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最終面接の結果待ちが辛い…結果が届く目安や連絡が遅くなる理由も解説

就職活動の大詰めとなる最終面接では「結果まだ来ないけど…これって落ちたってこと?」と、合否が出るまでの時間は、不安や焦りでいっぱいになりますよね

中には「連絡が来ない=不合格なのでは」と悩む人も少なくありません。

そこで本記事では、最終面接の結果待ち期間にありがちな状況や企業側の事情、適切な問い合わせのタイミングや過ごし方について、わかりやすく解説します。

 

目次

最終面接の結果はいつ届く?一般的な通知時期の目安

最終面接が終わったあと、多くの学生が「結果はいつ来るのか」と不安になるでしょう。一般的に最終面接の結果は、面接日から3日~1週間ほどで届くケースが多いです。

とくに合格者には、内定承諾や次の手続きが必要なため、早めに連絡する企業がほとんどです。一方で、不合格の場合は連絡が遅れたり、そもそも通知されなかったりすることもあります。

とはいえ、「連絡がない=不合格」とは一概には言えません。企業側の都合や祝日を挟むことで、連絡が遅れることもあるため、焦らず落ち着いて対応することが大切です。

また、面接時に「◯日までにご連絡します」と伝えられていた場合は、その期日を過ぎてから問い合わせてください。

あらかじめ目安となる時期を把握しておくことで、結果待ちの間も気持ちに余裕を持てるでしょう。

最終面接の結果連絡が遅い理由とは?

最終面接のあと、なかなか結果が届かず不安になる方は多いでしょう。合否を早く知りたい気持ちは当然ですが、企業側にも事情があります

ここでは、結果の連絡が遅れる主な理由を6つ整理してお伝えします

  1. 応募者が多く選考がまだ終わっていないため
  2. 決定権をもっている人が不在にしているため
  3. 内定を出すか決めかねているため
  4. 採用担当のスケジュールが埋まっているため
  5. 休日・祝日を挟んでいるため
  6. 不合格者への連絡をしない方針のため

① 応募者が多く選考がまだ終わっていないため

人気企業や大手企業では、最終面接に進む人数も多くなります。そのため、あなたの面接が終わったあとも、他の候補者の選考が続いているという状況が考えられるでしょう。

企業側は全員の面接を終えたうえで、比較・検討して最終判断を下します。そのため、ある程度の時間がかかるのは自然なことです。

焦って行動する前に、まずは1週間程度は様子を見るのが無難といえるでしょう。

② 決定権をもっている人が不在にしているため

最終面接の合否は、現場担当者ではなく経営陣や役員クラスが判断することも少なくありません。そうした人物が不在の場合、結論が出るまで時間がかかることがあります。

たとえば、出張や会議が立て込んでいたり、長期休暇を取得していたりするケースもあるため、連絡が滞ってしまうのです。

連絡が遅れているからといって、ネガティブに考えすぎる必要はありません

③ 内定を出すか決めかねているため

面接の評価が高かった場合でも、最終的な合否の決定に時間がかかることがあります。それは、社内で意見が分かれていたり、他の候補者との比較を進めていたりするためです。

「もう少し検討したい」と考えている状況では、どうしても判断が保留になりがちです。

つまり、結果連絡が遅れていることが、かならずしも不採用を意味するわけではありません。冷静に待ちましょう

④ 採用担当のスケジュールが埋まっているため

採用担当者は選考業務だけでなく、日々の業務や社内調整、他部署との連携も担っています。複数の業務を並行して行っていると、どうしても連絡が後回しになることもあります。

特に繁忙期などは、採用業務に十分な時間を割けず、結果的に通知が遅れることもあると把握しておいてください。連絡が来ないからといって焦らず、状況に余裕をもって対応しましょう。

⑤ 休日・祝日を挟んでいるため

面接のタイミングが、ちょうどゴールデンウィークや年末年始などの長期休暇の前後だった場合、社内全体の業務が止まっていることがあります。

そのため、連絡までに普段よりも時間がかかることも珍しくありません。カレンダーを確認し、休日や祝日を挟んでいないかをチェックしてみてください。

企業の営業日を意識しながら、ゆとりを持って待ちましょう。

⑥ 不合格者への連絡をしない方針のため

一部の企業では、最終面接で不採用となった場合に、あえて通知をしないという方針を取っていることもあります。いわゆる「サイレントお祈り」です。

事前にそのような対応方針が明示されていない場合、結果を待ち続けることになりかねません。

最終面接から2週間以上が経過しても何の連絡もない場合は、自分から問い合わせをしてみるのが確実といえるでしょう。

最終面接の結果連絡が遅い企業の特徴

結果の連絡が遅いと、「自分だけ通知が来ていないのでは」と不安になるかもしれません。実際には、企業の規模や体制によって連絡のタイミングが大きく異なります

ここでは、結果通知が遅れやすい企業の特徴を3つ紹介しましょう。

  1. 応募者の多い大企業
  2. 採用担当者が少人数の企業
  3. 外資系企業

① 応募者の多い大企業

知名度や安定性が高い大企業などは、毎年多くの人が応募し、選考に進む人数も多いです。そのため、時間と手間がかかっていることが考えられます。

特に最終面接では、最終候補者たちの中から慎重に内定者を選ぶ必要があるので、なかなか合否が決まらないこともあるでしょう。

結果連絡が遅いことは、選考を丁寧に行っている証とも受け取れるので、焦らず待つ姿勢が大切です。

② 採用担当者が少人数の企業

中小企業やスタートアップ企業では、採用専任の人員を確保していないケースも多く見られます

採用活動を総務や経営者自身が兼任している場合、日々の業務の合間に選考を進めることになるのが実情です。

そのため、応募者の対応に時間がかかるのも当然であり、連絡が遅れるのは珍しくありません。

連絡の遅さがあなたの評価に関係しているとは限らないので、過剰に心配しないようにしましょう。

③ 外資系企業

外資系企業は、選考プロセスが日本国内企業と異なる部分があることを知っておきましょう。

たとえば、最終面接後の承認を本国の人事部門やマネージャーが行う必要がある場合、社内フローに時間がかかってしまいます。

また、国によって祝日や休日の時期が異なるため、日本側では平日でも相手国が休暇中で手続きが進まないこともあります。

そのため、結果の通知が遅れることを事前に想定し、対応してくださいね

最終面接の結果連絡が来ないときの対処法

結果の連絡がなかなか届かないと、「忘れられているのでは」と不安になることもあります。ただし、自分でできる確認や対応を取ることで、安心感が生まれやすくなるでしょう

ここでは、結果が来ないときに試したい行動を紹介します。

  1. メールや着信履歴を確認する
  2. 面接案内のメール・資料で期日を見直す
  3. SNSや口コミサイトで企業の連絡傾向を調べてみる

① メールや着信履歴を確認する

最初に確認すべきは、手元に届いているかもしれないメールや電話の履歴です。

たとえば、「迷惑メールフォルダ」に自動で振り分けられていたり、「通知オフ」にしていて見逃していたりするケースも多く見られます。

特に、Gmailやキャリアメールではフィルタの影響を受けやすいため要注意です。

また、非通知の着信や留守番電話に対応が残っていることもあるため、電話アプリの履歴やボイスメッセージも忘れず確認してください。些細な見落としが原因で不安になるのは避けたいですよね。

② 面接案内のメール・資料で期日を見直す

面接後に案内されたメールや説明資料には、「○月○日までに結果をご連絡します」といった期日が明記されている場合があります。

その日が過ぎていないうちに問い合わせてしまうと、「せっかち」「急かしている」と捉えられ、印象が下がる可能性も否定できません。

企業はその期限内に連絡すれば良いと考えているため、まずは、指示されたスケジュールを信じて待ちましょう

③ SNSや口コミサイトで企業の連絡傾向を調べてみる

結果が来ない状況をより客観的に把握するには、他の就活生の体験談を参考にするのも有効です。

Twitter(X)や就職みんなの掲示板、OpenWork、みん就といったサイトでは、企業ごとの対応スピードや傾向に関する情報が投稿されています。

そこで、「この企業は全員に連絡するまで1週間以上かかっていた」や「不採用は基本的に連絡が来ない方針らしい」といった情報が見つかれば、自分の状況もある程度見通しがつけやすくなるでしょう。

ただし、あくまで個人の体験や一時的な情報であるため、100%鵜呑みにせず、自分のケースと照らし合わせながら慎重に判断してください。

最終面接の結果を問い合わせる適切なタイミング

最終面接の結果を問い合わせる最適なタイミングは、企業から伝えられた「結果通知の予定日」を2~3日過ぎた頃です。

たとえば、「1週間以内にご連絡します」と案内されていたなら、8~10日後を目安に動くとよいでしょう。連休を挟む場合はその分の余裕を見てください。

予定日を過ぎてすぐに問い合わせてしまうと、企業側に急かしている印象を与えてしまうおそれがあります。

連絡方法としては、まずメールがおすすめです。電話よりも相手の業務を妨げず、文面で丁寧に伝えやすくなります。

不安になる気持ちはよくわかりますが、まずは礼儀を重んじて、冷静に行動しましょう。結果待ちはつらい時間かもしれませんが、その姿勢が信頼につながるはずです。

最終面接の結果を問い合わせる際のメール例文

最終面接の結果連絡が来ないとき、「どう問い合わせれば失礼にならないか」と悩む方は多いはずです。ここでは、丁寧かつ適切に企業へ確認を取るためのメール例文をパターン別に7個紹介します。

状況に応じて使い分けられるようにしておきましょう。

  1. ①基本的な問い合わせメール例文
  2. ②連絡期日を過ぎた場合のメール例文
  3. ③合否を直接聞かず、状況のみを確認するメール例文
  4. ④感謝の気持ちを強調する丁寧なトーンのメール例文
  5. ⑤メールが届いていない可能性を配慮する表現のメール例文
  6. ⑥返信がなかった場合のフォローアップ的なメール例文
  7. ⑦問い合わせ前に確認をしたことを伝えるメール例文

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① 基本的な問い合わせメール例文

最終面接後、数日経っても結果連絡が届かないときは、丁寧に確認の連絡を入れることが大切です。ここでは、就活生が一般的な状況で使用できる、基本的な問い合わせメールの例文を紹介します。

《例文》

件名:最終面接結果についてのご確認(◯◯大学・氏名)

◯◯株式会社
人事ご担当者様

お世話になっております。
◯◯大学◯◯学部の◯◯と申します。

先日は最終面接の機会をいただき、誠にありがとうございました。
貴重なお時間をいただき、大変感謝しております。

◯月◯日に最終面接を受けさせていただいてから数日が経過いたしましたため、選考結果について、念のため確認させていただきたくご連絡差し上げました。

お忙しいところ恐れ入りますが、ご確認いただけますと幸いです。
何卒よろしくお願い申し上げます。

――――――――――
氏名:◯◯ ◯◯
大学:◯◯大学◯◯学部
電話:090-xxxx-xxxx
メール:xxxx@example.com
――――――――――

《解説》
この例文は、相手への感謝を冒頭で示し、連絡の目的を明確に伝える構成にしています。 特に、「催促」にならない柔らかい言い回しがポイントです。

② 連絡期日を過ぎた場合のメール例文

企業から伝えられていた連絡期日を過ぎても最終面接の結果が届かないときは、不安になりがちです。ここでは、失礼のない形で結果確認を行うメール例文を紹介しています。

《例文》

件名:最終面接結果についてのご確認(◯◯大学・氏名)

◯◯株式会社
人事ご担当者様

お世話になっております。
◯◯大学◯◯学部の◯◯と申します。

先日は最終面接のお時間をいただき、誠にありがとうございました。

当日ご案内いただいていた「今週中に結果をご連絡いただける」とのお話を受け、本日でその期日を過ぎていることに気づき、念のためご連絡差し上げました。

お忙しいところ恐縮ですが、何か進捗がございましたらご教示いただけますと幸いです。
引き続き、何卒よろしくお願い申し上げます。

――――――――――
氏名:◯◯ ◯◯
大学:◯◯大学◯◯学部
電話:090-xxxx-xxxx
メール:xxxx@example.com
――――――――――

《解説》
期日を過ぎた状況でも、冷静に感謝と確認を伝える構成が効果的です。 「催促」ではなく「念のため確認」という表現を意識すると丁寧な印象になります。

③ 合否を直接聞かず、状況のみを確認するメール例文

合否をストレートに尋ねるのは気が引ける…そんなときは、選考の進捗や状況だけを丁寧に尋ねる表現が効果的です。ここでは、結果を催促せず自然に状況確認を行うメール例文を紹介します。

《例文》

件名:最終面接後の状況についてのご確認(◯◯大学・氏名)

◯◯株式会社
人事ご担当者様

お世話になっております。
◯◯大学◯◯学部の◯◯と申します。

先日は最終面接の機会をいただき、誠にありがとうございました。
貴重なお時間をいただけたこと、心より感謝申し上げます。

◯月◯日に最終面接を受けさせていただき、その後のご連絡をお待ちしている状況です。

ご多忙のところ恐れ入りますが、進捗状況や今後のご連絡予定などについてご教示いただけますと幸いです。何卒よろしくお願い申し上げます。

――――――――――
氏名:◯◯ ◯◯
大学:◯◯大学◯◯学部
電話:090-xxxx-xxxx
メール:xxxx@example.com
――――――――――

《解説》
合否を直接聞かず「進捗状況」や「連絡予定」という言葉を使うことで、 企業へのプレッシャーを避けつつ丁寧に意図を伝えることができます。

④ 感謝の気持ちを強調する丁寧なトーンのメール例文

最終面接の結果を問い合わせる際は、企業への感謝を丁寧に伝えることが大切です。ここでは、相手の立場に配慮しつつ、誠実な印象を与える例文を紹介します。

《例文》

件名:選考結果に関するご確認のお願い(◯◯大学・氏名)

◯◯株式会社
採用ご担当者様

いつもお世話になっております。
◯◯大学◯◯学部の◯◯と申します。

先日はお忙しい中、最終面接の機会をいただき誠にありがとうございました。
貴重なお時間を割いていただき、大変感謝しております。

最終面接を受けさせていただいた日から日数が経ちましたので、大変恐縮ではございますが、選考の進捗についてお伺いできればと存じます。

お忙しい時期かと存じますが、ご確認いただけましたら幸いです。
今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。

――――――――――
氏名:◯◯ ◯◯
大学:◯◯大学◯◯学部
電話:090-xxxx-xxxx
メール:xxxx@example.com
――――――――――

《解説》
冒頭と締めに感謝の言葉をしっかり入れることで、誠意ある印象を与えられます。 「伺えれば幸いです」などの柔らかい表現を活用するのがコツです。

⑤ メールが届いていない可能性を配慮する表現のメール例文

メールの不達や迷惑メールへの振り分けなど、企業側の意図しない理由で連絡が届いていないこともあります。

ここでは、そうした可能性を配慮した控えめな表現を使った問い合わせ例文をご紹介しましょう。

《例文》

件名:最終面接結果に関するご確認(◯◯大学・氏名)

◯◯株式会社
採用ご担当者様

お世話になっております。
◯◯大学◯◯学部の◯◯と申します。

先日は、最終面接のお時間をいただき誠にありがとうございました。
◯月◯日に最終面接を受けさせていただき、選考結果のご連絡をお待ちしております。

本日までにメールやマイページなどでのご案内が確認できておらず、万が一、私の確認漏れやメールの不達などがありましたらと思い、念のためご連絡させていただきました。

お忙しいところ大変恐縮ですが、ご確認いただけますと幸いです。よろしくお願いいたします。

――――――――――
氏名:◯◯ ◯◯
大学:◯◯大学◯◯学部
電話:090-xxxx-xxxx
メール:xxxx@example.com
――――――――――

《解説》
「私の確認漏れかもしれませんが」といった控えめな表現を加えることで、 相手にプレッシャーをかけずに丁寧に状況確認ができる構成になります。

⑥ 返信がなかった場合のフォローアップ的なメール例文

一度問い合わせたものの返答がない場合は、再送信の際の言葉選びに注意が必要です。ここでは、相手への配慮を忘れずにフォローアップするメール例文を紹介します。

《例文》

件名:最終面接結果に関する再度のご連絡(◯◯大学・氏名)

◯◯株式会社
採用ご担当者様

お世話になっております。
◯◯大学◯◯学部の◯◯と申します。

先日は最終面接の機会をいただき、誠にありがとうございました。

また、◯月◯日に一度ご連絡差し上げておりますが、念のため、再度ご連絡をさせていただきました。

最終面接の結果について、ご多忙の中恐縮ですが、何か進捗などございましたらご共有いただけますと幸いです。

急ぎではございませんので、ご都合のよろしいタイミングでご対応いただければ幸いです。
何卒よろしくお願い申し上げます。

――――――――――
氏名:◯◯ ◯◯
大学:◯◯大学◯◯学部
電話:090-xxxx-xxxx
メール:xxxx@example.com
――――――――――

《解説》
再送メールでは「念のため」「ご都合のよいタイミングで」など、 相手に配慮した表現を使うことで催促感を和らげられます。

⑦ 問い合わせ前に確認をしたことを伝えるメール例文

結果の問い合わせをする前に「自分で確認をした事実」を伝えることで、配慮のある印象を与えることができます。ここでは、その確認内容を含めた丁寧なメール例文を紹介しています。

《例文》

件名:最終面接結果に関するご確認(◯◯大学・氏名)

◯◯株式会社
採用ご担当者様

お世話になっております。
◯◯大学◯◯学部の◯◯と申します。

先日は最終面接の機会をいただき、誠にありがとうございました。

その後、メールやマイページ、留守番電話などを随時確認しておりますが、現時点でご連絡を確認できておらず、念のためご確認させていただきたくご連絡いたしました。

ご多忙の中大変恐縮ではございますが、選考の進捗やご連絡の予定について教えていただけますと幸いです。今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。

――――――――――
氏名:◯◯ ◯◯
大学:◯◯大学◯◯学部
電話:090-xxxx-xxxx
メール:xxxx@example.com
――――――――――

《解説》
事前に確認した内容を簡潔に伝えることで、相手に負担をかけない配慮が伝わります。 「随時確認しているが念のため」という表現が丁寧さのカギになるでしょう。

最終面接の結果を問い合わせる際の注意点

結果がなかなか届かないと、不安や焦りからすぐに連絡したくなるかもしれません。しかし、問い合わせ方によっては印象を悪くしてしまう可能性もあるかもしれません

ここでは、企業に失礼なく確認するために押さえておきたいポイントを紹介します。

  1. 企業の指定された連絡手段を優先して使う
  2. 就業時間内に連絡する
  3. 合否結果を催促は控える
  4. 連絡が遅れている理由を直接聞くのを控える
  5. 選考辞退と誤解されるような言い回しは避ける

① 企業の指定された連絡手段を優先して使う

面接案内のメールや説明資料などで、「ご連絡はメールでお願いします」や「電話でのお問い合わせはご遠慮ください」といった記載がある場合は、必ず指定された手段で連絡しましょう

連絡手段の指定は、企業側の業務フローに基づいたものです。それを無視すると「マナーがない」「要領を読めていない」と判断されかねません。

問い合わせ時には、指定された手段を守ることで誠実な印象を与えることができ、今後のやり取りも円滑になります

② 就業時間内に連絡する

問い合わせは、企業の業務に配慮した時間帯に行うのがマナーです。一般的には平日の午前10時から午後5時ごろが適切とされ、始業直後や昼休み、終業間際は避けたほうがよいでしょう。

たとえば、9時ちょうどや12時、17時以降の連絡は、担当者が対応しづらい可能性が高いため控えたほうが無難です。

相手の状況を思いやる姿勢は、ビジネスマナーとしても非常に重要になります。

③ 合否結果を催促は控える

「合格か不合格か、結果だけでも教えてほしい」と思う気持ちはもっともですが、それをそのまま表現するのは避けるのが賢明です。

「進捗状況を確認させていただきたくご連絡しました」といった柔らかい言い方であれば、失礼にならず、かつ目的も伝えやすくなります。

直接的に「合否を教えてください」と言ってしまうと、プレッシャーを与えてしまう恐れがあるため、あくまで確認という立場を保ちましょう

④ 連絡が遅れている理由を直接聞くのを控える

「どうしてこんなに遅いのか?」といった問いかけは、聞き方によっては詰問のように受け取られてしまう可能性があります

企業にも、担当者の不在や社内の事情など、外からは見えない都合があるかもしれません。

そのため、「状況についてご確認させていただけますと幸いです」といった柔らかな表現を選び、あくまで問い合わせという範囲にとどめることが大切です。

⑤ 選考辞退と誤解されるような言い回しは避ける

他社の選考が進んでいたとしても、「他社の内定返答期限が迫っています」といったストレートな表現をすると、企業側に「この人はうちを辞退する気かもしれない」と誤解されることがあります

どうしても急いで確認したい場合には、「貴社を第一志望として検討しているため、現状について確認できればありがたいです」といった、前向きかつ配慮のある言い回しを意識するとよいでしょう。

誤解を避けながら、自分の立場を丁寧に伝えることがポイントです。

最終面接の結果待ちの間にするべきこと

結果を待つ期間は、次に向けた行動のチャンスです。そのため、焦る気持ちをうまくコントロールしながら、前向きに過ごすことで成長につながります。

ここでは、待機期間中におすすめの過ごし方を4つ紹介しましょう。

  1. 面接内容を振り返り改善点を整理する
  2. 内定後の準備を進める
  3. 他社選考を同時に進める
  4. リフレッシュや趣味に時間を使う

① 面接内容を振り返り改善点を整理する

面接を終えた直後は、自分がどんなことを話したか」「面接官がどんな反応をしたか」など、記憶が鮮明に残っている貴重なタイミングです。

このタイミングで振り返ることで、自分の回答の良かった点や、うまく伝えられなかった部分に気づくことができます。

メモに書き出しておくことで、今後の選考や面接練習に活かしやすくなり、面接力の向上にもつながるでしょう。改善点を把握しておくと、次のチャンスに備える準備も自然と整っていきます。

② 内定後の準備を進める

まだ結果が届いていなくても、内定を前提とした準備を少しずつ始めておくことは大切です。

たとえば、勤務地が遠方になる場合は引っ越し先の候補地を調べたり、必要になりそうな書類やアイテムを整理したりと、できることはたくさんあります。

スーツやビジネス用のカバン、靴などもこのタイミングで見直しておくと安心でしょう。

備えておくことで、いざ内定の連絡が来た際にも焦らずスムーズに対応でき、余裕のある行動につながります

③ 他社選考を同時に進める

第一志望の結果を待っている場合でも、他社の選考を並行して進めることは非常に重要です。一社に絞ってしまうと、万が一不採用だった場合に立て直すのが難しくなります。

複数の選択肢を持っておくことで、自信を持って選考に臨めるだけでなく、視野も広がるでしょう。

結果待ちの期間を無駄にせず、次の可能性に向けた準備を進める姿勢が、長い目で見て就職活動を有利に運ぶポイントになります。

④ リフレッシュや趣味に時間を使う

あえて就活から少し離れ、自分の趣味に時間を使ったり、散歩や映画鑑賞などで気分転換したりするのもおすすめです。

就職活動が続くと、緊張やストレスが積み重なりやすくなるでしょう。特に、最終面接という大きなイベントを終えたあとは、心も体も疲れているはずです。

リフレッシュの時間を意識的に取り入れることで、精神的なバランスが整い、次の選考や活動に前向きな気持ちで臨めるようになります

不安な「最終面接の結果待ち」期間を前向きに過ごすために

最終面接の結果が届かないと、不安や焦りを感じるのは当然です。しかし、企業側の事情で連絡が遅れることも多く、必ずしも不合格とは限りません

まずは通知時期の目安や、遅れる理由、企業の傾向を知ることで気持ちを落ち着けましょう。そのうえで、期日を過ぎても音沙汰がない場合には、丁寧に確認の連絡を入れることが重要です。

連絡時のマナーやタイミングを守れば、印象を損ねることもありません。最終面接の結果を待っている時間は、他社選考を進めたり内定後の準備をしたりと、次の行動に備えるチャンスです。

不安に振り回されず、冷静かつ前向きに過ごす姿勢が、結果に関わらずあなたの成長につながっていくでしょう。

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    「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。