自己PRでのボランティア経験の伝え方を紹介|例文や注意点も解説
学生時代にボランティア活動に参加していた方の中には、就活の際に自己PRとして上手く伝えるには工夫が必要です。
ここでは、自己PRでボランティア経験を効果的に伝える方法について、例文とともに解説します。
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ボランティア経験は自己PRに最適!好印象を与える理由
ボランティア経験は、「他人のために行動できる人間」であると面接官にアピールできます。
面接官に良い印象を与える理由は次の2つです。
- 行動力がある人という印象を与える
- 誠実な人という印象を与える
①行動力がある人という印象を与える
ボランティアに参加している人は、課題に対し具体的に行動できる人だと思われます。
社会問題があっても、自分には関係ないと考え、問題そのものから、目を背ける人は少なくありません。問題に気づいていても、実際に行動に移せる人は意外と少ないものです。
しかし、ボランティアに参加した経験は、自ら積極的に行動できる点を強くアピールできるポイントとなるでしょう。日頃から社会の課題に関心を持ち、その解決に向けて行動する姿勢が伺えるため、行動力のある人材という印象を与えることができます。
②誠実な人という印象を与える
ボランティアに取り組んでいる人は、誠実な人物だと評価されるかもしれません。
無償で社会貢献することに抵抗を感じる人も少なく無い中、見返りを求めずに人のために行動できる姿勢は、ボランティアにおいて重要な心構えです。
面接の際に、ボランティアについて自己PRする場合は、その活動に踏み切ったきっかけを説明するとよいでしょう。そのきっかけを通じて、自身の価値観や人柄を面接官に伝えることができ、誠実な人物という好印象を与えられます。
自己PRでボランティア経験を伝える時に重要なこと
ボランティアの経験を自己PRに活かす際は、実際にどのような強みが発揮できたかを具体的なエピソードとともに伝えることが重要です。
そこで、あなたがボランティアとしてどのような役割を担い、その役割を果たすためにどのような工夫をしたかを分かりやすく説明しましょう。
面接官が知りたいのは、あなたの人柄や考え方です。単に「ボランティアをした」ということだけでなく、主体的に活動に取り組んできたかが気になる点ですから、活動を通じて発揮できた自身の長所を上手に語ることで、言葉に説得力が生まれます。
自己PRでボランティア経験を伝える際の話の構成方法
自己PRでボランティア経験を面接官に伝える際は、順序が重要です。
順番を間違えると、面接官に上手く伝わらなかったり、説得力が欠けてしまうことがあります。印象的な自己PRにするために、次の順番で伝えましょう。
- 最初に自分の強みを伝える
- 強みの根拠としてボランティア経験を挙げる
- そこから得た学びを入社後どう活かすかを伝える
①最初に自分の強みを伝える
面接の自己PRでは、まず結論ファーストで自分の強みを伝えることが重要です。
ボランティア経験はその強みをアピールする手段の1つにすぎません。面接官に伝えたいのは、あなた自身の長所なのです。強みを最初に示せば、その後に語られるボランティアのエピソードを、面接官はその長所を裏付けるものととらえてくれるでしょう。
また、応募先の企業に合わせて強みを変えることで、より効果的に好印象を与えることができます。
②強みの根拠としてボランティア経験を挙げる
自身の強みを面接官に伝えた後は、その根拠となるエピソードとしてボランティア活動の経験を具体例に挙げるとよいでしょう。
強みを単に述べるだけでは抽象的すぎて印象に残りません。しかし、実際にあった出来事を例に挙げることで、自己PRの内容に具体性が生まれ、より説得力を持たせることができます。
ボランティアを通じて自身の長所がどのように発揮され、何ができたのかをわかりやすく説明することが重要です。
③そこから得た学びを入社後どう活かすかを伝える
自己PRの最後に、ボランティア活動から得た学びを、入社後にどのように活かしていけるかという展望を示すことが大切です。
面接官は、単に経験があるだけでなく、その経験を将来的にどう生かせるかに強く関心を持っています。企業が求める人材像を理解した上で、ボランティアを通じて培った能力が、どのように会社の役に立つのかを具体的に説明しましょう。
どんな経験も、入社後に生かせない場合は好印象は得られません。
【就活生向け】自己PRにボランティア経験を伝えた例文3選
企業に自己PRとしてボランティア経験を伝える例文を3つ紹介します。
自己PRの作成が苦手な方は、以下を参考にして企業ごとの自己PRを作成しましょう。
- コミュニケーション能力
- 責任感
- 柔軟性
例文①コミュニケーション能力
私の強みは、相手の立場に立って寄り添い、分かりやすく伝えられるコミュニケーション能力です。 大学時代、児童養護施設でのボランティア活動に参加しました。ある日、児童の1人が勉強を理解できずに落ち込んでいたので、まず児童の気持ちに共感し、あきらめないよう声をかけました。次に、分かりやすい言葉で1つずつ丁寧に説明したところ、最終的にその児童は自分で説明できるまで理解できました。 このようなコミュニケーション能力を生かし、入社後は部署間の調整役や新人教育で活躍したいと考えています。 |
この例文では、コミュニケーション能力を相手に寄り添い、分かりやすく伝える力に具体化して話しています。強みを具体的なエピソードで裏付け、仕事でどう活かしていくかも述べられているのがポイントです。
例文②責任感
私の強みは、責任感を持って仕事に取り組むことができる点です。 大学時代、ボランティア活動で子供の学習支援に携わりました。ある時、当日の支援スタッフが足りず、子供たちへの対応が難しくなったので私が中心となり、効率的な役割分担を提案し、私自身も積極的に 学習支援に当たりました。結果、子供たち全員に支援を行き届かせられました。 責任感を持って主体的に業務に取り組む姿勢を、入社後にも継続していきたいと考えています。 |
この例文では、責任感を持って主体的に行動する能力を、ボランティア経験をエピソードにしてアピールしています。
例文③柔軟性
私の強みは、柔軟に対応できる点です。 大学時代、障がい者支援ボランティアに参加しました。ある日、予定されていた活動ができなくなり、急遽プログラムを変更する必要が出ました。私は素早く代替案を立て、メンバーと協力して新たなプログラムを準備しました。結果、利用者の皆さんに喜んでいただくことができました。 このような柔軟性を、業務に急な変更があっても、落ち着いて対応することや、状況に合わせて新しいアイデアを提案すうことで、入社後も発揮したいと考えています。 |
自己PRでは、単に経験を列挙するのではなく、その経験から得た能力をアピールすることが重要です。例文では、ボランティア活動の際に柔軟な対応ができた経験から、「柔軟に対応できる」という強みを導き出しています。
さらに、その強みを就職先でどのように活かせるかを示すことで、企業にからの価値を高めることができます。
自己PRでボランティア経験をアピールする際に気をつけるべきこと
自己PRでボランティア経験を伝える際に、注意すべきポイントが2つあります。
- ジネスとの違いを理解した上で仕事への活かし方を伝える
- 分かりやすい言葉で説明することを心がける
①ボランティアとビジネスが違うことを理解した上で伝える
ボランティア経験を企業に伝える際は、ビジネスとの違いを理解した上で、その経験を仕事にどう活かせるかを示すことが重要です。
ボランティアは無償で人のために行う活動ですが、企業においては売上や利益が大きなポイントとなります。無償と人のためだけをアピールしすぎると、利益を考えて行動できる人材かどうか疑問視される可能性があります。
そこで、入社後は利益を上げるためにどのような点を意識し実行していくのかを具体的に伝えましょう。そうすることで、ボランティアとビジネスの違いを理解した上で、前者の経験を後者に生かせると面接官に伝わります。
②説明はわかりやすく
自己PRを行う際は、わかりやすい言葉遣いを心がけることが大切です。
抽象的な表現や曖昧な言い回しでは、面接官にうまく伝わりません。具体的にシーンが想像できるような言葉を選ぶことで、そこにいない面接官でも、あなたが伝えたいイメージを掴みやすくなります。
できるだけシンプルな言葉を使い、必要以上の情報は避けて簡潔に説明することで、自己PRの内容がよりストレートに伝わるはずです。
ボランティアは自己PRで自分の強みを伝える「手段」である
ボランティア経験は自己PRで強みを伝えるための「手段」だととらえましょう。
具体的には、まずあなたの強みを示した上で、その裏付けとなるボランティアでのエピソードを紹介するとよいでしょう。面接の中で、ボランティアについてさらに質問される可能性もあるため、それに備えた準備も行っておいてくださいね。
しっかりと対策を立てておけば、ボランティア経験はあなたの人となりを面接官に効果的にアピールできる絶好の機会となるはずです。
まずは志望動機を作ってみる
この記事を書いた人
編集部
「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。