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インターンを辞退する場合のメールの書き方|メールマナーや例文も紹介

この記事では、インターンを辞退する際のメールの書き方を徹底解説しています。

インターン辞退をする際はもちろんですが、マナーを守り辞退の意思をしっかりと伝える必要があります。メールでマナーを守りつつ辞退の意思を伝える方法を紹介しているので、しっかりと確認しておきましょう!

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目次

メール作成の前に|インターンは辞退できる?

「インターンを辞退すると今後の選考に響くのではないか」「印象が悪くなってしまうのではないか」と不安に感じている学生は多いのではないでしょうか。

しかし、結論からお伝えすると、インターンを辞退すること自体は問題ありません。むしろ、大切なのはその伝え方や連絡するタイミングです。

そもそもインターンシップは、学生が自主的に参加する活動として位置づけられています。

そのため、体調不良になった場合や家庭の事情が急に入った場合、あるいは他社の選考と日程が重なってしまった場合など、やむを得ない理由があれば辞退するのは決して失礼にはあたりません

企業側も学生の就職活動における事情をある程度想定しているため、適切な連絡と説明があれば理解を示してくれるケースがほとんどです。

ただし、無断での欠席や、前日・当日などの直前すぎる連絡は避けてください。何の連絡もないまま当日を迎えてしまうと、企業に対して強い不信感を与え、信頼関係が損なわれてしまうおそれがあります。

今後の選考や将来的な接点に影響する可能性もあるため、必ず事前に丁寧に伝えるようにしましょう。

「辞退する=マイナス」と決めつける必要はありません。むしろ誠実な対応を心がけることで、企業に良い印象を残すことも十分可能です。

今回のインターンに参加できなかったとしても、また別の機会につながる可能性はあります。勇気を持って、落ち着いて対応することが大切です。

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インターンを辞退すると就活への影響はある?

インターンを辞退することで、「本選考に不利になるのではないか」「企業に悪い印象を与えてしまうのではないか」と不安になる方も多いかもしれません。

しかし結論から言えば、インターンを辞退したことが直接的に就職活動へ悪影響を及ぼすケースは非常に少ないのが実情です。

インターンは、あくまで学生が自主的に参加するプログラムであり、体調不良や学業との両立、他社の選考とのスケジュール重複といった理由から、やむを得ず辞退するケースも少なくありません。

企業側も、そういった事情を理解していることが多く、無理をして参加すること自体がかえってリスクになることもあるため、無理に出席する必要はないのです。

また、辞退すること自体がマイナス評価につながることは基本的にないと考えてよいでしょう。重要なのは、その辞退の際にどのような対応を取るかです。

たとえば、連絡が遅れたり、返信が曖昧であったりすると、印象を損ねる可能性もゼロではありません。

特に、将来的に同じ企業の本選考を受ける可能性がある場合には、誠実で丁寧な対応を心がけることが、結果として良い印象を残すことにつながるでしょう。

インターン辞退の連絡手段

インターンを辞退するとき、どのように連絡すればいいのか迷う人は多いでしょう。結論から言えば、状況に応じて適切な手段を選ぶことが大切です。

ここでは、連絡手段としてよく使われる「メール」「電話」「メールと電話の両方」について、それぞれの使い分け方を紹介します。

  1. メール
  2. 電話
  3. メールと電話の両方

① メール

インターンを辞退する際は、メールでの連絡がもっとも一般的で、基本的に問題ありません。特に数日前までに余裕を持って辞退の意向を伝える場合、メールは丁寧さと正確さを両立できる手段です。

文章として形に残るため、相手にも意図が明確に伝わりやすく、記録にもなります。ただし、相手にすぐ読んでもらえるとは限らないため、急を要するケースには不向きです。

そのため、送信のタイミングや件名、冒頭文の工夫が重要です。たとえば件名には「インターンシップ辞退のご連絡(〇〇大学・氏名)」のように明確な意図が伝わる表現を使いましょう。

また、本文では謝罪と感謝を丁寧に述べ、辞退理由は簡潔に伝えるのがポイントです。

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② 電話

インターンを直前に辞退する場合や、急を要する連絡が必要な場合には、電話での連絡がもっとも適しています。

メールではすぐに読まれない可能性があるため、確実に伝えたいときには電話で直接話すのが適切です。その際は、まず電話で謝罪と事情を伝えましょう。

電話での連絡は、声のトーンや言い方で誠意がより伝わるというメリットがあります。ただし、緊張してうまく話せなくなることもあるため、あらかじめ話す内容を箇条書きなどで整理しておくと安心です。

また、担当者が不在の場合や、営業時間外でつながらなかった場合は、留守番電話にメッセージを残すか、後ほど折り返すようにしましょう。

そのうえで、改めてメールを送っておくとより丁寧な対応となります。相手の立場を考えた誠実な連絡が、信頼関係の維持につながるでしょう。

③ メールと電話の両方

誠実さをより強く伝えたい場合には、電話とメールを組み合わせる方法が効果的です。まず電話で辞退の意向を伝えたうえで、後からメールを送れば、しっかりした対応だと受け止めてもらえるでしょう。

特に、本選考への影響を気にする企業や長期インターンの場合には、このような配慮が信頼につながります。

インターン辞退の連絡はいつまでにすればいい?

インターンを辞退する判断をした際、気になるのが「どのタイミングで連絡すれば失礼にあたらないか」という点です。

基本的には、辞退の意思が固まり次第、できるだけ早く企業へ連絡するのが望ましいといえるでしょう。連絡のスピードは、相手への配慮や誠意を伝えるうえで大きな意味を持ちます。

企業はインターン当日に向けて会場や資料の準備、担当者のスケジュール調整など多くの作業を進めています。

そのため、連絡が遅れることでスケジュールに支障をきたしたり、他の参加者への対応に影響が出てしまったりする可能性もあります。特に前日や当日のキャンセルは避けたいところです。

万が一、急な病気や予期せぬトラブルなどで連絡が直前になってしまう場合も、迷わず速やかに伝えるようにしてください。黙って参加を見送ることは、信頼を大きく損なう原因になりかねません。

辞退を伝えるタイミングは、誠実な姿勢を見せる絶好のチャンスでもあります。「なるべく早く」「丁寧に伝える」この2点を意識することで、今後の選考への影響を最小限に抑えることができるでしょう。

インターンを辞退する際に気をつけたいマナー

インターンを辞退する連絡では、ただ断るだけでは不十分です。相手に不快な印象を与えないようにするには、いくつかのマナーを意識することが大切になります。

ここでは、特に押さえておきたい5つのポイントを紹介しましょう。

  1. 謝罪と感謝の気持ちを丁寧に伝える
  2. 社会人としての言葉遣いを意識する
  3. 曖昧な理由は避け、簡潔に伝える
  4. 誠意を感じさせる文面にする
  5. 返信が必要か確認し、必要なら必ず返す

「あなたはビジネスマナーを分かっている?」

就活が始まると、面接や説明会など社会人と接する場面が増えていきます。

そこで意外と見られているのが、言葉遣いや挨拶、メールの書き方といった「ビジネスマナー」。マナーを知らないだけで無意識のうちに印象が悪くなっているケースもあり、選考通過のためにも事前にしっかりと確認しておく必要があります。

就活マガジン編集部では、忙しい就活生のために、これだけ見ればビジネスマナーが網羅できる「ビジネスマナー攻略BOOK」を無料で配布しています。気になる方は無料ダウンロードしてみてくださいね。

① 謝罪と感謝の気持ちを丁寧に伝える

辞退の連絡では、最初にお詫びの言葉を伝えることが基本です。

「このたびは誠に申し訳ございません」といった定型の謝罪に加えて、「選考の機会をいただき感謝しております」など、感謝の気持ちも忘れずに添えましょう。

これにより、単なるキャンセルではなく、誠意をもって対応していることが相手に伝わります。応募から辞退まで、担当者は時間を割いて対応してくれているため、その労力をねぎらう意識を持つことが大切です。

② 社会人としての言葉遣いを意識する

メールや電話では、学生言葉や友達口調にならないよう注意してください。「〜っす」「了解しました」などはNGです。

代わりに「承知いたしました」「恐れ入りますが」など、正しい敬語を使うようにしましょう。

また、文章の締めくくりには「何卒よろしくお願い申し上げます」など、丁寧な結びを入れることで、より社会人らしい印象を与えることができます。

言葉遣い一つで相手の受け取り方が変わるため、慎重に選びましょう。

③ 曖昧な理由は避け、簡潔に伝える

辞退の理由は、なるべく明確に伝えることが望ましいでしょう。とはいえ、長々と説明する必要はありません。

「体調不良」「家庭の事情」「他社の選考との兼ね合い」など、相手が理解しやすい内容を一文でまとめることが理想的です。

「なんとなく」「ちょっと都合が悪くなりまして」といった表現は、真剣さに欠ける印象を与えるため避けてください。理由を簡潔かつ正直に伝えることが、誠実な対応につながります。

④ 誠意を感じさせる文面にする

テンプレートのような文面でも最低限の礼儀は伝わりますが、それだけでは機械的に感じられることがあります。

できれば自分の言葉を交えた文面を心がけ、「本当に申し訳なく思っております」「また別の機会がありましたら、よろしくお願いいたします」など、自身の気持ちを具体的に伝える一文を加えてみてください。

形式的な文章の中にも、相手を思いやる気持ちを込めることが大切です。

⑤ 返信が必要か確認し、必要なら必ず返す

辞退のメールを送ったあと、企業から返信が来ることがあります。その際は「返事が不要かな」と判断せず、必ず返信するようにしましょう

「ご返信いただき、ありがとうございました」といった一言でも構いません。丁寧なやりとりを最後まで意識することが、良い印象を残すコツです。

連絡の完了までがビジネスマナーの一部と捉えて、責任ある対応を心がけてください。

【理由別】インターン辞退メールの例文

インターンを辞退しなければならない理由は人それぞれです。とはいえ、状況に合った適切な文面がわからず悩むこともあるでしょう。

ここでは、代表的な理由別に、就活で使える辞退メールの例文を紹介します。

  1. 体調不良による辞退メールの例文
  2. 他社選考との重複による辞退メールの例文
  3. 家庭の事情による辞退メールの例文
  4. 学業(試験・授業)による辞退メールの例文
  5. 志望変更・業界変更による辞退メールの例文
  6. インターン日程の都合がつかない場合の辞退メールの例文
  7. インターン内容に興味を持てなかった場合の辞退メールの例文
  8. 交通・宿泊などの負担が大きい場合の辞退メールの例文

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① 体調不良による辞退メールの例文

体調を崩してしまい、やむを得ずインターンを辞退したい場合のメール例文です。丁寧な言葉づかいと謝意をしっかり伝えることで、相手に誠実な印象を与えられます。

《例文》

件名:インターンシップ辞退のご連絡(〇〇大学・氏名)

〇〇株式会社
人事部 〇〇様

お世話になっております。〇〇大学〇〇学部〇〇学科の〇〇と申します。
このたびは貴社インターンシップにご選考いただき、誠にありがとうございました。

誠に恐縮ですが、体調不良により医師から数日間の安静が必要と診断されましたため、今回のインターンシップを辞退させていただきたくご連絡申し上げました。

貴重な機会を頂いたにもかかわらず、このようなご連絡となってしまい申し訳ございません。

ご迷惑をおかけすることを深くお詫び申し上げますとともに、今後の貴社のご発展を心よりお祈り申し上げます。

何卒ご容赦くださいますようお願い申し上げます。

——————————————
〇〇大学〇〇学部〇〇学科
氏名(ふりがな)
電話番号:〇〇〇-〇〇〇〇-〇〇〇〇
メール:sample@example.com
——————————————

《解説》

体調不良を理由に辞退する場合は、「医師の診断」「安静が必要」など客観的な事情を示すと説得力が増します。感謝と謝罪のバランスにも配慮しましょう。

② 他社選考との重複による辞退メールの例文

他社の選考と日程が重なってしまった場合の辞退メールでは、スケジュールの都合による事情を丁寧に説明しつつ、誠実な姿勢を伝えることが重要です。

《例文》

件名:インターンシップ辞退のご連絡(〇〇大学・氏名)

〇〇株式会社
人事部 〇〇様

お世話になっております。〇〇大学〇〇学部〇〇学科の〇〇と申します。
このたびは貴社インターンシップにご選考いただき、誠にありがとうございます。

誠に申し訳ございませんが、他社の選考と日程が重なってしまい、やむを得ず今回のインターンシップを辞退させていただきたくご連絡申し上げました。

貴重なお時間と機会をいただいたにもかかわらず、このようなご連絡となってしまい心よりお詫び申し上げます。

今後、貴社の一層のご発展をお祈り申し上げます。何卒ご了承いただけますようお願い申し上げます。
——————————————
〇〇大学〇〇学部〇〇学科
氏名(ふりがな)
電話番号:〇〇〇-〇〇〇〇-〇〇〇〇
メール:sample@example.com
——————————————

《解説》

日程重複の辞退理由は、事実を簡潔に伝えるだけで構いません。「他社選考」とだけ書き、詳細を述べすぎない配慮がポイントです。

③ 家庭の事情による辞退メールの例文

家庭の事情でインターンを辞退する場合は、詳細を深く語らずとも、誠実な態度をもって丁寧に伝えることが信頼感につながります。

《例文》

件名:インターンシップ辞退のご連絡(〇〇大学・氏名)

〇〇株式会社
人事部 〇〇様

お世話になっております。〇〇大学〇〇学部〇〇学科の〇〇と申します。
このたびは貴社インターンシップにご選考いただき、誠にありがとうございました。

大変申し訳ございませんが、家庭の事情により、インターンシップへの参加が難しくなってしまいました。急なご連絡となり、ご迷惑をおかけすることを深くお詫び申し上げます。

貴社からいただいた機会に対し、このような形で辞退のご連絡をすることは非常に心苦しいですが、何卒ご了承くださいますようお願い申し上げます。

末筆ながら、貴社の益々のご発展をお祈り申し上げます。

——————————————
〇〇大学〇〇学部〇〇学科
氏名(ふりがな)
電話番号:〇〇〇-〇〇〇〇-〇〇〇〇
メール:sample@example.com
——————————————

《解説》

「家庭の事情」という表現は具体的に説明しすぎず、柔らかく伝えるのが基本です。誠実さが伝わる一文を添えることで丁寧な印象になります。

④ 学業(試験・授業)による辞退メールの例文

学業の都合でインターンを辞退する際は、授業や試験との重複を理由にすることが自然です。忙しい学生生活の中でのやむを得ない事情であることを丁寧に伝えましょう。

《例文》

件名:インターンシップ辞退のご連絡(〇〇大学・氏名)

〇〇株式会社
人事部 〇〇様

お世話になっております。〇〇大学〇〇学部〇〇学科の〇〇と申します。
このたびは貴社インターンシップにご選考いただき、誠にありがとうございました。

大変恐縮ではございますが、学内の試験日程と重なってしまったため、インターンシップへの参加が難しくなりました。

貴重な機会をいただいたにもかかわらず、このようなご連絡となりましたことを深くお詫び申し上げます。

ご迷惑をおかけする形となり誠に申し訳ございませんが、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。

今後とも貴社のますますのご発展を心よりお祈り申し上げます。

——————————————
〇〇大学〇〇学部〇〇学科
氏名(ふりがな)
電話番号:〇〇〇-〇〇〇〇-〇〇〇〇
メール:sample@example.com
——————————————

《解説》

学業を理由にする際は、「試験」や「授業」といった具体的な内容を含めると納得感が増します。感謝とお詫びのバランスを意識しましょう。

⑤ 志望変更・業界変更による辞退メールの例文

就職活動を進めていくなかで、志望業界が変わることは珍しくありません。ここでは、志望変更を理由にインターンを辞退するメール例文を紹介します。

《例文》

件名:インターンシップ辞退のご連絡(〇〇大学・氏名)

〇〇株式会社
人事部 〇〇様

お世話になっております。〇〇大学〇〇学部の〇〇と申します。
このたびは貴社のインターンシップにご案内いただき、誠にありがとうございました。

慎重に検討を重ねた結果、自身の今後の進路について再考することとなり、現在は別の業界への関心が高まっております。

そのため、大変恐縮ではございますが、今回のインターンシップは辞退させていただきたくご連絡いたしました。

貴重なご機会をいただいたにもかかわらず、このような結果となりましたこと、深くお詫び申し上げます。貴社の益々のご発展をお祈り申し上げます。

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〇〇大学〇〇学部〇〇学科
氏名(ふりがな)
電話番号:〇〇〇-〇〇〇〇-〇〇〇〇
メール:sample@example.com
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《解説》

志望変更は前向きな理由の一つです。「進路を見つめ直した結果」と伝えることで、誠実な印象を保てます。丁寧な表現を心がけましょう。

⑥ インターン日程の都合がつかない場合の辞退メールの例文

学業やアルバイト、家族の予定など、大学生活ではスケジュール調整が難しい場面があるかもしれません。ここでは、日程の都合でインターンを辞退するメールの例文を紹介します。

《例文》

件名:インターンシップ辞退のご連絡(〇〇大学・氏名)

〇〇株式会社
人事部 〇〇様

お世話になっております。〇〇大学〇〇学部の〇〇と申します。
このたびは貴社インターンシップにご案内いただき、誠にありがとうございます。

大変恐縮ではございますが、大学の講義およびアルバイトとの調整がつかず、インターンへの参加が難しい状況となってしまいました。

そのため、誠に申し訳ありませんが、今回のインターンシップは辞退させていただきたくご連絡いたしました。

ご多忙の中ご対応いただいたにもかかわらず、このようなご連絡となり申し訳ございません。貴社の今後のご発展を心よりお祈り申し上げます。

——————————————
〇〇大学〇〇学部〇〇学科
氏名(ふりがな)
電話番号:〇〇〇-〇〇〇〇-〇〇〇〇
メール:sample@example.com
——————————————

《解説》

スケジュールの都合は、多くの学生が直面する理由です。理由を正直に伝えつつ、謝罪と感謝をしっかり書くことが信頼感につながります。

⑦ インターン内容に興味を持てなかった場合の辞退メールの例文

参加予定だったインターンの内容が、自分の志望分野と合わなかったと気づくこともあるでしょう。ここでは、内容への関心の違いを理由に辞退する場合の丁寧な伝え方を紹介します。

《例文》

件名:インターンシップ辞退のご連絡(〇〇大学・氏名)

〇〇株式会社
人事部 〇〇様

お世話になっております。〇〇大学〇〇学部の〇〇と申します。
このたびはインターンシップにご案内いただき、誠にありがとうございました。

参加を前向きに検討しておりましたが、企業研究を進める中で、自身の志向とインターン内容に方向性の違いを感じるようになりました。

貴社のご厚意に対し誠に恐縮ですが、今回は辞退させていただきたくご連絡差し上げました。

貴重なお時間を割いていただいたにもかかわらず、このような形となり申し訳ございません。今後の貴社のご発展を心よりお祈り申し上げます。

——————————————
〇〇大学〇〇学部〇〇学科
氏名(ふりがな)
電話番号:〇〇〇-〇〇〇〇-〇〇〇〇
メール:sample@example.com
——————————————

《解説》

「興味がない」とは直接言わず、「志向の違い」といった表現でやんわり伝えるのがポイントです。感謝と配慮の言葉も必ず添えてください。

⑧ 交通・宿泊などの負担が大きい場合の辞退メールの例文

遠方の企業で実施されるインターンに参加を予定していたものの、交通費や宿泊費の負担が大きく辞退を検討することもあります。

ここでは、費用面の事情に配慮した丁寧な辞退メールの例文を紹介しましょう。

《例文》

件名:インターンシップ辞退のご連絡(〇〇大学・氏名)

〇〇株式会社
人事部 〇〇様

お世話になっております。〇〇大学〇〇学部の〇〇と申します。
このたびはインターンシップのご案内をいただき、誠にありがとうございます。

大変貴重な機会であり、参加を楽しみにしておりましたが、自宅からの距離や滞在にかかる費用面を総合的に検討した結果、今回は参加を見送らせていただくことにいたしました。

貴社にはご迷惑をおかけし大変申し訳ございません。
今後の貴社のご発展を心よりお祈り申し上げます。

何卒ご理解のほど、よろしくお願いいたします。

——————————————
〇〇大学〇〇学部〇〇学科
氏名(ふりがな)
電話番号:〇〇〇-〇〇〇〇-〇〇〇〇
メール:sample@example.com
——————————————

《解説》

経済的な理由で辞退する場合は、正直に伝えつつも相手に配慮する表現を心がけましょう。「楽しみにしていた」という前置きも丁寧な印象につながります。

電話でのインターン辞退の伝え方

インターンを辞退する場合、特に直前の連絡が必要なときは電話が適しています。メールよりも気持ちを直接伝えやすく、誠実な印象を与えやすい方法です。

ここでは、電話で辞退を伝える際の流れと注意点を紹介します。

電話をかける時間帯にも配慮が必要です。一般的には、平日の10時〜16時頃が無難でしょう。電話がつながったら、まず自分の名前と大学名を名乗り、インターンの件で連絡したことを簡潔に伝えてください。

そのうえで、辞退の理由を手短に説明し、謝罪の言葉を添えると丁寧な印象になります。

急な連絡であっても、「申し訳ございません」や「お手数をおかけして恐縮ですが」といった表現で、相手への気遣いを示しましょう。

また、電話の後にはフォローとしてメールを送るのがおすすめです。言葉だけでなく、文章でも改めて感謝とお詫びを伝えると、より誠実な対応になります。

電話は対面に近い分、言葉づかいや声のトーンも重要です。話す内容をあらかじめメモしておけば、落ち着いて伝えることができるでしょう。

以下に、電話で辞退を伝える際の一例を紹介するので、ぜひ活用してみてください。

《電話での辞退例》

お忙しいところ恐れ入ります。私、〇〇大学〇〇学部の〇〇と申します。
〇月〇日からのインターンについてご連絡いたしました。

大変申し訳ないのですが、体調を崩してしまい、医師から数日間の安静を指示されましたため、今回のインターンを辞退させていただきたくご連絡差し上げました。

ご迷惑をおかけし誠に申し訳ございません。何卒ご理解のほど、よろしくお願いいたします。

メールを送る前の最終チェックリスト

インターンを辞退するメールは、内容だけでなく送信前の確認も重要です。ちょっとしたミスで相手の印象を悪くしてしまうこともあるため、細部まで丁寧にチェックしましょう。

以下の5つのポイントを意識すれば、失礼のない対応ができます。

  1. 誤字脱字や不自然な敬語がないか
  2. 宛名・担当者名が正しく記載されているか
  3. 企業名・部署名に誤りがないか
  4. 署名(大学名・学部・氏名・連絡先)を入れているか
  5. 送信時間が営業時間内になっているか

① 誤字脱字や不自然な敬語がないか

文章に誤字脱字があると、相手に対する誠意が伝わりにくくなります。また、敬語の使い方が不自然だと、マナーを理解していない印象を与えてしまうでしょう。

「お世話になっております」や「何卒よろしくお願いいたします」など、よく使う表現ほど丁寧に確認することが大切です。送信前には音読するか、第三者に確認してもらうとより確実でしょう。

② 宛名・担当者名が正しく記載されているか

担当者の名前や敬称が間違っていると、非常に失礼な印象を与えるおそれがあります。メールの最初に記載する宛名は、相手への敬意を示す大切なポイントです。

企業からの案内メールや名刺、企業HPなどを参照し、「様」や「御中」などの使い分けも正確に確認してください。ちょっとした文字の違いにも注意を払いましょう。

③ 企業名・部署名に誤りがないか

送信先の会社名や部署名は、その企業に対する基本的な理解を示すものです。略称や通称ではなく、正式名称で書くことが求められます

特に固有名詞は漢字の間違いや変換ミスが起きやすいため、一文字ずつ丁寧にチェックしてください。また、部署が複数ある企業の場合は、該当の部署名まで正確に記載することがマナーです。

④ 署名(大学名・学部・氏名・連絡先)を入れているか

署名の情報が漏れていると、誰からのメールかが不明確になり、相手が困ってしまいます。大学名や学部、氏名、電話番号、メールアドレスなど、基本的な情報はすべて明記してください。

形式的な署名でも、きちんと整っているだけで信頼感が生まれます。メールソフトの署名機能を活用すると、毎回の記入漏れを防げて便利です。

⑤ 送信時間が営業時間内になっているか

メールの送信タイミングは、ビジネスマナーとして意外と見られているポイントです。深夜や早朝に送ると「配慮に欠けている」と思われてしまうかもしれません

基本的には、午前9時から午後6時までの時間帯に送ることが望ましく、できれば午前中や業務開始直後を避け、昼過ぎなど相手が落ち着いて確認できる時間帯を狙うのがベターです。

インターン辞退メールに関するよくある質問

辞退メールを送ったあと、「これで大丈夫だろうか」「失礼がなかったか」と不安に感じる人も多いでしょう。ここでは、就活生が特につまずきやすい点や疑問に思いやすいことをQ&A形式で解説します。

  1. 辞退メールに返信が来ない場合はどうすべき?
  2. 辞退を了承してもらえなかったらどうする?
  3. 辞退メールの件名はどうすればいい?
  4. 辞退理由を聞かれたらどう答えるべき?

① 辞退メールに返信が来ない場合はどうすべき?

辞退メールを送ったあとに返事がないと、「本当に届いているのか」「失礼になっていないか」と心配になるかもしれません。ただし、企業によっては辞退メールに対して返信をしないケースもあります

とくにインターン辞退は日常的な対応の一つなので、再送の必要は基本的にありません。どうしても不安なときは、1〜2日後に確認メールを送るのも一つの方法です。

② 辞退を了承してもらえなかったらどうする?

まれに企業から「辞退はできない」といった返信がある場合もあります。その際は焦らず、あらためて辞退の理由と感謝、謝罪の気持ちを簡潔に伝えてください

納得のいく説明を丁寧に行えば、多くの企業は理解を示してくれるはずです。無理に参加しようとせず、冷静に対応することが大切です。

③ 辞退メールの件名はどうすればいい?

件名は、採用担当者が内容をひと目で判断できるように工夫しましょう。メールを見ただけで内容がすぐに伝わるよう、簡潔で明確な表現を意識してください。

おすすめは「インターンシップ辞退のご連絡(氏名)」などの形式です。氏名を入れることで、担当者がメールを探しやすくなります。略語や不自然な記号は使わず、簡潔かつ丁寧な件名を心がけてください。

④ 辞退理由を聞かれたらどう答えるべき?

理由を聞かれた場合は、無理に取り繕うよりも、納得感のある説明を心がけましょう。「他社の選考と重なった」「授業や試験がある」など、学生にとって自然な理由であれば問題ありません。

ただし、「興味がなくなった」といったストレートな表現は避け、「志望が変わった」「学業を優先したい」など、角が立たない言い回しに調整するのがポイントです。

インターン辞退の正しい対応で信頼を守ろう

インターンを辞退すること自体は珍しくありませんが、その連絡方法やタイミング、マナーによって印象が大きく左右される点には注意が必要です。

特に、メールや電話での辞退連絡には丁寧な言葉遣いや謝意が求められます。就活への影響を最小限に抑えるためにも、誤解を招かないよう理由を簡潔に伝えることが大切です。

また、送信前のチェックや例文の活用によって、より誠実な印象を与えられるでしょう。正しい手順を踏んで辞退すれば、今後の選考や就職活動にも悪影響は出にくくなります。

適切な対応で、信頼を保ったまま次のステップに進んでください。

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    「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。