HOME > 就活マガジン記事 > 【例文7選】OB訪問の日程調整メールの書き方|構成やマナーも紹介

【例文7選】OB訪問の日程調整メールの書き方|構成やマナーも紹介

この記事では、OB訪問の日程調整メールの書き方を徹底解説しています。

また、OB訪問に至るまでの日程調整の流れや実際のメールの構成、メールのマナーも紹介しています。

エントリーシートのお助けアイテム

目次

メール作成前に確認|OB訪問の日程調整の流れ

OB訪問でスムーズに日程を決めるには、やり取りの流れを事前に把握しておくことが大切です。初めてOB訪問をする場合でも、この流れを理解していれば安心して連絡を進められるでしょう。

ここでは、日程調整に必要な3つのステップをご紹介します。

  1. 依頼と希望日の提示
  2. 承諾のお礼と日程の確定
  3. 前日のリマインドメール

① 依頼と希望日の提示

日程調整の依頼メールは、送るタイミングと内容の順序が鍵になります。一般的に訪問希望日の1〜2週間前に送るのがマナーです。メールではまず自己紹介を述べ、そのあとに訪問の目的を簡潔に記します。

次に、希望する日程を提示し、相手の都合を確認できるような表現を添えると丁寧です。無理に早期返信を促すのではなく、相手のスケジュールに配慮する姿勢を忘れないようにしましょう。

② 承諾のお礼と日程の確定

候補日の中から相手が日時を選んでくれたら、速やかに返信して感謝の気持ちを伝えてください。

「ご多用の中ご返信いただき、誠にありがとうございます」といった一文があると、印象がやわらかくなります。

その後、「6月27日(木)10時、Zoomにてお時間をいただけるとのことで承知いたしました」と、確認の意味を込めて日時・形式を明記しましょう。

このとき、返信はできるだけ24時間以内に行ってください。遅くなると相手に不安を与える原因になります。

③ 前日のリマインドメール

訪問予定日の前日には、再度確認のメールを送っておくと丁寧です。社会人は多忙なため、予定を忘れてしまう可能性もあります。

「明日6月27日(木)10時から、ZoomにてOB訪問を予定しております〇〇大学〇〇学部の〇〇です」といった内容で、日時・方法・名前を明確に記載してください。

最後に「お忙しいところ恐れ入りますが、どうぞよろしくお願いいたします」と一文添えることで、誠意のこもった連絡になります。このひと手間が、信頼感につながるポイントです。

OB訪問の日程調整メールの構成

OB訪問を円滑に進めるためには、丁寧でわかりやすい日程調整メールが欠かせません。ここでは、就活生が失礼なくスムーズにアポイントを取るために必要なメールの構成を解説します。

メールは大きく「件名」「本文」「署名」の3つに分けられ、それぞれに守るべきマナーがあります。

  1. 件名
  2. 本文
  3. 署名

「ビジネスメールの作成法がわからない…」「突然のメールに戸惑ってしまっている」と悩んでいる場合は、無料で受け取れるビジネスメール自動作成シートをダウンロードしてみましょう!シーン別に必要なメールのテンプレを選択し、必要情報を入力するだけでメールが完成しますよ。

① 件名

件名は、メールを開封してもらえるかどうかを左右する重要な要素です。社会人は毎日多くのメールを受け取っているため、用件が曖昧な件名では見逃されたり、迷惑メールと判断されることもあります。

そのため、「OB訪問のお願い(〇〇大学・氏名)」のように、誰から・何の目的で連絡しているかが一目でわかる件名を設定してください。

文字数は20〜30文字以内が目安で、長くなりすぎないよう注意が必要です。必要以上に堅苦しくする必要はありませんが、カジュアルすぎる表現や省略表記は避けましょう。

相手に安心感を与えるには、要点を簡潔かつ正確に伝えることが何より大切です。

② 本文

本文は、メールの中でもっとも重要な部分です。構成と文量に配慮しながら、要点を整理して伝えましょう。

基本的な流れは、①挨拶と自己紹介 → ②訪問の目的と依頼 → ③訪問候補日時の提示 → ④締めの言葉、という順番が自然です。

それぞれの段落は2〜3文程度を目安にまとめ、全体で3〜4段落にすると読みやすくなります。長すぎる文章や1文が長い構成は、相手に負担を与えるため避けましょう。

また、敬語の使い方や言葉遣いにも注意し、「お時間を頂戴できましたら幸いです」など、社会人への配慮が感じられる表現を心がけてください。メールの印象は、そのままあなたの印象につながります。

③ 署名

署名は、メールの最後に記載する自分の情報です。読み手が誰からの連絡かをすぐに把握でき、返信先を明確にできるため、ビジネスメールには欠かせません。

記載内容としては、大学名・学部・学年・氏名・電話番号・メールアドレスの6点が基本です。

たとえば「〇〇大学〇〇学部〇年 氏名 TEL:090-XXXX-XXXX Mail:example@example.com」のように、1〜2行で簡潔に整えると視認性が高まります。

また、件名や本文が丁寧であっても、署名が不完全だと信頼性に欠けてしまう印象を与えるため注意が必要です。スマートな署名は、相手に安心感と誠意を届ける小さな心配りです。

メールを送る前には必ず記載ミスがないかを確認してください。

OB訪問の日程調整メールのマナー

OB訪問のメールでは、内容と同じくらいマナーが大切です。初めて社会人とやり取りする場面だからこそ、基本的なマナーを押さえることで相手に良い印象を与えられます。

ここでは、見落とされがちなポイントを5つ紹介します。

  1. メールは24時間以内に返信する
  2. 平日の業務時間内に送信する
  3. 文章を送信前に必ず見直す
  4. 語尾や敬称に注意する

「あなたはビジネスマナーを分かっている?」

就活が始まると、面接や説明会など社会人と接する場面が増えていきます。

そこで意外と見られているのが、言葉遣いや挨拶、メールの書き方といった「ビジネスマナー」。マナーを知らないだけで無意識のうちに印象が悪くなっているケースもあり、選考通過のためにも事前にしっかりと確認しておく必要があります。

就活マガジン編集部では、忙しい就活生のために、これだけ見ればビジネスマナーが網羅できる「ビジネスマナー攻略BOOK」を無料で配布しています。気になる方は無料ダウンロードしてみてくださいね。

① メールは24時間以内に返信する

返信の早さは、信頼を得るうえで非常に大切です。特にOB訪問では、相手が忙しい中で時間を割いてくれていることを意識しなければなりません。

できるだけメールを受け取ってから24時間以内に返信しましょう。

もしすぐに返事ができない場合でも、一言「ありがとうございます。○日までにご返信いたします」と伝えるだけで印象は大きく変わります。

② 平日の業務時間内に送信する

メールの送信時間もマナーの一部です。一般的には、平日の9時〜18時のあいだに送るのが望ましいとされています。深夜や早朝に送信すると、相手に通知が届いて迷惑になってしまうかもしれません。

また、非常識と受け取られる可能性も否定できません。下書きをしておき、適切な時間に送信することをおすすめします。

③ 文章を送信前に必ず見直す

どれだけ内容が良くても、誤字脱字や言葉の誤用があると雑な印象を与えてしまいます。特に、相手の氏名や会社名を間違えると大きな失礼になります。

送信前には必ず文章全体を読み直してください。できればパソコンの大きな画面でチェックすると、細かいミスに気づきやすくなります。客観的な目線で読むことが大切です。

④ 語尾や敬称に注意する

メールでは敬語を正しく使うことが基本です。「〜です」「〜ます」調で統一するのはもちろん、「様」「さん」の使い分けにも気を配ってください。

たとえば、初めて連絡する相手には「様」が適切です。細かいように思えても、こうした言葉遣いの丁寧さが、あなたの印象を大きく左右することになります。

OB訪問の日程調整メールに記載する内容

OB訪問の日程調整メールには、相手が確認しやすく、誤解のないような情報の整理が欠かせません。ここでは、必要な情報をどのように記載すればよいかを具体的に解説します。

ポイントを押さえることで、相手にも丁寧で誠実な印象を与えられるでしょう。

  1. 相手の氏名・会社名・部署名
  2. 自分の氏名・大学名・学部・学年
  3. 訪問を希望する理由・目的
  4. 希望する訪問日時
  5. 訪問方法・場所の希望
  6. 相談したい内容の概要
  7. 連絡先

① 相手の氏名・会社名・部署名

メールの冒頭には、相手の氏名と所属先を正しく記載してください。「〇〇株式会社〇〇部の〇〇様」のように、会社名・部署名・氏名の順で書くのが基本です。

名前の漢字を間違えると信頼を損ねるおそれがあるため、十分に確認してから送信しましょう。「さん」ではなく「様」と書くのがビジネス上のマナーです。

丁寧に記載された宛名からは、相手への配慮が伝わります。基本的な部分ほど、正確さと気遣いが求められると考えておきましょう。

② 自分の氏名・大学名・学部・学年

自分がどこの誰なのかを明確に伝えることは、誠実なやりとりの第一歩です。所属先と学年を記載しておけば、相手も対応しやすくなります。

「〇〇大学〇〇学部〇年の〇〇と申します」と、1文で簡潔に伝えるようにしましょう。情報が足りないと、相手が混乱する可能性もあります。

丁寧な名乗りは、初対面での信頼につながるでしょう。省略や曖昧な表現を避け、わかりやすい表現を心がけてください。

③ 訪問を希望する理由・目的

訪問の目的を明確にすることで、相手にも意図が伝わりやすくなります。「なぜ自分がこの人に会いたいのか」を素直に説明しましょう。

たとえば「〇〇事業に興味があり、現場の話を伺いたいと考えたため」など、自分の関心と相手の仕事を結び付ける表現が効果的です。

動機が具体的であればあるほど、真剣さが伝わります。よくある言い回しだけに頼らず、自分の言葉で理由を伝えてみてください。

④ 希望する訪問日時

日程調整をスムーズにするには、あらかじめ複数の候補日を提示しておくと便利です。相手の都合に合わせやすくなります。

候補は3つ程度が目安で、「7月10日(水)10時~12時」など、具体的に記載しましょう。「いつでも大丈夫です」と書くと、かえって不親切に見える場合があります。

「ご都合の良い日時をご教示いただけますと幸いです」と添えると、丁寧な印象になります。調整の手間をかけさせない工夫が大切です。

⑤ 訪問方法・場所の希望

対面かオンラインかなど、希望する方法をあらかじめ伝えると誤解を避けられます。加えて、場所についての配慮も必要です。

「対面を希望しておりますが、オンラインでも問題ございません」など、柔軟さを示す表現が望ましいでしょう。

訪問先を提案する場合も、「御社の最寄りのオフィスを想定しております」といった言い方が適しています。

一方的な押し付けにならないよう注意してください。相手の都合を尊重した伝え方が信頼を築く鍵になります。

⑥ 相談したい内容の概要

事前に相談したいテーマを伝えておくことで、相手も準備がしやすくなります。限られた時間を有意義に使うためにも重要なポイントです。

「学生時代の過ごし方や、現在の業務内容についてお伺いできればと考えております」といった簡潔な記載が望ましいでしょう。欲張って内容を詰め込みすぎないように注意。

2つ程度のテーマに絞ると、会話もスムーズになります。聞きたいことを明確にしておくと、印象もより良くなるでしょう。

⑦ 連絡先

最後に、自分の連絡先を明記することは基本です。相手が返信しやすくなるだけでなく、万が一の連絡手段としても役立ちます。

「TEL:090-XXXX-XXXX Mail:xxxx@example.com」のように、署名の最後に記載すると見やすくなります。メールアドレスだけでなく、電話番号も忘れずに入れておきましょう。

情報の記載ミスがあると相手に迷惑をかけてしまうため、送信前に必ず確認してください。連絡手段を整えておくことで、誠実な対応が伝わります。

OB訪問の日程調整メールの例文

初めてOB訪問の日程調整メールを書くとき、どんな文章にすればいいのか不安になる方も多いでしょう。ここでは、さまざまなシーン別に使える例文を紹介します。

相手との関係性や状況に応じて使い分けることで、よりスムーズなやりとりができるようになります。

  1. 相手と初めて連絡を取る場合の例文
  2. 面識がある相手に送る場合の例文
  3. 相手から提案された日程を断る場合の例文
  4. 日程変更を依頼する場合の例文
  5. 訪問前日のリマインドメールの例文
  6. 当日やむを得ず遅れる場合の連絡例文
  7. OB訪問後に送るお礼メールの例文

「ビジネスメールの作成法がわからない…」「突然のメールに戸惑ってしまっている」と悩んでいる場合は、無料で受け取れるビジネスメール自動作成シートをダウンロードしてみましょう!シーン別に必要なメールのテンプレを選択し、必要情報を入力するだけでメールが完成しますよ。

①相手と初めて連絡を取る場合の例文

はじめてOB訪問の依頼メールを送る際には、失礼のない文章で、自分がなぜ連絡をしたのかを明確に伝えることが大切です。ここでは、初回の連絡にふさわしい丁寧なメール文の例を紹介します。

《例文》

件名:OB訪問のお願い(〇〇大学・氏名)

〇〇株式会社
〇〇部 〇〇様

突然のご連絡を失礼いたします。
〇〇大学〇〇学部〇年の〇〇と申します。

私は現在、就職活動を進めており、貴社の業務内容や働き方について理解を深めたいと考えております。

なかでも、御社の〇〇分野に以前から関心があり、大学の講義で扱ったプロジェクトを通じて強く興味を持つようになりました。

もしご都合がよろしければ、OB訪問という形でお話を伺う機会をいただけませんでしょうか。

以下の日時の中で、もしご都合のよいものがあればお知らせいただけますと幸いです。

・7月10日(水)13:00〜15:00
・7月11日(木)10:00〜12:00
・7月12日(金)16:00〜18:00

訪問方法は対面・オンラインいずれでも対応可能です。
ご検討のほど、どうぞよろしくお願いいたします。

〇〇大学〇〇学部〇年
氏名:〇〇〇〇
電話番号:090-XXXX-XXXX
メールアドレス:xxx@example.com

《解説》

例文では、「自己紹介」「興味を持ったきっかけ」「訪問希望の提案」という流れを意識しています。件名と文中の丁寧さ、そして具体的な日程提示が、初対面でも信頼感を持ってもらうコツです。

②面識がある相手に送る場合の例文

以前に少しでも会話や接点があった相手へOB訪問を依頼する際は、過去のやりとりを軽く触れつつ、自然で丁寧な依頼文に仕上げることが大切です。

ここでは、面識のある先輩に送るメールの例文を紹介します。

《例文》

件名:OB訪問のお願い(〇〇大学・氏名)

〇〇株式会社
〇〇部 〇〇様

お世話になっております。
〇〇大学〇〇学部〇年の〇〇です。

先日、キャリアセンターでのガイダンス後にご挨拶させていただきました際は、貴重なお話をありがとうございました。

その際に伺った〇〇部での具体的な業務内容や働き方に非常に興味を持ち、改めて詳しくお話を伺いたく、今回ご連絡いたしました。

お忙しいところ恐れ入りますが、以下の日時でOB訪問の機会をいただけますと幸いです。

・7月15日(月)10:00〜12:00
・7月16日(火)13:00〜15:00
・7月17日(水)16:00〜18:00

訪問方法は対面・オンラインのいずれでも問題ございません。
ご都合の良い日時を教えていただけますと幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。

〇〇大学〇〇学部〇年
氏名:〇〇〇〇
TEL:090-XXXX-XXXX
Mail:xxx@example.com

《解説》

過去に会った場面を具体的に触れることで、相手に思い出してもらいやすくなります。やりとりの記憶がある場合は、自然な敬意と感謝を表現するのがポイントです。

③相手から提案された日程を断る場合の例文

OB訪問の連絡で相手から日程を提案されたものの、都合が合わず断らなければならない場面もあるでしょう。ここでは、失礼なく丁寧に断るとともに、代案を提示するメール例を紹介します。

《例文》

件名:OB訪問の日程について(〇〇大学・氏名)

〇〇株式会社
〇〇部 〇〇様

お世話になっております。
〇〇大学〇〇学部〇年の〇〇です。

このたびはお忙しい中、OB訪問の日程をご提案いただき誠にありがとうございます。

いただいた日程について確認いたしましたが、あいにくその時間に大学の試験が重なっており、参加が難しい状況です。

大変恐縮ですが、下記のいずれかの日程で改めてご調整いただくことは可能でしょうか。

・7月22日(月)13:00〜15:00
・7月23日(火)10:00〜12:00
・7月25日(木)16:00〜18:00

ご都合に合わない場合は、別の候補日をご提案いただけますと幸いです。
ご迷惑をおかけし申し訳ありませんが、何卒よろしくお願いいたします。

〇〇大学〇〇学部〇年
氏名:〇〇〇〇
TEL:090-XXXX-XXXX
Mail:xxx@example.com

《解説》

相手の提案に感謝を伝えつつ、やむを得ない事情で断ることを明確に示しています。代案を添えて調整の姿勢を見せることで、丁寧な印象を与えられるでしょう。

④日程変更を依頼する場合の例文

予定していたOB訪問の日程にどうしても出席できなくなった場合は、できるだけ早く丁寧なメールで変更のお願いを伝えることが重要です。ここでは、誠意を持って依頼する例文をご紹介します。

《例文》

件名:OB訪問日程変更のお願い(〇〇大学・氏名)

〇〇株式会社
〇〇部 〇〇様

お世話になっております。
〇〇大学〇〇学部〇年の〇〇です。

先日はOB訪問の日程調整にご対応いただき、誠にありがとうございました。

大変恐縮ですが、予定しておりました7月26日(金)14:00からの訪問について、大学のゼミ発表と重なってしまい、出席が難しくなってしまいました。

急なお願いとなり誠に申し訳ございませんが、以下のいずれかの日程で改めてお時間をいただくことは可能でしょうか。

・7月29日(月)10:00〜12:00
・7月30日(火)13:00〜15:00
・7月31日(水)15:00〜17:00

ご迷惑をおかけして恐縮ですが、ご検討のほど何卒よろしくお願いいたします。

〇〇大学〇〇学部〇年
氏名:〇〇〇〇
TEL:090-XXXX-XXXX
Mail:xxx@example.com

《解説》

日程変更の理由を正直に伝え、感謝とお詫びの気持ちを忘れずに添えるのがポイントです。候補日を複数提示して、相手の負担を減らす工夫も忘れないようにしましょう。

⑤訪問前日のリマインドメールの例文

OB訪問の前日には、約束を確認する目的でリマインドメールを送るのが丁寧な対応です。ここでは、確認とお礼の気持ちを込めたシンプルで失礼のない例文を紹介します。

《例文》

件名:明日のOB訪問についてのご確認(〇〇大学・氏名)

〇〇株式会社
〇〇部 〇〇様

お世話になっております。
〇〇大学〇〇学部〇年の〇〇です。

明日7月28日(木)14:00より、OB訪問のお時間をいただいております件について、改めてご確認のためご連絡いたしました。

当日は〇〇駅改札前に13:50に到着予定で伺います。万が一、何か変更が生じた場合には、下記の連絡先までご一報いただけますと幸いです。

このたびは貴重なお時間をいただき、誠にありがとうございます。
明日お会いできるのを楽しみにしております。どうぞよろしくお願いいたします。

〇〇大学〇〇学部〇年
氏名:〇〇〇〇
TEL:090-XXXX-XXXX
Mail:xxx@example.com

《解説》

訪問日時や集合場所を明記し、丁寧な文面で再確認することで安心感を与えられます。直前でも気遣いの姿勢が伝わるため、好印象につながるでしょう。

⑥当日やむを得ず遅れる場合の連絡例文

OB訪問当日に、交通機関の遅延や急な体調不良などで時間に遅れそうな場合は、すぐに誠実な連絡を入れることが大切です。ここでは、謝意と現状を明確に伝える例文を紹介します。

《例文》

件名:本日のOB訪問の件について(〇〇大学・氏名)

〇〇株式会社
〇〇部 〇〇様

お世話になっております。
〇〇大学〇〇学部〇年の〇〇です。

本日14:00からOB訪問の予定をいただいておりますが、現在利用中の電車が人身事故の影響で大幅に遅れており、到着が15分ほど遅れそうな状況です。

大変申し訳ありませんが、状況をご理解いただけますと幸いです。
到着次第すぐにご連絡いたしますので、何卒よろしくお願いいたします。

このようなご迷惑をおかけしてしまい、心よりお詫び申し上げます。
引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

〇〇大学〇〇学部〇年
氏名:〇〇〇〇
TEL:090-XXXX-XXXX
Mail:xxx@example.com

《解説》

やむを得ない事情がある場合でも、連絡の速さと丁寧さが信頼を左右します。現状の説明とお詫び、今後の対応方針を明確にするのがポイントです。

⑦OB訪問後に送るお礼メールの例文

OB訪問を終えたあとには、感謝の気持ちを丁寧に伝えるお礼メールを送ることが大切です。ここでは、学びや印象に残った内容を含めた好印象なお礼メールの例文をご紹介します。

《例文》

件名:本日はありがとうございました(〇〇大学・氏名)

〇〇株式会社

〇〇部 〇〇様
お世話になっております。
〇〇大学〇〇学部〇年の〇〇です。

本日はお忙しいなか、貴重なお時間をいただき誠にありがとうございました。
実際にお話を伺うことで、〇〇部の業務のやりがいや、職場の雰囲気をより具体的にイメージすることができました。

特に、学生時代に取り組んだ経験が現在の業務にも活きているというお話はとても印象に残りました。私自身も、大学での学びを将来にどう活かせるか考える良いきっかけとなりました。

今後の就職活動にしっかり活かしてまいります。
改めまして、このような機会をいただきましたことに心より感謝申し上げます。どうぞご自愛ください。

〇〇大学〇〇学部〇年
氏名:〇〇〇〇
TEL:090-XXXX-XXXX
Mail:xxx@example.com

《解説》

訪問内容に触れながら感謝を伝えることで、形式的にならず誠実な印象を与えられます。印象に残った話題を具体的に盛り込むことが好印象のポイントです。

OB訪問の日程調整をスムーズに行うコツ

OB訪問の日程調整をスムーズに進めるためには、準備とメールのやり取りの質がポイントです。時間が限られた就活の中で、効率的に調整を進める工夫を知っておくと安心でしょう。

ここでは、特に意識しておきたい4つのコツを紹介します。

  1. 日程調整のメールは1〜2週間前に送る
  2. やりとりは1〜2往復で完了させる意識を持つ
  3. メールの文章は簡潔に3〜4段落でまとめる

① 日程調整のメールは1〜2週間前に送る

OB訪問の依頼は、できるだけ早めに連絡を取りましょう。直前になると相手の予定が埋まってしまうことも多く、スムーズな調整が難しくなります。

訪問希望日の1〜2週間前にはメールを送っておくと、余裕を持って日程を合わせられます。急ぎすぎるとミスもしやすくなるため、早めの行動が結果的に自分を助けてくれるはずです。

② やりとりは1〜2往復で完了させる意識を持つ

OB訪問の調整では、できるだけ少ないやりとりで日程を確定させることが大切です。やり取りが何度も続くと、相手の時間を奪うことになり、印象を悪くしてしまうおそれがあります。

そのため、初回の連絡で「目的」「相談内容」「複数の候補日時」「希望の形式(対面・オンライン)」など、必要な情報をすべて盛り込むことを意識してください。

返信が来たら、その内容にすぐ確認・了承の返事をして、会う日を確定させましょう。返信メールでは、件名を変えずに、本文も簡潔にまとめることで読みやすくなります。

1通目で要点を過不足なく伝えられれば、その後の対応もスムーズです。就活メールにおいては、スピード感と配慮の両立が求められます。

やりとりが長引かないよう工夫することで、社会人との信頼関係も築きやすくなるでしょう。

③ メールの文章は簡潔に3〜4段落でまとめる

長文メールは読む側に負担を与えるため、必要な情報を3〜4段落でコンパクトにまとめましょう。

最初にあいさつと自己紹介、次に訪問の目的、候補日程、最後にお礼と締めの言葉という流れにすると読みやすくなります。

内容を整理したうえで文章を組み立てると、伝えたいことも自然に伝わりやすくなるでしょう。

OB訪問の日程調整メールの注意点

OB訪問のやりとりでは、丁寧な文章だけでなく、小さなミスを防ぐ配慮も必要です。ここでは、日程調整メールで見落としがちな注意点を紹介します。

意識するだけで、相手に与える印象は大きく変わるでしょう。

  1. 何度もメールを送らない
  2. 件名を途中で変えない
  3. 相手の名前を間違えない
  4. メールを保存しないまま削除しない

① 何度もメールを送らない

返事が来ないからといって、短時間で何度もメールを送るのは控えてください。相手に催促されているように感じさせてしまい、かえって印象を悪くする恐れがあります。

メールは一度で必要な情報をまとめ、落ち着いて返信を待つことが大切です。追って連絡を入れる場合でも、2~3日は間を空けるようにしましょう。

社会人は忙しいことが多いため、焦らず丁寧な姿勢を心がけてください。

② 件名を途中で変えない

メールのやりとりでは、最初に設定した件名を変更しないことが原則です。途中で件名を変えてしまうと、相手が過去の内容を確認しにくくなり、混乱を招く可能性があります。

「Re: OB訪問のお願い(〇〇大学・氏名)」のように、自動で付いた返信件名はそのままで構いません。件名の一貫性を保つことで、やりとりも整理しやすくなります。

小さな配慮が、スムーズなコミュニケーションにつながります。

③ 相手の名前を間違えない

名前の誤りは、ビジネスメールにおいて最も避けるべきミスのひとつです。特に漢字の間違いや敬称のつけ忘れは、相手に失礼な印象を与えるため注意しましょう。

送信前には、フルネームの表記が正しいかを必ず確認してください。呼び方は「様」が基本で、「さん」は避けた方が無難です。

メールは礼儀を大切にするやりとりです。基本的な部分だからこそ、丁寧さを忘れずに対応しましょう。

④ メールを保存しないまま削除しない

送ったメールや相手からの返信を、保存せずに削除してしまうと後で困ることがあります。内容の見直しや再確認ができなくなり、ミスにつながるかもしれません。

メールは必ず送信済みフォルダに残し、必要に応じてラベルやフォルダで整理しておくと安心です。GmailやOutlookなどの機能を活用すると、管理もしやすくなります。

記録をきちんと残すことも、社会人としての大切なスキルです。

OB訪問の日程調整をメールマナーを守って行おう!

OB訪問の日程調整は、ただスケジュールを合わせるだけでなく、社会人としての基本マナーを身につける第一歩でもあります。

今回紹介した流れ・構成・マナー・記載内容・例文・コツ・注意点までを押さえれば、誰でもスムーズに日程調整を進めることができるでしょう。

特に、複数の訪問候補日時を提案することや、メールを送信するタイミングに注意することは、信頼されるやりとりの土台になります。

事前準備と丁寧な対応を心がければ、安心してOB訪問に臨めるはずです。しっかりとした日程調整が、良いスタートにつながります。

  • フェイスブック
  • X

まずは志望動機を作ってみる

    • 卒業年数
    • 学校
    • 名前
    • 連絡先

    No.1

    卒業年月日を選択してください

    2026年3月2025年3月2027年3月2028年3月卒業済み

    例)
    現在、大学4年の場合は「2026年度3月」
    現在、大学3年の場合は「2027年度3月」
    現在、大学2年の場合は「2028年度3月」

    No.2

    学校区分を選択してください

    大学大学院(博士)大学院(修士)短期大学専門学校

    No.2

    学校情報を入力してください

    学校名
    学部名
    学科名
    学校名
    学部名
    学科名

    No.3

    お名前を入力してください

    お名前
    フリガナ

    No.4

    連絡先を入力してください

    電話番号
    メールアドレス

    本利用規約には、株式会社C-mindが「https://shukatsu-magazine.com」上で提供するサービスにおける、本サービスを利用するお客様との間の基本的な事項が規定されております。本サービスの利用者におかれましては、必ず全文お読み下さいますようお願いいたします。

    個人情報保護方針」と 「サービス利用規約」を確認する

    編集部

    この記事を書いた人

    編集部

    「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。