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聞き上手は自己PRで強みになる?言い換えとアピール方法を紹介

この記事では、「聞き上手」を就活の自己PRで伝える方法について解説しています。

また、自己PRの作成法だけでなく、企業が評価する自己PRの特徴や注意点、言い換え表現、例文まで詳しく解説しているので、最後まで確認して好印象な自己PRを目指しましょう。

 

人事 鈴木

記事の監修者

人事 鈴木

新卒でベンチャー企業で求人広告の新規営業を経験 入社半年でテレアポ獲得数社内1位。新卒売り上げ1位を獲得。 その後Cmind groupの人事部に入社し、新卒採用を担当。 現在は学生の面談だけではなく採用戦略や広報にも携わっている。

吉田

記事の監修者

吉田

新卒で株式会社C-mindに入社後、キャリアアドバイザーとして累計1000人以上の就活生との面談を経験。就活時代も大手からベンチャーまで様々な業界・職種を見てきた経験から、幅広い視点でのサポートを得意とする。プロフィール詳細

目次

「聞き上手」は自己PRになる?

結論として、聞き上手は間違いなく自己PRになります。「話す力」だけが評価されるわけではなく、「聞く力」こそが職場での信頼や連携を築くために欠かせないスキルといえるでしょう。

実際、相手の意図を正確にくみ取り、円滑なコミュニケーションを支える人材は、どの組織でも高く評価されます。

仕事はチームで進める場面がほとんどです。周囲の声に耳を傾けられる人は、調整役として重宝され、自然と信頼を集める存在になります。職場の雰囲気を和やかにすることにもつながるでしょう。

自己PRにおいては、「聞き上手」と言うだけでなく、「共感力がある」「相手の意図を読み取る力がある」などと表現を工夫することで、より説得力が増します。自信を持ってアピールしてください。

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自己PRで「聞き上手」が強みとして与える印象

自己PRで「聞き上手」という強みを伝える際、企業がどのような点に価値を感じるのかを知ることが大切です。聞く力は一見地味に思われがちですが、実は組織で高く評価されやすい資質の一つです。

ここでは、聞き上手が職場に与える印象や、どのような場面で効果を発揮するのかを4つの観点からご紹介します。

  1. 円滑なコミュニケーションで業務効率に貢献できる
  2. 他者と良好な関係を築き、チームの雰囲気を良くする
  3. 顧客や上司の意図を正確にくみ取れる人材として評価される
  4. 組織全体の調和を促進し、協働力の高さが期待される

「自分の強みが分からない…本当にこの強みで良いのだろうか…」と、自分らしい強みが見つからず不安な方もいますよね。

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① 円滑なコミュニケーションで業務効率に貢献できる

聞き上手な人は、相手の話をじっくりと聞きながら要点を把握する力を持っています。そのため、指示や意図の食い違いが減り、やりとりの効率が向上します。

たとえば、上司の指示を正確に受け取ることができれば、仕事の手戻りが減り、信頼を得やすくなります。

また、チーム内での報連相もスムーズになり、ミスの予防や業務全体のスピードアップにつながるでしょう。こうした積み重ねが、最終的に職場全体の生産性向上を支える力になります。

② 他者と良好な関係を築き、チームの雰囲気を良くする

人間関係の良さは、職場での働きやすさに直結します。聞き上手な人は、相手の言葉にしっかり耳を傾けるため、信頼されやすくなるでしょう。

また、悩みや困りごとを相談しやすい存在がチームにいると、メンバー全体の安心感も高まります。

さらに、日常的なコミュニケーションが活発になることで、雰囲気も和らぎ、協力し合いやすい環境が整うでしょう。対話を通じて相手を尊重する姿勢は、チームの空気を良くする大きな要因になります。

③ 顧客や上司の意図を正確にくみ取れる人材として評価される

仕事においては、話された言葉の裏にある「本音」や「ニーズ」を読み取る力が必要です。聞き上手な人は、表面的なやりとりにとどまらず、相手の立場や感情にも意識を向けることができます。

たとえば営業の場面であれば、顧客の本当の要望を引き出すことで、的確な提案や信頼関係の構築につながります。

上司とのコミュニケーションでも、期待されている役割を自然と理解し、先回りして行動できるため、評価される機会が増えるでしょう。

④ 組織全体の調和を促進し、協働力の高さが期待される

さまざまな考え方を持つ人が集まる組織では、調整役となる人の存在が欠かせません。

聞き上手な人は、意見の違いに対しても冷静に耳を傾けることができるため、対立を避け、全体の調和を図る役割を果たします。

実際、会議やディスカッションの場でも、話を聞いてまとめ役に徹する人がいることで、話し合いはスムーズに進行します。

柔らかなコミュニケーションスタイルを持つ人材は、組織の中で長く信頼される存在となるでしょう。

自己PRを作成する前に確認!「聞き上手」な人の特徴とは?

聞き上手という言葉を耳にすることは多いですが、就職活動ではその具体的な特徴を理解しておく必要があります。

単に黙って話を聞くのではなく、相手が安心して話せるように配慮し、対話の質を高める力が求められます。ここでは、企業が評価する「聞き上手な人」の特徴を紹介します。

  1. 相手の意見を否定せずに受け入れる柔軟性がある
  2. 話の要点を整理しながら聞くことができる
  3. 沈黙を怖がらず、適切なタイミングで話を引き出せる
  4. 相手の立場や気持ちを汲み取る共感力がある
  5. 話の流れを妨げずに自然と次の話題に導ける

① 相手の意見を否定せずに受け入れる柔軟性がある

聞き上手な人は、自分の考えを押しつけるのではなく、まず相手の意見を受け止める姿勢を持っています。

たとえ賛同できない内容でも、一度しっかり聞いた上で対応することで、信頼関係を築くことができます。このような柔軟性は、チームでの連携や顧客対応においても大きな強みとなるでしょう。

② 話の要点を整理しながら聞くことができる

聞いている内容をそのまま受け取るだけでなく、要点を押さえて理解できることも特徴です。

話の流れを把握しながら、重要な情報を的確に整理できる人は、面接でも的を射た返答ができるため、評価されやすいです。業務においても報告や相談の精度が高まり、信頼につながるはずです。

③ 沈黙を怖がらず、適切なタイミングで話を引き出せる

沈黙が続くと不安になる人も多いですが、聞き上手な人はその「間」を大切にします。

相手の思考や感情が整うのを待ちながら、必要に応じて質問を投げかけることで、自然に会話を深めていくことができます。無理に話を進めず、相手のペースを尊重する姿勢が求められます。

④ 相手の立場や気持ちを汲み取る共感力がある

聞き上手な人は、相手の話の内容だけでなく、その背景や感情にも寄り添う力を持っています。共感的な姿勢を示すことで、相手は「この人には本音を話せる」と感じやすくなります。

この共感力は、社内外の人間関係を築くうえでも欠かせないスキルといえるでしょう。

⑤ 話の流れを妨げずに自然と次の話題に導ける

会話のテンポや流れを読み取り、無理なく次の話題に移れることも、聞き上手な人の特徴です。

突然話題を切り替えるのではなく、相手の言葉に反応しながら次へとつなげていくことで、会話全体がスムーズになります。この能力は、商談や社内ミーティングなど、さまざまな場面で重宝されます。

「聞き上手」を自己PRで伝える前に押さえるべき注意点

聞き上手を自己PRで伝える際には、ただ「聞き上手です」と述べるだけでは不十分です。企業はその強みがどう業務に活かされるかまでを見ています。

自分の特性をしっかりアピールするために、以下の5つのポイントを確認しておくとよいでしょう。

  1. 「聞き上手です」だけで終わらせない
  2. 聞くだけの姿勢が“受け身”と誤解されない伝え方をする
  3. エピソードに主体的な行動を含める
  4. 積極性が伝わる表現を加える
  5. 第三者からの評価や成果と結びつける

① 「聞き上手です」だけで終わらせない

聞き上手という言葉は便利ですが、抽象的な印象を与えてしまいます。そのため、単にそう表現するだけでなく、具体的な行動や成果を添えることが大切です。

たとえば、「相手の話を最後まで丁寧に聞いた結果、誤解が減り、チーム内の意思疎通が円滑になった」と伝えると、実際の効果が伝わりやすくなります。

「聞き上手」というワードだけに頼るのではなく、その中身を明確にする工夫が求められます。

② 聞くだけの姿勢が“受け身”と誤解されない伝え方をする

話を聞く姿勢は大切ですが、それだけでは指示待ちのように見えてしまうこともあります。聞き上手をアピールする場合は、そのあとに自分から動いた経験も併せて伝えてください。

たとえば、「相手の意見を聞いた上で、自分なりに分析して改善策を提案した」など、積極的な行動が伝わると、主体性があると評価されやすくなります。

③ エピソードに主体的な行動を含める

自己PRには必ず、自分がどう動いたかを含めたエピソードが必要です。

たとえば、部活動で悩む後輩の相談に乗り、その話をもとに練習方法の改善を提案し、チームの雰囲気が良くなったというような流れが理想的です。

ただ話を聞いただけで終わるのではなく、その後の具体的なアクションまで説明することで、説得力が増します。

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④ 積極性が伝わる表現を加える

聞き上手という言葉は控えめに聞こえることがあるため、積極的に動いたことも伝えるようにしてください。

たとえば、「相手の話をじっくり聞いたうえで、意見を整理して会議で発言した」「聞き取った情報を活かして、チームの課題を改善した」など、行動力が伝わる表現を加えることで、仕事への前向きな姿勢がアピールできます。

⑤ 第三者からの評価や成果と結びつける

自分だけが「聞き上手」と思っていても、それが独りよがりでは意味がありません。説得力を持たせるためには、第三者の評価や実際の成果と結びつけることが有効です。

「相談しやすいとよく言われる」「話を聞くことで意見が活性化したと感謝された」といった具体的なフィードバックがあれば、信頼性が高まります。

自己PRで活用できる「聞き上手」の言い換え表現一覧

聞き上手をそのまま伝えても、具体的な強みとして採用担当者に伝わりづらい場合があります。そんなときは、聞く力を別の表現に置き換えることで、より印象的にアピールできるでしょう。

ここでは、自己PRで活用しやすい聞き上手の言い換え表現を紹介し、それぞれの特徴や伝え方を解説します。

言い換え表現解説
相手の意図をくみ取る力がある相手の発言の裏にある本音や目的を察し、的確に対応できる力です。曖昧な表現から真意を読み取ることで、顧客の潜在ニーズ把握にも役立ちます。
会話の流れを整理しながら聞くことができる話の構造を把握しながら理解を深める力です。複数人の意見をまとめる場面や会議で効果を発揮します。
安心して話せる雰囲気をつくることができる相手が警戒せずに話せる空気を自然につくれる力です。穏やかな姿勢によって信頼を得やすくなります。
言葉にされない気持ちを察する力がある表情や態度、間の取り方から感情を読み取る力です。困っている人をサポートする行動に結びつきます。
対話を通じて自然に本音を引き出すことができる相づちや質問の工夫で、相手が無理なく考えを話せるよう導くスキルです。深く関わる仕事に向いています。
適切なタイミングでリアクションや質問ができる会話を遮らずに反応を返すことで、相手に安心感を与え、対話をよりスムーズに進められます。
相手の考えを否定せずに受け止めることができる異なる意見にも耳を傾け、価値観を尊重して受け入れる姿勢です。心理的安全性のある場を作れます。
話の中から要点を見極める力がある長い会話や議論の中から本質的なポイントを的確に把握する力です。議事録作成や調整役として役立ちます。
落ち着いた姿勢で信頼を築くことができる感情的にならず、安定した態度で接することで安心感を与えます。一貫した対応が信頼の礎となります。
相手の立場に立って話を聞くことができる相手の状況や気持ちを想像しながら耳を傾ける力です。思いやりのある対応で人間関係が円滑になります。

「聞き上手」を自己PRで好印象に伝える4ステップ

就職活動では、自分の強みを具体的かつ魅力的に伝えることが重要です。「聞き上手」という特性も、表現の工夫次第で企業から高く評価される武器になります。

ここでは、聞き上手を自己PRに活かすためのステップを4つに分けて紹介します。

  1. 聞き上手を強みとして明確にし、伝わりやすく言い換える
  2. 聞き上手の行動を具体的なスキルに置き換えて説明する
  3. 聞き上手さが伝わるエピソードを、言い換え表現で補強する
  4. 入社後にどう活かせるかを、企業目線で言い換えて伝える

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①聞き上手を強みとして明確にし、伝わりやすく言い換える

聞き上手という強みをアピールするためには、まずその意味をはっきりさせてから、わかりやすい表現に置き換えることが大切です。

「相手の話をよく聞く」では抽象的な印象を与えてしまいますが、「相手の意図を正確にくみ取り、必要な場面で適切な反応ができる力」といった表現にすると、企業にも伝わりやすくなります。

自己PRでは、第三者が見ても納得できる内容にすることが評価につながります。

②聞き上手の行動を具体的なスキルに置き換えて説明する

聞き上手という特徴を、業務に活かせるスキルとして言語化することが効果的です。

「人の話を聞ける」ではなく、「相手の発言を要点ごとに整理し、状況に応じてまとめる」といった行動に落とし込むことで、実務に役立つ能力として伝えることができます。

企業は再現性のある力を求めているため、具体的なスキルに置き換える視点が欠かせません。

③聞き上手さが伝わるエピソードを、言い換え表現で補強する

自分の強みを裏付けるには、実体験を交えて伝えることが効果的です。

「友人の相談役だった」ではなく、「ゼミで意見が対立した場面で、両者の意見を整理し、解決へ導いた」といったエピソードを用いると、聞き上手という特性が行動として伝わります。

さらに、「話を聞いた」ことそのものではなく、「どのような成果を生んだか」に触れることで、説得力も増すでしょう。

④入社後にどう活かせるかを、企業目線で言い換えて伝える

聞き上手という特性を、入社後の業務でどう活かすのかまで説明することで、企業側にも評価されやすくなります。

たとえば、「チーム内での円滑な関係構築に貢献できる」「顧客の本音を引き出すヒアリングが得意」など、実際の業務場面を想定した表現を意識しましょう。

抽象的に終わらせず、具体的な貢献イメージを伝えることが、魅力的な自己PRにつながります。

自己PRで「聞き上手」をより魅力的に伝えるコツ

聞き上手を自己PRとして伝えるには、単に「話をよく聞く」とアピールするだけでは不十分です。聞き手としての強みを効果的に伝えるためには、工夫が求められます。

ここでは、聞き上手を魅力的に伝える5つの方法を紹介します。

  1. 企業が求める人物像に沿って言い換える
  2. 抽象的な表現を避ける
  3. 聞き手としての主体性や姿勢を伝える
  4. 周囲からの評価や信頼を根拠として添える
  5. 面接時の態度でも聞き手の強みを示す

①企業が求める人物像に沿って言い換える

企業がどのような人物を求めているかを意識して言い換えることで、聞き上手という特性がより魅力的に伝わります。

たとえば、協調性を重視する企業であれば、「周囲の意見を受け入れながら意見を調整できる人材」などと表現するのが効果的です。

自分の強みを相手のニーズに合わせて表す姿勢そのものが、柔軟性や思考力のアピールにもつながるでしょう。

②抽象的な表現を避けて伝える

「話を聞くのが得意です」とだけ伝えても、面接官には実態が伝わりにくいものです。

そこで、「会話の中で相手の意図を整理して言い換える」「話しづらそうな人にも声をかける」といった具体的な行動に落とし込んで説明することが大切です。

具体性を持たせることで、イメージしやすくなり、納得感も高まります。

③聞き手としての主体性や姿勢を伝える

聞き上手という表現には、受け身な印象がつきまといがちです。

そこで、自分から積極的に聞こうとする姿勢や、場の空気を読んで発言を促す行動を交えて伝えると、主体性が感じられます。

たとえば、「発言が少ないメンバーにさりげなく話を振る」「相手の意見を参考に、自分の意見を構築する」といった姿勢を伝えてみてください。

④周囲からの評価や信頼を根拠として添える

自己PRに客観性を加えるには、周囲からの評価を活用すると効果的です。

たとえば、「ゼミの仲間から“話しやすい存在”と言われることが多い」「バイト先で相談役として頼られていた」といったエピソードがあると、聞き上手という特性が事実として裏づけられます。

信頼や人間関係の構築力としても評価されやすくなるでしょう。

⑤面接時の態度でも聞き手の強みを示す

自己PRの内容だけでなく、実際の面接態度も重要な判断材料となります。

相手の目を見て話を聞く、相づちを打つ、最後まで話を聞く姿勢を保つといった行動を通じて、聞き手としての印象を自然に伝えられます。

話の中身だけでなく、受け答えの姿勢も含めて評価されることを意識して臨んでください。

言い換え表現別|「聞き上手」の自己PR例文集

聞き上手な強みは、場面や相手によってさまざまな形で発揮されます。ここでは、具体的な言い換え表現に沿った自己PR例文を紹介し、自分に合ったアピール方法を見つける手助けをします。

  1. 相手の意図をくみ取る力がある
  2. 会話の流れを整理しながら聞くことができる
  3. 安心して話せる雰囲気をつくることができる
  4. 言葉にされない気持ちを察する力がある
  5. 対話を通じて自然に本音を引き出すことができる
  6. 適切なタイミングでリアクションや質問ができる
  7. 相手の考えを否定せずに受け止めることができる
  8. 話の中から要点を見極める力がある
  9. 落ち着いた姿勢で信頼を築くことができる
  10. 相手の立場に立って話を聞くことができる

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①相手の意図をくみ取る力がある

ここでは、相手の意図をくみ取る力をアピールする自己PRを添削しています。

「聞いているだけ」で終わらせず、自身の理解や働きかけによって相手や周囲にどのような変化や成果をもたらしたかまで言及することが大切です。

「相手の意図を汲み取る力」の自己PR
【結論】
私は、相手の話にじっくり耳を傾け、相手の意図や本音をくみ取ることが得意相手の考えや背景を的確に理解し、相手にとって安心感のある対応ができる点が強みです。
添削コメント|「意図や本音をくみ取ることが得意」だけでは、その後どういった影響を相手に与えられるかが分かりません。「安心感のある対応」という影響を加えることで、強みを活かした関わり方が想像しやすくなり、説得力が高まります。
【エピソード】
大学ではゼミのグループワークにおいて、メンバー同士の意見がかみ合わず、議論が停滞することがありました。その際、相手の立場や伝えたいことに丁寧に耳を傾け、全員が互いの考えを理解できるよう橋渡しの役割を果たしました。
添削コメント|エピソードの導入部分と、その際に自分が果たした役割を簡潔に説明した文章です。どちらも具体的に表現できており、特段添削の必要はありません。
【エピソード詳細
あるとき、メンバー同士の意見がぶつかって話し合いがうまく進まなかったため、私はみんなの話を聞いてまとめ役をしました。その結果、全体の雰囲気がよくなり、議論も前向きに進みました。全員の主張をメモにまとめ、意見の共通点と相違点を見える化しました。その上で「〜という考えにはこういう意図がありますよね」と言語化して伝えることで、各メンバーが納得し、建設的な話し合いが進むようになりました。
添削コメント|「みんなの話を聞いてまとめ役」では、具体的にどういった行動を取ったのか分かりません。添削後は、どのようにまとめ役を担ったのか具体化し、その上でチームにどのような変化が訪れたのかまで伝わるようになりました。
【成果】
結果として、発表内容はゼミ内で最も完成度の高い発表に選ばれました。担当教員から「論点が明確で、メンバーの意見が活きている発表だった」と評価され、優秀発表として掲示されました。また、後輩から「相談しやすい先輩」として頼られる存在にもなりました。
添削コメント|「最も完成度が高い」では、これまでで説明した自身の役割がどう活きたのかが伝わりません。誰がどのように評価したのかを明示しました。また、「メンバーの意見が活きている」と補うことで、自身行動の貢献度もアピールしています。
【入社後】
貴社においても、相手の言葉を丁寧にくみ取り、ニーズの本質を把握した上でその背景や意図を正確に理解し、信頼関係の構築と円滑なコミュニケーションに貢献してまいります。
添削コメント|「ニーズの本質」は抽象的で業務との結びつきが弱く、強みが活きていないように感じます。相手の背景や意図を読み取り対応する、という一貫した能力の延長線で表現することで、企業での活用イメージがしやすくなります。

【NGポイント】
行動面やその行動を取った状況について抽象的な表現が多く、「相手の意図を汲み取る」という強みがどのような行動に現れていたかが不明瞭でした。企業が納得しやすいよう、行動・結果・周囲の反応を明確に伝える視点が抜けていました。

【添削内容】
曖昧だった表現を見直し、「意図を汲み取る力」がどのような場面で発揮され、どう周囲に影響を与えたかが見えるように表現しています。成果に関しても、誰からどのような評価を受けたかを明示し、説得力を高めました。

【どう変わった?】
「聞き上手」という曖昧な強みから、実際に相手の意図をくみ取り、整理・発信し、チームに良い影響を与えた人物像が明確になりました。企業側から見ても、入社後にチームでの協調力が期待できる印象になっています。

【今回の自己PRのコツ】
・行動と結果を明示する
・成果は第三者評価が良い
・聞いた後の行動まで言語化する

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②会話の流れを整理しながら聞くことができる

ここでは、相手の意図をくみ取る力をアピールする自己PRを添削しています。

相手の話を丁寧に受け止めつつ、内容を整理してフィードバックする力は「聞き上手」の中でも再現性の高い強みです。

「会話を整理する力」の自己PR
【結論】
私の強みは、会話の流れを整理しながら相手の話を丁寧に聞けることです。相手の考えをくみ取って整理することで、信頼関係を築けるよう心掛けています。話の内容だけでなく、表情や言葉の抑揚にも注意を向け、相手が真に伝えたいことを整理しながら確認するよう心がけています。
添削コメント|「相手の考えをくみ取って整理する」はやや漠然としており、聞き上手とは異なる強みにも聞こえかねません。「表情」や「抑揚」といった視点を加えることで、会話の流れを整理して聞くというテーマをより明確にしました。
【エピソード】
大学時代、サークルの新入生歓迎係を担当した際、悩みを抱える新入生の相談をよく受けていました。特に、新しい環境に不安を感じる新入生から、人間関係や活動内容に関する相談を受けることが多くありました。
添削コメント|「相談をよく受けた」だけでは聞き手としての役割が曖昧になるため、相談内容を具体的に描写しました。強みが発揮される状況が明確になり、エピソードの説得力が高まっています。
【エピソード詳細
ある新入生は、なかなかサークルに馴染めず悩んでいました。私は話の腰を折らずにうなずきながら聞き、話の要点を整理して確認することで、その人自身が気づけていない不安の原因を一緒に見つけていきました。何度も繰り返される言葉や沈黙の間に注目し、「それはこういうことかな?」と問い返すことで、過去の人間関係に起因する不安を一緒に深ぼりました。その結果、「話してよかった」と笑顔を見せてもらい、サークル活動にも少しずつ前向きに取り組むようになりました。その後、その新入生はイベントの企画会議にも積極的に参加するようになり、他のメンバーとの会話も増えていきました。
添削コメント|「要点を整理する」といった表現では自身の行動がぼんやりしがちでしたが、「問い返す」「沈黙に注目する」などの行動を示すことで、強みの本質的な力が伝わる構成に改善しました。また、新入生の行動の変化も明示し、成果につながる一貫した流れにしています。
【成果】
この経験を通して、相手に寄り添いながら自然に話を引き出す力を身につけ、人間関係の潤滑油として頼られる存在になりました。丁寧に整理して返す姿勢を評価され、周囲から「話しやすい」と相談を受けることが増えました。
添削コメント|「潤滑油として頼られる存在」のような比喩は、具体的なエピソードが欲しい自己PRでは向いていません。どのように話を引き出したのか、周囲からどのような評価を受けたのかを明記することで読み手の説得力を増しています。
【入社後】
入社後も、相手の言葉に耳を傾けながら本質を引き出し、社内外の円滑なコミュニケーションに貢献したいと考えています。お客様や社内メンバーの言葉の背景や意図を整理し、誤解のない調整や提案を行うことで、信頼される存在を目指します。
添削コメント|「円滑なコミュニケーション」という表現では「入社後強みがどのように活かされるのか」が不明瞭です。そこで、添削後は具体的な活用場面(顧客対応・社内調整)を提示しました。

【NGポイント】
もともとの文章では、「意図をくみ取る力」を裏づける行動や言語化が不十分で、どこがどう強みなのかが曖昧でした。また、「安心できる関係」「円滑なコミュニケーション」など抽象的な表現が多く、読み手がイメージしづらい構成になっていました。

【添削内容】
「意図をくみ取る」という強みを支える行動に焦点を当て、「相手の言葉を問い返す」「表情や沈黙に注目する」など、具体的な技術や工夫を加えました。抽象的だった成果や入社後についても、実務の場面を想起できるよう修正しています。

【どう変わった?】
行動の描写が明確になったことで、「意図をくみ取る」という強みが再現性のあるスキルとして伝わる構成になりました。企業側も「この人は現場で信頼を築けそうだ」と感じやすくなり、説得力が大幅に向上しています。

【今回の自己PRのコツ】
・強みが活きた行動を明記する
・相談後の変化を客観的に記述する
・入社後の活用を業務で示す

③安心して話せる雰囲気をつくることができる

ここでは、安心して話せる雰囲気を作る力をアピールする自己PRを添削しています。

結論から成果まで一貫して「安心感を与える聞き方」に焦点を当てながら、自分の工夫や行動を具体的に伝えることが鍵です。

「話す雰囲気を作る力」の自己PR
【結論】
私の強みは、相手が安心して話せる雰囲気を作れることです。相手の気持ちに寄り添いながら、言葉にならない思いにも耳を傾けることを大切にしています。相手の話にしっかり耳を傾け、相づちや表情で反応しながら共感を示すことで、自然と本音を話してもらえる関係づくりを心がけています。
添削コメント|元の文にある「言葉にならない思いにも耳を傾ける」のような表現は「どう安心感を与えているか」が伝わりにくい文章です。改善後は聞き手としての具体的な行動を盛り込み、「聞き上手=安心して話せる雰囲気をつくる」姿が明確になっています。
【エピソード】
大学ではゼミの仲間からよく相談を受けることがありました。特に就職活動が本格化した時期には、「話すと落ち着く」と言ってもらえることが増えました。特に就職活動が始まった頃には、ESや面接準備に悩む仲間から自然と声をかけられることが多くなりました。
添削コメント|「話すと落ち着く」という表現は評価されているように見えますが、読み手側からすると「友人と話して落ち着くのは当たり前ではないか」と思ってしまいます。改善後は「なぜ相談されたのか」を記すことで、聞き上手として信頼されていた事実に説得力を持たせました。
【エピソード詳細
ある友人は、エントリーシートがうまく書けず悩んでいました。私はアドバイスを急がず、まずはその友人が感じている不安や迷いをじっくりと聞くことに専念しました。すると徐々に気持ちが整理され、自分の強みや志望動機を言葉にできるようになっていきました。話の中で「どこに悩んでいるのか」「何に詰まっているのか」を一緒に整理し、考えを深められるように問いかけを重ねました。
添削コメント|元の文では相手の変化の描写に留まり、就活生本人の行動が見えづらい印象でした。改善後は「問いかけによる思考整理」という具体的行動が入り、5W1Hの「How(どうしたか)」が明示され、行動の主体がはっきりしました。
【成果】
その友人は希望する企業に内定し、「話を聞いてくれたおかげで、自信が持てた」と感謝されました。この経験を通じて、相手の話に丁寧に耳を傾けることで信頼関係が生まれ、前向きな行動につながることを実感しました。この経験から、相手が自分自身の考えを整理し、自信を持てるように導く聞き方の重要性を学びました。現在では、話し手の意図を冷静に受け止め、適切なタイミングで言葉を返す姿勢を意識しています。
添削コメント|友人からの相談にも関わらず「信頼関係が生まれたと実感した」では、読み手は違和感を覚えます。そこで、自身が取った行動とその学び・今の行動姿勢までつなげることで、成果を企業でも活かせると感じさせる内容に仕上げました。
【入社後】
入社後も、相手の思いや立場を尊重しながら信頼を築く姿勢を大切にし、社内外問わず円滑なコミュニケーションを支える存在になりたいと考えています。チームでは安心して意見を出し合える雰囲気づくりに貢献し、顧客対応では傾聴を通じて相手の意図を引き出し、最適な提案につなげたいと考えています。
添削コメント|「コミュニケーションを支える存在になりたい」は具体的にどういった存在かよく分かりません。そこで、入社後にどのような場面でどのように聞き上手を活かすのかを具体化しました。

【NGポイント】
当初は「安心して話せる雰囲気づくり」をに説得力を与えるための骨子となる、自身の具体的な行動や成果が曖昧で、裏付けが弱い点が見受けられました。また入社後の内容も企業が再現性を感じにくい文章になっていた点が課題でした。

【添削内容】
結論・成果・入社後を中心に、「安心して話せる雰囲気をどうつくるか」「どんな行動をとったか」「企業でどう活かすか」を明確化しました。全体として、聞き手としての行動や姿勢に具体性を持たせた添削を行っています。

【どう変わった?】
「安心して話せる雰囲気づくり」という強みが、再現性のある行動として具体的に示され、採用担当が業務への応用をイメージしやすくなりました。また、具体性が向上したことで、読み手の印象にも残りやすくなっています。

【今回の自己PRのコツ】
・読み手が疑問を持つことを避ける
・行動の主体を明確に伝える
・入社後の活用場面まで描く

④言葉にされない気持ちを察する力がある

ここでは、言葉にされない気持ちを察する力をアピールする自己PRを添削しています。

相手の表情や態度から気持ちを読み取る力は、言葉にしていないからこそ、客観的な評価を加えることが重要です。

「気持ちを察する力」の自己PR
【結論】
私の強みは、相手の言葉だけでなく、表情やしぐさから気持ちを汲み取る相手が言葉にしきれない気持ちを、表情やトーンの変化から読み取れる「聞き上手」なところです。
添削コメント|「表情やしぐさから気持ちを汲み取る」だけでは曖昧で、強みの根拠としては弱いため、「言葉にしきれない気持ち」というテーマタイトルとも一致させつつ、聞き手としての高い感受性を表すよう具体化しました。
【エピソード】
大学のゼミでは、チームでのディスカッションや発表準備を行う中で、周囲の発言しづらそうな意見や不安に気づき、表情や視線の変化から「発言しにくさ」や「不安そうな様子」にいち早く気づき自然とフォローする役割を担ってきました。
添削コメント|「発言しづらそうな意見に気づく」では、何をどう感じ取ったかが伝わりづらいため、視線や表情といった具体的な観察対象を入れて修正しました。これにより「察する力」がよりリアルに表現され、強みの説得力が増します。
【エピソード詳細
あるとき、発表準備でメンバーの一人があまり発言しないことに気づきました。話しかけてみると、自信がなくて意見を言い出せないことが分かりました「自分の意見はレベルが低いかもしれない」と感じていたことが分かりました。私はその人が話しやすいように、一対一で考えを聞き出し、他のメンバーに「こういう意見もあるよ」と代弁しました。その結果、本人も徐々に自分の考えを共有できるようになり、チーム全体の雰囲気も良くなりました。その後、ミーティングの合間に「こんなことを考えてるんだけど」と本人から自然に声が上がるようになり、メンバー全員の対話もより活発になりました。
添削コメント|「自信がない」では察する力の深さが伝わりにくいため、「自分の意見はレベルが低いかも」といった内心に寄り添っていたことがわかる表現に変更しました。また、他者やチームの具体的な行動の変化を描くことで、自身の行動による影響力が明確になりました。
【成果】
メンバー全員が積極的に発言できる環境が整ったことで、発表内容の質が向上し、ゼミ内でも高い評価を得ることができました。最終発表では「メンバー全員が関与した完成度の高いプレゼン」と指導教員からコメントをいただきました。
添削コメント|「ゼミ内で高い評価」では評価者も基準も不明確で説得力に欠けます。誰がどのように評価したかを明記することで、客観性と納得感が生まれ、行動の成果として評価されやすくなります。
【入社後】
貴社でも、相手の気持ちを丁寧にくみ取る姿勢を活かし、チーム内の信頼関係を築きながら、協働による成果に貢献したいと考えております。表面的な言葉だけでなく、相手の背景や真意まで丁寧にくみ取りながら、社内外の関係構築に貢献していきます。
添削コメント|「協働による成果」では、どのように貢献できるかが曖昧です。相手の「背景」や「真意」を察する姿勢に言い換えることで、強みが仕事の中でどう再現されるかが伝わるようになりました。

【NGポイント】
「察する力」のように強みの証明が難しい場合、実際の行動やその成果の具体性が高いことが重要ですが、元の文章では、「不安に気づいた」「信頼関係を築いた」のように読み手が実際の行動や状況をイメージしづらい文章になっていました。

【添削内容】
「察する力」の表現には「視線」「表情」など具体的な観察対象を用いて、行動のイメージをしやすくしました。成果面では「誰がどのように評価したか」を明示し、入社後も業務での再現性が伝わるような要素を組み込みました。

【どう変わった?】
全体的に「聞き上手=言葉にならない気持ちを察する力」が伝わる構成へと整理されました。企業側も、この力がどのような行動に現れ、どのように職場で活かされるかを具体的にイメージしやすくなったでしょう。

【今回の自己PRのコツ】
・強みの本質が伝わる表現か確認
・自身の行動を影響を明瞭にする
・評価者や評価の内容を明確に書く

⑤対話を通じて自然に本音を引き出すことができる

ここでは、他者の本音を引き出す力をアピールする自己PRを添削しています。

自身の行動が、どのように他者やチームに影響を与えたのか具体的に記述することがポイントです。

他者の本音引き出す力」の自己PR
【結論】
私の強みは、相手が自然と本音を話せるような空気を作る能力に長けていることです。対話を通して相手の思いに寄り添い、信頼関係を築くことが得意です。会話の中で相手の言葉にしっかり耳を傾け、的確な相づちや問いかけを行うことで、安心感を与えられることに自信があります。
添削コメント|元の文章は「本音を話せるような空気」をどのように作るのかを2文目で示そうとしていますが、具体性が低いため冗長になっていました。改善後は、聞き上手の根拠となる具体行動(相づちや問いかけ)を明示することで、説得力と独自性を高めています。
【エピソード】
大学のゼミ活動では、グループワークの中で悩みを抱えるメンバーの相談役になることが多く、自然と話を聞くポジションを担ってきました。自ら積極的に周囲の様子を観察し、不安そうなメンバーにはこちらから声をかけて話を聞くようにしてきました。
添削コメント|「自然と担ってきた」では、本人の能動性や主体性が感じられず、アピールの表現としては不適切です。改善後は、相手の様子を察知し先回りして動く姿勢を示すことで、「聞き上手=主体的な強み」であることを明確にしました。
【エピソード詳細
ある発表準備の際、進捗が遅れていたメンバーがいたため、個別に声をかけて話を聞いたところ、「迷惑をかけたくないが自信がない」と本音を打ち明けてくれました。私はその思いを否定せず受け止め、一緒に作業の進め方を見直す提案をしたところ本人の不安を整理しながら、まず何から取りかかるか一緒に優先順位を決めていく提案を行なったところ安心した様子で再び主体的に取り組むようになりました。
添削コメント|「作業の進め方を見直す」という表現では、聞き上手の強みとの関連性が不明瞭です。改善後は、相手の不安の言語化や優先順位づけといったプロセスを加え、「聞き手としての力」を具体的に表現しました。
【成果】
その結果、グループ全体の雰囲気も良くなり、発表ではチーム全員が協力して高評価を得ることができました発表本番では発表の質やトラブル時の連携も向上し、先生からも一体感のある発表だと評価をいただきました
添削コメント|「協力して高評価を得た」だけでは、自身の行動と成果の因果関係が薄く、貢献度が曖昧でした。そこで、行動によって具体的にどう改善され、どう評価されたかを説明することで、強みを活かした行動の影響が周囲に与えた成果として伝えています。
【入社後】
入社後も、丁寧に相手の話を聞きながら本音やニーズを引き出し相手の言葉の背景にある本当の意図や悩みを汲み取り、信頼関係を築ける人材として貢献してまいります。
添削コメント|「本音やニーズを引き出し」は便利な表現ですが、文章としてはややチープで曖昧な印象を与えます。そこで「背景を汲み取る」という具体的な行動に置き換え、聞き上手な人材が企業内でどう活躍するかがイメージしやすくなりました。

【NGポイント】
元の文章では、「自然と聞くポジションを担った」のように主体性に欠くような表現があり、強みを効果的にアピールできていませんでした。また、自身の行動と成果の因果関係が不明瞭な表現も散見されました。

【添削内容】
「自ら積極的に周囲の様子を観察」とすることで、主体的に周りの様子を気遣っていたことが伺える表現になりました。また、成果の具体性を上げることで、自身の強みの貢献度を読み手に理解させやすくなっています。

【どう変わった?】
全体を通して、「他者の本音を引き出す」という強みが、行動に基づく説得力のあるものに変わりました。企業から見ても、相手の意図をくみ取り行動につなげる実践力のある人物として、再現性高く評価されやすい構成になっています。

【今回の自己PRのコツ】
・冗長にならないようにする
・主体性に欠く表現は避ける
・成果に自分が実際に与えた影響を示す

⑥適切なタイミングでリアクションや質問ができる

ここでは、適切なタイミングでリアクションできる力をアピールする自己PRを添削しています。

適切なタイミングで相づちや質問を入れられる力は、聞き上手の中でも特に企業が重視するコミュニケーション能力です。

相槌の上手さをアピールする自己PR
【結論】
私の強みは、相手の話にしっかり耳を傾け、適切なタイミングでリアクションや質問を交えることで、安心感を与える会話の流れに応じて相づちや質問を挟み、相手が話しやすい空気を作れる「聞き上手」な点です。
添削コメント|「安心感を与える」では、「相槌だけで与えられるだろうか」と読み手は疑問に思ってしまいます。代わりに「相手が話しやすくなる」効果に置き換えることで、納得感を向上させています。
【エピソード】
大学時代、学部の勉強会で進行役を務める中、意見が出にくい雰囲気を感じることがありましたメンバーが発言をためらう場面に何度も直面しました。そこで私は、発言しやすい空気をつくるため、まずは相手の話をじっくり聞き、うなずきや相づちを意識しました。
添削コメント|「感じることがあった」という曖昧な表現では、「本当にそうだったのだろうか」と読み手は疑問に感じ、評価を落とす可能性があります。代わりに「発言をためらう場面に直面した」と言い切ることで、課題がそれであったことを明確にしました。
【エピソード詳細
さらに、話の内容に合わせて「それはどういう意味?」「他にはどんな考えがある?」と質問を加えることで、相手が話を広げやすくなるよう工夫しました。その結果、徐々にメンバーが自発的に発言するようになり、活発な議論が生まれるようになりました。 結果として、議論の中で発言する人数が増え、互いの意見に対して積極的に意見を重ね合うようなやり取りが見られるようになりました。
添削コメント|「活発な議論」という表現は曖昧で成果が伝わりにくいため、人数の増加や意見の応酬など、変化の内容を具体化しました。行動の結果が明示されることで、「聞き上手」がどのようにチームに貢献したかがより伝わりやすくなります。
【成果】
聞き役としての立ち回りを評価され、学期末にはメンバーから「話しやすかった」「サポートが心強かった」と感謝の言葉を多くもらいました。振り返りの際に「質問があると発言しやすくなる」と声をもらい、翌学期も進行役を任されるなど、信頼を得ることができました。
添削コメント|「感謝の言葉を多くもらった」は表現が一般的、かつ定量性に乏しいため、企業視点では評価しづらい内容です。「誰から」「どのような評価を得たか」「どんな実績につながったか」を明示することで、成果の信ぴょう性が高まります。
【入社後】
今後も、相手の思いや意図を丁寧に受け取りながら、適切なリアクションと質問で信頼関係を築けるよう努め、円滑なコミュニケーションを通じて組織の連携を支えていきたいです。相手の状況や気持ちを汲み取ったうえで、リアクションや質問を通じて信頼を深め、社内外の円滑な連携に貢献したいと考えています。
添削コメント|入社後の項目では、「信頼関係を築く」「コミュニケーションを円滑にする」など抽象語を並べるのではなく、どのように行動するかを具体化することで、読み手は、あなたが企業でどのように活用するかがイメージしやすくなります。

【NGポイント】
「聞き上手」という強みをどのような行動でそれを発揮したのかが見えにくくなっていました。特に「安心感を与える」「雰囲気を感じる」といった表現は主観的で、読み手が状況を想像しづらかった点が評価を下げる要因になっていました。

【添削内容】
具体的な行動や状況に置き換え、聞き上手としてのスキルを「相づち」「質問」「発言促進」などの行動に落とし込みました。また、評価や成果の記述には「いつ・誰から・どのように」といった5W1Hの要素を加えて、説得力を高めています。

【どう変わった?】
強みが、単なる性格の一部ではなく、相手の発言を促し、場を活性化させる実用的なスキルであることが明確になりました。結果として、企業においてもチーム内外のコミュニケーションで活かせる資質として評価されやすくなったでしょう。

【今回の自己PRのコツ】
・細かい表現まで注意する
・なるべく言い切るようにする
・5W1Hで状況や成果を具体化する

⑦相手の考えを否定せずに受け止めることができる

ここでは、相手の考えを否定せず受け止める力をアピールする自己PRを添削しています。

この力を強みとしてアピールするうえでは、単に「話を聞く」だけでなく、相手の立場をくみ取り、場の調整に活かした具体的な行動を示すことが重要です。

「話を受け止める力」の自己PR
【結論】
私の強みは、相手の話を否定せずに受け止める「聞き上手」な姿勢です。 相手の考えや気持ちを否定せずに受け止め、対話の中から本音や意図を引き出せる「聞き上手」な点です。
添削コメント|元の文では「否定しない姿勢」という抽象的な印象にとどまっており、強みの再現性や具体性が弱い印象でした。改善後は、「本音や意図を引き出す力」まで踏み込むことで、ビジネスで求められる聞く力を明確化しています。
【エピソード】
大学ではゼミ活動でのディスカッションが多くあり、意見が対立する場面も少なくありませんでした。私は一貫して、相手の考えを受け止めることを大切にしてきました。 その中で私は、相手の主張を頭ごなしに否定せずに一度受け入れたうえで、本質的な合意点を探ることを心がけてきました。
添削コメント|「考えを受け止めることを大切にしてきました」という表現では、行動よりも価値観に焦点があり評価が難しいです。修正後は「心がけてきました」としつつ、「本質的な合意点を探る」行動を加えることで、ビジネス場面でも活きる力にしています。
【エピソード詳細
ある時、ゼミ内でレポートの進め方を巡って意見が分かれた際、私は全員の意見を丁寧に聞き取り、「それぞれの意見に良い点がある」と肯定的に整理し直すことで、場の雰囲気を和らげました。「Aさんの意見は効率性の観点で優れていますし、Bさんの主張には丁寧さがあるので、この部分を組み合わせてはどうでしょうか」といったように、各人の意見の良さを言語化して示すことで、対立を調整しました。その後、みんなで納得できる形で進行方法を決定することができました。
添削コメント|「整理し直すことで場の雰囲気を和らげた」では曖昧すぎて、自身の実際の行動が伝わりません。各人の意見をどう受け止めてどうつなげたかを具体化することで、「聞き上手」が状況の改善に役立ったと伝わります。
【成果】
この経験を通じて、聞くことによって対立を未然に防ぎ、周囲との協力を促す力があると実感しました。また、相手から相談を受けることも増え、人間関係が円滑になりました。実際に、その後も「意見をまとめてくれて助かった」と声をかけられる機会が増え、ゼミ内での信頼関係が深まりました。
添削コメント|「相談されるようになった」「円滑になった」は、エピソードの成果としては弱い印象です。第三者からの具体的な言葉や信頼関係の深まりといった実際のエピソードを示すことで、成果の信ぴょう性が高まります。
【入社後】
入社後も、相手の意見にまず耳を傾ける姿勢を大切にし、社内外問わず信頼される存在として、チームの調和と成果に貢献してまいります。意見が対立した場面でも、それぞれの考えを冷静に受け止め、建設的な結論へ導く役割を担うことで、チームの調和と生産性の向上に貢献したいと考えています。
添削コメント|「チームの調和と成果に貢献」という表現は、入社後の行動をかなり抽象化したもので、企業での再現性が伝わりません。そこで対立時の調整役という文脈にすることで、「聞き上手」がどのように仕事に活きるかを明確に伝えられます。

【NGポイント】
元の文章は、全体的に行動の具体性が足りず、抽象的な言葉が多く見受けられました。たとえば「雰囲気を和らげた」などは、強みとのつながりが弱く、そのため成果も印象に残りづらい文章でした。

【添削内容】
抽象表現を避け、5W1Hを意識して具体的な行動や発言内容に言い換えました。特にエピソード詳細では、実際に用いた発言例を加えることで、聞き上手としての強みを「受け止めて調整する力」として明確に描きました。

【どう変わった?】
全体的に、「聞き上手=相手を否定せず、意見をまとめる力」として再現性がアピールできる文章になりました。企業視点では、対話力・協調力・調整力といった職場で重要な資質が明確に伝わる内容となっています。

【今回の自己PRのコツ】
・抽象的な表現は具体化する
・実際の発言で説得力を高める
・成果には第三者の反応を盛り込む

⑧話の中から要点を見極める力がある

ここでは、話の要点を捉える力をアピールする自己PRを添削しています。

抽象的な性格の説明で終わらせず、会話の中でどのような行動を取り、どんな結果を生んだのかを具体的に描写することが大切です。

「話の要点を見極める力」の自己PR
【結論】
私の強みは、話の中から要点を見極め、相手の話の本質を把握するために、話全体から重要な点を素早く整理し、相手の意図を的確に汲み取る「聞き上手」な姿勢です。
添削コメント|「話の中から要点を見極め」と「意図を的確に汲み取る」は重複した意味合いになっており、論理性と簡潔性に欠ける印象を与えます。改善後は、聞き手としての分析力と理解力を明確化し、再現性を意識した表現にしています。
【エピソード】
大学では、学部内で初対面の学生同士をつなぐ「交流イベント」の運営スタッフを務めました。話すのが苦手な学生にも安心して参加してもらえるよう、会話の雰囲気づくりに力を入れました。参加者全員が自然に会話できるよう、話しやすい雰囲気を作るだけでなく、一人ひとりの発言に耳を傾けて会話のきっかけを探るように努めました。
添削コメント|元の文は「雰囲気づくり」という抽象的な表現にとどまり、どのような行動で強みが発揮されているのかが見えませんでした。改善後は「耳を傾ける」「会話のきっかけを探る」という具体的行動が追加され、エピソードの説得力が増しています。
【エピソード詳細
特に、参加者が安心して話せるよう、私は一人ひとりの発言にしっかり耳を傾け、「その背景にはどんな思いがあるのか?」を意識して質問を投げかけるようにしました。私は、発言が少ない参加者に対しても相槌やタイミングを工夫して話を広げ、「なぜそう思ったのか?」「どんな経験が影響しているのか?」などと掘り下げるように心がけました。話の核心を見極めた上で質問することで、相手も「分かってもらえた」という安心感をもって、その後の交流がスムーズに進んだように思います。
添削コメント|強みをアピールする上で、どのような質問をどう投げかけたのかが重要です。元の文はやや冗長で抽象的でしたが、改善後は具体的な行動が盛り込まれており、「話の要点を見極める」とはどういったことを指すのかがわかるようになりました。
【成果】
結果として、多くの参加者から「話しやすかった」「気づけば自然に打ち解けていた」といった声をいただき、イベントの満足度向上に貢献できました。次回参加希望者の数も前回比で約1.5倍に増加しました。
添削コメント|元の文では、「イベントの満足度向上」という曖昧な成果に自身の行動が貢献しているのかが不明瞭でした。添削後は「参加希望者の増加」といった定量面からも成果を証明しており、信頼性の高いエピソードに仕上がっています。
【入社後】
入社後も、相手の言葉を丁寧に受け止め、ニーズを的確に捉える力を活かし、信頼関係の構築や的確な提案につなげていきたいと考えています。顧客や上司の発言の要点を見極め、ニーズを正確に把握したうえで、課題に沿った提案や社内調整を進められる人材を目指します。
添削コメント|元の文章は「要点を見極める」というアピールしたい強み=趣旨からずれている印象です。そこで、「要点を見極める→課題解決に役立つ」という流れを明示し、強みが実務で再現される様子を明確にしています。

【NGポイント】
「話の要点を見極める力」を伝えたい意図はあるものの、表現が抽象的で、具体的な行動や成果が弱いままでした。特に「満足度に向上」など、評価者にとって判断しにくい曖昧な表現が多く、企業が求める再現性が伝わりにくくなっていました。

【添削内容】
曖昧な「雰囲気づくり」や「満足度向上」といった表現に代えて、「相槌や質問で話を引き出す」「次回参加希望者での定量評価」など、強みの具体的な行動と成果を補強しました。また入社後は再度、結論で示した自身の強みを記しています。

【どう変わった?】
強みが、再現性のあるスキルとして具体的に描かれるようになり、企業が採用後の活躍をイメージしやすい内容に変化しました。また、成果に数値を入れることで説得力が増し、強みが職場でどう役立つかが明確になっています。

【今回の自己PRのコツ】
・伝えたい趣旨を明確にする
 ・分析力と理解力を合わせてアピールする
・成果に定量性を持たせる

⑨落ち着いた姿勢で信頼を築くことができる

ここでは、人の話を聞く際の冷静さをアピールする自己PRを添削しています。

性格的な印象に偏りすぎると評価が下がる恐れがあるため、落ち着きがどのような行動に現れているかを具体的に伝えることがポイントです。

自己PR
【結論】
私の強みは、相手の話に丁寧に耳を傾け、落ち着いた姿勢で周りが感情的な状況でも冷静に把握しながら俯瞰的に話を聞ける「聞き上手」な点です。
添削コメント|「落ち着いた姿勢で」は抽象的で、どういった力なのか読み手に伝わらないため、「周りが感情的な状況でも〜」と具体化しつつ入社後にも活かせると感じやすい表現に変更しました。
【エピソード】
ゼミ活動では、チームでディスカッションを行う機会が多く、意見がぶつかって雰囲気が悪くなることもありました。そんなとき、私はまず皆の話を冷静に聞くことを心がけていました。その際、私はまず感情的な議論に飲み込まれずに、相手の主張の背景を理解する姿勢を意識して耳を傾けました。
添削コメント|「心がけていました」という表現は意識レベルの話にとどまり、実際の行動が不明瞭でした。添削後は、具体的にどのような姿勢で相手と向き合ったのかを示し、強みが活きた実際の行動を明確にしています。
【エピソード詳細
感情的になっているメンバーにも、一度受け止める姿勢で話を聞き、何を本当に伝えたいのかを把握するよう努めました。特定の意見に偏らず、全体の意見を整理しながら要点を繰り返して伝えることで、それぞれの意見を丁寧に整理し、「つまりこういうことですね」と言い換えて確認を取りながら話をまとめることで、メンバー同士のすれ違いを減らすことができました。
添削コメント|「要点を繰り返して伝える」だと、なぜ「メンバーのすれ違いを減ら」せたのか理解しにくいです。そこで、「〜と言い換えて確認を取りながら」とすることで、働きかけとその効果が説得力を持って伝わりやすくなります。
【成果】
その結果、ゼミ内での話し合いがスムーズになり、「あなたがいると落ち着いて議論できる」と言ってもらえるようになりました。また、グループワークの質が向上し、メンバー全員が納得した状態で役割を分担し、全員で課題発表を成功させることができました。
添削コメント|「質が向上し」は何をもって「質が向上」したのか不明瞭でした。添削後は「納得した状態で役割を分担」という変化を明示することで、成果と行動の因果関係が明確になり、企業にも評価されやすい内容になっています。
【入社後】
入社後も、相手の話をよく聞き、状況を落ち着いて整理する姿勢どんなに議論や会話が白熱しても俯瞰的に話を捉える力を活かし、周囲との信頼関係を築きながら業務を円滑に進めていきたいです。
添削コメント|元の文章では、結論で示した強みとは異なる印象を抱いてしまい、文章の一貫性がなくなってしまいます。「俯瞰的に捉える力」とすることで、最終的にアピールしたい強みが何かを明確にしています。

【NGポイント】
「落ち着いた姿勢」のアピールに偏りすぎていたため、具体的な強みではなく、性格的な印象で終わってしまっていました。また「落ち着いた姿勢」も、実際の強みを正確に表現できていない印象でした。

【添削内容】
「落ち着いた姿勢」を「俯瞰的に話を聞く力」と言い換えた上で、「相手の主張の背景を把握」「言い換えと確認で整理」などの具体的な行動を明示しました。また成果部分では、役割分担や話し合いの変化という客観的要素で、説得力を加えました。

【どう変わった?】
強みが「性格」から「実務で活かせる強み」へ変わり、企業が求める「再現性のあるスキル」として伝わるようになりました。業務への応用イメージが具体化されたことで、採用担当にも刺さる内容になっています。

【今回の自己PRのコツ】
・強みを表現できているか確認する
・成果に因果関係を持たせる
・アピールしたい趣旨がぶれないようにする

⑩相手の立場に立って話を聞くことができる

ここでは、相手の立場に立って話を聞く力をアピールする自己PRを添削しています。

今回の強みは、「相手の立場に立って」具体的にどういった行動をとるようにしているのかを、しっかり伝えることが重要です。

「相手の立場に立つ力」の自己PR
【結論】
私の強みは、相手の立場に立って話を聞く力に長けていることです。相手の話にじっくり耳を傾けることで、信頼関係を築くことができます。相手の気持ちを推察し、相手が話しやすくなるよう共感や質問を通じて信頼感を築く姿勢を心がけています。
添削コメント|一文目で主張したい強みを簡潔に表現→二文目で具体化できるのが理想です。「相手の話にじっくり耳を傾け〜」という抽象的な表現から、聞き上手の本質である「話を引き出す姿勢」を行動ベースでアピールすることで、読み手にイメージさせやすくなりました。
【エピソード】
ゼミ活動で、グループワーク中に意見が出にくい状況がありました。私はまず全員の考えを丁寧に聞き、発言しにくそうなメンバーにも積極的に声をかけ、話しやすい雰囲気づくりに努めました。
添削コメント|「全員の考えを丁寧に聞く」は表現として悪くはありませんが、聞き上手の特徴をより印象づけるには、”発言しにくい人に目を配る姿勢”が効果的です。誰にでもできることではなく、「相手の立場に立てる」能力の証明として説得力のあるエピソードです。
【エピソード詳細
例えば、発言に詰まったメンバーに対して「こういうことかな?」と問いかけたり、「その考え、面白いね」と肯定することで、次第に活発な議論が生まれました。その結果、最終的にはメンバー全員が積極的に意見を交わすようになり、納得感のある発表内容にまとめることができました。結果的に、全員が自分の考えを安心して口にできるようになり、最終的には発表原稿の内容も多角的で深みのあるものになりました。
添削コメント|「納得感のある発表内容」は抽象度が高く、成果としてやや弱く映ります。「多角的で深みのある」とすることで、話しやすい雰囲気づくりがチームの思考の質向上に寄与したことがより伝わる表現になりました。
【成果】
メンバーからは「話しやすくて助かった」「雰囲気が和らいだ」といった声をもらい、グループワーク後も相談される機会が増えました。ゼミ外でも「ちょっと相談していい?」と声をかけられることが増え、自分の聞く姿勢が信頼につながったと実感しました。
添削コメント|「相談される機会が増えた」という表現はエピソードの成果としては抽象度が高めでした。より具体的なエピソード(「ゼミ外でも相談されるようになった」)に言い換えることで、強みが日常的にプラスに働いていることをアピールしています。
【入社後】
入社後も、相手の話を真摯に受け止め、相手の立場や状況に配慮しながら対話を重ね、信頼関係を築きながら円滑なチームワークを生むことで、周囲を支えられる存在になりたいと考えています。
添削コメント|「真摯に受け止める」と添削後の「相手の立場に立って話を聞ける」の意味合いは似ていますが、結論で示したこの自己PRの趣旨は「相手の立場に立つこと」なので、再度その強みを強調するために、表現を修正しました。

【NGポイント】
全体を通して、「聞き上手」としての具体的な行動や工夫が見えづらかった点が課題でした。また、エピソードの場面設定がやや平坦で、どんな場面でどんな工夫をしたのかが曖昧な印象を与えていました。

【添削内容】
結論では強みが活きている具体的な行動を明記し、エピソードでは「誰にどう働きかけたのか」を明示しました。詳細や成果では、「どのような反応が返ってきたか」を描くことで、強みが他者にどう影響したかが分かる文章に改善しています。

【どう変わった?】
全体を通して強みが、具体的な行動・成果と併せて伝わるようになり、説得力のある文章になりました。企業側は「この人は誰に対してどう配慮できるのか」といった視点で評価を行いますが、それに応える自己PRになったと言えます。

【今回の自己PRのコツ】
・強みは行動として表現する
・行動と成果との因果関係が伝わるよう工夫する
・強みがどう他者に影響したのかを具体的に示す

「エントリーシート(ES)が選考通過するか不安….ESを誰かに添削してほしい….」そんな就活生の声に答えて、就活マガジンでは無料ES添削サービスである「赤ペンES」を運営しています。

第一志望である企業の選考に通過するためにも、まずは就活のプロにES添削を依頼してみましょう!LINE登録3分で満足が行くまで添削依頼ができますよ。

「聞き上手」を強みにして好印象な自己PRを作成しよう!

聞き上手は就活において大きな強みとなります。なぜなら、聞き上手な人は企業において円滑なコミュニケーションを支える重要な存在と評価されるからです。

聞き上手が与える印象には、チームの雰囲気づくりや業務効率の向上、顧客や上司との関係構築への貢献などがあり、企業から高く評価されやすい特徴です。

ただし「聞き上手です」と述べるだけでは伝わりません。具体的な特徴やエピソードを通じて、相手にどう影響を与えたのか、どんな姿勢で傾聴したのかを明確にすることが大切です。

聞き上手を言い換えた表現や、第三者からの評価を交えることで説得力を高めましょう。

最後に、聞き上手のスキルは入社後の活躍にも直結します。企業目線での伝え方を意識しながら、自分の強みとして効果的にアピールしてください。

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    「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。