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【例文4選】臨床工学技士の志望動機の書き方|面接での伝え方のコツも紹介

臨床工学技士を志望している方の中には「志望動機は何を書いたらいいの?」と書き方に悩んでいる方も多いでしょう。いざ書くとなると手が止まってしまいますよね。

この記事では、新卒の就活生や転職者に向けに臨床工学技士の志望動機の例文を紹介します。さらに面接での質問の受け答え方も解説しているので、ぜひ参考にしてください。

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人事 鈴木

記事の監修者

人事 鈴木

新卒でベンチャー企業で求人広告の新規営業を経験 入社半年でテレアポ獲得数社内1位。新卒売り上げ1位を獲得。 その後Cmind groupの人事部に入社し、新卒採用を担当。 現在は学生の面談だけではなく採用戦略や広報にも携わっている。

吉田

記事の監修者

吉田

新卒で株式会社C-mindに入社後、キャリアアドバイザーとして累計1000人以上の就活生との面談を経験。就活時代も大手からベンチャーまで様々な業界・職種を見てきた経験から、幅広い視点でのサポートを得意とする。プロフィール詳細

臨床工学技士とは?

臨床工学技士は医療スタッフの一種であり、医療機器のスペシャリストです。

主な業務内容は、医師・看護師などと連携し、患者の生命維持装置の管理を行うことですよ。医療機器の安全確保の担い手としてチーム医療に貢献する重要なポジションです。

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臨床工学技士の志望動機を書く前に確認しておく内容とは?

ここでは、臨床工学技士の志望動機を書く前に確認しておくべき内容を3つ解説します。

  1. 応募先の基本情報の自己理解
  2. 応募先を選択した志望理由
  3. キャリアやスキルの整理

応募先の情報の理解は就職活動の基本となるので、しっかりとチェックしておきましょう。

①応募先の基本情報の自己理解

応募先の基本情報である病院のホームページやパンフレット、地域連携の講習会の案内など手に入れられる情報は必ず目を通して理解しておきましょう。

情報収集が終わったら、病院理念や基本方針、安全な医療の提供、患者に対してどう接しているかなど理解したことを自分の言葉で書き出してみてください。

その中で最も自分が共感を受けた内容を志望理由として書くようにしましょう。

②応募先を選択した志望理由

新卒に限らず、転職者でも応募先の志望理由は必ず面接で聞かれます。

そのため、できれば実際の病院に足を運んで病院の特長や、院内の雰囲気など肌で感じたことを志望理由として考えてみるのがおすすめです。

さらに志望する病院の「専門医療で扱う医療機器の操作を極めたい」などを書くことで、採用担当者に対して関心度の高いアピールとなるでしょう。

③キャリアやスキルの整理

就職活動では、キャリアやスキルの所持が1つの採用指標となります。

特に転職者は、これまでにどのようなキャリア(業務内容)を積んできたのか、取得した資格が大きな武器となるでしょう。

新卒者もこれまで学んできたことや、自己研鑽してきたことを時系列で書いてください。たとえば、実習先で学んだことを後から自己練習で復習してきたことです。

臨床工学技士の志望動機にふさわしい内容とは?

ここでは臨床工学技士の志望動機としてふさわしい内容について、2つ解説します。

  1. 臨床工学技士を目指した理由
  2. 専門知識への関心

実際の面接でよく聞かれる内容となるので、しっかり事前準備をしておきましょう。

①臨床工学技士を目指した理由

臨床工学技士を目指した理由は、採用担当者が注目するポイントです。大切なポイントは、理由と根拠が揃って書かれていることです。

特に根拠には、臨床工学技士を目指したきっかけとなった原体験や臨床工学技士に向いていると思う自分のスキルなどを入れましょう。

臨床工学技士に向いている人の特徴は、もともと機械が得意な人や積極的な情報収集をすることが苦でない人です。

②専門知識への関心

志望する病院の専門によって取り扱う医療機器が異なるので、専門医療や専門知識をへの関心の高さもアピールするとよいでしょう。

実際に働くと、高度医療機器の勉強会などに参加し、常に新しい知識を身につけていく必要があります。

また、病院の専門性や規模によっては優先度の考え方も違うので、臨機応変に対応する力があるかも重要なポイントです。

臨床工学技士の志望動機のアピールポイント

ここでは就活に役立つ臨床工学技士の志望動機のアピールポイントについて解説します。

  1. 新卒者の場合
  2. 転職者の場合

新卒者と転職者とでは志望動機の内容が異なりますが、臨床工学技士として、また医療従事者としての考え方で締めくくるとよいでしょう。

①新卒者の場合

新卒者の場合は、臨床工学技士を目指したきっかけに加え、就職意欲や仕事に対する熱意をアピールしましょう。

採用担当者は、これから社会人になろうとしている姿勢や人間性を重視していますよ。なぜなら医療はチーム一丸となって患者の治療にあたる仕事のため、個別の適性性格を見ているからです。

また、実習で学んだことを活かせる就職先であるアピールも忘れないでください。応募先を選んだ理由について、病院の特長と自分自身の学びや仕事のやりがいがマッチしているからと述べると好印象を得られるでしょう。

②転職者の場合

転職者の場合は、入職後に即戦力として活躍できる有望な人材であると伝えましょう。

そこで、これまで医療に従事してきたキャリアや資格、業務内容、技能スキルの高さを強みにアピールします。

また、より高度な技術を習得し応募先に貢献したい旨も書くと、採用選考に困ることが少なく済むはずですよ。

もちろん新卒者同様、応募先を選んだ理由も面接で聞かれる内容になるので準備は必要です。

【就職先別】臨床工学技士の志望動機の例文4選

臨床工学技士が業務を行う場所は、主に透析室やオペ室、機器管理室、ICU、心臓カテーテル室などです。

その他、臨床工学技士の知識を活かしCRC・医療機器メーカーに就職を希望する人も。

ここからは就職先別に臨床工学技士の志望動機の例文を4つ紹介します。

  1. 透析クリニックに就職希望する場合
  2. 総合病院に就職希望する場合
  3. 透析クリニックから総合病院に転職希望する場合
  4. CRC・医療機器メーカー勤務に就職希望する場合

ぜひ自分の就活の志望動機の参考にしてください。

また、志望動機がそもそも書けずに困っている人は、就活マガジンの志望動機テンプレを試してみてください!まずはサクッと作成して、悩む時間を減らしましょう。

志望動機が既に書けている人には、添削サービスである赤ペンESがオススメ!今回のように詳細な解説付きで、あなたの回答を添削します。

①透析クリニックに就職希望する場合

ここでは、透析クリニックに就職したい場合の志望動機を添削しました。

臨床工学技士としてどう貢献したいか、なぜ透析クリニックなのかを具体的に伝えることが重要です。

透析クリニックの志望動機
【結論】
私は、患者一人ひとりに寄り添い、安心して治療を受けられる環境づくりに貢献したいと考え、貴院の臨床工学技士職を志望しました透析治療の現場で臨床工学技士として患者一人一人に合わせたケアを実現できる貴院を志望しています
添削コメント|総合病院や他の透析クリニックもある中でなぜ「貴院の臨床工学技士職を志望」したのかを明確に示すため、貴院の特徴である「患者一人ひとりのケアを実現できる」という表現を増やしました。
【根拠となるエピソード】
大学時代、家族が透析治療を受けることになった際、機器のトラブルに迅速に対応してくださる治療中の不安に寄り添いながら、トラブルにも冷静に対応してくださる臨床工学技士の姿を目の当たりにしました。
添削コメント|「機器のトラブルに迅速に対応」だけでは、原体験が表面的な印象になってしまいます。結論で示した「患者側の不安にも寄り添った」技士像を強調することで、原体験と志望動機のつながりに説得力を持たせました。
【エピソード詳細】
技士の方が丁寧に説明しながらサポートしてくださったことで、家族も不安を和らげ、安心して治療を続けることができました。この経験から、技術力だけでなく、患者様に寄り添う姿勢が大切な職業だと強く感じ、私自身も、医療機器を扱う技術に加え患者様の心に寄り添う支援ができる臨床工学技士を目指したいと考えるようになりました。
添削コメント|「大切な職業だと強く感じた」という感想だけではエピソードの説得力が弱いです。行動(=臨床工学技士を目指す決意)につなげることで、単なる感想ではなく、就活生自身の成長や覚悟が明確に伝わる構成にしました。
【企業を選んだ理由】
貴院は透析医療において患者様本位のケアを大切にされており、チーム医療に力を入れている点に共感しました透析治療においてオンラインHDFの導入や在宅透析支援など、患者様一人ひとりに合わせた医療を実践されている点に魅力を感じました。患者様の生活の質向上に取り組む姿勢に惹かれ、自分もその一員として力を尽くしたいと考えています。
添削コメント|「チーム医療に力を入れている」はどの医療機関でも当てはまる表現です。そこで、志望先独自の取り組み(オンラインHDF・在宅透析支援)に言及し、なぜ志望先の透析クリニックなのかをアピールしています。
【入社後】
入社後は、機器管理やトラブル対応に留まらず、患者様やご家族に寄り添ったサポートができる技士を目指します。そして、安全・安心な医療環境を提供し続けることで、貴院の信頼に貢献してまいります具体的には、透析機器の日常点検・メンテナンスに注意し、トラブルゼロを目指すとともに、患者様へのわかりやすい機器説明など、信頼関係構築にも努めたいと考えています
添削コメント|「安全・安心な医療環境を提供」という抽象的な表現では、入社後に具体的に何に力を入れるかのイメージが湧きません。透析機器の点検・患者説明など具体なプランを示すことで、採用担当者に意欲的なイメージを持たせやすくしました。

【NGポイント】
志望動機と原体験のつながりが弱い印象でした。また、なぜ数ある選択肢の中からその透析クリニックを志望したのかの説得力がなく、マイナス評価になりやすい印象でした。

【添削内容】
透析クリニックに就職したい」というテーマはそのままに、患者様に寄り添う姿勢を強調しました。入社後にどうしていきたいかをより具体的に示すことで、志望先への熱意・意欲を示しました。

【どう変わった?】
志望動機とエピソードが繋がりが明確になりました。志望先の透析クリニックへの理解と志望度がより伝わる内容になり、説得力が大きく向上しています。

【今回の志望動機のコツ】
・過去の経験と志望動機を直結させる
・志望先の特徴について具体的に言及する
・どのように活躍したいのかを書く

②総合病院に就職希望する場合

ここでは、総合病院に就職したい場合の志望動機を添削しました。

臨床工学技士になるために、なぜ総合病院を志望するのかをわかりやすく伝える構成にすることが重要です。

総合病院の志望動機
【結論】
私は、幅広い医療機器の知識と技術を活かして、臨床工学技士になりたいと考え、貴院を志望しました総合病院である貴院で多様な診療科を支える臨床工学技士を目指したいと考えています。
添削コメント|もとの文章では、どんな臨床工学技士になりたいのか、なぜその総合病院なのかが不明瞭でした。そこで、志望先の特色に触れながら、「多様な診療科を支える」という目的を示すことで、「なぜ貴院なのか」を明確にしました。
【根拠となるエピソード】
大学時代、医療系ボランティア活動に参加し、患者様と医療スタッフが信頼関係を築きながら治療に取り組む姿に感銘を受けたことが、臨床工学技士を目指すきっかけとなりました。
添削コメント|ボランティア体験を通じて志望動機のきっかけを自然に伝えています。簡潔に説明できており、修正は不要です。
【エピソード詳細】
ボランティアでは、患者様の移動補助や簡単なサポートを担当していました。その中で、正確な機器操作や迅速な対応が患者様の安心につながる場面を数多く目にし、臨床工学技士が正確かつ迅速に医療機器を管理・操作することでより多くの患者様へ診療を行うことを可能にしており、機器を通じて医療に貢献できる臨床工学技士という職業に強い魅力を感じました。
添削コメント|元の「正確な機器操作や迅速な対応が患者様の安心につながる」という表現では、なぜ、正確・迅速に医療機器を扱うことが患者様の安心につながるのかが分からなかったため、「より多くの患者様へ診療を行うこと」と臨床工学技士の貢献度を具体化しました。
【企業を選んだ理由】
貴院は多くの診療科を持ち、高度医療機器の管理・運用に力を入れている点に魅力を感じました各診療科に応じた多様な医療機器を管理・運用する体制が整っています。幅広い知識と技術を習得できる環境で、自らも成長しながら、患者様の治療を支える役割を果たしたいです。
添削コメント|「高度医療機器の管理運用」という表現では汎用的すぎるため、貴院特有の「診療科ごとの機器管理」という具体的特徴に焦点を当てて改善しました。
【入社後】
入社後は、医療機器の安全管理とトラブル対応に真摯に取り組みながら、医師や看護師との連携を大切にし、患者様に安心を届けられる臨床工学技士を目指してまいります。
添削コメント|入社後のビジョンが明確に示されており、特に問題はありません。医師・看護師との連携を重視する姿勢は、総合病院の臨床工学技士に必須とされるコミュニケーション能力とも直結しており、評価されやすい内容です。

【NGポイント】
「総合病院に行きたい理由」や「その中で自分がどう貢献するか」が曖昧になっていました。また、エピソードにも抽象的な表現が残っており、説得力を欠いていました。

【添削内容】
総合病院ならではの環境に魅力を感じていること、幅広い診療科の支援を目指していることを明確にしました。また、臨床工学技士の貢献に感心したことを目指したきっかけにして説得力を持たせています。

【どう変わった?】
志望先とのマッチ度が高まり、貴院についての理解度や志望意欲が伝わる内容になりました。エピソードと志望理由が直結しているため、納得感がある志望動機へと改善できています。

【今回の志望動機のコツ】
・志望先の特徴に合わせた内容にする
・原体験と志望動機の繋がりを意識する
・総合病院の中でもなぜ志望先なのか示す

③透析クリニックから総合病院に転職希望する場合

ここでは、透析クリニックから総合病院に転職したい場合の志望動機を添削しました。

自己都合に見えないよう、即戦力性や将来的な貢献への視点も意識して構成しましょう。

透析クリニック→総合病院転職の志望動機
【結論】
幅広い分野で臨床工学技士としてのスキルを高めたいと考え、これまでの透析経験を活かしながら、より多様な医療機器に対応できる臨床工学技士を目指すため、総合病院での勤務を志望いたします。
添削コメント|「スキルを高めたい」という表現では、透析クリニックから総合病院に転職する決定的理由が伝わりません。そこで、「透析経験を起点に多領域へステップアップしたい」という意志を示すことで、転職の合理性と即戦力性が伝わるようにしました。
【根拠となるエピソード】
私が臨床工学技士を志したのは、祖父が慢性腎不全で透析治療を受けていたことがきっかけです。通院に付き添う中で、患者に寄り添いながら医療機器を扱う技士の姿に憧れを抱きました。技士が患者一人ひとりに丁寧に声をかけながら処置を行っていた姿を見て、人を支える医療職としてのやりがいを感じ、自分もその立場に立ちたいと考えるようになりました。
添削コメント|「憧れを抱いた」という感情だけでは動機の説得力が弱くなります。「どんな姿に心を動かされ、どうしたいと思ったのか」感情の変化や価値観が変わった過程を表現することで、志望の根拠に説得力を持たせられます。
【エピソード詳細】
専門学校を卒業後、透析クリニックにて3年間勤務し、穿刺や透析装置の操作・保守を担当してきました。限られた業務の中でも、患者様の体調の微細な変化に気づけるよう観察力を高めるなど、現場での工夫を続けてまいりました。日々の透析中、患者様の表情や数値の変化を注意深く観察し、異変があればすぐに医師へ報告・連携する体制を徹底してきました。
添削コメント|「観察力を高めるなど工夫した」という表現では、応募者のスキルや業務への姿勢が読み取りづらいです。実際の行動を具体的に表現することで、現場での働き方が明確になります。
【企業を選んだ理由】
貴院では人工呼吸器や心臓カテーテルなど、幅広い分野に臨床工学技士が関わっており、より高度で多様な医療機器に対応できる技術者を目指す上で、貴院の環境が最適であると考えています。
添削コメント|志望先の総合病院が持つ具体的な特長と、自身の成長ビジョンを絡めて書けています。特に修正の必要はありません。
【入社後】
これまでの透析分野での経験を活かしながら、他領域でも即戦力として貢献できるように日々学び続けます。また、日々の業務の中で新しい技術を積極的に学び、患者様とチーム医療に貢献する姿勢を大切にしてまいります。特に、呼吸器や循環器といった新しい領域でも知識とスキルを積極的に吸収し、医師・看護師との連携を通じて医療の質向上に貢献したいと考えております
添削コメント「新しい技術を積極的に学ぶ」では、前の文と内容がやや重複しているため、前職では経験が無い専門領域を具体的にあげ、知識を身につける姿勢を明確に示すことで、抽象→具体の流れにするようにしました。

【NGポイント】
志望動機が自己都合に見えやすい内容になっていました。また、「現場での工夫」など抽象的表現が多く、前職でどんな経験をしてきたのかや志望の理由が曖昧な印象でした。

【添削内容】
前職でどんな経験をしてきたのかについて具体的に説明しました。具体的な行動や場面描写を明記することで、根拠となるきっかけに説得力を持たせています。

【どう変わった?】
透析クリニックから総合病院に転職する理由が明確になりました。また、業務経験の具体性が増し、応募者の活躍イメージがより伝わる文章になっています。

【今回の志望動機のコツ】
・前職での経験は具体的に示す
・どう貢献できるかを示す
・何を新しく学ぶのかを明確にする

④CRC・医療機器メーカーに就職希望する場合

ここでは、医療機器メーカーやCRC支援領域の志望動機を添削しました。

なぜ、臨床工学技士としてCRCや医療機器メーカーを志望するのかを明確に表現することが大切です。

CRC・医療機器メーカーの志望動機
【結論】
私は、医療と工学の両面から患者さんの治療に貢献できる臨床工学技士として、貴社にて成長していきたい貴社で医療機器を通じた患者様支援に即戦力として貢献したいと考えています。
添削コメント|「成長していきたい」という表現は、具体性が足りず、また何を成し遂げたいのかの部分が伝わりづらいです。「CRC・医療機器メーカーで即戦力として貢献したい」という志向が伝わる内容に変更しました。
【根拠となるエピソード】
高校時代に家族が心疾患で手術を受けた際、人工心肺装置を扱う臨床工学技士の方の姿を見て、この職業に強く憧れるようになりました医療の専門知識を用いて命を支える存在になりたいと考えるようになりました
添削コメント|「憧れた」だけでは志望動機として説得力が不足しているため、なぜ憧れたのか、どんな意志が芽生えたのかを具体化することで、医療現場への明確な志望理由を示しました。
【エピソード詳細】
手術室で医師や看護師と連携しながら、専門的な知識と技術で命を支えている臨床工学技士の姿を間近で見たことが、大きな衝撃でした自分の進路を医療機器に携わる仕事へと明確に方向づける契機となりました。この経験から、医療機器を通じて患者さんを支える役割に意義を感じ、自らもこの道を志しました。
添削コメント|「衝撃だった」という曖昧な表現を具体的な意思決定の話に置き換えることで、エピソードの説得力を高めました。
【企業を選んだ理由】
その中でも、貴社は最新の医療機器の開発に携わるとともに、医療現場への技術提供を積極的に行っている点に魅力を感じました。新しい知識を吸収し、常に進化を求める姿勢に共感し、特にCRC(治験コーディネーター)支援機器の分野で培われた貴社のノウハウを活かし、医療現場を支える役割を担いたいと考えました
添削コメント|「新しい知識を吸収し、進化を求める姿勢に共感」という抽象的な表現を削除し、CRC支援機器など具体的な企業の強みを挙げることで、企業独自の特徴と志望理由との繋がりを明確にしました。
【入社後】
入社後は、機器の操作・管理だけでなく、現場スタッフとの円滑なコミュニケーションを大切にし、患者さんにとって最適な治療環境を支える臨床工学技士を目指して努力してまいります治験現場や医療機関において、機器の円滑な運用サポートと技術提供を通じて、患者様の安全と治療効果向上に貢献する臨床工学技士を目指してまいります
添削コメント|「最適な治療環境を支える臨床工学技士を目指して努力する」だけでは具体的な入社後のイメージが伝わらないため、CRCや医療機器メーカーで求められる実務イメージを具体的に示し、「現場で何をするか」まで明確にしました。

【NGポイント】
「成長したい」という志望動機の表現がやや自己都合な印象で、熱意や貢献姿勢が弱く伝わっていました。また、企業理解が浅く、CRC・医療機器メーカーならではの特徴に紐づいていない点が課題でした。

【添削内容】
受け身な表現を即戦力として活躍したいという表現にし、抽象的な言葉は具体例に言い換えました。特に「CRC支援機器」など企業の特徴を踏まえた表現に修正し、志望動機の説得力を強化しました。

【どう変わった?】
企業目線で見たときに、「なぜ当社なのか」「入社後どう貢献してくれるのか」が明確になりました。医療機器メーカー・CRC領域を志望する意図が自然に伝わる内容となっています。

【今回の志望動機のコツ】
・どう貢献したいかを明確にする
・企業の独自性と結び付ける

・入社後の行動も具体的に示す

臨床工学技士の面接で志望動機をチェックされるポイント4つ

臨床工学技士の面接では、しっかりと自分の言葉で答えることができているかチェックされます。

  1. 職場のコミュニケーションが図れそうか
  2. 体力・神力が強いか
  3. 医療従事者としての自覚性があるか
  4. キャリアビジョンがしっかりしているか

昨今、透析を必要とする患者が増加する中(引用:全国腎臓病協議会)、臨床工学技士の需要も増えていますが、自分自身を面接で相手にうまくアピールできるかが重要です。

内定を勝ち取るには、採用担当者から質問されたことを素早く解釈しながら簡潔に自分の考えを答えられることが鍵となります。

①職場のコミュニケーションが図れそうか

医療はチームで連携して治療を行うため、円滑にコミュニケーションを図れる人か見ているでしょう。

臨床工学技士は、主に医師・看護師・各種医療技術者とチームを組んで生命維持装置の操作などを担当します。

また、患者の急な容体に気づけるよう日頃からコミュニケーションを積極的に取る努力のできる人が医療現場に必要な人といえます。

②体力・精神力が強いか

医療現場は常に体力勝負であると同時に、命を預かるというミスの許されない職種のため強い精神力が必要です。

特にICUや心臓カテーテルは、24時間医療機器管理を行う必要があるため大変な業務となるでしょう。

また、臨床工学技士は日々の業務と並行しながら新しい医療機器の情報をキャッチして、患者の治療へ還元するという重責も担っています。

③医療従事者としての自覚性があるか

医療従事者としての自覚や心構えも面接で見られるポイントになります。本来、医療従事者として万全の状態で仕事に取り組む姿勢をもつことは当たり前です。

しかし、人的不注意による医療事故のニュースが多い昨今、面接では医療事故を防ぐための問題解決策を答えさせることがあります。

日々のルーティンワークでも常にトラブルがないよう配慮しながら働くには、自分ならどうするか面接で確実に答えることができるよう訓練が必要です。

④キャリアビジョンがしっかりしているか

臨床工学技士となり、自分がここで何を学び、何を身につけていきたいか、将来のキャリアビジョンも含め仕事の意欲や価値観を面接でアピールしましょう。

また入職後を想起させる具体的な働きぶりや、医療事故などの問題ゼロの決意表明は、強い責任感や信頼感にもつながります。

一方で予期せぬ理由がない限り、想像と違っていたとしてもすぐに転職をされてしまうと時間をとって面接をしてくれた採用側に失礼です。

必ず自分のキャリアビジョンに合致しているか確かめた上で、面接を受けるようにしてください。

臨床工学技士は志望動機が大切!

この記事では、就職志望動機のための情報収集や自己分析、臨床工学技士の志望動機の例文を紹介しました。

臨床工学技士への熱い想いや将来の展望などをしっかりと志望動機の中に反映させて、就職志望の病院の採用担当者に意欲を伝えましょう。

説得力に見合った働きが可能なことを存分にアピールをして、ぜひ内定を勝ち取ってください。

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    「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。