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【例文6選】大学事務の志望動機の書き方|仕事内容や向いている人の特徴も紹介

この記事では、大学事務職の志望動機の書き方を例文付きで解説しています。

志望動機の基本的な書き方だけではなく、仕事内容別の志望動機やNG例、大学事務の志望動機のコツも詳しく紹介しています。

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大学事務職の仕事内容とは?

大学の事務職を目指す方の中には、「具体的にどんな仕事をするのか分かりづらい」と感じている方も多いかもしれません。

大学の事務業務は多岐にわたるため、まずは基本的な仕事の種類を理解することが大切です。ここでは、大学事務職における主な4つの業務を紹介します。それぞれの特徴や役割を把握することで、職務理解が深まります。

  1. 学生支援
  2. 入試・広報
  3. 総務・経理
  4. 研究支援

① 学生支援

学生支援とは、学生が安心して学業に取り組めるよう支える業務です。

履修に関する相談対応や奨学金の手続き、留学支援など、学生生活を支える場面は多岐にわたります。とくに不安や悩みを抱える学生にとっては、日常的なサポートが学業の継続に大きく影響します。

たとえば、履修登録期間中にはガイダンスを行い、質問対応も並行して実施されます。また、奨学金制度についての案内や書類の確認業務も日常的です。

学生支援は、大学の中でももっとも学生と接する機会が多く、日々の運営に直結する重要な役割を担っています。

② 入試・広報

入試・広報の役割は、大学の魅力や方針を外部に適切に伝えることにあります。

入試業務では、オープンキャンパスや説明会の企画、願書受付、当日の試験対応などを担当します。一方、広報では大学案内の制作、ウェブやSNSでの発信、地域連携イベントなどを通じて情報を届けます。

たとえば、年間スケジュールに沿ってイベントを企画し、教職員や外部関係者と連携しながら運営を進めます。タイムリーかつ正確な情報発信が求められます。

大学の対外的なイメージを形づくる業務であり、コミュニケーション能力や企画力が活きる分野といえるでしょう。

③ 総務・経理

総務・経理は、大学という組織全体を安定して機能させるための土台を支えています。

備品の調達、予算や決算の処理、契約関連の手続き、職員の勤怠管理などが日常的な業務です。正確性が求められるだけでなく、ルールやスケジュールの順守も重要です。

例として、新年度の予算策定では学内各所との調整を行い、契約関連では外部業者との書類確認なども担当します。

見えにくいところで組織全体を支える仕事であり、信頼性や安定性を重視する職種といえるでしょう。

④ 研究支援

研究支援は、大学内で行われる研究活動が円滑に進むよう、事務面から支援する業務です。

科研費や補助金の申請支援、研究費の執行管理、外部との共同研究に関する契約処理など、専門的な知識と調整力が求められます。

たとえば、年度末には研究費の精算や成果報告書の取りまとめが集中し、関係機関とのやり取りも増加します。法制度や学内規定への理解も必要です。

教育活動とは異なる角度から大学を支える領域であり、知的環境を維持するうえで欠かせない存在です。

大学事務職を志望する人に求められるスキルとは

大学事務の仕事を担うには、職務の特性に応じたスキルが求められます。特に重視されるのは、次の4つの能力です。

  1. コミュニケーション能力
  2. 事務処理能力
  3. 語学力
  4. スケジュール管理能力

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① コミュニケーション能力

大学事務では、コミュニケーション能力が重要視されます。

その背景には、対応する相手の幅広さがあります。学生や教職員だけでなく、企業・行政機関など、さまざまな立場の人とのやり取りが日常的に発生します。

窓口では学生の状況を丁寧に聞き取り、わかりやすく説明する力が必要です。教員との調整業務では、相手に正確な情報を伝える配慮も欠かせません。

こうした多様な対応においては、話すだけでなく聞く姿勢や伝達力も含めた、総合的な対人スキルが求められます。

② 事務処理能力

大学の事務業務は、正確さと効率の両立が求められます。

日々の仕事は、学生情報の入力、書類の作成・整理、会計処理など、細かなタスクが大半を占めます。

入力ミスや確認漏れが業務全体に影響を及ぼすこともあるため、注意深さは必須です。また、一定のスピードで作業をこなす力も欠かせません。

繰り返し発生する定型業務を、確実に処理し続ける力が、現場では高く評価されます。

③ 語学力

国際化の進展にともない、語学力を活かす場面が増えています。英語を中心に、読み書きや会話を求められる業務が一部存在します。

留学生の対応や、海外大学との連絡、英文書類の確認業務など、語学を使う状況は多岐にわたります。

対応範囲が広がることで、より柔軟で実務的な能力が期待される点も特徴です。

④ スケジュール管理能力

多くの業務を並行して進める大学事務では、時間管理能力も必要です。授業日程、行事の準備、各種締切など、年間を通じて業務が集中する時期も多くあります。

作業の優先順位を的確に判断し、タスクを無理なく割り振ることが求められます。段取りの悪さが、他部署や関係者に影響を及ぼすこともあるため、先を見据えた調整力が欠かせません。

業務の正確さだけでなく、流れ全体を見通す視点が大切になります。

大学事務職に向いている人の特徴

大学の事務職には、一定の特性を持った人が向いているとされています。事務職という共通点はあっても、大学特有の環境や業務内容に適性があるかどうかは別の話です。

ここでは、大学事務に適しているとされる人物像を3つの観点から整理して紹介します。

  1. 人のサポートが好き
  2. 調整や連携が得意
  3. 几帳面・正確に仕事ができる

① 人のサポートが好き

大学事務職に向いている人のひとつの特徴は、「人を支えることに喜びを感じる性格である」点です。

大学では、学生や教職員の相談・問い合わせへの対応が日常的に発生します。対面での受付業務から電話・メールの応対、各種申請の手続き支援など、他者の問題や要望に寄り添う姿勢が求められます。

これらの業務では、目立たなくても周囲の役に立つことにやりがいを見いだせる人が、仕事を円滑に進めやすいです。

こうしたことから、人を支えることが好きな人は、大学事務という環境に自然とフィットするでしょう。

② 調整や連携が得意

大学事務に向いている人のもう一つの特徴は、「多くの関係者との調整や連携をスムーズに行える」ことです。

大学の中では、学生・教職員・他部署・外部業者など、さまざまな関係者と関わりながら業務を進めます。

授業スケジュールの調整、施設利用の申請管理、会議資料の準備など、各方面とタイミングや内容をすり合わせながら正確に調整する力が求められます。

自分本位ではなく、全体のバランスを見て判断できる視点が不可欠です。

このような業務において、調整力やチームワークを苦にしない人は非常に適しています。

③ 几帳面・正確に仕事ができる

大学事務に適している人の三つ目の特性は、「細部まで気を配れる几帳面さと正確な処理能力を持っている」ことです。

事務業務の中でも、特に大学では履修登録、試験成績、予算申請、外部提出資料など、正確性が強く求められる業務が多くあります。

1つの入力ミスや計算違いが学生の進路や予算管理に大きく影響するケースも少なくありません。したがって、作業をスピードよりも丁寧さや正確さを重視して進めることができる人材が重宝されます。

そのため、慎重で丁寧な性格の方は、大学事務職の業務と相性が良いといえるでしょう。

大学事務職の志望動機の作成手順

大学事務の志望動機を考える際、「どこから書けばよいのか分からない」「例文を読んでも、自分の言葉に置き換えられない」と悩む方は多いでしょう。

とくに初めて志望動機を作成する場合は、大学という特有の職場に合った視点や構成が必要になるため、戸惑ってしまうのも無理はありません。ここでは、大学事務職を目指す際に押さえるべき志望動機の作成手順について、4つの視点からわかりやすく解説します。

一般的な事務職との違いを踏まえ、「なぜ教育業界なのか」「なぜその大学なのか」といった観点から、採用担当者に響く内容を整理していきます。

  1. なぜ教育業界なのか
  2. なぜその大学なのか
  3. 自分の強みや経験をどう活かせるのか
  4. 仕事を通じて何を成し遂げたいのか

① なぜ教育業界なのか

大学事務を志望する場合、まず「なぜ教育業界に関心を持ったのか」を明確にすることが重要です。事務職といっても、企業と大学では仕事の目的や役割がまったく異なります。

そのため大学側は、「教育に対する関心や適性があるかどうか」を重視して見ているのです。

たとえば、「人の成長を支える仕事に魅力を感じる」「学びの場を裏方から支える仕事がしたい」といった考えは、教育業界を志望する理由として自然なものといえるでしょう。

これまでの経験や価値観と結びつけながら、「なぜ教育の現場で働きたいと思ったのか」を自分の言葉で伝えることが大切です。まずはこのような教育への関心を自分の中で整理してみてください。

② なぜその大学なのか

教育業界への関心が伝わっても、「なぜその大学を選んだのか」が曖昧なままだと、志望動機としては不十分です。

大学事務の仕事は全国の多くの大学に存在するため、志望先への強い思いや理由がなければ、「どの大学でもいいのでは」と受け取られてしまいかねません。

ここでは、志望大学が掲げている教育理念や特色、取り組みに注目し、それに共感した点を具体的に示しましょう。また、自分との関わりがあれば、それを含めることで説得力が増します。

たとえば、大学の公開講座に参加した経験や、知人が通っていたことで興味を持ったといった背景があると、自然な流れになります。

大学事務の志望動機を考える際には、志望先に対する独自の視点を入れることが、他の応募者との差別化にもつながります。

③ 自分の強みや経験をどう活かせるのか

大学事務の仕事には、学生対応、書類処理、イベント運営など多岐にわたる業務が含まれます。そのため、「これまでの経験や強みがどう役立つのか」を具体的に伝えることが、採用のうえで重要なポイントになります。

ただ単に「事務経験がある」と述べるだけでは十分とはいえません。

たとえば、「接客の仕事で培った丁寧な対応力を活かして学生と接したい」や、「データ入力の正確さを大学の業務に応用したい」といったように、自分のスキルが大学事務の現場でどのように生きるのかを示すことが求められます。

このように、自分ならではの視点で志望動機を構成することで、説得力のある内容に仕上がるでしょう。

④ 仕事を通じて何を成し遂げたいのか

志望動機の最後に必要なのは、「この仕事を通じてどのような貢献ができるか」という将来のビジョンです。

大学は長期的な勤務を前提とすることが多く、採用担当者も「長く働いてくれそうか」「成長していけそうか」といった視点で応募者を見ています。

たとえば、「学生一人ひとりの学びを支える環境づくりに関わりたい」や、「教育の質を高める仕組み作りに貢献したい」といった思いを示すことで、将来的にどのような役割を果たしたいかを伝えられます。

入職の動機だけでなく、自分なりの目標や挑戦したいことに触れることで、前向きな印象を与えることができるでしょう。

このように、大学事務の志望動機には、「今後どう成長していきたいか」という視点も忘れずに盛り込むよう意識してください。

【例文集】説得力ある大学事務職の志望動機(ケース別)

大学事務職を目指す理由は人それぞれです。その背景や動機を具体的に伝えることは、採用担当者にとっても応募者の人柄や価値観を知る大切な手がかりとなります。

ここでは、さまざまな立場や経験を持つ方が、どのようにして大学事務職を志望するに至ったのか、説得力ある例文とともに紹介します。

自分の考えを言葉にするヒントとして、ぜひ活用してみてください。

  1. 大学の理念・方針に共感した
  2. 大学事務職の仕事内容に魅力を感じた
  3. 母校で働きたい
  4. 自分のスキル(語学・PCなど)を活かしたい
  5. 地域や社会に貢献したい
  6. 学生時代の経験が志望のきっかけ

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大学の理念・方針に共感した

大学の理念に強く共感し、その方針のもとで学生を支える仕事に携わりたいと考えている方向けの志望動機の例文です。

《例文》

私は貴学の「地域とともに歩む人材の育成」という理念に共感し、大学職員としてその実現を支える立場になりたいと考えております。

大学時代、地域の小学生に学習支援を行うボランティアに参加した経験があり、子どもたちの成長に貢献できることにやりがいを感じました。

特に、家庭環境や学力に不安を抱える子どもが、学ぶことの楽しさを見つけて変化していく姿に、教育の持つ力を実感しました。

この経験から、「地域社会と学生をつなぐ」役割を果たす大学の存在意義を強く意識するようになり、貴学の方針に強く惹かれました。

入職後は、学生が主体的に地域活動へ参加できる仕組み作りや、地域との連携を深める事業の運営に積極的に携わりたいと考えています。

《解説》
大学の理念をしっかり調べて具体的に言及し、それに紐づく自身の経験を交えることで説得力が増します。

共感した理由と入職後の展望をセットで伝えるのがポイントです。

大学事務職の仕事内容に魅力を感じた

大学事務職の「サポートを通じて教育に貢献できる」という仕事の特徴に惹かれたというテーマで、志望動機の例文を紹介します。

《例文》

大学事務職を志望したのは、学生や教職員を支える裏方の仕事に強く魅力を感じたからです。

大学時代、サークルの代表を務める中で、イベントの申請や予算管理などを担当し、事務作業の大切さを実感しました。

特に、学園祭の開催に向けて多くの書類を正確かつ期限内に提出する必要があり、メンバーと協力しながら計画的に進めた経験が印象に残っています。

こうした経験を通じて、表に出るよりも組織を支える仕事にやりがいを感じ、自分に向いていると考えるようになりました。

貴学は学生の自主性を重んじた運営方針が魅力であり、その一助となる事務職として働きたいと考えています。

入職後は、正確で丁寧な対応を心がけ、学生や教職員が安心して活動できる環境づくりに貢献していきたいです。

《解説》
事務作業の経験と「支える側としてのやりがい」に焦点を当てることで、大学事務職との親和性をアピールしています。

類似テーマでは「責任感」「丁寧な対応」「チームでの協力経験」を具体的に盛り込むのが効果的です。

母校で働きたい

大学生活の中で「母校に貢献したい」という思いを持つ学生は多く、大学事務職を志望する大きな動機の一つです。

ここでは、自身の経験や思いを絡めながら、母校で働きたいという熱意を伝える例文をご紹介します。

《例文》

私は大学事務職として母校で働き、学生生活のサポートを通じて恩返しがしたいと考えています。

大学時代、履修や奨学金のことで不安を感じていた際、事務の方が丁寧に対応してくださり、心から安心できた経験があります。

その出来事は、1年生の春に初めて履修登録をしたときです。制度や流れが複雑で戸惑っていた私に、事務の方は窓口で時間をかけて説明し、正しい登録ができるように何度も確認してくれました。

その姿勢が非常に印象的で、事務職の方の支えが学生生活においてどれほど重要かを実感しました。

大学事務という仕事は、表には出にくいですが、学生が安心して学ぶために欠かせない存在だと感じています。

特に自分が育った環境である母校だからこそ、その文化や学生の特性を理解しながら、より親身なサポートができると確信しています。

入職後は、自分が受けた支援を今度は学生に返し、誰もが安心して学べる環境づくりに尽力したいです。

《解説》
母校での体験と感謝の気持ちをベースに、大学事務職への熱意を伝える構成です。思い出に残る具体的なエピソードを入れることで、説得力が増します。

同様のテーマで書く際は、「なぜ母校か」「その大学のどこに魅力を感じたか」をはっきり言語化するのがポイントです。

自分のスキル(語学・PCなど)を活かしたい

大学時代に培った語学力やPCスキルを活かしたいという志望動機は、実務に直結するため非常に効果的です。ここでは、英語スキルを活用したいという内容の志望動機の例文をご紹介します。

《例文》

大学時代に培った英語力を活かし、学生や教職員のサポートを通じて円滑な国際交流の一助となりたいと考え、大学事務職を志望いたしました。

現在は国際交流サークルに所属し、留学生のサポートやイベントの企画・運営に積極的に取り組んでおります。

特に、英語での案内資料の作成や、留学生との日常的なコミュニケーションを通じて、実践的な語学力とPCを使った事務処理スキルを磨くことができました。

貴学が掲げる国際化推進の取り組みに共感し、語学対応が求められる部署で力を発揮できる環境があると感じたため、志望いたしました。

入職後は、学生や教職員の円滑な国際交流を支える事務業務に真摯に取り組み、語学力と事務スキルの両面で貢献していきたいと考えております。

《解説》
語学やPCといった具体的なスキルが、どのように大学事務で活かせるかを丁寧に描くことで説得力が増します。自分の経験を一貫性のある流れで伝えることがポイントです。

地域や社会に貢献したい

大学事務職を志望する理由として、「地域や社会への貢献」を掲げる方は多くいます。ここでは、そのテーマに沿った説得力のある志望動機の例文を紹介します。

《例文》

私は、大学という場を通じて地域社会に貢献したいと考え、大学事務職を志望しました。

大学時代、地元の中学生に勉強を教えるボランティア活動に参加したことがきっかけです。

学ぶことの楽しさを伝え、成績が上がったと報告をもらった時、自分の関わりが誰かの力になる喜びを実感しました。

その経験から、教育を支える仕事に就きたいと考えるようになり、中でも地域とのつながりが深い大学で働くことに強く魅力を感じるようになりました。

貴学は地域連携活動や公開講座などを積極的に行っており、学生だけでなく地域全体の学びを支える姿勢に共感しています。

入職後は、学生支援や地域連携の業務を通して、大学と地域をつなぐ役割を担い、より多くの人に学びの機会を届けていきたいです。

《解説》
地域貢献の動機は抽象的になりがちですが、ボランティア経験など具体的なエピソードを通して説得力を高めています。自分の行動が誰かの役に立った実感をもとに書くと、面接官の印象にも残りやすくなります。

学生時代の経験が志望のきっかけ

大学生活での実体験から大学事務職への興味が芽生えたパターンの例文です。学生目線の気づきを軸に、大学事務としての貢献意欲を示しています。

《例文》

私は大学時代、オープンキャンパスの学生スタッフとして活動する中で、大学職員の方々の丁寧で親身な対応に感銘を受け、大学事務職を志すようになりました。

高校生や保護者の方々からの質問に対応する場面で、職員の方が迅速かつ的確に対応されている姿を間近で見て、大学運営における裏方の重要性を強く感じました。

特に印象に残っているのは、ある保護者の方が学費の支払いについて不安を口にされたとき、職員の方が丁寧に制度を説明し、安心させていた場面です。

私はそのとき「このように人を支える仕事に就きたい」と思うようになりました。

貴学を志望するのは、学生一人ひとりに寄り添った支援体制に力を入れておられる点に魅力を感じたからです。私も学生時代に感じた安心感を、今度は職員として届けたいと考えております。

入職後は、学生や保護者の方にとって頼れる存在となれるよう、丁寧な対応と正確な事務処理を徹底し、大学運営の円滑化に貢献してまいります。

《解説》
学生スタッフの経験から大学事務職に関心を持った流れは、多くの学生にとって共感しやすい内容です。自身の体験に加えて、「なぜその大学か」まで具体的に書くと、志望度の高さが伝わります。

大学事務職の志望動機でよくあるNG例

大学事務の仕事を目指し、志望動機を考えている方の中には、「この内容で本当に伝わるのだろうか」「他の応募者と似たものになっていないか」といった不安を抱えている方も多いはずです。

実際、志望動機が魅力的でなければ、どれほど熱意があっても評価にはつながりません。ここでは、大学事務の志望動機としてありがちなNGパターンを紹介しながら、注意すべきポイントについて解説します。

ご自身の志望動機と照らし合わせて、改善のヒントを見つけてください。

  1. 志望動機が「安定した職場環境」だけになっている
  2. 母校愛だけを強調していて説得力がない
  3. 仕事内容の理解が不足した曖昧な志望動機になっている
  4. 自己PRとの違いが曖昧

① 志望動機が「安定した職場環境」だけになっている

「安定しているから大学事務を希望しました」という動機は、多くの応募者が使いがちですが、採用担当者にはあまり響かない傾向があります。

大学以外にも安定した職場は多く存在するため、それだけでは「なぜ大学でなければならないのか」が伝わりません。

「安定性を重視している」という理由そのものは問題ありませんが、それだけを理由にすると、他の応募者との差別化が難しくなるでしょう。

大学事務の志望動機として評価されるためには、「なぜ大学という場で働きたいのか」まで掘り下げて語ることが大切です。

たとえば、教育や研究を支える立場としてのやりがいや、大学の社会的役割への共感などを交えることで、より説得力のある内容になります。

② 母校愛だけを強調していて説得力がない

「母校に貢献したい」という気持ちは自然で共感も得やすいものですが、それだけでは志望動機としては不十分です。採用担当者は、「感情」ではなく「職務に対する理解」や「どのように貢献できるのか」といった視点も重視しています。

大学事務の志望動機として評価されるためには、母校への思いをベースにしつつも、事務職としての具体的な関心や業務理解を示すことが必要です。

たとえば「学生支援の仕組みに関心がある」「大学運営を支える業務に携わりたい」といった要素を加えることで、より現実的で具体的な志望動機に変わります。

母校愛だけで終わらせず、気持ちと職務内容を結びつけて伝えることが重要です。

③ 仕事内容の理解が不足した曖昧な志望動機になっている

志望動機を伝える際には、「人と関わる仕事がしたい」「事務職に興味がある」といった抽象的な表現では十分とは言えません。

大学の事務職は、学生対応、学部運営のサポート、研究費の管理など、幅広く専門性の高い業務を担っており、その役割を正しく理解していることが求められます。

仕事内容への理解が不足していると、「なぜ大学事務なのか」という問いに明確に答えることができません。

たとえば、「学生の学びを支える仕事に関心がある」「教育機関としての大学の役割に貢献したい」といった動機であれば、大学事務ならではの業務内容と結びつけて、自分の適性や意欲を具体的に説明することができます。

そのため、志望動機を考える際には、大学事務の特徴や役割を踏まえたうえで、自分との接点を明確に伝えることが大切です。

④ 自己PRとの違いが曖昧

自己PRと志望動機は似ているようで、伝えるべき内容はまったく異なります。しかし、大学事務の志望動機を作る中で、その違いが曖昧になっているケースも少なくありません。

「私は几帳面なので大学事務に向いていると思いました」といった表現は、一見志望動機のようですが、実際には自己PRに近いものです。

志望動機では「なぜ大学事務を選んだのか」、自己PRでは「自分の強みをどう活かせるか」を伝えるのが基本です。

この違いを意識して書き分けることで、それぞれの内容がより明確になり、応募書類や面接でも印象を残しやすくなります。

志望動機を作成する上では、両者の違いをよく理解して構成することがポイントになります。

業務内容をよく理解して大学事務の志望動機を作成しよう

大学事務の志望動機を考える際は、仕事内容への理解と自分の経験・強みをどう活かせるかがポイントです。

学生支援や入試広報、総務経理、研究支援など多岐にわたる業務内容を正しく把握し、「なぜ教育業界なのか」「なぜその大学なのか」を踏まえて作成することが重要です。

また、志望動機と自己PRの違いを意識し、自分の役割意識や将来のビジョンを盛り込むことで、説得力ある大学事務 志望 動機に仕上がります。

例文を参考にしつつ、自分らしい表現で構成しましょう。

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    「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。