内定式とは?目的や当日の流れと準備のすべてを解説
「内定式って、何をする日なのかよく分からない…」と感じている人も多いのではないでしょうか。
内定式は、企業からの正式な内定通知や同期との初顔合わせなど、社会人生活の第一歩となる大切なイベントです。
せっかくの機会を有意義に過ごすためには、目的や当日の流れ、必要な準備を事前に押さえておくことが重要です。
本記事では、内定式の基本から参加メリット、当日の過ごし方や準備のポイントまで詳しく解説します。
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内定式に向けて事前準備をしっかり行おう

内定式は、企業から正式な内定通知を受けた学生が参加する大切なイベントです。第一印象や今後の関係性にも影響するため、準備不足による失敗は避けたいところでしょう。
服装や持ち物、スケジュールなど、企業からの案内に記載された情報はすべて確認し、当日になって慌てることがないよう、前日までに準備を整えておきましょう。
意外と重要なのが、企業ごとの独自ルールです。たとえば「ビジネスカジュアル」と案内されていても、実際にはスーツが無難な場合があります。
また、集合時間が非常に厳格な企業もあるため、指定時刻の10分前には到着するよう心がけてください。内定式が終わった後にはお礼メールを送るのが望ましいでしょう。
内定式はただ出席するだけの行事ではなく、入社への意欲や社会人としての姿勢をアピールできる大事な機会です。丁寧な準備を通じて、信頼される存在として一歩を踏み出してください。
内定式とは

内定式とは、企業が学生に対して正式な内定を通知したあとに行う、いわば「内定者との顔合わせの場」。
多くの企業では10月上旬に実施され、企業側が内定者に対して理念や社風を伝えたり、社員や他の内定者との交流を通じて安心感を持ってもらうことが目的です。
この式はただの形式的なイベントではありません。特に複数の内定を受けている学生に対して、自社への入社意欲を高めてもらう機会にもなります。
また、入社までのスケジュールや必要な準備の案内が行われることもあり、実務的な側面も含まれています。内定式に参加することで、自分が社会人になるという実感が湧いてくるでしょう。
これから始まる新しい環境に向けて、心の準備が整うきっかけにもなります。内定を得た学生にとって、まさに「社会人への第一歩」といえる大切なイベントといえます。
企業が内定式を行う目的

内定式は、企業と学生が入社前に信頼関係を築くための大切な場です。なぜ企業がこの式を開催するのかを知っておくと、参加の意義や心構えが明確になるでしょう。
ここでは、企業が内定式を行う目的を5つに分けて説明していきます。
- 正式な内定通知を行う
- 企業理解を深めるための説明を行う
- 内定者の入社意欲を高める取り組みを行う
- 先輩社員や他の内定者との交流を行う
- 今後のスケジュールや手続きの説明を行う
① 正式な内定通知を行う
内定式の大きな目的の1つは、企業が正式な内定を通知することです。これまでの「内々定」から、法的な効力を持つ「内定」へと切り替わるタイミングになります。
この通知を受けることで、就活生は安心して入社準備を進めやすくなるでしょう。企業側にとっても、内定通知は責任を持って受け入れる意思の表明です。
そのため、書類の授与や代表者からの言葉など、セレモニー的な演出が行われることが多い傾向にあります。単なる通過儀礼と捉えず、社会人生活の第一歩としてしっかり受け止めることが大切です。
② 企業理解を深めるための説明を行う
内定式では、企業理念や事業の方向性などについて再度説明される機会があります。選考中にも聞いていた内容かもしれませんが、入社を前提とした立場で改めて聞くことで、理解が一段と深まるのです。
企業側も、入社前の不安を払拭し、自社に対する納得感を持ってもらうために丁寧な説明を行います。
社長のメッセージや映像資料、部署ごとの紹介など、さまざまな形で情報が共有されることもあるでしょう。働くイメージを明確にしておくことで、入社後のギャップも少なくなります。
③ 内定者の入社意欲を高める取り組みを行う
内定式では、内定者の入社意欲を高めるための工夫も見られます。たとえば、若手社員の体験談や職場紹介、今後のキャリアモデルの説明などがその一例です。
こうした取り組みによって、入社後の自分の姿をイメージしやすくなります。また、迷いを持っている内定者に対して、企業としての魅力を再確認してもらう場にもなるのです。
参加者自身も、受け身ではなく、自分の意思や適性について考える良いきっかけにしてください。
④ 先輩社員や他の内定者との交流を行う
多くの内定式では、先輩社員や同期内定者との交流の時間が設けられます。これにより、入社後の不安が和らぎ、人間関係を築くきっかけになるでしょう。
先輩社員からは、職場の雰囲気や実際の働き方についてリアルな話を聞けるチャンスです。また、同じ内定者同士のつながりが生まれることで、入社前から仲間意識が芽生えやすくなります。
不安を抱えたまま入社するよりも、安心感を持ってスタートできるようになるでしょう。
⑤ 今後のスケジュールや手続きの説明を行う
内定式では、入社までの流れについて具体的な説明が行われるでしょう。たとえば、書類の提出日、研修の予定、健康診断の日程などが挙げられます。
この説明をきちんと聞いておくことで、手続きのミスや遅れを防げます。不明点があれば、その場で確認するようにしましょう。
企業によっては、このタイミングで入社の意思確認がある場合もあるため、心構えも必要です。入社準備がスムーズに進むよう、事前の情報収集と理解を大切にしてください。
内定式を行う時期

内定式は、多くの企業で10月1日前後に開催されます。この日程は、企業が正式に内定を通知できるタイミングとして定められている「10月1日」に合わせているためです。
企業はこの式を通じて、内定者に安心感を与えたり、入社意欲を高めてもらったりすることを目的としています。ただし、すべての企業が10月に行うとは限りません。
9月中に前倒しで実施する企業もあれば、11月以降にずらすケースも見られます。業界や企業ごとにスケジュールに差があるため、案内が届く時期や日程は事前に確認しておくと安心でしょう。
内定式の案内はメールや書面で届くのが一般的で、返信が必要な場合もあります。届いたら放置せず、すぐに出欠や準備の対応を始めてください。
就活がひと段落して気が緩みがちな時期ですが、社会人になるための第一歩として大切なイベントです。スムーズに参加できるよう、予定の管理や心の準備をしておくとよいでしょう。
内定式に参加するメリット

内定式に行く必要性をあまり感じていない人もいるかもしれません。しかし、内定式に参加することには多くのメリットがあります。
ここでは、内定式に参加する5つのメリットを解説していきます。
ただの儀式と捉えるのではなく、積極的に意味を理解して臨むことで、入社後のスタートに良い影響を与えるでしょう。
- 企業の雰囲気を体感できる
- 同期とのつながりを築ける
- 入社後のイメージを明確にできる
- 企業への安心感が得られる
- 社会人としての自覚が芽生える
① 企業の雰囲気を体感できる
内定式に参加すると、実際の職場の空気や社員の様子を直接感じることができます。資料や説明会ではわからなかった社風や働く人の雰囲気に触れられる貴重な機会です。
選考の場では緊張感のあるやり取りが多かったかもしれませんが、内定式ではよりカジュアルで自然なコミュニケーションが行われます。
そのため、企業での働き方や環境がより具体的に想像しやすくなるのです。入社前に自分との相性を確かめられるという点でも、参加する価値は十分にあるでしょう。
② 同期とのつながりを築ける
内定式は、同じタイミングで入社する仲間と初めて会える場でもあります。共通の立場で交流できるため、自然と会話が生まれやすく、入社前から人間関係を築くことが可能です。
顔見知りがいる状態で入社すれば、新しい環境に対する不安も軽減されやすくなります。内定式で得たつながりは、研修期間中や業務が始まった後にも心強い支えになるでしょう。
社会人生活のスタートを安心して迎えるためにも、こうした機会は活用しておきたいところです。
③ 入社後のイメージを明確にできる
内定式では、企業のビジョンや事業内容、業務の進め方などについて再度説明されることが多いです。実際に働く立場になった自分を想像するには、最適な場面だといえます。
社員の体験談や将来のキャリアパスなどが共有されることで、自分がどのように成長していけるかを考える材料になります。目指す方向が見えれば、入社までの期間をより意欲的に過ごせるはずです。
自分自身の未来をイメージできるようになることは、大きなメリットでしょう。
④ 企業への安心感が得られる
内定式に参加することで、企業に対する信頼や安心感が高まるケースもあります。社員の人柄や対応の丁寧さ、雰囲気などに触れることで、「この会社に決めて良かった」と感じられるきっかけになるでしょう。
まだ他社と迷っている場合でも、実際に接して得た印象は判断材料として非常に有効です。また、逆に違和感を覚えたなら、それも大切な気づきになります。
不安や疑問を放置せず、自分の目と耳で確かめる姿勢が大切です。
⑤ 社会人としての自覚が芽生える
内定式は、学生から社会人への意識を切り替える大事なタイミングです。企業からの正式な内定通知を受けることで、責任ある立場になるという実感が湧いてきます。
また、今後のスケジュールや研修内容について説明されることで、自分が社会の一員になることをより現実的に感じられるようになるでしょう。
この場で覚悟を持ち、前向きな気持ちで入社準備に取り組むことが、良いスタートにつながります。
内定式当日の流れ

内定式は、社会人としての第一歩を踏み出す大切なイベントです。当日の流れを事前に把握しておくことで、不安を減らし、落ち着いて行動できるようになるでしょう。
ここでは、内定式当日に予定されている主な内容を紹介します。
- 社長や役員からの挨拶
- 内定証書の授与
- 内定者による自己紹介
- 今後のスケジュールの連絡
- 入社関連書類の記入や提出
- 内定者同士や社員との懇親会
① 社長や役員からの挨拶
内定式の最初に行われるのが、社長や役員からの挨拶です。企業が目指す方向性や理念を内定者に直接伝える場として、とても重要な意味を持ちます。
こうした話を聞くことで、入社後の働き方や会社への理解が深まりやすくなるでしょう。また、経営層の考えを知ることで、企業との相性を改めて考えるきっかけにもなります。
あらかじめ企業の公式サイトや代表メッセージを読んでおくと、当日の内容がより理解しやすくなるでしょう。初めての場で緊張するかもしれませんが、リラックスして耳を傾けてください。
内容をしっかり受け止める姿勢が、今後の社会人生活に良い影響を与えるはずです。
② 内定証書の授与
内定証書の授与は、就活のゴールと社会人生活のスタートを実感できる瞬間です。名前を呼ばれ、証書を受け取るこの場面には、内定者としての自覚を強く促す意味があります。
受け取る際には、姿勢や返事などの所作も大切です。「はい」と元気に返事をし、お辞儀を添えて丁寧に受け取りましょう。こうした基本的なマナーが、相手に良い印象を与えます。
式の様子は写真に残ることも多いため、服装や髪型のチェックも忘れずに。案内に指定された服装で参加し、清潔感のある見た目を心がけてください。小さな気配りが、信頼につながる第一歩になります。
③ 内定者による自己紹介
自己紹介は、ほかの内定者や社員との距離を縮める最初の機会です。自分を知ってもらうだけでなく、今後の人間関係を築くうえでも大切な場面になります。
内容は、名前や大学名に加えて趣味や意気込みなどを簡潔にまとめるのが基本です。あまり長くなりすぎないようにしつつ、自分らしさを伝えられるよう意識してください。
話すときは、明るい表情やアイコンタクトを心がけましょう。緊張しているのはみんな同じです。無理に目立とうとせず、誠実に話すことで好印象を持たれやすくなります。
④ 今後のスケジュールの連絡
内定式では、今後のスケジュールについて詳しく説明されます。入社前の研修日程や提出物の締切、手続きの流れなど、重要な情報が一度に伝えられる場です。
説明を聞きながら、必要な項目はしっかりメモを取りましょう。配布資料に加えて口頭で伝えられることも多いため、聞き漏らしには注意が必要です。
また、不明点があればその場で質問することをためらわないでください。情報を正確に理解しておくことで、今後の準備がスムーズに進められます。
特に研修の持ち物や集合時間などは早めに確認しておきましょう。
⑤ 入社関連書類の記入や提出
内定式では、入社に必要な書類をその場で記入・提出することもあります。たとえば、誓約書や個人情報シート、健康保険・年金に関する書類などが挙げらるでしょう。
こうした書類は、社会人としての責任が求められる場面です。記入ミスや記載漏れがないよう、丁寧に確認しながら書くようにしましょう。
事前に案内されている持ち物(印鑑や本人確認書類など)も忘れずに準備してください。もし分からない項目があれば、その場で担当者に確認することが重要です。
一度提出した書類は企業で正式に管理されるため、慎重な対応が求められます。
⑥ 内定者同士や社員との懇親会
懇親会は、内定者や社員と交流を深めるリラックスした場です。緊張がほぐれるタイミングでもあり、社内の雰囲気を肌で感じるよい機会といえるでしょう。
とはいえ、あくまでもビジネスの一環であることを忘れてはいけません。言葉遣いや態度、食事のマナーなどに気をつけながら参加しましょう。
社員に話しかける際は、仕事内容や職場環境などについて聞いてみるとよいです。実際の業務への理解が深まり、不安の解消にもつながります。
こうした場で築いたつながりが、入社後の安心感や信頼関係に発展することもあります。自然体で会話を楽しんでください。
内定式に向けて準備すべきこと

内定式は、学生から社会人へと意識を切り替える大事な節目です。しっかり準備して臨めば、好印象を与えるだけでなく、自分自身も安心して式に集中しやすくなります。
ここでは、内定式参加前の5つの準備事項について解説していきます。
- 自己紹介を事前に考える
- 企業の最新情報を再確認する
- 必要な持ち物を整理する
- 当日の会場や開始時間を確認する
- オンラインの場合は通信環境を整える
① 自己紹介を事前に考える
内定式では、自己紹介を求められることがあります。突然の指名でも落ち着いて話せるよう、あらかじめ内容を準備しておきましょう。
名前・学校名・専攻に加え、志望理由や入社への意気込みを1〜2文添えると、印象に残りやすくなります。長くなりすぎず、簡潔にまとめておくのがポイントです。
事前に何度か声に出して練習しておくと、緊張していても自然に話せるようになります。慌てて考えることのないよう、しっかり準備しておきたいところです。
② 企業の最新情報を再確認する
内定式に臨む前には、企業の公式サイトやSNS、最近のプレスリリースを確認しておきましょう。特に事業の動向や新たな取り組みなどに目を通しておくと安心です。
当日の会話の中で話題に出たときに対応しやすくなりますし、関心を持っていることが伝われば好印象にもつながります。社員との交流がある場合、共通の話題として会話が広がることもあるでしょう。
事前に情報を押さえておくことで、自然な受け答えができるようになります。
③ 必要な持ち物を整理する
内定式に必要な持ち物は、案内メールなどに記載されているはずです。提出書類や印鑑、筆記用具、ノートなどは前日までにそろえておいてください。
カバンはスーツに合うシンプルなビジネスバッグが適しています。カジュアルなデザインやリュックは避けた方が無難です。書類はクリアファイルに入れて折れないように保管しておくと安心でしょう。
忘れ物は自分の評価を下げかねません。持ち物の確認は余裕をもって済ませておいてください。
④ 当日の会場や開始時間を確認する
内定式の前日までに、会場の場所と集合時間をしっかり確認しておきましょう。はじめて行く場所であれば、最寄り駅からの道順や所要時間も事前に調べておくと安心です。
当日は10〜15分前には到着できるよう、余裕を持って行動してください。建物の入り口や受付がわかりにくい場合もあるため、Googleマップなどで画像を見ておくのもおすすめです。
遅刻や会場の間違いは、第一印象に大きく影響します。基本的な確認を怠らないようにしましょう。
⑤ オンラインの場合は通信環境を整える
内定式がオンラインで行われる場合、通信環境の確認がとても重要です。Wi-Fiの接続状況やカメラ・マイクの動作は、必ず事前にチェックしておきましょう。
背景に生活感が出すぎないよう、白い壁の前で参加するか、バーチャル背景を活用するのも良い方法です。また、静かな場所を選び、通知音や周囲の音に注意しておくことも大切でしょう。
本番で慌てないために、前日までに一度テスト接続をしておくと安心できます。
内定式に出席する際の注意点

内定式は、社会人としての意識を高める大切な機会です。第一印象や当日のふるまいが今後に影響を与えることもあるため、事前に基本的なマナーや心構えを押さえておきましょう。
ここでは、内定式当日意識しておきたいポイントを紹介します。
- スーツなど清潔感のある服装を心がける
- 指定時刻の10〜15分前には会場に到着する
- 挨拶や言葉遣いなどビジネスマナーを意識する
- 当日不明点があれば遠慮せず担当者に確認する
- 急な変更やハプニングにも冷静に対応する
① スーツなど清潔感のある服装を心がける
内定式では、第一印象がその後の関係性に影響することもあります。服装は基本的にリクルートスーツで問題ありませんが、企業からの指定がある場合はそちらを優先してください。
シャツやスーツにシワがないか、靴が汚れていないかなど、細かい部分まで見られていると思って準備しましょう。髪型や爪も含め、全体として清潔感を意識することが大切です。
鏡の前で全身をチェックしておくと安心。見た目を整えておくことで、自信を持って式に臨めるでしょう。
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② 指定時刻の10〜15分前には会場に到着する
遅刻はもちろん厳禁ですが、到着がギリギリでも印象が悪くなる可能性があります。余裕を持って行動できるよう、会場には指定時刻の10〜15分前には到着するようにしましょう。
当日は交通機関の遅延なども想定して、早めに家を出ることをおすすめします。迷わず到着できるよう、事前に会場周辺の地図や経路も確認しておいてください。
もしトラブルで遅れそうなときは、必ず事前に企業へ連絡しましょう。社会人としての責任ある行動が求められます。
③ 挨拶や言葉遣いなどビジネスマナーを意識する
内定式は、ビジネスマナーの基本を実践する最初の場でもあります。丁寧な挨拶や正しい言葉遣いができているかは、意外と見られているものです。
たとえば、「おはようございます」「失礼いたします」といった挨拶をはっきりと伝えるだけでも好印象につながります。語尾を伸ばしたり、くだけた言い方にならないよう気をつけてください。
姿勢や表情にも気を配りましょう。話すときは相手の目を見て、落ち着いたトーンで話すと信頼感を持たれやすくなります。
④ 当日不明点があれば遠慮せず担当者に確認する
初めての場では、不安や分からないことがあって当然。大切なのは、それをそのままにせず、しっかり確認する姿勢です。
たとえば、記入書類の項目で迷った場合や、会場内での指示に不明点があるときは、近くの担当者に声をかけましょう。「確認してから行動する」ことは、社会人にとって必要なスキルです。
むしろ積極的に質問することで、「丁寧に対応できる人」という良い印象を与えることもあります。遠慮せず聞いてみてください。
⑤ 急な変更やハプニングにも冷静に対応する
内定式では、進行に変更があったり、思わぬトラブルが起きることもあります。そうしたときに慌てず、落ち着いて対応できるかどうかが問われるのです。
たとえば、席順の変更や配布物のミスがあった場合も、焦らずに指示を仰ぎましょう。周囲の様子を見ながら、臨機応変に行動することが大切です。
感情を表に出しすぎず、冷静な対応を意識することで、社会人としての信頼を得やすくなります。内定式もまた、自分を見せるチャンスのひとつです。
内定式後に送るお礼メールの例文

内定式を終えたあとは、感謝の気持ちを伝えるお礼メールを送ることがマナーとされています。しかし、どのように書けば丁寧かつ印象的になるのか迷う方も多いでしょう。
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基本的な丁寧表現のお礼メール例文
初めて内定式に出席したあとのお礼メールでは、失礼がないよう丁寧な表現を心がけることが大切です。ここでは、ビジネスマナーを守りながらも、素直な感謝の気持ちが伝わる基本の例文を紹介します。
件名:内定式への参加のお礼 株式会社〇〇 人事部 〇〇様 お世話になっております。 本日内定式に参加させていただきました、〇〇大学〇〇学部の〇〇〇〇です。 本日は貴重なお時間をいただき、誠にありがとうございました。 社長をはじめ多くの社員の方々のお話を直接うかがい、貴社で働くことへの期待がより一層高まりました。 特に、〇〇様のお話にあった「チームで成果を生み出す姿勢」というお言葉が印象的で、自身の目指す社会人像と重なりました。 まだ未熟な点も多くございますが、4月の入社に向けて、今後も気を引き締めてまいります。 今後ともどうぞよろしくお願いいたします。 ―― 〇〇大学〇〇学部〇〇学科 氏名:〇〇〇〇 電話:090-XXXX-XXXX メール:example@email.com |
基本の構成を押さえたうえで、当日の印象や感じたことを一文だけでも入れると、丁寧さの中に個性が加わります。過度に固くなりすぎず、素直な言葉を選ぶことがポイントです。
感謝と今後の抱負を伝えるお礼メール例文
内定式後に送るお礼メールでは、感謝の気持ちに加え、今後の抱負を具体的に伝えると好印象につながるでしょう。ここでは、将来への意気込みが自然に伝わる例文を紹介します。
件名:内定式参加のお礼 株式会社〇〇 人事部 〇〇様 お世話になっております。 〇〇大学〇〇学部の〇〇〇〇と申します。 本日の内定式では、貴重なお時間をいただき誠にありがとうございました。 社員の皆さまのお話を直接伺い、貴社の温かく活気ある雰囲気を肌で感じることができ、改めてこの会社で働きたいという思いが強くなりました。 私は大学時代、ゼミ活動で地域課題の解決に取り組んできました。チームで議論を重ね、ひとつの成果を出す経験を通して、協調性と主体性の大切さを学びました。 今後はこの経験を活かし、貴社の一員として価値を提供できる人材になれるよう努力してまいります。今後ともご指導のほど、よろしくお願いいたします。 ―― 〇〇大学〇〇学部〇〇学科 氏名:〇〇〇〇 電話:090-XXXX-XXXX メール:example@email.com |
大学での取り組みを簡潔に述べ、企業で活かしたい気持ちを素直に表現することで、前向きな印象を与えられます。抽象的な抱負よりも、具体性を意識するのがコツです。
内定式での印象的なエピソードを添えるお礼メール例文
内定式で心に残った出来事を交えてお礼を伝えると、文章に温かみが生まれ、印象にも残りやすくなるでしょう。ここでは、実際の体験を自然に織り交ぜた例文を紹介します。
件名:内定式のお礼 株式会社〇〇 人事部 〇〇様 お世話になっております。 〇〇大学〇〇学部の〇〇〇〇です。 本日は内定式に参加させていただき、誠にありがとうございました。 緊張して会場に向かったのですが、受付で社員の方に「楽しんでくださいね」と声をかけていただいたことで、気持ちが和らいだのを覚えています。 あの一言が、貴社のあたたかい社風を感じるきっかけとなりました。 また、グループワークでは初対面の内定者同士でも活発な意見交換ができ、仲間意識が芽生えました。社会人になる準備として、実りある一日となりました。 今後は入社に向けて、より一層努力してまいります。引き続きよろしくお願いいたします。 ―― 〇〇大学〇〇学部〇〇学科 氏名:〇〇〇〇 電話:090-XXXX-XXXX メール:example@email.com |
具体的な会話や体験を一部取り入れると、形式的になりがちなお礼メールに個性が出るでしょう。「印象に残った一場面」を1つ選ぶと自然な流れになります。
カジュアル企業向けの柔らかい表現のお礼メール例文
スタートアップやベンチャー企業など、比較的フランクな雰囲気の会社に対しては、堅すぎない自然な言葉づかいで感謝を伝えるのが効果的です。
ここでは、丁寧さを保ちつつ、親しみのあるトーンで書かれた例文を紹介します。
件名:内定式の参加ありがとうございました 〇〇株式会社 〇〇様 こんにちは。 本日、内定式に参加させていただきました〇〇大学の〇〇〇〇です。 今日は本当にありがとうございました!社員の皆さんと直接お話しできて、貴社の明るく前向きな雰囲気をよりリアルに感じることができました。 特にランチの時間に〇〇さんとお話しできたのが印象に残っています。気さくに声をかけていただけて、とても嬉しかったです。 これから入社までに、自分にできることをひとつずつ積み重ねていきたいと思います。 引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。 ―― 〇〇大学〇〇学部 氏名:〇〇〇〇 電話:090-XXXX-XXXX メール:example@email.com |
カジュアルな文面でも、礼儀や丁寧さを忘れずに書くのがポイントです。絵文字や省略語は避け、明るいトーンで本音を伝えることで、企業に好印象を与えられます。
内定式のポイントを押さえて入社準備を万全にしよう

内定式は、就活のゴールではなく、社会人への第一歩です。企業が内定式を行う目的や開催時期、当日の流れを理解することで、自分に求められる行動が明確になります。
また、メリットや準備事項、注意点を押さえておけば、安心して参加できるでしょう。さらに、内定式後のお礼メールも印象を左右する要素です。
事前の準備を丁寧に行い、自信を持って内定式に臨むことが、信頼される新社会人への第一歩につながります。
まずは志望動機を作ってみる
この記事を書いた人
編集部
「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。