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面接で聞かれる「仕事をする上で大切なこと」の回答例文を7つ紹介

就職活動の際、面接官から「仕事をする上で何を大切にしているか」と質問されることがあります。この質問に対する回答はあなたの仕事観を表すので、しっかりと準備しておく必要があります。

経験が浅い就活生には、この質問に戸惑うこともあるでしょう。しかし面接官の意図をつかみ、自分の考えをわかりやすく伝えれば問題はありません

この記事では、この質問への効果的な回答のコツを紹介します。就職活動の際の参考にしてみてくださいね。

 

人事 鈴木

記事の監修者

人事 鈴木

新卒でベンチャー企業で求人広告の新規営業を経験 入社半年でテレアポ獲得数社内1位。新卒売り上げ1位を獲得。 その後Cmind groupの人事部に入社し、新卒採用を担当。 現在は学生の面談だけではなく採用戦略や広報にも携わっている。

目次

仕事をする上で大切なこととは何か

そもそも、仕事をする上で大切なこととは、「業務をするうえで何を軸にしたいのか」になります。

似たような質問で「大切にしている価値観」を聞かれることもありますが、これは仕事だけでなく全般人生における価値観を問うものです。質問の意図をよく理解し、正しく回答してくださいね。

「仕事をする上で大切なこと」は就活生の価値観を判断するための質問です。

この質問への回答が入社後の人間関係や仕事への取り組み方に関わってくるのでマッチ度を判断する要素もありますよ。

面接官が仕事をする上で大切なことを質問する4つの理由

ここでは、面接官が「仕事をする上で大切なこと」を質問する理由を4つ紹介します。

面接官の質問の意図を知ることで好印象な回答を意識することができ、逆に的外れな回答を防ぐことができますよ。

  1. 仕事への向き合い方を知るため
  2. 業務上での価値観を知りたいため
  3. コミュニケーション能力も見ている
  4. 仕事との相性を見るため

①仕事への向き合い方を知るため

面接官が「仕事上で何を大切にしているか」と聞くのは、あなたの仕事に対する姿勢や責任感を確認したいからです。

企業は従業員ひとりひとりが、与えられた仕事に責任を持って取り組むことを期待していて、面接では同じ能力であっても、より優しい姿勢の人材を選びたいと考えています。

そのため、面接では給与面での回答は避け、仕事への努力や責任感を示すことが大切です。あなたの入社後の活躍を期待している面接官にアピールする気持ちを持ってくださいね。

②業務上での価値観を知りたいため

面接官は、あなたがどのような「価値観」を大切にしているかにも注目しています。

個人の価値観は人それぞれ違うのは当然ですが、企業で働く以上は、他の社員とうまく協力していく必要があります。

そのため、面接では自分の価値観が企業の理念や社風とマッチしているかどうかを確認されるのです。

事前に企業研究をしっかりと行って、その企業にとって適切な自分の価値観を具体的に説明できるように準備しておくことがポイントです。

③コミュニケーション能力も見ている

面接では、前提知識やスキルだけでなく、コミュニケーション能力も評価されます。職場では、上司や同僚と協力しながら仕事を進めていくことが求められます。そのため面接官は、あなたがどのように自分の考えを相手にわかりやすく伝えられるかに注目しています。

質問に苦労する際は、相手の立場に立って丁寧かつ具体的に話しましょう。コミュニケーション力をアピールできれば、入社後の活躍が期待できるかもしれません。

④仕事との相性を見るため

面接では、あなたが入社後その企業で活躍できるかどうかも判断されます

これまで自社で活躍し続けてきた社員はどのような人物なのか、そして就活生であるあなたのスタンスがそれに応じてマッチしていることを確認しているのです。

優秀な人材でも、企業との相性が合わなければ十分に力を発揮できない可能性もあります。

そのため事前に企業の理念や社風をよく理解して、OBやOGの方から直接聞いた情報を持っていくことが大切です。そうすれば、自分がその企業でどのように活躍できるか具体的に説明できるでしょう。

明日、面接があるけど不安すぎる…
どんな質問が来るか分からず、緊張してしまう…


このように面接に対しての漠然とした不安から、面接に苦手意識を持ってしまったり、面接が怖いと感じてしまうこともありますよね。企業によっても面接の質問や内容が違うので、毎回ドキドキしてしまいます。

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「仕事をする上で大切なこと」を考える手順

続いて、「仕事をする上で大切なこと」を考える方法を紹介します。

  1. 過去の経験を振り返る
  2. 企業研究の内容から考える
  3. なりたい自分を考える

①過去の経験を振り返る

面接官に自分の「仕事観」を伝えるには、過去の経験を振り返ることがおすすめです。

これまでの部活動や趣味など、自分が熱心に取り組んできたことの中に、大切にしている価値観が隠れていることが多いです。

そのエピソードを思い出しながら、「どのような状況で、どのように行動し、そこから何を学んだのか」を整理すると良いでしょう。

具体的な経験談を交えて、面接官に自分の価値観をわかりやすく伝えられるよう準備しましょう。そうすれば、企業が求めるタイプの人材であることを印象づけられるはずです。

②企業研究の内容から考える

面接で「仕事上で大切にしていることは何ですか?」と聞かれたとき、自分の経験から得られた価値観を具体的に述べるのがおすすめです。

自分の価値観がよくわからない場合は、志望先の企業研究から着手するのも良いでしょう。

その企業の仕事内容や強み、社風などに共感できるところから、自分の考えを引き出してみてください。選考に通るには、その企業が求めている能力や価値観を意識しながら、自分なりの説得力のある回答を用意することが重要です。

経験が浅くても、これらのアプローチを組み合わせれば、きっと面接官に印象的な答えができるでしょう。

③なりたい自分を考える

面接で自分の「仕事観」を伝えるには、将来のあなたの姿を想像するのがおすすめです。

将来どんな仕事に就きたいか、どのように活躍したいかを考えてみましょう。そこには、きっと今あなたが大切にしている考え方や価値観が反映されているはずです。

また、応募先の企業で活躍している人や、あなたが尊敬する人の言動から、ヒントを得るのもおすすめです。彼らが大切にしていることを参考にすれば、自分なりの仕事観を見出せるでしょう。

若手ならではの新鮮な視点を面接官に示せるよう、前向きに取り組んでみてくださいね。

「仕事をする上で大切なこと」を見つけるには自己分析が近道!ワークシートを作ろう

新卒である皆さんの中には「今までアルバイトしかしたことがないけど、仕事をする上で大切なことってどう答えれば?」と迷う人もいますよね。

そこで大切になってくるのが「自己分析」です!そもそもこの質問は「あなたの仕事に対する価値観」を聞かれているので、まずは自己分析をして、自分の価値観を見つめ直す必要があるわけですね。

ここでは、どのように自己分析をしていけばいいか、簡単にワークシート形式で説明していきます。3ステップで完了するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

  1. これまでの身近な経験を振り返ろう!
  2. 「譲れないこと」を深掘りしよう
  3. 「仕事をする上で大切なこと」に変換しよう

「自己分析のやり方がよくわからない……」「やってみたけどうまく行かない」と悩んでいる場合は、無料で受け取れる自己分析シートを活用してみましょう!ステップごとに答えを記入していくだけで、あなたらしい長所や強み、就活の軸が簡単に見つかりますよ。

STEP1|これまでの身近な経験を振り返ろう!

まずは、自分の過去経験の中から、最も身近だった体験を振り返ってみましょう。これはアルバイトや部活動、サークル活動など、あなたが今まで行なってきたことで構いません。

その経験について、以下のポイントに沿って表を埋めてみてください。

それはどんな経験?楽しかった要因・苦手だった要因は?
楽しかった、または夢中になった経験について例:文化祭準備、バイト先での接客、サークル運営など例:人との交流が楽しかった、お客さんから感謝されたのが嬉しかった など
つらかったり、苦手だった経験について例:人間関係の問題、作業が単調だったなど例:冗談をどんどん交わしあうノリが苦手だった、飲み会が多くて苦痛だった など

これらの質問の答えは、あなたの「価値観」に繋がっています。次の項目で、楽しかったことや辛かったことから「自分の譲れない価値観」を定めていきましょう!

STEP2|「譲れないこと」を深掘りしよう

ここでは、STEP1で出した「楽しかったこと」「辛かったこと」から、「自分が力を発揮できる環境」「発揮しにくい環境」を考えてみましょう。

これが「譲れない価値観」に繋がり、ひいては自分の「仕事をする上で大切なこと」に繋がっていきます!STEP1で出した経験をもとに、さらに以下の質問に答えてみてくださいね。

それはどんな経験?楽しかった要因・苦手だった要因は?【追加質問】どんな状況だと楽しさ・苦しさを感じる?
楽しかった、または夢中になった経験について例:文化祭準備、バイト先での接客、サークル運営など例:人との交流が楽しかった、お客さんから感謝されたのが嬉しかった など例:チームで協力するとき、誰かに喜ばれたとき など
つらかったり、苦手だった経験について例:人間関係の問題、作業が単調だったなど例:勝手に順位をつけられるノリが苦手だった、飲み会が多くて苦痛だった など例:一人で黙々と作業すること、競争が激しく数値での成果を求められる環境 など

「どんな状況だと楽しさ・苦しさを感じるか」への答えは「どんな環境が自分にとって大切なのか」という価値観に繋がっています。

ここまで来ればあともう一歩です!

STEP3|「仕事をする上で大切なこと」に変換しよう

これまで出してきた「譲れない価値観」は、「こういう環境がいい」「こういう状況が嫌だ」という、やや受け身なものになりがちで、「仕事で大切にしたいこと」というジャンルからは少し離れています。

そこで、STEP1とSTEP2で出てきた価値観を「自分に合った環境を作るにはどうすればいいか」という視点から「仕事をする上で大切なこと」に変換しましょう!

作業において大切だと感じることは何?(譲れない環境は?)具体的な理由は?では楽しい環境を「作り」、苦しい環境を「抜け出す」にはどうしたらいい?仕事をする上で大切なことは?
例①:チームで協力できること例:サークルの文化祭準備でチームの協力が成功につながり、自分が一番やる気を感じたから例:「協調性」を保って物事を進める努力をすればいい協調性
例②:誰かに喜んでもらえること例:文化祭で準備した催しでお客さんに感謝されたことが嬉しくて、もっと頑張ろうと思えたから例:常に「相手の視点に立って思いやりを持って接する」ことを心がければいい相手の視点に立って思いやりを持つこと
例③:競争がゆるやかで、数値で成果を求められないこと例:ゼミ活動で優劣を決められ、他の学生と比べられるのが苦痛だったから例:他人からの評価に一喜一憂せず、「ひたむきに努力すること」を続ければいいひたむきに努力すること

上記のように、「チームで協力できる環境だと力を発揮できる」という人は「その状況を生むために『協調性』を仕事で大切にしたい」というふうに変換できます。

このように自己分析を進めていけば、誰でも「仕事をする上で大切なこと」が見つけられますよ。

「自己分析のやり方がよくわからない……」「やってみたけどうまく行かない」と悩んでいる場合は、無料で受け取れる自己分析シートを活用してみましょう!ステップごとに答えを記入していくだけで、あなたらしい長所や強み、就活の軸が簡単に見つかりますよ。

面接で「仕事をする上で大切なこと」を話す時に意識したいポイント

面接で「仕事をする上で大切なことは何ですか?」と質問された際、以下のキーワードを踏まえて回答するのがおすすめです。

  • 協調性
  • 信頼関係
  • 臨機応変な対応力
  • 向上心
  • 努力
  • モチベーションの維持
  • 会社への貢献意欲

これらのキーワードは、円滑に仕事を進めていくための重要な要素です。上司や同僚と協調して働くには、お互いの信頼関係が欠かせません。また、変化に柔軟に対応できる力や、自己研鑽に努める姿勢も欠かせません。

面接では、入社後の活躍を見据えて、自分の持つこれらの能力やスキルを具体的に説明することが重要です。さらに、その企業の理念や社風に合わせて、強調するポイントを選んでいきましょう。

「仕事をする上で大切なこと」の回答例文7選

続いて、上記したキーワードに沿って、仕事をする上で大切なことを伝える例文を紹介します。自分の大切なことに似ている例文を参考にしてくださいね。

  1. 協調性
  2. 信頼関係
  3. 臨機応変な対応力
  4. 向上心
  5. 努力
  6. モチベーションの維持
  7. 貢献意欲

①協調性

まずは協調性をアピールする例文です。これまでの経験「どのような過程で協調性を意識する価値観に至ったのか?」を明確に伝える必要がありますよ。

仕事を進める上で大切なことは、協調性を持って行動することだと考えています。

職場では、上司や同僚と密接に連携しながら、共通の目標に向けて取り組む必要があります。一人で完結できる仕事はほとんどなく、お互いに協力して業務を遂行していくことが不可欠です。

私は、これまでの部活動の経験から、チームとしての連携の大切さを学びました。個人の能力も重要ですが、それ以上に全メンバーが一丸となって努力することが、成功への近道だと感じています。
例えば、試合前の練習では、お互いの良いところを認め合い、アドバイスし合うことで、全員が最高のパフォーマンスを発揮できました。そして、勝利の喜びを全員で分かち合えたことが何よりも嬉しかったです。

この経験から、私は職場でも同様に、上司や同僚との良好な関係を築き、共通の目標に向けて全力で取り組んでいきたいと考えています。お互いの信頼関係の上に立って、切磋琢磨しながら、より高いレベルの成果を生み出していきたいと思います。

このように、私にとって協調性は仕事を進める上で欠かせない要素です。この姿勢を持って、この企業で活躍できるよう尽力いたします。

【今回のポイント】

協調性を重視する姿勢は、どの業界・職種でも高く評価されやすいため、働き方の軸として説得力があります。

また、部活動の具体的なエピソードを用いて、チームで成果を上げた経験を示しており、職場での再現性が伝わる点も評価につながります。

明日、面接があるけど不安すぎる…
どんな質問が来るか分からず、緊張してしまう…


このように面接に対しての漠然とした不安から、面接に苦手意識を持ってしまったり、面接が怖いと感じてしまうこともありますよね。企業によっても面接の質問や内容が違うので、毎回ドキドキしてしまいます。

そんな就活生の皆さんのために、カリクル就活攻略メディアでは、実際に400社の面接の質問を調査し、100個の質問を厳選しました。LINE登録をすることで【完全無料】で質問集をダウンロードできます。面接質問集をゲットして、不安を解消した状態で面接に臨みましょう!

②信頼関係

続いて、信頼関係を大切にする人の例文です。具体的に今後の業務の抱負も述べられているので、面接官からするとどのような働き方をしてくれるのか分かりやすいと評価されるでしょう。

仕事をする上で大切なことは、信頼関係を築くことだと考えます。

職場では、上司や同僚と密接に連携しながら業務を進めていく必要があります。一人で完結できる仕事はほとんどありません。お互いの信頼が不可欠なのです。

私はこれまでの部活動の経験から、仲間との絆の大切さを学びました。個人の技術や能力は勿論重要ですが、それ以上に全員が信頼し合い、支え合える関係性が、真の成功につながると感じています。

例えば、試合前の最終練習では、コーチや先輩から的確なアドバイスをもらい、お互いに励まし合いながら、全員が最高のパフォーマンスを発揮できました。そして、勝利の瞬間には、一丸となった喜びを分かち合えたことが何よりも印象的でした。

この経験から、私は職場でも同様に、上司や同僚との強い絆を築きたいと考えています。お互いの長所を認め合い、時には助け合いながら、共通の目標に向けて全力で取り組んでいきたいと思います。

【今回のポイント】

信頼関係の重要性を「一人では完結できない仕事」に結びつけており、協働の姿勢が伝わりやすく評価されやすい内容です。

また、部活動での実体験を通じて、職場での再現性がある価値観として表現している点も面接官に好印象を与えます。

③臨機応変な対応力

続いて、臨機応変な対応力を大切にする人の例文です。具体的にどんな出来事があり、その際の対応方法が述べられているのがポイントです。

仕事を進める上で最も大切なことは、臨機応変な対応力です。

職場では予期せぬ事態に直面することが多くあります。そのような状況でも冷静に判断し、迅速に対処できる力が不可欠です。一つ一つの業務をマニュアル通りにこなすだけでは、柔軟性に欠けてしまいます。

これまでの私の経験から、予期せぬ変化に対して柔軟に対応することの大切さを学びました。部活動では、試合中に想定外の出来事が起きることがしばしばありました。例えば、試合中の怪我の発生など、まさに予期せぬ出来事に見舞われたことがあります。

そんな時は慌てずに素早く対応し、チームのリーダーとして適切な指示を出すことで、チームの士気を保ち続けることができました。こうした経験から、私は臨機応変な対応力の大切さを体感しています。

この姿勢を職場でも発揮していきたいと考えています。上司や同僚とコミュニケーションを密に取りながら、状況の変化に柔軟に対応していくことで、どんな困難な課題にも立ち向かえると考えています。

【今回のポイント】

「臨機応変な対応力」は多くの職種で求められる汎用性の高い強みであり、予期せぬ事態に対する冷静な判断や行動ができる点は実務面で高く評価されやすいです。

さらに、部活動のリーダー経験を通じて「行動の具体性」と「再現性」が伝わっており、社会人としての基礎力が感じられる内容になっています。

④向上心

続いて、向上心を大事にする人の例文です。向上心は志望意欲にも繋がるため、特に企業の魅力を踏まえた考えを述べると好印象を与えられるでしょう。

仕事を進める上で私が何よりも大切にしているのは、向上心を持ち続けることです。

社会人になれば、与えられた仕事をこなすだけでは通用しません。自ら課題を発見し、解決策を見出していく力が必要不可欠です。そのためには、自己研鑽を怠らず、常に新しいことにチャレンジし続ける姿勢が重要だと考えています。

これまでの私の経験から、向上心の大切さを強く感じています。部活動では、同じ動作を何度も繰り返し練習を重ねることで、徐々にスキルアップできたことを覚えています。ただ単に与えられた練習メニューをこなすだけでは、決して自分を高められませんでした。

また、先輩や指導者のアドバイスを真摯に受け止め、それを自分なりに消化し、新しい試みにつなげていくことも大切でした。自己満足に陥ることなく、常に次のステージを見据えた取り組みが、結果的に大きな成長につながったのです。

この経験から、私は職場においても同様の姿勢を貫きたいと考えています。上司や先輩の助言を踏まえつつ、自ら課題を発見し、解決策を立案していくことを実践し、さらなる飛躍につなげていきたいと思います。

【今回のポイント】

向上心は「成長意欲」や「主体性」と直結し、多くの企業でポテンシャルの高さとして評価されやすい要素です。

部活動での反復練習やアドバイスの活用を通じて、受け身でない努力の姿勢が具体的に伝わっており、職場での再現性も明確です。

⑤努力

続いて、努力を大切にする人の例文です。努力は当たり前のようでなかなか続けられない人がいるので、その部分にどのように努力し続ける工夫をしようとしているのかをアピールする必要があります。

仕事を遂行する上で最も大切なことは、私にとって努力を惜しまないことです。

どんな仕事であっても、最初から完璧な結果を出せるわけではありません。むしろ、常に粘り強く取り組み、少しずつ成長していくことが重要だと考えています。

これまでの部活動での経験から、努力の成果が必ず実を結ぶことを学びました。当初は思うように成績が上がらず、挫折感に苛まれることもありました。しかし、諦めずに着実に練習を重ねていくうちに、確実に力がついていき、ついには目標を達成することができたのです。

この経験から、仕事においても、目標に向けて粘り強く取り組む姿勢が何より大切だと考えるようになりました。上司や同僚の方々のアドバイスを真摯に受け止め、一つ一つ着実にステップアップしていくことで、必ず自分の成長につながっていくはずです。

この「努力を惜しまない」という姿勢を胸に、この企業でも全力で仕事に取り組ませていただきたいと思います。

【今回のポイント】

「努力を惜しまない姿勢」は、成長意欲と粘り強さの両面を備えており、入社後の継続的な成長が期待できる点で高く評価されます。

また、困難を乗り越えた具体的な経験を通じて、単なる精神論ではなく、行動と成果が伴った努力型の人物像が明確に伝わります。

⑥モチベーションの維持

続いて、モチベーションが大事になるという例文です。自分の好きなことには時間を忘れて楽しめるように、モチベーションがあることは仕事に対する意識にも影響します。

この例文は、どのようにモチベ―ションを保つのかが述べられている部分がポイントです。

仕事を遂行する上で私が何より大切にしているのは、高いモチベーションを維持し続けることです。

どんな仕事にも必ず苦難や挫折が伴います。しかし、それらを乗り越えていくためには、自らの内なる情熱を絶やすことなく、常に前進し続ける姿勢が不可欠だと考えました。

この考えは、部活動の経験から、得られました。厳しい練習や苦しい試合の中でも、目標達成への強い意欲を持ち続けることで、確実に着実な成長が遂げられたのを覚えています。

このように、仕事においても、目標に向けて一貫して取り組み続けるためには、自らの内なる情熱を絶やすことなく、常に高いモチベーションを維持することが重要です。上司や同僚の方々と協力しながら、組織の一員としての使命感を持ち続けていきたいと考えています。

【今回のポイント】

高いモチベーションの維持は、困難に直面しても粘り強く取り組める人材として評価されやすく、企業にとって安定した成果を期待できる要素です。

また、部活動の具体的経験を通じて「意欲が行動に結びつくタイプ」であることが伝わっており、継続的な成長を見込める点でも好印象を与えます。

⑦貢献意欲

最後に紹介する例文は、貢献意欲を大事にする人の例文を紹介します。会社への貢献意欲が強いことを、具体的にどのような業務で表していくのかが述べられている部分がポイントです。

仕事を遂行する上で、私が何よりも大切にしているのは、会社への強い貢献意欲です。

どんな業務であっても、ただ与えられた仕事をこなすだけでは不十分だと考えています。自ら課題を発見し、解決策を提案することで、組織の発展に寄与していきたいと思います。

これまでの部活動の経験から、自分の役割を全うし、チームの勝利に貢献することの喜びを感じ、個人の力を最大限に発揮するだけでなく、仲間とともに目標達成に向けて尽力することの大切さを学びました。

また同様の姿勢を職場でも持ち続けたいと考えています。上司や同僚の方々と協力しながら、自社の発展に貢献できるよう、常に前を向いて行動します。与えられた仕事に全力で取り組むとともに、新しいアイデアの提案や課題解決にも積極的に取り組むといった姿勢で、この企業の一員としての責任を果たしていきたいと思います。

【今回のポイント】

貢献意欲を軸に据えた姿勢は、「主体性」や「当事者意識」が強く伝わるため、企業側からは即戦力や成長人材として評価されやすいです。

また、部活動でのチーム貢献の経験をベースに、職場での具体的な再現イメージまで描かれており、説得力と再現性の両面が備わっています

仕事をする上で大切なことを述べる際に注意したいこと

最後に、「仕事をするうえで大切なこと」を解答する際に気を付けたい注意点を2つ紹介します。

  1. 面接では待遇面への言及は控えめに
  2. 面接では丁寧な言葉遣いで自分を表現する

①面接では待遇面への言及は控えめに

面接で「仕事をする上で大切なことは何ですか?」と聞かれたとき、給与や休日などの待遇面については、あまり深くは言及しないのがよいでしょう。

そうした話をすると、あなたが仕事への意欲に欠けると受け取られかねません。

もちろん、面接の中で少し触れる程度なら問題ありません。しかし仕事観を尋ねられた際には、それ以外のことに焦点を当てたほうがいいでしょう。そのほうが面接官にあなたの前向きな姿勢をしっかりアピールできますよ。

②面接では丁寧な言葉遣いで自分を表現する

面接で質問に答える際、自分の経験を思い出しながら話していると、つい普段の話し方になってしまいがちです。

しかし、面接官は就活生の言葉遣いにも注目しています。社会人から見れば、言葉遣いが失礼だと感じる場合もあります。

面接では、単に内容だけでなく、丁寧な言葉遣いでコミュニケーションをとることが重要です。自分の考えを伝えるときは、相手の立場に立って、敬語を使うなど、社会人としての適切な言葉遣いを意識しましょう。

「仕事をする上で大切なこと」の深掘り質問も確認しておこう!

面接では、質問に一問一答で回答すれば良いのではなく、質問の回答に対しての深掘り質問への対処も必要です。

ここでは、実際に「仕事をする上で大切なこと」を面接官から質問されて、回答した場合にどのような深掘り質問が想定できるのかを解説していきます。

完全に深掘り質問を予測することは難しいですが、事前にある程度の深掘り質問を想定して回答も用意しておくと安心です。

面接に対しての緊張緩和や、当日想定していた深掘り質問をされた際は自信を持って回答できるので、好印象の獲得も目指せますよ。

  1. 実際の面接風景で深掘り質問の感覚をつかもう
  2. 「仕事をする上で大切なこと」の深掘り質問で意識すべき点は?

実際の面接風景で「仕事をする上で大切なこと」の深掘り質問の感覚をつかもう

【模範回答】

では、○○さんにとって「仕事をする上で大切なこと」は何ですか?

私は「チームワーク」が最も大切だと考えています。一人でできることには限界がありますし、周囲と協力することでより大きな成果が生まれると考えています。

【深掘り質問①】
なるほど。では、なぜチームワークをそれほど重要だと感じるようになったのでしょうか?

大学のゼミでの活動がきっかけです。

ある発表で私がリーダーを務めたのですが、最初は自分一人で進めてしまい、メンバーの意見を十分に取り入れられませんでした。その結果、内容に偏りが出てしまい、発表の評価も伸びませんでした。

しかし、次の機会では意識的に周囲と意見交換を重ねたことで、より質の高い内容になり、全体の満足度も上がりました。この経験から、チームで動くことの大切さを実感しました。

【深掘り質問②】
良い経験ですね。では、今後実際の仕事でそのチームワークをどう活かしていきたいと考えていますか?

業務でも、まずは相手の考えや立場を理解することを意識したいです。

その上で、自分の役割を果たしながら、周囲が成果を出せるようなサポートにも積極的に取り組みたいと考えています。

例えば、業務の進捗を可視化して情報を共有したり、困っている人に声をかけたりといった小さな行動を積み重ねていきたいです。

【深掘り質問③】
では、チーム内で意見がぶつかったり、協力が難しい場面があった場合は、どのように対応しますか?

まずは、冷静に状況を把握するよう心がけます。

感情的にならず、相手の主張に耳を傾けた上で、共通の目的に立ち返ることが大切だと考えています。

もし自分が間違っていれば素直に認め、建設的な対話を通じて、納得感のある結論を目指す姿勢を持ちたいです。

【今回の深掘りの解説】

基本的に深掘り質問は「Why」の深掘りが多いです。「なぜそう思うのか?」「その根拠は何か?」などを面接官は深く質問するのです。

実際に面接で選考通過を勝ち取るためには、単に一問一答の回答ではなく、その後に「それはなぜか?」を質問されることを心得て回答を用意しておくと選考通過率がUPしますよ。

今回の「仕事をする上で大切なこと」の深掘り質問では、主に就活生の価値観を確認してしており、入社後に自社の人間との価値観とマッチするのかを判断しています。

「仕事をする上で大切なこと」の深掘り質問で意識すべき点は?

「仕事をする上で大切なこと」は、表面的な価値観だけでなく、価値観が就活生の中に根付いているのか、どれだけ本気で大切にしているのかを見極めるために使われます。

たとえば、最初に「私はチームワークを大切にしています」と答えた場合、深掘りでは「なぜそう思うようになったの?」「それって具体的にどんな行動だったの?」「その結果どうなったの?」といった、思考の深さや一貫性を確認する質問が続くことが多いです。

また最終的に入社後に会社に馴染んで仕事を円滑に進められるのかを確認しているのです

深掘りされることで、あなたの考えに「重み」があるか、「言っているだけ」でないかが見られています。準備の際は、自分の価値観に対して「なぜ?」「どうやって?」「結果は?」と自問自答して、深掘りに耐えられる土台を作っておくのが大切です。

「仕事をする上で大切なこと」を回答するコツ
①価値観が形成された「きっかけ」まで伝えているか
②その価値観をどう行動に落とし込んできたか
③その価値観が今後の仕事でどう活きるか

面接で自分の「仕事をする上で大切なこと」を効果的にアピールする方法

面接官から「仕事をする上で何が大切だと思いますか?」と質問されたら、きちんと自分の仕事観を伝える必要があります。

この質問は、あなたの仕事に対するスタンスやコミュニケーション力を確認するためのものです。

事前に自分の経験を振り返り、これまで大切にしてきた価値観を整理しておきましょう。また、応募企業の理念や社風にも配慮した回答を用意するのがポイントです。

丁寧な言葉遣いと具体的なエピソードを交えることで、面接官にあなたの仕事への意欲をしっかりアピールできるでしょう。この質問に的確に答えられるよう、ぜひ準備を進めてみてくださいね。

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    「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。