志望動機の基本構成を解説|文字数・職種別の例文も紹介
就活のときに必須となるのが志望動機。しかし構成や書き方が分からず、途方に暮れている方もいるのではないでしょうか。 志望動機は就活の成功に大きく関わるものなので、志望する企業に入るためには対策は欠かせません。
本記事では志望動機の基本構成や内容を魅力的にするポイントなどについて解説しているので、ぜひ参考にしてくださいね。
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記事の監修者
紙谷
新卒1年目の段階では訪問営業でトップセールス獲得し、3階級役職をあげる。 現在は企業コンサルとキャリアアドバイザーを兼任。
記事の監修者
人事 鈴木
新卒でベンチャー企業で求人広告の新規営業を経験 入社半年でテレアポ獲得数社内1位。新卒売り上げ1位を獲得。 その後Cmind groupの人事部に入社し、新卒採用を担当。 現在は学生の面談だけではなく採用戦略や広報にも携わっている。
志望動機の構成が合否を左右する重要な理由を解説
就職活動において、企業は志望動機を特に重視しています。志望動機の内容次第で、書類選考や面接の合否が決まることもあるほど、志望動機の構成は重要です。
そのため志望動機を作成する際は、単に動機を書くだけでなく、論理的な文章構成や流れを意識することが不可欠です。
また企業は志望動機から、応募者の入社への熱意を見抜こうとするため、志望動機の構成は重要度が高いと言えるのです。
志望動機の基本構成を解説!3つの要素を入れよう

ここでは志望動機を書く上で必要な基本構成について解説します。
段落構成は以下の3つの要素でできています。これらの要素を抑えれば、志望動機の書き方がわからない方や初めて書く方も簡単に取り組むことができるので、ぜひ参考にしてくださいね。
①結論ファーストで書く
志望動機を書く際には、「結論ファースト」の方式を取りましょう。まずは結論、つまり「この会社を志望する理由」を冒頭で明示することが大切です。
これにより「何を伝えたいのか」が採用担当者にはっきりと伝わるはず。結論を先に示すことで、採用担当者は事前に志望理由を把握できるので、その後の内容をよりスムーズに汲み取れます。
さらに結論ファーストで書くことで、仮に採用担当者の集中力が途切れた場合でも、最低限伝えたい情報を伝えられますよ。
②具体的な理由やエピソードを添える
志望動機を書く際には、具体的な理由やエピソードを添えて説明することが重要です。自身の体験談を織り交ぜながら、会社を志望するに至った理由を詳しく述べれば、説得力が増しますよ。
また、具体的なエピソードを交えて志望動機を書くことで、文章に深みが生まれ、他の就活生との差別化を図れるでしょう。加えて、採用担当者から高い評価を得られるかもしれませんよ。
③最後は将来のビジョンで締める
志望動機の締めくくりには、将来のビジョンを述べましょう。企業は、自身のビジョンを明確に持つ人材を求めているため、最後に将来の目標を具体的に記すことで、入社への熱意が伝わるはずです。
しかし、それ以上に企業が魅力を感じるのは、自社に長く貢献し続けられる人材です。そのため志望動機を書く際は、志望企業で着実にキャリアを積み上げていく覚悟が窺える書き方を心がけましょう。
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さらに、本記事の後半では実際に、好印象な志望動機の構成を削点しながら解説しています!
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志望動機の構成を魅力的にするポイント6つ
ここでは志望動機の構成を魅力的にする6つのポイントを解説します。
結論・具体例・将来のビジョンに加えて、以下の6つのポイントを取り入れることで、採用者の印象に残る志望動機が作れますよ。

①「就活の軸」を定める
志望動機を作成する際、自分が仕事をする上で何を重んじたいかという「就活の軸」を定めることが大切です。軸がぶれていると、志望動機の根拠が希薄になり、書類選考で落とされる可能性も。
さらに「就活の軸」を定めずに就活を進めてしまうと、働き方が合わず、早期に転職を検討する羽目になるかもしれません。
一方で、軸を早期に定めておけば、履歴書や面接で芯のある志望動機を語れるはずです。志望動機を作成する際には、まず自身の価値観に基づく「就活の軸」を明確にしてみてくださいね。
まだ就活の軸を定めていない人は、働く上で絶対に譲れない条件をいくつか書き出してみましょう。
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②その企業にこだわる理由を書く
志望動機には、その会社にこだわる理由を明確に示しましょう。簡単に言えば「なぜその企業でなければならないのか」をしっかりと説明するということです。
一方で、応募者は複数の企業を受けている場合が多いため、採用担当者は「たとえ内定が出ても、別の会社に就職してしまうのでは」と不安に思っているものです。
そういった心配を払拭するためにも「この会社の◯◯に共感したため、貴社を志望します」といった書き方がおすすめですよ。
③入社への熱意とその根拠を述べる
企業への志望熱意とその根拠を示すことも志望動機では大切です。説得力のある志望動機を書くためには、単に待遇面での魅力を列挙するだけでは不十分だと言えます。むしろ、業務内容を理解した上で、その仕事に携わりたいという強い熱意を示すことが重要ですよ。
例えば「給与水準が高く、休暇も充実しているからこの会社を志望しました」という表現は避けましょう。企業側に「この人は本当に仕事に情熱を持って取り組むのだろうか」と疑問視される恐れがあるためです。
代わりに、志望理由として「貴社の事業内容に魅力を感じ、自分の能力を存分に発揮できると確信しております」などと、具体的な業務内容への理解を示した上で、その仕事にチャレンジしたい熱意を表してくださいね。
④自分ならではの経験・エピソードを選ぶ
志望動機に書く経験・エピソードは差別化を意識しましょう。就活では多くの人が同じような志望動機を書いているため、ありきたりなエピソードでは採用担当者の印象に残りにくいと言えます。
そのため、自分ならではのエピソードを探し、志望動機を書いてみましょう。
経験・エピソードを述べる際は数字やデータを用いると説得力が増し、採用担当者の印象に残りやすいですよ。
⑤過去の経験から得た学びを書く
志望動機には、過去の経験から学んだことを書きましょう。しかし、ただ単に経験を書くだけでは意味がありません。大切なのは、その経験から得た教訓や気づきを述べることです。
企業は応募者の成長過程に注目しています。挫折してもくじけずに立ち上がり、それをバネに成長を遂げた姿勢を高く評価しているのです。
そのため志望動機には、自身の過去の経験から学んだ点、感じたことを具体的に織り交ぜてくださいね。
⑥企業が求める人物像と自分の長所を結び付ける
志望動機を書く際は、企業が求める人材像と自身の長所がマッチしていることを示しましょう。
例えば、企業が主体性とリーダーシップを重視しているのであれば、学生時代に部活動の主将を務めた経験を挙げると良いでしょう。部員をまとめ、目標達成に向けて主体的に活動を推進してきた実績は、企業が求める人材像に適っています。
このように、自分の特徴や長所を具体的に示し、企業が求める人物像と合致していることをうまく結びつければ、志望動機の説得力は格段に増すはずですよ。
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志望動機の文字数はエピソードで調節!例文も紹介
志望動機を書く際は、先ほど紹介した「3つの構成要素」を確実に盛り込みつつ、前項の「6つのポイント」を加味して調整することが重要です。
ここでは、実際に文字数に合わせた志望動機の構成の仕方と例文を解説します。200字・400字・1000字の志望動機例文を見比べて、どこを削る&足すか参考にしてください。
①200字の志望動機例文
<結論(=志望理由)> 私の夢は、世界中の人々に喜びと感動を与える商品を生み出すことです。そのため、貴社の商品開発職を強く志望いたしました。 <具体的な理由・エピソード> 大学時代、カフェの売上向上プロジェクトに携わり、SNSを活用した新商品の企画・プロモーションを実践しました。この経験から、顧客ニーズを的確に捉え、独創的なアイデアを形にする力を身につけました。 <締めくくり(=将来像)> 入社後は、培った想像力を最大限に活かし、顧客の目線に立ちながら世界中の人々に愛される魅力的な商品開発に情熱を注ぎたいと考えています。 (220文字) |
文字数が少ない200字の志望動機は、伝えたいことをできる限り短く簡潔に書きましょう。
文字数が超過してしまう場合は、短く言い換えられる表現は無いか、削れる部分は無いかなどを探してみてください。
②400字の志望動機例文
<結論(=志望理由)> 御社の「常にお客様の立場に立った商品作り」という理念に共感し、顧客の潜在ニーズを的確に捉え、世界中の人々に喜んでもらえる魅力的な商品を生み出したいという想いから、企画・開発職を志望いたしました。 <具体的な理由・エピソード> 大学時代はマーケティングを学びつつ、学内カフェの売上向上のためのプロジェクトに主体的に取り組みました。アンケート分析とニーズの把握を徹底的に行い、その結果を活かした新商品開発と効果的なPR活動で、売上を2.5倍に伸ばすことに成功しました。 また、積極的に異文化交流を重ね、多様な価値観に触れる中で、物事を多角的に捉える力を身につけてきました。はじめは言語の壁に不安を覚えましたが、コミュニケーションを大切にし続けた結果、今では幅広い視点から創造性を発揮できるようになりました。 <締めくくり(=将来像)> 入社後は、培った顧客志向と豊かな想像力を存分に発揮し、貴社の主力製品の新シリーズ開発に貢献したいと考えております。さらに将来的には、世界中の人々に愛される革新的な商品を自ら企画・開発し、貴社の更なる飛躍に尽力したく存じます。 (446文字) |
文字数に少し余裕のある400字の志望動機では、200字の志望動機よりも「具体的な理由・エピソード」をさらに掘り下げて書きましょう。
また、志望動機を書く際は数値を用いることで説得力が増します。また実績があると採用者の印象にも残りやすいでしょう。
③1000字の志望動機例文
<結論(=志望理由)> 私は、貴社の「○○グループでは常にお客様の立場に立った商品を作り、豊かで快適な社会生活と経済の発展に貢献していく。」という理念に非常に共感しました。私も、貴社の商品を手に取った人全員に満足してもらえる商品を開発し、さらには世界中の人々に貴社の製品を広めるために、貴社の企画・開発職に志望しています。 <具体的な理由・エピソード①> 私は高校生の頃から父親の影響でマーケティングに興味を持ち、大学では経済学とマーケティング学を専攻しました。自ら経済や経営に関する様々な書籍を読んだり、簿記やマーケティングに関する資格を取得するなど、知識を積極的に身につけてきました。また大学の授業で行ったプロジェクトでは、学内のカフェの売り上げ向上を目指し、売り上げ分析や新商品の考案、実践的な取り組みを行いました。このプロジェクトでは、チームリーダーとして活動し、顧客調査や学生アンケートを通じて、顧客のニーズに応える商品を開発し、売り上げを約2.5倍に向上させることに成功しました。 <具体的な理由・エピソード②> また私は大学生時代、ホテルの受付のアルバイト経験を通じて、日頃から広い視点で多角的に考えることを意識し、グローバルな視点を持つことの重要性を実感しています。積極的に外国人とのコミュニケーションを図ったり、ホテルでの受付業務を遂行する中で、最初は語学力が低く、話しかける際に不安がありましたが、語学力を向上させつつ、自分から積極的に異なる文化や人々に触れることで、自身の視野が広がり、想像力が豊かになったと感じています。 これらの経験から得た顧客のニーズを考える力や豊かな想像力を活かし、貴社の商品開発に貢献したいと考えています。顧客のニーズと売り上げのバランスを取りながら施策を提案することで、貴社の活躍に貢献できると自負しています。 <締めくくり(=将来像)> 入社後は、貴社の主力製品である〇〇シリーズの開発部門で知識やスキルを磨きたいと考えております。さらには将来的に独自のアイデアで〇〇シリーズを超える新たなシリーズを企画・開発し、貴社の商品を世界中に広めるために尽力していく所存です。 (848字) |
1000字の志望動機は200・400字に比べて、かなり文字数が多くなります。そのため「文字数が全然足らない、、」「もう書くことがない、、」と感じる人もいるでしょう。
そのような人は、具体的な理由・エピソードの項目を増やすなどして調整をすると簡単に文字数を増やせるのでおすすめですよ。
【職種別】志望動機の基本構成の例文5つ
ここでは職種別に志望動機の基本構成となる例文を5つ紹介します。
志望動機を書く際には、職種に関連する自信のスキルや強みを示すことが重要です。熱意や意欲が伝わるような例文を作成することを心がけましょう。
さらに今回は、現在も就活生を内定に導いている現役のキャリアアドバイザーが、5つの例文を本気で添削!強みや経験をどうアピールすべきか気になる人は、ぜひ読んでみてくださいね。
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【関連記事】
赤ペンESを徹底解説!エントリーシート無料添削サービスとは
①ITエンジニア
今回は、ITエンジニアの志望動機を添削しました。
基本的な構成に沿いつつも、単に構成をなぞるだけでなく、自身の経験や企業への理解を具体的に落とし込み、オリジナリティのある志望動機を作成することがポイントです。
【結論】 私が貴社を志望する理由は、ITエンジニアとして |
添削コメント|結論では「何をしたいか」を具体的に示しましょう。「人々の生活を豊かにする」のような抽象的な表現は避け、企業の事業(ここでは地域密着型サービス)と結びつけ、ITエンジニアとしてどう貢献したいか(IT基盤強化、快適性向上)を明確に伝えることが重要です。 |
【根拠となるエピソード】 エンジニアに興味を持ったのは、大学のプログラミング |
添削コメント|志望動機のきっかけとなるエピソードは具体性が命です。「アプリ開発経験」だけではなく「どんなアプリを開発したか」を明確にしましょう。また、「ユーザーの声を元に改善した」など、当時の具体的な行動を記述することで、説得力が増します。 |
【エピソード詳細】 特にグループで開発した |
添削コメント|エピソードを深掘りする際は、情景が目に浮かぶように具体的に描写しましょう。「便利」という感想ではなく「どんな声をもらったか」、「協力」ではなく「どう協力したか(意見対立時の行動など)」を明確にすることで、あなたの人柄や価値観が採用担当者により深く伝わります。 |
【企業を選んだ理由】 中でも貴社を志望した理由は |
添削コメント|「なぜこの企業なのか」を明確にするには、抽象的な魅力ではなく、具体的な事業内容や企業理念、インターンシップ等で実際に感じた企業文化に言及しましょう。「惹かれた」「感銘を受けた」という感情の根拠も示すことで、企業研究の深さと入社への熱意が伝わります。 |
【入社後】 入社後は、 |
添削コメント|入社後の展望では、自身のスキルを具体的に示し、どの分野でどう貢献したいのか具体的に述べましょう。将来像も「社会貢献」のような漠然としたものではなく、企業の事業領域を踏まえ、どのように活躍・成長したいのかを示すことが重要です。 |
【NGポイント】
「人々の生活を豊かにしたい」という動機や「モノづくりの楽しさ」といった感情は、具体性に欠け、他の学生との差別化が困難でした。また、企業理解も浅い表現に留まり、その企業だからこそ選んだという熱意が伝わりにくい状態でした。
【添削内容】
各項目で具体的な記述をしました。志望理由は企業の具体的なサービスや事業と結びつけ、企業を選んだ理由では、サービス名やインターンシップでの見聞といった根拠を提示するなど、全体を通して自分の言葉で語ることを意識しました。
【どう変わった?】
具体性が増したことで、原体験やITエンジニアとしてのポテンシャル、そして企業への熱意が格段に伝わりやすくなりました。企業研究の深さをアピールできた点も大きな改善点です。
・抽象表現は避け具体的に ・企業独自の魅力に言及 ・入社後の貢献を明確に |
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②営業
今回は、営業職の志望動機を添削しました。
志望動機では、具体的なエピソードを通じて自身の強みや価値観を示し、それが企業の求める人物像や事業内容とどう結びつくのかを明確に伝えることが重要です。
【結論】 お客様一人ひとりの状況や想いに深く寄り添い、最適な提案を行うことで信頼関係を築き、課題解決に貢献できる営業職として |
添削コメント|結論では「なぜ営業職で、なぜこの会社なのか」を簡潔に伝えましょう。抽象的な「魅力」ではなく「お客様の成功を後押ししたい」のように、自分がどう貢献したいかという能動的な意志を示すことで、主体性と働く目的が明確になります。 |
【根拠となるエピソード】 このように考えるようになったきっかけは、大学時代のカフェでのアルバイト経験です。 |
添削コメント|志望動機のきっかけとなるエピソードを簡潔に示すことは、話の流れをスムーズにする上で効果的です。この一文があることで、採用担当者は次に具体的なエピソードが来ることを予測でき、内容を理解しやすくなります。 |
【エピソード詳細】 カフェのアルバイトで、常連のお客様の表情や会話から好みを察し、個別のおすすめを心がけました。ある時、疲れた様子のお客様に、その人の好みそうなフレーバーの、新作ハーブティーをおすすめしたところ、 |
添削コメント|エピソードは具体性が命です。「喜んでいただけた」「満足感」といった抽象的な感情表現は避け、顧客の具体的な反応(笑顔、感謝、信頼獲得など)や、自分が何に「やりがい」を感じたのか(信頼関係構築など)を明確に表現しましょう。 |
【企業を選んだ理由】 「顧客第一主義」を掲げる貴社の姿勢、特に |
添削コメント|インターンシップでの体験や具体的な製品理解、企業文化への言及など、具体的な根拠を示しながら「なぜこの企業でなければならないのか」を明確にすることで、熱意と入社意欲が伝わり、他の就活生との差別化につながります。 |
【入社後】 入社後は、アルバイト経験で培った傾聴力と相手の立場に立つ力を活かし、お客様の潜在ニーズを引き出し、最適な提案で「信頼されるパートナー」を目指します。そして、 |
添削コメント|入社後の展望では、短期目標と将来的なキャリアプランを示すことで、入社後の活躍イメージを採用担当者に具体的に伝え、成長意欲をアピールできます。「貢献したい」という意欲だけでなく「そのためにどんな行動をしてどんな結果を出したいか」まで記述しましょう。 |
【NGポイント】
添削前の志望動機では、「営業職に魅力を感じた」という表現や、エピソードでの「満足感」といった言葉がややありきたりで具体性に欠け、印象に残りにくかったです。そのため、個性や熱意が採用担当者に伝わりにくい文章でした。
【添削内容】
抽象的な言葉は、具体的な行動や結果を示す言葉に置き換えました。例えば「営業職に魅力を感じた」は「お客様の成功を後押ししたい」へ、「満足感」は「信頼関係を築くことに強いやりがいを感じた」へと変更しました。
【どう変わった?】
具体的なエピソードと企業研究に基づた志望動機を示すことで、単なるテンプレートではない、あなた自身の言葉で語られた説得力のある志望動機になりました。
・ありきたりな表現は避ける ・エピソードにリアリティを ・企業を選んだ根拠を示す |
③接客
今回は、接客業の志望動機を添削しました。
接客業では、アルバイト経験などを基に、なぜその企業で働きたいのか、入社後どのように貢献したいのかを具体的に記述することが重要でしょう。
【結論】 貴社を志望する理由は、お客様一人ひとりに寄り添った温かい接客を通して、 |
添削コメント|志望動機の結論は、あなたが何を目指し、企業でどう貢献したいかを具体的に示す場です。「喜び」「安らぎ」といった抽象的な言葉ではなく、「お客様にとって忘れられない時間・空間を創る」のように、接客業ならではの具体的な目標を伝えましょう。 |
【根拠となるエピソード】 大学2年から行なっていたカフェアルバイトでは、 |
添削コメント|「やりがい」「喜び」だけでは、なぜそう感じたのかが採用担当者に伝わりにくいです。どのような状況で、具体的にどういった感情を抱いたのかを補足することで、その経験があなたの価値観や志望動機に深く結びついていることが伝わります。あなたの経験が単なる体験でなく、学びとなっていることを示しましょう。 |
【エピソード詳細】 特に印象的なのは、常連の高齢のお客様への対応でした。当初はややそっけない態度を取られていましたが、 |
添削コメント|エピソードでは、あなたがどのように行動し、そこから何を学んだのかを伝えることが重要です。「日々接する」だけでなく、どのようなことを意識して接していたのかを示すことで、お客様に喜んでもらえたという成果に対する説得力を上げています。 |
【企業を選んだ理由】 貴社の店舗を利用した際、スタッフの方々がお客様を細やかに観察し、 |
添削コメント|「なぜこの企業なのか」を明確にするには、企業の具体的な特徴や理念と、あなたの経験や価値観を紐づけましょう。抽象的な「心からの応対」「感銘」を避け、「〇〇という気配りが自身の考えと合致」のように論理的に説明することで、企業とのマッチ度の高さを示せます。 |
【入社後】 入社後は、アルバイトで培った観察力や行動力を活かし、 |
添削コメント|入社後に「何をしたいか」は、企業が求める人物像とあなたの強みが合致しているかを示す重要な部分です。「なりたいです」「尽力したい」といった願望に留まらず、具体的な行動目標を盛り込むことで、企業での活躍像を明確にイメージさせましょう。 |
【NGポイント】
添削前の例文では、「喜びと安らぎを提供したい」「大きなやりがいを感じる」など、他の企業にも当てはまるような志望動機を強調しており、なぜこの企業なのか、どう活躍したいのかという熱意や独自性が伝わりにくい状態でした。
【添削内容】
抽象的な感情表現や目標設定を、具体的な行動や目指す姿を示す言葉に置き換えました。また、「企業を選んだ理由」では企業の理念と自身の考えの合致点を明確にすることで「この企業でなくてはならない」という熱意を示しました。
【どう変わった?】
具体的な企業の特徴や、それに対して自分の意見と合致する部分を盛り込んだことで、単なる憧れではなく、企業理念への共感に基づいた熱意と、入社後の活躍イメージが具体的に伝わるようになりました。
・抽象的な言葉は具体的に ・行動と学びをセットで記述 ・企業との接点を明確にする |
④研究・開発
今回は、研究・開発職の志望動機を添削しました。
接客業では、アルバイト経験などを基に、なぜその企業で働きたいのか、入社後どのように貢献したいのかを具体的に記述することが重要でしょう。
研究・開発職の志望動機
【結論】 貴社を志望する理由は、自身の |
添削コメント|結論では、あなたが持つスキルや目標を具体的に示しましょう。「探求心」や「新しい価値」のような抽象的な言葉は避け、「食品科学の専門知識」や「食の選択肢を広げる」など、研究・開発職で活かせる具体的な内容に言い換えることが重要です。 |
【根拠となるエピソード】 この思いを抱いたきっかけは、幼少期に食物アレルギーを持つ弟が、皆と同じものを食べられない場面を何度も見てきた経験からです。食べたいものを自由に選べない弟の姿を見て、食の選択肢を広げることの重要性を強く感じました。 |
添削コメント|志望動機のきっかけを示すエピソードは、具体的で個人的な体験が共感を呼び、説得力を増します。幼少期の原体験が現在の目標に繋がっている流れは自然で、あなたの価値観や研究への動機付けを効果的に伝えられるため、非常に良い構成になっていますね。 |
【エピソード詳細】 母が弟のために米粉などで工夫して料理やお菓子を作ってくれた際、弟が心から嬉しそうに食べている顔が忘れられません。この経験から、 |
添削コメント|エピソードから得た学びや目標は、具体的に記述することが肝心です。「可能性」や「社会を実現したい」といった抽象的な言葉ではなく、「食の制約を乗り越える可能性」「人々の幸福に貢献したい」といった、具体的でイメージしやすい表現を意識しましょう。 |
【企業を選んだ理由】 貴社が、 |
添削コメント|企業を選んだ理由は、具体的な事業や技術に触れ、自身の目標とどう結びつくかを明確に説明する必要があります。「魅力」や「強く思った」ではなく、「目標との親和性」など、論理的な繋がりを示すことが効果的です。 |
【入社後】 入社後は、大学でのアレルギー対応素材の研究で培った仮説検証力とデータ分析能力、そして食品科学の専門知識を |
添削コメント|入社後の活躍は、、具体的なスキルと行動目標で示すことが重要です。「尽力します」ではなく「製品拡充に貢献」など、どう貢献するのかを明確にすることで、採用担当者はあなたの活躍を具体的にイメージできます。 |
【NGポイント】
「企業を選んだ理由」が企業の一般的な強みに終始し、「入社後」の貢献内容も「尽力する」といった曖昧な表現に留まっていたため、なぜこの企業で、どう活躍したいのかという独自性や熱意が伝わりにくい状態でした。
【添削内容】
「企業を選んだ理由」では、企業の具体的な技術と自身の目標を結びつけ、論理的な接続を強化。「入社後」についても、「尽力する」ではなく、「製品ラインナップ拡充への貢献」や「新素材開発への挑戦」といった具体的な行動目標を提示しました。
【どう変わった?】
応募者の専門性と企業への意欲が格段に具体的になりました。なぜこの企業で研究・開発に携わりたいのかについて、単なる憧れではなく、自社の事業や技術を理解した上での熱意と判断でき、採用後の活躍を具体的に期待できるようになりました。
・専門性と目標を具体化 ・企業独自の特徴と繋げる ・入社後の貢献を明確に |
⑤マーケティング
今回は、マーケティング職の志望動機を添削しました。
この例文は、マーケティング職を志望する際は抽象的な言葉で終わらせず、自身の具体的な経験と企業の取り組みを結びつけて「なぜこの企業か」を明確に伝えましょう。
マーケティング職の志望動機
【結論】 顧客のニーズを的確に捉え、心に響くコミュニケーションを通じて製品やサービスの価値を最大化するマーケティングに携わりたく、貴社を志望しています。 |
添削コメント|結論では「何をしたいか」だけでなく「なぜ貴社でそれをしたいのか」を明確に示しましょう。改善後は企業の具体的な強みや施策に触れ、自身のやりたいことと結びつけることで、志望度の高さと具体性が伝わるようにしました。 |
【根拠となるエピソード】 大学の文化祭実行委員会で広報を担当し、来場者数を増やすための企画・実行を行った経験が、マーケティング職に興味を持つきっかけとなりました。 |
添削コメント|マーケティングに興味を持った「きっかけ」に関して、修正前の「試行錯誤」や「奥深さ」は具体性に欠けました。どのようなプロセス(ターゲット分析→情報発信→成果)に面白さを感じたかを具体的に示すことで、読み手の興味を引きつけるように工夫しました。 |
【エピソード詳細】 |
添削コメント|エピソードは具体性が命です。「効果が薄い」「大きな反響」といった抽象的な表現は避け、具体的な行動(アンケート分析)、具体的な成果(コメント数2倍)、を示すことで、あなたの思考プロセスと行動力、そして学びを効果的に伝えましょう。 |
【企業を選んだ理由】 貴社が、徹底したデータ分析に基づいた論理的な戦略立案と、顧客の隠れた本音や気持ちを深く理解しようとする顧客中心の姿勢を両立されている点に魅力を感じています。特に、貴社の商品である〇〇のプロモーション展開において、 |
添削コメント|「なぜこの企業なのか?」に説得力を持たせることが重要です。具体的な企業のキャンペーン事例、そこでのデータ活用、施策、成果に言及することで、企業研究の深さと熱意を伝える形に修正しています。 |
【入社後】 入社後は、文化祭実行委員会で培ったデータ分析から課題を発見し施策を実行に移す力、そして大学で学んでいる統計分析の知識を活かし、データに基づきながらも、人々の心に響くような温かみのあるマーケティング施策の立案・実行に貢献 |
添削コメント|「マーケティング施策の立案・実行に貢献したい」という組織的な展望だけでなく、「マーケター」という言葉を出すことで、個人的なキャリアの成長にも言及した文章になりました。 |
【NGポイント】
最も大きなNGポイントは、全体的な具体性の欠如でした。特にエピソード詳細や企業を選んだ理由で、「大きな反響があり」「ターゲット層の心をつかむ斬新なアプローチとその効果に感銘を受け」といった、事実や根拠が不明瞭な表現が目立ちました。
【添削内容】
抽象的な言葉を具体的な行動、数値、事実へと置き換えることに注力し、「大きな反響」を数字を使った具体的な成果内容へ、「斬新なアプローチとその効果」を具体的なキャンペーン名や施策内容へと変更。客観的な根拠を示して説得力を上げました。
【どう変わった?】
抽象的な熱意だけでなく、データに基づいた分析力、課題解決に向けた行動力が伝わる内容になりました。企業視点では、自身の経験を活かしてどのように貢献したいと考えているかが読み取れます。
・ 抽象表現→具体例・数値で示す ・企業研究と自身をリンクさせる ・入社後の貢献は職務レベルで語る |
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【新卒と転職者】志望動機を構成する際の違いを解説
ここでは新卒と転職の場合における、志望動機を構成する際の違いをそれぞれ解説します。
▼新卒の場合
- 志望度の高さを伝える志望動機
- 人柄や性格の良さを表す志望動機
- やる気や向上心を示す志望動機
▼転職や中途採用の場合
- スキルや知識を示す志望動機
- 実務経験や前職での実績を示す志望動機
- 実績やデータを活用した志望動機
志望動機を構成する前に準備すべきポイント3つ
志望動機の構成を理解していても、具体的な内容が決まっていないと書き始めるのは難しいですよね。
ここでは、志望動機を書く前に準備すべき3つのポイントを紹介します。志望動機を書き始める前に、以下の3点が整っているか確認してみてください。

①自己分析で自己理解を深める
志望動機を書く前に、まずは自己分析で自己理解を深めましょう。就活の軸を定めるためにも、自己分析を行い、自分の強みやキャリアプランを明確にすることが不可欠です。
自分の得意・不得意や適性、人柄や性格などを徹底的に分析しましょう。自分自身について考えるだけでなく、家族や友人にも意見を求めることで、新たな視点や気づきが得られるかもしれませんよ。
②企業について詳しく調べる
志望動機を書く前に、志望企業について詳しく調べることが重要です。業界や企業について情報収集をし、その特徴を徹底的に把握しましょう。
企業の業務内容や勤務形態、勤務地、求められる資格など、募集要項はしっかり確認してください。また、企業の公式ウェブサイトや社員の声が掲載されている記事を読み、企業が求める人材像を把握しておくことも重要です。
第一志望の企業だけでなく、他の企業との比較も行うことで、自身の志望企業に対する理解が深まりますよ。
③企業説明会に積極的に参加する
志望動機を書く前に、学内企業説明会や合同企業説明会などに積極的に参加しましょう。これらの説明会に参加することで、知らなかった企業情報を得られるかもしれません。
企業説明会では、企業の公式ウェブサイトでは得られない貴重な情報を聞けますよ。また、実際の社員に直接質問する機会も得られます。
参加すれば得られるものが多いので、興味のある企業や志望度の高い企業の説明会には必ず参加しましょう。
就活成功の鍵!志望動機の構成を練って選考突破しよう
志望動機の構成は、就活成功の鍵を握る非常に重要なものです。
今回は、志望動機の作成方法や構成要素、職種別の例文などを紹介しました。他の志望者と差をつけ、希望の企業に就職するために、しっかりと準備しましょう。
まずは志望動機を作ってみる
この記事を書いた人
編集部
「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。