面接の結果の問い合わせはしても良い?タイミングと電話・メールでのマナーも紹介
「面接を受けたのに、なかなか結果が来ない…」「問い合わせたいけれど、失礼に思われないか不安…」
就職活動では、面接後の合否連絡が来るまでの時間が非常に長く感じられるものです。とくに連絡予定日が明示されていない場合は、いつ問い合わせるべきか悩んでしまいますよね。
本記事では、面接結果の連絡手段や通知までの目安日数、連絡が遅れる理由から、問い合わせをするタイミング・マナー・メールや電話の例文までを網羅的に解説します。
問い合わせの不安を解消し、正しい対応で就活を前向きに進めましょう。
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面接の合否連絡の3つの方法

面接が終わった後、「いつ、どんな方法で結果が届くのか」と不安になる方は多いでしょう。連絡手段によって、受け取り方や対応の仕方も異なります。
ここでは、代表的な3つの通知方法を紹介しましょう。
- 電話
- メール
- 郵送
① 電話
電話での合否連絡は、企業がすぐに意思を伝えたいときに使われることが多いです。
とくに最終面接や役員面接のあと、当日や翌日には電話がかかってくることもあります。直接のやり取りになるため、対応の仕方が印象を左右するでしょう。
電話に出るときは、「はい、〇〇大学の〇〇です」と名乗るようにしてください。静かな場所で受け、メモの準備をしておくと安心です。
万が一、不採用だったとしても、「ありがとうございました」と伝えると、社会人としての姿勢が伝わります。もし電話に出られなかった場合は、留守電を確認し、できるだけ早く折り返しましょう。
② メール
もっとも一般的な合否連絡の方法はメールです。一次面接やグループ面接などでは、多くの企業がこの手段を使っていますよ。
件名に「選考結果」や「合否のお知らせ」と記載されており、本文に理由が添えられていることもあります。
合格だった場合は、感謝の気持ちを込めて返信すると好印象です。返信不要と記載されていても、丁寧な一文を送っておくと印象が良くなるでしょう。
不合格だった場合も落ち込みすぎず、次に向けて気持ちを切り替えることが大切です。また、迷惑メールフォルダに入っていないかの確認も忘れずに行ってください。
③ 郵送
郵送での合否通知は数は少ないものの、特に中小企業や伝統的な業界では今でも使われています。丁寧さを大事にする企業ほど、書面での通知を選ぶ傾向があります。
ただし、届くまでに日数がかかるため、メールや電話に比べて時間がかかる点に注意しましょう。
封筒に企業名が記載されていることが多いため、見落とさずに確認してください。合格通知の場合は、入社承諾書などの書類が同封されていることもあります。
内容をしっかり読んで、必要があればすぐに対応しましょう。不合格の通知にも、丁寧な言葉が添えられている場合があります。どんな結果でも誠実に受け止める姿勢が大切です。
面接結果が通知されるまでの期間の目安

面接後、「結果はいつ届くのか」と不安になる方は少なくありません。早く次に進みたい就活生にとって、目安を知っておくことは安心感につながるでしょう。
一般的には、面接から3日〜1週間以内に合否の連絡が届くことが多いです。ただし、企業の事情や選考段階によっては、10日以上かかるケースもあります。
とくに最終面接後や人気企業では、社内調整などで時間を要することがあるようです。また、年末年始や大型連休などの時期は、さらに遅れる場合も考えられます。
連絡が来ないからといって、不採用と決めつける必要はありません。担当者が多忙だったり、社内の判断に時間がかかったりと、さまざまな理由があるものです。
まずは10日ほど待ってみて、それでも連絡がないようであれば、確認の問い合わせを検討してみてください。
面接結果の連絡が遅い場合に考えられる理由とは?

「連絡が遅いのは不採用だからかも」と不安になる方は多いかもしれませんが、実際には別の理由がある場合も珍しくありません。ここでは、面接結果の連絡が遅くなる主な理由を解説します。
- 応募者が多く、選考に時間がかかっている
- 企業内部の承認プロセスが遅れている
- 担当者のスケジュールや不在が影響している
① 応募者が多く、選考に時間がかかっている
人気のある企業や選考が集中する時期は、応募者数が非常に多くなる傾向があります。そのため、全員分の評価を公平に行うためにはどうしても時間がかかってしまうようです。
とくに複数の職種やポジションで面接をしている場合、調整や確認作業に手間取ることもあります。
「自分だけ連絡が遅いのでは」と感じても、単に順番が後ろになっているだけということもあるでしょう。まずは10日ほど待ってみて、それでも音沙汰がないときに初めて問い合わせを検討するのが自然です。
② 企業内部の承認プロセスが遅れている
面接後の結果は、現場の担当者だけでなく、上司や役員など複数人の承認を経て決定されるケースもあります。
とくに最終面接後は、この社内プロセスに時間がかかることがあり、それが通知の遅れにつながることも多いです。
「手応えはあったのに結果がこない」と不安になるかもしれませんが、社内で正式な判断を進めている段階である可能性も考えられます。焦って連絡を催促するよりも、しばらく様子を見るほうがよいでしょう。
③ 担当者のスケジュールや不在が影響している
採用担当者も通常業務と並行して採用活動を行っており、多忙なスケジュールの中で連絡を進めています。また、急な出張や体調不良などで一時的に不在となり、連絡が滞っていることもあるかもしれません。
週末や祝日を挟むと、返信が次の営業日にずれ込むこともよくあります。このような状況では、必要以上に気を揉まず、一定の期間は落ち着いて待つ姿勢が大切です。
面接結果が来ない間にやっておくべきこと

面接の結果を待つあいだは、手持ち無沙汰になりやすいものです。ただ、受け身の姿勢では不安が大きくなる一方で、時間を有効活用すれば自分をより高められるでしょう。
ここでは、待機期間中に取り組みたい行動を紹介します。
- 結果が来なくても就活を続ける
- 面接内容の振り返りと自己分析を行う
- 他企業の選考にも積極的に取り組む
① 結果が来なくても就活を続ける
面接の結果が気になって手が止まってしまうことはよくありますが、次の行動へ進めるよう準備しておくことが大切です。
もし結果が思わしくなかったとしても、次のチャンスにすぐ対応できるでしょう。
1社に集中する気持ちは大切ですが、選考の進行は自分ではコントロールできません。複数の企業に目を向けて行動することで、不安がやわらぎ、心にもゆとりが生まれるはずです。
② 面接内容の振り返りと自己分析を行う
面接を終えたら、できるだけ早めに振り返るのがおすすめです。
自分がうまく答えられた質問や、うまくいかなかった部分を整理することで、次の面接の改善点が見えてきます。
とくに答えづらかった質問は、自己分析の材料になるでしょう。その理由を探る過程で、自分の考えや志望動機がより深まり、内容にも説得力が増していきます。
③ 他企業の選考にも積極的に取り組む
面接結果を待つあいだも、他の企業への応募は並行して進めておくと安心です。選考が複数進んでいれば、比較検討ができるだけでなく、自分に合った企業像も見えやすくなります。
待つだけでは不安が増してしまいますが、行動することで気持ちを前向きに保てるということもあるでしょう。
複数企業に応募することに迷いがある場合も、まずは経験として取り組んでみてください。
面接結果を結果が遅い場合は問い合わせてもOK

面接後に、企業からの合否通知が予定より大きく遅れている場合は、自分から問い合わせても失礼には当たりません。
特に、面接時に「〇日までに連絡します」と言われていたのに、それを過ぎても連絡がない場合は、確認の連絡を入れることで意欲の高さも伝えられます。
ただし、予定日を少し過ぎた程度であれば、すぐに連絡せず、まずは数日待つのが適切です。
また、通知予定日が伝えられていない場合でも、一般的には面接から2週間以上連絡がなければ、問い合わせても問題ありません。
企業側の事情で連絡が遅れている可能性もありますので、冷静に丁寧な姿勢で確認してみましょう。連絡手段としては、急ぎでなければまずはメールが望ましく、記録も残せて安心です。
一方、採用担当者とすでに電話でやりとりをしている場合や、早めに返答がほしい場合は電話を選んでもかまいません。相手の状況に配慮しながら、柔軟に判断することが大切です。
面接結果の問い合わせメールのマナー

面接後に結果の連絡がこないと不安になりますが、問い合わせる際にはマナーを守ったメールを送ることが大切です。
ビジネスメールの基本をおさえつつ、企業側に負担をかけない配慮も忘れないようにしましょう。ここでは、問い合わせメールで気をつけるべきポイントを順に紹介します。
- 件名は簡潔に用件を伝える
- 挨拶文は丁寧に、ビジネスメールの形式を守る
- 問い合わせの意図を明確に書く
- 返信不要を示すことで相手の負担を減らす
- できれば第三者に下書きをチェックしてもらう
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① 件名は簡潔に用件を伝える
件名は、メールを開封してもらうための重要な要素です。人事担当者は多くのメールを受け取っており、内容がわかりにくい件名だと見落とされることもあります。
たとえば、「6月5日 面接結果のご確認」など、面接日と要件を一目で理解できる表現が効果的です。件名が分かりやすいと、相手もメールを読む準備がしやすくなるでしょう。
シンプルかつ明確な件名にすることが、相手への配慮の第一歩です。
② 挨拶文は丁寧に、ビジネスメールの形式を守る
メールの本文では、いきなり本題に入らず、まずは丁寧な挨拶から始めましょう。「お世話になっております。○○大学の○○です」といった定型のあいさつで構いません。
また、面接の機会をもらったことへのお礼も忘れずに書いてください。言葉づかいや形式を意識することで、信頼感を与えられるでしょう。
ビジネスメールでは、礼儀正しさと分かりやすさの両方が求められます。誤字脱字にも注意が必要です。
③ 問い合わせの意図を明確に書く
メールの本文では、何を確認したいのかをはっきりと書くことが大切となります。「面接結果のご連絡がまだ届いていないため、ご確認のためにご連絡差し上げました」といった表現が適切です。
あいまいな言い回しは避けましょう。あわせて、面接日や応募職種、自分の名前なども記載しておくと、相手が状況をすぐに理解しやすくなります。
要点が整理された文章は、読み手の負担を減らし、スムーズな対応につながるでしょう。
④ 返信不要を示すことで相手の負担を減らす
企業によっては、問い合わせに一件ずつ対応できない場合もあります。そんなときは、「ご返信には及びません」といった一文を加えておくと、相手に無理な対応を求めずに済むでしょう。
気づかいが感じられる一文を添えることで、印象を悪くせずに進められます。就活では控えめな姿勢が好印象につながるため、丁寧ながらも必要最小限の連絡が望ましいです。
⑤ できれば第三者に下書きをチェックしてもらう
自分で何度見直しても、誤字脱字や不自然な表現に気づけないことがあります。
可能であれば、信頼できる友人やキャリアセンターの担当者など、第三者に下書きをチェックしてもらうと安心です。
客観的な目を通すことで、ミスを防ぎつつ、伝わりやすく丁寧な表現に整えられます。相手への印象に関わるメールだからこそ、準備段階での確認を怠らないようにしましょう。
面接結果を問い合わせるときのメールの例文

「面接結果の問い合わせメールを書きたいけれど、どう書けばよいか分からない…」という方は多いはずです。
ここでは、状況別に使えるメールの例文を紹介します。自分に合ったケースを見つけて、相手に失礼のないように問い合わせる際の参考にしてください。
- メール例文①:期日を確認していない場合
- メール例文②:期日を確認している場合
- メール例文③:選考後2週間経過した場合
- メール例文④:合否連絡方法を事前に確認済みの場合
- メール例文⑤:説明会で面接日程を調整した企業
- メール例文⑥:面接後にフォローアップ連絡がなかった企業
- メール例文⑦:再面接の有無を確認したい場合
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メール例文①:期日を確認していない場合
面接時に合否連絡の期日を聞いておらず、数日経っても結果が来ないときに使える問い合わせメールの例文です。失礼にならないように、丁寧な言い回しを心がけましょう。
《例文》
件名:面接結果に関するお問い合わせ(〇〇大学・氏名) 株式会社〇〇 人事部 採用ご担当者様 お世話になっております。〇〇大学〇〇学部の〇〇と申します。 先日は、お忙しい中、面接の機会をいただき誠にありがとうございました。 その後の選考結果につきまして、まだご連絡をいただいておらず、念のためご確認のためご連絡差し上げました。 私の確認不足で恐縮ですが、面接時に合否のご連絡時期についてお伺いできておりませんでした。 お忙しいところ恐れ入りますが、ご確認のうえご教示いただけますと幸いです。 何卒よろしくお願い申し上げます。 〇〇大学〇〇学部〇年 氏名(ふりがな) 電話番号:000-0000-0000 メールアドレス:sample@example.com |
《解説》
期日を確認していなかった場合は、「自分の確認不足」であることを明記しつつ、丁寧に問い合わせましょう。感謝と配慮の言葉を入れると印象が良くなります。
メール例文②:期日を確認している場合
面接時に合否連絡の期日を伝えられていたにもかかわらず、その日を過ぎても連絡が来ないときの問い合わせメールの例文を紹介します。焦らず丁寧に確認する姿勢が大切です。
《例文》
件名:面接結果についてのご確認(〇〇大学・氏名) 株式会社〇〇 人事部 採用ご担当者様 お世話になっております。〇〇大学〇〇学部〇年の〇〇と申します。 先日は、面接の機会をいただき、誠にありがとうございました。 貴社からは、〇月〇日までに選考結果をご連絡いただけるとのことでしたが、本日時点でご連絡をいただいていないようでしたので、念のため確認のためご連絡いたしました。 お忙しい中、大変恐縮ですが、ご確認のほどよろしくお願い申し上げます。 今後ともどうぞよろしくお願いいたします。 〇〇大学〇〇学部〇年 氏名(ふりがな) 電話番号:000-0000-0000 メールアドレス:sample@example.com |
《解説》
期日を聞いていた場合でも、相手を責めるような表現は避け、「念のため確認」という柔らかい言い回しが有効です。穏やかさと丁寧さが信頼感につながります。
メール例文③:選考後2週間経過した場合
面接後、2週間以上が経過しても合否の連絡がない場合は、企業側に丁寧に確認することが大切です。長く待って不安な気持ちになっている方に向けた例文を紹介します。
《例文》
件名:面接結果に関するご確認のお願い(〇〇大学・氏名) 株式会社〇〇 人事部 採用ご担当者様 お世話になっております。〇〇大学〇〇学部〇年の〇〇と申します。 先日は貴重なお時間をいただき、面接の機会をいただきありがとうございました。 面接から2週間が経過いたしましたが、現時点で合否のご連絡を頂戴しておりません。 お忙しいところ恐縮ではございますが、選考結果についてご確認させていただけますと幸いです。 お手数をおかけいたしますが、何卒よろしくお願い申し上げます。 〇〇大学〇〇学部〇年 氏名(ふりがな) 電話番号:000-0000-0000 メールアドレス:sample@example.com |
《解説》
選考後2週間が経過している場合は、待った事実を冷静に伝えたうえで丁寧に問い合わせましょう。「お忙しいところ恐縮ですが」といったクッション言葉を加えると好印象です。
メール例文④:合否連絡方法を事前に確認済みの場合
面接時に「メールで連絡します」といった方法を確認しているにもかかわらず、期日までに結果が届かないことは珍しくありません。そうした場合に、失礼のない形で問い合わせる例文を紹介します。
《例文》
件名:面接結果に関するご確認のお願い(〇〇大学・氏名) 株式会社〇〇 人事部 採用ご担当者様 お世話になっております。〇〇大学〇〇学部〇年の〇〇と申します。 先日はお忙しい中、面接の機会をいただき誠にありがとうございました。 貴社より「選考結果はメールにてご連絡いただける」と伺っておりましたが、〇月〇日のご案内予定日を過ぎた現在も、メールが未着のようでしたので、念のためご連絡を差し上げました。 お忙しいところ恐れ入りますが、ご確認のほどお願い申し上げます。 今後ともどうぞよろしくお願いいたします。 〇〇大学〇〇学部〇年 氏名(ふりがな) 電話番号:000-0000-0000 メールアドレス:sample@example.com |
《解説》
連絡手段が事前に明示されていた場合は、それを明確に書きつつ、責める印象を与えない表現がカギとなります。「未着のようでした」とやわらかい言い回しが効果的です。
メール例文⑤:説明会で面接日程を調整した企業
会社説明会の際に直接面接日程を調整した場合、通常よりラフな雰囲気で進んだ分、結果の連絡時期などが不明瞭なことがあります。そんなケースでの問い合わせメールの例文です。
《例文》
件名:面接結果のご確認について(〇〇大学・氏名) 株式会社〇〇 採用ご担当者様 お世話になっております。〇〇大学〇〇学部〇年の〇〇と申します。 先日は、貴社説明会にて面接日程の調整および、面接の機会をいただき誠にありがとうございました。 面接日から日数が経過し、現在の選考状況について確認させていただきたく、ご連絡差し上げました。 当日、ご担当者様より「後日メールで結果をご案内します」と伺っておりましたが、本日時点でまだご連絡が確認できておりません。 お忙しいところ大変恐縮ですが、選考結果についてご教示いただけますと幸いです。 何卒よろしくお願い申し上げます。 〇〇大学〇〇学部〇年 氏名(ふりがな) 電話番号:000-0000-0000 メールアドレス:sample@example.com |
《解説》
説明会を通じて面接が決まった場合も、丁寧な対応が基本です。「その場での案内に従っていた」ことを補足すると、自然な問い合わせになります。
メール例文⑥:面接後にフォローアップ連絡がなかった企業
面接の際に「後日ご連絡します」と言われたものの、その後何の連絡もない企業に対して、状況を丁寧に伺うためのメール例文です。フォローアップの連絡がなかったときは慎重な文面が求められます。
《例文》
件名:面接結果に関するご確認(〇〇大学・氏名) 株式会社〇〇 人事部 採用ご担当者様 お世話になっております。〇〇大学〇〇学部〇年の〇〇と申します。 先日は、面接の機会をいただき、誠にありがとうございました。 面接の際、「後日ご連絡いたします」とお聞きしておりましたが、本日時点でご連絡をいただいておらず、念のため確認のためご連絡差し上げました。 お忙しいところ恐縮ではございますが、選考結果についてご教示いただけますと幸いです。 何卒よろしくお願い申し上げます。 〇〇大学〇〇学部〇年 氏名(ふりがな) 電話番号:000-0000-0000 メールアドレス:sample@example.com |
《解説》
企業からのフォローアップがなかった場合でも、感情的にならず冷静に「念のためご連絡しました」という言い回しを使うと、柔らかく丁寧な印象を与えられます。
メール例文⑦:再面接の有無を確認したい場合
最終面接前に「再度ご連絡します」と言われたものの、しばらく連絡が来ず再面接があるのか判断できない場合に使えるメール例文を紹介します。不安な気持ちを抑えつつ、丁寧に確認する姿勢が大切です。
《例文》
件名:面接後のご連絡について(〇〇大学・氏名) 株式会社〇〇 人事部 採用ご担当者様 お世話になっております。〇〇大学〇〇学部〇年の〇〇と申します。 先日は貴重なお時間をいただき、誠にありがとうございました。 面接の際に「後日、再度ご連絡いたします」とお伺いしておりましたが、本日時点でご案内がないようでしたので、念のためご連絡差し上げました。 再面接など、今後の選考に関するご予定がございましたら、差し支えない範囲でご教示いただけますと幸いです。 お忙しい中恐れ入りますが、何卒よろしくお願い申し上げます。 〇〇大学〇〇学部〇年 氏名(ふりがな) 電話番号:000-0000-0000 メールアドレス:sample@example.com |
《解説》
再面接の有無を確認する際は、企業側の都合も考慮して「差し支えなければ」と付け加えると丁寧です。催促感を抑えることで好印象を与えやすくなります。
「あなたはビジネスマナーを分かっている?」
就活が始まると、面接や説明会など社会人と接する場面が増えていきます。
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面接結果の問い合わせ電話のマナー

面接の結果がなかなか届かないと、不安になるのは当然です。そんなとき、電話で問い合わせることも選択肢の一つですが、マナーを守らなければ印象を悪くしてしまう可能性があります。
ここでは、電話で問い合わせる際に気をつけたいポイントを紹介しましょう。
- 電話をかけるタイミングは営業時間内に限定する
- 落ち着いて丁寧に話す
- まずは名乗って用件を簡潔に伝える
- 相手の都合を確認してから本題に入る
- 電話の内容をメモできるよう準備しておく
① 電話をかけるタイミングは営業時間内に限定する
面接結果について電話で問い合わせるときは、かける時間帯に配慮が必要です。深夜や早朝、昼休み直前などの時間は避けてください。
一般的には、平日の10時から16時ごろが適しています。相手の業務を妨げる時間帯にかけてしまうと、マナー違反と受け取られるかもしれません。
最悪の場合、選考に影響することもあります。電話をかける前に、相手の立場に立ってタイミングを見極めることが大切です。
② 落ち着いて丁寧に話す
電話では緊張してしまうこともありますが、慌てず落ち着いて話すようにしましょう。
聞き取りやすいように、はっきりとした口調でゆっくり話すことを意識してください。
内容を急いで伝えようとすると、相手にうまく伝わらず、かえって失礼になることもあります。丁寧な言葉づかいと落ち着いた対応は、相手に安心感を与え、印象も良くなるでしょう。
③ まずは名乗って用件を簡潔に伝える
電話をかけたら、最初に自分の名前と大学名、応募した職種を名乗りましょう。
そのあとに「○月○日に面接を受けた件でお電話しました」と、要点を短く伝えてください。
最初に情報を整理して伝えることで、相手も状況をすぐに把握できます。長い前置きや曖昧な話し方は避け、簡潔で分かりやすい説明を心がけることが重要です。
④ 相手の都合を確認してから本題に入る
いきなり本題に入るのではなく、「ただいまお時間よろしいでしょうか?」といった言葉で、まず相手の都合をたずねてから話を進めるようにしましょう。
相手が忙しそうな場合は、改めてかけ直すこともひとつの配慮です。
こうした一言を添えるだけでも、気配りができる印象を与えられます。相手の状況に配慮する姿勢は、社会人としての基本的なマナーといえるでしょう。
⑤ 電話の内容をメモできるよう準備しておく
電話では、突然大事な情報を伝えられることがあります。事前にメモとペンを準備しておき、必要な内容をすぐに書き留められるようにしておきましょう。
聞いたことを正確に記録しておけば、後で見返せて安心です。また、準備が整っていれば、焦らず冷静に会話ができます。
こうした心がけが、落ち着いた対応につながるでしょう。
面接結果を問い合わせる際の電話の例文

「電話で問い合わせるのは緊張する」「言葉遣いが不安」という就活生の声は少なくありません。
ここでは、状況別に使える電話の例文を紹介します。丁寧さを忘れず、適切に問い合わせる参考にしてください。
- 電話例文①:担当者に直接つながった場合
- 電話例文②:不在時に折り返し依頼をする場合
- 電話例文③:受付窓口での対応を依頼する場合
- 電話例文④:面接後2週間経過している場合
- 電話例文⑤:選考に関しての進捗を丁寧に尋ねる場合
- 電話例文⑥:合否連絡予定日を過ぎた場合
- 電話例文⑦:今後の連絡時期を確認したい場合
電話例文①:担当者に直接つながった場合
面接結果の問い合わせ電話で、採用担当者に直接つながった場合の例文です。就活イベントで興味を持った企業の選考を受けた後、なかなか連絡が来ず不安になった経験をもとに構成しています。
《例文》
「お世話になっております。〇〇大学〇〇学部〇年の〇〇と申します。 先日は面接の機会をいただき、誠にありがとうございました。 本日は、選考結果についてご確認させていただきたくお電話いたしました。 面接後、2週間ほど経過しており、事前にお伺いしていたご連絡予定日を過ぎているようでしたので、念のためご連絡させていただきました。 お忙しいところ恐縮ですが、現在の選考状況について差し支えない範囲で教えていただけますと幸いです。 何卒よろしくお願い申し上げます。」 |
《解説》
直接つながった場合は、自己紹介・感謝・問い合わせ理由の順に丁寧に伝えましょう。「差し支えない範囲で」と入れることで、丁寧な印象になります。
電話例文②:不在時に折り返し依頼をする場合
採用担当者が不在だった場合、丁寧に折り返しの連絡をお願いすることが大切です。大学の授業の合間に連絡したが繋がらなかった、という状況を想定して作成しました。
《例文》
「お世話になっております。〇〇大学〇〇学部〇年の〇〇と申します。 先日、貴社にて面接を受けさせていただいた件でご連絡いたしました。 採用ご担当の〇〇様はいらっしゃいますでしょうか。 (不在の返答を受けて)かしこまりました。恐れ入りますが、〇〇よりご連絡を差し上げた旨をお伝えいただけますでしょうか。 また、ご都合のよろしいタイミングで折り返しのご連絡をいただけますと幸いです。 本日はお忙しいところご対応いただき、ありがとうございました。 何卒よろしくお願い申し上げます。」 |
《解説》
不在時は、担当者の名前を確認しつつ、折り返し依頼を丁寧に伝えることが大切になります。「お伝えいただけますでしょうか」と柔らかく依頼するのがポイントです。
電話例文③:受付窓口での対応を依頼する場合
採用担当者に直接つながらず、受付窓口で対応をお願いする場合の例文です。大学のキャリアセンターで「受付の対応も丁寧にすべき」とアドバイスを受けた経験を活かして作成しました。
《例文》
「お世話になっております。〇〇大学〇〇学部〇年の〇〇と申します。 先日、貴社で面接を受けさせていただきました件でお電話いたしました。 大変恐れ入りますが、採用ご担当の〇〇様はいらっしゃいますでしょうか。 (不在などの返答を受けて)ありがとうございます。お忙しいところ申し訳ございませんが、〇〇よりお電話があったこと、そして選考結果について確認させていただきたい旨をお伝えいただけますと幸いです。 何卒よろしくお願い申し上げます。」 |
《解説》
受付対応では、伝言をお願いする場面が多いため、用件を簡潔かつ丁寧に伝えることが重要です。「~いただけますと幸いです」といった丁寧な語尾が効果的でしょう。
電話例文④:面接後2週間経過している場合
面接から2週間が経過し、連絡予定日も過ぎている場合は、電話で丁寧に確認を取ることが大切です。卒論の準備と就活を両立する中、長く待ち続けている不安を解消したいと感じたときの対応例を紹介します。
《例文》
「お世話になっております。〇〇大学〇〇学部〇年の〇〇と申します。 先日は貴重なお時間をいただき、面接の機会を誠にありがとうございました。 その後、2週間ほど経過し、ご連絡いただける予定日も過ぎているようでしたので、念のため選考結果についてご確認させていただきたく、お電話いたしました。 お忙しいところ恐れ入りますが、現在の進捗状況について、差し支えなければご教示いただけますと幸いです。 何卒よろしくお願い申し上げます。」 |
《解説》
選考結果の連絡が遅れているときは、事実を冷静に伝えつつ、確認の目的を明確にしましょう。「念のため」「差し支えなければ」といった柔らかい表現が効果的です。
電話例文⑤:選考に関しての進捗を丁寧に尋ねる場合
面接後の結果がまだ届かず、「今どの段階なんだろう」と気になる方に向けた例文です。大学のゼミ仲間が結果連絡を受けたと聞いて不安になり、自分も丁寧に確認したいと思った状況を想定しています。
《例文》
「お世話になっております。〇〇大学〇〇学部〇年の〇〇と申します。 先日はお忙しい中、面接の機会をいただき、誠にありがとうございました。 その後、選考結果についてのご連絡を心待ちにしておりましたが、現在の進捗状況について、念のためお伺いしたくお電話させていただきました。 お忙しいところ誠に恐れ入りますが、差し支えない範囲で構いませんので、現時点での選考状況をご教示いただけますと幸いです。 何卒よろしくお願い申し上げます。」 |
《解説》
選考の進捗を尋ねる際は、焦りを見せずに冷静に状況を伺うことが大切です。「差し支えない範囲で」という表現を使えば、相手への配慮も伝わります。
電話例文⑥:合否連絡予定日を過ぎた場合
面接時に「〇日までに連絡します」と言われたものの、期日を過ぎても音沙汰がない場合に使える例文です。
友人が同じ企業からすでに連絡をもらっていたため、不安になって確認したいという状況を想定しています。
《例文》
「お世話になっております。〇〇大学〇〇学部〇年の〇〇と申します。 先日は、面接の機会をいただき誠にありがとうございました。 面接時に『〇月〇日までにご連絡します』と伺っておりましたが、本日までにご連絡がなかったため、念のため確認のためにご連絡させていただきました。 お忙しいところ恐縮ではございますが、選考の進捗や結果について、差し支えなければ教えていただけますと幸いです。 どうぞよろしくお願い申し上げます。」 |
《解説》
予定日を過ぎた場合でも焦らず、「念のため確認しました」と伝えることが大切です。期日を明記することで、確認の正当性も伝わりやすくなります。
電話例文⑦:今後の連絡時期を確認したい場合
面接後、いつ連絡が来るのか明確に示されておらず、不安になってしまったときに使える電話での問い合わせ例文です。選考の流れをつかんで次の行動につなげたいと考えている方に適しています。
《例文》
「お世話になっております。〇〇大学〇〇学部〇年の〇〇と申します。 先日は面接の機会をいただき、誠にありがとうございました。 その後、選考の進捗についてご連絡をお待ちしているのですが、現在の状況や今後のご連絡時期について、念のためご確認させていただきたくお電話いたしました。 お忙しいところ大変恐縮ですが、差し支えなければ、今後の選考の流れやご連絡の目安を教えていただけますと幸いです。 何卒よろしくお願い申し上げます。」 |
《解説》
連絡時期を聞くときは、丁寧かつ控えめな印象を大事にして、あくまで確認という姿勢を心がけましょう。
面接結果を問い合わせるときの注意点

面接の結果が届かず、不安に感じることは誰にでもあるでしょう。ただ、その際に無作法な問い合わせをしてしまうと、印象を損ねる可能性があります。
ここでは、面接結果を確認するときに注意したいポイントを整理しました。
- 合否にかかわらず感謝の気持ちを持つ
- 連絡方法を事前に確認しておく
- 問い合わせ前に自分の状況を整理しておく
① 合否にかかわらず感謝の気持ちを持つ
問い合わせをするときは、合否に関係なく感謝の気持ちを忘れないようにしましょう。企業は多くの候補者を相手にしており、対応に時間がかかることもあります。
そんな中で、不満をにじませた言い方をしてしまうと、評価を下げかねません。
電話やメールで確認するときも、「面接の機会をいただき、ありがとうございます」とひと言添えるだけで印象が違ってきます。こうした丁寧な姿勢は、社会人としての信頼感にもつながるでしょう。
② 連絡方法を事前に確認しておく
結果の連絡がないと感じたら、まずは自分が受けた案内や書類を見直して、連絡方法や連絡時期が記載されていないかを確認してください。
企業によっては、マイページで通知したり、特定の時期に一括でメールを送ったりすることがあります。
その確認をせずに連絡してしまうと、「案内をきちんと読んでいない」と思われる可能性があるかもしれません。確認したうえで不明点があれば、丁寧な表現で問い合わせるのが安心です。
③ 問い合わせ前に自分の状況を整理しておく
連絡を入れる前に、自分が受けた面接の日時や職種、企業名などを整理しておくことが大切です。
こうした情報をきちんと準備せずに問い合わせてしまうと、相手に余計な手間をかけてしまうだけでなく、自分自身も混乱しやすくなります。
必要な情報をメモにまとめておけば、会話がスムーズに進み、落ち着いて対応できるでしょう。準備ができている姿勢は、それだけで好印象を与える要素になります。
面接結果の問い合わせはしても良い!マナーには注意しよう!

面接の合否連絡が遅れていると、不安になりやすいものです。しかし、電話・メール・郵送など通知方法には幅があり、また選考状況によって連絡までに日数がかかる場合もあります。
そこで、面接結果がこない場合の原因を知り、待つ間にできる行動を整理しておくことで、不安を和らげながら次に備えられるでしょう。
結果が遅れていると感じたら、マナーを守ったうえで問い合わせても問題ありません。メールや電話で問い合わせる際は、相手への配慮を忘れず、明確かつ丁寧に伝えることが大切です。
事前に例文を参考にしておけば、安心して問い合わせができるでしょう。適切なタイミングと方法で面接結果を確認することが、就活をスムーズに進めるコツです。
まずは志望動機を作ってみる
この記事を書いた人
編集部
「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。