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インターン後のお礼メールは送るべき?送信のメリットや注意点も紹介

この記事では、インターンに参加した後にお礼メールを送信する必要があるのか?を解説しています。

お礼メールはもちろん強制ではないのですが、送信しておくと印象が良いので送っておいて損はありません。実際にお礼メールを送信する場合の書き方やマナー、例文や注意点も紹介しているので、お礼メールを送るか迷っている場合は参考にしてみてください。

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目次

インターン後のお礼メールは本当にいらないのか?

「インターンのお礼メールは送った方がいいのか、それとも必要ないのか」と迷う人は多いでしょう。ここでは、その悩みに対して判断の目安をお伝えします。

インターン終了後にお礼メールを送るべきかどうかを考えるとき、結論としては「迷ったら送っておいた方が安心」と言えます。たしかに、送らなかったことで選考に落ちるとは限りませんが、送ることで不利になるケースはほとんどありません。

むしろ、丁寧な対応ができる人という印象を持ってもらいやすく、他の学生と差をつける良い機会になります。

なかには「企業から返信がない」「形だけに思える」と感じる人もいますが、どう受け取られるかは相手次第です。だからこそ、送っておいた方が安心でしょう。

また、お礼メールを書くことでインターン中の学びや気づきを振り返ることができ、自分にとっても有意義な時間になります。

選考に直結するとは言いきれませんが、後悔のない行動をとるためにも、ひと言感謝を伝えるメールを送ってみてください。

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インターン後のお礼メールを送ったほうがいい理由

お礼メールを送るべきかどうか悩む就活生は少なくありません。ここでは、送ることで得られる具体的なメリットを紹介し、迷いを解消できるようにお手伝いします。

  1. 企業との関係構築につながるため
  2. 人事担当者に名前を覚えてもらいやすくなるため
  3. 選考時にプラス評価となる可能性があるため

① 企業との関係構築につながるため

お礼メールは単なる礼儀だけでなく、企業とのつながりを築く第一歩にもなります。インターン中に感じたことや学びを交えて感謝を伝えることで、丁寧な印象を持ってもらえるでしょう。

返信がない場合でも、思いを伝えたという事実が信頼関係をつくるきっかけになります。就活では、単に能力を見せるだけでなく、相手との関係性も重要です。

だからこそ、メール1通で印象が良くなる可能性があるなら、送っておいて損はありません

② 人事担当者に名前を覚えてもらいやすくなるため

人事担当者は、短期間で多くの学生と接しています。その中で印象を残すには、少しの工夫が必要です。お礼メールは、そのきっかけとして効果的です。

丁寧な文面や自分らしい一言が添えられていれば、「この学生はしっかりしている」と感じてもらえる可能性が高いでしょう。

たとえば、次の面接で「あのときメールをくれた子だ」と思い出してもらえることもあります。ちょっとした行動が大きな差につながるでしょう。

③ 選考時にプラス評価となる可能性があるため

お礼メールを送ったことで選考が確実に有利になるとは限りませんが、良い印象を与える要素の一つにはなりえます。

メールの中で自分なりの学びや気づきを伝えると、振り返りができる学生だと評価されやすいでしょう。

企業側も人柄や姿勢を重視する傾向があるため、誠意ある対応がプラスに働くこともあります。選考で差がつくのは、こうした小さな積み重ねなのかもしれません。

インターン後にお礼メールを送る3つのメリット

インターン後にお礼メールを送るべきかどうか迷っている方も多いでしょう。ここでは、送ることで得られる主なメリットを3つに絞って紹介します。

納得したうえで行動に移せるよう、具体的な内容をお伝えしましょう。

  1. 気遣いができるという印象を与えられる
  2. 入社意欲の高さをアピールできる
  3. 他の学生より一歩リードできる

① 気遣いができるという印象を与えられる

お礼メールは、感謝の気持ちを相手にしっかり伝える手段です。数行であっても自分の言葉で丁寧に伝えれば、「気遣いができる人だな」と受け取ってもらえる可能性が高まります。

特に社会人としての基本ができていると感じてもらえれば、それだけで評価につながることもあるでしょう。

返信がなくても構いません。伝えたという事実が、誠意ある姿勢として相手の印象に残るかもしれません。

②入社意欲の高さをアピールできる

メールを通じてインターンで得た学びや、印象に残った体験を具体的に伝えることで、「この企業に関心がある」という気持ちが自然に伝わります

単に「ありがとうございました」とだけ書くのではなく、自分なりの視点や気づきを添えると、ぐっと説得力が増すでしょう。

熱意が伝わると、採用担当者の印象も変わる可能性があります。無理にアピールしすぎず、自分の言葉で素直に伝えることが大切です。

③他の学生より一歩リードできる

インターン後にお礼メールを送る学生は、まだそれほど多くありません。だからこそ、ひと手間かけてメールを送るだけで、ほかの学生と差がつくことがあります。

たとえば、次の面接で「メールをくれた学生だ」と覚えてもらえたら、それだけで有利になるかもしれません。

大きな努力は必要ありませんが、こうした細やかな行動の積み重ねが、結果的に就活全体での評価にもつながるでしょう。

インターンのお礼メールを送るタイミングはいつがベスト?

お礼メールは送るつもりだけど、「いつ送ればいいのか分からない」と悩んでいませんか?ここでは、相手に良い印象を与えるタイミングについて、具体的にお伝えします。

インターン終了後のお礼メールは、可能であれば当日中に送るのが望ましいです。その日のうちに感謝の気持ちを伝えることで、誠意がしっかりと伝わります。

内容も記憶に残っているうちに書いた方が、自然な文章になりますし、印象も良くなるでしょう。

ただし、帰宅が遅くなってしまったり、当日中に送信できなかったりする場合は、翌営業日の午前中までに送るのがおすすめ。時間が空いてしまうと、関心が薄かったように思われるおそれもあります。

また、送信する時間帯にも気をつけたいところです。深夜や早朝を避け、相手が業務中に確認できる時間帯、たとえば9時〜18時のあいだに送ると安心です。

たった1通のメールでも、送るタイミング次第で相手の感じ方は大きく変わるもの。時間も意識しながら、丁寧に送りましょう。

お礼メールを送らないケースとは?

お礼メールは、基本的に送ったほうが良いとされますが、すべてのインターンで必要とは限りません。ここでは、送らなくても問題ない具体的なケースを紹介します。

まず、インターン終了後にアンケートの提出を求められた場合は、お礼メールを省略しても問題ありません。

企業によっては、そのアンケートが感想や意見を伝える役割を兼ねており、別途メールを送る必要はないと考えられています。

次に、企業の連絡先が送信専用アドレスのみの場合も、お礼メールを控えて構いません。返信が届かない仕組みであることが明らかなため、メールを送っても意味がない可能性があります。

こうしたケースでは、無理に形式的なメールを送るよりも、企業側の案内に従うことが大切です。

送らなかったからといって評価が下がることはほとんどありません。状況を見て柔軟に判断するようにしましょう。

インターンのお礼メールを書く際の基本構成

お礼メールを書くときに「何を書けばいいのかわからない」と悩む方も多いでしょう。ここでは、誰でもすぐに使える基本構成をわかりやすくまとめました。

あらかじめ形式を把握しておけば、スムーズに文章を組み立てやすくなります。

  1. 件名:一目でわかるように簡潔に書く
  2. 宛名:略称を使わず正式名称で書く
  3. 本文:3つのパートに分けて構成する
  4. 署名:連絡先や名前を明記し簡潔に書く

① 件名:一目でわかるように簡潔に書く

件名は、受信者が最初に目にする重要な情報です。内容がすぐに理解できるように、要点を押さえて短くまとめましょう。

「◯月◯日インターンのお礼(○○大学・山田花子)」のように、日付・目的・氏名を盛り込むと丁寧です。抽象的なタイトルでは埋もれてしまい、開封されない可能性もあるため注意してください。

② 宛名:略称を使わず正式名称で書く

宛名は、相手への敬意を示す最初の表現です。会社名・部署名・担当者名は、略さずに正式名称で丁寧に記載しましょう。たとえば「株式会社○○ 人事部 ○○様」といった具合です。

個人名がわからない場合は「○○株式会社 ご担当者様」でも構いませんが、可能なかぎり事前に確認して記載することで誠意が伝わります

③ 本文:3つのパートに分けて構成する

本文の内容は、「導入・感謝・締めくくり」の3段階に分けるとスムーズです。最初に氏名や大学名など簡単な自己紹介を行い、その後にインターンの機会をいただいたことへの感謝を述べます。

続けて、学んだことや印象に残った場面など、具体的なエピソードを簡潔に添えましょう。最後に、今後の志望や再度のお礼を記載すれば、前向きで好印象な内容になります。

④ 署名:連絡先や名前を明記し簡潔に書く

メールの末尾には、忘れずに署名を入れることがマナーです。氏名、大学名、学部・学年、電話番号、メールアドレスなどを整理して記載しましょう。

見やすい形式に整えることで、相手が必要な情報をすぐに把握でき、返信もしやすくなります。ビジネスシーンでは署名が信頼感を高める重要な要素となるため、丁寧に仕上げることが大切です。

【パターン別】インターン後のお礼メールの例文

インターン後にお礼メールを送ろうと思っても、「どんな内容にすれば良いのか」「状況別に違いはあるのか」と悩む方は多いはずです。

ここでは、代表的なシチュエーションに応じたお礼メールの例文を紹介します。自分のケースに合った文面を参考にして、印象の良いメールを作成しましょう。

  1. 標準的なお礼メールの例文
  2. 長期インターンの例文
  3. 短期インターンの例文
  4. 1dayインターンの例文
  5. 送信が遅れた場合の例文
  6. 部署宛に送るお礼メールの例文
  7. 個人宛に送るお礼メールの例文

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① 標準的なお礼メールの例文

ここでは、インターンシップ終了後に送る、最も一般的なパターンのお礼メールの例文を紹介します。企業に対して感謝の気持ちを伝える基本の構成を知りたい方に最適です。

《例文》

件名:インターンシップのお礼(〇〇大学・山田太郎)

〇〇株式会社
人事部 〇〇様

お世話になっております。〇〇大学〇〇学部の山田太郎です。
この度は、インターンシップの機会をいただき、誠にありがとうございました。

短い期間ではありましたが、貴社の業務に触れることで、企業で働くことのやりがいや責任の大きさを実感することができました。

特に、〇〇部の業務体験では、現場の雰囲気や社員の皆様の真剣な姿勢に感銘を受けました。この経験を今後の学びや就職活動に活かしていきたいと考えております。

改めまして、貴重な機会をいただきましたことに心より感謝申し上げます。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

―――――――――――――
山田太郎
〇〇大学〇〇学部〇年
メールアドレス:example@example.com
電話番号:090-0000-0000
―――――――――――――

《解説》
この例文では、感謝・学び・今後の意気込みを端的に伝える構成にしています。自分の感じたことを一文だけでも加えることで、定型文に見えないオリジナル感が出ます。

② 長期インターンの例文

ここでは、1ヶ月以上の長期インターンに参加した後に送るお礼メールの例文を紹介します。業務理解が深まった分、具体的な学びや気づきを交えて書くのがポイントです。

《例文》

件名:長期インターンシップのお礼(〇〇大学・佐藤花子)

〇〇株式会社
〇〇部 〇〇様

お世話になっております。〇〇大学〇〇学部の佐藤花子です。
この度は、約2か月にわたるインターンシップの機会をいただき、誠にありがとうございました。

実務を通じてマーケティング業務の流れを深く学ぶことができ、自分の課題や強みを見つめ直す貴重な経験となりました。

特に、企画提案の場では、社員の皆様から具体的なフィードバックをいただけたことで、自分の思考を言語化する力が養われたと感じています。

貴社の温かいサポートがあったからこそ、最後までやり切ることができました。

今後も今回の経験を活かして学びを深めてまいります。改めて、心より感謝申し上げます。

―――――――――――――
佐藤花子
〇〇大学〇〇学部〇年
メールアドレス:example@example.com
電話番号:080-0000-0000
―――――――――――――

《解説》
長期インターンでは「どんな業務を経験したか」「どんな成長があったか」を具体的に伝えると好印象です。抽象的な感謝だけでなく、自分の言葉でエピソードを添えましょう。

③ 短期インターンの例文

ここでは、数日程度の短期インターンに参加した後に送るお礼メールの例文を紹介します。短期間でも学びがあったことを伝えることが、印象アップのポイントです。

《例文》

件名:インターンシップ参加のお礼(〇〇大学・鈴木一郎)

〇〇株式会社
採用担当 〇〇様

お世話になっております。〇〇大学経済学部の鈴木一郎です。
先日は、短期インターンシップの貴重な機会をいただき、誠にありがとうございました。

実際の業務を見学させていただく中で、〇〇業界における仕事の流れや、社員の皆様の熱意を肌で感じることができ、大変刺激を受けました。

中でも、グループワークを通じて課題解決に向けた考え方を学べたことは、自身の視野を広げるきっかけとなりました。今後の進路を考えるうえで大変参考になり、実りある時間となりました。

短い時間ではありましたが、丁寧にご指導いただき感謝申し上げます。今後ともよろしくお願いいたします。

―――――――――――――
鈴木一郎
〇〇大学経済学部〇年
メールアドレス:example@example.com
電話番号:070-0000-0000
―――――――――――――

《解説》
短期インターンでは、限られた時間内で得た気づきや感想を丁寧に伝えることが大切です。具体的な体験を一つ入れると説得力が増します

④ 1dayインターンの例文

ここでは、1dayインターンに参加した後に送るお礼メールの例文を紹介します。短時間の参加でも印象に残るお礼ができるよう、学んだことや感謝の気持ちを簡潔にまとめることが大切です。

《例文》

件名:1dayインターン参加のお礼(〇〇大学・田中美咲)

〇〇株式会社
採用ご担当者様

お世話になっております。〇〇大学文学部の田中美咲です。
本日は1dayインターンに参加させていただき、誠にありがとうございました。

初めて企業の方と直接関わる機会となり、緊張しながらも大変貴重な学びを得ることができました。

特に、業界説明や社員の方との座談会を通して、〇〇業界で働く魅力や現場のリアルな声を伺えたことが印象に残っています。自分の進路について考える大きなヒントになりました。

短い時間の中でも丁寧に対応してくださり、心より感謝申し上げます。今後の就職活動に本日の経験をしっかりと活かしてまいります。

―――――――――――――
田中美咲
〇〇大学文学部〇年
メールアドレス:example@example.com
電話番号:080-0000-0000
―――――――――――――

《解説》
1dayインターンでは、印象に残った内容や心に残った会話を一つ取り上げると、感謝の気持ちがより具体的に伝わります。形式にこだわらず、自然な言葉でまとめるのがコツです。

⑤ 送信が遅れた場合の例文

ここでは、インターン終了後すぐにお礼メールを送れなかった場合に使える例文を紹介します。遅れてしまった場合でも、丁寧な言葉と誠意を込めてフォローすることで印象を回復できるでしょう。

《例文》

件名:インターンのお礼とご連絡の遅れについて(〇〇大学・中村健)

〇〇株式会社
〇〇部 〇〇様

お世話になっております。〇〇大学法学部の中村健です。
この度は、貴社のインターンシップに参加させていただき、誠にありがとうございました。

ご連絡が遅れてしまい、申し訳ございません。インターン後の学業や予定が重なり、遅れてのお礼となってしまいました。

インターンでは、業務体験を通じて〇〇業界の奥深さを学び、将来のキャリアについて真剣に考える良い機会となりました。

特に〇〇の業務に携わらせていただいたことで、仕事への理解が深まりました。

改めて、貴重な機会とご丁寧なご指導に感謝申し上げます。今後とも何卒よろしくお願いいたします。

―――――――――――――
中村健
〇〇大学法学部〇年
メールアドレス:example@example.com
電話番号:090-0000-0000
―――――――――――――

《解説》
お礼メールが遅れた場合は、理由を簡潔に添えつつ、誠意を持って感謝の気持ちを伝えることが大切です。冒頭で一言お詫びを入れると印象が良くなります

⑥ 部署宛に送るお礼メールの例文

ここでは、インターンでお世話になった特定の部署宛に送るお礼メールの例文を紹介します。複数の社員の方に関わっていただいた場合などに使いやすい形式です。

《例文》

件名:インターンシップのお礼(〇〇大学・佐々木優)

〇〇株式会社
〇〇部門の皆様

お世話になっております。〇〇大学商学部の佐々木優です。
この度は、貴部門のインターンシップに参加させていただき、誠にありがとうございました。

〇〇部の皆様には業務内容を丁寧にご説明いただき、また、質問にも親切にご対応いただき、大変感謝しております。

業務体験を通じて、チームでの連携や課題解決の進め方など、多くのことを学ばせていただきました。

座談会で伺った現場ならではのお話もとても印象的で、将来の働き方を考えるきっかけとなりました。

この経験を今後の学びにしっかりと活かしてまいります。改めて、貴重な機会をいただいたことに心より御礼申し上げます。

―――――――――――――
佐々木優
〇〇大学商学部〇年
メールアドレス:example@example.com
電話番号:080-0000-0000
―――――――――――――

《解説》
部署宛に送る場合は「皆様」などの表現を用いて、全体に対して感謝を伝えるのがポイントです。具体的な学びや印象的な場面を添えると好印象になります。

⑦ 個人宛に送るお礼メールの例文

ここでは、インターン中に特にお世話になった社員の方へ個別に送るお礼メールの例文を紹介します。丁寧な気持ちと相手への感謝が伝わるような文面が理想です。

《例文》

件名:インターンシップのお礼(〇〇大学・高橋美優)

〇〇株式会社
営業部 佐藤様

お世話になっております。〇〇大学経営学部の高橋美優です。
この度は、インターンシップ期間中に親身にご指導いただき、誠にありがとうございました。

佐藤様から直接アドバイスをいただきながら営業同行を経験できたことは、私にとって非常に貴重な学びとなりました。

お話しいただいた「相手の立場に立って考える大切さ」は、今後の就職活動や人との関わりにおいて常に意識していきたいと感じております。

佐藤様の丁寧なご対応や熱意ある姿勢に、大きな刺激を受けました。
改めて、心から感謝申し上げます。今後ともご指導のほど、よろしくお願いいたします。

―――――――――――――
高橋美優
〇〇大学経営学部〇年
メールアドレス:example@example.com
電話番号:090-0000-0000
―――――――――――――

《解説》
個人宛メールでは「どんな学びをその人から得たか」に触れるのがカギです。相手の言葉や行動に具体的に触れることで、感謝の気持ちがより伝わります。

お礼メールを送信する際の注意点

お礼メールは気持ちを伝えるだけでなく、ビジネスマナーや配慮も問われる大切なやり取りです。少しの工夫で印象が良くなる一方、配慮を欠くとマイナスになる可能性もあります。

ここでは、送信時に押さえておきたい4つのポイントを紹介しましょう。

  1. インターン実施日から間を空けずに送る
  2. 感想だけで終わるのを避ける
  3. 誤字脱字がないようチェックする
  4. 就活用アドレスを使う

① インターン実施日から間を空けずに送る

お礼メールは、できる限り早く送ることが基本です。もっとも望ましいのはインターンが終了した当日のうちに送信することですが、遅くとも翌営業日までには届くようにしましょう。

時間が経ってしまうと、感謝の気持ちが薄れて伝わりにくくなるだけでなく、印象にも残りにくくなってしまいます。すぐに行動する姿勢は、誠実さや意欲の表れとして相手に好印象を与えるはずです。

② 感想だけで終わるのを避ける

お礼メールの本文で「とても楽しかったです」「参考になりました」といった感想だけを書いてしまうと、気持ちが曖昧に伝わってしまうことがあります。

そこで、どの場面で何を感じたのか、どのような気づきがあったのかなど、印象に残った具体的な出来事を交えて書くと、内容に説得力が生まれるでしょう。

受け取った側も「しっかりと体験してくれたのだな」と感じやすく、より記憶に残りやすくなります

③ 誤字脱字がないようチェックする

ビジネスメールでは、誤字脱字や表記ミスがないかを確認するのが基本です。

お礼メールも例外ではなく、文面に不備があると「丁寧さに欠ける」「準備不足」といったマイナスの印象を持たれてしまうおそれがあります。特に、敬語表現や言い回しには注意が必要です。

送信前には必ず見直しを行い、できれば時間を置いてからもう一度読み返すことで、見落としも減らせます。

④ 就活用アドレスを使う

使用するメールアドレスにも、気を配ることが大切です。プライベートで使っているアドレスにニックネームや装飾が含まれている場合、相手にとっては不自然に感じられることもあります。

就職活動用としてフルネームや学校名を含んだアドレスを用意しておくと、誰からのメールかが一目でわかり、信頼性や丁寧さも伝わるでしょう。

見た目の印象も、メールの中身と同じくらい重要視されると覚えておいてください。

企業から返信があった場合の対応方法

お礼メールを送ったあとに企業から返信が届くことがあります。その際の対応しだいで、あなたの印象がさらに良くなる場合もあれば、逆に評価が下がってしまうことも。

ここでは、返信メールの書き方や注意点を4つのポイントに分けて解説します。

  1. 返信には24時間以内に丁寧に返す
  2. 感謝の気持ちを再度伝える一文を添える
  3. 質問が含まれている場合は的確に回答する
  4. 返信不要と書かれている場合は無理に返さないようにする

① 返信には24時間以内に丁寧に返す

企業からのメールには、できる限り早く返信することが大切です。とくにインターンや就職活動の期間中はスピード感が求められるため、遅くとも24時間以内に返すのが望ましいでしょう。

返信が遅れると、「関心が薄いのかもしれない」「誠意が足りないのでは」といった印象を与えてしまうおそれもあります。

内容が短文でも問題ありませんので、丁寧な言葉づかいを意識しつつ、早めの対応を心がけましょう。

② 感謝の気持ちを再度伝える一文を添える

返信メールの冒頭では、あらためて感謝の気持ちを述べる一文を添えることで、柔らかく丁寧な印象を与えることができるでしょう。

たとえば「ご丁寧にご返信いただき、誠にありがとうございます」といった表現は、相手への配慮が伝わりやすく、社会人としての基本的なマナーを感じさせます。

たとえ形式的な文面でも、一言あるかないかで相手の受け取り方は大きく変わるでしょう。

③ 質問が含まれている場合は的確に回答する

企業からの返信メールに質問が含まれている場合には、なるべく簡潔かつ明確に答えるようにしましょう。あいまいな表現や無駄な説明は避けて、必要な情報だけを丁寧に伝えることがポイントです。

もし、その場で判断できない内容や確認が必要な場合には、「確認のうえ、改めてご連絡差し上げます」と一言添えると誠実な対応として評価されやすくなります。正確さと配慮の両立が求められるでしょう。

④ 返信不要と書かれている場合は無理に返さないようにする

メールの末尾に「ご返信には及びません」「返信不要です」と明記されている場合には、基本的に返さずにそのままにしておくのが適切なマナーです。

こちらとしては感謝の気持ちを伝えたいと思っても、返信することで相手の業務負担を増やしてしまうこともあります

状況に応じて判断し、必要以上にやり取りを重ねない配慮も、ビジネスマナーの一部といえるでしょう。

インターン後のお礼メールに関するよくある質問

お礼メールを送る際に迷いがちなポイントについて、よくある質問を5つ紹介します。就活生にとって実践的な対応ができるよう、それぞれに具体的なアドバイスを添えています。

  1. 相手の名前やメールアドレスがわからないときの対応は?
  2. 複数人で対応いただいた場合の宛名は?
  3. メール以外(電話・手紙)でお礼を伝えてもよい?
  4. お礼メールに志望動機を入れてもよい?
  5. どのデバイスから送るのが適切?

① 相手の名前やメールアドレスがわからないときの対応は?

相手の名前やメールアドレスが分からない場合は、会社の代表アドレス宛てに送りましょう。宛名には「採用ご担当者様」と記載するのが無難です。

送信前には企業の採用ページを確認したり、名刺やパンフレットがあれば見返したりすると、情報が見つかることもあります。情報が分からないまま放置するのではなく、丁寧に対応する姿勢が大切です。

仮に担当者名が不明でも、丁寧な表現でメールを送れば、失礼にはあたりません。相手への配慮が伝われば十分でしょう。

② 複数人で対応いただいた場合の宛名は?

複数人から対応を受けた場合は、「◯◯株式会社 採用ご担当者様」のように、個人名を避けた宛名が無難です。

一人ひとりの名前を正確に把握していれば、それぞれに個別のメールを送るのも丁寧な対応になります。ただ、無理にすべての方に送る必要はありません

主にやり取りした相手や、責任者らしい人物を優先して対応すると良いでしょう。宛名の選び方も、相手への敬意を示す一部です。

③ メール以外(電話・手紙)でお礼を伝えてもよい?

基本的には、メールが最も一般的でスピーディーな手段です。ただし、どうしても連絡先が不明だったり、特別な事情があったりする場合は電話や手紙も選択肢になります。

電話の場合は、相手の業務を中断させないよう配慮しながら、簡潔に感謝の気持ちを伝えてください。手紙は丁寧な印象を与えられますが、到着までに時間がかかる点には注意が必要です。

いずれの手段も、伝える内容の誠意がもっとも大切になります。

④ お礼メールに志望動機を入れてもよい?

お礼メールの本来の目的は感謝を伝えることですが、志望度が高い企業であれば簡潔に志望意欲を伝えても問題ありません。ただし、主張しすぎるとお礼の主旨がぼやけてしまいます。

「今回のインターンを通じて、貴社への志望度がさらに高まりました」程度の一文を添えることで、自然な流れのまま熱意を伝えることができます。あくまで控えめかつ丁寧な表現を心がけましょう

⑤ どのデバイスから送るのが適切?

基本的には、パソコンから送るのが望ましいです。画面が大きく誤字や文面の確認がしやすいため、ビジネス文書としての信頼性も高まります。

ただし、外出先や緊急の場合にスマートフォンで対応するのも問題ありません。その場合は、事前にビジネスメール向けの署名を設定しておくと便利です。

いずれにせよ、送信前の内容チェックを怠らず、丁寧な文面で送信することが何より大切となります。

インターン後はお礼メールを送っておくと好印象!

インターン後にお礼メールを送るべきか悩む人は多いでしょう。しかし、送らないことで企業との関係構築や印象アップのチャンスを逃してしまう可能性があります

逆に、タイミングよく丁寧なお礼メールを送ることで、選考時のプラス評価や他の学生との差別化につながることも。

もちろん、状況によっては送らない選択肢もありますが、基本的には「送ったほうがいい」ケースが多いといえるでしょう。

適切な構成と例文を参考に、自信を持って対応してください。たった一通のメールが、あなたの未来を大きく後押しするかもしれません。

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    「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。