コミュニケーション能力やコンサルティング能力が顧客との対話で培われるため、ビジネスパーソンとして成長できるでしょう。

4. グローバルに活躍する機会がある

損害保険業界では、アジア太平洋地域から欧米まで、世界中で活躍できる豊富な機会が広がっています。

シンガポール・中国・オーストラリアなどのアジア太平洋地域では保険市場が急成長し、今後も良好なビジネス展開が期待されます。

欧州ではイギリス・ドイツ・フランスなどが注目されており、特にロンドンは世界的な再保険市場の中心地です。

北米市場ではインシュアテック・サイバーセキュリティ・気候変動リスクなど、最先端分野で活躍できます。インシュアテックとは保険(Insurance)と技術(Technology)を組み合わせた、保険分野でのIT活用を指す造語ですよ。

参考:MyCVCreator「Global Opportunities in the Insurance Industry: Working Abroad

5. チームで顧客の課題解決にあたれる

損害保険会社では、顧客の課題に対してチーム一丸となって解決策を提供するため、連帯感を得られるのも魅力です。

例えば、自然災害の発生時には全国各地から社員が被災地に駆けつけ、建物の損害確認や保険金支払いなどをチームで行います。現地で活動するため、顧客の生活と地域への貢献を実感できる機会があるのが特徴ですよ。

社員には、顧客の声に耳を傾けて不安な気持ちに寄り添いながら、最適な保険商品やサービスを提案する姿勢が求められます。

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損害保険会社で求められる人材に必要な能力

損害保険会社で求められる人材に必要な能力は、以下の通りです。

  1. コミュニケーション能力
  2. 商品・財務などの知識
  3. マーケティング力
  4. ホスピタリティ精神や向上心などの人間性
  5. 英語力
  6. リスク管理能力
  7. 統計・データなどの分析力

どのような能力やスキルが必要なのかを理解し、自分の強みと結びつけて採用担当者にアピールしましょう。

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①コミュニケーション能力

損害保険会社では、顧客との信頼関係構築に不可欠な要素としてコミュニケーション能力が重視されます。保険商品の複雑な内容を分かりやすく説明し、顧客の不安や要望に適切に対応する必要があるからです。

相手の話を積極的に聞く姿勢を持って、事故や災害の不安や混乱を抱える顧客に寄り添い、適切にサポートできる高いコミュニケーション力が求められますよ。

複雑な保険商品をわかりやすく説明するためには、知識はもちろんですが説明力も非常に大切です。保険商品は無形であり店頭で実物を確認できないため、担当者の説明力が顧客の理解度に直結します。

②商品・財務などの知識

保険商品や財務に関する専門的な知識は、損害保険会社の業務上で必要不可欠なため、理解度が重視されます。損害保険会社の業務分野別に必要な知識は以下の通りです。

分野必要な知識・スキル
財務・簿記、金融、会計の専門知識
・財務諸表の分析力
・論理的分析による課題解決能力
資産運用・安全性、収益性、流動性のバランス管理
・保険契約準備金の管理
・運用知識
商品開発・マーケットリサーチスキル
・競合分析能力
・法律、規制の理解

保険商品の知識習得には、商品パンフレット・オンライン資料・業界ニュースなどを活用した日々の学習が重要です。

保険会社や代理店が開催する定期的な研修会や勉強会を通じて、商品の改定点や最新動向を把握する必要があります。

③マーケティング力

損害保険会社では、市場動向やニーズを的確に捉えたマーケティング力が重要な能力として求められています。損害保険商品は形のない商品であり、どのように顧客に価値を伝えるかが営業の成否を分けるためです。

顧客のニーズは年々多様化しており、自然災害の増加・デジタル化の進展など、社会環境の変化に応じて保険商品も進化していますよ。

サイバーリスク保険などの新領域では、市場調査や競合分析を基に独自性を確立する必要があり、SNSやWebサイトを通じた情報発信・顧客接点の創出といったデジタルマーケティングの活用も重要です。

変化の激しい状況下で、市場分析・商品開発・プロモーション戦略の立案まで、幅広い知識と実践力が求められます。

④ホスピタリティ精神や向上心などの人間性

損害保険会社では、顧客に寄り添い、相手の立場で考えられるホスピタリティ精神を持った人材が求められています。事故や災害で不安を抱える顧客に信頼される人間性や性格は、貴重な資質だからです。

また、保険商品には形がなく価値を判断しづらいため、相手のニーズを読み取り適切な提案ができる人間力も重要ですよ。

加えて、保険業界には目標達成意識が強く向上心を持った人材が適しています。契約数・顧客獲得数などの目標にチャレンジする姿勢と、世のなかの動向に目を向け顧客ニーズを汲み取る意欲が必要です。

さらに、被害にあって疲弊している顧客を、全力でサポートできる精神的なタフさも大切な要素です。

⑤英語力

損害保険会社では、グローバル化の進展と海外展開に伴い、英語力が重要視されています。世界中の顧客や海外拠点との円滑なコミュニケーションを実現し、ビジネスチャンスを広げる人材が必要だからです。

近年、海外ベンダーとの協業や国際的な保険取引において、英語でのコミュニケーション能力が不可欠で、保険契約書やポリシーの条項など専門的な文書を正確に理解し、顧客との円滑なやり取りも求められます。

大手損害保険会社ではTOEICスコア730点以上を推奨しており、試験・英語力コンテスト・海外研修などの実施例もあります。英語力は他のスキルに比べ入社前に伸ばしやすいため、積極的に習得しましょう。

参考:IIBC「コンテストや海外研修などを実施し、会社全体の英語力アップを図る

⑥リスク管理能力

損害保険会社のリスク管理能力は、企業の財務安定性と顧客保護を確保するうえで最も重要なスキルです。

リスク管理の基本となる分析力では複雑なデータを解析し、許容可能なリスクレベルを判断する能力が求められます。さらに、財務諸表や市場動向などの定量的・定性的なデータを収集・処理・解釈する能力も必要です。

保険商品開発やリスク査定では、統計的手法やデータモデリングでリスクを定量化し、適切な保険料を設定しなければなりません。

また、自然災害や経済変動などの予期せぬ事象に対するストレステストを実施する能力も求められます。

⑦統計・データなどの分析力

損害保険会社では、顧客ニーズにあった商品提供を実現するために、高度な統計・データ分析力が必須です。

データ分析では、保険契約情報・コールセンター入電データ・事故データなどを統合的に扱う能力が求められます。機械学習や統計的手法を用いて、新商品開発やリスク評価の精度向上に取り組むために分析力は必須ですよ。

近年は特に、AIやIoTの発展により収集できるデータ量が飛躍的に増加しており、より高度な分析スキルが求められます。

例えば、運転データの分析による自動車保険料の算出や、気象データと被害実績の相関分析による自然災害リスクの評価などです。

損害保険会社の志望動機の基本構成と王道フレーズを紹介

いざ志望動機を書こうと思っても、構造も書き出しも分からず、なかなか書き始められない……という人も多いでしょう。

ここからは、志望動機の基本的な構成と、損害保険会社への志望動機に使える王道フレーズを紹介していきます。損害保険会社の志望動機の基本構成は、以下の通りです。

  1. 【結論】なぜ損害保険会社を志望したのかを簡潔に
  2. 【具体的なエピソード】志望理由を裏付ける根拠を示す
  3. 【企業を選んだ理由】なぜ競合他社ではなく「この企業」を選んだのかを示す
  4. 【入社後の展望】志望企業でどのように活躍・貢献するつもりかをアピール

本章を読んで基本的な志望動機の流れを掴み、フレーズ集を活用してみましょう。

また、とりあえずさっくり志望動機を作ってみたい人や、自分で作れるかが不安な人は、以下の志望動機テンプレシートがおすすめ!質問に答えてシートを埋めていくだけで、自然と志望動機が完成しますよ。

①【結論】なぜ損害保険会社を志望したのかを簡潔に

損害保険会社の志望動機では、冒頭で明確な結論を示し、自身の意思を端的に伝えましょう。採用担当者が志望理由を最初に把握できれば、後に続く文章が伝わりやすくなります。

また、意欲を伝えたいと思うあまり「人の役に立ちたい」などの抽象的な表現だけにならないよう、気をつけましょう。

「人の役に立ちたい」→「そのために損害保険会社で何をしたいのか?」のように「なぜそう思うのか?」という観点から深掘りしてみてください。

例えば、「企業のIT化を『安心』という側面から支援したく、サイバー保険に力を入れている貴社を志望している」など、具体的な商品や取り組みに言及すると効果的です。

使えるフレーズ例

  • 災害や事故など、予期せぬ出来事から人々の生活を守る仕事に使命を感じました。
  • 「もしも」のときにお客様の支えになれる点に、他の金融業界にはない魅力を感じています。
  • 安心して挑戦できる社会を支える仕組みに関わりたいと思います。
  • 自然災害が多い日本で、地域社会の復興を支える仕事に魅力を感じました。
  • 企業の挑戦を陰で支える損害保険の役割に共感しました。
  • 目に見えない「安心」を提供し、人の心を支えたいと考えています。
  • 事故対応や補償を通じて、人と企業の信頼関係を築ける点に魅力を感じました。
  • 社会のリスクを引き受ける損害保険の仕組みに強い意義を感じます。
  • 生活を守る仕事に携わることで、誰かの“当たり前の日常”を支えたいと考えています。
  • 「金融×社会貢献」を両立できる業界として、損害保険業界を志望しました。

②【具体的なエピソード】志望理由を裏付ける根拠を示す

志望動機では、自身の経験を通じて感じた保険の重要性を具体的に示しましょう。実体験に基づく志望理由の説明があれば、損害保険業界への深い理解と真摯な姿勢を採用担当者に印象付けられます。

たとえば「災害支援のボランティアで保険の大切さを知った」など、実体験と損害保険の特徴・社会的役割を結び付けられると説得力が高まるでしょう。

志望理由を裏付けるエピソードとして考えられる一例を、以下の表にまとめました。

志望理由となる
エピソード
具体的な内容
保険活用の経験・幼少期の交通事故体験
・家族の入院経験
・保険による支援体験
企業理解の活動・インターンシップでの経験
・OB訪問を通じた経営方針理解
・企業の社風への共感
ボランティア活動・自然災害の被災地支援
・損害保険の社会的重要性の実感

エピソードを書くときには、自分の経験を通じての心境の変化と、そこからどうして保険業界を目指すにいたったのかを中心に書きましょう。

使えるフレーズ例

  • アルバイト先で事故対応を経験し、迅速で丁寧な対応が人の安心につながると学びました。
  • 大学で災害ボランティアに参加し、再出発を支える保険の力を実感しました。
  • ゼミでリスクマネジメントを学び、予防と対応の両立の大切さを知りました。
  • 学園祭の安全管理を担当し、トラブルを防ぐ計画づくりにやりがいを感じました。
  • 家族が台風被害を受けた際、保険に救われた経験が強く印象に残っています。
  • インターンで損害調査の現場を見学し、信頼に基づいた仕事の重みを感じました。
  • 接客アルバイトで、お客様の不安を和らげる言葉の大切さを学びました。
  • 留学中のトラブル対応を通して、リスク対策の重要性を肌で感じました。
  • 学生団体で資金管理を担当し、予期せぬ支出リスクに対応した経験があります。
  • スポーツ大会の運営で怪我への備えを意識し、事前対策の重要性を学びました。

③【企業を選んだ理由】なぜ競合他社ではなく「この企業」を選んだのかを示す

次に、「なぜ業界の中でもこの企業を選ぶのか」を明確に伝えましょう。

損害保険会社は数多く存在するため、「なぜこの企業なのか」は採用担当側も気になっているポイントです。理念・事業領域・デジタル化への取り組み・海外展開などの特徴を比較し、自分の価値観と合う部分をアピールしてくださいね。

特に、企業独自の強みや特徴に関して深く言及できると、志望企業への熱意や貢献意欲の裏付けになります。

例えば、「貴社が展開する運転データを活用した自動車保険は、私のデータ分析の知識を活かせる分野です」というような形ですね。企業分析で得られた情報をフル活用しましょう。

使えるフレーズ例

  • 「お客様第一主義」を掲げる企業姿勢に、自分の理想とする働き方を重ねました。
  • 災害対応の速さと誠実な顧客対応に、社員の責任感を感じています。
  • デジタル技術を活用した事故対応の効率化など、革新的な取り組みに共感しました。
  • リスクコンサルティングを通じて、企業の挑戦を支援する姿勢に魅力を感じます。
  • 地域密着型の営業体制で、地元に安心を届けられる点に惹かれました。
  • 社員一人ひとりが「支えること」に誇りを持つ姿に共感しました。
  • グローバル事業と社会貢献を両立している点に感銘を受けました。
  • 事故対応だけでなく、予防や再発防止に積極的な姿勢に共感しています。
  • 「挑戦と成長」を重んじる文化が、自分の成長意欲と一致しました。
  • お客様との信頼関係を何よりも大切にする姿勢が、自分の価値観と合っています。

④【入社後の展望】志望企業でどのように活躍・貢献するつもりかをアピール

エントリーシートには、損害保険会社での将来のキャリアプランを具体的に描きましょう。入社後の具体的な目標や行動計画を示せば、自身のキャリア意識の高さと志望企業への理解度を効果的にアピールできます。

例えば、「入社後1年目・3年目・5年目になにを実現したいか」といった段階的に目標設定を伝えられると非常に良いですね。また、企業の成長戦略を踏まえて「こういう形で貢献したい」と示すのも、採用担当者に好印象を与えます。

入社後の活躍イメージを具体的に示すには、深い業界分析や企業分析、自己分析がかかせません。まずは「自分がどう働きたいのか」「志望企業では何ができるのか」をじっくり分析しておきましょう。

使えるフレーズ例

  • お客様一人ひとりに寄り添い、最適な補償を提案できる営業を目指します。
  • 災害時に迅速な対応を行い、被災地域の復興を支える存在になりたいです。
  • 事故対応を通して「この人に任せたい」と信頼される社員を目指します。
  • 企業向け保険の提案で、経営の安定と挑戦を支えたいと考えています。
  • 損害調査分野で専門知識を磨き、被害を最小限に抑える支援を行いたいです。
  • DX推進に携わり、迅速で正確な顧客対応を実現したいと思います。
  • 若手のうちから災害対応を経験し、現場を支えるリーダーに成長したいです。
  • 保険の啓発活動を通じて、社会全体のリスク意識を高めたいと考えています。
  • チームで連携しながら、お客様の不安を取り除く支援をしていきたいです。
  • 長期的な関係づくりを通じて、「人生の節目に寄り添う存在」になりたいと思います。

ここまで志望動機の書き方とフレーズ集を紹介してきましたが「上手く書けるか分からない」「ぼんやりイメージはできたけど……」と足踏みしてしまう人も多いでしょう。

そこで就活マガジンでは、簡単に志望動機を作れる「志望動機テンプレ」を無料で配布!細かいところまでイメージできていなくても、シートに沿って記入するだけで簡単に志望動機が作れますよ。

【3メガ損保を例に紹介】企業に特化した志望動機の作り方とは?添削例文形式で簡単解説

損害保険業界は安定感があり、社会貢献性の高さから多くの就活生に人気があります。そのぶん、志望動機で差をつけるには「なぜその企業なのか」をはっきり伝えることが欠かせません。

とはいえ「この企業が大手だから……」という理由で志望し始めた人もいるでしょう。就活を始めたてだと特に「企業に合わせた志望動機ってどうやって作ればいいの?」と思う人が大半です。

そこでここでは、3メガ損保と呼ばれる大手3社を例に、それぞれの企業の強みを活かした志望動機の作り方を紹介します。

  1. 東京海上ホールディングス
  2. MS&ADインシュアランスホールディングス
  3. SOMPOホールディングス

①東京海上ホールディングス

東京海上ホールディングスは、日本初の損害保険会社でもある老舗グループです。立ち上げ当初からグローバル展開を進めていた企業であり、現在も海外からの信頼が厚く、海外利益が全体の約5割を占めています。

この企業の強みは、リスクマネジメントの高さと世界に広がるネットワークです。海外との業務提携によって、各国で災害や経済変動が起きても迅速に対応できるように、体制を整えています。

また、「お客様のいざという時に役立つ」という理念のもと、長期的な信頼関係を大切にしている点も特徴でしょう。老舗の企業だからこそ、これまで築いてきた信頼を損なわない「誠実さ」が重要です。

東京海上ホールディングス独自のポイント

  • 海外展開によるグローバルな対応力
  • 社会課題を意識した事業展開
  • 「安心・安全」を軸としたブランド力
  • 顧客第一を貫く企業理念
  • 長期的信頼を重んじる社風

こうした特徴を志望動機に盛り込むことで、「なぜ東京海上なのか」を具体的に伝えられます。ただ、いざ書こうとするとまとめづらいと感じる方も多いでしょう。

そこでここからは、実際の添削例文をもとに、評価される志望動機の書き方を解説していきます。

引用:https://www.tokiomarinehd.com/

↓東京海上の志望動機の添削例↓

東京海上ホールディングスの志望動機
【結論】
私は「人々の安心を支える仕組みをつくりたい」という思いから、損害保険業界を志望しています。特に貴社は、長年にわたり顧客第一を貫き、国内外で高い信頼を築いてきた点に魅力を感じています。グローバルに展開しながらも、誠実さを重んじる姿勢に共感しています。世界中のリスクに対応しながらも、一人ひとりの顧客と真摯に向き合う姿勢に、信頼を軸に社会を支える責任感の強さを感じています。
添削コメント|「誠実さを重んじる姿勢」は抽象的でどの企業にも当てはまる表現だったため、東京海上の“グローバル対応力×顧客第一”という独自性を強調しました。就活生の価値観と企業特性を自然にリンクさせ、企業への理解力とマッチ度の高さが伝わる構成にしました。
【根拠となるエピソードの詳細】
大学時代、ボランティア団体で被災地支援に携わり、現地で生活再建に時間がかかる方々の不安の声を直接耳にしました。その際、保険の仕組みが「経済的な支え」としてだけでなく「心の支え」として機能することを知りました。被災後の保険金によって早期に店舗を再開できた方の姿を見て、保険が経済的支援にとどまらず、前向きに生きる力を与える仕組みであることを実感しました。私はこの経験から、困難な状況にある人に寄り添い、再出発を支える社会的な仕組みに携わりたいと考えるようになりました。
添削コメント|どうして「経済的な支え」が「心の支え」に繋がるのかが曖昧だったため、実際に経済的支援で救われた人のエピソードを追加して納得感を与えています。志望動機の根拠としても説得力が強まり、より志望意欲の高さが伝わりやすいように修正しました。
【企業を選んだ理由】
貴社は、世界各国のリスクに対応する体制を整え、社会課題の解決にも積極的に取り組んでいます。単に保険を提供するだけでなく、「安心・安全」を軸に社会全体を支えている点に、他社にはない使命感を感じます。特に、海外の自然災害や経済変動への迅速な対応体制を持ち、各国の人々の生活基盤を支えている点に、保険の本質的な役割を実現していると感じます。海外拠点との連携を通じて、グローバルな視点からリスクマネジメントに携われる環境にも惹かれています。
添削コメント|「使命感を感じます」はやや主観的すぎたため、同社の強みである「海外リスク対応」に具体的に言及しました。採用担当に「自社の特色を正確に捉えている」と印象づけられる文章になっています。
【入社後】
入社後は、国内外の現場でリスク評価や商品企画に関わり、災害や事故に対して迅速かつ的確に対応できる力を身につけたいです。現場での経験を通じて、地域や業界ごとに異なるリスクを分析し、課題に応じた最適な補償を提案できる力を磨きたいです。将来的には、世界中の人々に「東京海上がいてくれてよかった」と思ってもらえるような保険サービスの提供に貢献したいと考えています。
添削コメント|「迅速かつ的確に対応したい」は目標としてはややありきたりで、どの企業でもできそうな言い回しでした。そこで「この企業だからできること」である“リスク分析”や“補償提案”といった表現に変更。採用担当が求める「入社後の成長意欲」や「実務での貢献イメージ」が明確に伝わるよう仕上げました。

【NGポイント】
全体として、抽象的な表現が多く、どの企業にも当てはまりそうな志望動機になっていました。特に志望企業について、「誠実さを重んじている」「使命感を感じる」といった表現は聞こえは良いものの、根拠が薄く、説得力に欠けていましたね。

【添削内容】
東京海上ホールディングスの特徴である「グローバルなリスク対応」「顧客第一」「社会課題への貢献」を文中に自然に組み込みました。エピソード部分も具体性を高めつつ、東京海上の特徴との繋がりを持たせて「どうしてこの企業なのか」を伝えています。

【どう変わった?】
全体の流れが明確になり、「なぜ損保業界なのか」「なぜ東京海上なのか」「入社後どう貢献するのか」が一貫して伝わる構成になりました。企業側から見ても、具体的な行動や職務理解を示せており、業界への理解度と成長意欲が高く評価される内容になったでしょう。

また、添削後の志望動機も全文紹介します。「添削後はどんな志望動機になるの?」と気になっている人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

東京海上ホールディングスへの志望動機(全文)
私は「人々の安心を支える仕組みをつくりたい」という思いから、損害保険業界を志望しています。特に貴社は、長年にわたり顧客第一を貫き、国内外で高い信頼を築いてきた点に魅力を感じています。世界中のリスクに対応しながらも、一人ひとりの顧客と真摯に向き合う姿勢に、信頼を軸に社会を支える責任感の強さを感じています。

大学時代、ボランティア団体で被災地支援に携わり、現地で生活再建に時間がかかる方々の不安の声を直接耳にしました。その際、被災後の保険金によって早期に店舗を再開できた方の姿を見て、保険が経済的支援にとどまらず、前向きに生きる力を与える仕組みであることを実感しました。私はこの経験から、困難な状況にある人に寄り添い、再出発を支える社会的な仕組みに携わりたいと考えるようになりました。

貴社は、世界各国のリスクに対応する体制を整え、社会課題の解決にも積極的に取り組んでいます。特に、海外の自然災害や経済変動への迅速な対応体制を持ち、各国の人々の生活基盤を支えている点に、保険の本質的な役割を実現していると感じます。海外拠点との連携を通じて、グローバルな視点からリスクマネジメントに携われる環境にも惹かれています。

入社後は、国内外の現場でリスク評価や商品企画に関わり、現場での経験を通じて、地域や業界ごとに異なるリスクを分析し、課題に応じた最適な補償を提案できる力を磨きたいです。将来的には、世界中の人々に「東京海上がいてくれてよかった」と思ってもらえるような保険サービスの提供に貢献したいと考えています。

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②MS&ADホールディングス

MS&ADホールディングス(以下、MS&AD)は、三井住友海上・あいおいニッセイ同和損保などを傘下に持つ大手グループです。

テクノロジーと保険を掛け合わせた「次世代型保険会社」を目指しており、イノベーションに積極的に取り組んでいます。

特にAIやIoTを活用したデータ分析に強みを持っていますね。自動運転や気候変動リスクなど、継続的にデータを取って対処すべき社会課題にも対応しているのが、大きな特徴と言えるでしょう。

また、保険会社として「人々の生活上のリスクを減らしたい」という思いから「持続可能な社会の実現へ」という理念を掲げ、サステナビリティ経営にも注力しています。

MS&AD独自のポイント

  • テクノロジーを活用した保険の高度化
  • サステナビリティを重視した経営方針
  • グループ・子会社間の繋がりを活かした事業展開
  • 社会課題に即したリスクソリューションの提供
  • デジタル変革を先導する姿勢

これらを意識すれば、企業の特徴を捉えた志望動機が作れるでしょう。しかし、特徴を羅列するだけでは志望動機が抽象的になりやすく、「本当に理解している?」と思われる可能性もあるため注意が必要です。

MS&ADらしさと自分の志望意欲をうまく繋げるのがポイントです。ここからは添削例文を参考に、より説得力のある志望動機を作ってみましょう。

引用:https://www.ms-ad-hd.com/ja/index.html

↓MS&ADの志望動機の添削例↓

MS&ADホールディングスの志望動機
【結論】
私は、テクノロジーを活用して社会のリスクを軽減し、人々の安心を支える仕組みづくりに携わりたいと考え、貴社を志望しています。多様化するリスクに対し、デジタル技術を駆使して新たな保険の形を追求する姿勢に強く共感しています。特に、AIやIoTを活用して気候変動や自動運転など社会的課題に挑む貴社の姿勢に惹かれ、私も技術の力で「未然に防ぐ」保険の形を創出したいと考えています。
添削コメント|「デジタル技術で新たな保険の形を追求している」というやや曖昧な特徴を具体化し、MS&ADの独自の取り組み(AI・IoT・社会課題対応)に具体的に触れました。志望理由に企業独自の要素を盛り込みつつ、自分の目指す方向性(技術×社会課題解決)と重ねることで説得力を高めています。
【根拠となるエピソードの詳細】
大学時代、災害ボランティアに参加した際、被災地で生活基盤を失った人々が「保険のおかげで再出発できた」と話す姿を目にしました。その経験から、目に見えない安心を届ける保険の意義を実感しました。特に、デジタル技術を用いて迅速な対応やデータ分析を行うことで、より多くの人を救える可能性があると感じ、保険業界への関心を深めました。しかしこのとき、混乱の中で起こった情報の行き違いや支援の遅れを目の当たりにし、正確なデータを活用して被害を最小限に抑える仕組みを構築できる保険企業がないかに関心を持ちました。
添削コメント|ボランティア経験とデジタル技術への関心が唐突につながっていたため、現場での「情報の遅れ」という課題を描くことで、データ活用への興味が自然に導かれる流れに改善しました。過去経験から志望企業を目指した理由にスムーズに繋がりを持たせています。
【企業を選んだ理由】
貴社は、AIやIoTを活用した保険の高度化やサステナビリティ経営など、社会課題解決に直結する取り組みを推進しています。その中で、グループ全体のネットワークを活かし、多角的なリスクソリューションを提供している点に魅力を感じました。特に、データを用いて災害や事故の発生を予測し、リスクを未然に防ぐ仕組みを生み出している点に強く惹かれました。グループ間の連携を活かして、社会全体の安全を支える総合的なリスクマネジメントを実現している点にも共感しています。
添削コメント|修正前はやや分かりづらい表現が多く、過去経験との繋がりも見えにくい状態になっていました。そこで、MS&AD独自の強みである「データを活用してリスクを予測する」という特徴を入れ込み、過去経験とも綺麗に繋がるように「企業を選んだ理由」を示しました。
【入社後】
入社後は、データを活用した新しい保険サービスの開発に携わり、リスクを未然に防ぐ仕組みづくりに貢献したいです。また、持続可能な社会の実現に向けて、貴社の掲げる理念を体現できる人材として成長していきたいと考えています。また、大学で培った情報分析力を活かし、災害や事故発生のデータから新たなリスク傾向を見出すことで、社会の安心を支える仕組みを創造していきたいと考えています。
添削コメント|「理念を体現したい」だけでは、実際にどう活躍するつもりなのかが曖昧です。そのため、自身のスキル(情報分析力)と企業の方向性(データを活用してのリスク発見)を具体的に結びつけ、行動目標を言語化して将来像を描いています。

【NGポイント】
全体的に共感や理念などの抽象的な表現が多く、企業理解や自分の強みとの関連が不明確でした。特に「デジタル技術」「ネットワークを活かす」といった表現は他社でも通用してしまい、MS&ADの志望理由が説得力に欠けていた点が問題でした。

【添削内容】
MS&ADの特徴であるAI・IoTの活用や社会課題解決への取り組みを具体的に盛り込みました。さらに、エピソードから企業選択、入社後の展望まで「データを活かしてリスクを未然に防ぎたい」という軸を通したことで、全体に一貫性が出ました。

【どう変わった?】
全体として企業理解を示しつつ、採用担当者から見て「なぜMS&ADなのか」「どのように貢献したいのか」が明確になりました。抽象的な志望動機から「社会課題を技術で解決したい学生」という具体的な人物像が想像できる志望動機になっていますね。

また、添削後の志望動機も全文紹介します。「添削後はどんな志望動機になるの?」と気になっている人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

MS&ADホールディングスへの志望動機(全文)
私は、テクノロジーを活用して社会のリスクを軽減し、人々の安心を支える仕組みづくりに携わりたいと考え、貴社を志望しています。特に、AIやIoTを活用して気候変動や自動運転など社会的課題に挑む貴社の姿勢に惹かれ、私も技術の力で「未然に防ぐ」保険の形を創出したいと考えています。

大学時代、災害ボランティアに参加した際、被災地で生活基盤を失った人々が「保険のおかげで再出発できた」と話す姿を目にしました。その経験から、目に見えない安心を届ける保険の意義を実感しました。しかしこのとき、混乱の中で起こった情報の行き違いや支援の遅れを目の当たりにし、正確なデータを活用して被害を最小限に抑える仕組みを構築できる保険企業がないかに関心を持ちました。

貴社は、AIやIoTを活用した保険の高度化やサステナビリティ経営など、社会課題解決に直結する取り組みを推進しています。特に、データを用いて災害や事故の発生を予測し、リスクを未然に防ぐ仕組みを生み出している点に強く惹かれました。グループ間の連携を活かして、社会全体の安全を支える総合的なリスクマネジメントを実現している点にも共感しています。

入社後は、データを活用した新しい保険サービスの開発に携わり、リスクを未然に防ぐ仕組みづくりに貢献したいです。また、大学で培った情報分析力を活かし、災害や事故発生のデータから新たなリスク傾向を見出すことで、社会の安心を支える仕組みを創造していきたいと考えています。

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また、「まだ志望動機の内容イメージが固まっていない」「ざっくりとした土台があれば作れそうなのに……」という人は、ES自動作成ツールを使ってみましょう!ゼロからAIが志望動機のベースを作ってくれますよ。

さらに、「志望動機は作れそうだけど、もっと質を高めたい!」と思っている人には、無料で志望動機を添削してくれる「赤ペンES」がおすすめ!就活のプロがあなたの志望動機をじっくり添削し、気づけなかった改善点を教えます。

③SOMPOホールディングス

SOMPOホールディングスは、「安心・安全・健康であふれる未来へ」をビジョンに掲げ、保険事業だけでなく介護・ヘルスケア・デジタル領域へと事業を広げています。保険から発展して、社会全体のQOL向上を目指す姿勢が特徴です。

その中でも主に、介護事業やデジタルヘルス分野に注力し、「人の生活に寄り添う」サービスを展開しています。

さらに、頻繁に起きる自然災害やテクノロジーの進歩など、環境の変化が激しい現代で発生する新たなリスクにも取り組むため、AIやデータを活用した事故防止や健康支援などにも力を入れていますね。

ただ損害補償をするだけでなく「予防・健康支援・安心の提供」に一貫して取り組んでいる点が強みでしょう。変わりゆく環境やニーズに合わせた事業改革をいとわない企業だと言えます。

SOMPOホールディングス独自のポイント

  • 介護・ヘルスケア事業への積極進出
  • 保険×テクノロジーによる課題解決
  • 「安心・安全・健康」を中心としたビジョン
  • グループ全体のシナジーによる多角展開
  • 生活者の視点に立った事業開発

ただ、理念を理解しても自分の経験と結びつけるのは簡単ではありませんよね。ここからは、実際の添削例文を通して、「どのように志望動機に落とし込めばいいのか?」を確認していきましょう。

引用:https://www.sompo-hd.com/

↓SOMPOの志望動機の添削例↓

SOMPOホールディングスの志望動機
【結論】
私は、人々の暮らしを支える仕組みづくりに関わりたいという思いから、損害保険業界を志望しています。中でも貴社は、「安心・安全・健康であふれる未来へ」というビジョンのもと、保険にとどまらず介護やデジタルヘルス分野にも挑戦しており、社会全体のQOL向上に貢献できると感じています介護やデジタルヘルスといった領域へ事業を広げながら、日常生活におけるさまざまなリスクに対応できるよう、仕組みを築いている点に強く惹かれています。
添削コメント|「社会のQOL向上に貢献できると感じています」という抽象的表現が続き、主体性が弱くなっていました。改善後は、企業の特徴(多領域展開・変化対応)を明示し、自分の成長意欲と結びつけることで「なぜSOMPOを選ぶのか」が明確になっています。
【根拠となるエピソードの詳細】
高校時代、家族が交通事故に遭ったことがあります。大事には至りませんでしたが、修理費用や通院などの負担を考え、不安が大きくなりました。その際、保険会社の迅速な対応と丁寧な説明によって、家族の生活が早く立ち直れたことを強く印象に残しています。保険会社の担当者が被害状況を丁寧に確認し、迅速に保障の手続きを進めてくれました。煩わしい手続きをほぼ肩代わりしてもらえて、家族も精神的に安心していました。その経験から、目に見えない形で人の不安を和らげる仕組みの重要性を強く感じました。
添削コメント|実際に保険会社が何をどう対応したのかを具体的に示し、「どうして保険会社を目指すようになったのか」という部分の根拠が伝わりやすいよう修正しました。過去経験→気づき→保険会社を志望、の流れに納得感が出ています。
【企業を選んだ理由】
貴社は保険事業に加えて、介護・ヘルスケアやデジタル技術を通じた予防支援にも注力しており、「補償にとどまらない価値提供」を実現している点に共感しています。事故の補償だけでなく、AIやデータ分析を活用した「予防型の保険サービス」を展開している点に魅力を感じています。社会環境の変化によって発生する新たなリスクに挑む姿勢が、自分の理想と一致しています。人々の生活へ長期的な安心を届けたいという自身の思いと重なっています。
添削コメント|「補償にとどまらない価値提供」だけでは、SOMPOが具体的にどのようなことをしている企業なのかが伝わりません。そこで、企業独自の取り組みである「AIを活用しての予防型保険サービス」について説明し、企業分析を深くまで行なっている姿勢を見せました。
【入社後】
入社後は、データを活用した事故防止や健康支援の分野で、生活者に寄り添うサービス開発に携わりたいです。多様な事業を展開する貴社の一員として、より多くの人々に安心を届けられる存在を目指します。特に、保険とテクノロジーを融合させ、新しいリスク対応策の開発に挑戦したいです。将来的には、一人ひとりが安心して暮らせる社会を実現させたいと考えています。
添削コメント|元の文では「安心を届ける存在になりたい」という抽象的な表現が目立ち、「どう行動するつもりか」という具体像が見えませんでした。改善後は、SOMPOの方向性である「保険×テクノロジー」を取り入れ、主体的に挑戦する姿勢を強調しています。

【NGポイント】
元の文章では、志望企業について「貢献できると感じた」「共感した」といった表現が続き、企業理解の浅さや主体性の弱さにつながっていました。また、エピソード部分も具体的な状況が欠けていたため、人物像をイメージしにくかった点が課題でした。

【添削内容】
企業の特徴を具体的にして志望動機との一貫性を持たせるため、SOMPOホールディングスの「保険×テクノロジー」「予防支援」という独自事業について文章全体で言及しました。これらの特徴を、自身の体験や価値観と結びつける構成に変更しています。

【どう変わった?】
企業への理解の深さと志望動機の根拠を具体的に示したことで、説得力が格段に上がりました。企業側から見ても、「自社の方向性を理解しつつ、自分の強みを活かして具体的にどう関わりたいか」を描けている点が高評価につながるでしょう。

また、添削後の志望動機も全文紹介します。「添削後はどんな志望動機になるの?」と気になっている人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

SOMPOホールディングスへの志望動機(全文)
私は、人々の暮らしを支える仕組みづくりに関わりたいという思いから、損害保険業界を志望しています。中でも貴社は、「安心・安全・健康であふれる未来へ」というビジョンのもと、介護やデジタルヘルスといった領域へ事業を広げながら、日常生活におけるさまざまなリスクに対応できるよう、仕組みを築いている点に強く惹かれています。

高校時代、家族が交通事故に遭ったことがあります。大事には至りませんでしたが、修理費用や通院などの負担を考え、不安が大きくなりました。その際、保険会社の担当者が被害状況を丁寧に確認し、迅速に保障の手続きを進めてくれました。煩わしい手続きをほぼ肩代わりしてもらえて、家族も精神的に安心していました。その経験から、目に見えない形で人の不安を和らげる仕組みの重要性を強く感じました。

貴社は保険事業に加えて、介護・ヘルスケアやデジタル技術を通じた予防支援にも注力しており、事故の補償だけでなく、AIやデータ分析を活用した「予防型の保険サービス」を展開している点に魅力を感じています。社会環境の変化によって発生する新たなリスクに挑む姿勢が、人々の生活へ長期的な安心を届けたいという自身の思いと重なっています。

入社後は、データを活用した事故防止や健康支援の分野で、生活者に寄り添うサービス開発に携わりたいです。特に、保険とテクノロジーを融合させ、新しいリスク対応策の開発に挑戦したいです。将来的には、一人ひとりが安心して暮らせる社会を実現させたいと考えています。

コピーしました!

また、「まだ志望動機の内容イメージが固まっていない」「ざっくりとした土台があれば作れそうなのに……」という人は、ES自動作成ツールを使ってみましょう!ゼロからAIが志望動機のベースを作ってくれますよ。

さらに、「志望動機は作れそうだけど、もっと質を高めたい!」と思っている人には、無料で志望動機を添削してくれる「赤ペンES」がおすすめ!就活のプロがあなたの志望動機をじっくり添削し、気づけなかった改善点を教えます。

【職種別】損害保険会社向けの志望動機例文

ここからは、損害保険会社向けの志望動機の例文を職種別に4つ紹介していきます。自分の状況に当てはまる例文からヒントを得つつ、独自の魅力的な志望動機を作成しましょう。

  1. サービス開発
  2. 営業
  3. 保険金サービス
  4. 資産運用

さらに今回は、現在も就活生を内定に導いている現役のキャリアアドバイザーが、4つの例文を本気で添削!どんなポイントに注目して書くべきか知りたい人は、ぜひ参考にしてくださいね。

また、志望動機がそもそも書けずに困っている人は、就活マガジンの志望動機テンプレを試してみてください!まずはサクッと作成して、悩む時間を減らしましょう。

志望動機が既に書けている人には、添削サービスである赤ペンESがオススメ!今回のように詳細な解説付きで、あなたの回答を添削します。

①サービス開発

今回は、損害保険業界の中でも開発職を志望する人向けの例文を添削しています。これは、今の環境で求められている保険サービスを開発し、契約者の方に提供する職種です。

「開発職では何ができるのか」「自分はどう働きたいのか」を企業分析・自己分析した上で、これらを組み合わせる形で志望動機を書いていきましょう。

損保会社の開発職の志望動機
【結論】
私は、人々の暮らしに安心を提供できる商品を作りたい生活の中で生じるさまざまなリスクに対して、具体的な備えを提供できる保険を生み出したいと考え、損害保険業界の商品開発職を志望しています。保険サービスの開発により、社会全体の安定に貢献したい顧客一人ひとりの状況に合った保険サービスを設計し、安心を実感できる仕組みをつくることで、安定的な暮らしを支えたいと考えています。
添削コメント|「安心を提供したい」「社会に貢献したい」と抽象的で他業界にも言えそうな言い回しが多かったですね。そこで、「リスクに対する備えとしての保険を生み出したい」「顧客にあったサービス設計をしたい」など損保の職務内容と直結するキーワードを入れ、業界理解と主体性を示しました。
【根拠となるエピソードの詳細】
大学時代、所属していたゼミで「地域活性化」をテーマに、商店街の購買データを分析するプロジェクトに取り組みました。データから課題を見つけ、アンケートで住民の声を集めるなど、数字と人の声の両方から分析を重ね、地域のニーズに即した販促施策を提案しました。この経験から、数字だけでなく人の感情や背景まで含めて課題を考える大切さを学びました。そこで、データからは見えない顧客の背景やリスクを捉え、そこに寄り添った提案をすることで人の助けになると実感しました。この経験から、人の潜在的なニーズ・リスクを見極めてサポートする保険商品の開発に興味を持ちました。
添削コメント|エピソードは分かりやすいですが、この経験がどう保険業界への興味に繋がっているかが分かりづらくなっていました。改善後は「数値の裏にあるニーズやリスクに寄り添うことの重要性に気づいた」と具体性を高め、志望動機に繋がっていることを示しています。
【企業を選んだ理由】
貴社の商品開発職では、生活者の声を反映した保険サービスを設計できる点に魅力を感じています。市場調査や顧客データをもとに、社会の変化に即した新しい保険サービスを次々に設計しています。特に、貴社が近年取り組まれているデジタル技術を活用した商品開発や、顧客ニーズの細分化への対応姿勢にも非常に興味があります。
添削コメント|志望企業の開発職について「生活者の声を反映できる」という抽象的で簡潔すぎる表現のみだったため、「社会変化に即したサービス設計」「デジタル技術を活用した商品開発」など、志望企業での取り組みについて具体的に言及し、企業研究の深さを示しています。
【入社後】
入社後は、分析力と観察力を活かし、時代や環境の変化に即した新しい保険商品を企画したいです。市場データの分析を通して新たなリスクの傾向を捉え、顧客の実生活に根差した保険商品を企画したいです。将来的には、より多くの人に「自分に合った安心」を届けられる商品を生み出し、貴社の成長と社会の安定の双方に貢献したいと考えています。顧客と企業双方の利益を両立できる仕組みを築くことで、貴社に貢献したいと考えています。
添削コメント|元の表現は意欲は伝わるものの、具体的に何をどうするつもりかが曖昧でした。改善後は「市場データ分析」「リスク傾向を捉える」「利益の両立」など、損保の実務視点を取り入れた具体的な内容に変更。職務理解の深さと活躍イメージの具体性を高めています。

【NGポイント】
もともとの文章は損保業界を選ぶ理由が他業界と差別化できていませんでした。また、自分の経験が職種理解につながっておらず、「なぜ商品開発なのか」が曖昧でした。そのため、説得力や独自性に欠け、動機が弱く見えてしまったでしょう。

【添削内容】
全体的に曖昧な表現をなくし、「リスクに合わせたサービス開発」「顧客ニーズを細分化して対応」など、志望企業の独自の対応について詳しく言及。また、エピソード部分で開発職に興味を持った流れも、根拠のある形で示しました。

【どう変わった?】
志望動機の軸が明確になり、損害保険業界の商品開発職への志望意欲が根拠のある形で伝わるようになりました。自分の経験と企業の特性が自然に結びついており、採用担当から見ても「この学生は業務を理解している」と感じやすい構成になっています。

【今回の志望動機のコツ】

  • 抽象表現を避ける
  • 過去経験を職種の特徴とつなげ、志望動機に説得力を持たせる
  • 企業の特徴を具体的に示し、開発職への理解度を示す

②営業

今回は、損害保険業界の中でも営業職を志望する人向けの例文を添削しています。

営業職を目指す場合は、一般的な営業ではなく「損保保険会社の営業職」であることを意識することが大切ですよ。

損保会社の営業職の志望動機
【結論】
私は、人の役に立つ提案を通じて信頼関係を築く営業職に強い魅力を感じ、お客様一人ひとりに最適な保険サービスを提案し、人生の不安に備える手助けをする営業職に魅力を感じ、貴社を志望しています。
添削コメント|「人の役に立つ」や「信頼関係を築く」といったフレーズは、どの業界にも当てはまり、損害保険業界への理解が伝わりません。そこで「最適な保険サービスを提案し、人生の不安に備える手助けをする」という保険営業ならではの内容を盛り込みました。
【根拠となるエピソードの詳細】
大学時代、塾講師のアルバイトで中学受験を控えた生徒を担当した際、不安や悩みにも向き合うことを心がけました。不安から集中力を欠いていた生徒には、学習以外の相談にも乗ることで安心感を与えるよう努めました。その結果、志望校に合格できたときに「先生のおかげ」と笑顔を見せてくれた姿に、大きなやりがいを感じました。自分の柔軟な対応が成果につながったことに強い達成感を覚えました。この経験から、相手にとって本当に必要なことを考え、誠実に向き合う姿勢が自分の強みであると気づきました。
添削コメント|元の文章では「向き合う姿勢」について具体的な説明が不足していました。修正後は、不安を抱える生徒への対応を詳細に盛り込むことで、相手視点で動ける力や誠実に向き合う姿勢に説得力が出ました。
【企業を選んだ理由】
貴社は多様な保険商品を通じてお客様一人ひとりに最適な提案を行い、長期的な信頼関係を築く営業スタイルに力を入れており、自身の価値観と一致すると感じました。生活設計に合わせた提案を重視する営業スタイルに魅力を感じ、自身の「相手の背景を考え向き合う姿勢」を活かせると考えました。
添削コメント|「価値観が一致する」だけでは、企業への理解が伝わりません。そこで、「生活設計に合わせた提案を重視する営業スタイル」という企業の特徴と「相手の背景を考え向き合う姿勢」という自身の強みを関連付け、自身の経験との繋がりを強化しました。
【入社後】
入社後は、お客様のに丁寧に耳を傾け、将来の安心につながる保険提案を通じて将来のリスクに備えた保険提案を行うため、生活背景や不安の根本原因まで丁寧に把握し、信頼される営業を目指します。
添削コメント|もと文章はありきたりで、どのように成長していきたいのかが伝わりません。「生活背景や不安の根本に向き合う」姿勢を加えることで、営業職としての成長意欲とビジョンを明確化しました。

【NGポイント】
「人の役に立ちたい」などの表現では、どのような営業を目指しているのかが伝わりにくく、企業理解や志望理由に説得力がありませんでした。

【添削内容】
保険営業の役割である「将来への備えを提案する力」に焦点を当て、経験から学んだ対応の工夫や信頼構築の流れを明確にしました。

【どう変わった?】
どのような思いで営業職を目指し、どのような力を発揮したいのかが伝わるようになり、営業として働く姿がイメージしやすい内容に仕上がりました。

【今回の志望動機のコツ】

  • 保険業界における営業の役割を意識する
  • 営業職への適性をアピールする
  • 志望企業の営業に関する方針を示し、そこへの共感を示す

③保険金サービス

今回は、損害保険業界の中でも保険金サービス職を志望する人向けの例文を添削しています。

事故・火事が起こった後に保険金を渡す手続きが主な仕事で、さまざまな人と連携を取る必要があるため、この職種での仕事をきちんと理解しておくことが重要ですね。

損保会社の保険金サービス職の志望動機
【結論】
私は、人の不安に寄り添いながら問題解決に導く仕事がしたいと考え、保険金サービス職を志望しています。事故や災害といった予期せぬ出来事に直面した方の心の支えとなり、迅速かつ丁寧に対応することで契約者が事故や災害に遭われた際に、状況を的確に把握し、必要な手続きをスムーズに進めることで「確実に補償がある」ことへの安心を届けたいと感じています。
添削コメント|志望理由は良かったのですが、「心の支えになりたい」という表現はやや抽象的だったので、具体的に「何をすることで」「契約者をどのような気持ちにしたいのか」を、業務内容を交えて説明しました。保険金サービス職への理解度の高さを強調できています。
【根拠となるエピソードの詳細】
大学時代、アルバイト先の飲食店でクレーム対応を任される機会が多くありました。初めは感情的な対応をされるお客様に戸惑いましたが、当初は状況整理に時間がかかり、冷静に対応する難しさを痛感しましたが、相手の話を丁寧に聞き取り、共感を示しながら冷静に対応することを意識しました。その結果、「あなたが対応してくれてよかった」と言っていただけた経験から、誠実なコミュニケーションを通じて人の不安を和らげることにやりがいを感じました。その際、事実関係を一つひとつ確認し、原因を整理して報告して、迅速に解決へ繋げられました。この経験から、相手の話を正確に聞き取り、冷静に物事を判断する姿勢が信頼につながると学びました。
添削コメント|過去のアルバイトで活躍したことは伝わるものの、いまいち保険金サービス職と繋がっていない印象でした。そこで、当時の具体的な行動を交えつつ、保険金サービス職に必要な「冷静に物事を整理して対処する姿勢」を強調。適性があることを強くアピールしています。
【企業を選んだ理由】
貴社は、迅速かつ公正な保険金対応を通じて契約者の安心を支える姿勢を重視しており、私の目指す「信頼に基づくサポート」を実現できる環境だと感じました。契約者や鑑定人との連携を大切にし、事実に基づいた判断を徹底しています。特に、事故対応のスピードと正確性を両立する仕組みを作り、契約者を最大限不安にさせない努力に魅力を感じました。
添削コメント|「信頼に基づくサポート」は抽象的で、他社にも当てはまる表現です。改善後は「鑑定人との連携」「事実に基づく判断」「スピードと正確性を両立する仕組み」など、その企業が独自に努力している点を挙げ、業務への意欲が感じられる表現にしています。
【入社後】
入社後は、事故対応における専門知識を早期に身につけ、的確な判断と丁寧な説明で契約者の信頼を得られる担当者を目指します。各種マニュアルや支払い査定基準を理解し、正確な情報整理と報告を徹底できる担当者を目指します。そして、どんな状況でも「この人になら任せられる」と感じていただけるよう、誠実に業務へ取り組みたいと考えています。
添削コメント|「信頼を得られる担当者」という表現だけでは努力の方向性が見えません。そのため、「基礎知識を理解すること」「正確な情報整理と報告を徹底すること」など、入社直後の行動目標を示しました。保険金サービス職としての明確な成長ビジョンを見せています。

【NGポイント】
企業の独自の対応や特徴に関する言及が少なく、かつ、損害保険業界で求められる強みがあるかが曖昧でした。また「事故に遭った方の心の支えになりたい」「契約者の信頼を得たい」など、志望動機そのものも抽象的で、説得力に欠けていたのが課題でしたね。

【添削内容】
どこの企業にも当てはまりそうな表現を削除し、「状況を適切に把握」「対応のスピードと正確さを両立」などの、志望企業で特に力を入れている箇所に言及しました。
全体を通して、業界理解・志望理由・入社後の成長像が一貫するよう構成を整えています。

【どう変わった?】
修正後の文章は、実際の業務にもとづいた内容が増え、採用担当者も「入社後の働く姿」が具体的にイメージしやすくなりました。特に、冷静な判断力や報連相の姿勢が明確になったことで、保険金サービス職に求められる正確性と誠実さが伝わります。

【今回の志望動機のコツ】

  • 企業独自の特徴や、保険金サービス職の業務内容に触れる
  • 過去経験・志望動機・企業の特徴それぞれに繋がりを持たせる
  • 業務内容に触れつつ「実際に自分は何がしたいか」に言及する

④資産運用

今回は、損害保険業界の中でも資産運用職を志望する人向けの例文を添削しています。

保険に直接かかわるというより、資産利益をどう増やすかが主な業務です。どうしてその職種なのか、どうして保険業界なのかをきちんと説明しておきましょう。

損保会社の資産運用職の志望動機
【結論】
私は経済の安定に貢献できる仕事に携わりたいと考え、資産運用を通じて社会を支える損害保険業界を志望しています。受け取った保険料を安全かつ効率的に運用することで、将来の保険金支払いを支えるという責任の大きさに魅力を感じています。資産運用することで、保険金支払いに役立てて損害保険会社の利益を支え、ひいては社会の安全を長期的に支えたいと考えています。
添削コメント|「責任の大きさに魅力を感じた」という表現はやや、志望動機としては抽象的です。損保業界の資産運用は「大災害時の保険金支払い」などに備えるためのものでもあるため、そこに焦点を移すことで、より職種への理解があることを示しています。
【根拠となるエピソードの詳細】
大学では経済学を専攻し、ゼミ活動の中で株式市場の動向を分析する機会がありました。実際の企業の財務データをもとに、金利や為替の変動が資産価値に与える影響を調べる中で、リスクを管理しながら利益を確保する難しさを実感しました。結果として、データ分析や市場の情報収集を通じて安定的な運用成果を出せた経験が、資産運用の仕事に関心を持つきっかけとなりました。短期的な値動きに左右されず、データを基に冷静に判断する過程で、長期的な安定性を重視する姿勢の大切さを学びました。この経験から、経済の変化を的確に捉えながら堅実に成果を積み重ねる資産運用職に関心を持つようになりました。
添削コメント|「成果を出せた」などの自己評価的な表現を削り、当時の行動と学びを掘り下げました。損保業界ではリスクを抑えつつ安定を目指す姿勢が重視されるため、冷静さや分析力を打ち出す内容に改善。成長プロセスが具体的に伝わる形になっています。
【企業を選んだ理由】
損害保険会社の資産運用職は、預かった保険料をもとに将来の保障を支えるという社会的意義があり、単なる投資以上の責任を伴う点に共感しています。資産運用を通じて保険契約者の生活を長期的に支えるという使命に強く共感しています。特に貴社は安全性・収益性・流動性のバランスを重視した運用方針を掲げており、長期的な視点で安定的な成果を追求する姿勢に惹かれました。市場環境が変化しても冷静に判断し、安定した収益を維持しています。その運用姿勢に、自身の分析力を活かして貢献できると感じています。
添削コメント|元の文章でもある程度は伝わりますが、より「資産運用職」と「損害保険会社」についての業務内容を掘り下げ、より業務理解度が高いことをアピールしました。そこにプラスして自分の強みを活かせることも主張しています。
【入社後】
入社後は、日々変化する経済・金融環境を的確に捉える力を磨きながら、高い収益を目指した運用に携わりたいです。安全性を第一に、リスクを適切に管理しながら安定的な収益を生み出したいです。将来的には、保険契約者の安心を資産運用の面から支えられる存在を目指します。市場や経済の動向を多角的に分析し、保険契約者が長期的に安心できる運用基盤を構築できる人材を目指します。
添削コメント|「高い収益を目指す」などやや攻めすぎている表現を削除し、損保業界に合った「安定・安全」志向を中心とした目標設定に変更しました。将来像も抽象的な理想から、具体的な行動(分析・基盤構築)に変換。業界理解と成長意欲を兼ね備えた内容に仕上がっています。

【NGポイント】
全体的に、やや利益重視の攻めの姿勢が見える志望動機でしたが、この姿勢は損害保険会社とは相性がよくない可能性がありました。業務内容についての言及もややずれていて、マッチ度が低いと判断されそうな点が目立ちました。

【添削内容】
各段落で「安定性」「社会貢献性」「分析力」など、損害保険会社における資産運用職の特徴・求められている力に言及しました。また、エピソードから企業選択、入社後の展望まで一貫性を持たせ、応募者の成長ストーリーが論理的に伝わるよう整えています。

【どう変わった?】
全体を通して「損害保険会社の資産運用職はどういうもので、その中で自分がどう貢献できるか」が明確に示されるようになりました。企業視点から見ても、損保の価値観に即した堅実な姿勢と、冷静な分析力を持つ学生像として高評価を得やすい構成です。

【今回の志望動機のコツ】

  • 損害保険会社の方向性に合わせた志望動機にする
  • 資産運用職だからといって利益ばかりに言及しすぎない
  • 業務内容に自分の力をどう活かすつもりかを説明する

「エントリーシート(ES)がうまく作れているか不安……誰かに見てもらえないかな……」

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損害保険会社の志望動機を書くときの注意点

損害保険会社の志望動機を書くときのポイントは、以下の通りです。

  1. なぜ生命保険ではなく損害保険なのかを明確にする
  2. 曖昧な表現は避けて具体的に書く
  3. 他社でも使える理由は避ける
  4. 前向きな表現を心がける

損害保険会社への志望動機を書くときのポイントを押さえ、採用担当者に好印象を与えられる志望動機を作成しましょう。

1.なぜ生命保険ではなく損害保険なのかを明確にする

志望動機作成時は、生命保険との明確な違いを示しながら、損害保険ならではの魅力を具体的に説明しましょう。

それぞれの事業領域や特性の違いを理解したうえで、専門性の高い説明をできるかが、採用時の重要な判断材料ですよ。

損害保険は企業向けの多様なリスク補償や自然災害への対応など、生命保険とは異なる幅広い事業領域を持ちます。事故・災害時には、顧客とのコミュニケーションを通じて問題解決を図る機会が多いのも特徴です。

以上のように、「社会インフラとしての役割」「変化するリスクへの対応」などを具体的に説明できれば、説得力を高められるでしょう。

「自己分析のやり方がよくわからない……」「やってみたけどうまく行かない」と悩んでいる場合は、無料で受け取れる自己分析シートを活用してみましょう!ステップごとに答えを記入していくだけで、あなたらしい長所や強み、就活の軸が簡単に見つかりますよ。

2.曖昧な表現は避けて具体的に書く

損害保険会社への志望動機では、具体的な数値や実例を交えながら、自身の考えを明確に表現しましょう。

採用担当者は志望者の過去の体験や調査データに基づく説得力のある主張から、入社後の貢献度をイメージします。

就業・アルバイトでの経験やゼミ活動など、自身の体験に基づく具体的なエピソードを組み込むと説得力が増しますよ。

例えば、「営業インターンで顧客の課題を解決し、成約率◯%を達成した」など数値を盛り込むのが効果的です。

3.他社でも使える理由は避ける

志望動機作成時に、「社会貢献したい」「人の役に立ちたい」といった、他社でも使える表現は避けましょう。これでは、採用担当者に自社への強い関心と入社意欲を印象づけられません。

一例をあげると、「形のない商品を販売したい」「お客様と信頼関係を築きたい」などは、銀行・証券会社などにも当てはまります。

独自の志望動機にするため、経営方針・求める人物像・仕事内容などを比較分析し、志望企業ならではの特徴を見つけましょう。

自身の経験から具体的なエピソードを交えながら、なぜその企業でなければならないのかを志望動機で明確に伝えてください。

4.前向きな表現を心がける

マイナスをプラスに変える前向きな表現を用いれば、志望動機で採用担当者に好印象を与えられます。ポジティブな姿勢を示せば、損害保険会社が求める問題解決力や顧客対応力が採用担当者に伝わるからです。

例えば、「保険金支払い業務は大変な仕事」より「顧客の生活再建に貢献できる重要な業務」と表現した方が好印象でしょう。また、課題解決に向けてポジティブに行動した経験を提示するのも効果的です。

前向きでポジティブな視点は、志望者の長期的な成長意欲と業界理解の深さを示すシグナルになります。

損害保険会社での面接時に志望動機を効果的に伝えるポイント

損害保険会社での面接時に志望動機を効果的に伝えるポイントは、以下の通りです。

  1. 1分~3分程度を目安にする
  2. 落ち着いて聞き取りやすい声で話す
  3. 抽象的な表現は避ける
  4. 履歴書・エントリーシートとまったく同じ内容にしない

面接時に自分の志望動機を上手に伝え、採用担当者に好印象を与えて採用を目指しましょう。

①1分~3分程度を目安にする

面接で志望動機を述べる際は、1分~3分程度で簡潔に説明すればくどくならず、採用担当者の印象に残るアピールが可能です。

エントリーシートの志望動機同様、面接で話す場合にも結論のあとに根拠を示す論理展開だと、伝えたいことが伝わりやすいです

自分の経験や企業研究で得た知見を織り交ぜながら、採用担当者の関心を引く具体的なストーリーを組み立てましょう。

一例をあげると、「デジタル戦略に魅力を感じた」という結論のあとに、「大学での研究が活かせる」と根拠を展開する形です。

②落ち着いて聞き取りやすい声で話す

面接で志望動機を上手に伝えたいなら、落ち着いた声のトーンと適切な速さを意識しましょう。落ち着いて、聞き取りやすく話すためのポイントを、以下の表にまとめました。

話し方のポイント具体的な方法
緊張を
緩和する
・面接前の深呼吸
・適度な水分摂取
・声が詰まらない準備
声をコント
ロールする
・中間的な高さの維持
・呼吸を整えながらの発声
話すペースを
意識する
・相手が理解しやすい速度
・文章間の適度な間の確保
話し方に
工夫をする
・豊かな表情やボディーランゲージ
・背筋を伸ばし、自信に満ちた
姿勢での発言

友人や家族を採用担当者としてシミュレーションし、理想の話し方ができるようになるまで何度も練習するのが効果的です。

③抽象的な表現は避ける

エントリーシートに限らず、面接でも抽象的な表現は避けて、具体的な表現を心がけましょう。抽象的な表現では自身の強み・経験・志望企業への理解度が明確に伝わらず、他の候補者との差別化ができません。

例えば、「保険業界に興味があります」という表現は漠然としており、採用担当者に意欲が十分に伝わりません。

「大学で自然災害による経済損失を研究し、損害保険に興味を持った」のように、具体的な経験に基づいて説得力を増しましょう。

具体的な表現で採用担当者にアピールするには、面接前に志望企業の特徴や強みを十分に頭に入れておく必要があります。

④履歴書・エントリーシートとまったく同じ内容にしない

面接では、履歴書やエントリーシートの志望動機を基本としながらも、より具体的なエピソードや経験を交えて話しましょう。面接ならではの対話を通じて、自己アピールの機会を広げてください。

1分間のスピーチの目安となる文字数は300文字で、エントリーシートの400文字だけでは内容が足りません。エントリーシートの志望動機に肉付けした詳細な内容をスピーチできるよう練習しておきましょう。

一例をあげると、インターンシップやOB訪問での経験など、書き切れなかった詳細なエピソードを織り交ぜるのが効果的です。

損害保険会社ならではの志望動機を作成して採用を目指そう!

損害保険会社は自動車事故や火災による損害を補償し、リスクコンサルティングを通じて被害を予防する社会的役割を担っています。

志望動機を作るときは、損害保険会社の社会的役割に触れつつ、具体的な志望理由を明示するのがポイントです。

自身の経験や体験を通じて感じた保険の重要性を具体的に示し、なぜ損害保険なのかを採用担当者に印象づけましょう。

また、「人の役に立ちたい」といった一般的な表現を避け、損害保険ならではの特徴と結びつけた表現を心がけてください。

企業研究・自己分析・構成に十分な時間をかけ、採用担当者があなたの熱意と適性を実感できる志望動機を作成しましょう。

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    編集部

    「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。