内定承諾メールの正しい書き方|基本マナーや承諾後辞退の際のメール例も紹介
この記事では、内定承諾の意思を伝える際のメールの書き方を徹底解説しています。
また、書き方だけではなく、メールを送信時の注意点をわかりやすく紹介しています。内定を複数ある場合は辞退が必要になるケースもあるので、連絡マナーや例文を確認して失礼の内容に意識しましょう。
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内定承諾メールとは?

就職活動で企業から内定の連絡を受けたとき、「次に何をすればいいのか分からない」と不安になる人も多いでしょう。
内定承諾メールは、その企業に入社する意思を伝えるための大切なステップです。ここでは、そもそも内定承諾メールとは何か、なぜ送る必要があるのかを解説します。
企業から内定をもらった後は、入社の意思をきちんと伝える必要があります。それが、内定承諾メールです。このメールは、企業との信頼関係を築くうえで非常に大切な役割を担っています。
もし、承諾の意思をはっきり示さず連絡をしないままだと、企業側は「辞退するのか、それとも迷っているのか」が分からず、次の準備に進めません。
内定承諾メールを送れば、自分の意思を明確に伝えられるうえ、企業側の手続きもスムーズになります。
さらに、メールで記録が残るため、後から内容を見返せるのも安心材料のひとつです。電話だけで済ませる人もいますが、できればメールも併せて送りましょう。
そのほうが丁寧な印象を与えられます。内定を受けたら、なるべく早めに丁寧な文面で内定承諾メールを送ってください。
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メールだけではない!内定承諾の意思を伝える方法

内定をもらったあと、どうやって承諾の意思を伝えればいいのか迷う人は少なくありません。
ここでは、電話・メール・郵送の3つの連絡手段について、それぞれの特徴と対応のコツをわかりやすく紹介します。
- 電話
- メール
- 郵送
① 電話
電話で内定承諾を伝える方法は、素早く意思を伝えたい場合に適しています。とくに企業から早めの返事を求められているときには、メールよりも電話のほうが確実です。
ただし、緊張しやすい人は話す内容をメモにまとめてからかけると安心でしょう。最初に自分の名前を伝え、内定への感謝を述べたうえで、「入社させていただきたいです」とはっきり伝えると誠意が伝わります。
通話後は、フォローメールでやりとりの記録を残すのがおすすめです。
② メール
メールは、もっとも一般的な内定承諾の連絡方法です。文章で整理しながら伝えられるため、落ち着いて対応したい人に向いています。
企業側も記録として残せるので、対応がしやすくなります。メールでは、内定をいただいたことへの感謝をしっかり伝えたうえで、「承諾いたします」と明言することが大切です。
件名や署名の形式にも気を配り、丁寧に送信しましょう。送信後は、エラーや返信の有無を確認しておくと安心です。
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③ 郵送
郵送での内定承諾は、企業から書面の提出を求められた場合に必要となります。承諾書や必要書類を丁寧に記入し、封筒に入れて送ってください。宛名や差出人の記載は間違えないよう注意しましょう。
書類と一緒に、ひと言添えた送付状を入れると印象が良くなります。念のため、自分用の控えをコピーで残しておくと安心です。
内定承諾メールを送る前に確認すべきこと

内定を受け取ったからといって、すぐに承諾メールを送るのは早計かもしれません。ここでは、納得のいく決断をするために確認しておきたいポイントを5つ紹介します。
- 内定承諾する企業の条件に納得できているか検討する
- 他社の選考状況との兼ね合いを考える
- 内定先に対して疑問や不安は残っていないか考える
- 内定を承諾して後悔しないか冷静に判断する
- 就職活動を終了してよいタイミングか見極める
① 内定承諾する企業の条件に納得できているか検討する
内定を承諾する前に、企業から提示された条件をしっかり確認しておきましょう。給与や勤務地、休日などに違和感がないか、改めて見直すことが大切です。
内定をもらえた安心感だけで即決してしまうと、入社後に「思っていた内容と違った」と後悔するおそれがあります。
不明点があれば遠慮せず担当者に質問し、納得したうえで返答するのが望ましいです。入社後のミスマッチを防ぐためにも、慎重な確認を心がけてください。
② 他社の選考状況との兼ね合いを考える
内定を承諾するタイミングは、他社の選考と重なることが少なくありません。たとえば、第一志望の結果が出ていない段階で、別の企業から内定をもらう場合もあるでしょう。
迷ったまま返事をすると、後日辞退することになってしまうかもしれません。判断に時間が必要であれば、正直にその旨を伝えて回答期限の延長をお願いする方法もあります。
焦らず冷静に状況を見極めることが重要です。
③ 内定先に対して疑問や不安は残っていないか考える
企業に対して少しでも疑問や不安があるなら、承諾前に必ず解消しておきましょう。仕事内容や社風、人間関係など、気になる点をそのままにすると、入社後に後悔する可能性があります。
質問しづらいと感じるかもしれませんが、納得できないまま入社するほうが問題です。必要であれば、内定者向けの面談などを利用して、丁寧に確認しておくことをおすすめします。
④ 内定を承諾して後悔しないか冷静に判断する
周囲の意見や就活のプレッシャーに流されて決めてしまうと、後から後悔することになりかねません。自分が本当にその企業で働きたいのか、どんなキャリアを目指したいのかを軸に判断することが大切です。
一時的な安心を求めるのではなく、長期的な満足を重視してください。迷いがある場合は、信頼できる人に相談して整理してみましょう。
⑤ 就職活動を終了してよいタイミングか見極める
内定承諾は、就活終了の意思表示でもあります。そのため、本当に活動を終えてよいかどうか、自分の気持ちと向き合う必要があるでしょう。
「やりきった」と思えるなら問題ありませんが、「ほかにも見たい企業がある」と感じている場合は、少し時間を取って考え直したほうがよいかもしれません。
納得のいく就職活動の締めくくりが、社会人生活への良いスタートにつながります。
内定承諾のメールの基本マナー

内定承諾メールは、入社の意思を正式に伝える大切なビジネス文書です。企業に好印象を持ってもらうためには、基本的なマナーを押さえたうえで、丁寧に対応することが求められます。
ここでは、メールの書き方や構成に関する基本的なマナーを、5つのポイントにまとめて紹介しています。
- 件名・宛名・挨拶など形式的な流れを整える
- 結論から述べる構成にする
- 丁寧かつ簡潔に文章をまとめる
- 言葉遣いや表現の正確さに注意する
- 全体を見直してから送信する
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① 件名・宛名・挨拶など形式的な流れを整える
内定承諾メールでは、ビジネスメールの基本構成を守ることが大切です。件名には「内定承諾のご連絡(氏名)」など、用件が一目でわかる表現を使ってください。
宛名は会社名、部署名、担当者名を正確に記載しましょう。書き出しには「お世話になっております」など、適切な挨拶を入れると丁寧な印象になります。
こうした形式的な部分がしっかりしていることで、信頼感が高まるでしょう。
② 結論から述べる構成にする
入社の意思は、文章の冒頭で明確に伝えるようにしてください。たとえば、「貴社よりいただきました内定を、ありがたくお受けいたします」といった表現が効果的です。
そのあとに感謝の気持ちや今後の意欲を述べることで、読みやすく誠実な印象を与えられます。要点を先に示すことで、相手も内容をすぐに理解しやすくなるでしょう。
③ 丁寧かつ簡潔に文章をまとめる
丁寧に気持ちを伝えようとするあまり、文章が長くなりすぎると要点がぼやけてしまいます。大切なのは、簡潔さと誠意のバランスです。
「このたびは内定をいただき、誠にありがとうございます。入社させていただきたく、承諾申し上げます」といった文でも十分に気持ちは伝わります。
くどくなりすぎないよう意識しながら、簡潔にまとめてください。
④ 言葉遣いや表現の正確さに注意する
誤字や脱字があると、どんなに内容が良くても信頼を損なうおそれがあります。特に敬語の使い方には注意が必要です。
「ご連絡いたします」「承諾いたします」など、基本的な敬語を正確に使えているかを確認しましょう。自信がない場合は、声に出して読んでみると違和感に気づきやすくなります。
正しい日本語で書かれているかどうかを意識してください。
⑤ 全体を見直してから送信する
文章が完成したら、すぐに送らず、一度立ち止まって確認しましょう。件名や宛名に間違いがないか、文法や敬語の使い方は適切か、送信先のメールアドレスに誤りはないかをチェックしてください。
添付ファイルが必要な場合は、それがきちんと添付されているかどうかも確認が必要です。送信前に落ち着いて見直すことで、ミスを防げるだけでなく、丁寧な姿勢を示すことにもつながります。
内定承諾メールを送る時の注意点

内定承諾メールを送る際は、単に返事を出すだけでなく、いくつかの重要なポイントを意識する必要があります。ここでは見落としがちな注意点について、具体的に解説しています。
- 企業からの連絡手段とタイミングを確認する
- 内定通知に対する返信は24時間以内を目安にする
- すぐに承諾できない場合も連絡を入れる
- 内定承諾後の連絡先や手続きを把握する
- スマートフォンでのメール送信時の表示をチェックする
① 企業からの連絡手段とタイミングを確認する
まず確認すべきなのは、内定通知がどのような手段で届いたかという点です。たとえばメールで通知が来たなら、メールで返信するのが基本となります。
電話での連絡なら、同じく電話で折り返すのが望ましい対応です。企業ごとに連絡方法やタイミングに関する指示がある場合もあるため、通知内容をよく読んで従うようにしましょう。
また、連絡のタイミングは営業時間内に行うのがマナーです。早朝や夜間の送信は避け、相手の受け取りやすい時間帯を選ぶと好印象につながります。
② 内定通知に対する返信は24時間以内を目安にする
内定の連絡を受けたら、返信はできるだけ早めに行うのが基本です。遅くとも24時間以内を目安に返信しましょう。
返信が遅れると、企業側に「入社の意欲が薄いのでは」といった不安を与えてしまうかもしれません。
もし即答できない場合でも、「ご連絡ありがとうございます。〇日までにお返事させていただきます」など、ひとこと伝えておくだけで誠意が伝わります。
こうしたワンクッションの対応が、信頼を築く第一歩となるでしょう。
③ すぐに承諾できない場合も連絡を入れる
ほかの企業の選考結果を待っている場合や、最終的な決断に迷っている場合でも、企業への連絡を後回しにするのは避けるべきです。
承諾するかどうかはまだ未定でも、「選考結果をふまえて慎重に検討させていただきたく存じます」と丁寧に伝えると好印象です。
さらに、いつまでに結論を出す予定なのか、おおよその期限を添えて伝えることで、相手も対応しやすくなります。連絡を怠ることは信用を損なうリスクがあるため、必ず一報を入れるようにしましょう。
④ 内定承諾後の連絡先や手続きを把握する
内定を承諾したからといって、やりとりが終わるわけではありません。その後も、入社に向けた手続きや連絡が続くことになります。
たとえば、必要書類の提出日、健康診断の案内、説明会の参加などについての連絡があるでしょう。これらの情報をきちんと管理するためにも、担当者の名前や連絡先を控えておくと安心です。
不明な点があれば、遠慮せずにメールで質問して構いません。ただし、質問は要点を整理して簡潔に書くことが大切です。確認を怠らず、確実に対応する姿勢が信頼につながります。
⑤ スマートフォンでのメール送信時の表示をチェックする
最近ではスマートフォンからメールを送る人も増えていますが、社会人としての最初のやりとりである内定承諾メールでは、細かな見た目や表記ミスにも気を配りたいところです。
スマートフォンは変換ミスや誤送信が起こりやすく、画面の小ささからレイアウトの崩れに気づかないこともあります。可能であればパソコンを使って送信し、フォーマルな形式を守るのがおすすめです。
やむを得ずスマートフォンで送信する場合は、必ず送信前にプレビューを確認し、誤字や形式の乱れがないか丁寧に見直してください。細部まで気を配る姿勢が、信頼につながる第一歩です。
【件名・本文付き】内定承諾メールの例文

「どんな言葉遣いが正解なのか分からない」「失礼にならないか心配」といった不安を抱えながら、内定承諾メールを送ろうとしている方は多いのではないでしょうか。
ここでは、シーン別にすぐ使える例文を紹介します。状況に合った表現を見つけて、安心してメールを送れるようになりましょう。
- 確認事項がない場合の内定承諾メール例文
- 確認事項がある場合の内定承諾メール例文
- 返信が遅れた場合の内定承諾メールの例文
- 第一志望企業への内定承諾メール例文
- 第二志望以下の企業への内定承諾メール例文
- 内定承諾後に希望条件を伝える際のメール例文
- 内定承諾書と併せて送るメールの例文
- 英語で内定承諾を伝えるメール例文(外資系・留学生向け)
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① 確認事項がない場合の内定承諾メール例文
ここでは、企業からの内定通知に対し、特に確認事項がない場合の返信例文を紹介します。スムーズに好印象を与えるためには、感謝と承諾の意思を明確に伝えることが大切です。
《例文》
件名:内定のご連絡ありがとうございます(○○大学・山田太郎) ○○株式会社 人事部 ○○様 お世話になっております。○○大学○○学部の山田太郎と申します。 このたびは、内定のご連絡をいただき、誠にありがとうございました。 貴社からの内定を謹んでお受けいたします。 今後の手続き等につきまして、ご指示をいただけましたら幸いです。 引き続きどうぞよろしくお願いいたします。 取り急ぎ、内定の御礼と承諾のご連絡を申し上げます。 失礼いたします。 山田太郎 メール:sample@example.com 電話:090-1234-5678 |
《解説》
この例文では、感謝の気持ちと内定を承諾する意思を簡潔に伝えています。文面は丁寧でありながらもシンプルに構成し、企業側の確認作業がスムーズに進むよう配慮しましょう。
② 確認事項がある場合の内定承諾メール例文
内定は承諾したいけれど、就業開始日や勤務地などに不明点がある場合は、その旨を丁寧に伝えることが大切です。ここでは、確認事項を添えた内定承諾メールの例文を紹介します。
《例文》
件名:内定のご連絡ありがとうございます(○○大学・佐藤花子) ○○株式会社 人事部 ○○様 お世話になっております。○○大学○○学部の佐藤花子と申します。 このたびは、内定のご連絡をいただき、誠にありがとうございます。 貴社からの内定を、ありがたくお受けしたくご連絡差し上げました。 つきましては、配属先や入社時期について、事前に確認させていただけますと幸いです。 差し支えなければ、ご教示いただけますでしょうか。 今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。 まずは、内定に対するお礼と承諾の意思をお伝えいたします。 佐藤花子 メール:sample@example.com 電話:080-1234-5678 |
《解説》
確認事項がある場合でも、まずは内定を受け入れる意思を明確にすることが重要です。質問は簡潔に1~2点に絞ると、相手に配慮した印象になります。
③ 返信が遅れた場合の内定承諾メールの例文
体調不良や学業の都合などで、内定通知への返信が遅れてしまうこともあるでしょう。ここでは、返信が遅れたことへの謝罪を含めた、誠意が伝わる内定承諾メールの例文を紹介します。
《例文》
件名:内定のご連絡ありがとうございます(○○大学・吉田未来) ○○株式会社 人事部 ○○様 お世話になっております。○○大学○○学部の吉田未来と申します。 このたびは、内定のご連絡をいただき、誠にありがとうございました。 ご連絡が遅くなってしまい、大変申し訳ございません。 ゼミでの研究発表準備が重なり、メールの確認が遅れてしまいました。 内定の内容について拝見し、貴社からの内定をぜひお受けしたく存じます。 今後の手続き等について、ご教示いただけましたら幸いです。 今後とも何卒よろしくお願いいたします。 まずは内定の御礼と承諾のご連絡を申し上げます。 吉田未来 メール:sample@example.com 電話:090-0000-0000 |
《解説》
返信が遅れた場合は、まず率直に謝罪の気持ちを伝えましょう。その上で、内定を受ける意思を明確にすれば、企業に対して誠実な印象を与えることができます。
④ 第一志望企業への内定承諾メール例文
第一志望の企業から内定をもらったときは、嬉しさと同時に感謝の気持ちをしっかり伝えたいものです。ここでは、その思いが伝わる丁寧な内定承諾メールの例文を紹介します。
《例文》
件名:内定のご連絡ありがとうございます(○○大学・高橋悠) ○○株式会社 人事部 ○○様 お世話になっております。○○大学○○学部の高橋悠と申します。 このたびは、内定のご連絡をいただき、誠にありがとうございました。 以前から第一志望として志望していた企業であり、貴社から内定をいただけたことを心より嬉しく思っております。 ぜひ内定をお受けしたく、今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。 入社までにさらに自己研鑽に励み、貴社に貢献できるよう努めてまいります。 まずは内定の御礼と、承諾のご連絡を差し上げます。 どうぞよろしくお願いいたします。 高橋悠 メール:sample@example.com 電話:080-0000-0000 |
《解説》
第一志望である旨を素直に伝えることで、企業側にも熱意が伝わります。謙虚さと前向きな姿勢をセットで表現するのがポイントです。
⑤ 第二志望以下の企業への内定承諾メール例文
第一志望ではない企業の内定でも、誠意をもって承諾の意思を伝えることはとても大切です。ここでは、丁寧で前向きな印象を与える内定承諾メールの例文を紹介します。
《例文》
件名:内定のご連絡ありがとうございます(○○大学・伊藤沙織) ○○株式会社 人事部 ○○様 お世話になっております。○○大学○○学部の伊藤沙織と申します。 このたびは内定のご連絡をいただき、誠にありがとうございました。 貴社の企業理念や社風に強く共感しており、内定をありがたくお受けしたく存じます。 入社に向けて、一層努力を重ねてまいりますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。 まずは内定のお礼と承諾のご連絡を申し上げます。 伊藤沙織 メール:sample@example.com 電話:080-0000-0000 |
《解説》
第二志望以下でも、選んだ理由や企業への共感を伝えることで前向きな印象になります。内定承諾にあたっては、どの企業にも誠実な対応が基本です。
⑥ 内定承諾後に希望条件を伝える際のメール例文
内定を承諾したあとに、勤務地や配属先などの希望を伝えたい場面は珍しくありません。ただし、伝え方を間違えると「わがままな印象」を与えかねないため、表現には十分注意が必要です。
《例文》
件名:内定承諾のご連絡とご相談(○○大学・中村健) ○○株式会社 人事部 ○○様 お世話になっております。○○大学○○学部の中村健と申します。 このたびは内定のご連絡をいただき、誠にありがとうございました。 貴社からの内定を、ありがたくお受けいたします。 内定を承諾するにあたり、ひとつご相談がございます。 もし可能であれば、これまで学んできた○○の知識を活かせる部署での勤務を希望しております。 もちろん、最終的なご判断は貴社にお任せいたしますが、ご検討いただけましたら幸いです。 今後ともどうぞよろしくお願いいたします。 中村健 メール:sample@example.com 電話:090-0000-0000 |
《解説》
希望条件を伝える場合は、「お願い」の形を明確にしつつ、最終判断は企業に委ねる姿勢を示すことが信頼を損なわないカギです。強引な言い方は逆効果になります。
⑦ 内定承諾書と併せて送るメールの例文
企業から内定承諾書の提出を求められた場合、同封または添付の旨を丁寧に伝えるメールを送る必要があります。ここでは、内定承諾書と一緒に送信する際の例文を紹介しましょう。
《例文》
件名:内定承諾書のご送付について(○○大学・石井遥) ○○株式会社 人事部 ○○様 お世話になっております。○○大学○○学部の石井遥と申します。 このたびは、内定のご連絡をいただき、誠にありがとうございました。 貴社からの内定を、ありがたくお受けいたします。 本日、内定承諾書を記入・捺印のうえ、PDFファイルにて添付いたしましたのでご確認いただけますと幸いです。書類に不備等ございましたら、どうぞご指摘ください。 今後とも、どうぞよろしくお願い申し上げます。 まずは内定の御礼と、承諾書のご送付についてご連絡いたします。 石井遥 メール:sample@example.com 電話:080-0000-0000 |
《解説》
承諾書の送付メールでは、承諾の意思と添付ファイルの明記を忘れずに。確認依頼や丁寧な言葉遣いで、誠実な印象を残しましょう。
⑧ 英語で内定承諾を伝えるメール例文(外資系・留学生向け)
外資系企業や海外の企業から内定をもらった場合、英語で内定承諾のメールを送る必要があるでしょう。ここでは、シンプルかつ丁寧な印象を与える英文の承諾メール例文を紹介します。
《例文》
Subject: Acceptance of Job Offer (Haruki Sato) Dear Mr. Johnson, Thank you very much for your offer of employment at ABC Corporation. I am honored to receive the opportunity to join your team. I am pleased to formally accept the offer and am enthusiastic about contributing to the company. I appreciate the time and effort you and your team have invested in the selection process. Please let me know the next steps regarding any required documents or onboarding procedures. Once again, thank you for this opportunity. I look forward to working with you. Sincerely, Haruki Sato Email: haruki.sato@example.com Phone: +81-90-1234-5678 |
《解説》
英語メールでは、簡潔さと礼儀が重要です。主語と結論を明確にし、前向きな姿勢を伝えることでスムーズな印象を与えましょう。
内定承諾後に辞退はできるの?

内定を承諾したあとに、やむを得ず辞退したくなる場面もあります。たとえば他社の内定が出た、キャリアの方向性が変わったなど、理由は人それぞれです。
ここでは、承諾後に辞退することが可能かどうか、注意すべき点を含めて解説します。
結論から申し上げると、内定承諾後でも辞退は可能です。正式な雇用契約を結ぶ前であれば、法的には問題ありません。
ただし、企業に迷惑をかける行為であることは間違いないため、連絡の仕方やタイミングには十分配慮してください。できるだけ早く電話で伝え、誠意ある対応を心がけましょう。
その際、辞退理由は相手を不快にさせないよう、前向きな表現を選ぶのが望ましいです。「より自分の目指す方向性と一致した企業に出会えたため」など、丁寧に伝えることで印象がやわらぎます。
内定を辞退する決断は簡単ではありませんが、自分の将来に責任を持つうえで必要な選択となることもあります。大切なのは、誠意を忘れずに行動することです。
内定承諾後に辞退する際に気を付けること

内定を承諾したあとに辞退するのは、基本的には避けたいものです。しかしやむを得ない事情があれば、誠意をもって適切に対応することで、大きなトラブルを回避できます。
ここでは、辞退の連絡を入れる際に気を付けるべきポイントを5つに分けて紹介しましょう。
- 辞退を決めたら速やかに連絡する
- 誠意と感謝の気持ちをしっかり伝える
- 辞退理由を簡潔かつ正直に述べる
- 大学やキャリアセンターにも報告を入れる
- 次回以降の就活に影響しないよう配慮する
① 辞退を決めたら速やかに連絡する
辞退を決断した時点で、できる限り早く企業に連絡を入れることが重要です。時間が経てば経つほど、企業側は入社に向けた準備を進めてしまいますし、採用活動にも影響を及ぼします。
連絡が遅れるほど印象も悪くなりがちなので、辞退の意思が固まった段階ですぐに対応しましょう。まずは電話で直接連絡し、担当者に丁寧に謝意と辞退の理由を伝えます。
そのうえで、改めてメールで辞退の意思を文章にして残すと、記録としても残り、誤解を防げるでしょう。
② 誠意と感謝の気持ちをしっかり伝える
辞退の連絡をする際は、単に意思を伝えるだけでなく、誠意と感謝の気持ちをきちんと表現することが欠かせません。内定をもらったという事実は、あなたの努力と人柄が企業に認められた証です。
辞退する立場だからこそ、「貴重なご縁をいただきありがとうございました」といった感謝の言葉を伝えることで、相手の受け取り方も大きく変わります。
お詫びだけでなく感謝の気持ちも忘れずに伝えることが、誠実な対応につながるでしょう。
③ 辞退理由を簡潔かつ正直に述べる
辞退理由を伝える際には、相手に誤解を与えないよう「簡潔で正直」な説明を心がけましょう。たとえば「他社の内定を受けることにしました」と伝えるだけでも十分です。
あえて詳細に説明しようとすると、かえって言い訳がましく聞こえてしまう可能性もあります。また、抽象的すぎる理由やごまかした表現は、相手に不信感を与えかねません。
素直な姿勢を見せることで、相手の納得感も高まるでしょう。
④ 大学やキャリアセンターにも報告を入れる
内定を辞退した場合、企業だけでなく大学やキャリアセンターにも報告をしておくことが大切です。とくに学校推薦などを利用している場合は、推薦の枠に影響を及ぼすこともあります。
また、キャリアセンターは企業との信頼関係を構築している立場でもあるため、後輩の就活にも影響が出かねません。
自分ひとりの問題ではないことを理解し、報告・相談を欠かさないようにしてください。
⑤ 次回以降の就活に影響しないよう配慮する
内定を辞退する行為は、企業側にとって印象に残りやすいものです。しかし、適切に対応すれば、将来に悪い影響を残すことはありません。
たとえば、別の機会にその企業と接点ができる可能性も考えられるでしょう。ビジネスマナーを守ったうえで、礼儀正しく連絡し、感謝とお詫びを伝える姿勢を貫けば、悪印象を避けることができます。
今後のキャリアにも響かないよう、誠意ある対応を最後まで徹底しましょう。
内定承諾後の辞退メールの例文

内定を一度承諾したものの、さまざまな理由で辞退せざるを得ない状況に直面することもあります。ここでは、誠意を伝えながら辞退の意思を明確に伝えるための例文を、ケースごとに紹介します。
① 辞退理由を含めた基本のメール例文
一度は内定を承諾したものの、事情が変わって辞退せざるを得ない場合もあります。その際は、丁寧な言葉と理由の簡潔な説明を含めたメールを送ることが重要です。
《例文》
件名:内定辞退のご連絡(○○大学・佐々木悠) ○○株式会社 人事部 ○○様 お世話になっております。○○大学○○学部の佐々木悠と申します。 このたびは、内定のご連絡をいただき、誠にありがとうございました。 一度は内定を承諾させていただきましたが、熟慮の末、他社での内定を受ける決断をいたしました。 貴社には選考の過程で大変丁寧にご対応いただき、心より感謝申し上げます。 このような形でご迷惑をおかけすることを深くお詫び申し上げます。 誠に勝手なお願いではございますが、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。 佐々木悠 メール:sasaki@example.com 電話:080-0000-0000 |
《解説》
辞退の理由は端的に伝え、感謝と謝罪の気持ちを忘れずに書きましょう。丁寧な文面を心がけることで、印象を大きく損なうことを防げます。
② やむを得ない事情による辞退の例文
体調不良や家庭の事情など、自分ではどうにもならない理由で内定を辞退しなければならないケースもあります。このような場合には、率直に事情を伝えつつ、感謝と誠意を丁寧に表現しましょう。
《例文》
件名:内定辞退のご連絡(○○大学・川口美咲) ○○株式会社 人事部 ○○様 お世話になっております。○○大学○○学部の川口美咲と申します。 このたびは、内定のご連絡をいただき、誠にありがとうございました。 誠に恐縮ではございますが、家族の健康上の事情により、地元での就職を優先せざるを得なくなりました。 そのため、貴社の内定を辞退させていただきたく、ご連絡申し上げます。 選考を通じて多くの学びをいただきましたこと、心より感謝申し上げます。 突然のご連絡となり、大変申し訳ございませんが、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。 川口美咲 メール:misaki.k@example.com 電話:080-0000-0000 |
《解説》
やむを得ない事情の辞退では、詳細を深く掘りすぎず、誠意を持って簡潔に説明することが大切です。感謝とお詫びの言葉も忘れずに入れましょう。
③ お詫びと感謝を伝える丁寧なメール例文
内定を辞退する際には、選考や面談などでお世話になったことへの感謝と、辞退の謝罪をしっかり伝えることが大切です。ここでは、丁寧さを重視した辞退メールの例文を紹介します。
《例文》
件名:内定辞退のご連絡(○○大学・長谷川彩) ○○株式会社 人事部 ○○様 お世話になっております。○○大学○○学部の長谷川彩と申します。 このたびは、内定のご連絡をいただき、誠にありがとうございました。 貴社の選考を通じて多くの学びと気づきを得ることができ、心より感謝しております。 誠に申し上げにくいのですが、熟慮の末、今回は内定を辞退させていただくことにいたしました。 せっかくのご縁をこのような形で終えることとなり、大変申し訳なく思っております。 ご多忙のなか貴重なお時間を割いていただき、心より感謝申し上げます。 何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。 長谷川彩 メール:hasegawa.a@example.com 電話:080-0000-0000 |
《解説》
丁寧さを意識した表現を使うことで、誠実な印象を与えることができます。謝罪と感謝をバランスよく伝えるのがポイントです。
④ 他社内定を理由とする場合の例文
複数の企業から内定をもらった結果、最終的に他社を選ぶことになった場合には、その理由を簡潔に伝えつつ感謝の気持ちを忘れずに表現することが大切です。
《例文》
件名:内定辞退のご連絡(○○大学・村上翔太) ○○株式会社 人事部 ○○様 お世話になっております。○○大学○○学部の村上翔太と申します。 このたびは、内定のご連絡をいただき、誠にありがとうございました。 貴社の選考を通して、職場の雰囲気や事業内容に深く魅力を感じておりました。 しかしながら、他社の内定と比較検討を重ねた結果、最終的に別の企業への入社を決断いたしました。 大変心苦しいのですが、貴社の内定を辞退させていただきたく存じます。 選考や面談に際し、多くの学びとご配慮をいただき、心より感謝申し上げます。 このたびのご連絡にてご迷惑をおかけしますこと、深くお詫び申し上げます。 村上翔太 メール:murakami.s@example.com 電話:080-0000-0000 |
《解説》
他社を理由に辞退する際は、相手企業への敬意を忘れずに。感謝と謝罪を含めた誠実な対応が、将来のご縁にもつながります。
⑤ 電話連絡後に送るフォローメールの例文
内定辞退を電話で伝えた後は、フォローのメールで感謝と謝罪の気持ちをあらためて伝えることが大切です。記録として残す意味でも丁寧に書きましょう。
《例文》
件名:内定辞退のご連絡(○○大学・山口真理) ○○株式会社 人事部 ○○様 本日はお忙しい中、お電話にて対応いただき誠にありがとうございました。 ○○大学○○学部の山口真理と申します。 改めまして、貴社よりいただきました内定を辞退させていただくこととなり、大変申し訳ございません。 選考を通じて貴社の魅力を強く感じておりましたが、慎重に検討を重ねた結果、他社への入社を決断いたしました。 このようなご連絡となり、ご迷惑をおかけいたしますことを深くお詫び申し上げます。 これまでのご厚意とご配慮に心より感謝申し上げます。 何卒ご了承くださいますよう、お願い申し上げます。 山口真理 メール:yamaguchi.m@example.com 電話:080-0000-0000 |
《解説》
電話連絡後のフォローメールでは、内容を簡潔に復唱し、謝意と感謝をしっかり伝えましょう。相手の時間を意識した端的な文章がポイントです。
内定承諾メールの送り方と辞退時の対応を正しく理解しよう

内定承諾メールは、社会人としての第一歩となる重要なやりとりです。送信前には、企業への納得度や他社選考の状況を十分に確認し、自分の意思を明確にすることが大切になります。
メールを送る際は、件名・宛名・構成などの基本マナーを守り、丁寧かつ簡潔に気持ちを伝えましょう。特に返信のタイミングや文面の細かい配慮も、信頼を得るうえで欠かせません。
また、やむを得ず辞退する場合でも、誠実な対応を心がければトラブルを防げます。例文を参考にすれば安心して対応できるでしょう。
内定承諾メールは、ただの通知ではなく、相手への敬意を表す大切な一通です。
まずは志望動機を作ってみる
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編集部
「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。