【看護師向け】内定お礼状の書き方とマナーを徹底解説|例文付きで紹介
看護師として初めて内定を受けたとき、多くの人が悩むであろうお礼状。お礼状は、採用担当者への感謝を伝えるだけでなく、あなたの誠実さや仕事への意欲を示す大切なマナーでもあります。
そこで本記事では、看護師が内定お礼状を書く際の基本マナーや正しい書き方、送付のタイミングをわかりやすく解説。病院宛や転職時など、シーン別の例文も紹介します。
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看護師の内定お礼状とは?

看護師の内定お礼状とは、内定をもらった病院や施設に感謝の気持ちを伝えるための手紙です。形式的な挨拶ではなく、採用への感謝と今後の意欲を丁寧に表すビジネスマナーのひとつといえるでしょう。
内定お礼状は、誠実に働く姿勢を印象づける大切な機会です。看護師の採用では、礼儀やコミュニケーション力が重視されるため、感謝を言葉にして伝えることが印象を大きく左右します。
採用担当者や看護部長は多くの応募者と関わっており、丁寧な文面は印象に残りやすいものです。文章から人柄や誠実さが伝わることで、入職後の信頼関係づくりにもつながります。
また、お礼状を送ることで「丁寧な対応ができる人」「社会人としてのマナーが身についている人」といった好印象を持たれるでしょう。お礼状は、感謝を伝えるだけでなく自分の人柄を表す手段でもあります。
看護師としての第一歩を踏み出す前に、心を込めた一通を送って、誠実さを伝えてください。
看護師が内定お礼状を出すタイミング

内定のお礼状は、社会人としての第一歩を踏み出すうえで欠かせないマナーです。とくに看護師の場合、採用担当者への印象が今後の人間関係にも影響することがあります。
ここでは、内定通知を受けた後にお礼状を送る最適な時期について解説します。
- 内定通知を受けたら1〜2日以内に送る
- 郵送は3日以内、メールは当日中に送る
「ビジネスマナーできた気になっていない?」
就活で意外と見られているのが、言葉遣いや挨拶、メールの書き方といった「ビジネスマナー」。自分ではできていると思っていても、間違っていたり、そもそもマナーを知らず、印象が下がっているケースが多いです。
ビジネスマナーに不安がある場合は、これだけ見ればビジネスマナーが網羅できる「ビジネスマナー攻略BOOK」を受け取って、サクッと確認しておきましょう。
①内定通知を受けたら1〜2日以内に送る
内定のお礼状は、できるだけ早く送ることが大切です。内定通知を受けたら、1〜2日以内を目安に準備を始めましょう。
1週間以上経ってから送ると「優先度が低い」「感謝の気持ちが薄い」と思われてしまうかもしれません。まずは、内定をもらったその日のうちに内容を確認し、お礼状の文面を考えることが重要です。
形式的な内容でも構いませんが、自分の言葉で感謝を伝えると印象が良くなります。看護師の採用は人柄を重視する傾向があるため、丁寧で温かみのある表現を意識するとよいでしょう。
送る前には誤字脱字の確認を忘れずに行ってください。細やかな気配りができる人だと感じてもらえるはずです。内定のお礼状は単なる儀礼ではなく、「入職後も誠実に仕事へ向き合う姿勢」を示すチャンス。
スピーディーで丁寧な対応が信頼につながるでしょう。
②郵送は3日以内、メールは当日中に送る
お礼状の送付方法によって、適切なタイミングは異なります。郵送する場合は、内定通知を受けてから3日以内に投函するのが理想です。
郵便の配達には1〜2日かかるため、早めに準備しないと相手の手元に届くのが遅れてしまいます。週末を挟む場合はさらに時間がかかることもあるため、注意してください。
一方、メールで送る場合はスピードが重視されます。内定連絡を受けた当日中、遅くとも翌日までに送るのがマナーです。
メールは手軽ですが、件名や宛名、署名をきちんと整えることで信頼感を与えられます。また、病院によっては連絡手段の好みが異なることがあるでしょう。
「お礼はメールでもよろしいですか」と確認してから送るのも丁寧な対応です。迅速で誠実な対応が、社会人としての第一印象を良くする鍵になります。
看護師の内定お礼状の基本マナー

看護師としての第一印象を決める大切な要素が「内定お礼状のマナー」です。
ここでは、お礼状を書くときに押さえておきたい基本マナーをわかりやすく紹介します。
- 黒インクのペンを使用し丁寧に手書きする
- 敬語や丁寧語を正しく使う
- お礼状は内定承諾書より前に同封する
- 誤字脱字や名前の誤記がないか丁寧に確認する
- クリアファイルに入れてから封筒に入れる
①黒インクのペンを使用し丁寧に手書きする
お礼状はできるだけ手書きで書くのが望ましいです。黒インクのボールペンや万年筆を使うと、落ち着いた印象を与えられます。
黒はフォーマルな色で、ビジネスシーンや病院などの公的な場にふさわしい色です。青やカラーペンはカジュアルな印象になるため避けましょう。
文字を上手に書く必要はありませんが、読みやすく丁寧に書くことを意識してください。焦らず、1文字ずつ整えるように書くことで、誠意が伝わります。
手書きのあたたかみは、メールや印刷文では出せない印象を与えられるでしょう。
②敬語や丁寧語を正しく使う
お礼状では言葉づかいが非常に重要です。敬語や丁寧語を正しく使うことで、相手への敬意が伝わります。
「お礼申し上げます」「心より感謝申し上げます」といった定型的な表現を使うと、丁寧な印象になるでしょう。ただし、過剰な敬語や不自然な言い回しは避けてください。
「頂戴いたしました」「ご連絡を差し上げました」など、一般的なビジネス敬語を使うのが安心です。読みやすく自然な敬語表現を意識すると、社会人として信頼される文章になります。
③お礼状は内定承諾書より前に同封する
お礼状を内定承諾書と一緒に送る場合は、必ずお礼状を上に重ねて封入しましょう。封筒を開けたとき、最初に感謝の手紙が目に入るようにするのが礼儀です。
順番が逆だと、形式に慣れていない印象を与えてしまうかもしれません。また、便箋を三つ折りにする際は、開いたときに文面が上向きになるように折るのが正しい入れ方です。
細かい部分に気を配ることで、丁寧で気遣いのできる印象を残せます。ちょっとした工夫が「できる人」としての評価につながるでしょう。
④誤字脱字や名前の誤記がないか丁寧に確認する
お礼状を書くときに最も注意したいのが、誤字脱字や宛名の間違いです。病院名や担当者名を誤ると、相手に失礼な印象を与えてしまいます。
「〇〇部長様」「〇〇病院 看護部長 〇〇様」など、肩書きや敬称のつけ方も確認してください。書き終えたら一度読み直し、文全体の流れや言葉づかいに不自然な点がないかを見直しましょう。
可能であれば、第三者に確認してもらうのもおすすめ。小さなミスを防ぐことが、信頼される看護師としての第一歩です。
⑤クリアファイルに入れてから封筒に入れる
お礼状を封筒にそのまま入れるのではなく、クリアファイルに入れてから送るのがマナーです。書類が折れたり汚れたりするのを防ぐだけでなく、清潔感を保てます。
特に医療機関宛ての書類はきれいな状態で届くことが大切です。ファイルは透明で無地のものを使いましょう。色つきや柄入りは避け、落ち着いた印象を意識してください。
封筒に入れる前には、宛名・書類の内容・入れ忘れがないかを最終確認しましょう。最後まで丁寧に対応することが、相手への敬意を伝える何よりの方法です。
看護師の内定お礼状の基本的な書き方

看護師として内定をもらったあとに送るお礼状は、社会人としての第一印象を左右する大切な文書です。
ここでは、お礼状を書く際に押さえておきたい基本構成を順を追って解説します。
- 文頭に「拝啓」と時候の挨拶を入れる
- 本文で内定への感謝を伝える
- 今後の抱負や仕事への意欲を述べる
- 文末で結びの挨拶と「敬具」を入れる
- 日付・署名・宛名を正確に記載する
①文頭に「拝啓」と時候の挨拶を入れる
お礼状は形式を大切にする文書です。冒頭では「拝啓」から始め、続けて時候の挨拶を入れてください。これは相手を思いやる日本語の伝統的な礼儀であり、ビジネスマナーとしても基本になります。
たとえば春なら「陽春の候」、秋なら「爽秋の候」といった季節の言葉を使うと丁寧でしょう。看護師として働くうえで、相手を気遣う姿勢を文章からも感じてもらえるはずです。
季節の挨拶の後には「貴院ますますご清祥のこととお喜び申し上げます」といった相手の健康や発展を願う一文を添えましょう。この部分を省略してしまうと、事務的で冷たい印象になることがあります。
社会人としての常識を示す意味でも、冒頭の挨拶はきちんと書いてください。
②本文で内定への感謝を伝える
お礼状の中心となるのは、内定をいただいたことへの感謝を伝える部分。「このたびは内定のご連絡をいただき、誠にありがとうございます」という表現が一般的です。
採用担当者が時間をかけて選考してくれたことを踏まえ、感謝の気持ちを具体的に述べると誠意が伝わります。
また、「面接の際に温かくご対応いただき感謝申し上げます」といったように、面接時の印象的なエピソードを軽く添えるとより心のこもった内容になるのです。
看護師の採用では人柄が重視されるため、型どおりの文面よりも相手に寄り添う言葉を選ぶと印象が良くなるでしょう。感謝を中心に据え、落ち着いた文調でまとめてください。
③今後の抱負や仕事への意欲を述べる
感謝を伝えたあとは、今後の意気込みを述べると文章にまとまりが出ます。「今後は看護師として患者さまに寄り添い、信頼されるよう努めてまいります」など、入職への前向きな姿勢を簡潔に書きましょう。
この一文を加えることで、採用側に「入職を心待ちにしている」という気持ちを伝えられます。ただし、理想を並べすぎると現実味がなくなるため注意してください。
「まずは基本を大切にし、先輩方から学びながら成長していきたいです」といった謙虚な表現が効果的です。
看護師の仕事はチームで支え合う場面が多いため、協調性や向上心を感じさせる内容にすると好印象でしょう。誠実さと前向きさが伝わる文面を意識してください。
④文末で結びの挨拶と「敬具」を入れる
お礼状の締めくくりでは、丁寧な結びの挨拶を添えて感謝を再度伝えます。「末筆ながら、貴院のご発展と皆さまのご健康をお祈り申し上げます」がよく使われる表現です。
そのあとに「敬具」で文を締めてください。「拝啓」と「敬具」はセットになるため、どちらか一方を省略しないように注意が必要です。
また、本文と結びの挨拶の間には1行空けると、見た目がすっきりして読みやすくなります。細かな形式にも気を配ることで、相手に誠実な印象を与えられるでしょう。
お礼状は内容だけでなく、レイアウトや整え方も印象を左右します。丁寧な仕上がりを意識してください。
⑤日付・署名・宛名を正確に記載する
お礼状の最後には、日付・署名・宛名を正しく記載します。これらは文書としての信頼性を示す大切な要素です。日付は「令和〇年〇月〇日」と元号で記すのが一般的。
署名には自分の氏名に加えて、学校名や学科名を添えると丁寧でしょう。宛名は相手の役職や氏名を正確に書くことが重要です。「〇〇病院 人事課 採用担当 〇〇様」といった形が適切でしょう。
肩書や名前を間違えると印象を損ねるおそれがあるため、送る前に必ず確認してください。細部まで正確に整えることが、社会人としての責任感を伝えるポイントになります。
看護師の内定お礼状の例文

内定のお礼状は、感謝の気持ちを伝えるだけでなく、今後の意欲や誠実さを示す大切な手段です。とはいえ、どのような内容にすればよいか悩む人も多いでしょう。
ここでは、状況別に使える看護師の内定お礼状の例文を紹介します。自分に合った形で丁寧に気持ちを伝えてください。
①病院宛に送る基本的な例文
内定のお礼状は、病院からの採用に対して感謝を伝える大切な機会です。ここでは、新卒の看護師として初めて内定を受けた際に使える、丁寧で好印象を与える基本的なお礼状の例文を紹介します。
拝啓 〇〇病院 採用ご担当者様 このたびは内定のご連絡をいただき、誠にありがとうございます。学生時代の実習で貴院の看護に触れ、患者様一人ひとりに寄り添う温かい看護姿勢に感銘を受けました。 内定をいただけたことを大変光栄に思っております。 今後は看護師として成長し、貴院の一員として患者様に安心を届けられるよう努力してまいります。 入職までに知識と技術をさらに磨いてまいりますので、引き続きご指導のほどよろしくお願いいたします。 敬具 令和〇年〇月〇日 〇〇大学看護学部 〇〇〇〇 |
この例文では、感謝の気持ちを明確に伝えるとともに、病院の理念や雰囲気に共感していることを示す点がポイントです。
自分の体験を一文加えると、形式的にならず、誠実さや熱意がより伝わりやすくなります。
②内定承諾書を同封する場合の例文
ここでは、内定承諾書と一緒にお礼状を送るときに使える例文を紹介します。病院への感謝を伝えつつ、入職への意欲を明確にすることで、丁寧で誠実な印象を与えることができるでしょう。
拝啓 〇〇病院 採用ご担当者様 このたびは内定のご連絡をいただき、誠にありがとうございます。内定承諾書を同封させていただきましたので、ご確認をお願いいたします。 実習で貴院の患者様への丁寧な対応を拝見し、私も同じような看護師を目指したいと強く感じました。入職後は、先輩方から多くを学び、看護師として成長できるよう努力してまいります。 貴院の一員として患者様に寄り添える看護を実践できるよう精進いたしますので、今後ともご指導のほどよろしくお願いいたします。 敬具 令和〇年〇月〇日 〇〇大学看護学部 〇〇〇〇 |
この例文では、承諾書を同封している旨を明確に伝えながら、志望理由と意欲を簡潔に添えるのがポイントです。形式に沿いつつも、自分の言葉で病院への感謝を入れるとより印象が良くなります。
➂メールで送る場合の例文
ここでは、内定のお礼をメールで伝える場合の例文を紹介します。郵送よりもスピードが重視されるため、感謝と今後の意欲を簡潔にまとめることが大切です。
件名や宛名などの基本マナーも忘れずに意識しましょう。
件名:内定のお礼(〇〇大学看護学部 〇〇〇〇) 〇〇病院 採用ご担当者様 このたびは内定のご連絡をいただき、誠にありがとうございます。選考を通して、貴院の温かいチーム医療の雰囲気に惹かれ、ぜひ一員として貢献したいと感じました。 入職までに知識と技術をより磨き、少しでも即戦力になれるよう努力いたします。貴院で働けることを心よりうれしく思っております。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。 〇〇大学看護学部 〇〇〇〇 メールアドレス:xxxx@example.com 電話番号:090-xxxx-xxxx |
メールでは要点を簡潔にまとめ、敬語や句読点の使い方を丁寧に整えることが大切です。文面に温かみを出すため、自分の言葉で「嬉しさ」や「意欲」を一文添えると好印象になります。
④転職で内定をもらった場合の例文
ここでは、転職活動で内定をもらった看護師が送るお礼状の例文を紹介します。新しい環境での挑戦に対する前向きな気持ちと、これまでの経験を活かして貢献したいという意欲を伝えることが大切です。
〇〇病院 採用ご担当者様 このたびは内定のご連絡をいただき、心より感謝申し上げます。見学や面接を通じて、貴院の患者さま一人ひとりに寄り添う温かい看護方針に深く共感いたしました。 これまで培ってきた急性期病棟での経験を活かし、チームの一員として力を尽くしたいと考えております。 入職までに改めて基礎を見直し、新しい環境でも早く貢献できるよう努力いたします。貴院で働ける日を心から楽しみにしております。 令和〇年〇月〇日 〇〇〇〇(署名) |
転職時のお礼状では、これまでの経験を簡潔に触れつつ、新しい職場への意欲を具体的に伝えることがポイントです。「共感」や「貢献」という言葉を入れると、誠実さと前向きな印象を与えられます。
⑤内定を保留する場合の例文
ここでは、看護師の内定を保留したい場合に使えるお礼状の例文を紹介します。すぐに返答できない状況でも、感謝の気持ちを丁寧に伝えることで、誠実な印象を与えられるでしょう。
〇〇病院 採用ご担当者様 このたびは内定のご連絡をいただき、誠にありがとうございます。面接の際に伺った貴院の看護理念や職場の雰囲気に大変魅力を感じております。 ぜひ貴院で働きたいと考えておりますが、現在、もう一つの選考結果を待っている状況です。 大変恐縮ではございますが、〇月〇日までお返事をお待ちいただけますでしょうか。 貴院のご厚意に心より感謝申し上げますとともに、慎重に判断させていただきたく存じます。何卒よろしくお願いいたします。 令和〇年〇月〇日 〇〇〇〇(署名) |
内定を保留する際は、感謝の言葉を最初に伝えたうえで、正直な理由と返答時期を明確に示すことが大切です。期限を具体的に伝えると、誠実で信頼できる印象を与えられます。
看護師の内定お礼状を入れる封筒の選び方

看護師の内定お礼状を送るときは、封筒選びにも注意が必要です。封筒の種類や色、素材の選び方ひとつで印象が大きく変わるのです。
ここでは、相手に誠実さと丁寧さが伝わる封筒選びのポイントを紹介します。
- 無地の長形3号封筒を選ぶ
- 清潔感のある白色を選ぶ
- 便箋を三つ折りで入るサイズを選ぶ
- 厚手でしわになりにくいものを選ぶ
①無地の長形3号封筒を選ぶ
お礼状には「長形3号封筒」を使うのが一般的です。A4サイズの便箋を三つ折りにしてちょうど入る大きさで、ビジネス文書にも広く使われています。
柄入りやカラー封筒はカジュアルな印象になるため避けたほうが良いでしょう。無地で落ち着いた質感のものを選んでください。また、薄い封筒は中身が透けたり、安っぽく見えたりすることがあります。
やや厚みのある紙質を選ぶことで、しっかりとした印象を与えられるのです。採用担当者が受け取った際に「丁寧な人だな」と感じてもらえるよう、細部まで意識すると良いでしょう。
②清潔感のある白色を選ぶ
封筒の色は白が基本です。白色は清潔感があり、誠実で真面目な印象を与えます。看護師という職業にもふさわしい色といえるでしょう。
ベージュやクリーム色も悪くありませんが、できるだけ純白に近い色を選ぶと安心です。光沢のあるタイプより、マットで落ち着いた質感のもののほうが上品に見えます。
派手さを避け、清潔で控えめな印象を意識しましょう。小さな部分ではありますが、こうした心遣いが相手に好印象を与えるポイントです。
③便箋を三つ折りで入るサイズを選ぶ
封筒のサイズが便箋に合っていないと、見た目が乱れてしまいます。A4サイズの便箋を使う場合は、長形3号封筒がぴったり収まるので最適です。
サイズに余裕がありすぎると中身が動いて折れやすくなり、逆に小さすぎると無理に入れることになります。封筒と便箋のバランスを事前に確認し、きれいに収まるようにしましょう。
整った見た目はもちろん、丁寧な印象にもつながります。こうした細やかな気配りが、採用担当者に好印象を与える大切な要素です。
④厚手でしわになりにくいものを選ぶ
郵送中に封筒が折れたりしわになったりすると、印象が悪くなってしまいます。そのため、厚手でしっかりした素材を選ぶことが重要です。
特に、お礼状と内定承諾書を一緒に送る場合は、封筒に一定の強度が必要になります。また、封筒の中にクリアファイルを入れて便箋を保護すると、よりきれいな状態で届くのです。
見た目の整った書類は、それだけで丁寧な印象を与えられるでしょう。封筒選びは些細なことに見えますが、相手に与える印象を左右する大切なポイントです。
看護師の内定お礼状の送り方

看護師として内定をもらったあとに送るお礼状は、マナーを守った送り方をすることで相手に誠実な印象を与えられるのです。
ここでは、送る前の最終確認から郵送手続きまで、正しいお礼状の送り方を分かりやすく紹介します。
- 郵送する前に内容・宛名・封入物を最終確認する
- 封筒の宛名・差出人を正式名称で記入する
- 郵便局窓口から送付する
①郵送する前に内容・宛名・封入物を最終確認する
お礼状を投函する前に、まず内容や封入物の確認を行いましょう。文面に誤字脱字や不自然な表現がないかを確認し、敬語の使い方にも注意することが大切です。
便箋は上下をそろえて折りたたみ、文字面が封筒の表を向くように入れるのが基本です。封入後は、同封物が曲がっていないか、封筒に汚れがないかも確認してください。
こうした小さな配慮が、相手に与える印象を大きく左右します。封を閉じるときは、のり付けをしてから「封」の字を入れるとより丁寧です。
宛名の文字がにじんでいないか、かすれていないかも最終チェックしてください。細部まで気を配る姿勢が、誠実さとして伝わるでしょう。
②封筒の宛名・差出人を正式名称で記入する
封筒の宛名や差出人は、略さずに正式名称で記入しましょう。宛名は「〇〇病院 人事課 採用担当 〇〇様」とするのが一般的です。「人事課御中」と書くと個人宛ではなくなってしまうため注意が必要。
採用担当者の名前がわかっている場合は、必ず「〇〇様」と記入してください。宛名を書く際は、中央に大きく、読みやすい文字で丁寧に書きましょう。
縦書きの場合は右側に住所、中央に宛名、左下に自分の住所と氏名を記載します。差出人情報はやや小さめの文字で、全体のバランスを整えると見た目が美しくなるでしょう。
文字のにじみや傾きが気になる場合は、下書きをしてから清書すると安心です。また、病院名や部署名の表記を誤ると失礼にあたります。
「医院」や「医療法人」などの略や省略をせず、正式名称を使ってください。宛先は公式サイトなどで確認しておくと確実です。差出人欄には学校名や学科名を添えることで、より丁寧な印象を与えられます。
③郵便局窓口から送付する
お礼状は、郵便局の窓口から送るのが確実です。ポスト投函でも届きますが、ビジネス文書として扱うお礼状は、丁寧さを重視して窓口で差し出すのが望ましいでしょう。
窓口では料金不足や切手の位置などを確認してもらえるため、誤送を防げます。封筒には84円切手(定形郵便の場合)を貼るのが基本ですが、厚みや重さによって料金が変わることも。
迷ったときは、郵便局員に確認してください。貼る切手はキャラクターものを避け、落ち着いたデザインのものを選びましょう。控えめで上品な印象を与えることが大切です。
お礼状を送るタイミングは、内定通知を受けてから3日以内が理想。送付後に「届いたか心配」という場合は、数日後に電話で確認しても問題ありません。
最後まで誠意をもって対応することで、社会人としての印象がさらに良くなるでしょう。
看護師の内定お礼状の注意点

お礼状は感謝の気持ちを伝える大切な手段ですが、書き方や表現を間違えると印象を下げてしまうことがあるのです。
ここでは、看護師が内定お礼状を書く際に気をつけたいポイントを紹介します。
- 誤字脱字や宛名の間違いを防ぐ
- 感謝だけでなく前向きな意欲も伝える
- 定型文に頼りすぎないようにする
- 相手に失礼のない表現を心がける
①誤字脱字や宛名の間違いを防ぐ
お礼状で最も注意すべきなのが、誤字脱字や宛名の誤りです。特に病院名や採用担当者の名前を間違えると、丁寧に書いた内容であっても誠意が伝わりにくくなります。
細部の確認を怠ると、「注意力が足りない人」という印象を与えてしまうかもしれません。書き終えたら必ず全体を見直し、できれば家族や友人にも確認してもらいましょう。
漢字の変換ミスや送り仮名の間違いにも注意が必要です。手書きの場合は、読みやすく丁寧な字で書くことを意識してください。小さなミスを防ぐことが、誠実さを示す第一歩です。
②感謝だけでなく前向きな意欲も伝える
お礼状の目的は感謝を伝えることですが、それだけでは印象に残りにくい場合があります。採用担当者は、「今後どのように働いてくれるか」を重視しているのです。
そのため、感謝の言葉に加えて、「貴院の一員として成長し、患者様に貢献できるよう努めます」といった意欲を表す一文を添えると良いでしょう。
ただし、あまり情熱的すぎる表現や過度な謙遜は避け、自然で誠実な文章を意識してください。感謝の気持ちと意欲のバランスを取ることで、相手に信頼感を与えるお礼状になります。
③定型文に頼りすぎないようにする
インターネット上にはたくさんの例文がありますが、丸写しにすると気持ちが伝わりにくくなります。採用担当者は多くのお礼状を読むため、テンプレートそのままの文章は印象に残りにくいものです。
文の流れや構成を参考にしながらも、自分の言葉で書くことを心がけましょう。
たとえば、「面接で感じた病院の温かい雰囲気に魅力を感じました」といったように、自分の体験や感想を添えるとより誠実さが伝わります。定型文に頼らず、自分の気持ちを丁寧に表現してください。
④相手に失礼のない表現を心がける
お礼状は社会人としてのマナーを示す文書でもあります。敬語の使い方を誤ると、意図せず失礼になることがあるため注意が必要です。
たとえば、「ご苦労様です」や「お世話になります」は目上の人に対しては避けたほうがよい表現でしょう。また、感嘆符(!)や顔文字などのカジュアルな表現はビジネス文書には不向きです。
フォーマルな文体を意識しつつも、硬すぎない自然な日本語を心がけましょう。丁寧な言葉づかいと落ち着いたトーンで書くことで、看護師としての誠実さと信頼感を伝えることができます。
内定お礼状で信頼を築くために大切なこと

看護師として内定をもらったあとに送るお礼状は、感謝の気持ちを伝えるだけでなく、社会人としての第一印象を左右する重要なステップです。
お礼状は内定通知を受けてから1〜2日以内に準備し、遅くとも3日以内に郵送すると誠実な印象を与えられるでしょう。正しい書き方やマナーを守り、「拝啓」や「敬具」などの形式を整えることも欠かせません。
さらに、封筒や便箋の選び方、送り方にも細やかな配慮が必要です。誤字脱字や宛名の間違いを防ぎ、前向きな意欲を伝えることで、採用担当者に「この人と一緒に働きたい」と感じてもらえるはず。
看護師の内定お礼状は、感謝と誠意を形にして信頼を築く第一歩といえるでしょう。
まずは志望動機を作ってみる
この記事を書いた人
編集部
「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。