HOME > 就活マガジン記事 > 面接で聞かれる「仕事をする上で大切なこと」の回答例文を7つ紹介

面接で聞かれる「仕事をする上で大切なこと」の回答例文を7つ紹介

就職活動の際、面接官から「仕事をする上で何を大切にしているか」と質問されることがあります。この質問に対する回答はあなたの仕事観を表すので、しっかりと準備しておく必要があります。

経験が浅い就活生には、この質問に戸惑うこともあるでしょう。しかし面接官の意図をつかみ、自分の考えをわかりやすく伝えれば問題はありません

この記事では、この質問への効果的な回答のコツを紹介します。就職活動の際の参考にしてみてくださいね。

仕事をする上で大切なこととは何か

そもそも、仕事をする上で大切なこととは、「業務をするうえで何を軸にしたいのか」になります。

似たような質問で「大切にしている価値観」を聞かれることもありますが、これは仕事だけでなく全般人生における価値観を問うものです。質問の意図をよく理解し、正しく回答してくださいね。

面接官が仕事をする上で大切なことを質問する4つの理由

ここでは、面接官が「仕事をする上で大切なこと」を質問する理由を4つ紹介します。

  1. 仕事への向き合い方を知るため
  2. 業務上での価値観を知りたいため
  3. コミュニケーション能力も見ている
  4. 仕事との相性を見るため

①仕事への向き合い方を知るため

面接官が「仕事上で何を大切にしているか」と聞くのは、あなたの仕事に対する姿勢や責任感を確認したいからです。

企業は従業員ひとりひとりが、与えられた仕事に責任を持って取り組むことを期待していて、面接では同じ能力であっても、より優しい姿勢の人材を選びたいと考えています。

そのため、面接では給与面での回答は避け、仕事への努力や責任感を示すことが大切です。あなたの入社後の活躍を期待している面接官にアピールする気持ちを持ってくださいね。

②業務上での価値観を知りたいため

面接官は、あなたがどのような「価値観」を大切にしているかにも注目しています。

個人の価値観は人それぞれ違うのは当然ですが、企業で働く以上は、他の社員とうまく協力していく必要があります。

そのため、面接では自分の価値観が企業の理念や社風とマッチしているかどうかを確認されるのです。

事前に企業研究をしっかりと行って、その企業にとって適切な自分の価値観を具体的に説明できるように準備しておくことがポイントです。

③コミュニケーション能力も見ている

面接では、前提知識やスキルだけでなく、コミュニケーション能力も評価されます。職場では、上司や同僚と協力しながら仕事を進めていくことが求められます。そのため面接官は、あなたがどのように自分の考えを相手にわかりやすく伝えられるかに注目しています。

質問に苦労する際は、相手の立場に立って丁寧かつ具体的に話しましょう。コミュニケーション力をアピールできれば、入社後の活躍が期待できるかもしれません。

④仕事との相性を見るため

面接では、あなたが入社後その企業で活躍できるかどうかも判断されます

これまで自社で活躍し続けてきた社員はどのような人物なのか、そして就活生であるあなたのスタンスがそれに応じてマッチしていることを確認しているのです。

優秀な人材でも、企業との相性が合わなければ十分に力を発揮できない可能性もあります。

そのため事前に企業の理念や社風をよく理解して、OBやOGの方から直接聞いた情報を持っていくことが大切です。そうすれば、自分がその企業でどのように活躍できるか具体的に説明できるでしょう。

「仕事をする上で大切なこと」を考える手順

続いて、「仕事をする上で大切なこと」を考える方法を紹介します。

  1. 過去の経験を振り返る
  2. 企業研究の内容から考える
  3. なりたい自分を考える

①過去の経験を振り返る

面接官に自分の「仕事観」を伝えるには、過去の経験を振り返ることがおすすめです。

これまでの部活動や趣味など、自分が熱心に取り組んできたことの中に、大切にしている価値観が隠れていることが多いです。

そのエピソードを思い出しながら、「どのような状況で、どのように行動し、そこから何を学んだのか」を整理すると良いでしょう。

具体的な経験談を交えて、面接官に自分の価値観をわかりやすく伝えられるよう準備しましょう。そうすれば、企業が求めるタイプの人材であることを印象づけられるはずです。

②企業研究の内容から考える

面接で「仕事上で大切にしていることは何ですか?」と聞かれたとき、自分の経験から得られた価値観を具体的に述べるのがおすすめです。

自分の価値観がよくわからない場合は、志望先の企業研究から着手するのも良いでしょう。

その企業の仕事内容や強み、社風などに共感できるところから、自分の考えを引き出してみてください。選考に通るには、その企業が求めている能力や価値観を意識しながら、自分なりの説得力のある回答を用意することが重要です。

経験が浅くても、これらのアプローチを組み合わせれば、きっと面接官に印象的な答えができるでしょう。

③なりたい自分を考える

面接で自分の「仕事観」を伝えるには、将来のあなたの姿を想像するのがおすすめです。

将来どんな仕事に就きたいか、どのように活躍したいかを考えてみましょう。そこには、きっと今あなたが大切にしている考え方や価値観が反映されているはずです。

また、応募先の企業で活躍している人や、あなたが尊敬する人の言動から、ヒントを得るのもおすすめです。彼らが大切にしていることを参考にすれば、自分なりの仕事観を見出せるでしょう。

若手ならではの新鮮な視点を面接官に示せるよう、前向きに取り組んでみてくださいね。

面接で「仕事をする上で大切なこと」を話す時に意識したいポイント

面接で「仕事をする上で大切なことは何ですか?」と質問された際、以下のキーワードを踏まえて回答するのがおすすめです。

  • 協調性
  • 信頼関係
  • 臨機応変な対応力
  • 向上心
  • 努力
  • モチベーションの維持
  • 会社への貢献意欲

これらのキーワードは、円滑に仕事を進めていくための重要な要素です。上司や同僚と協調して働くには、お互いの信頼関係が欠かせません。また、変化に柔軟に対応できる力や、自己研鑽に努める姿勢も欠かせません。

面接では、入社後の活躍を見据えて、自分の持つこれらの能力やスキルを具体的に説明することが重要です。さらに、その企業の理念や社風に合わせて、強調するポイントを選んでいきましょう。

「仕事をする上で大切なこと」の回答例文7選

続いて、上記したキーワードに沿って、仕事をする上で大切なことを伝える例文を紹介します。自分の大切なことに似ている例文を参考にしてくださいね。

  1. 協調性
  2. 信頼関係
  3. 臨機応変な対応力
  4. 向上心
  5. 努力
  6. モチベーションの維持
  7. 貢献意欲

①協調性

まずは協調性をアピールする例文です。これまでの経験を述べてどのような過程でその価値観が見に着いたのかが述べられているのがポイントです。

仕事を進める上で大切なことは、協調性を持って行動することだと考えています。
職場では、上司や同僚と密接に連携しながら、共通の目標に向けて取り組む必要があります。一人で完結できる仕事はほとんどなく、お互いに協力して業務を遂行していくことが不可欠です。

私は、これまでの部活動の経験から、チームとしての連携の大切さを学びました。個人の能力も重要ですが、それ以上に全メンバーが一丸となって努力することが、成功への近道だと感じています。
例えば、試合前の練習では、お互いの良いところを認め合い、アドバイスし合うことで、全員が最高のパフォーマンスを発揮できました。そして、勝利の喜びを全員で分かち合えたことが何よりも嬉しかったです。
この経験から、私は職場でも同様に、上司や同僚との良好な関係を築き、共通の目標に向けて全力で取り組んでいきたいと考えています。お互いの信頼関係の上に立って、切磋琢磨しながら、より高いレベルの成果を生み出していきたいと思います。

このように、私にとって協調性は仕事を進める上で欠かせない要素です。この姿勢を持って、この企業で活躍できるよう尽力いたします。

②信頼関係

続いて、信頼関係を大切にする人の例文です。具体的に今後の業務の抱負も述べられているので、面接官からするとどのような働き方をしてくれるのか分かりやすいと評価されるでしょう。

仕事をする上で大切なことは、信頼関係を築くことだと考えます。
職場では、上司や同僚と密接に連携しながら業務を進めていく必要があります。一人で完結できる仕事はほとんどありません。お互いの信頼が不可欠なのです。

私はこれまでの部活動の経験から、仲間との絆の大切さを学びました。個人の技術や能力は勿論重要ですが、それ以上に全員が信頼し合い、支え合える関係性が、真の成功につながると感じています。
例えば、試合前の最終練習では、コーチや先輩から的確なアドバイスをもらい、お互いに励まし合いながら、全員が最高のパフォーマンスを発揮できました。そして、勝利の瞬間には、一丸となった喜びを分かち合えたことが何よりも印象的でした。

この経験から、私は職場でも同様に、上司や同僚との強い絆を築きたいと考えています。お互いの長所を認め合い、時には助け合いながら、共通の目標に向けて全力で取り組んでいきたいと思います。

③臨機応変な対応力

続いて、臨機応変な対応力を大切にする人の例文です。具体的にどんな出来事があり、その際の対応方法が述べられているのがポイントです。

仕事を進める上で最も大切なことは、臨機応変な対応力です。
職場では予期せぬ事態に直面することが多くあります。そのような状況でも冷静に判断し、迅速に対処できる力が不可欠です。一つ一つの業務をマニュアル通りにこなすだけでは、柔軟性に欠けてしまいます。

これまでの私の経験から、予期せぬ変化に対して柔軟に対応することの大切さを学びました。部活動では、試合中に想定外の出来事が起きることがしばしばありました。例えば、試合中の怪我の発生など、まさに予期せぬ出来事に見舞われたことがあります。
そんな時は慌てずに素早く対応し、チームのリーダーとして適切な指示を出すことで、チームの士気を保ち続けることができました。こうした経験から、私は臨機応変な対応力の大切さを体感しています。

この姿勢を職場でも発揮していきたいと考えています。上司や同僚とコミュニケーションを密に取りながら、状況の変化に柔軟に対応していくことで、どんな困難な課題にも立ち向かえると考えています。

④向上心

続いて、向上心を大事にする人の例文です。向上心は志望意欲にも繋がるため、特に企業の魅力を踏まえた考えを述べると好印象を与えられるでしょう。

仕事を進める上で私が何よりも大切にしているのは、向上心を持ち続けることです。
社会人になれば、与えられた仕事をこなすだけでは通用しません。自ら課題を発見し、解決策を見出していく力が必要不可欠です。そのためには、自己研鑽を怠らず、常に新しいことにチャレンジし続ける姿勢が重要だと考えています。

これまでの私の経験から、向上心の大切さを強く感じています。部活動では、同じ動作を何度も繰り返し練習を重ねることで、徐々にスキルアップできたことを覚えています。ただ単に与えられた練習メニューをこなすだけでは、決して自分を高められませんでした。
また、先輩や指導者のアドバイスを真摯に受け止め、それを自分なりに消化し、新しい試みにつなげていくことも大切でした。自己満足に陥ることなく、常に次のステージを見据えた取り組みが、結果的に大きな成長につながったのです。

この経験から、私は職場においても同様の姿勢を貫きたいと考えています。上司や先輩の助言を踏まえつつ、自ら課題を発見し、解決策を立案していくことを実践し、さらなる飛躍につなげていきたいと思います。

⑤努力

続いて、努力を大切にする人の例文です。努力は当たり前のようでなかなか続けられない人がいるので、その部分にどのように努力し続ける工夫をしようとしているのかをアピールする必要があります。

仕事を遂行する上で最も大切なことは、私にとって努力を惜しまないことです。
どんな仕事であっても、最初から完璧な結果を出せるわけではありません。むしろ、常に粘り強く取り組み、少しずつ成長していくことが重要だと考えています。

これまでの部活動での経験から、努力の成果が必ず実を結ぶことを学びました。当初は思うように成績が上がらず、挫折感に苛まれることもありました。しかし、諦めずに着実に練習を重ねていくうちに、確実に力がついていき、ついには目標を達成することができたのです。
この経験から、仕事においても、目標に向けて粘り強く取り組む姿勢が何より大切だと考えるようになりました。上司や同僚の方々のアドバイスを真摯に受け止め、一つ一つ着実にステップアップしていくことで、必ず自分の成長につながっていくはずです。

この「努力を惜しまない」という姿勢を胸に、この企業でも全力で仕事に取り組ませていただきたいと思います。

⑥モチベーションの維持

続いて、モチベーションが大事になるという例文です。自分の好きなことには時間を忘れて楽しめるように、モチベーションがあることは仕事に対する意識にも影響します。

この例文は、どのようにモチベ―ションを保つのかが述べられている部分がポイントです。

仕事を遂行する上で私が何より大切にしているのは、高いモチベーションを維持し続けることです。
どんな仕事にも必ず苦難や挫折が伴います。しかし、それらを乗り越えていくためには、自らの内なる情熱を絶やすことなく、常に前進し続ける姿勢が不可欠だと考えました。

この考えは、部活動の経験から、得られました。厳しい練習や苦しい試合の中でも、目標達成への強い意欲を持ち続けることで、確実に着実な成長が遂げられたのを覚えています。

このように、仕事においても、目標に向けて一貫して取り組み続けるためには、自らの内なる情熱を絶やすことなく、常に高いモチベーションを維持することが重要です。上司や同僚の方々と協力しながら、組織の一員としての使命感を持ち続けていきたいと考えています。

⑦貢献意欲

最後に紹介する例文は、貢献意欲を大事にする人の例文を紹介します。会社への貢献意欲が強いことを、具体的にどのような業務で表していくのかが述べられている部分がポイントです。

仕事を遂行する上で、私が何よりも大切にしているのは、会社への強い貢献意欲です。
どんな業務であっても、ただ与えられた仕事をこなすだけでは不十分だと考えています。自ら課題を発見し、解決策を提案することで、組織の発展に寄与していきたいと思います。

これまでの部活動の経験から、自分の役割を全うし、チームの勝利に貢献することの喜びを感じ、個人の力を最大限に発揮するだけでなく、仲間とともに目標達成に向けて尽力することの大切さを学びました。

また同様の姿勢を職場でも持ち続けたいと考えています。上司や同僚の方々と協力しながら、自社の発展に貢献できるよう、常に前を向いて行動します。与えられた仕事に全力で取り組むとともに、新しいアイデアの提案や課題解決にも積極的に取り組むといった姿勢で、この企業の一員としての責任を果たしていきたいと思います。

仕事をする上で大切なことを述べる際に注意したいこと

最後に、「仕事をするうえで大切なこと」を解答する際に気を付けたい注意点を2つ紹介します。

  1. 面接では待遇面への言及は控えめに
  2. 面接では丁寧な言葉遣いで自分を表現する

①面接では待遇面への言及は控えめに

面接で「仕事をする上で大切なことは何ですか?」と聞かれたとき、給与や休日などの待遇面については、あまり深くは言及しないのがよいでしょう。

そうした話をすると、あなたが仕事への意欲に欠けると受け取られかねません。

もちろん、面接の中で少し触れる程度なら問題ありません。しかし仕事観を尋ねられた際には、それ以外のことに焦点を当てたほうがいいでしょう。そのほうが面接官にあなたの前向きな姿勢をしっかりアピールできますよ。

②面接では丁寧な言葉遣いで自分を表現する

面接で質問に答える際、自分の経験を思い出しながら話していると、つい普段の話し方になってしまいがちです。

しかし、面接官は就活生の言葉遣いにも注目しています。社会人から見れば、言葉遣いが失礼だと感じる場合もあります。

面接では、単に内容だけでなく、丁寧な言葉遣いでコミュニケーションをとることが重要です。自分の考えを伝えるときは、相手の立場に立って、敬語を使うなど、社会人としての適切な言葉遣いを意識しましょう。

面接で自分の「仕事をする上で大切なこと」を効果的にアピールする方法

面接官から「仕事をする上で何が大切だと思いますか?」と質問されたら、きちんと自分の仕事観を伝える必要があります。

この質問は、あなたの仕事に対するスタンスやコミュニケーション力を確認するためのものです。

事前に自分の経験を振り返り、これまで大切にしてきた価値観を整理しておきましょう。また、応募企業の理念や社風にも配慮した回答を用意するのがポイントです。

丁寧な言葉遣いと具体的なエピソードを交えることで、面接官にあなたの仕事への意欲をしっかりアピールできるでしょう。この質問に的確に答えられるよう、ぜひ準備を進めてみてくださいね。

まずは志望動機を作ってみる

    • 卒業年数
    • 学校
    • 名前
    • 連絡先

    No.1

    卒業年月日を選択してください

    2025年3月2026年3月2027年3月卒業済み

    No.2

    学校区分を選択してください

    大学大学院(博士)大学院(修士)短期大学専門学校海外大学

    No.2

    学校情報を入力してください

    学校名
    学部名
    学科名
    学校名
    学部名
    学科名

    No.3

    お名前を入力してください

    お名前
    フリガナ

    No.4

    連絡先を入力してください

    電話番号
    メールアドレス

    本利用規約には、株式会社C-mindが「https://shukatsu-magazine.com」上で提供するサービスにおける、本サービスを利用するお客様との間の基本的な事項が規定されております。本サービスの利用者におかれましては、必ず全文お読み下さいますようお願いいたします。

    個人情報保護方針」と 「サービス利用規約」を確認する

    編集部

    この記事を書いた人

    編集部