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【例文5選】エンジニアの自己PRの書き方を解説|未経験者向けの例文も紹介

近年、エンジニアは就活生から高い人気があり、未経験や文系からエンジニアを目指す方も少なくありません。

しかし、「未経験からでもエンジニアになることは可能なのか?」「面接では自分をどのようにアピールすれば良いのか?」などの不安を抱える方も多いのでは?

この記事では、エンジニアの自己PR例文・自己PR作成のコツなどを紹介します。未経験者向けの自己PR例文や書き方についても詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

人事 鈴木

記事の監修者

人事 鈴木

新卒でベンチャー企業で求人広告の新規営業を経験 入社半年でテレアポ獲得数社内1位。新卒売り上げ1位を獲得。 その後Cmind groupの人事部に入社し、新卒採用を担当。 現在は学生の面談だけではなく採用戦略や広報にも携わっている。

吉田

記事の監修者

吉田

新卒で株式会社C-mindに入社後、キャリアアドバイザーとして累計1000人以上の就活生との面談を経験。就活時代も大手からベンチャーまで様々な業界・職種を見てきた経験から、幅広い視点でのサポートを得意とする。プロフィール詳細

エンジニア自己PRを上手く書くポイント3つ

まず初めに、エンジニアの自己PRを書く際のポイントを3つ紹介します。自己PRが書けずに悩んでいる方はぜひチェックしてくださいね。

  1. エンジニアに求められるスキルを把握する
  2. これまでの「実績」を書く
  3. 持っている「スキル」「資格」をアピール

①エンジニアに求められるスキルを把握する

エンジニアの自己PRを作成する際には、まず必要とされるスキルを理解しましょう。エンジニアは技術知識だけでなく、チームメンバーや顧客と関わる機会が多く、様々なスキルが必要とされるためです。

具体的なスキルとして、コミュニケーションスキル、問題解決能力、学習意欲、分析力などが挙げられます。技術面だけでなく、人間関係を構築する能力も重要視されますよ

②これまでの「実績」を書く

自己PRの際には、これまでに達成した実績を明記することが重要です。実績は能力とスキルを具体的に示す証拠となり、面接官にアピールしやすくなりますよ。

特に就活生は、「アプリ開発の経験」や「Webサイトの構築経験」など大きな成功体験がなくても、小規模な成果で十分にアピールできます。それらの実績は、どのような過程で達成されたのかを詳しく話すことで、面接官に強い印象を残せるでしょう

③持っている「スキル」「資格」をアピール

エンジニアとしての自己PRでは、保有スキルや資格を前面にアピールしましょう。未経験者であっても、関連するスキルや資格を持っていることをアピールすることで、採用の可能性を高められます。

例えば、プログラミング言語に関する知識、特定のフレームワークを用いた経験、プロジェクトにおける役割、またはそれに関連する資格などが挙げられますよ。

さらに未経験であっても、学習意欲や問題解決能力をアピールすることで、エンジニアへの適性を感じてもらいやすくなります。技術的なスキルだけでなく、成長可能性のあることを印象付けましょう。

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エンジニアの自己PR例文5つ

続いて、エンジニアの自己PRの例文を5つ紹介します。先ほど紹介した「自己PRを上手く書くポイント」を踏まえて参考にしてください。

  • 例文①SE(システムエンジニア)
  • 例文②インフラSE
  • 例文③Webエンジニア
  • 例文④サーバーエンジニア
  • 例文⑤ITコンサルタント

さらに今回は、現在も就活生を内定に導いている現役のキャリアアドバイザーが、5つの例文を本気で添削!自分の強みをどうアピールしたらいいか気になる人は、ぜひ読んでみてくださいね。

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例文①SE(システムエンジニア)

SE(システムエンジニア)の自己PR例文を添削しました。

今回の例文では、課題に粘り強く取り組む姿勢を中心に、大学のゼミ活動で培った問題解決力を具体的に示しています。

SE(システムエンジニア)の自己PR
【結論】
私は、課題に直面しても粘り強く取り組む姿勢を強みとしています。システムエンジニアとして複雑な問題に直面した際にも、大学時代に取り組んだ課題解決の経験からも、最後まで解決策を模索し続ける力があると自負しています。
添削コメント|「SEとして複雑な問題に直面した際にも~」という未来の話をしてしまうと信憑性に欠けます。修正後は「大学時代に取り組んだ課題解決の経験」という実際の経験に置き換えることで、説得力が増しました。
【エピソード】
大学のゼミで行ったチーム研究において、情報整理やツール導入が進まず、作業の停滞に悩まされた時がありました。進行管理が不十分で、作業の分担や進捗状況の把握に時間がかかり、全体の進みが遅れていた時がありました。
添削コメント|「情報整理やツール導入が進まず」という表現では、課題が生じた背景が曖昧です。「進捗管理の不十分」や「作業分担、進捗把握の難航」というエンジニア職でも起こり得る課題に言い換えることで、業務理解度の高さが伝わります。
【エピソード詳細】
私は現状の問題を洗い出すために、メンバー全員にヒアリングを行いました。その上で無料ツールを提案し、使い方を説明したのです。タスク管理アプリを用いて各自の作業を可視化することを提案し、操作方法をまとめた資料を自作して、メンバーに共有したのです。
添削コメント|元の文章では「ツールを提案して使い方を説明した」としか述べられていません。ツールの詳細やどのように操作説明をしたかを明示することで、SE職で求められる課題分析、施策実行力をアピールしています。
【成果】
その結果、チーム全体の進行速度が安定し、期日通りに研究を完成させられました。リーダーからは「冷静に課題を整理し、行動に移す力がある」と評価をいただきました。ゼミの担当教員からは「的確に課題を見極めて改善策を実行した」と高い評価を頂いたのです。
添削コメント|改善前の評価者である「リーダー」は抽象的なため、第三者(教員)からの具体的な評価に変更しました。より客観的かつ納得感のある成果アピールに改善されています。
【入社後】
入社後は、複雑な案件にも臆することなく、チームで進める業務の中でも、一つひとつの課題に対して論理的に向き合い、周囲と協力しながら最適な解決策を見出していきたいと考えています。
添削コメント|「複雑な案件」という表現は抽象的で、業務理解が浅い印象を与えるおそれがあります。「チームで進める業務」への言い換えにより、エピソードとの繋がりがより自然になりました。

【NGポイント】
修正前の文章では「複雑な案件」や「無料ツールの使い方を説明」といったざっくりとした表現が目立ち、就活生が学生時代に積んだ経験が詳細にアピールできていません。

【添削内容】
【エピソード詳細】では「ツールの使い方についての資料をまとめた」ことを追加しました。また、【成果】では評価者の立場を明示し、より評価に説得力が生まれるよう修正しています。

【どう変わった?】
大学時代の経験が詳細に伝わり、業務理解があることが伝わる内容となりました。「主体的に行動できる人材である」と評価されやすい内容へとなっています。

【今回の自己PRのコツ】
大学時代の経験を詳細に書く
・課題が生まれた背景を明らかにする
・入社後の展望をエピソードと繋げる

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例文②インフラSE

インフラSEの志望動機例文を添削しました。

表に出にくい業務でも責任感を持って対応できる姿勢や、冷静な問題解決力をアピールしています。

インフラSEの自己PR
【結論】
私は、目立たない部分にも責任感を持って取り組み、安定した環境を整えられます。縁の下の力持ちとして、インフラの安定運用を支える役割を担い、信頼されるインフラエンジニアを目指しています。
添削コメント|「縁の下の力持ち」という表現は、インフラSEとしての強みとうまく繋がりません。代わりに「安定運用を支える役割」と明示することで、エンジニア職との関連が明確になりました。
【エピソード】
大学の情報システム管理補助のアルバイトで、学内ネットワークの保守業務を担当しました。利用者の多い環境では、ミスが大きな影響を及ぼすためひとつの設定ミスが多くの学生の学習に影響を及ぼす可能性があるため、正確さと冷静な判断力が求められました。
添削コメント|「ミスが大きな影響を及ぼすため」では影響範囲と重大さが十分に伝わりません。「ひとつの設定ミスが多くの学生の学習に影響を及ぼす」と修正し、置かれた立場の重みが伝わりやすくなりました。
【エピソード詳細】
ある日、学内の一部エリアでネットワークがつながらないトラブルが発生しました。私は配線や設定状況を一つ一つ確認し、原因が機器の熱暴走にあると特定したのです。配線の断線とルーターの発熱状態を丁寧に確認し、物理的なトラブルの可能性が高いと判断しました。
添削コメント|「熱暴走にあると特定」は専門性が高く、学生が現場で即座に特定できる内容としては現実性に欠けます。「丁寧に確認」「可能性が高いと判断」と言い換えることで現実的になり、冷静さがより自然に伝わるように修正しました。
【成果】
その後は、トラブルを未然に防ぐため、温度管理の仕組みやチェック項目をマニュアル化する提案も行い自分なりに温度管理のチェックリストを作成しました。また、それを業務日報と併せて提出する仕組みを作り、上司から「冷静で丁寧な対応ができる」と評価をいただきました。
添削コメント|「マニュアル化」はインパクトがありますが、アルバイトとしての業務範囲を超えている印象があります。現実味を持たせるため、実際に取り組めそうな「チェックリスト作成」と「報告」へと落とし込み、再現性を高めました。
【入社後】
入社後は、安定性と効率の両立を意識し、障害を未然に防ぐ仕組みづくりにも貢献したいです。日々の地道な努力を積み重ね、目立たない部分にも手を抜かず、細かい点まで確認を怠らない姿勢を大切にしながら、安心して使えるインフラ環境の提供に尽力します。
添削コメント|「地道な努力を積み重ねる」という表現を「細かい点まで確認を怠らない姿勢を大切にする」とすることで、業務の再現性と責任感の強さがよりはっきり伝わります。

【NGポイント】
学内におけるITインフラの重要性が上手く示せておらず、エピソード内における「熱暴走」や「仕組み化」など、実際の学生経験としては現実性に欠ける表現も含まれていました。

【添削内容】
専門的すぎた経験を見直し、就活生らしい体験へと言い換えました。また、【入社後】では「細かい点まで確認を怠らない」という文言を追加し、インフラの安定を支える素質があることが示されました。

【どう変わった?】
インフラSEの仕事に必要な「安定運用を支える責任感」「冷静な対応」が、エピソードを通じて自然に伝わるようになりました。結果として、職種に合った再現性のある自己PRになっています。

【今回の自己PRのコツ】
現実的な経験をアピールする
・「安定性」を支えるスキルがあることを示す
・責任感や丁寧さが伝わる表現を意識する

例文③Webエンジニア

Webエンジニアの自己PR例文を添削しました。

Web制作に挑戦し、自主的な学習と工夫によって成果を出した経験をもとに、実務でも活かせる強みとして伝えています。

Webエンジニアの自己PR
【結論】
私は、目標に向けて粘り強く学び続ける力があります。Webエンジニアとして求められるスキルを着実に身につけるため、自ら課題を設定し、地道な努力を積み重ねてきました。特に、未経験の領域にも臆せず挑戦し、自ら学習方法を工夫して知識を積み上げる姿勢を強みとしています。
添削コメント|「努力を積み重ねた」という表現は一般的で印象に残りにくいため、「未経験でも挑戦する」「学習方法を工夫する」など行動と姿勢を明確にしました。
【エピソード】
大学のゼミ活動では、発表資料を共有するためのWebページを作成しました。当時はプログラミング未経験でしたが、「自分がやる」と手を挙げたことをきっかけに、Web制作の基礎から学び始めました。担当者を募る際に手を挙げ、Web制作に初めて挑戦することを決めました。
添削コメント|「自分がやると手を挙げた」ではやや文章が冗長のため、「担当者を募る際に手を挙げ」と企業に送る自己PRにふさわしい文体に修正しています。
【エピソード詳細】
HTMLやCSS、JavaScriptの簡単な動きを実装できるようになるまで、毎日2時間学習を続けました。わからない部分はゼミの仲間に積極的に質問し、理解を深めていきました。理解が曖昧な箇所は、ゼミの先輩に相談しながら情報を整理・再確認するなどの工夫を繰り返しました。
添削コメント|「質問した」「理解を深めた」だけでは粘り強さが伝わりにくいため、「相談」「情報整理」「再確認」といった具体的な行動に置き換えることで、学習を続ける姿勢と工夫の両方が伝わるようにしました。
【成果】
完成したページはゼミ内で高評価を得るとともに、他学年からも「使いやすい」との声をいただきました。この経験を通じて、学習の継続の大切さを実感しました。特に「操作が簡単」「資料が探しやすい」といった点が評価され、自分の工夫が価値に結びつく喜びを得たのです。
添削コメント|「学習の継続の大切さ」は主観にとどまっており、アピールしたい強みの軸がぶれています。評価された具体的な点と、自身の気づきをセットで述べることで、強みに一貫性を持たせました。
【入社後】
入社後も、新しい技術に前向きに取り組み、地道な努力を惜しまずスキルを磨き続け、継続的に知識をアップデートしながら、将来的にはチームの中核として開発に貢献したいと考えています。
添削コメント|「地道な努力を惜しまない」は繰り返し表現になっており、印象が薄れていました。エンジニア職において重要な「知識の更新」を明確にすることで、実務的な視点と一貫性ある成長意欲が伝わるようにしました。

【NGポイント】
「粘り強く学ぶ姿勢」のアピールに具体性が欠けていた点が課題でした。また、成果の記述に主観的な表現があり、強みの軸がぶれていた点も問題です。

【添削内容】
「未経験に挑戦する姿勢」「学習の工夫」「周囲からの評価」などを軸に、行動と結果がより明確になるよう調整しました。これにより、エンジニア職としての適性をより強く伝えられています。

【どう変わった?】
エピソードの内容がより鮮明になり、状況や行動をイメージできるようになりました。特に「どのように学び、どう成果を出したのか」が一貫して伝わることで、評価されやすい自己PRに仕上がっています。

【今回の自己PRのコツ】
内容に一貫性を持たせて強みを伝える
・他者からの評価は詳細に書く
・成長意欲が伝わるように入社後の展望を述べる

例文④サーバーエンジニア

サーバーエンジニアの自己PR例文を添削しました。

サーバーエンジニアに求められる「トラブル時の冷静な対応力」や「安定稼働への貢献」が伝わるように、場面の具体性を意識して自己PRを組み立てましょう。

サーバーエンジニアの自己PR
【結論】
私は、トラブル時にも冷静に原因を追究する障害発生時にも慌てず、原因を特定して安定稼働を回復させる対応力を強みとしています。
添削コメント|「冷静に原因を追究する」という言葉でイメージはできますが、「障害発生」「安定稼働」などの言葉に置き換え、よりエンジニア志望者としての自己PRに適した文章にしました。
【エピソード】
大学の学園祭実行委員として、イベント予約サイトの運用を任された際、サーバーの不具合により申込が一時停止するトラブルが発生しました。アクセスが集中したことで応答が極端に遅くなり、申込ページが開けない状態になりました。
添削コメント|「不具合」という表現では問題の内容が曖昧です。技術的な背景を軽く補足することで、エピソードの説得力を高め、「どの場面で強みを発揮したのか」が明確になります。
【エピソード詳細】
応急処置として手動対応を行いながら一時的に申込を停止し代替の受付フォームを用意しつつ、原因が設定ミスによる過負荷であると突き止めました。その上で、設定ファイル内の接続上限を見直し、アクセス制限をかけることでサーバーの負荷を軽減しました。
添削コメント|改善前の文章では「手動対応」とだけ表現されていた部分を「申込を停止し代替の受付フォームを用意した」と具体的に記し、解決した方法も追加することで、より説得力あるエピソードとなっています。
【成果】
その結果、サイトは安定して稼働するようになり、イベント当日までトラブルなく運営できました。「裏方として安心を支える」ことの難しさとやりがいを実感した経験です。学園祭当日も予約トラブルは一切発生せず、利用者から「事前準備がしっかりしていた」との評価を得ました。
添削コメント|成果の記述では、「実感した経験」という自己満足的な表現よりも、第三者からの評価や客観的な事実に言及することで説得力が増します。
【入社後】
入社後も、システムの安定稼働を第一に考え、目立たない部分でも確実に支えるインフラの安定を最優先に、障害の予兆を見逃さない監視体制の構築や、迅速な復旧対応に努めるサーバーエンジニアを目指して努力してまいります。
添削コメント|「目立たない部分でも~」は抽象的だったため、「監視体制の構築」「迅速な復旧」といった具体的な貢献内容に置き換えることで、業務理解と成長意欲が伝わる構成に仕上げました。

【NGポイント】
元々の例文では「手動対応」「目立たない部分でも確実に支える」といった抽象的な表現が目立ち、サーバーエンジニア職に特化した強みが見えづらい状態でした。

【添削内容】
「障害発生時にも慌てず対応」「アクセス集中による応答遅延」「接続制限による負荷軽減」など、エンジニア職ならではの文言に言い換え、障害にどのように対応したかも明示しました。

【どう変わった?】
職種に即したスキルと姿勢が明確になり、サーバーエンジニア志望としての説得力が大きく向上しました。技術力だけでなく、障害への柔軟な対応力といった企業が重視する要素も伝わります。

【今回の自己PRのコツ】
強みはエンジニア職にマッチしたものにする
・「不具合」の詳細を明確にする
・障害をどう解決したかも伝える

例文⑤ITコンサルタント

ITコンサルタントの自己PR例文を添削しました。

「情報を整理・分析し、最適な提案につなげる力」を例文でアピールし、コンサルタントに求められるスキルがあることを伝えましょう。

ITコンサルタントの自己PR
【結論
私は、相手の課題を丁寧に聞き取って最適な解決策を導く力があります。課題の本質を正確に把握し、それに応じた最適な解決策を導き出す力に強みがあります。
添削コメント|「丁寧に聞き取る」という表現は曖昧で再現性が見えにくいため、問題の本質を把握し、解決策を提示するという流れに具体性を持たせることで、ITコンサルタント職にも直結する強みを明確化しました。
【エピソード】
大学のゼミ活動で、地域の中小企業にITツール導入の提案を行うプロジェクトに参加しました。当初、企業側から「業務が非効率なので改善したい」と漠然とした相談を受けました。その際、何から着手すべきか明確でない状況だったため、まずは現状を把握することから始めました。
添削コメント|「漠然とした相談を受けた」という受け身な文言を、改善後は「現状把握から始めた」とすることで、主体性が自然と伝わる表現となっています。
【エピソード詳細】
まず現場で働く従業員の方々へのヒアリングを行ったところ、在庫管理の手作業によるミスや、データの二重入力が課題であると判明しました。これに対し、適切なツールを導入コストや操作性を踏まえてクラウド型の在庫管理ツールを比較・検討し、最も適したものを提案しました。
添削コメント|元の文章では「適切なツールを提案した」のみで終わっていた部分を具体的に説明しました。「在庫管理ツールを比較・検討した」という文章で、情報の整理・分析力を示しています。
【成果】
私の提案を実際に導入した結果、ミスが大幅に減り、作業時間も20%短縮されました。業務担当者からも「納得できる改善になった」と感謝の言葉をいただきました。「ツールが使いやすく、業務が楽になった」と好評を得て、改善策が現場にしっかり根付いたことを実感しました。
添削コメント|「感謝の言葉」だけでは成果として弱く、客観性に欠ける印象を与えます。改善後は、ユーザー視点の具体的な声と成果の定着性に触れることで、実務への影響力を明確に伝える内容に修正しています。
【入社後】
貴社に入社後も、エンジニアとしてお客様の課題に真摯に向き合い、対話を通じてニーズを的確に捉えます。ヒアリングと課題整理を通じてニーズ適切に把握します。最適なソリューションを提供することで、信頼される存在を目指したいと考えています。
添削コメント|「対話を通じて」という表現は、エンジニアやITコンサルタントの業務との繋がりが弱い印象です。「ヒアリングと課題整理」という具体的な行動に言い換えることで、実際の業務との繋がりを高めました。

【NGポイント】
元の文章では、「相談を受けた」といった受け身な言葉や「適切なツールを提案した」といったざっくりとした表現が多く、ITコンサルタントとしての「情報整理・分析能力」が伝わりませんでした。

【添削内容】
受け身表現を主体的な文言に直し、エピソード詳細では「ツールの比較・提案」といった要素を追加し、IT職種に求められる論理的思考やユーザー理解の姿勢を強調しています。

【どう変わった?】
改善後の例文では、読者が行動の意図を追えるようになり、コンサルタントに必要な「ユーザー目線に立った提案ができる」という能力を十分に示せています。

【今回の自己PRのコツ】
ITコンサルタントに必要な強みを軸にする
・主体性が伝わる表現を用いる
・提案内容は詳細に示す

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【未経験の方向け】自己PRの作り方・例文

ここまで、エンジニアの自己PRを書くポイント・例文を紹介してきました。ここからは、未経験の方向けに自己PRの作り方・例文を紹介します。

  1. アピールポイントを明確にする
  2. 未経験向け|エンジニア自己PR例文

①アピールポイントを明確にする

未経験者がエンジニア職の自己PRを作成する際には、アピールポイントを明確にする必要があります。特に、知識や経験を超えた適性や学習意欲をアピールすると良いでしょう。

自身が持つ潜在能力や、問題解決への取り組み、コーディングに対する情熱など、エンジニアとしての適性を示すことが重要です。エンジニアに必要な学び続ける姿勢を示してください。

未経験であっても、エンジニアとして貢献できる能力があることをアピールすると、内定に一歩近づきますよ。

②未経験向け|エンジニア自己PR例文

未経験の学生向けの、エンジニア職の自己PR例文を添削しました。

入社後にどのようなツールを活用するかまで示すことで、未経験でも成長の可能性があることを企業にアピールできています。

未経験向け|エンジニアの自己PR
【結論】
私は、課題解決に対して主体的に取り組む姿勢を強みとしています。相手の課題を整理し、分かりやすく伝える方法を提案・実行できる力を強みとしています。
添削コメント|「主体的に取り組む姿勢」は就活生によく見られる表現で、他者との差別化が難しいです。「課題を整理し、提案・実行できる力」と言い換えることで、強みの印象がより明確になります。
【エピソード】
大学のゼミ活動で、発表資料の内容が曖昧でわかりにくいという課題に直面した際、全体の理解を深めるための改善に率先して取り組みました。内容を整理し、聞き手に伝わる構成を提案・実行しました。
添削コメント|「改善に率先して取り組んだ」は意欲的ですが、何をどう改善したのかが不明瞭です。「内容を整理し、構成を提案・実行」と書くことで、エンジニアに求められる思考プロセスがアピールできています。
【エピソード詳細】
具体的には、内容の整理に注力し、資料の構成を見直しました。専門用語を減らし、図やフローチャートを取り入れることで、複雑な情報も一目で伝わる工夫をしました。また、ゼミメンバー全員にヒアリングを行いました。からフィードバックをもらい、修正部分を洗い流しました。
添削コメント|元の文章で曖昧だった「資料の構成を見直した」という文言を「専門用語の削減」「図やフローチャート導入」と具体化し、メンバーからのフィードバックについても追加しました。詳細な施策が伝わっています。
【成果】
結果として、教員から「これまでで一番わかりやすい資料だった」と高い評価をいただきました。ゼミ全体の理解も深まったのです。質疑応答もスムーズに進み、内容が正確に伝わったと実感できました。
添削コメント|「ゼミ全体の理解が深まった」は客観性に欠け、成果としての印象が弱くなってしまいます。教員からの評価と合わせて、「質疑応答がスムーズだった」など第三者が確認できる変化を加えることで、説得力のある成果に変わりました。
【入社後】
入社後は、未経験でも主体的に学び、技術の背景を丁寧に理解しながら書籍や講座を活用しながら継続的に知識を深め、仕様の背景や目的も把握したうえで開発に取り組みます。ユーザーにとって価値あるシステムをつくれるエンジニアを目指したいです。
添削コメント|「主体的に学ぶ」「丁寧に理解する」は意欲を示す表現ですが、手段が曖昧で実行の可能性が伝わりにくくなっています。「書籍や講座」といったツールを示すことで、成長の可能性が伝わります。

【NGポイント】
自己PRの冒頭や各段落において、抽象的な表現が目立っていました。「主体的に取り組む」といった言葉は他の就活生とも重複し、インパクトが弱まるリスクがあります。

【添削内容】
実際の行動に基づく言い回しへと差し替えました。エピソード詳細では「専門用語の削減」「図やフローチャート導入」といった施策を追加し、どのように資料を改善したかが伝わりやすくなりました。

【どう変わった?】
エピソードと成果が論理的につながることで、エンジニアとしての素質が明確になりました。「入社後に自らスキルを身に着けられる人材」として、成長が期待できる自己PRとなりました。

【今回の自己PRのコツ】
自分らしい言葉で強みを述べる
・改善内容を詳細に伝える
・入社後にどのようなツールで学んでいくか示す

「エントリーシート(ES)が選考通過するか不安….ESを誰かに添削してほしい….」そんな就活生の声に答えて、就活マガジンでは無料ES添削サービスである「赤ペンES」を運営しています。

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エンジニアの自己PRの注意点2つ

では最後に、エンジニアの自己PRを作る上で注意すべきことを2つ紹介します。注意点を踏まえ、伝わりやすい自己PRを作成しましょう。

  1. エピソードは一つに絞る
  2. なりたい人物像・キャリアプランを述べる

①エピソードは一つに絞る

エンジニアの自己PRを作成する際には、一つのエピソードに焦点を当てましょう。複数のエピソードを挙げると情報が分散し、どこをアピールしたいのか伝わりにくくなってしまうことも。

選んだエピソードについて詳細に深堀りし、自己アピールを明確かつ信頼性のあるものにしてくださいね。

また、そのエピソードがどのような背景だったか・どのように対応したかを具体的に伝えると、相手に伝わりやすく、信頼度の高いエピソードになりますよ。

②なりたい人物像・キャリアプランを述べる

エンジニアの自己PRを作成する際、目指す人物像やキャリアプランを明確に伝えてください。理想とする人物像を描くことにより、あなたの価値観や興味が伝わりやすくなるでしょう。

また、なりたい人物像・キャリアプランを示すことで、継続的な学習意欲や熱意をアピールできます。エンジニアは常に新しい技術や知識の学習が必須ですので、エンジニアとしての適性を示せますよ。

例文を参考にして、エンジニア自己PRを完成させよう

この記事では、エンジニアの自己PRの書き方・例文について紹介しました。

紹介した通り、未経験からでもエンジニアとしての道を歩むことは十分可能です。ただし、技術を習得する意欲や、技術以外でも自分の持つスキルをアピールしましょう

自己PR作成に悩んでいる方は例文を参考にし、自身の魅力を最大限に引き出す自己PRを完成させてくださいね。

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