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【例文5選】インターンシップ感想の書き方|構成と好印象を与える方法や注意点も紹介

この記事では、企業に響くインターンの感想文の構成と書き方を紹介しています。

インターンの感想の書き方だけではなく、感想を書く前に準備すべきことや、避けるべきNG例、実際の例文も紹介しています。

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目次

インターンシップの感想は企業目線を意識して書く必要あり!

インターンシップの感想を書くときに大切なのは、自分の体験を一方的に書くのではなく、「企業からどう見えるか」という視点を持つことです。

企業は、学生がどんなことを感じ、学び、それをどう活かそうとしているのかを知りたがっています。

自己満足の感想文ではなく、企業理解を深めた上での分析を含めることで、より評価されやすくなるでしょう。

たとえば、「社員の雰囲気が良かった」という一文も、その理由や背景を具体的に説明すれば印象はまったく違います。

「担当者が丁寧に話を聞いてくれた」「質問に対して真摯に向き合ってくれた」といった体験を添えることで、自分の価値観や感じ方を相手に伝えやすくなります。

このように、企業目線を意識するだけで、あなたの感想は「自分語り」から「共感を生む文章」へと変わるでしょう。感情だけに偏らず、企業に伝えたいメッセージが明確になるよう心がけてみてください。

インターンシップの感想を企業が求める理由

インターン終了後、「なぜ感想を書く必要があるのだろう」と疑問に感じた経験はありませんか。単なる形式ではなく、企業が学生に感想を求める背景には、いくつもの明確な目的が隠されています。

インターンは単発のイベントではなく、企業と学生双方にとって今後の関係性や採用活動にもつながる大切な機会です。ここでは、企業が感想を重視する4つの理由について詳しく解説します。

  1. 次回以降のインターン内容を改善するため
  2. 学生の学びの深さや意欲を見極めるため
  3. 組織との適性や価値観の一致を判断するため
  4. 採用活動における参考資料として活用するため

① 次回以降のインターン内容を改善するため

企業が感想を集める最大の理由のひとつは、インターンプログラムの改善に役立てるためです。

学生の生の声は、実際に参加してみなければ分からない課題や良かった点を把握するうえで貴重な材料になります。

たとえば「実務体験が少なく物足りなかった」「チームで成果を出す経験ができた」といった具体的な感想は、企業にとって非常に参考になります。

これにより、今後のインターン内容はより実践的かつ参加者視点に基づいたものへと進化していくでしょう。

結果として、学生側もより成長できる有意義なプログラムとなり、企業に対する印象も良くなります。企業・学生双方にとって、感想はより良い機会づくりの土台となるのです。

② 学生の学びの深さや意欲を見極めるため

企業は感想文から、学生がどれほど真剣にインターンに向き合っていたかを読み取っています。単なる「楽しかった」「役に立った」といった表面的な感想では、印象に残ることはほとんどありません。

たとえば「初めてのプレゼンで自分の準備不足を痛感した」「社員の姿勢から学んだ責任感を、今後の学生生活にも活かしたい」といった記述は、思考の深さや成長意欲を伝える重要なポイントになります。

このように、体験から得た学びをどう自分の糧にしようとしているのかを言語化することで、企業側の評価にもつながる可能性が高まります。

感想は、意欲や価値観を映し出す「成長の記録」としての役割も担っているのです。

③ 組織との適性や価値観の一致を判断するため

感想からは、学生の価値観や行動スタイルが見えてきます。企業はその内容を通じて、自社の文化や職場環境と学生がマッチしているかを確認しているのです。

たとえば「自由に意見を出せる雰囲気が自分に合っていた」と書かれていれば、フラットな組織風土を持つ企業にとって好印象でしょう。

一方で「マニュアルが少なく不安だった」といった記述からは、サポートを重視する文化のほうが合っている可能性が見えてきます。

こうした小さな表現から、学生と組織の相性が読み取れるのです。企業はスキル以上に“人としての適性”を重視する場面も多く、感想はその判断材料としても機能します。

④ 採用活動における参考資料として活用するため

インターンシップ後に提出された感想は、採用選考時の裏付け資料として活用されることもあります。エントリーシートや面接では見えづらい、現場での行動や考え方が感想からは伝わってくるからです。

たとえば「最初は戸惑いもあったが、自ら質問して理解を深めた」といったような積極的な姿勢が読み取れると、企業側はその人物の将来性に期待を寄せやすくなります。

また、感想が論理的かつ丁寧に書かれていれば、文章力や思考力のアピールにもつながるでしょう。

感想は単なる締めくくりではなく、自分自身を自然に表現するチャンスです。採用担当者の目に触れる前提で、伝えたい内容を意識して丁寧にまとめることが大切です。

インターンシップの感想を書く前に準備すべきこと

感想文をスムーズに仕上げるには、事前の準備が欠かせません。インターン中に得た気づきや出来事を整理しておくことで、読みやすく説得力のある文章になるでしょう。

ここでは、感想を書く前に行っておきたい3つのステップを紹介します。

  1. インターン中の出来事や気づきをすべて書き出す
  2. 内容をグループごとに分類して整理する
  3. 時系列や論理的な順序で並べ替える

① インターン中の出来事や気づきをすべて書き出す

まず取りかかりたいのは、インターンシップ中の出来事や印象に残った体験をもれなく書き出すことです。記憶だけを頼りにすると、大切なことを忘れてしまうかもしれません。

たとえば、社員とのやり取りや初日の緊張感、うまくいかなかった場面など、思いつくままメモしてください。

すべてを書き出すことで、自分が何を感じたのかを客観的に見直すことができますし、文章作成の土台にもなります。この段階では、内容の質よりも数を重視するのがコツです。

② 内容をグループごとに分類して整理する

次に行うのは、書き出した情報をテーマごとに分類する作業です。内容がバラバラなままだと、文章に一貫性がなくなってしまいます。

「仕事内容」「社風」「学んだこと」「成長を感じた瞬間」など、自分なりの基準で整理してみましょう。分けてみると、自分がどのテーマに重きを置いているのかが見えてきます。

それが、その後の文章の軸にもなり、読み手に伝わりやすい構成につながるでしょう。

③ 時系列や論理的な順序で並べ替える

最後は、整理した内容を時系列や論理の流れに沿って並び替える工程です。順序に一貫性がないと、読み手は混乱しやすくなります。

たとえば「困ったこと→どう対応したか→得た学び」といった順番にすると、話の流れが自然になり、印象にも残りやすくなります。

自分の思い出をただ並べるのではなく、相手に伝わるように構成を整えてみてください。順番を工夫するだけで、同じ内容でも伝わり方が大きく変わってきます。

インターンシップの感想の基本構成

感想文は、ただ印象を並べるだけでは相手に伝わりません。読み手に分かりやすく、前向きな印象を残すには、基本的な構成を意識して書くことが重要です。

ここでは、感想文をスムーズに組み立てるための5つのステップを紹介します。

  1. お礼の言葉で始める
  2. 参加背景や目的を簡潔に伝える
  3. 学んだこと・得た気づきを具体的に記載する
  4. 今後の活かし方や意欲を述べる
  5. 感謝の気持ちで締めくくる

① お礼の言葉で始める

感想文は、インターンに参加できたことへの感謝から始めましょう。「このたびは貴重な経験をありがとうございました」など、一言添えるだけで、文章の印象が大きく変わります。

冒頭でお礼を伝えることで、丁寧な人柄や誠実さが伝わりやすくなります。形式的に感じるかもしれませんが、ビジネスの場では基本的なマナーとして重要です。


最初に感謝の気持ちを示すことで、その後の内容にもポジティブな印象を持ってもらいやすくなるでしょう。

② 参加背景や目的を簡潔に伝える

次に、なぜそのインターンに参加したのかを明確に伝えてください。「〇〇業界に関心があり、現場の業務を体験したいと思ったからです」といった簡潔な動機が効果的です。

目的があいまいだと、感想全体に一貫性がなくなりがちです。反対に、動機がはっきりしていれば、その後の学びや気づきも自然と伝わりやすくなります。

意図をきちんと伝えることが、説得力のある感想につながります。

③ 学んだこと・得た気づきを具体的に記載する

インターン中に得た学びは、できるだけ具体的に書くようにしましょう。「資料作成の場面で、分かりやすさと正確さの両立が難しいことを学びました」といった実体験を交えて伝えると効果的です。

抽象的な感想では印象が薄くなってしまいます。実際の場面を思い出しながら、自分の考えや感じたことを具体的な言葉で表現してください。

その経験から何を得たのかが明確になると、文章に厚みが出て読みごたえのある内容になります。

④ 今後の活かし方や意欲を述べる

インターンで得たことを今後どう活かしたいかを書くことで、成長意欲や前向きな姿勢を伝えることができます。

「この経験をもとに、今後も実務に近い場で学びを深めていきたいです」など、意欲的な言葉を意識しましょう。

ただの思い出話ではなく、自分のキャリアや行動にどうつなげるかを考えることで、感想に深みが出てきます。読み手に「この人は成長できそうだ」と思ってもらえるような内容を目指してください。

⑤ 感謝の気持ちで締めくくる

感想文の締めくくりにも、感謝の言葉を添えるようにしましょう。「短い期間でしたが、大変学びの多い貴重な機会をありがとうございました」といった一文が定番です。

最後まで丁寧に書き終えることで、文章全体に誠実な印象を残すことができます。結びの言葉を省略してしまうと、内容がぶつ切りに感じられる場合もあるため注意が必要です。

読み手への配慮を忘れず、最後まで気持ちを込めて書き切ってください。

インターンシップの感想で好印象を与えるコツ

インターンシップの感想は、ただ出来事を振り返るだけでは印象に残りません。企業に好感を持たれるには、自分の経験や気づきをわかりやすく伝える工夫が必要です。

ここでは、評価されやすい感想文に仕上げるための3つのコツを紹介します。

  1. 具体的なエピソードを交えて伝える
  2. インターン前後の変化を明確に伝える
  3. 自分の言葉で具体的に伝える

① 具体的なエピソードを交えて伝える

感想を書くときは、印象に残った出来事を具体的に盛り込むことが大切です。抽象的な表現ばかりでは説得力が弱くなり、読み手にも伝わりにくくなってしまいます。

たとえば「チームワークの重要性を学んだ」とするより、「プレゼン準備で役割分担を工夫し、全員で期限に間に合わせた」といった具体例を示すことで、実感が伝わりやすくなります。

リアルな体験を交えることで、自分の学びがより明確になり、相手にも強く印象づけられるでしょう。

② インターン前後の変化を明確に伝える

企業は、学生がインターンでどう変化したのかを重視しています。そのため、感想文ではインターンに参加する前と後で、自分がどう成長したかを比較して伝えるのがおすすめです。

「最初は話しかけるのが苦手だったが、社員とのやりとりを通じて自信が持てるようになった」といった変化を具体的に表現することで、あなたの成長がはっきりと伝わります。

ただ「成長した」と書くのではなく、具体的な変化の過程を示すことが大切です。そうすることで、企業もあなたの人物像をより鮮明に描けるようになるでしょう。

③ 自分の言葉で具体的に伝える

感想文で避けたいのが、ありきたりな表現やテンプレートに頼りすぎることです。どんなに良い内容でも、他人の言葉を借りたような文章では心に響きません。

だからこそ、自分の言葉で素直に表現することが重要です。「貴重な経験でした」ではなく、「初めて責任ある仕事を任され、緊張しながらも前向きに取り組めた」と書くほうが、内容の深みが出ます。

自分の目線で感じたことや考えたことを、できるだけ具体的に伝えてみてください。その方が、読み手の記憶にも残りやすくなります。

インターンシップの感想の例文5つ

感想文を書こうとしても、「どう書けばいいのかわからない」「印象に残る言い回しが浮かばない」と悩む人も多いでしょう。

ここでは、インターンのタイプ別に実際の感想文の例を紹介し、書き方のヒントを得られるようにまとめています。

  1. 説明会・セミナー型インターンの感想例
  2. グループワーク型インターンの感想例
  3. 就業体験型インターンの感想例
  4. 長期インターン参加の感想例
  5. オンラインインターン参加の感想例

説明会・セミナー型インターンの感想例

説明会やセミナー型のインターンでは、短時間の中で企業の雰囲気や価値観に触れられることが多く、参加した理由や印象に残った内容を軸に感想を書くのが効果的です。

《例文》

私は将来の進路を考えるうえで、業界研究が足りていないと感じ、説明会型のインターンに参加しました。

参加前は「話を聞くだけで終わるのではないか」と不安もありましたが、実際には想像以上に双方向のやり取りが多く、社員の方と直接話せる時間も設けられていたのが印象的です。

特に記憶に残っているのは、若手社員の方が「自分の提案が実際の事業に反映された」と話していた場面でした。その言葉から、年次に関係なく意見が尊重される社風だとわかり、強く惹かれました。

さらに、質疑応答の際には自分の疑問に丁寧に対応していただき、企業との距離が一気に縮まったように感じています。

この経験を通じて、企業選びでは「人との相性」や「現場の雰囲気」といった要素を大切にしたいと実感するようになりました。

《解説》
限られた時間でも印象に残った具体的なエピソードを盛り込むと、内容に深みが出ます。会話や発見を中心に、自分の気づきと結びつけて書くと効果的です。

グループワーク型インターンの感想例

グループワーク型のインターンでは、チームで課題に取り組む中での気づきや、協力する難しさと面白さに触れた体験が重要な要素になります。

《例文》

私は、他大学の学生とチームを組み、架空の新商品を企画・発表するグループワーク型のインターンに参加しました。

初日はお互いに遠慮があり、なかなか意見を出しにくい雰囲気だったものの、進行役の学生がこまめに話題を振ってくれたおかげで、次第に活発なやり取りが生まれました。

私はまとめ役を務め、全員の意見を取り入れつつ方向性を整理する役割を担うことに。

発表直前には時間が足りず焦る場面もありましたが、本番ではそれぞれが責任を果たし、達成感のある発表に仕上がったと感じています。

この経験を通じて、意見が食い違う場面でも丁寧な対話を重ねれば、前向きなチームづくりが可能になると実感しました。

これからも、自ら積極的にコミュニケーションを取る姿勢を忘れずにいたいと思います。

《解説》
グループでのやりとりや自分の役割、乗り越えた壁などを具体的に書くことで、チームで得た学びがしっかり伝わります。過程と結果を両方盛り込むのがポイントです。

就業体験型インターンの感想例

就業体験型インターンでは、実際の業務に携わることで働くイメージを具体的に持てたかどうか、自分の変化を軸に感想を書くと伝わりやすくなります。

《例文》

私は営業部門のインターンに参加し、実際の提案書づくりや先輩社員との商談同行を体験しました。

はじめは「営業=話し上手な人が活躍する仕事」というイメージを持っていましたが、先輩がまず相手の話をじっくり聞く姿勢を大切にしていたことに驚かされました。

自分が作成した提案書も、フィードバックを受けて何度も修正を重ねた結果、「相手の課題に合わせた構成ができている」と評価していただき、大きな自信になったのを覚えています。

実務に携わる中で、営業とは信頼関係を築くことが何よりも重要な仕事なのだと強く実感しました。

この経験を通して、自分が描いていた仕事像とのギャップに気づき、働くことへの視野がぐっと広がったように思います。

《解説》
業務の中で得た気づきや印象の変化を中心に書くと、成長や理解の深まりが伝わりやすくなります。実務で感じた意外性や学びを意識して取り入れてください。

長期インターン参加の感想例

長期インターンでは、日々の業務を通して自分の成長を実感できる機会が多くあります。ここでは、継続的な取り組みの中で得た学びや意識の変化を軸にした例文を紹介します。

《例文》

大学3年の春から半年間、ベンチャー企業の広報チームで長期インターンに参加しました。

はじめは業務の流れがつかめず、先輩に助けてもらいながら記事の校正やSNS投稿などを担当する日々が続きました。

ミスを繰り返して落ち込むこともありましたが、そのたびに丁寧なフィードバックを受け、次にどう活かすかを考える習慣が身についたと思います。

ある日、自分が作成したSNS投稿が予想以上に反響を呼び、チーム内で共有されたときは、大きな喜びを感じました。日々の努力が形になったことで、少しずつ自信が芽生えたのを実感しています。

この経験を通じて、失敗を恐れず挑戦し続ける姿勢が成長につながることを学びました。将来もこの姿勢を大切にし、前向きに取り組んでいきたいと考えています。

《解説》
長期インターンは、継続的な経験を通じた成長が伝わると説得力が増します。取り組みの過程や感情の変化を具体的に書くことがポイントです。

オンラインインターン参加の感想例

オンラインインターンでは、画面越しでのコミュニケーションに不安を感じる方も多いでしょう。ここでは、遠隔でも学びや気づきをしっかり得られた体験をもとにした例文を紹介します。

《例文》

私は地方に住んでいることもあり、首都圏の企業が実施するオンラインインターンに参加しました。

最初は、画面越しでうまく意思疎通ができるのか不安を感じていましたが、チームでのアイスブレイクを丁寧に行ってくれたおかげで、徐々に安心して発言できるようになったと思います。

グループディスカッションでは、相手の話を聞きながらメモを取り、適切なタイミングで意見を伝えるよう意識しました。

業務説明では、社員の方が具体例を交えて話してくれたため、働く姿をよりリアルに想像することができたのが印象的です。

終了後の個別フィードバックでは、自分の強みや改善点を明確に伝えてもらい、今後の行動の方向性がはっきりしました。

この経験を通じて、環境に左右されず、自ら積極的に関わる姿勢が何より大切だと気づくことができたと感じています。

《解説》
オンラインならではの工夫や心の動きが具体的に書かれていると、読者に共感されやすくなります。不安→行動→学びという流れを意識して構成しましょう。

インターンシップの感想で注意すべきこと

感想文を書くときにありがちなミスに気づかず提出してしまうと、せっかくの経験が企業にうまく伝わらないことがあります。

ここでは、感想文をより良いものに仕上げるために、押さえておきたい3つの注意点を紹介します。

  1. 体験の要約だけにならないようにする
  2. 自己アピールばかりに偏らないようにする
  3. 文字数が極端に多すぎたり少なすぎたりしないようにする

① 体験の要約だけにならないようにする

感想文でよく見られるのが、体験した内容を時系列でただ並べてしまうパターンです。「会議に参加した」「資料を作成した」といった報告だけでは、読み手の印象に残りにくいでしょう。

重要なのは、その体験から何を学び、どう感じたのかを伝えることです。

たとえば「会議では意見が通らず悔しさを感じたが、聞く力の大切さを知った」といった具体的な気づきがあると、説得力が増します。

自分なりの視点や成長のプロセスを含めることで、読みごたえのある感想になります。単なる報告にとどめず、気づきまで丁寧に書きましょう。

② 自己アピールばかりに偏らないようにする

自分の強みを伝えることは大切ですが、自己アピールばかりが続くと読み手に違和感を与えることがあります。

「チームをまとめて成果を出した」といった表現が続くと、かえって押しつけがましく感じられるかもしれません。

大切なのは、他の参加者とのやりとりや失敗からの学びなど、幅広い視点で経験を振り返ることです。アピールしたい点があっても、主観だけでなく客観的な視点を持つよう意識してください。

誠実で自然な姿勢を示すことで、読み手に好印象を与えられるでしょう。

③ 文字数が極端に多すぎたり少なすぎたりしないようにする

感想文の文字数にも気を配りましょう。短すぎると内容が薄くなり、多すぎると要点がぼやけてしまいます。目安としては、400〜600字程度が適切です。

あらかじめ構成を考えながら書くことで、無駄のない分かりやすい文章になります。たとえば、導入・体験・学び・今後の意欲・締めくくりといった流れを意識すると、内容も整理されやすくなるでしょう。

文字数のバランスは、相手への配慮の表れでもあります。適切な分量を心がけてください。

インターンシップの感想で発生しうる不足の事態への対処法

インターンシップ終了後、思わぬタイミングや形式で感想を求められることがあります。事前に対処法を知っておくことで、落ち着いて対応しやすくなります。

ここでは、よくある3つのパターンとその乗り越え方を紹介します。

  1. その場で感想を書かされる場合
  2. 感想で課題点を問われた場合
  3. アンケートが選択式のみの場合

① その場で感想を書かされる場合

インターン終了直後に突然感想を求められると、焦ってしまうかもしれません。ですが、そうしたケースは実際によくあります。

あらかじめ、印象に残った場面や学びなどをスマホのメモに残しておくと、急な依頼にも対応しやすくなります。

時間が限られていても、事前に要点を整理していれば短時間で伝えたい内容をまとめられるでしょう。完璧を目指すよりも、素直な気持ちを端的に表すことが大切です。

② 感想で課題点を問われた場合

「課題点を挙げてください」と言われると、否定的な印象を与えてしまうのではないかと不安になる方もいるかもしれません。

しかし、企業はそこからあなたの観察力や改善意欲を見ています。

たとえば、「説明内容が少し難しかったが、自分で調べながら理解を深められた」といったように、前向きな姿勢とあわせて書くと好印象につながります。

課題の指摘だけで終わらせず、どう向き合ったかまで伝えることがポイントです。

③ アンケートが選択式のみの場合

選択式アンケートだけだと、自分の言葉で伝える機会が少なく、物足りなさを感じるかもしれません。

もし自由記述欄があれば、一文でも構いませんので印象に残ったことや感謝の気持ちを添えてみてください。たとえば、「社員の方とのやり取りから主体性の大切さを学びました」といった形です。

記述欄がない場合は、後日メールで感謝と簡単な感想を伝えるのも一つの方法です。限られた形式の中でも、工夫次第で自分らしさはしっかり伝えられます。

感想文がインターンの成果を左右する

インターンシップの感想は、単なる振り返りではなく、企業との接点を深める重要な役割を持っています。感想を通じて企業は、参加者の学びの深さや価値観、成長意欲を見極めようとしています。

だからこそ、自分の体験を客観的に整理し、企業目線を意識した構成と内容が求められます。効果的な感想を書くには、事前の準備や基本構成を押さえることが不可欠です。

また、好印象を与えるには具体性と誠実さも欠かせません。例文や注意点も参考にしながら、自分らしい言葉で振り返ることで、感想文はインターンで得た成果をしっかりと伝えるツールになるでしょう。

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    「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。