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失敗しない内定式準備|持ち物リストと自己紹介例文集

「内定式の準備って、具体的に何をすればいいのだろう…」と不安に思う方は少なくありません。

人生で一度きりの内定式は、社会人生活のスタートラインともいえる大切な場です。同期や経営陣との初対面の機会でもあるため、第一印象を左右する大切な準備が求められます。

しかし、持ち物や自己紹介の内容など、細かい部分で迷う人もいますよね。

そんな悩みを解消するために、本記事では内定式に必要な準備を、持ち物リストから自己紹介の例文集、さらにはオンライン内定式への対応まで網羅的に紹介しています。

ぜひこの記事を参考に、内定式に向けた準備を進めていきましょう。

エントリーシートのお助けアイテム

目次

そもそも内定式とは?

内定式は、企業が内定者を正式に迎えるために行う重要な行事です。多くは10月1日前後に実施され、内定通知の交付や今後のスケジュール共有、重役による挨拶、会社の方針説明などが行われます。

内定式に参加することで、同期や先輩社員と早く顔を合わせ、人間関係を築くきっかけになります。これにより入社後の不安や孤立感を減らせるはずです。

また、企業側も内定者の人柄や姿勢を確認する場として見ているため、ただの形式的なイベントだと考えて準備を怠らず、印象を高められるように努めましょう。

服装やマナー、自己紹介の準備はもちろん、企業によっては研修や懇親会が組み込まれている場合もあるので、スケジュールや持ち物の確認も忘れないようにしてください。

目的を理解し、適切な準備を整えて参加することで、今後の職場生活をより良い形でスタートできるでしょう。

内定式の意義とは?

内定式の意義は、企業と内定者が「これから共に働く」という意識を共有し、信頼関係を築くきっかけを得ることにあります。

内定者は内定式で、企業の価値観や文化を肌で感じ、自分がどう貢献できるかを具体的に考えるきっかけを得られます。

企業にとっても、内定式は、採用した人材と改めて向き合う重要な時間です。参加者の立ち居振る舞い、周囲との関わり方から、入社後の働きぶりや適応度を推し量る材料にもなります。

この観点から、内定式は単なるお祝いの場ではなく、互いの理解を深めるための選考後の最終確認といえるでしょう。さらに、内定式は今後の社会人生活に向けた意識づけの場としても機能します。

これまでの学生的な行動や考え方を見直し、企業人として求められる責任感や姿勢を意識するきっかけになります。

一般的な内定式のプログラム内容

内定式は、内定者にとって入社前の大切な公式イベントであり、企業とのつながりを深める場です。内容は会社ごとに異なりますが、大まかな流れを知っておくと当日の緊張もやわらぐでしょう。

ここでは、多くの企業で行われるプログラムを順を追って説明します。

  1. 経営陣の挨拶
  2. 企業紹介
  3. 内定証書の授与式
  4. 今後のスケジュールの説明
  5. 入社書類の提出
  6. 内定者による自己紹介の実施
  7. 代表者のスピーチ
  8. 内定者懇親会の開催

① 経営陣の挨拶

内定式の最初には、企業のトップや役員が登壇し、新入社員として迎える喜びや期待を伝えます。これは形式的な儀礼ではなく、会社の理念や方針を直接聞ける貴重な時間です。

就活生にとっては今後のキャリア形成のヒントを得られる場にもなります。事前に企業理念や経営者のメッセージを調べ、共感できる点を持って臨むとよいでしょう。

当日はうなずきや表情で前向きな姿勢を示すことで、好印象を与えられます。

② 企業紹介

ここでは、入社する会社の全体像を改めて知ることができます。創業からの歴史や事業内容、強み、将来の展望などが説明されるでしょう。

就活中に調べた内容と照らし合わせ、新しい情報を整理することが大切です。配布資料やスライドには数字や事例が含まれることも多く、今後の業務理解に役立ちます。

単なる説明と受け取らず、メモを取りながら自分の役割をイメージしてください。

③ 内定証書の授与式

内定証書の授与は、正式に企業の一員となることを示す重要な場面です。受け取るときは背筋を伸ばし、明るい声で「ありがとうございます」と伝えると印象が良くなります。

授与後の一礼や立ち居振る舞いも評価の対象になるため、社会人としてのマナーを意識してください。写真撮影が行われることもあるため、服装や身だしなみは前日までに整えておくと安心です。

④ 今後のスケジュールの説明

ここでは、入社までの流れや研修日程、必要な手続きが案内されます。大事な日程や提出期限は必ずメモし、カレンダーに登録しておくと漏れを防げます。

説明中に不明点があれば終了後に担当者へ確認しましょう。特に研修内容や配属面談は早めに把握することで、事前準備がスムーズになります。

⑤ 入社書類の提出

内定式では、入社に必要な書類を回収する場合があります。記入ミスや不足があると再提出が必要になるため、事前の確認が欠かせません。

印鑑や本人確認書類などは前日にそろえておくとよいでしょう。書類は折れや汚れがない状態で提出し、受け渡し時に一言添えると丁寧な印象になります。

⑥ 内定者による自己紹介の実施

自己紹介は、同期や社員に自分を知ってもらう重要な機会です。氏名、大学、専攻に加え、趣味や将来の目標を簡潔に盛り込むと印象に残ります。

持ち時間は1分程度が多く、長く話しすぎないよう注意してください。事前に原稿を作り、声の大きさや笑顔を意識して練習しておくと、本番で落ち着いて話せます。

⑦ 代表者のスピーチ

内定者代表がスピーチをする場面もあります。選ばれた場合は、自分だけでなく同期全員の思いを代弁する意識を持ちましょう。

感謝の気持ち、入社への意気込み、同期との団結を軸にまとめると伝わりやすくなります。緊張を和らげるには、会場をイメージしながら練習することが効果的です。

⑧ 内定者懇親会の開催

懇親会は、同期や先輩社員と交流する絶好のチャンスです。会話のきっかけとして、趣味や学生生活での経験を準備しておくとスムーズに話せます。

飲食が伴う場合もありますが、マナーや節度を守ることが必要です。積極的に話しかけつつ、相手の話を聞く姿勢を持つと信頼関係を築きやすくなります。

内定式に参加するメリット

内定式は、単なる顔合わせや形式的な行事ではありません。参加することで企業理解や同期とのつながりが深まり、入社後の準備や意欲向上も見込めます。

ここでは、就活生が押さえておきたい内定式に参加する具体的なメリットを5つに分けて紹介します。

  1. 企業の社風を知れる
  2. 同期との関係を築ける
  3. 入社への意欲を高められる
  4. 社員の価値観に触れられる
  5. 入社準備の流れを把握できる

① 企業の社風を知れる

内定式は、会社の雰囲気や働く環境を実際に感じ取れる場です。説明会や面接だけではわからなかった日常的なやり取りや空気感が、社員同士の会話や立ち振る舞いから見えてきます。

例えば、先輩社員の服装や話し方から、厳格な社風か、フランクな社風かがわかることもあるでしょう。事前に社風を理解しておけば、自分に合った行動や話し方を準備できます。

その結果、初出社の日からスムーズに職場になじめるはずです。

② 同期との関係を築ける

内定式では、同じ時期に入社する同期と直接会えます。同期は社内での相談相手や励まし合える存在になりやすく、信頼関係ができれば仕事の安心感にもつながります。

初対面で緊張しても、自己紹介や雑談で共通点を見つければ距離は縮まるでしょう。さらに、SNSや連絡先を交換しておけば、入社までの情報交換や不安の共有もしやすくなります。

早い段階で関係を築くことが、社会人生活の土台になります。

③ 入社への意欲を高められる

内定式は、入社に向けた気持ちを高めるきっかけになります。同じ目標を持つ同期や先輩社員と交流し、会社のビジョンや方針を聞くことで、自分の働く意義を再確認できるでしょう。

役員や経営陣の話から将来像を直接聞くと、自分がその一員になる実感も湧きます。

こうした高揚感は、残りの学生生活を有意義に過ごす力になりますし、資格取得やスキル習得など自主的な準備にもつながります。

④ 社員の価値観に触れられる

内定式では、現場で働く先輩や上司と直接話す機会があります。そこから、仕事への姿勢や価値観を知ることができ、自分の働き方を考える参考になります。

例えば、成果主義を重んじる社風であれば、評価基準や成長スピードを意識した準備が必要でしょう。チームワークを重視する文化なら、協力的な姿勢やコミュニケーション力を意識すべきです。

こうした理解があれば、入社後の適応もスムーズになります。

⑤ 入社準備の流れを把握できる

内定式では、入社までに必要な手続きや研修スケジュールなどが説明されます。これにより、何をいつまでに行うべきかが明確になり、余裕を持って動けるでしょう。

例えば、書類提出や健康診断、引っ越し準備など、忘れがちな項目も整理できます。

期日を守れないと印象を損なうおそれもあるため、内定式で流れを理解し、逆算してスケジュールを立てることが大切です。準備が整えば、入社当日を安心して迎えられます。

内定式に必要な持ち物の準備リスト

内定式は社会人としての第一歩を踏み出す場であり、持ち物の準備は印象を大きく左右します。忘れ物は不安や焦りの原因になるため、事前にチェックして余裕を持って整えておくことが大切です。

ここでは内定式に参加するにあたり必要な持ち物を項目ごとに解説します。

  1. 提出書類
  2. 文房具
  3. 身分証明書
  4. 印鑑
  5. 腕時計
  6. 名刺入れ
  7. 女性向けの身だしなみアイテム

① 提出書類

内定式では、会社に提出する書類を持参することがあります。雇用契約書や誓約書、健康診断書などが代表的です。案内メールや郵送物を確認し、必要なものをすべてそろえておきましょう。

記入漏れや押印忘れはよくあるミスなので、前日までにチェックしてください。書類はクリアファイルにまとめ、折れや汚れを防ぐと安心です。

こうした準備は社会人としての基本姿勢を示すことにもつながります。

② 文房具

契約書の記入やメモが必要になる場面では、黒インクのボールペンとメモ帳が欠かせません。ペンは予備も持っておくと安心でしょう。

メモ帳やノートは使いやすく、派手すぎないデザインが望ましいです。他人から借りると気を遣わせてしまうため、自分の道具をしっかり用意しておくことが大切です。

文房具を準備しておくと、落ち着いて行動できます。

③ 身分証明書

本人確認のために身分証明書が必要になることがあります。学生証や運転免許証、マイナンバーカードなど、顔写真付きで有効期限内のものを持参してください。期限切れや紛失には注意が必要です。

財布やカードケースに入れ、すぐ取り出せる状態にしておくとスムーズです。こうした心がけは信頼感にもつながります。

④ 印鑑

契約や誓約書の押印に備えて、印鑑を準備しておきましょう。シャチハタは使えない場合が多いため、朱肉を使う印鑑がおすすめです。使用予定がなくても持っておくと安心できます。

ケースに入れておくと、汚れや欠けを防げます。印鑑は小さくても重要な役割を果たす道具です。

⑤ 腕時計

内定式では時間の把握が重要です。スマートフォンで時間を確認するのは、場面によっては失礼と見なされることもあります。

シンプルで落ち着いた腕時計を身につけ、事前に電池や時間のずれを確認しておきましょう。腕時計は時間確認だけでなく、社会人としてのマナーを示すアイテムでもあります。

⑥ 名刺入れ

新卒の内定式では、まだ名刺が発行されていないことが多く、名刺交換を行わない場合もあります。
ただし、企業によっては仮の名刺や内定者同士でのプロフィールカード交換を行うことがあります。

その場合に備えて、シンプルで落ち着いた色・素材の名刺入れを用意しておくと安心です。

事前案内に名刺持参の指示がある場合や、名刺交換の可能性があると感じた場合は、早めに用意しておくと安心です。

⑦ 女性向けの身だしなみアイテム

女性の場合、化粧直し用のパウダーや口紅、ヘアブラシ、予備のストッキングなどが役立ちます。特にストッキングは破れやすいので替えを持参しましょう。

派手すぎず清潔感を保つことで、印象は格段に良くなります。必要な物はコンパクトにまとめ、すぐ取り出せるようにしておくと安心です。

内定式の自己紹介準備に役立つ例文集

内定式での自己紹介は、第一印象を決める重要な場面です。しかし、何を話せば良いのか迷う方も多いでしょう。

ここでは、場面やテーマ別に自己紹介の例文をまとめ、安心して臨めるようサポートします。

  1. 意気込みを伝える自己紹介の例文
  2. 趣味を伝える自己紹介の例文
  3. 性格を伝える自己紹介の例文
  4. 学業で取り組んだ内容を伝える自己紹介の例文
  5. アルバイト経験を伝える自己紹介の例文
  6. 入社後の抱負を伝える自己紹介の例文

① 意気込みを伝える自己紹介の例文

内定式では、自分のやる気や前向きな姿勢を簡潔に伝えることが重要です。特に初めて会う同期や先輩に好印象を与えるためには、具体的な行動や経験を交えて話すと効果的です。

〇〇大学〇〇学部〇〇学科の〇〇〇〇と申します。このたび内定をいただき、大変うれしく思っております。

大学時代はサッカーサークルでキャプテンを務め、仲間と共に練習方法を工夫しながら目標を達成してきました。

時には意見がぶつかることもありましたが、そのたびに話し合いを重ね、チーム全員で前進する方法を見つけてきました。

今後はこの経験を活かし、配属先でも周囲と協力しながら成果を上げ、会社の成長に貢献できるよう尽力してまいります。本日はどうぞよろしくお願いいたします。

意気込みを伝える自己紹介では、やる気だけでなく、その背景にある経験を簡潔に添えると説得力が増します。自分の強みと行動を結びつけて話すと、印象に残りやすくなります。

② 趣味を伝える自己紹介の例文

趣味を紹介することで、人柄や価値観を自然に伝えることができます。

特に内定式では、共通の話題をきっかけに同期や先輩との距離を縮めやすくなるため、具体的なエピソードを交えて話すと効果的です。

〇〇大学〇〇学部〇〇学科の〇〇〇〇と申します。私の趣味はカフェ巡りです。大学1年の頃、友人に誘われて初めて訪れた小さな喫茶店で、落ち着いた空間とこだわりのコーヒーに魅了されました。

それ以来、休日には地元や旅行先で気になるカフェを探し歩き、写真を撮ってSNSにまとめています。お気に入りの場所やメニューを友人に紹介し、喜んでもらえるのがとても嬉しいです。

これからは職場の近くでも素敵なカフェを見つけ、同僚とリラックスできる時間を共有したいと思っています。本日はどうぞよろしくお願いいたします。

趣味をテーマにする際は、きっかけと継続している理由を簡潔に入れると印象に残ります。さらに今後の職場でのつながりに活かす一言を添えると、親しみやすさが増します。

③ 性格を伝える自己紹介の例文

自分の性格を紹介することで、相手に働き方や人間関係の築き方をイメージしてもらいやすくなります。内定式では、エピソードを交えて誠実に伝えると好印象を与えやすいです。

〇〇大学〇〇学部〇〇学科の〇〇〇〇と申します。私の性格は、コツコツと努力を積み重ねることが得意な点です。

大学ではゼミ活動で長期的な研究テーマに取り組み、週ごとに進捗を報告しながら少しずつ課題をクリアしてきました。

途中で壁にぶつかることもありましたが、そのたびに仲間や教授に相談し、改善策を実行して成果を出すことができました。

この経験を通して、粘り強く物事に向き合う姿勢が身についたと感じています。今後はこの強みを活かし、仕事でも一歩ずつ確実に成果を積み重ねていきたいです。

本日はどうぞよろしくお願いいたします。

性格を伝える際は、抽象的な言葉だけでなく、それを裏付ける具体的な経験を入れると信頼感が増します。長所を仕事にどう活かすかを添えると効果的です。

④ 学業で取り組んだ内容を伝える自己紹介の例文

学業での取り組みを紹介することで、努力の姿勢や専門性をアピールできます。内定式では、成果だけでなく過程や学びも簡潔に伝えると説得力が増します。

〇〇大学〇〇学部〇〇学科の〇〇〇〇と申します。大学では地域活性化をテーマにしたゼミに所属し、地元商店街の活性化プロジェクトに参加しました。

商店主への聞き取りやイベントの企画運営を行い、集客数の向上に貢献しました。

特に、SNSを活用した情報発信では、投稿内容の工夫やタイミングを調整し、来場者数を前年よりも15%増やすことができました。

この活動を通じて、現場での調査力や課題解決のための柔軟な発想力を養うことができたと感じています。

今後はこの経験を活かし、配属先でも周囲と協力しながら成果を生み出していきたいと考えています。本日はどうぞよろしくお願いいたします。

学業の取り組みを話すときは、テーマ・行動・成果の順で簡潔にまとめると分かりやすくなります。数字や具体例を盛り込むことで、より印象に残る自己紹介になります。

⑤ アルバイト経験を伝える自己紹介の例文

アルバイト経験は、社会人としての基礎力や責任感を示す良い題材です。内定式では、学んだことや身につけたスキルを具体的に示すことで、仕事への姿勢を効果的に伝えられます。

〇〇大学〇〇学部〇〇学科の〇〇〇〇と申します。大学2年からカフェでアルバイトを続けてきました。

最初は接客に緊張していましたが、お客様との会話を通して自然と笑顔や臨機応変な対応ができるようになりました。

特に忙しい週末は、スタッフ同士で声を掛け合いながら効率的に作業を進める工夫をしました。

その結果、店長から「チーム全体の雰囲気が良くなった」と評価をいただいたことが自信につながりました。

この経験を通して培った協調性や責任感を、今後の仕事でも活かし、周囲と協力しながら成果を出していきたいです。本日はどうぞよろしくお願いいたします。

アルバイト経験を話す際は、業務内容だけでなく学んだことや評価された点を具体的に伝えると効果的です。職場での活かし方まで述べると印象がさらに良くなります。

⑥ 入社後の抱負を伝える自己紹介の例文

入社後の抱負を話すことで、前向きな姿勢や将来のビジョンを示すことができます。内定式では、具体的な行動計画や学びたい姿勢を盛り込み、熱意を伝えると好印象です。

〇〇大学〇〇学部〇〇学科の〇〇〇〇と申します。このたび内定をいただき、大変光栄に思っております。

入社後は、まずは基礎的な業務をしっかり身につけ、周囲の方々から信頼される存在になることを目指します。

大学時代に所属していたボランティアサークルでは、初めは分からないことだらけでしたが、先輩のアドバイスを素直に受け入れ、一つずつ覚えていくことで自信をつけることができました。

この経験から、学び続ける姿勢と行動力が成果につながることを実感しました。今後も向上心を忘れず、新しい知識やスキルを積極的に吸収し、会社の発展に貢献していきたいと考えております。

本日はどうぞよろしくお願いいたします。

入社後の抱負は、抽象的な目標だけでなく、過去の経験と結びつけることで説得力が増します。学ぶ姿勢や行動計画を示すと、意欲の高さがより伝わります。

内定式準備で見落としがちな注意点

内定式は、社会人への最初の一歩として、緊張したり、浮かれてしまう人もいるかもしれません。しかし、そうして準備を進めていると、つい重要な事項を忘れて最悪の結果になってしまうことも。

そうした状況を回避するためにも、細かな確認や心構えは欠かせません。ここでは、就活生がつい見落としがちな注意点を5つの観点から整理しました。

  1. 企業情報は必ず再確認しておく
  2. 会場所在地を事前に把握しておく
  3. 集合時刻を確認しておく
  4. 敬語の使い方を磨いておく
  5. 挨拶の練習をしておく

① 企業情報は必ず再確認しておく

内定式前には企業情報を見直すことが大切です。面接時に覚えていた内容が古くなっている場合もあり、最新の事業や方針を知らないと会話に深みが出ません。

特に社長や役員との場では、最近のニュースや業績に触れられると印象が良くなるでしょう。逆に古い情報や間違った知識を口にすると信頼を損なう恐れがあります。

公式サイトやプレスリリースを確認し、重要なトピックをまとめておくと安心です。短時間でも整理して頭に入れておけば、質問への対応や会話の幅が広がり、自信を持って臨めます。

② 会場所在地を事前に把握しておく

会場までのアクセスは前日までに必ず確認してください。初めて訪れる場所では、乗り換えや出口を間違えて遅刻する可能性があります。

遅刻は第一印象を大きく損ねるため、余裕を持った行動が必要です。地図アプリやストリートビューで周辺を確認し、複数の経路を把握しておくと安心でしょう。

建物が複数棟に分かれていたり、フロア指定がある場合も多いため、案内メールや招待状の記載を丁寧に確認してください。

当日は交通トラブルも想定し、予備時間を30分ほど確保しておくと落ち着いて行動できます。

③ 集合時刻を確認しておく

集合時刻の勘違いは予想以上に多い失敗です。開始時刻だけ覚えて集合時間を見落とすことは珍しくありません。内定式は全員が揃ってから始まるため、遅刻は進行全体に影響します。

案内文やメールに記載された集合時刻を必ず確認し、逆算して行動計画を立てましょう。受付開始時間が明記されている場合は、早めに到着しておくと慌てずに済みます。

早く着いた時間を使って身だしなみを整えられれば、落ち着いた状態で臨めるでしょう。集合時刻を軽視せず行動することが、信頼感を高める第一歩です。

④ 敬語の使い方を磨いておく

内定式では役員や先輩社員と会話する機会が多く、正しい敬語が求められます。誤用や二重敬語は、社会人としての基礎が身についていない印象を与える恐れがあります。

例えば「おっしゃられる」や「ご苦労さま」は目上には使わない表現です。正しい言い回しを事前に確認し、普段から練習しておくことで自然に使えるようになります。

敬語は言葉遣いだけでなく、声のトーンや表情も重要です。柔らかい口調と丁寧な態度を意識すれば、相手に良い印象を与えられるでしょう。

短期間で習得するのは難しいため、早めの段階から日常生活で使い続けることが大切です。

⑤ 挨拶の練習をしておく

内定式では初対面の挨拶を交わす機会が多く、ここでの第一印象がその後の関係づくりに大きく影響します。短時間で好印象を与えるためには、簡潔で明るい挨拶が欠かせません。

緊張すると声が小さくなったり、言葉がぎこちなくなったりしがちですが、事前に声の大きさや話すスピードを意識して練習すれば改善できます。

相手の目を見て笑顔で話すことを心がけ、家族や友人に聞いてもらいながら調整すると、本番でも落ち着いて自然に挨拶できます。

オンライン内定式の場合の準備一覧

内定式は入社前に信頼を築く大切な場です。オンラインでも礼儀と準備が整えば安心して臨めます。ここでは「音・映像・服装・背景・写り方」の5つのポイントを押さえ、不安や見落としを減らします。

すぐに実践できる確認方法も交え、当日の失敗を防ぎましょう。

  1. 通信環境の整備
  2. 使用機器の点検
  3. オンライン参加に適した服装の準備
  4. カメラ背景の設定
  5. 映り方の確認

① 通信環境の整備

内定式では安定した通信環境が最優先です。音や映像が途切れると発言や自己紹介の印象が弱まってしまいます。有線接続や高速Wi-Fiに切り替え、同居人が動画視聴などを控えるようお願いしてください。

ルーターやPCを再起動して更新を済ませ、予備としてスマホのテザリングを準備すると安心でしょう。

やむを得ず遅延や欠席が予想される場合は、開始1時間前までに「通信不調時は電話連絡します」と短く連絡し、企業側の不安も減らしましょう。

② 使用機器の点検

カメラ・マイク・電源の3点は前日と当日に必ず確認しましょう。音が小さい、映像が暗い、充電切れなどの初歩的なトラブルは信頼を損ないます。

会議ツールのテスト通話で声量やノイズを確認し、マイクは自動調整をオフにします。カメラは逆光を避け、PCの更新を終えておきます。

外付け機器は接点を拭き、AC接続にして延長コードを手元に置くと安心です。不具合時はPCからスマホへすぐ切り替えられるよう準備してください。

③ オンライン参加に適した服装の準備

画面映えする清潔なスーツ一式を着用しましょう。上半身だけでも整って見えると姿勢や声が安定し、第一印象も良くなります。

色は黒・紺・グレーが無難で、白シャツに細かい柄のネクタイやスカーフを合わせると落ち着いた印象になります。照明下でテカりや透けを確認し、自然なメイクやひげの手入れも忘れないでください。

アクセサリーは最小限にし、時計は音が出ないタイプにしましょう。座り姿勢も意識すると声がまっすぐ届きます。

④ カメラ背景の設定

無地で明るい背景を基本に、余計な物は映さないようにしてください。生活感のある背景は注意がそれる原因になります。壁が難しい場合は、軽いぼかし機能やシンプルなバーチャル背景を使いましょう。

顔を明るくするために正面にライトを置き、カメラは目線の高さに合わせます。表示名は本名+大学名で統一し、アイコンは初期設定のままにすると無難です。

フレーム内に不要な物が入らないよう確認しておくと、急な動きにも対応できます。

⑤ 映り方の確認

本番と同じ環境で3分ほどの通し練習を行いましょう。声量や表情、話す間の取り方は録画で確認すると、改善点がすぐに見つかります。

カメラに対して目線を合わせ、画面越しでも明るく見える表情を意識することが大切です。特に、話していないときの表情やうなずき方も印象に影響します。

最後にミュートやチャットでの挨拶、退出の所作まで一連の流れを確認しておくと、本番でも落ち着いて対応できます。

内定式の連絡に使えるメール例文【出席・欠席・お礼】

内定式の出欠やお礼をメールで伝える際、どのように書けば失礼なく気持ちを伝えられるか不安になる方も多いでしょう。

ここでは、状況別にすぐ使えるメール例文をまとめ、スムーズなやり取りをサポートします。

  1. 内定式出席の返信メール例文
  2. 内定式欠席の連絡メール例文
  3. 内定式後に送るお礼メールの例文

① 内定式出席の返信メール例文

内定式への出席を知らせるメールは、簡潔かつ丁寧な文章で、感謝の気持ちと参加の意志を明確に伝えることが大切です。形式を守りつつ、自分らしい一文を添えると印象が良くなります。

件名:内定式出席のご連絡(〇〇大学 〇〇〇〇)

〇〇株式会社
人事部 〇〇様

お世話になっております。〇〇大学〇〇学部〇〇学科の〇〇〇〇です。
このたびは内定式のご案内をいただき、誠にありがとうございます。

ご案内いただきました〇月〇日の内定式につきまして、出席させていただきます。
当日は指定いただいた時間までに会場へ参ります。

内定式でお会いできることを心より楽しみにしております。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

〇〇大学 〇〇学部〇〇学科
〇〇〇〇(ふりがな)
電話番号:000-0000-0000
メールアドレス:xxxxx@example.com

出席連絡は、件名・宛名・本文・署名の順で構成すると読みやすくなります。本文では、感謝・出席の意思・当日の予定を簡潔にまとめるのがポイントです。

② 内定式欠席の連絡メール例文

内定式を欠席する場合は、できるだけ早く理由とお詫びを丁寧に伝えることが大切です。誠意のある文章で連絡することで、相手への配慮や責任感を示せます。

件名:内定式欠席のご連絡(〇〇大学 〇〇〇〇)

〇〇株式会社
人事部 〇〇様

お世話になっております。〇〇大学〇〇学部〇〇学科の〇〇〇〇です。
このたびは内定式のご案内をいただき、誠にありがとうございます。

誠に申し訳ございませんが、〇月〇日に予定されております内定式につきまして、やむを得ない事情(〇〇のため)により欠席させていただきます。

内定式に参加できず大変残念ですが、後日改めてご挨拶の機会をいただけますと幸いです。
当日のご盛会を心よりお祈り申し上げます。

〇〇大学 〇〇学部〇〇学科
〇〇〇〇(ふりがな)
電話番号:000-0000-0000
メールアドレス:xxxxx@example.com

欠席連絡は、理由を簡潔に伝えつつお詫びの言葉を明記することが重要です。今後の関係を良好に保つため、代替の挨拶機会への希望を添えると印象が良くなります。

③ 内定式後に送るお礼メールの例文

内定式後にお礼メールを送ることで、感謝の気持ちと社会人としての礼儀正しさを示せます。式で感じたことや学びを一言添えると、より印象に残る文章になります。

件名:内定式のお礼(〇〇大学 〇〇〇〇)

〇〇株式会社
人事部 〇〇様

お世話になっております。〇〇大学〇〇学部〇〇学科の〇〇〇〇です。
昨日はお忙しい中、内定式を開催していただき、誠にありがとうございました。

式では、社長や先輩方のお話を伺い、入社後に目指す姿をより明確に描くことができました。
また、同期の皆さんと交流できたことも大変貴重な時間でした。

いただいた励ましのお言葉を胸に、残りの学生生活でも自己研鑽に努めてまいります。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

〇〇大学 〇〇学部〇〇学科
〇〇〇〇(ふりがな)
電話番号:000-0000-0000
メールアドレス:xxxxx@example.com

お礼メールでは、感謝の言葉に加えて、印象に残った出来事や学びを一文添えると好印象です。送付は内定式の翌日までに行うのが望ましいです。

内定式準備の最終ポイント

内定式は、企業文化や社風を直接感じ取り、同期や先輩社員との交流を通して信頼関係を築く大切な場です。

プログラム内容や持ち物リスト、自己紹介例文、注意点、さらにはオンライン開催時の準備まで幅広く把握しておくことで、当日の不安を大幅に軽減できます。

特に、企業情報の再確認や会場所在地、集合時刻の把握は遅刻やミスを防ぐ基本動作です。さらに、挨拶や敬語の練習を怠らないことで、第一印象の質が高まります。

出欠やお礼のメールも迅速かつ丁寧に対応することが社会人としての信頼獲得につながります。

事前準備を徹底すれば、自信を持って臨めるだけでなく、入社後のモチベーションや成長意欲も一層高まり、良いスタートダッシュが切れるでしょう。

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    「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。