清掃業の志望動機の書き方|新卒・未経験者のアピールポイントや例文を紹介
清掃業の業務内容はイメージがつくものの、実際どのようなことアピールしたらいいのか思いつかない人も多いですよね。特に未経験者であれば自分では向いていると思ったとしてもどこか不安でしょう。
とは言え、何となくのイメージだけで書いてしまうと、かえって面接官にマイナスアピールになってしまうことも。
そのためこの記事は、清掃業の志望動機の書き方や、清掃業で必要なスキルのアピール方法を解説します。
さらに、新卒・未経験者と、正社員を希望する人に向けた例文を紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
清掃業とは

初めに、清掃業について詳しく解説します。
①清掃業の業務内容
清掃業の業務内容は、大きく分けて清掃管理・特殊清掃の2種類があります。
清掃管理とは、清掃会社が業務依頼を受けて、スタッフを派遣して指定された場所の清掃やゴミの収集・分別などを行う業務です。
特殊清掃は、主に孤独死などで亡くなった方のご家族やアパートの管理人から依頼を受け、残された遺品整理を行う業務となります。
いずれの業務内容も、清掃会社が依頼者から依頼を受けて、専門の清掃機械や薬剤を使い、きれいに掃除していく仕事です。
②清掃業の業務場所
代表的な業務場所は、企業のオフィスや商業施設になります。清掃箇所は、室内だけでなく屋外の清掃もあるので志望する際はよく確認しておくようにしましょう。
・企業のオフィスフロア ・商業施設 ・公園 ・病院 ・駅構内や車内 ・ハウスクリーニングの家事代行 ・依頼者からの指定場所 |
また業務場所の広さや時間帯によって、担当する清掃範囲や、仕事内容が異なります。
さらに業務場所によっては、複数の清掃会社が委託されていることもあるので、毎回同じ業務場所であったとしても人数は変則的になるでしょう。
清掃業の志望動機の手順4つ

ここでは、清掃業の志望動機の書き方の手順を4つ解説します。
清掃会社の志望動機の基本の書き方になるので、ぜひ参考にしながら自分のアピールポイントを探すのに役立ててください。
①清掃業を志望した理由
まず、清掃業を志望した理由を簡潔に書きましょう。
・家事の中でも整理整頓や掃除が得意であることを活かし、清掃業で働きたいと考えました。 ・普段から清掃員を目にすることがあるため、自分にも清掃業が向いていると感じたからです。 |
結論から述べることで、志望動機が明確になり相手も理解しやすくなり読む負担も減りますよ。
②会社を志望した理由
次に、志望する清掃会社を選んだ理由を書きましょう。
他の人と差をつけるためには、なぜこの清掃会社で働きたいと思ったか理由を述べる必要があります。
ただ「家から近いから」ではなく、業務場所を調べ、そこにあう自分の清掃スキルがあることをアピールしていきましょう。
③自分のアピールポイント
志望動機には、スキルだけでなく、自分自身の適応能力も立派なアピールポイントとなります。
・普段からコミュニケーションを取るのが上手といわれたことがあるため、商業施設などの広い場所でも周りと協力しながら仕事ができると思ったからです。 ・几帳面な性格であるため、掃除も丁寧に行いたいと思います。 |
さらに、自分の適応能力の高さを裏付けるエピソードも合わせて書くと根拠が明確になり、自分の性格や適性を活かして清掃業で働きたい意思がわかるため高評価と捉えやすくなるはずですよ。
④入社後の貢献
最後に、入社後の貢献について詳しく書くようにしましょう。
清掃会社が求める人物像は、「依頼者から継続してもらえるよう丁寧な仕事をしてくれる人」「長期的に働いてくれる人」です。
もちろん日常生活での家事全般が得意なことを活かすアピールも有効ですが、入社後の貢献意欲を示すには「依頼者からの満足度向上に尽力したい」ということがもっと重要になるでしょう。
清掃業の志望動機の書き方のコツ

続いて、清掃業の志望動機の書き方のコツを解説します。
清掃会社の面接官に伝わりやすい志望動機のコツを押さえて、高い評価を得られるようにしていきましょう。
①手順に沿って書く
下記の手順に沿って書くようにしましょう。
結論:清掃業で働きたいと思った理由や、会社を志望した理由 根拠:スキルや適性のアピール(あればエピソードも) 締めくくりの意欲:会社の貢献度のアピール |
最初に結論を述べることで、相手に明確な志望動機が伝わり、この後に続く内容も理解しやすくなります。
②読み手に負担がないよう簡潔に書く
逆に長く書きすぎてしまうと、読む方の負担も多くなり、返って何が言いたいのか理解に苦しむことにつながりかねません。
そのため志望動機は、あくまでも書き方のポイントを押さえ簡潔に書くよう心がけてください。
シンプルに書く方が、読みやすい文章となり、相手の印象にも残りやすくなるでしょう。
③得意なことや自分の適性をアピールする
重複になりますが、ただ清掃業が向いているのではなく、普段の家事スキルや自分の適性は必ず志望動機に入れて書くことで採用率も上がるはずです。
この他のアピールポイントとして、以下のような内容も有効といえるでしょう。
スキル | ・家事の中でも掃除が1番好き ・体力に自信がある ・体を動かすことが好き |
自分の適性 | ・綺麗好き ・几帳面な性格 ・単純作業が得意 |
自分のスキルを活かした働き方ができる清掃業に魅力を感じたというと、さらに好感度が持てますよ。
清掃業に向いている人の特徴

ここからは、清掃業に向いている人の特徴をあげていきます。
清掃業で長く働き続けるために必要なスキルや、清掃会社が求める人材についての解説になるので参考にしてください。
①体力に自信がある人
清掃業はオフィス内だけでなく、外での仕事もあるため体力を必要とする仕事になるので、志望動機に体力に自信がある人は高評価がつきやすくなります。
また清掃会社としても健康で長期間働いてくれる人材を求めているはずです。
志望動機には、日頃体力づくりのために散歩や運動して意識的に行動していることなどを書くと良いでしょう。
②普段から整理整頓ができている人
清掃業に向いている人の特徴として、普段から整理整頓ができている人は高評価が得られやすくなります。
ただし清掃業の仕事は、勤務時間内にきれいに清掃することなので、自分の強いこだわりや、他の人の整理整頓ができていないと気が済まないような考えはなくしていきましょう。
あくまでも与えられた時間内に仕事としてきれいにすることが求められます。
③黙々と作業するのが得意な人
清掃業は、チームワークでもあり、与えられた担当箇所を1人で清掃していく業務になるので、黙々と作業するのが得意な人には向いている仕事といえるでしょう。
また、決められた業務場所での作業を繰り返すことも多いので、単純作業が好きな人にも向いています。
たとえば、商業施設内のゴミ収集の仕事は、担当するフロアをこまめに回収しながら清掃するため、1人でコツコツと作業をこなすことが苦にならない人にはストレスなく働ける環境でしょう。
④最後まで手を抜かない人
ハウスクリーニングや病院での清掃業務は、スピードと丁寧さの両方が求められるため最後まで手を抜かずきちんと清掃できる人が求められます。
特に病院の清掃業務は、衛生面が重視されるため細かな部分まできれいに掃除ができないと業務スキルとしても劣るでしょう。
一人ひとりのスタッフが丁寧に作業してくれることが、継続依頼を受ける条件に直結するため、最後まで責任をもって業務をこなしてくれる人が清掃会社としての貢献度にもつながります。
⑤効率よく作業ができる人
業務時間内に清掃業務を完了するには、自ら時間配分を考えて効率よく作業していくことが必要です。
時間内に終わらない、時間内に終わったとしても汚れが目立っていればクオリティーの低さを指摘され契約が打ち切りになることも考えられます。
また利用者が多い商業施設の清掃は利用者がいるときは、一旦後回しにするなど考えて行動しなければ、利用者からクレームがくる場合もあるので注意しなければいけません。
きれいさも保ちつつ、時間内に業務が終れるようにするために作業スピードも考えながら行動できる人が向いています。
清掃業の志望動機の例文

続いては、清掃業の志望動機の例文を紹介します。
未経験者と経験者でも志望動機の書き方は同じですが、アピール度合いが異なるので、志望する清掃会社に合わせた内容を充実させて書くようにしてください。
①新卒・未経験者の志望動機
以下は、新卒・未経験者の志望動機になります。
私が清掃業を志望したのは、学生時代は水泳部だったこともあり、体を動かす仕事に就きたいと思い志望しました。また貴社を志望した理由は、顧客からの高評価や従業員のスキルに応じた業務評価を総合的に判断してくれる制度が整っているため貴社で清掃員として働きたいと思い志望しました。 体力に自信がありますが、普段からも健康管理には気を遣っており、移動の際には徒歩で移動するなど、日常生活でできることを積極的に行動するよう心がけています。 未経験者ですが、入職後は積極的に清掃テクニックを学び、効率よく業務できるようにしたいと思います。顧客に喜んでもらい、継続して依頼してもらえるように1つ1つ丁寧な業務をして貴社に貢献していきたいと考えています。 |
新卒・未経験者の志望動機は、これまでの経験を活かしたアピール方法がおすすめです。
また、例文のように水泳部で体力に自信があるけれども、普段からも体調管理に気をつけていることは長期間での体力仕事も耐えられると思ってもらえるアピールになるでしょう。
②パートやアルバイトから正社員を目指す志望動機
以下は、パートやアルバイトから正社員を目指す志望動機になります。
前職では、パートで商業施設の清掃員を4年間してきました。商業施設の清掃は、多くの販売員や利用者が出入りするため、勤務時間によって作業内容が異なっています。営業時間中はゴミが落ちていないかをチェックし、夜間業務では、営業中に行き届かなった清掃箇所を中心に清掃点検しました。 貴社の正社員を志望したのは、貴社が清掃業務を受託しているホテルを利用したことがきっかけです。これまで見たことのないほど完璧な清掃だったことに驚き「清掃を通じてお客様をもてなす」意識の高さに感銘を受けました。 これまでのように業務時間ごとに業務内容が異なるのではなく、一連の清掃業務を手際よく進めながら顧客満足に応じられる高い清掃技術を身につけたいと思い、貴社で働きたいと思い志望しました。 ホテルの清掃仕事は未経験ですが、顧客満足を第一とした清掃技術を身に着け、貴社の清掃員としての誇りを持ち、いち早く仕事を覚え顧客もお客様にも喜んでもらえる清掃員を目指していきたいと考えています。 |
パートやアルバイトから正社員を目指すためには明確な理由が必要です。
例文のように、これまでの業務内容では得られない高い技術を身につけたいという意欲をアピールした志望動機であれば採用側も目を惹くことでしょう。
清掃業の志望動機の注意点

最後に、清掃業の志望動機の注意点を解説します。
書きあがった志望動機を見直し、失礼な内容になっていないか再度よく確認しましょう。
①他社でも通用する志望動機にしない
志望動機は、他社でも通用するような当たり障りのない志望動機にしないでください。
たとえば、「清掃が得意」「家事スキルを身につけたい」だけでは、ありきたり過ぎて他の清掃会社でも使いまわしされた印象が残ります。
本気で清掃員として勤めたいと考えているのであれば、志望する会社に合わせた志望動機を作成して入社意欲をアピールしましょう。
②清掃業を軽視した内容にしない
志望動機に清掃業を軽視した内容は含めないようにしてください。
清掃業を目指す人の中には、「清掃は簡単そうだから」「誰でもできそうだから」など清掃業の仕事を甘く見ている人もいるかもしれません。
仮にそのような書き方ではないにしても、失礼な内容につながる言葉や文章が書かれていたら、採用側は「清掃の仕事を馬鹿にしている」と採用は見合わせる可能性が高いでしょう。
必ず志望動機には、「利用者にとって快適な空間を提供し、気持ちよく過ごしてもらいたいから」といったポジティブな表現を心掛けて書くようにしてください。
清掃業の志望動機には自分の適性を強みとしてアピールすることが大切!

この記事では、清掃業の志望動機の書き方を解説しました。
清掃会社で働くには、仕事内容の理解や、自分が清掃業務に向いていることをアピールしていくようにしましょう。
また清掃会社の清掃員として貢献できることとして、「継続依頼がもらえるよう尽力していきたいです」というような具体的な成長意欲をアピールし、採用担当者に好印象を与えて下さいね。
まずは志望動機を作ってみる
この記事を書いた人
若林
青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本作成達成。 現状、20万pvを記録しており、総PV数を5倍、10位以内キーワード獲得数を43倍にし、現在も右肩上がりで成長中。 #長野出身 #浪人 #営業 #韓国料理好き #ダイエット中