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インターンシップの志望動機の書き方と例文を徹底解説

インターンシップに応募する際、志望動機に何を書けばよいか迷う方も少なくないでしょう。

しかし、選考を突破するには、志望動機の作り込みが重要であり決して後回しにしてはいけません

この記事では、インターンシップにおける志望動機の書き方と例文を解説しています。

ポイントを押さえれば、誰でも効果的な志望動機を作成できます。例文を参考に、志望動機を仕上げて、インターンシップの選考を突破しましょう。

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人事 鈴木

記事の監修者

人事 鈴木

新卒でベンチャー企業で求人広告の新規営業を経験 入社半年でテレアポ獲得数社内1位。新卒売り上げ1位を獲得。 その後Cmind groupの人事部に入社し、新卒採用を担当。 現在は学生の面談だけではなく採用戦略や広報にも携わっている。

吉田

記事の監修者

吉田

新卒で株式会社C-mindに入社後、キャリアアドバイザーとして累計1000人以上の就活生との面談を経験。就活時代も大手からベンチャーまで様々な業界・職種を見てきた経験から、幅広い視点でのサポートを得意とする。プロフィール詳細

目次

インターンシップとは?

インターンシップは、学生が企業で職業体験をする機会です。実際の仕事をしながら、自分が社会人として何を目指すのかを考える貴重な体験ができます。

インターンシップに応募する際の志望動機を書くためには、下記の2つの項目の理解が欠かせません。

  1. インターンシップの種類と形式
  2. インターンシップに参加するメリット

①インターンシップの種類と形式

インターンシップは、令和5年度から取り扱いが変更され、下記4つに分類されるようになりました

  • タイプ1:オープン・カンパニー
  • タイプ2:キャリア教育
  • タイプ3:汎用的能力・専門活用型インターンシップ
  • タイプ4:高度専門型インターンシップ(試行)

タイプ1とタイプ2はインターンシップとは称さず、情報提供や教育を目的としています。すなわち、職業体験を必須としていません。

タイプ3とタイプ4は従来のインターンシップに近い形で、職業体験を通して自分の適性を確認できるうえ、企業側もその評価を採用に反映させることも可能です。

②インターンシップに参加するメリット

インターンシップは、学生生活では得られないさまざまな経験を得る貴重な機会です。インターンシップに参加する主なメリットを下記にまとめました。

  • 仕事の感覚をつかめる
  • キャリアを選択する判断材料になる
  • 就職活動でアピールできる
  • 人脈を広げられる
  • 実務スキルが向上する
  • 内定獲得に有利になる可能性がある

インターンシップに参加する最大のメリットは、実際の仕事の感覚をつかめる点です。

また、インターンシップ参加により一部の選考をパスできる可能性もあるので、志望度の高い企業のインターンシップは、就職活動の成功には欠かせません。

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インターンシップで志望動機が必要な理由

インターンシップに応募する際、志望動機は重要な項目です。企業は、志望動機を通して応募者の適性や意欲を判断しています。

  1. 志望動機の意義と目的
  2. 企業が志望動機で見るポイント

①志望動機の意義と目的

志望動機は、企業と応募者の両方にとって重要な要素です。

企業側にとっては、志望動機の確認により、応募者がインターンシップに何を求め、どれだけ真剣に取り組もうとしているかを把握できます。

一方で、応募者にとっては自分が企業や業界に対して抱く興味や関心を整理するきっかけが得られますよ。志望動機を書くことで、キャリアに対する方向性や考えが定まることも珍しくありません。

②企業が志望動機で見るポイント

企業は、志望動機からさまざまなことを判断しています。企業が主に確認する点を下記にまとめました。

  • 企業研究の成果
  • 自己分析の度合い
  • インターンシップを通して学びたいこと

企業が見るべきポイントを押さえて志望動機を書くことで、他の応募者よりも採用担当者の目を引く志望動機を作成できます。

インターンシップの志望動機を書くための準備ステップ

インターンシップの志望動機を書くには、事前準備が重要です。志望動機の完成度合いによって、企業に対して自分の適性や意欲をアピールできます。

志望動機を書く際、下記のステップに従って準備すると効果的です。

  1. STEP 1: 自己分析を行う
  2. STEP 2: 企業と業界の研究をする
  3. STEP 3: 志望動機のフレームワークを決める

STEP 1: 自己分析を行う

志望動機を書く際の最初のステップは、自己分析です。自分の強みや弱み、価値観を整理し、インターンシップでどう成長できるかを明確にしましょう。

自己分析を行う際は、下記のポイントを意識して実施しましょう。

  • 自分の強みやスキルの棚卸しをする
  • 興味のある業界や職種を把握する
  • 自分の価値観やキャリア目標を確認する

自己分析をするうえで、価値観とキャリア目標の設定は重要です。自分が何を大切にし、将来どんなキャリアを形成したいかを把握しておくと、自分の求めるキャリア形成に役立ちます。

STEP 2: 企業と業界の研究をする

志望する企業と業界についての理解も、志望動機を書くうえで欠かせない重要な要素です。

企業の特徴や業界の動向を把握していないと、志望動機に説得力が生まれません。

また、応募先の企業の事業内容や強み、どんなビジョンを持っているのかを把握するとミスマッチを防止できるため、企業研究は志望動機を強化する以外にも大いに役立ちます。

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STEP 3: 志望動機のフレームワークを決める

自己分析と業界研究をしたあとは、志望動機のフレームワークを決めましょう。フレームワークはさまざまな種類があるので、自分に合ったフレームワークを使用してください。

フレームワークの一例を下記に記載するので、参考にしてください。

  1. なぜ志望する業界を選んだのか
  2. なぜ志望する企業を選んだのか
  3. 自分の強みは何なのか
  4. 強みはどのように企業に貢献できるのか

フレームワークに沿って志望動機を書くことで、論理の破綻がなくなり、採用担当者に伝わりやすい志望動機を作り上げられます

インターンシップの志望動機の基本的な構成

インターンシップの志望動機は、簡潔でわかりやすい構成で書く必要があります

採用担当者は、他の業務と並行して数多くの応募者の志望動機を確認するため、簡潔さが重要です。

志望動機を書く際の基本的な構成を下記にまとめました。

  1. 結論から始める
  2. 具体的なエピソードで補強する
  3. 入社後のビジョンを伝える

①結論から始める

志望動機は、結論ファーストで書くことが重要です。

具体的には、「日々の生活に〇〇が欠かせないと強く実感しており、貴社では〇〇に強みがあるため志望します」等、応募先を志望している理由を最初に伝えてください

最初に結論を記載すると、採用担当者はその後の内容をイメージしやすくなります。

②具体的なエピソードで補強する

結論を述べたあとに、過去の経験や実績を具体的なエピソードを用いて伝えましょう

たとえば「アルバイトで経験した〇〇は、貴社の〇〇の事業において〇〇として貢献できる」等の具合で補強すると、志望動機の説得力が増します。

具体例によって、採用担当者は応募者を採用するメリットがイメージできます。応募先の求める人物像に適したエピソードを志望動機に組み込むとより効果的ですよ。

③入社後のビジョンを伝える

志望動機に、応募先に入社したあとのビジョンが含まれていると、採用担当者に好印象を与えられるでしょう

インターンシップは、就職活動のゴールではなくスタート地点なので、将来のビジョンも重要です。

入社後のビジョンを伝えると、企業に対して志望度の高さや意気込みも伝えられます

インターンシップで何を学び、成長したいかを具体的に伝えたうえで、企業に長期的に貢献する意思を示しましょう。

【業界別6選】インターンシップの志望動機例文

インターンシップに参加する目的は明確でも、業界ごとに求められる人物像やスキルには違いがあります。志望動機を書く際は、業界の特徴に合わせた内容で伝えることが大切です。

そこで、ここからは、6つの業界を想定し、インターンシップ志望動機の例文を紹介します。自身の経験や関心と結びつけて、より説得力のある志望動機を作成する際のヒントとして活用してくださいね。

  1. IT・通信業界
  2. 金融業界
  3. メーカー業界
  4. 広告・マスコミ業界
  5. 商社業界
  6. 不動産・建設業界

さらに今回は、現在も就活生を内定に導いている現役のキャリアアドバイザーが、6つの例文を本気で添削!どんなポイントに注目して書くべきか知りたい人は、ぜひ参考にしてくださいね。

また、志望動機がそもそも書けずに困っている人は、就活マガジンの志望動機テンプレを試してみてください!まずはサクッと作成して、悩む時間を減らしましょう。

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①IT・通信業界

ここでは、IT・通信業界のインターンの志望動機を添削しています。

自分の体験を通して「どのようにITの意義を実感」し、「誰にどう貢献したいか」を明確した上で、企業への関心や将来像へとつなげる構成が重要です。

IT・通信業界の志望動機
【結論
私は、IT技術を通じて人々の生活をより便利にする仕組みを学びたいと考え、貴社のインターンシップに応募しました。
添削コメント|結論として、「なぜIT業界のインターンに参加したいのか」が一文で簡潔に述べられており、志望動機の導入として好印象です。添削の必要はありません。
【根拠となるエピソード
私は、大学の授業でスマートフォンアプリを開発した際、技術一つで日常の利便性が大きく変わることに感動しました。その過程で、機能の工夫やユーザー目線の設計によって、技術が生活の課題解決に直結することを実感しました。
添削コメント|「感動しました」という感情表現は、採用担当者によって評価が分かれやすいため、具体的な設計経験とその気づきを述べる形に変更しました。これにより「自らの経験に基づいてITの意義を理解している」という印象を与えられます。
【エピソード詳細】
具体的には、地域の高齢者向けに操作が簡単な健康管理アプリを作った経験が挙げられます。使いやすさを意識し、実際にユーザーに試してもらいながら改善を重ねた結果、「使いやすくて助かる」と喜ばれたことが大きな達成感となりました。開発時には実際に高齢者の方々に操作してもらい、文字サイズや操作ステップの簡略化など具体的な改善を重ねました。その結果、継続的に使用されるアプリとなり、現場の声に基づいた設計の重要性を学びました。この経験から、ITは人の課題を解決できる力があると実感しました。
添削コメント|取り組んだ内容を書けているように見えますが、学生自身が行った工夫や改善が見えなく、自身のIT経験をアピールできていませんでした。工夫した具体的な改善内容を盛り込むことで、「ユーザー目線」の志向性の背景が伝わるようにしました。
【企業を選んだ理由】
貴社は、生活インフラに関わる幅広いITサービスを展開しており、社会的影響力の大きさに魅力を感じています。通信ネットワークやクラウドサービスなど、社会の基盤を支える事業を展開されており、特に災害時の通信確保や地域支援にも力を入れている点に共感しました。
添削コメント|元例文が漠然としていたため、「幅広いITサービス」を「通信ネットワーク」「クラウドサービス」、また「社会的影響力」も「災害時の通信確保や地域支援」と具体化し、企業理解をアピールしました。
【インターンで学びたいこと】
インターンを通じて実践的なスキルと視野を広げ、現場での業務を通じて、IT業界で求められるスキルを上流から下流に至るまで、ユーザー視点を学び、将来は貴社で多くの人の暮らしを支える技術者として活躍したいと考えています。
添削コメント|元の文章では「スキルと視野を広げたい」とやや抽象的な表現にとどまっており、何をどのように学びたいのかが伝わりにくい状態でした。添削では「上流から下流」「ユーザー視点」などの具体性を加えることで、業界に対する理解と意欲が伝わる内容に修正しています。

【NGポイント】
元の文章では「感動しました」「社会的影響力」など抽象的表現が目立ちました。これは読み手が具体的なイメージをしにくく、説得力を損なう原因となります。また、企業選びの理由も汎用的で、他社にも当てはまる内容になっていました。

【添削内容】
抽象的な表現を削除し、体験ベースの行動や気づきへと言い換えました。企業を選んだ理由については、事業内容や社会貢献の具体性を持たせることで、企業への理解度を示す構成へ修正しました。

【どう変わった?】
全体を通じて、アプリ開発経験に基づいた一貫性ある志望動機に仕上がりました。企業側から見ても、「なぜIT・通信業界か」「なぜこの企業か」「どんな人物か」が論理的につながり、印象に残りやすい内容です。

【今回の志望動機のコツ】
・感情表現は背景とセットで用いる
・志望理由は企業の特徴を踏まえる
・IT経験とキャリア像をつなげる

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②金融業界

ここでは、金融業界のインターンの志望動機を添削しています。

地域経済や企業活動を支える金融業界において、どのように価値提供をしていきたいのかを明確にすることが志望動機では重要です。

金融業界の志望動機
【結論】
貴行のインターンシップに参加し、信頼を基盤とした金融サービスの在り方を実務を通じて学びたい地域社会や企業の成長を支える銀行の現場を実際に体験しながら、銀行の社会的役割とその実務への理解を深めたいと考えています。
添削コメント|「信頼を基盤とした」は具体的に何を指すのかは不明瞭です。そこで、「地域社会や企業の成長を支える」という具体的な対象を明示しました。インターンを通して何を理解したいかも明確になり、志望の軸が伝わりやすくなっています。
【根拠となるエピソード】
大学のゼミで地域経済と金融の関係について学んだ際、銀行が地元企業の成長や人々の暮らしを支えていることを知り、興味を持ちました金融機関が果たす社会的役割の大きさに魅力を感じるようになりましたその中で、銀行員が資金提供だけでなく、企業の将来計画に寄り添いながら支援している姿を知り、「企業の成長に伴走する仕事」に魅力を感じました。
添削コメント|「銀行が地元企業の成長や人々の暮らし金融業界に興味を持ちました」だけでは志望動機としては浅く、「なぜ魅力を感じたのか」の背景が弱いため、関心を持つに至った銀行の具体的な役割に言及することで、説得力を高めました。
【エピソード詳細】
特に、地方企業への融資や事業支援の事例に触れたことで、単なる資金のやり取りにとどまらず金融が地域課題の解決手段となっている点に関心を持ち、課題解決のパートナーとしての銀行の役割に魅力を感じました。将来的には、お客様に寄り添いながら最適な提案ができる人材になりたいと考えるようになりました。このような学びを通して、金融の専門性を高めながら地域社会に貢献できる人材を目指したいと考えるようになりました。
添削コメント|「課題解決のパートナーとしての役割」や「寄り添いながら最適な提案を」は、イメージ先行で曖昧な印象を与えてしまいます。そこで、金融業界の実態や自身の将来像をより具体的に示しつつ、自身の価値観と業界特性との接続を、事例ベースで示しました。
【企業を選んだ理由】
中でも貴行は「お客さまと共に未来をひらく」という理念のもと、法人・個人双方に対する課題解決型の提案に力を入れている点に強く共感しました。特に、DXなど変革に挑む姿勢にも惹かれました。特に、グローバルでの戦略の推進やデジタル技術を活用した新たな金融サービスの提供など、業界の先頭に立ち挑戦を続ける姿勢に魅力を感じています。
添削コメント|DXは多くの金融機関が掲げており、企業の個性を伝えるには不十分です。今回は「グローバル展開・先進技術への取り組みを先進的に取り組んでいる」と表現することで、「なぜ貴行なのか」を明確にしています。
インターンで学びたいこと
インターンシップでは、提案活動の現場やチームでの業務に触れ、実務に必要な思考力や行動力を身につけたいと考えています。また、働く方々の姿勢を通して、自分に足りない点を明確にしたいです。さらに、実際にお客様に接する場面や同行営業の様子などから、銀行員として必要な傾聴力や信頼関係構築の姿勢を学びたいです。
添削コメント|「働く方々の姿勢を通して〜」はインターンの志望動機としてありがちな表現で評価されにくいため、「同行営業」や「信頼構築」などのキーワードを含めることで、銀行業務ならではの活動に結びつけた表現しました。

【NGポイント】
全体的に業界・企業理解が浅いと見られるような表現が多く、「なぜ金融業界」「なぜ銀行」が伝わりにくい状態でした。特に「興味を持った」といった表現に具体的な理由が不足しており、他行でも使い回せる内容になっていた点が課題でした。

【添削内容】
各段落で抽象的な表現に具体例や実際の行動内容を補い、志望動機の背景にある経験や思考を明確にしました。また、企業の特徴をただ挙げるのではなく、自分の価値観や志向とどうつながっているのかを表現するようにしました。

【どう変わった?】
企業視点で見たときに、「この学生は業界や当社のことを深く理解している」と感じられる内容に仕上がりました。志望の動機に一貫性が生まれ、表面的な興味ではなく、自分の将来像と結びつけた説得力のある内容に改善されています。

【今回の志望動機のコツ】
・どの学びが業界の志望理由に繋がるのか示す
・内容に一貫性を持たせる
・志望先への理解が伝わる文章にする

③メーカー業界

ここでは、メーカー業界のインターンの志望動機を添削しています。

メーカー業界を志望する際は、その企業の商品や開発力への関心を、具体的な経験や学びに結びつける伝えることが重要です。

メーカーの志望動機
【結論】
ものづくりの現場で自らの知見を深め、貴社の製品開発に貢献したいと考え開発現場の業務や製品づくりの過程を学ぶことで、今後のキャリア選択に活かしたいと考え、インターンシップへの参加を志望いたします。
添削コメント|「貢献したい」という表現は、インターンの時点ではやや過剰な表現に映ります。企業側が重視するのは「何を学びたいか」「その学びをどう活かしたいか」なので、学習姿勢と将来の展望を結びつける形に修正しました。
【根拠となるエピソード】
大学のゼミ活動で地域の中小企業と共同で製品改良に取り組んだ際に、アイデアが形になる工程に強い関心を持つようになりました。自分の提案が製品として採用された経験から、アイデアが社会に形として還元される過程に強く興味を持つようになりました。
添削コメント|元の文章では、製品改良に取り組んだことで「なぜ関心を持ったのか」が伝わりませんでした。企業側が知りたいのは、経験によってどんな価値観の変化が起きたかです。実際に「採用された」経験という具体性を加えることで、志望動機に説得力が出ています。
【エピソード詳細】
ゼミでは、地元メーカーの既存製品について課題点を抽出し、改善案を提案しました。実際に自分たちの意見が製品に反映されたことで、ものづくりのやりがいや責任感を強く実感しました。提案後は試作品の評価にも関わり、自分のアイデアが形になる過程に主体的に関われたことで、試行錯誤の重要性と達成感を実感しました。この経験を通じて、製品開発の過程をより深く理解したいという思いが生まれました。
添削コメント|ただ「やりがい・責任感を実感した」とするよりも、その経験を通じて、どのような気づきや学びがあったのかまで描写することで、業界に対する意欲の深さを効果的に伝えられます。
【企業を選んだ理由】
貴社は長年にわたり高品質な製品を安定して提供しており、大学で扱った素材の分析事例にも登場した〇〇シリーズなど、貴社製品は高い評価を得ており、特に開発力の高さに魅力を感じています。また、技術革新を積極的に取り入れる姿勢に共感しました。さらに、オープンイノベーションを活用した製品開発に注力されている点にも共感しており、新しい価値を創出する姿勢に強く惹かれました。
添削コメント|「高品質」「技術革新」などの表現は多くの企業に当てはまり、独自性に欠けます。メーカー業界では製品名や技術テーマを具体的に挙げて、企業への理解と関心を示すことが重要です。
インターンで学びたいこと
インターンシップでは、製品企画から設計、試作に至る一連の流れを体験し、実務に即したものづくりの知識を深めたいと考えています。各工程において、どういった判断基準や専門的視点が求められるかを実体験を通して理解し、自身の学問と現場との接続点を見つけたいと考えています。また、現場の方々との対話を通じて、開発に必要な視点や姿勢を学びたいです。
添削コメント|「実務に即したものづくりの知識を深めたい」では具体的に何を学びを得たいかが不明瞭でした。企業ごとの特性に合わせて、「判断基準」や「工程ごとの視点」に焦点を当てることで、より目的意識の高い印象になります。

【NGポイント】
「貢献したい」という表現は、インターンシップの志望動機としては、過剰な印象でした。「関心を持った」といった表現にエピソード的な裏付けが不足しており、応募者ならではの視点が弱くなっていた点が課題です。

【添削内容】
志望動機の目的を「貢献」から「学び」に軸足を移し、インターンの立場として適切な姿勢に調整しました。また、ゼミ活動や企業の製品事例といった具体的な情報を盛り込むこで、独自性と説得力を持たせました。

【どう変わった?】
企業が重視する「再現性のあるエピソード」と「具体的な企業理解」が伝わる構成になりました。またどこに注目して企業を選んでいるかの視点が明確になり、他の学生と差別化できる内容になっています。

【今回の志望動機のコツ】
・インターンの志望動機に適した表現する
・気づきや学びを具体化する
・「何を学びたいのか」を企業に合わせて示す

④広告・マスコミ業界

ここでは、マスコミ業界のインターンの志望動機を添削しています。

広告・マスコミ業界におけるインターンの志望動機では、「伝える力」への関心だけでなく、どんな体験からその関心が生まれたかを具体的に示すことが重要です。

マスコミの志望動機
【結論】
貴社のインターンシップを通じて、情報を魅力的に伝える力を実践的に学びたい生活者の視点に立った情報発信を実践的に経験し、広告・マスコミ業界に求められる伝える力を身につけたいと考え、志望いたしました。
添削コメント|「情報を魅力的に伝える」という表現は曖昧でどの業界でも通用する印象を与えかねません。広告・マスコミ業界に絞った具体的なスキルや視点(生活者視点、発信力)に言い換えることで、業界理解と企業との接点を的確に伝えられる内容へと改善されています。
【根拠となるエピソード】
私は、大学の広報学生スタッフとして、イベントの集客ポスターを制作した経験から、「人の心を動かす表現」に強く関心を持つようになりました。 「見る人の行動を促す伝え方」や「情報をどう届ければ関心を持ってもらえるか」といった視点に興味を持つようになりました。
添削コメント|「心を動かす」という表現では、何を意識して取り組んでいたかが、いまいち伝わりません。「心を動かす」をさらに具体化し、情報発信における「行動喚起」や「関心喚起」などの視点に置き換えることで、企業側に伝わりやすい動機になります。
【エピソード詳細】
ポスター制作では、ただ情報を並べるだけでなく 参加者に「自分ごと」として捉えてもらえるように、 「誰に何を伝えるのか」を意識し、デザインやコピーを工夫しました。結果として前年より多くの参加者を集めることができ、伝え方の工夫によって行動が変わることを実感しました。 自分の表現が相手の行動を左右するという実感が得られ、広告やメディアの持つ影響力に強く惹かれました。
添削コメント|元の文章は「何を意識したのか」「なぜその経験からマスコミ業界なのか」の内容が足りていませんでした。行動の変化や手応えを「数字」や「視点」で具体化することで、経験の価値が伝わり、志望動機の背景として説得力が生まれます。
【企業を選んだ理由】
貴社は幅広いメディアで情報発信を行っており、生活者視点での企画力に定評があります。 中でも、生活者の潜在的なニーズに着目したプロモーションや、メディア横断型の企画提案など、視点の多様さと実行力に魅力を感じています。 その中で、実際の現場で求められる発想力や表現力を体感できると考え、志望いたしました。
添削コメント|元の文章では志望先の魅力が「生活者視点での企画力」のみになっていたため、差別化が難しくなります。具体的なプロモーション手法や姿勢に触れ、自分の関心と結びつけることで、企業研究の深さと志望理由の納得感を高められます。
インターンで学びたいこと
インターンでは、限られた時間の中でアイデアを形にする方法や、ターゲットに届く表現へと磨き上げていくのかを学び、今後の進路選択に活かしたいです。ターゲットに「届く」だけでなく、「共感を生む」表現に仕上げる過程を実践を通じて体得し、伝える力を高めたいと考えています。
添削コメント|「表現を磨き上げる」は漠然としており、学びの対象が不明瞭です。チーム内での改善プロセスという広告現場らしい体験に置き換えることで、成長意欲が具体的かつ実践的に伝わるようになります。

【NGポイント】
「心を動かす」「定評がある」などは根拠が弱く、広告・マスコミ業界に対する理解や志望度の高さが伝わりにくい状態でした。また、学びたいことも具体性に欠けており、成長意欲が曖昧に見えてしまうリスクがありました。

【添削内容】
上記のような抽象的な表現を削除・言い換え、見た人の行動変容といった広告ならではの視点を盛り込みました。企業の事業内容にも触れた上で、志望理由に個別性を持たせ、学びたいこともチームでの経験や実務に即した内容に具体化しています。

【どう変わった?】
企業視点では「自社への意欲があるか」「活躍可能性があるか」が重視されますが・添削によって、その点がクリアになりました。抽象的な表現が具体的な行動ベースの表現に変わったことで、志望動機全体の説得力が高まりました。

【今回の志望動機のコツ】
・行動の裏にある思考や背景を伝える
・汎用的な表現は避ける
・学びたい内容を実務ベースで明確にする

⑤商社業界

ここでは、商社業界のインターンの志望動機を添削しています。

国際的なビジネスに関心のある就活生が、商社業界への志望動機を作るには、具体的な経験と企業理解をもとに、どのように業界と自分の接点を見出すかが重要です。

商社業界の志望動機
【結論】
私は、国際的なビジネスの現場を経験し、自らの視野を広げたい実際の国際取引の現場に触れ、多様な利害関係者と向き合う商社のダイナミズムを体感したいと考え、貴社のインターンシップに応募いたしました。
添削コメント|「視野を広げたい」は動機として抽象的で、業界や企業を選ぶ理由としては説得力に欠けます。商社業界はダイナミックな国際取引や現場判断力が求められるため、そこに魅力を感じる自分の意欲を具体的に表すことが重要です。
【根拠となるエピソード】
私は、大学での海外留学を通じて、異なる価値観を持つ人々と協力しながら目標を達成することに大きなやりがいを感じました。多様な国籍のメンバーと共同で課題解決に取り組む中で、価値観や思考の違いに直面しながらも、相手の立場を理解した上で物事を前に進める難しさと面白さを実感しました。
添削コメント|「異なる価値観と協力するやりがい」という表現は就活生に多く見られ、説得力が弱いのが難点です。経験内容をより具体的にし、「どのような葛藤があり、どう乗り越えたか」を盛り込むことで、実体験に基づく説得力が生まれます。
【エピソード詳細】
具体的には、留学先のチーム課題で、言語や文化の違いから意見がかみ合わないこともありましたが、相手の背景を尊重しながら粘り強く対話を重ねた結果、最終的に全員が納得できる形でプレゼンを完成させました。この経験から、多様性を活かした協働の重要性を実感しました。このとき、正解のない中でメンバー間の意見を調整しながら最適解を見出す過程が、自分にとって大きな成長機会となり、ビジネスの現場でも活かせる力だと感じました。
添削コメント|「多様性の重要性」という抽象的な結論では、経験がどのように商社業界に活きるかが伝わりません。そこで、実際に直面した「意見の対立」や「調整のプロセス」を軸に、グローバルな利害調整が求められる商社での実務に結びつけて改善しました。
【企業を選んだ理由】
貴社は幅広い分野でグローバルにビジネスを展開しており、食品や資源といった暮らしに密接な分野で国際取引を行いながら、新興国の発展にも貢献している点に魅力を感じています。国や業界を越えて価値を生み出す力に魅力を感じました。特に、現地のニーズに応じた柔軟な提案力に共感しています。また、単なるモノの輸出入に留まらず、現地に最適なビジネスモデルを構築する姿勢に惹かれました。
添削コメント|「幅広い分野でグローバルに~」「柔軟な提案力に共感」という表現は、他社にも言える内容です。「暮らしに密接」「ビジネスモデルの構築」といった具体的事業や姿勢に言及することで、商社業界の中でもなぜ貴社なのかを明確に伝えられます。
インターンで学びたいこと
インターンでは、実際の商談や提案のプロセスを通じて、商社ならではの課題解決力や交渉力を体感し現場での意思決定に必要な情報収集・分析・提案のスキルや、多様な立場の関係者と信頼関係を築く力を実践的に学び、自らの成長につなげたいと考えております。
添削コメント|「課題解決力や交渉力」だけでは学習意欲が伝わりません。インターンで実際に何に触れ、どんな力を伸ばしたいのかを「情報収集」「分析」「関係構築」と具体化することで、学習意欲と業務理解の両方をアピールできます。

【NGポイント】
全体的に抽象的な表現が多く、「なぜ商社なのか」「なぜ貴社なのか」が伝わりにくい状態でした。また、エピソードと志望動機の繋がりが曖昧で、「本当に商社に関心があるのだろうか」と思わせてしまう文章でした。

【添削内容】
志望理由を「社会や経済に影響を与える環境で働きたい」という切り口で具体化し、エピソードも「どんな課題に対してどのように行動したか」を明確に描写しました。企業選びの理由も、事業内容と本人の価値観をつなぐ構成に整理しています。

【どう変わった?】
内容が業界・企業理解に基づいたものになったことで、志望度や適性の高さが伝わる構成に変化しました。企業の事業とのつながりが明確になり、採用担当者から見て「実際に活躍できる可能性のある学生」に映る内容に仕上がっています。

【今回の志望動機のコツ】
・自分なりの切り口で志望動機を伝える
・原体験と志望動機をつなげる
・他社にも当てはまる特徴は避ける

⑥不動産・建設業界

ここでは、不動産・建設業界のインターンの志望動機を添削しています。

志望動機を作成する際は、「なぜこの業界か」「なぜこの企業か」「参加して何を得たいのか」の3点を具体的に示すことが重要です。

不動産・建設業界の志望動機
【結論】
私は、不動産を通じて人々の暮らしを支える仕事に関心があり、貴社のインターンシップに参加したいと考えています。中でも地域に根差した提案を通じて、住まいの選択に不安を抱える方々を支えられる力を身につけたいと考えています。
添削コメント|「インターンに参加したい」だけでは表面的な意欲に留まりがちです。どのように関わりたいか、どんな価値を提供したいかを具体化することで、志望の本気度と方向性が伝わりやすくなります。
【根拠となるエピソード】
私は大学時代の引っ越し経験を通じて、不動産会社の担当者が親身に対応してくれたことが印象に残り、不動産業界に興味を持つようになりました、自身も誰かの生活を支える立場になりたいと考えるようになりました
添削コメント|「興味を持つようになった」では志望理由として弱い印象です。実体験を通じて自分に芽生えた価値観や目指したい姿を明示することで、志望動機に深みを演出することができます。
【エピソード詳細】
初めての一人暮らしで不安が多い中、物件の紹介から契約、生活面のアドバイスまで丁寧にサポートしていただいたことで、住まいが安心できる空間になることの重要性を実感しました、自分の新生活に対して前向きになれたことを強く覚えています。その体験から、人々の生活基盤を整えるこの仕事に携わりたいと思うようになりました、自分も住まいの提案を通じて、生活の土台を支える存在になりたいと感じました
添削コメント|「〜安心できる空間」は当たり前のことで読み手に刺さりづらいです。また「人々の生活基盤を支える」は、不動産業界とは少し、ズレた印象を与えかねません。そこで自身の具体的な変化や将来の目指す姿を加える表現に変更しました。
【企業を選んだ理由】
貴社は、地域密着型の提案力と総合的な不動産サービスに強みがあり、単なる物件の提供にとどまらず、暮らし全体を支える姿勢に共感しました特に地域ごとの課題に応じた柔軟な提案や、暮らしに密着したサービス展開に強く惹かれました。
添削コメント|「暮らし全体を支える姿勢に共感」では、企業を選んだ理由としては弱く、印象に残りにくいです。改善後では「地域の課題に応じた提案」「暮らしに密着したサービス」といった具体的な企業特徴を含め、志望度の高さと企業理解の深さを伝えられています。
インターンで学びたいこと
インターンシップでは、実際の営業や提案の現場を体験し、不動産業界に求められる信頼関係の築き方や、住まいに関する専門知識を実践的に学びたいと考えています、お客様との接点の中で、ニーズを引き出し信頼を得るための対話力や、最適な物件を提案する判断力を現場で学びたいと考えています
添削コメント|元の文章の表現でも特段悪いわけではないですが、「信頼関係の築き方」「専門知識」をさらに分解し、どのようなスキルを、どういう場面で活かしたいかを具体化することで、より目的意識の高さが伝えられます。

【NGポイント】
全体的に読み手に共感を得にくい一般的なフレーズが多く、「なぜ不動産業界なのか」「なぜこの企業なのか」を効果的に伝えられない文章でした。また、企業を選んだ理由も漠然としており、インターン参加の目的がやや弱く見えてしまっていました。

【添削内容】
汎用的な表現や読み手の共感を得にくい表現を削除し、代わりに「地域に根差した提案」や「対話力・判断力を学びたい」など、行動や目的が具体的に見え、かつ企業理解も伝わる文章へと改善しました。

【どう変わった?】
経験・動機・企業理解・学びたい内容が一貫した構成となり、採用担当者が納得しやすい内容に変わりました。「不動産業界を志望する理由」だけでなく、「貴社だからこそ意味がある」と感じさせる内容になっています。

【今回の志望動機のコツ】
・他の志望者と被りにくい表現を意識する
・読み手がどう捉えるかを意識する
・当たり前のことを学びにしない

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【志望理由別5選】インターンシップの志望動機例文

インターンシップの志望動機を伝える際、「なぜその企業を選んだのか」という問いに対しては、表面的な理由では説得力に欠けてしまいます。

本章では、志望理由別にインターンシップの志望動機例文を紹介しています。自分の考えを明確に伝えるための参考として、企業の特徴や自身の経験と照らし合わせて作成していきましょう。

  1. 仕事内容・業界に興味がある
  2. 社風・社員に魅力を感じた
  3. 商品・サービスに魅力を感じた
  4. 専門知識を生かしたい
  5. 自身の経験に基づく動機

さらに本章でも、現役のキャリアアドバイザーが5つの例文を本気で添削!自分の志望動機に似ているものを選びつつ、ぜひ書き方の参考にしてくださいね。

また、志望動機がそもそも書けずに困っている人は、就活マガジンの志望動機テンプレを試してみてください!まずはサクッと作成して、悩む時間を減らしましょう。

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①仕事内容・業界に興味がある

ここでは、マーケティング職を想定し、「仕事内容・業界に興味がある」を志望理由とした、志望動機の例文を添削しています。

興味を持った理由→具体的な経験→企業選びの根拠→学びたい内容の順に構成するのが効果的です。

「業務・業界に関心がある」志望動機
【結論】
私は、貴社のインターンシップを通じて、実際の業務に触れながら実践的なプロジェクトを通じて、マーケティング業務の現場感や意思決定プロセスを体感することで業界への理解を深めたいと考え、志望いたしました。
添削コメント|「実際の業務に触れながら」とは具体的にどうしたいのかが見えにくかったため、インターンの特性を反映しつつ、マーケティングという職種特有の「現場感」「意思決定プロセス」といった要素に置き換えました。
【根拠となるエピソード】
私は、大学のゼミ活動で企業分析を行う中で、消費者の行動を読み取り、戦略に落とし込むマーケティングの仕事に興味を持ちました。
添削コメント|この一文は構成上の結論とのつながりもよく、マーケティングに興味を持った背景が簡潔に整理されていています。具体的な経験の示すことで、志望動機の根拠としての説得力も十分に保たれています。
【エピソード詳細】
特に、ある食品メーカーの商品が、SNSでの話題化によって売上を伸ばした事例を調査した際にSNSでユーザーの反応を引き出す施策で売上にどう影響するかを検証した際に、消費者の目線をつかむ企画やプロモーションが企業成長に直結することを実感し、自分もそのような仕事に携わりたいと思うようになりました。それ以降、顧客心理に基づいた戦略設計に携わりたいという思いが強くなりました。
添削コメント|「SNSでの話題化」や「そのような仕事」は曖昧で、評価者に意図が伝わりにくいため、マーケティング施策の具体的な内容とそこから得た志向の変化を明示することで、納得感が高まるように修正しました。
【企業を選んだ理由】
中でも貴社は、若年層向けの商品展開に強みがあり、常に新しい切り口で市場を開拓している点に魅力を感じ10〜20代のトレンドを捉えた商品企画やSNS施策を多数展開しており、若年層との接点づくりに積極的である点に惹かれ、実際のマーケティング業務を学ぶ場として最適だと考えました。
添削コメント|「新しい切り口」などの表現は、企業理解の浅いと印象づけてしまいます。そこで具体的な商品戦略や施策を根拠に置き換え、「なぜその企業を選んだのか」が明確に伝わるよう調整しました。
インターンで学びたいこと
インターンシップでは、実務を通じてマーケティングの一連の流れを体験し、大学での学びをどう活かせるのかを確かめるとともに実践の場で応用する中で理解を深めるとともに、社会人としての基礎も身につけたいと考えております。
添削コメント|「どう活かせるのかを確かめる」は受け身で消極的な印象を与えるため、「応用する中で理解を深める」と能動的な表現に変更しました。学ぶ意欲と目的意識がより明確に伝わるようになっています。

【NGポイント】
文章の要所に抽象的な表現が多く、「実際の業務」「そのような仕事」など、読み手hがイメージしにくい内容が含まれていました。また、やや受け身な表現が見られ、主体性や目的意識が伝わりにくかった点もマイナス評価となる要因でした。

【添削内容】
曖昧な表現は具体的な職種や行動、施策名に置き換え、イメージしやすい内容に修正しました。さらに、消極的に見える文は能動的な表現に変更し、「なぜインターンをしたいのか」「何を得たいのか」が明確になるよう文章を修正しています。

【どう変わった?】
全体として、具体性と主体性が向上しました。マーケティング職への理解と興味の深さ、企業への志望理由の妥当性が伝わる構成になったことで、企業側が「この学生は目的意識がある」と感じやすくなったはずです。

【今回の志望動機のコツ】
・関心ある領域を具体化する
・主体性の見える表現にする
・企業理解が伝わる文章を心がける

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②社風・社員に魅力を感じた

ここでは、社風に魅力を感じた場合の志望動機の例文を添削しています。

抽象的になりやすいため、具体的な経験や観察に基づいて、自分の価値観と企業の特徴がどう結びつくかを明示することが重要です。

「社風に魅力を感じた」志望動機
【結論】
貴社の社風と社員の方々の考え方に説明会やOB訪問を通じて感じた、風通しの良い社風と社員の方々の協調的な姿勢に強く共感し、インターンシップに参加したいと考えています。
添削コメント|「社風」「考え方」といった表現だけでは、なぜその企業を選んだのかという志望動機の説得力が弱くなります。説明会やOB訪問という具体的な接点を明記することで、企業研究をしている印象と説得力が高まり、他社との差別化が可能になります。
【根拠となるエピソード】
大学のゼミ活動でチームワークの重要性と、人の価値観や意見を尊重しながら取り組む姿勢の大切さを実感しました。異なる意見をもつメンバーと協力する中で、対話を通じて信頼関係を築くことの難しさと重要性を実感しました。
添削コメント|「価値観を尊重する」という言葉だけでは具体性が乏しく、自身の行動や思考が見えづらくなります。添削後の表現では、チーム活動の中でどんな課題があり、どのような姿勢を持ったかが伝わり、企業側が人物像を想像しやすくなります。
【エピソード詳細】
ゼミでの地域課題に関する調査プロジェクトでは、方向性の違いから議論が行き詰まる場面もありましたが、相手を尊重しながら意見をまとめていくことで、成果を出すことができました。この経験から、個々の考えを活かしながら協働する環境に強く魅力を感じるようになりました。一人ひとりの考えを活かせるような環境のありがたさを知り、互いに尊重し合える組織に強く惹かれるようになりました。
添削コメント|「協働する環境に魅力」などは就活生が使いがちな汎用的な表現です。より具体的な組織の環境に言い換えることで、解像度が上がり、「企業を選んだ理由」にスムーズに繋げることができます。
【企業を選んだ理由】
貴社は、説明会でお会いした社員の方々が、自身の考えを率直に伝え合いながらも、相手を尊重して働いている様子が印象的でした。また、「人を大切にする風土」を大事にしているという社内文化にも若手の挑戦を後押しする社内制度や日々のコミュニケーション活発になるようなチーム設計にも強く惹かれました。
添削コメント|「人を大切にする風土」だけだと、企業特有の魅力が読み手に伝わりません。社内制度など具体的な組織文化にも触れることで、「なぜこの会社なのか」が明確になり、志望理由に深みが出ます。
インターンで学びたいこと
実際の業務を通じて、社員の方々がどのようにチームで協力しながら仕事に取り組んでいるのかを肌で感じ、将来のキャリア形成に活かしたいと考えています。社員同士がどのようにコミュニケーションを取り、意見を尊重しながら協働しているのかを現場で直接体感し、組織の中で自分がどのように貢献できるかを考える機会としたいです。
添削コメント|「キャリア形成に活かしたい」だけでは、何を学んでどう活かすのかが伝わりにくいです。インターンを通じて何を得たいのか、どのように成長したいのかを具体的に言語化することで、主体的な姿勢と明確な目的意識をアピールできます。

【NGポイント】
「社風に魅力を感じた」「協働する環境に惹かれた」といった言葉が他社の使い回しに見えてしまっていました。企業のどのような特性に、なぜ共感したのかを示せておらず、差別化や熱意の面で物足りない印象を与えていたでしょう。

【添削内容】
汎用的な表現は、「〜活かせるような環境のありがたさ」のように、個別・具体化しました。また、企業に対して感じた魅力を、「説明会での様子」「若手支援制度」など実際の経験や制度に基づいて記述し、説得力を高めました。

【どう変わった?】
企業視点で見たときに、「よくある志望理由」から「自社にしか書けない内容」になっています。自身の行動と企業の特徴が結びついており、実際の社員や制度に言及することで、企業研究の深さや熱意も伝わりやすくなったはずです。

【今回の志望動機のコツ】
・社風のどの点に惹かれたのか明記する
・経験と企業の特徴との接点を示す
・主体的な姿勢をアピールする

③商品・サービスに魅力を感じた

ここでは、志望先企業の商品・サービスに魅力を感じたことを踏まえた志望動機の例文を添削しています。

企業の商品やサービスをただ称賛するのではなく、自身の経験や視点とどう結びついているかを明確にすることが大切です。

「商品に魅力を感じた」志望動機
【結論】
私は、貴社の商品が生活者の目線で丁寧に作られている点に貴社の商品が実際の使用シーンを意識し、細部まで工夫されている点に強く惹かれ、インターンシップに参加したいと考えています。
添削コメント|「生活者の目線」だけだと、自身が感心した点が抽象化され過ぎている印象です。「使用シーン」「細部までの工夫」など、企業特有の特徴に触れた記述にすることで、志望動機に具体性と説得力が生まれています。
【根拠となるエピソード】
大学のゼミで消費者行動について学ぶ中で、商品がどのように選ばれ、生活に溶け込んでいくのかに関心を持つようになりました。人がどんな視点で商品を選ぶのか、また日常生活の中でどのように使われているかに強く興味を持ちました。
添削コメント|「生活に溶け込む」という比喩表現では関心の具体的な中身が読み手に伝わりません。「選び方」「使い方」など、視点を明確に示すことで、エピソードがより論理的に伝わりやすくなり、志望理由とのつながりも自然になります。
【エピソード詳細】
論文で日用品の購買行動を調査した際、実際に使った人の声を反映した商品が長く愛されている傾向があると感じました。アンケート調査やインタビューから、開発のタイミングで入念に行われた商品ほど、消費者に継続して購入される傾向があることが分かりました。この経験から、使う人の立場を考えた商品づくりに魅力を感じるようになりました。
添削コメント|「感じました」は論文にもかかわらず、自身の直感に頼っている印象を与えてしまうため、研究結果をより具体的に示し、事実ベースの文章に修正しました。
【企業を選んだ理由】
貴社の商品は「実際に使いやすいか」という視点が徹底されておりユーザーが日常の中で直感的に使いやすいと感じられるよう、工夫が細部まで施されており、ユーザーの声を反映した改良が継続的に行われている点に共感しました。また、身近な商品を通して多くの人の暮らしに貢献している点にも惹かれました。貴社の商品はトップシェアを誇り、幅広い層に対して実用的な価値を提供している点に魅力を感じました。
添削コメント|「使いやすいか」「暮らしに貢献」では企業独自の魅力が伝わりません。改善後は「直感的に使いやすい設計」や「トップアゲ亜を誇る」など具体性を加えることで、企業理解の深さや志望の納得感が高まっています。
【インターンで学びたいこと】
インターンでは、商品企画の現場でどのようにユーザーの声を取り入れ、形にしていくのかを学びたいと考えています。そして、自分自身も生活者目線を持った発想力を高めていきたいです。実際の開発プロセスを通して、生活者視点を意識した発想をどのようにアイデアへ昇華させるのかを体得し、今後の商品開発への視座を養いたいと考えています。
添削コメント|「発想力を高めたい」という抽象的な目標は評価が分かれやすく、目的意識が不十分に見えます。どう成長したいのか、何を学んでどう活かしたいのかを明確にすることで、インターン参加の意義を明確に伝えました。

【NGポイント】
「生活者目線」「生活に溶け込む」は、自身の関心領域が曖昧になってしまう文章でした。また、「傾向があると感じました」と、調査や分析結果についての具体性が欠けていたため、説得力に乏しい印象になっていました。

【添削内容】
「使用シーンを意識」「どんな視点で〜どのように使われているか」と置き換えることで、自身の関心を明確にしました。また、エピソード詳細においては、客観的要素と個人の経験をつなげ、エピソードに説得力が出るよう修正しています。

【どう変わった?】
企業の商品を「見て・調べて・自分なりに考えた」ことが伝わる構成になりました。単なる印象や好意ではなく、自身の体験と企業の特徴が結びついているため、企業視点で見た際にも納得感のある志望動機に仕上がっています。

【今回の志望動機のコツ】
・関心のある分野を明確にする
・研究内容は信憑性を損ねない表現にする
・インターンの目的意識を明確にアピールする

④専門知識を活かしたい

ここでは、大学での学びを実務に生かしたいという理由を踏まえた志望動機の例文を添削しています。

重要なのは、知識を「どう活かしたいか」「何を学びたいか」を具体的に描写し、企業への納得感ある志望理由と接続することです。

「専門知識を活かしたい」志望動機
【結論】
私は、大学で学んだプログラミングやシステム開発の知識を実務で活かし、より実践的なスキルを身につけたい現場で必要とされる設計力や問題解決力を身につけたいと考え、貴社のインターンシップに応募いたしました。
添削コメント|「より実践的なスキルを身につけたい」はやや抽象的で、他の就活生と差別化しづらい点が弱点です。「設計力」「問題解決力」と具体的に言い換えることで、応募した明確な目的意識が伝わる構成になっています。
【根拠となるエピソード】
学内プロジェクトで、学食の混雑状況を可視化するWebアプリを開発した経験から、自分の知識が人の役に立つことに大きなやりがいを感じました。自分の技術によって実際の課題を解決できた実感が、自らのスキルを社会に活かすことへの意欲につながりました。
添削コメント|「やりがいを感じた」といった感情表現は一般的すぎて、なぜそれが動機に直結するのかが伝わりません。課題解決を通じた成長意欲という形で書き換えることで、より納得感のある「志望動機の根拠」に仕上がっています。
【エピソード詳細】
大学の研究室活動で、混雑データを収集・分析し、リアルタイムで学食の空席情報を確認できるアプリを開発しました。設計から実装、テストまでを一貫して担当し、バックエンドにはPythonを、フロントエンドにはJavaScriptを用いて、設計から実装、検証までを一貫して行いました。利用者から「時間を有効に使えるようになった」との声をもらえたことで、開発の面白さと社会への貢献性を実感しました。ユーザーの行動変化が数値として現れたことに達成感を感じ、開発を通じて人の行動を変える力に魅力を感じました。
添削コメント|「設計から実装〜」という記述は技術の深さが伝わりにくいため、使用した言語や工夫点を加えて専門性を強調しました。また、「面白さ・貢献性を実感」といった抽象語を、「ユーザーの行動変化」といった具体的成果に言い換えています。
【企業を選んだ理由】
中でも貴社は、教育・医療など社会性の高い分野でのシステム開発実績があり、ユーザー視点に立った開発姿勢にも共感しています。実務に近い環境で経験を積み、自分の技術をさらに磨きたいと考えました。特に、教育現場でのICT導入支援など、社会的意義の高いプロジェクトに関わることで、自身の技術を通じてより多くの人の課題解決に貢献したいと考えました。
添削コメント|「技術を磨きたい」だけではやや企業選びの理由としては弱くなります。修正後は事業内容(教育×ICT)に触れつつ、自身の専門性が活きる文脈を明示することで、企業との相性や選社理由の具体性を高めました。
【インターンで学びたいこと】
インターンでは、開発の一連の流れを体験しながら、自分に足りない力を明確にし、今後の学習や就職活動に活かしていきたいユーザー視点と技術の両立を意識した開発スキルを身につけ、将来的には要件定義から運用まで携われるエンジニアを目指したいと考えております。
添削コメント|「自分に足りない力を明確にしたい」という表現は受け身な印象を与えるため、能動的な姿勢を示しつつ将来像を具体的に描いたことで、インターン参加の目的が企業側にも明確に伝わる内容になっています。

【NGポイント】
抽象的な言い回しが見られ、専門知識を活かすというテーマが明確に伝わっていませんでした。「やりがいを感じた」「実践的なスキル」などの表現は意図があっても曖昧で、印象に残りにくくなっていました。

【添削内容】
抽象的な表現を排除し、具体語に言い換えました。また、使用技術の明示や成果の定量化によって、経験の実用性と専門性を強調しました。さらに、企業に対する共感だけでなく、なぜ貴社で知識を活かしたいのかという点を明確に補いました。

【どう変わった?】
志望動機全体に一貫性と論理性が加わり、「大学での学び→実践経験→企業選び→今後の目標」までが一本の線でつながる構成になりました。結果的に、企業が求める主体性や論理性が明確に表れ、評価されやすい内容に仕上がっています。

【今回の志望動機のコツ】
・自分の経験やスキルをぼかさずに伝える
・専門性が志望先のどの点でマッチするか示す
・エピソードと志望理由への繋がりを明示する

⑤自身の経験に基づく動機

ここでは、自身の経験と業界の特徴が関係していることを踏まえた志望動機の例文を添削しています。

限られた経験の中でも、学園祭での活動や企業研究を通じて得た気づきを、自分の強みと照らし合わせて整理することが大切です。

「原体験に基づいた」志望動機
【結論】
私は、チームでの目標達成にやりがいを感じる経験から、貴社のインターンシップに参加し、自らの強みを活かしたいと考えています。「周囲を巻き込んで物事を前に進める力」をチーム型の業務の中で発揮したいと考え、インターンシップへの参加を志望しています。
添削コメント|「自らの強みを活かしたい」という表現は曖昧で、採用担当者にとっては他の学生と差が見えづらくなります。改善後は「どのような強みをどんな場面で活かしたいか」を明確にし、企業の業務特性とも接続されているため説得力が向上しています。
【根拠となるエピソード】
大学のゼミ活動で、地域商店街の活性化を目的とした企画立案に取り組んだ際、ンバーとの連携を重ねてアイデアを形にする過程に大きな達成感を覚えました。リーダーとして複数メンバーの意見を集約し、方向性を調整しながら実行計画を作成した経験に強いやりがいを感じました。
添削コメント|抽象的な「達成感」ではなく、具体的に「どのような役割を担い、どうやってやりがいを感じたか」を明示することで、エピソードの信頼性が増します。就活生には、感情だけでなく背景と行動を必ずセットで語ることをおすすめします。
【エピソード詳細】
中でも、住民の声をもとに提案内容を柔軟に修正し、意見の異なるメンバー間の調整を行う役割を担ったことで、全体をまとめる力と課題解決力を培うことができました。各メンバーが重視する観点が異なる中で、話し合いを重ねながら意見の共通項を見つけ出し、最終的には全員が納得する提案に仕上げることができました。この過程を通して、合意形成力や多様な視点を活かす調整力が身につきました。
添削コメント|見落としがちな「どのように課題を乗り越えたか」という視点が明確に記述されており、結果としてどんな力が身についたかまで言及している点が優れています。体験→工夫→成果の順で描写すると、採用担当者に伝わりやすくなります。
【企業を選んだ理由】
貴社は顧客のニーズに丁寧に向き合い、チームで価値を創出する姿勢に強みを持っていると感じています。多様な業界のクライアントに対し、課題解決型の提案を行うプロジェクト体制に特徴があると感じています。私が経験してきた「対話によってニーズを引き出し、周囲を巻き込む力」は、そのような貴社の業務スタイルに合致していると考えています。
添削コメント|「丁寧に向き合う」などの抽象表現ではなく、事業内容や業務特性を挙げることで、企業研究の深さを伝えました。さらに、後半の「自分の経験がどう貢献できるか」にも説得力を持たせる構成になっています。
【インターンで学びたいこと】
インターンシップを通じて、実際の業務を経験し、チームの中での自分の役割を見つける力や、ビジネスの現場で求められる思考力を実践的に学びたいと考えています。実際のクライアント対応やプロジェクト遂行に関わる中で、状況に応じた思考や意思決定力を身につけ、将来社会人として即戦力になれる力を養いたいと考えています。
添削コメント|「実際の業務」や「思考力」では内容がぼやけがちです。改善後は「クライアント対応」「プロジェクト遂行」などの具体的なシーンを設定し、就活生がどのように成長したいのかを明確に示しています。目的意識のある成長意欲が伝わる点が高評価です。

【NGポイント】
全体として、「強み」「やりがい」「思考力」など具体的に何を指しているのかが伝わりにくい表現が見られる点が課題でした。また、企業理解についても表面的であり、「なぜその企業を選んだのか」という説得力に欠ける点が見られました。

【添削内容】
具体的なエピソードや行動に置き換え、強みや学びたいことを明確化しました。企業を選んだ理由についても、一貫性と納得感を重視し、事業内容や特徴と自身の経験を結びつける形で再構成しています。

【どう変わった?】
「経験」「企業理解」「成長意欲」の3点において具体性と一貫性が生まれ、企業側から見ても納得感のある内容に仕上がっています。特に、「この学生が当社でどう活躍するか」のイメージが湧きやすくなった点が評価されるでしょう。

【今回の志望動機のコツ】
・具体的な経験や事例で説明する
・得た知識やスキルを志望動機に繋げる
・企業のビジネスや価値観まで掘り下げる

「エントリーシート(ES)が選考通過するか不安….ESを誰かに添削してほしい….」そんな就活生の声に答えて、就活マガジンでは無料ES添削サービスである「赤ペンES」を運営しています。

第一志望である企業の選考に通過するためにも、まずは就活のプロにES添削を依頼してみましょう!LINE登録3分で満足が行くまで添削依頼ができますよ。

【文字数別】インターンシップの志望動機例文

インターンシップの志望動機を書く際、文字数の指定に合わせて内容を調整するのは意外と難しいものです。短い文章では要点を簡潔にまとめる力が求められ、長い文章では説得力や具体性が問われます

本章では、各文字数ごとにインターンシップの志望動機の例文を紹介します。エントリーシートや応募フォームで指定された文字数に合わせて、内容をどう展開すべきかの参考にしてみてください。

  1. 100字の例文
  2. 200字の例文
  3. 300字の例文
  4. 400字の例文
  5. 500字の例文

①100字の例文

ここでは、100字でゼミ活動を通じて社会課題に触れた経験から志望動機へとつなげた例文を紹介します。

大学のゼミ活動で地域課題に取り組む中で、貴社のエネルギー事業のような社会貢献性の高い事業に関心を持ちました。実務を通して視野を広げ、公共領域のやりがいを見つけたいと考えています。

100字以内では詳細なエピソードは書けないため「活動内容」「企業への関心」「将来の姿」の3点を簡潔に盛り込むのがポイントです。

言葉を絞りつつも、自分の考えや目的が伝わる構成を意識しましょう。

②200字の例文

ここでは、200字で大学での学びと地域活動の経験を通じて、地域密着型の企業に関心を持った例文を紹介します。

大学の授業で行った企業分析を通じて、貴社の地域密着型の事業展開と、地域課題への継続的な取り組みに関心を持つようになり志望しました。

私は、地元商店街の活性化イベントに学生団体として参加した経験から、現場での課題解決に主体的に関わることの大切さを実感するようになりました。

インターンでは、貴社の業務を実際に体験し、地域に根ざした事業の意義をさらに深く理解したいと考えています。

200字以内では「きっかけ→経験→学び→志望理由→インターンでの目的」の流れを簡潔に表現することが重要です。

100字のときより具体的なエピソードや背景を加えることができるため、企業との接点や成長意欲を明確に示すと、説得力が増します。

③300字の例文

ここでは300字で、サークル活動でボランティアをした経験から、志望企業の事業に繋げた例文を紹介します。

貴社のインターンシップに参加し、実務を通して業界への理解を深めると同時に、自分の強みや課題を見つけたいと考えています。

大学のサークル活動で、地域の子ども向けイベントを企画・運営した経験があります。子どもたちに喜んでもらえる内容を考える際、年齢や興味に合わせたプログラム構成を試行錯誤する中で、相手に寄り添った提案や準備の重要性を実感しました。

私は、貴社の「人に寄り添ったサービスづくり」という理念に共感し、自分の経験を活かせると感じたため志望しました。

インターンを通して現場での学びを深め、将来的には多様な人々のニーズに応えられる社会人を目指していきたいです。

この字数では、「何を感じたか」だけでなく「なぜそれが企業選びや将来像に結びついたのか」まで記述できます。

その際、エピソードは1つに絞り、背景・行動・気づきの流れで触れると読みやすいです。また、企業選びの理由には「理念への共感」や「自分の経験との接点」を具体的に書くと、志望度の高さが伝わります。

最後に、インターンを通してどう成長したいかまで書くと綺麗に締めることができますよ。

④400字の例文

ここでは、ボランティアサークルの経験を元に、400字以内の字数を指定された場合の志望動機の例文を紹介します。

貴社のインターンシップに参加し、実際の業務を経験することで業界理解を深めると同時に、自分の強みや課題を把握し、将来に向けた明確な目標を見つけたいと考えています。

大学ではボランティアサークルに所属し、小学生向けの学習支援活動を継続してきました。子どもたちと接する中で、相手に合わせた伝え方やサポートの仕方を意識するようになりました。

最初はうまく意思疎通ができず悩みましたが、子ども一人ひとりの反応や性格に注目しながら工夫を重ねることで、信頼関係を築き、学ぶことの楽しさを伝えられるようになりました。この経験を通じて、相手の立場に立って考える力や、根気強く関わる姿勢を養うことができました。

貴社は「人に寄り添うサービス」を掲げ、個々のニーズに応じた提案を大切にしている点に魅力を感じました。私の経験がその姿勢に通じると感じ、志望いたしました。

インターンでは貴社の業務を実際に体験し、自分の適性や今後伸ばすべき力を見極め、将来に活かしていきたいです。

400字以内の志望動機では、エピソードの背景や学びにある程度の具体性を持たせつつ、「企業との接点」や「インターン参加の目的」まで丁寧に展開できる余裕があります。

この字数では単なる出来事の紹介にとどまらず、「そこでどんな力を身につけたのか」「それが企業のどんな価値観と重なるのか」を伝えることがポイントです。

⑤500字の例文

ここでは、ゼミ活動の経験から、志望先事業に興味を持ったことを丁寧に伝える500字以内の志望動機の例文を紹介します。

貴社のインターンシップに参加し、実務を通じて業界理解を深めるとともに、自分の適性や課題を明確にし、将来のキャリア形成に役立てたいと考えています。

大学ではゼミ活動の一環で中小企業の事業課題に対して提案を行うプロジェクトに参加しました。実際に企業の方とやり取りをしながら、現場のリアルな課題に向き合う中で、知識だけでは通用しない難しさと、相手の立場を理解する大切さを学びました。

特に印象的だったのは、提案内容が企業のニーズとずれてしまい、思うような評価を得られなかった経験です。そこで企業の担当者の話を丁寧に聞き、課題の本質を捉え直したうえで再提案を行った結果、「実現可能性が高い」との評価をいただくことができました。この経験から、相手に寄り添いながら物事を深く考える姿勢の大切さを実感しました。
 
貴社は顧客の課題に丁寧に向き合い、伴走しながら解決を目指す姿勢を大切にされていると知り、私の価値観と強く重なると感じました。貴社でのインターンを通して、こうした姿勢が現場でどのように発揮されているのかを学びたいです。

インターンでは実際の業務を体験し、現場の空気感や求められる力を理解したうえで、自身の強みと課題を見極め、今後の成長につなげていきたいと考えています。

500字以内の志望動機では、内容に厚みを持たせることが可能です。特に「エピソードの背景→課題→行動→結果→学び」の一連の流れをしっかり記述できるため、読み手に納得感を与える構成が求められます。

この字数帯では、単に出来事を列挙するのではなく、「なぜそう考えたか」「どう行動し、どう変化したか」といった内面的な成長や気づきを言語化することが重要です。

最後に、インターンで得たいことを明確に伝えることで、応募の目的意識が伝わりやすくなります。

志望動機を書く際の注意点

知っておくと役立つホームセンター業界のトレンド

志望動機を魅力的に仕上げるには、いくつかの注意点を押さえる必要があります。本項では、志望動機を書く際の注意点についてまとめました

  1. 曖昧な表現を避ける
  2. 自己中心的な内容を避ける
  3. 企業の期待を理解する

①曖昧な表現を避ける

志望動機は、具体的で明確な表現を心がけましょう

「頑張りたい」「成長したい」等、漠然とした言葉だけでは、採用担当者に意欲や強みが伝わりにくくなってしまいます。

「〇〇に関して、〇〇として取り組みたい」「〇〇の業務で、培ってきた〇〇のスキルを活用して成長したい」等、具体的に表現すると、採用担当者に意欲の高さを伝えられるのでおすすめです

②自己中心的な内容を避ける

志望動機は、自分のアピールだけでなく、企業にとってのメリットを示す必要があります。

そのため、志望動機には企業に貢献できる内容を盛り込むと効果的です。「自分が学びたい」「経験を積みたい」などの内容ばかりでは、企業への貢献度が見えづらくなってしまいます。

企業が求めるスキルや人物像を踏まえ、自分が企業にどのように貢献できるかを伝えることで、採用担当者に好印象を与えられるでしょう。

③企業の期待を理解しよう

企業が求めるスキルや人物像の理解は、採用担当者に好印象を与える志望動機の作成には欠かせません。

企業はインターンシップに来て欲しい人材を、求める人物像として表現しています。

いくら応募者の能力が高く魅力的であっても、人物像とミスマッチしていては採用される確率は低くなってしまうので注意が必要です。

インターンシップの志望動機でよくある質問とその回答

インターンシップの志望動機に関する、よくある質問と回答についてまとめました。

  1. 志望動機で書くべき内容は?
  2. 志望動機が書けないときの対処法

①志望動機で書くべき内容は?

まずはなぜ応募先の企業でインターンシップを受けたいのかについて結論から書く必要があります

応募先を選択した理由が書かれていないと、どの企業でも良いという印象を与えかねません。

次に、自分のスキルや経験、強みが発揮されている具体的なエピソードを記載しましょう。その際、強みや経験がどう応募先の業務で活かせるのかを記載すると、より伝わりやすくなります。

最後に、インターンシップを通じて得たい学びや将来のキャリア目標を示すことで、志望度や意欲の高さを伝えられるでしょう。

②志望動機が書けない時の対処法

志望動機が思い浮かばない場合は、まずは自己分析をしてください。自分が何に興味があり、何ができるのかなど過去を振り返って整理してみましょう。

続いて、企業研究を実施してください。応募先企業のホームページで理念や価値観、事業内容を確認し、自分の強みや経験をどう活かせるかを考えましょう。

情報を整理する際は、頭の中で考えるのではなく、メモ書き程度でも問題ないので文字として書き起こす方法がおすすめです。

可視化すると情報を整理しやすくなるので、志望動機を考えるヒントにもなるでしょう。

インターンシップ選考のための面接対策

インターンシップ選考は、面接を受ける必要があります。面接を受ける際の対策について下記にまとめたので、参考にしてください。

  1. 面接官に伝わる話し方のコツ
  2. 自身を持って話すための準備方法

明日、面接があるけど不安すぎる…
どんな質問が来るか分からず、緊張してしまう…


このように面接に対しての漠然とした不安から、面接に苦手意識を持ってしまったり、面接が怖いと感じてしまうこともありますよね。企業によっても面接の質問や内容が違うので、毎回ドキドキしてしまいます。

そんな就活生の皆さんのために、カリクル就活攻略メディアでは、実際に400社の面接の質問を調査し、100個の質問を厳選しました。LINE登録をすることで【完全無料】で質問集をダウンロードできます。面接質問集をゲットして、不安を解消した状態で面接に臨みましょう!

①面接官に伝わる話し方のコツ

伝わる話し方のコツは、書くときと同様結論から簡潔に述べることです。短く簡潔な表現を心がけ、論点を整理したうえで話しましょう。

声のトーンや話す速度も重要です。はっきりとした発音で、自信を持って話しましょう。適度にアイコンタクトを取ることで、面接官に誠意や熱意が伝わりやすく、より良い印象を与えられます。

面接中の姿勢や表情も重要です。姿勢良く、自信を持った表情で話すと、説得力が増します。

自信を持って話すための準備方法

自信を持って話すためには、事前の十分な準備が欠かせません。あらかじめ自分の経歴や志望動機を整理し、具体的なエピソードを交えて話す練習をしてください。

また、よくある質問に対する回答は事前に内容まで準備しておくことで、面接本番でも柔軟に対応できます。

特に、自己紹介や志望動機等、面接の序盤で必ず聞かれる質問で失敗しないことが重要です。

なお、練習する際は、鏡の前で繰り返し練習し、声の大きさや話すスピード、表情を意識し、自信を持って話せるようになりましょう。

インターンシップの志望動機でアピールすべき強み

インターンシップの志望動機でアピールすると効果的な強みはいくつかあります。主な強みの一例を下記にまとめました。

  1. コミュニケーション能力
  2. チームワーク
  3. 忍耐力や適応力

①コミュニケーション能力

コミュニケーション能力は、インターンシップで欠かせない必須のスキルです。

コミュニケーション能力はチームメンバーや上司とのやり取りを円滑にし、業務効率や成果に直結します

具体的なエピソードとともにコミュニケーション能力を発揮した事例を志望動機に組み込みましょう。

サークルやゼミ、アルバイト等において、コミュニケーション能力を用いて達成した事例があると効果的です。

②チームワーク

チームワークは、仕事を進めるうえで欠かせない能力です。

志望動機では、チームで成果を上げた経験を強調し、自分の役割や貢献度を具体的に説明すると、印象が良くなるでしょう

例えば、大学の部活動でチームが目標を達成するために自分がどうサポートし、チームメンバーと協力したかを具体的に伝えると、チームワークをアピールできます。

③忍耐力や適応力

インターンシップでは、困難な状況に直面する場合もあるため、忍耐力や適応力が求められます

もちろん就職をして仕事をするうえでも欠かせない能力であり、適切にアピールできるとよい評価を得られやすいでしょう。

志望動機では、困難に直面した際にどう忍耐力を発揮し、変化に対して柔軟に対応したかを具体的なエピソードとともに伝えると効果的なアピールができます。

志望動機の例文に関するよくある質問とその回答

志望動機を書く際には、例文が役立ちます。実際に選考を通過した方の例文を参考にすると、自分の志望動機に不足している部分を把握できます。

  1. なぜ具体的な例文が必要なのか
  2. 例文を自分の志望動機に活用する方法

①なぜ具体的な例文が必要なのか

具体的な例文は、志望動機の内容や構成のヒントを得るために重要です。志望動機を書いたことがないと、どう書いていいのかがわからなくなってしまいます。

インターンシップの志望動機には伝わりやすく、採用につながりやすい構成が存在するため、例文を参考にするとより完成度の高い志望動機を書く手助けになるでしょう。

さらに、例文を見ることで、自分では気が付かなかった視点でのアピール方法や論理展開なども学べるため、文章に説得力を持たせられます。

②例文を自分の志望動機に活用する方法

例文はそのまま使用するのではなく、自分の経験やスキル、アピールしたい内容に合わせて活用してください。まずは例文の構成や文章の流れを参考にしましょう。

その中で、自分に当てはまる部分を見つけ、自分の経験やスキルに合わせてアレンジしてください。

自分の意欲や思いを具体的なエピソードとともに言葉にすると、他にはないオリジナリティに溢れる志望動機を作り上げられます。

インターンシップの志望動機を上手に書いて採用を目指そう!

インターンシップの志望動機は、選考の合否に関わる重要な項目です。採用担当者は志望動機を確認し、採用の可否を判断しています。

この記事では、志望動機の構成から具体的な例文まで皆さんの役に立つ情報を解説してきました。

ぜひこれらも参考に、採用担当者の印象に残る志望動機を作り上げてみてください!

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    「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。