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飲食店・フードの志望動機の効果的な書き方!例文や伝え方の注意点も解説【バイト・正社員】

飲食店やフード業界への就職は、志望動機の内容が非常に重要です。飲食業界の経験や知識があっても、志望動機の内容が薄いと不採用になる場合もあります。

重要な要素だけに、内容の濃い志望動機に仕上げたいですよね。

この記事ではまず志望動機の効果的な書き方を解説した後、注意点や実際の例文を解説していきます。

ぜひ最後まで目を通して、飲食店への面接に役立ててくださいね。

<この記事でわかること>

目次

飲食店の志望動機で通過率をあげる6つのポイント

志望動機のポイント

飲食店への就職・転職の面接通過率を上げるには、以下に挙げる6つのポイントを意識しましょう。

意識のあるなしで、通過率に大きな差が生まれますよ。

  1. 結論から書く・話す
  2. アルバイト経験を活かす
  3. その飲食店でなければならない理由を入れる
  4. 就きたい職種を明確にする
  5. 求められる人物像やスキルを把握する
  6. 自分の強みをアピールする

①結論から書く・話す

まず結論から先に述べるのは、志望動機を書くうえで大切なポイントです。

結論から述べることで後の話の流れがスムーズになり、面接官が話の内容を理解しやすくなるでしょう。

また、結論を後回しにすると「結局何が言いたいのか分からない」と思われ、面接官に回りくどい印象を与えかねません。

要点をしっかりと伝えるためにも、結論から述べるよう意識しましょう。

②アルバイト経験を活かす

過去に飲食店でのアルバイト経験がある場合は、ぜひ志望動機に盛り込んでください。即戦力としての活躍が期待され、面接の通過率がアップしますよ。

特に調理補助の経験やホールスタッフのアルバイト経験は、飲食店への入社を有利にする武器です。

また飲食店以外でのアルバイトの場合も、コミュニケーションスキルなど汎用性の高いスキルを身に着けているアピールにもなるので、積極的に志望動機に盛り込みましょう。

③その飲食店でなければならない理由を入れる

たくさんある飲食店のなかで、なぜそのお店で働きたいのかは面接官が特に気になる点です。

働く場所がその店でなければならない理由がなければ「飲食店で働けるならどこでもいいのかな」という印象を与えかねません。

面接官は長く働いてくれる人材を求めているので、お店に対する想いが足りないと思われないためにも、その飲食店でなければならない理由を入れましょう。

④就きたい職種を明確にする

入社後にどんな職種につきたいのかを明確にするのも大切です。

後ほど解説するように、一口に飲食店・フードと言ってもさまざまな職種があります。

「なんでもやります!」と抽象的にアピールしても、就きたい職種が明確でなければ面接官に将来活躍するイメージを与えられませんよ。

⑤求められる人物像やスキルを把握する

面接官へ好印象を与えるには、どんな人材やスキルが求められているのかを把握する必要があります。

必要とされていないスキルをアピールしても、面接官の胸に刺さらないばかりか求人欄を熟読していないと思われるかもしれません。

多くの場合、求人票にはどんな人物像やスキルを求めているのか明記されているので、事前に必ずチェックしておきましょう。

⑥自分の強みをアピールする

自分の強みを洗い出して、積極的にアピールする姿勢も大切です。

「体力に自信があり、長時間の勤務も得意」「情報処理能力が高く、多くの注文をさばける」と自分の強みを飲食店の業務に当てはめてアピールしてください。

謙遜すると中途半端なアピールになってしまい逆効果ですので、自信を持って力強くアピールしましょう。

飲食店・フードの志望動機の3つの注意点

志望動機の注意点

飲食店への入社には、志望動機を書くうえで注意すべき点があります。

より完成度の高い志望動機を書き上げるためにも、以下の3点を意識しましょう。

  1. 抽象的で漠然とした志望理由にしない
  2. 時給など条件面以外の理由を必ず作る
  3. ネガティブなイメージを与える言葉を使わない

①抽象的で漠然とした志望理由にしない

抽象的で漠然とした志望動機は、入社への熱意が伝わりにくいため避けましょう。

まず、自分の経験やスキルを具体的に挙げ、それが応募先の飲食店にどう貢献できるかを説明しましょう。

さらに飲食業界に対する情熱や将来の目標を明確にし、それが応募先の飲食店でどう実現できるかを述べると具体性や説得力も増しますよ。

②時給など条件面以外の理由を必ず作る

面接官に熱意を伝えるためには、時給をはじめとした条件以外の理由を志望動機に盛り込みましょう。

条件のみに着目して志望動機を作ると、単にお金稼ぎが目的と思われる恐れがあります。

もちろん、長く働き続けるためには条件面は大切な要素です。ただし条件が良い点だけを志望動機に盛り込むと、面接官に悪い印象を与えかねませんよ。

③ネガティブなイメージを与える言葉を使わない

要点を押さえた志望動機でも、言い回しや言葉遣いによっては面接官に悪い印象を持たれます。

たとえば「簡単そう」「ヒマで楽そう」と話すと、お店に対して失礼です。まずはお店側の立場になって、失礼だと思われる言葉遣いは避けましょう。

また、前職の不満や悪口も厳禁です。たとえ大きな不満があって前職を退職した場合でも、前職の悪口は面接官に不信感しか与えませんよ。

応募する前に知っておきたい飲食店の職種

飲食店の料理人のイメージ

飲食店は多くの職種が集まって成り立っています。これらの職種を把握すれば、志望動機や自己PRが作りやすくなるぜひチェックしましょう。

今回は特にメジャーな職種として、以下の3点を取り上げました。

  1. ホール
  2. キッチン
  3. マネジメント

①ホール

ホールはお客様と直に接する職種で、飲食店のイメージに重要な役割を果たすポジションです。

出来上がった料理やお酒をお客様のいるテーブルへ運んだり、お客様の注文をきいて厨房に伝えたりと、お店全体がホールスタッフの活躍の場と言えます。

丁寧な言葉づかいやコミュニケーションスキルが重要ですが、正確なお会計のために慎重さも求められるでしょう。

②キッチン

キッチンは、お客様が注文した品を厨房で料理したり使い終わった食器を洗ったりする職種です。

料理の腕前はもちろんですが、料理や片付けを迅速かつ正確にさばいていく判断能力も求められます。

飲食店の主役である料理を担当する職種なので、お店の花形とも言えるでしょう。それだけに責任も重大で、料理のクオリティ次第で集客に大きな影響を与えるポジションですよ。

③マネジメント

マネジメントは、店長やエリアマネージャーをはじめ飲食店の運営方針や経営状態を管理する職種です。

売上アップや集客アップに向けてさまざまな施策を打ち出す必要があるため、柔軟な発想や市場の分析能力が欠かせません。

重要な職種だけにホールやキッチンの仕事内容を熟知している必要があり、未経験者が入社直後に配属されるケースは稀と言えますよ。

志望動機の参考に!飲食店・フードで働く3つの魅力

水を運ぶウエイトレス

飲食店やフード業界には、どんな魅力があるのでしょうか?

業界や仕事の魅力を志望動機と関連付ければ、信頼感や好印象に繋がります。

以下に特に注目したい魅力を3つ紹介するので、ぜひ志望動機の参考にしてください。

  1. お客さんとの距離が近くやりがいを感じやすい
  2. その店の食品やお酒の知識がつく
  3. コミュニケーション力が鍛えられる

①お客さんとの距離が近くやりがいを感じやすい

やりがいを感じやすい点は、飲食店の大きな魅力の1つです。

飲食店の仕事はお客さんとの距離が近いため、反応を直接感じ取れますよ。

お客様への気遣いが喜ばれたり「美味しい!」と声が聞こえたりすれば、大きなやりがいを感じられるでしょう。

②その店の食品やお酒の知識がつく

食品や料理、お酒の知識が身につく点も飲食店で働く魅力です。

お客様に料理の説明をするには、食材や調理法の知識が欠かせません。お客様への説明を繰り返すうちに自然と専門的な知識が身につくでしょう。

キッチンスタッフも同様です。包丁や調理道具の使い方、食材の扱いは実際の調理現場で身につけられる貴重なスキルと言えますよ。

③コミュニケーション力が鍛えられる

コミュニケーション力が磨かれる点も見逃せない魅力です。

飲食店は多くの職種で成り立っており、相互にスムーズにやりとりするには高いコミュニケーション力が求められます。

伝達ミスが無いように意識をしながら仕事を続ければ、いつの間にか高いコミュニケーション力が身についているでしょう。

【種類別】飲食店・フードの志望動機の例文18選

履歴書の志望動機欄

続いては、飲食店・フード関係の志望動機の例文を経験者向け・未経験者向けに分けて解説します。

例文に目を通せば具体的なイメージがつかみやすいので、ぜひチェックしてください。

  1. カフェの志望動機の例文
  2. ファミレス(ホール)の例文
  3. ファミレス(キッチン)の例文
  4. ファーストフード店の例文
  5. 居酒屋(ホール)の例文
  6. 居酒屋(キッチン)の例文
  7. 高級レストランの例文
  8. パン屋の例文
  9. デリバリー・ケータリングの例文

①カフェの志望動機の例文

まずはカフェの志望動機です。以下の例文を見てください。

経験者向けの例文

これまでカフェ業界で培ってきたスキルと経験を活かし、新たな環境でさらなる成長を遂げたいと考え、志望いたしました。
前職ではホールを担当しておりましたがより深くカフェに関わりたいため、ゆくゆくは御社でバリスタとして活躍したいと考えております。
将来的な希望はバリスタですが、まずはホールスタッフとして一連の流れを身につけたいです。

未経験者向けの例文

趣味のカフェ巡りをしていて御社と出会い、繰り返し通い詰める内にぜひ御社の一員として働きたいと考えるようになりました。
カフェでの就労経験はないものの、御社の魅力は肌で感じております。何度も通っておりますので、注文の取り方やオーダーの通し方もある程度は理解しているつもりです。
御社への想いを武器に、一から丁寧に仕事を覚えていきたいと考えます。

②ファミレス(ホール)の例文

続いては、ファミリーレストランのホールスタッフの場合です。

後ほど解説するキッチンとの違いも見比べつつチェックしましょう。

経験者向けの例文

私はこれまで3年間、レストランのホールスタッフとして働く中で、お客様に対する丁寧な接客や、迅速かつ正確なオーダー処理、チームワークの重要性を学びました。
特にお客様のニーズを先読みし、快適な食事体験の提供に喜びを感じています。
貴店の評判の高さとスタッフの皆様のプロフェッショナルな姿勢に感銘を受け、ぜひその一員として貢献したいと考えています。
これまでの経験と得たスキルを活かし、お客様に最高のサービスを提供できるよう努める所存です。

未経験者向けの例文

高いコミュニケーション力を活かし、様々なお客様が足を運ぶ御社のホールスタッフとして働きたいと考え志望いたしました。
飲食業界での経験はないもののコミュニケーション力には自信があり、小さなお子様からお年寄りまで幅広い世代のお客様とのやりとりができる自負があります。
高いコミュニケーション力を武器に、ぜひ御社の一員として働きたい次第です。

③ファミレス(キッチン)の例文

続いては、ファミレスのキッチンを志望する場合の例文です。

同じファミレスでもホールとキッチンでは志望動機の内容を変える必要があります。

経験者向けの例文

この度私は、御社のお客様ファーストの姿勢や新メニュー開発の熱量に魅力を感じ、キッチンスタッフを志望いたしました。
私はこれまで5年間ファミリーレストランのキッチンで働く中で、効率的な調理技術や衛生管理、チームワークの重要性を学びました。
ゆくゆくは新メニューの開発やスタッフの指導にも積極的に取り組み、貴店の成功に貢献したいと考えております。

未経験者向けの例文

趣味である料理の技術を御社のお役に立てたいと考え、キッチンスタッフに応募いたしました。
普段は友人や知人、家族に料理を振る舞っておりますが、より多くの方に料理の技術を提供したいと考えております。
飲食業界での経験はありませんが、料理に対する想いは人一倍強い自負があります。

④ファーストフード店の例文

続いてはファーストフード店の志望動機の例文です。

経験者、未経験者別に見ていきましょう。

経験者向けの例文

高校時代にファーストフード店でアルバイトをしていた経験を活かし、御社の戦力になりたいと考えております。
数あるファーストフード店の中でも常に成長を続ける御社の姿勢に感銘を受け、応募いたしました。
アルバイト時代に迅速なサービス提供やピーク時の効率的なオペレーションを身に着けましたので、即戦力になれる自負を持っております。

未経験者向けの例文

美味しいものをスピーディに提供するファーストフードに強い魅力を感じ、御社の求人に応募いたしました。
私はファーストフードが好きで、特に多くの人に迅速に美味しい食事を提供する点に、他の飲食業にはない魅力を感じております。
未経験ではありますが、熱意と学ぶ意欲は誰にも負けません。
貴店での経験を通じて、お客様に最高のサービスを提供できるよう努めます。

⑤居酒屋(ホール)の例文

続いては居酒屋のホールに応募した場合の志望動機です。

飲食業界の中でもお酒が主体のお店なので、お酒に関する内容を盛り込みましょう。

経験者向けの例文

大学生時代に居酒屋アルバイトをした経験を武器に、御社の一員に加えていただきたいと思い志望いたしました。
私が居酒屋のホールに感じる魅力は、お酒や料理を通じてお客様が楽しい時間を過ごしている姿を間近で見られる点です。
アルバイト時代にチームプレイのノウハウを学びましたので、キッチンや他のホールスタッフとの連携にも自信があります。

未経験者向けの例文

以前サークルの飲み会で利用させていただいた際、貴店の温かい雰囲気やスタッフの皆さんのチームワークに感銘を受け、ぜひその一員として働きたいと思いました。
私はこれまで接客業の経験はありませんが、人と接するのが好きで常に明るく前向きな姿勢を持っています。
未経験ではありますが学ぶ意欲と熱意を持って取り組み、貴店のお客様に喜んでいただけるよう努力する所存です。

⑥居酒屋(キッチン)の例文

居酒屋のキッチンに応募した場合は、どんな志望動機に仕上げるべきでしょうか。

以下の例文を見てください。

経験者向けの例文

私はこれまで5年間、レストランのキッチンで働いてきました。
特に和食の調理において豊富な経験を積んでおり、和風居酒屋の御社であれば私のスキルを存分に活かせると自負しております。
またお酒に関しても深い知識を持っており、料理とお酒のペアリング提案が得意です。
御社での仕事を通じ、お客様に楽しい時間をお過ごしいただけるよう頑張ります。

未経験者向けの例文

お酒が好きで御社をよく利用させていただく内に、御社のサービス精神に魅力を感じこの度応募いたしました。
飲食業界での経験はありませんが、料理とお酒に対する想いは誰にも負けません。
さまざまな種類のお酒を楽しむのが趣味で、料理とお酒の組み合わせの工夫にも興味があります。
未経験ではありますが、お客様に喜んでいただける料理を提供するために全力を尽くします。

⑦高級レストランの例文

続いては高級レストランの志望動機をチェックしましょう。

経験者と未経験者ではどんな点が違うのかも見比べてください。

経験者向けの例文

御社の洗練されたサービスと料理に深く感銘を受け、私の経験とスキルを活かしてお客様にご満足いただけるサービスを提供したいと考え、志望いたしました。
5年間レストランでサービス経験を積んだ中では、お客様一人ひとりに合わせた丁寧な接客を心掛けており、多くのお客様から高い評価をいただいております。
経験と知識を活かし、お客様に特別な時間をお過ごしいただけるよう励んでまいります。

未経験者向けの例文

子供の頃に両親が結婚記念日に御社を利用した際同行し、非日常な空間や洗練された雰囲気に魅せられました。
飲食業界の経験はないものの、ホテルのフロントマンとして働いた経験は御社のお客様に対する細やかな配慮に役立つと自負しております。
持ち前の気配り精神で、お客様に特別な時間を提供できるよう頑張ります。

⑧パン屋の例文

パン屋の志望動機の例文もチェックしましょう。

パンならではの魅力をいかに志望動機に盛り込むかがカギです。

経験者向けの例文

この度私は、パン販売により深く関わりたいと考え御社の求人に応募いたしました。
私はこれまで3年間パン工場でパンの製造を担当してきましたが、お客様に直接販売するポジションには恵まれませんでした。
独自のレシピとこだわりの素材が地域の方々に愛される御社であれば、よりお客様との距離が近い場所でパン製造に関われると考えております。

未経験者向けの例文

私の青春時代を支えてくれた御社でぜひ働きたいと考え、応募いたしました。
学生時代は御社が学校で販売していたパンを毎日食べ、勉強や部活の活力にしていました。
御社の焼きたてのパンの香りと温かみのある味は、私にとって忘れられないものです。
未経験ではありますがぜひ御社の一員に加えていただき、次は私が学生たちに青春の味を届けたいと思っております。

⑨デリバリー・ケータリングの例文

最後に、コロナ禍で急成長したデリバリー・ケータリングの志望動機を確認しましょう。

こちらも未経験者向けと未経験者向けに分けて紹介します。

経験者向けの例文

ピザのデリバリー経験を活かせると考え、御社の求人に応募いたしました。
子供の頃から地元で育っているので地域の地理には詳しいため、裏道や近道も活用しつつ迅速な配達ができる自信があります。
迅速な配達がセールスポイントの御社で、スピーディーに動けるスタッフを目指して頑張ります。

未経験者向けの例文

柔軟なシフトで働きやすい環境を整えている御社に魅力を感じ、志望いたしました。
講義やサークル活動でまとまった時間が取りにくいこともあり、御社の働きやすい環境は私にとってとても魅力的です。
デリバリーの経験はないものの、交通ルールへの高い意識を武器にお客様に安全かつ迅速に商品をお届けしたいです。

飲食店・フードの志望動機のNG例

バツ印のイメージ

ここまでは主に、飲食店・フードの志望動機に盛り込むべき内容にスポットを当てました。

続いては志望動機のNG例文をチェックしましょう。今回は特に避けるべき点として、以下の3点を解説します。

  1. 店舗が採用するメリットを入れられていない
  2. 志望動機が浅くやる気が感じられない
  3. 志望する店・職種と合っていない

①店舗が採用するメリットを入れられていない

面接官は、応募者がどう店舗に貢献できるかを知りたいと考えているので答えてあげましょう。

以下の例文では、料理や食事が好きなことは伝わるものの採用のメリットが不透明です。

私は食事が大好きで、飲食店の仕事に興味があります。
料理にも興味があり飲食店での仕事を通じて、自分の料理の腕をさらに磨きたいと思っています。また飲食店の雰囲気が好きで、お客様と接するのも楽しみです。

②志望動機が浅くやる気が感じられない

たとえスキルや経験があっても、熱意を届けられなければ採用は遠のいてしまいます。

熱意ややる気は、面接官がチェックする大切なポイントですが、次の例文では十分な熱意が感じられません。

時給が高く自宅からも近いので、応募いたしました。料理の経験はありませんが作業が簡単そうで、私にもできると感じております。

③志望する店・職種と合っていない

志望動機が店や職種と合っていないと、面接官に「この人は本当にこの仕事に興味があるのか?」と疑問を持たれる可能性があります。

次の例文では、飲食店の仕事に役立つ具体的なスキルや経験が示されていないため不十分です。

私は現在ITコンサルタントの企業で働いており、プログラミングやシステム管理のスキルを持っています。
これらのスキルを活かして、御社の業務に貢献できると考えています。

行ったことがない飲食店の志望動機はどうすればいい?

クエスチョンマークをもつ人物

行ったことがない飲食店の求人に応募する場合、面接突破のために押さえるべきポイントがあります。

採用の確率を上げるためにも、行ったことがない飲食店に応募する場合は以下の2点を意識しましょう。

  1. 時間があればお客さんとして行ってみよう
  2. 行ったことがない場合は正直に伝えよう

時間があればお客さんとして行ってみよう

可能な限り時間を作って、お客さんとして実際に来店すれば志望動機の作成に有利です。

店舗の雰囲気やサービス、料理の質を直接体験すればより具体的でリアルな志望動機に仕上げられます。

お店の実際の情報を志望動機に盛り込めば、面接官に熱意を汲み取ってもらいやすいでしょう。

行ったことがない場合は正直に伝えよう

行ったことがあると装った場合、お店の雰囲気や料理の質を聞かれた場合に答えられません。

面接官は人を見るプロなので下手な嘘はすぐに見破られ、その後のやりとりも信頼してもらえなくなるでしょう。

行ったことがないからといって採用されないわけではないので、正直に伝えてください。

飲食店の志望動機は経験者・未経験者で内容を変えよう

チェックリストのイメージ

今回は飲食店・フードの志望動機にスポットを当て、例文やNG例を解説しました。飲食店・フードの志望動機は、経験者・未経験者で内容を変える必要があります。

また応募する飲食店で、どんなスキルを発揮できるのかを明確にしましょう。採用のメリットが十分に伝われば、面接突破の確率も上がりますよ。

熱意ややる気も大切なので、経験者の方も充分に準備して面接に臨みましょう

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    編集部

    「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。