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IT業界で採用されやすい志望動機のポイントと例文|書いてはいけない注意点も解説

「IT業界を受けたいけど志望動機はどうやって書くのが正解なの?」そのようにお悩みではありませんか?

たしかにIT業界は幅広く様々な企業が存在しているので、志望動機の伝え方に悩んでしまいますよね。

この記事ではそんな方に向けて、IT業界の志望動機の書き方を紹介します。

また、志望動機に取り入れたいポイントやIT企業の求める人物像も解説するので、是非参考にしてみてください。

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人事 鈴木

記事の監修者

人事 鈴木

新卒でベンチャー企業で求人広告の新規営業を経験 入社半年でテレアポ獲得数社内1位。新卒売り上げ1位を獲得。 その後Cmind groupの人事部に入社し、新卒採用を担当。 現在は学生の面談だけではなく採用戦略や広報にも携わっている。

紙谷

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紙谷

新卒1年目の段階では訪問営業でトップセールス獲得し、3階級役職をあげる。 現在は企業コンサルとキャリアアドバイザーを兼任。

吉田

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吉田

新卒で株式会社C-mindに入社後、キャリアアドバイザーとして累計1000人以上の就活生との面談を経験。就活時代も大手からベンチャーまで様々な業界・職種を見てきた経験から、幅広い視点でのサポートを得意とする。

目次

【新卒&未経験必見】IT業界の特徴

IT業界とは、情報技術を活用したサービス展開を行う業界のことです。

IT業界の中にも色々な業種があり、それぞれに求められるスキルや働き方も異なるので、IT業界で就職を考えている方は仕組みを把握しておく必要があるでしょう。

また、人手不足に悩まされているIT企業が多く、経済産業省の調査では2030年には最大79万人のIT人材が不足するという結果が出ています。(引用:経済産業省「IT分野について」)

そのため、IT業界はほかの業種に比べて報酬面や待遇が良い傾向にあることも特徴です。

デジタル化が急速に進んでいる現代社会では、今後もIT技術を用いた商品やサービスの需要が高まるため、市場規模も大きくなる一方といえるでしょう。

IT企業が求める人物像を業界別で5つ紹介

IT業界には様々な業界があるため、業界によって求められる人物像が異なります。希望の業界に求められているものをしっかりと把握して、就職活動を優位に進めましょう。

また、基本的にIT業界の業務では、プログラミング・データベース管理・デザイン作成が必要となるので既にスキルを習得できていれば有利となります。

ここでは、主な5つの業界の企業が求める人物像について解説します。

  1. インターネット・WEB業界
  2. 通信業界
  3. ソフトウェア業界
  4. ハードウェア業界
  5. 情報処理サービス業界

自分1人での自己分析に不安がある方は、就活のプロと一緒に自己分析をしてみませんか?あなたらしい長所や強みが見つかり、就活がより楽になりますよ。

①インターネット・WEB業界

インターネット・WEB業界が求める人物像は、向上心が強く適応能力やコミュニケーション能力が高い人です。

WEB業界とは、X(旧Twitter)・InstagramなどのSNSや、楽天・AmazonのECサイトのように、WEBを通してサービスを提供している業界のことですよ。

未経験で知識0からでも行えるといわれていますが、短期間で急速に変化する業界でもあるため、その時々に合わせた適応能力や知識を習得する向上心を必要とします。

また他のメンバーと一緒に業務を行なったり、顧客企業と関わったりすることが多い業種なので、IT業界の中でもとくに高いコミュニケーション能力が必要です。

②通信業界

通信業界が求める人物像は、変化に恐れず挑戦できる人や社会に貢献したい気持ちが強い人です。

主な業務内容は、Wi-Fiなどに使われる電波や回線の運用設備を行っており、インターネットの使用が日常化している現代では必要不可欠な業界でもあります。

通信業界は日々進化している業界で、技術やトレンドの成長も早く最先端のIoTや5Gに触れられる可能性もありますが、変化に恐れず対応していく必要があるでしょう。

また現代人には欠かせない通信分野での業務となるので、社会に貢献したい気持ちが強い人にとっては、とくに向いている業界といえます。

③ソフトウェア業界

ソフトウェア業界に求められる人物像は、論理的思考力があり学習意欲の高い人です。

主な業務内容は、コンピューターに対して命令を出すプログラムを組むことで、スマホアプリやWEBアプリなどの企画・開発・販売を行います。

開発作業は基本的に1つのものをチームで創り上げていくため、メンバーで話し合って意見を出し合い、考えをまとめながら、それに至る過程を明確にする論理的思考力が必要です。

また、ソフトウェア業界ではとくにプログラミングスキルや豊富なIT知識が必要となるため、常に知識を習得し続ける学習意欲の高い人が向いているでしょう。

④ハードウェア業界

ハードウェア業界に求められる人物像は、機械を触ることが好きな人や何事にも粘り強く取り組むことができる人です。

ハードウェア業界ではPC・スマホ・テレビのように身近なものから、医療機器や産業ロボットまで幅広い種類の機器を設計して開発しています。

そのため、電気や電気工学の知識が必須となってくることから、機械をいじることが好きで楽しみながら作業を行える人は向いているでしょう。

また、商品として販売するまでに何度も動作テストを行う必要があります。

そのため、思い通りに進まない状況でも根気強く粘り強い取り組みを行える人は、企業の求める人物像に近いといえるでしょう。

⑤情報処理サービス業界

情報処理サービス業界に求められる人物像は、コミュニケーション能力が高く問題解決能力が高い人です。

業務内容を大まかに表現すると顧客企業の課題を解決することです。話を聞いて要点を精査し、提案する必要があるため、第一に顧客とのコミュニケーションが大切ですよ。

また、顧客企業ごとの業務に合ったシステムの企画・構築・保守・管理を行うため、問題解決能力が高い人は情報処理サービス業界に向いているといえるでしょう。

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IT業界の主な職種と仕事内容

IT業界の中でもいくつかの業界がありますが、業界の中にも複数の職種があります。

職種によって業務内容や立ち回りも変わるため、自分がどの職種に向いているか考えておきましょう。

ここでは、主な職種5つと仕事内容を解説していきます。どの職種にするか迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。

  1. エンジニア職
  2. 営業・コンサルタント職
  3. マネジメント職
  4. 総合職
  5. 事務職

①エンジニア職

エンジニア職は、システムやソフトウェアの設計・開発・運用を行う技術者のことです。

IT技術が進んでいる現代社会を陰で支えているエンジニアは縁の下の力持ちであり、これからも社会で必要とされる職種であり続けるでしょう。

また、エンジニア職にはいくつかの種類があり、「SE」「プログラマー」「AIエンジニア」「IoTエンジニア」といった代表的なエンジニアの種類以外にも多く存在しています。

技術職に興味のある方でも、エンジニアは種類によって役割や創り上げる物も異なるため、「どんなことに携わりたいか」を明確に決めておきましょう。

さらにプログラミングスキルも必須となるので、幅広くプログラミング言語を習得しておく必要があります。

②営業・コンサルタント職

IT業界における営業・コンサルタント職はクライアントの課題解決を提案する仕事です。

一口に営業・コンサルタント職といっても企業によって具体的な担当分野は異なり、向き不向きの別れる職種の1つでもあります。

とくにハードウェアやSlerの営業は価格競争や交渉の難しさに直面しがちなため、成果が報酬にダイレクトに反映されるとストレスを感じる人も多いでしょう。

ただ、頑張れば頑張った分だけ結果に反映されやすいので、働くうえで大きなやりがいを感じられることも大きなメリットといえます。

③マネジメント職

IT業界におけるマネジメント職は、クライアントの求めるシステムを完成させるために、開発チームを総括してプロジェクトの品質・コスト・納期の管理を行います。

一括りでいえば、開発チーム全体を管理する立場で、会社の利益率を上げるために経営的な視点から考えることも多い仕事ですよ。

経営陣と現場のメンバーを繋ぐパイプ役として重要な立場であり、企業の売上アップには欠かせない役割ともいえます。

またマネジメントができるエンジニアが不足していることから、エンジニア兼マネジメントが行える人材の市場価値が高まっていることも特徴です。

④総合職

IT業界における総合職は、企画・営業・マーケティングなど様々な仕事を任せられます。

これまで紹介した他の職種と大きく異なる点は、ITのスキルや知識の習得を必須としないことです。

企業によっても異なりますが、プログラミング未経験の文系就活生も総合職なら入社できる可能性が高くなります。

「IT業界が気になるけど、文系だし自信がない…」という方は、総合職を希望してみると良いかもしれません。

⑤事務職

IT企業の事務職は他の業界とほとんど変わらず、人事・電話やメール対応・総務・労務などの仕事内容となります。

事務職も多少のIT知識は必要となりますが、ITスキルに関しては必須でないため、比較的未経験でも採用されやすい職種となることが特徴ですよ。

一般事務と異なる点は、IT機器に関する仕事が多いので「機器やソフトウェアに関する問い合わせ」「機器の初期設定」「インストール」などをすることです。

未経験でも積極的にIT業界の知識を取り込むことによって、実務レベルまでレベルアップしていける環境になれることも魅力の1つとなります。

IT業界の志望動機に必ず取り入れたい4つのポイント

就職活動でIT企業を受ける際、志望動機に入れておくと印象の良いポイントがいくつか存在します。

志望動機は採用担当者も重点的にチェックしている項目でもあるので、魅力的な志望動機を述べることで内定率も上がるでしょう。

志望動機に含める内容がわからずに悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。

  1. IT業界に注目したきっかけ
  2. IT業界で役立つ自分の強み
  3. その企業でなければいけない理由
  4. トレンドキーワードを入れこむ

①IT業界に注目したきっかけ

IT業界に興味を持ったきっかけを冒頭で簡潔に伝えるようにしましょう。

「世界的に需要が高まっているから」「手に職を付けて専門的な技術を学びたいから」など、注目した理由を明確に述べることで、その後の文章を分かりやすく伝えられます。

また、具体的な理由を伝えることで、IT業界に就職したいという熱意と真剣さをアピールできるからです。

IT業界は就活生に人気の業界の1つではあるので「なんとなく」の志望動機になていないか注意しましょう。

実際にどのようなタイミングでIT業界に興味を持ったのかを具体的に伝えることで志望度の高さもアピールできますよ。

②IT業界で役立つ自分の強み

IT業界で役立つ自分の強みがある場合は志望動機に含めてみると良いでしょう。

企業は入社後に活躍できるポテンシャルがあるかどうかも注目しているため、自分の強みを入社後に活かせるかをアピールする必要があります。

例えば「私には”柔軟性がある”という強みがあり、IT業界の中でも特に団結力を大切にされている貴社で活躍できるのではないかと考え志望しました。」などです。

すでにIT業界で活かせそうな資格やスキルを持っている方は、それについても述べると良いでしょう。

「自分の強みが分からない…本当にこの強みで良いのだろうか…」と、自分らしい強みが見つからず不安な方もいますよね。

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③その企業でなければいけない理由

志望動機には必ずその企業でなければいけなかった理由を伝えるようにしましょう。

IT業界には多くの企業が存在しているため、企業側は「どうして数ある企業の中からうちを選んだのか」というポイントをチェックします。

具体的にどうしてその企業を選んだのか、その企業でしか実現できないことを盛り込みながら伝えるようにしましょう。

自分が企業に惹かれた理由を根拠とともに説明したうえで、具体的なエピソードを取り入れながら話すと説得力が増し、入社意欲をアピールできます。

志望動機を作成する際は「他社でもできるのでは?」とツッコミが来ないように意識しましょう。

志望先の企業だけでなく、競合他社も調べて異なる良さや課題を抽出すると差別化ができた志望動機の作成ができますよ

④トレンドキーワードを入れ込む

IT業界の志望動機には、トレンドキーワードを入れ込みながら話すと学習意欲の高い人だと捉えられるため効果的です。

入社前からトレンドについてしっかり調べておくことで、習得力や対応力が求められるIT業界において、好印象に捉えられる可能性が高くなりますよ。

常に時代の最先端を追い求め続けているIT業界では、トレンドの流れが速いので、技術の変化に対応した学習意欲が必要です。以下は代表的なトレンドキーワードです。

・デジタルトランスフォーメーション(DX)
・AI(人工知能)
・IoT
・5G

ただ、面接官からトレンドキーワードについて深堀する質問を受けた場合、答えられないと逆効果になってしまう恐れがあるので、事前にしっかりと勉強しておきましょう。

IT業界で内定を取るための志望動機のフレームワーク

自己分析や盛り込みたいポイントを抑えたら、フレームワークに沿って志望動機を作成しましょう。

ここでは、IT業界で内定を取るための志望動機のフレームワークについて紹介していきます。

これに当てはめて伝えれば、分かりやすく纏まった志望動機を作成しやすくなるため、伝え方に迷われている方は是非参考にしてみて下さい。

  1. 志望動機を一言で伝える
  2. 志望理由の背景を伝える
  3. 志望理由の背景を更に具体的に伝える
  4. 入社後のビジョンを伝える

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①志望動機を一言で伝える

まずは、志望動機の結論を一言で伝えましょう

どうしてその企業を選んだのか」「どうしてその業界でなければいけないのか」をしっかりと説明してください。

もし、明確な動機がない場合は企業の「事業内容に惹かれているか」「どのような能力を得られるか」「働いている人に惹かれているのか」について述べると良いです。

志望動機の最初の1文は簡潔に分かりやすくを意識しましょう。

冒頭の文章が読みにくいと志望動機の方向性がつかめず、読み手側にストレスを与えてしまいます。好印象を得るためにも読み手側への配慮も忘れないようにしましょう。

②志望動機の背景を伝える

次に志望理由の背景を伝えましょう。志望動機の背景を伝えることで、より説得力が増して志望する熱意を採用担当に伝えられます。

さらに説得力を持たせたい場合は、実際の経験を元に仕事に活かせるアピールをすると有効的ですよ。

より説得力が上がり、入社後のビジョンを明確に持った意欲の高い人材と印象付けられます。

③志望動機の背景を深掘りして伝える

志望動機の背景を伝えたあとは、さらに背景を具体的に伝えましょう。とくに志望動機の根拠をここで詳しく説明します。

具体的なエピソードから得られたことや考えたことを伝えると、志望動機が明確に伝わってより入社への熱意を伝えられるでしょう。

背景を深掘りして伝えることで志望動機の説得力が増します。

逆に抽象的な背景だと「志望度が低いのでは?」と判断されてしまう恐れもあるので、過去経験をさらに深ぼって、具体的な背景を伝えましょう。

④入社後のビジョンを伝える

最後は入社後のビジョンを伝えましょう。

実際に会社の内側に入ったとき、自分はどのような動きができるのか、またはしていきたいのかが重要です。

とくに企業がこれから進めようとしている事業を理解した上で、これからのビジョンを伝えてアピールするのがおすすめです。

企業と志願者が目指す未来が一致していることを認識してもらえれば、これから働きを期待できる人材として印象付けられるでしょう。

【例文あり】文系でも書けるIT業界の職種別志望動機6選

IT業界は幅広く、様々な業種が存在しているため志望動機もさまざまです。ここでは文系でも書けるIT業界の職種別志望動機の例文を6つ紹介します。

  1. システムエンジニア
  2. WEBエンジニア
  3. インフラエンジニア
  4. セールスエンジニア
  5. プログラマー
  6. 社内SE

また今回は、現在も就活生を内定に導いている現役のキャリアアドバイザーが、6つの例文を本気で添削!特に気をつけたいコツやNGポイントを知りたい人は、ぜひ参考にしてくださいね。

また、志望動機がそもそも書けずに困っている人は、就活マガジンの志望動機テンプレを試してみてください!まずはサクッと作成して、悩む時間を減らしましょう。

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【関連記事】
赤ペンESを徹底解説!エントリーシート無料添削サービスとは

①システムエンジニア

まずは、システムエンジニアの志望動機例文です。

今回は志望動機の中で強みをアピールしているため、企業を志望する理由に、その強みがどう絡んでくるかを説明するのが重要です。

システムエンジニアの志望動機
【結論】私は、チームで目標を達成する力と学生時代にバスケットボール部での活動で培った課題を解決する力課題解決力を活かし、システムエンジニアとして貴社に貢献したいと考えています。貴社のクライアントが抱える問題を解決する一助となりたいと考え、志望しました。
添削コメント|志望動機で自分の能力のアピールばかりすると軸がぶれるため、今回は強みを「課題解決力」に絞りました。また「貴社で活躍したい」という抽象的な表現を「クライアントが抱える問題を解決したい」と具体化し、キャリアビジョンが描けていることを強調しました。
【根拠となるエピソード】学生時代、バスケ部で当時のバスケットボール部ではキャプテンを務めた経験があります。、チームの目標達成のために練習計画を立案し、メンバーをまとめる役割を担いました。チームの目標を設定し、練習を進めていく中でその過程で、チーム内で意見の対立や進捗の遅れなど、さまざまな課題に直面しました。
添削コメント|学生時代のエピソードとして「さまざまな課題に直面しました」という表現だけでは漠然としているため「意見の対立や進捗の遅れがあった」と具体化し、キャプテンとしての役割を強調しました。
【エピソード詳細】例えば、大会前にメンバーの意見が分かれたことがありました。あるメンバーは個人練習の時間を、別のメンバーはチームプレーの練習を優先すべきと主張したのです。その際、私は双方の意見を聞きながら解決策を考え、試合の状況に基づく優先順位を明確に示し、最終的には練習計画を調整してチーム全体が納得できる形にしました。その結果、全員の団結力が上がり、最終的に県大会出場を勝ち取りました。
添削コメント|「メンバーの意見が分かれた」というトラブルについてより深く状況説明をしつつ、志望者の行動内容とその背景を詳細に描写しました。これにより、強みに説得力が出ます。
【企業を選んだ理由】貴社は、システムを通じてさまざまな課題を解決する仕事をしており、幅広い業界での活躍ができる点に魅力を感じました。顧客企業の課題解決に取り組むことで、多様な業界での信頼を築いています。このような課題解決を中心とした業務内容は、私が学生時代に培った強みを最大限に活かせる環境であると考えています。
添削コメント|志望者の強みと企業の特徴との関連性を強調するため、「課題解決を中心とした業務内容」が自身のスキルを活かせる環境であることを具体的に示しました。これにより、マッチ度の高さが明確にアピールできています。
【入社後】入社後は、システムエンジニアとしてチームでの協力を大切にしながら、クライアントやチームメンバーとのコミュニケーションを取りつつ、課題解決に努めていきたいと考えています。さらに、経験を積みながらスキルを磨き、貴社の充実した教育制度を活用し、最新技術や業務知識を習得して提案力を高め、貴社の発展に貢献できる存在を目指します。
添削コメント|企業の教育制度に言及しつつ、「スキルを磨きたい」という曖昧な目標を「最新技術や業務知識を習得して提案力を高めたい」と具体化し、成長意欲があることを強調しています。

【NGポイント】
「強みのアピール」と「企業を選んだ理由」に繋がりが見えにくく、志望動機の例文全体から一貫性が失われていました。また、エピソード内容も漠然としていて、強みそのもののアピールも十分ではありませんでした。

【添削内容】
強みを課題解決力に絞りつつ、企業の特徴として「顧客の課題解決を進めてきた」を挙げ、「だからこそ貴社で働きたい」という主張に繋げました。また、エピソードの状況・行動内容・背景を詳細に追記しています。

【どう変わった?】
強みと企業の特徴に繋がりが見えたことで、企業とのマッチ度の高さを採用担当者にアピールできています。さらにエピソード内容が深掘りされたことで強みに説得力が出て、志望者の能力の高さも主張できています。

【今回の志望動機のコツ】
・強みと「企業を選んだ理由」の繋がりを示す
・エピソード部分の深掘りをする
・入社後の目標で企業の業務内容に言及

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②WEBエンジニア

次に、WEBエンジニアを目指す人の志望動機です。エンジニア未経験の場合は特に、過去の実績ではなく熱意を強くアピールすることも重要ですよ。

WEBエンジニアの志望動機
【結論】私は、貴社のアプリケーションに感銘を受け、長年の悩みを解消してもらえた経験から、自分も「人の苦手をサポートできるアプリケーションを開発したい」という思いから、と考え、webエンジニアを志望しました。
添削コメント|「貴社のアプリに感銘を受け」という表現を「長年の悩みを解消してもらえた経験」に変更し、より志望企業への入社意欲が高いことをアピールしました。
【根拠となるエピソード】私は昔から日常生活での予定を管理するのが苦手でした。そのとき、だったのですが、貴社のスケジュール管理用アプリケーションを利用することで、スムーズに問題を解決できたのです。この体験を通して、技術が人々の生活を支え、利便性を向上させる力を強く実感しました。
添削コメント|エピソードの冒頭部分では、まず結論部分で伝えていた「長年の悩みを解消してもらえた経験」がなんだったのかを簡潔に示す必要があります。ノイズになりやすい情報は削り、分かりやすさを優先しました。
【エピソード詳細】私は予定が多いときの効率的なスケジュール管理が苦手で、仕事や学業で複数の予定が重なると効率的なスケジュール管理ができなくなり、課題提出や面接の日時を間違いがちでした。しかし貴社のアプリは操作が分かりやすく、誰でも簡単に使える設計になっており、シンプルで直感的な操作性に加え、優先度の高い予定を目立つUIや通知で表示するなど、短時間で私の課題を解決してくれました。その結果、日々の生活が大きく改善され、技術が持つ可能性を身近に感じました。
添削コメント|起きたトラブルと解決策がかみ合っておらず、「本当にそのアプリで悩みが解決したのか」という部分に説得力がなかったため、アプリの特徴を「直感的な操作性」「UI表示や通知でのサポート」と悩みの解決に特化した形のものに修正しました。
【企業を選んだ理由】貴社が開発するアプリケーションは、多くの人に親しまれ、使いやすさが重視されていると感じます。この経験から、自分1人では限界があることをサポートできる私は、そんなアプリケーションを通じて社会に貢献したいと考え、貴社を志望しました。また、貴社の「誰でも使いやすいデザイン」「人の『できない』を支援するデザイン」へのこだわりに共感を抱いています。
添削コメント|志望企業を選んだ理由自体があまりエピソードに絡んでおらず、志望動機全体の一貫性が損なわれていました。そこで「志望企業のアプリを使った経験から心境の変化が起こった」という形で繋がりを持たせました。
【入社後】入社後は、貴社の一員として、誰にでも親しまれる「人の苦手をサポートし、生活の質を上げる」アプリケーションの開発に貢献したいです。具体的には、ユーザー目線に立った設計や改善を心がけ、多くの方に役立つの課題解決に繋がるサービスを提供したいと考えています。これからの社会で必要とされるwebエンジニアとして、努力を重ねてまいります。
添削コメント|結論やエピソードでたびたび伝えていた「自分の苦手をサポートしてくれるアプリが作りたい」という目標をここにも盛り込み、志望動機の一貫性を担保しました。

【NGポイント】
志望企業のアプリに助けられたエピソードについて、悩みとアプリの特徴がかみ合っておらず、エピソード自体に説得力がありませんでした。また、企業を選んだ理由もエピソードや結論に結びつかず、一貫性が損なわれていました。

【添削内容】
エピソード内容の矛盾を解消し、アプリの機能によって悩みが改善されたことをより丁寧に説明しました。エピソードきっかけで企業を選んだことも示し、繋がりを強調しています。

【どう変わった?】
エピソードの説得力が高まり、志望企業のアプリに対する理解度の高さも示せています。また、エピソードと企業を選んだ理由に明確な繋がりができたことで、志望動機に一貫性がうまれ、志望意欲の高さもアピールできました。

【今回の志望動機のコツ】
・ノイズになりやすい情報は削る
・悩みに対しアプリの機能が効果的だったと示す
・エピソードと企業を選んだ理由を繋げる

③インフラエンジニア

次に、インフラエンジニアの志望動機です。エンジニアの資格を取得している場合は、その経験から何を学んだかを強調し、エンジニア職への理解を示しましょう。

インフラエンジニアの志望動機
【結論】私はインフラエンジニアとして技術を磨き、人々の生活を支える仕事に携わりたい信頼性の高いITインフラを構築したいと考えています。そのために、貴社を志望しました。
添削コメント|「人々の生活を支えたい」という曖昧な志望動機を「生活を支えるために信頼性の高いITインフラを構築したい」と具体化しました。結論部分では、簡潔かつ具体的に志望動機を伝えることが重要です。
【根拠となるエピソード】私は、エンジニアとして活躍するための知識とスキルを身につけたいと考え、Cisco技術者認定資格の取得に挑戦しました。を取得しました。この経験を通して、ネットワーク技術の重要性と、その技術が人々の生活を支える基盤であることを学びました。
添削コメント|エピソード内容や、当時の目的などが簡潔に示されていて非常に良いですね!「挑戦しました」だけでは結果が分からないため、ここでは資格取得ができたことを示し、きちんと努力が成果に繋がったことも強調しています。
【エピソード詳細】資格取得のための勉強では、ネットワーク構築や運用の基礎を学び、その影響の規模を実感しました。例えば、通信トラブルが発生した場合、それをいかに早く解決するかで、多くの人々の生活の便利さが変わると知り、模擬環境で設定ミスによる通信不良が起きた際、トラブル対処の時間が数分遅れるだけでも、通信・サーバー・セキュリティに損害が出て利用者の生活にも影響し、インフラエンジニアの責任の大きさを感じました。
添削コメント|通信トラブルが発生した際の例がやや抽象的で、インフラエンジニアの重要性がイメージしにくい内容でした。そこで、模擬環境でのトラブル対処という具体的な例を出しつつ、未経験ながらにエンジニア職への理解があることを示しています。
【企業を選んだ理由】貴社は、ITインフラを支える技術力に定評があり、ITインフラに対する高い技術力で安定したサイト運営をしており、多くの企業や個人に信頼されていると感じています。システムを提供しています。私は、そんな貴社で働くことで、自分の技術力をさらに高めながら、人々の生活を支える一員として貢献したい多様なニーズに対応できるスキルを磨けると考えています。
添削コメント|企業の特徴説明が曖昧だったため「高いITインフラ技術で安定したサイト運営をしている」と具体化しました。さらに、入社後の目標に近い部分を削り、志望企業でこそできることを列挙して、志望意欲の高さを示しています。
【入社後】入社後は、基本的な技術を取得したCisco技術者認定資格の知識を活かしつつ、現場での経験を積むことで、ITインフラの運用や保守において信頼されるエンジニアを目指します。貴社のプロジェクトを通じて、より良いサービスを提供できるよう努めてまいります。高度な技術やトラブルシューティング能力を身につけ、サイト運営に不可欠な課題解決力を高めたいと考えています。
添削コメント|エピソードを踏まえて「資格で得た知識を活かしたい」と伝えることで、志望動機に一貫性を持たせつつ、成長意欲を示しました。また、目標がやや不明瞭だったため「サイト運営に不可欠な課題解決力を身につけたい」と具体化しました。

【NGポイント】
資格取得のために何を学んできたかが抽象的で、インフラエンジニアへの志望意欲が曖昧でした。また、企業の特徴の説明もやや不明瞭かつ伝聞調で、企業分析が足りない印象を受けましたね。

【添削内容】
エピソード全体で「どんな状況で、何があったか」「何を感じたか」など、5W1Hを中心に具体化しました。企業の特徴も具体化しつつ言い切りの表現に変え、企業分析に真剣に取り組んだことを強調しています。

【どう変わった?】
単なる憧れではなく、インフラエンジニアへの理解があることが分かり、志望意欲が強調されています。企業理解度の高さも主張できました。

【今回の志望動機のコツ】
・結論は簡潔かつ分かりやすく伝える
・エピソード中の状況は5W1Hをもとに具体化
・企業の特徴説明は言い切りの形に

④セールスエンジニア

次に、セールスエンジニア職を目指す人の志望動機です。

セールスエンジニアには専門知識と伝える力の両方が必要なので、2つの力の重要性と、自分がこれらをどう身につけていくつもりかを説明しましょう。

セールスエンジニアの志望動機
【結論】私は、ITの知識を活かしながらお客様と直接関わるお客様の課題を解決することで直接貢献できる仕事がしたいと考えています。そのため、技術力と提案力を兼ね備えたセールスエンジニア職に魅力を感じ、志望いたしました。
添削コメント|志望動機がやや抽象的だったため、自分が何を目標として、そのために何がしたいかを具体化して強調しました。また、セールスエンジニア職について「技術力と提案力を兼ね備えた職」というフレーズを加え、特徴を明確に示しています。
【根拠となるエピソード】大学では情報処理系の学部に所属し、4年間にわたりプログラミングやネットワーク、データベース設計などのIT知識や技術を学びました。その中で、技術そのものの深い理解だけでなく、ITに詳しくない人にも技術をわかりやすく伝える力の大切さを感じました。
添削コメント|全体的に情報を付け加え、読み手が志望者の状況や学びをより具体的にイメージできるよう修正しました。エピソードに深みが出て、説得力が高まっています。
【エピソード詳細】大学の授業でIT機器製品のプレゼンをした際、行う課題に取り組みました。製品に関する専門的知識は事前準備で身につけたものの、実際は知識がない人にも理解しやすいよう、説明をする必要があり、苦戦してしまいました。専門用語をわかりやすく言い換え、具体例を用いて説明する工夫が必要でした。この経験を通じて、専門的な技術や利点を理解してもらうには、知識と営業力の両方が必要だと学びました。
添削コメント|プレゼンで直面した課題について「大変だった」ことのみが強調されていたため、具体的にどのような対処法を取ったか、そこでどんな学びがあったかを追記し、さらにその経験が志望動機に繋がっていることを示しました。
【企業を選んだ理由】貴社の、お客様に対して技術的なサポートだけでなく、課題解決の提案にも注力している点に魅力を感じました。顧客の課題を深く理解し、そのたび最適なソリューションを提案する姿勢に強く共感しました。そのような環境なら、で、自身のスキルを活かしつつ成長したい知識だけでなく「伝える力」も身につけられると考えています。
添削コメント|企業の特徴についてより具体的に表現しつつ、これまで主張してきた志望動機やエピソードとの関連を示すため「貴社でなら知識だけでなく伝える力も身につけられる」という表現を追記しています。
【入社後】入社後は、これまでに学んだIT知識を基盤として、お客様にわかりやすく技術を伝えることを心がけたいと思います。また、お客様の課題に寄り添い、信頼されるセールスエンジニアを目指して努力していきます。未経験なぶん高度な技術や提案力を磨き、より効果的なソリューションを提供できるセールスエンジニアを目指します。
添削コメント|目標は明確なのですが、そのための直近の努力についてが曖昧でした。そこで「高度な技術や提案力を磨いて効果的な解決策を提案していきたい」と具体的に表現し、成長意欲をアピールしています。

【NGポイント】
エピソードの状況説明や経験を通じた学びの説明が浅く、なぜその職種を選んだのかが理解しにくい志望動機でした。セールスエンジニア職への理解も浅く、志望意欲があまり伝わりませんでした。

【添削内容】
過去にどんな経験からどんな学びを得たのかを示し、それが志望動機に繋がっていると強調しました。また、セールスエンジニアに必要な「技術力と提案力」にも言及しています。

【どう変わった?】
エピソードそのものの信憑性が高まり、志望動機に説得力が出ています。セールスエンジニア職と企業への理解度も示したことで、志望意欲が十分に伝わる志望動機になりました。

【今回の志望動機のコツ】
・エピソードでは当時の状況と行動、学びを示す
・エピソードと志望動機の繋がりを明確にする
・志望職種と企業の特徴を示して理解度を強調

⑤プログラマー

次に、プログラマーの志望動機です。

プログラミングの経験がある人は、そこで得られた学びやプログラミングに対する意欲を強調するのがおすすめです。

プログラマーの志望動機
【結論】私はプログラマーとして、自分が作り上げたものが人々の役に立つことに魅力を感じ、この分野で「使いやすく、人々の生活を支えるソフトウェア」を作ることで社会に貢献したいと考えています。そのために、中でも多くの人々に利用される製品を開発している貴社で働くことを志望しました。
添削コメント|「人々の役に立つことに魅力を感じる」という抽象的な表現を「使いやすく、人々の生活を支えるソフトウェア」と具体化し、志望企業の特徴を絡めた内容にしました。
【根拠となるエピソード】大学の授業で初めてプログラミングに触れたとき、自分の手で動く仕組みを作り出す楽しさに感動しました。それ以来、独学で学びを深めるうちに、プログラミングが持つ可能性に生活の利便性を高め、多くの人の課題解決に役立つと気づき、より強い興味を持つようになりました。
添削コメント|「プログラミングが持つ可能性に興味を持った」という漠然とした表現を修正しました。「可能性」の内訳を「生活の利便性を高める」「課題解決に役立つ」と具体化し、仕事への意欲を明確に示しています。
【エピソード詳細】独学では、教材やインターネットを活用し、簡単なアプリケーションを作ることを目標にスケジュール管理アプリの作成に取り組みました。特に、ユーザーが入力した予定を整理し、カレンダーに自動で反映する機能の開発では、エラー処理や効率的なデータ管理の重要性を学びました。自分が書いたコードが想定通りに動作したときの達成感は、プログラミングへの情熱を一層高めるきっかけとなりました。
添削コメント|具体的に作ったアプリの種類を示しつつ、取り組んだ内容まで詳細に描写しました。思考・実行のプロセスを追記することで、よりエピソードが現実味を帯びたものになっています。
【企業を選んだ理由】貴社は多くの人々に利用されるソフトウェアを開発するため、しており、その影響力と実績に惹かれました。貴社の製品が「使いやすさ」に重きを置いている点にも共感しています。魅力を感じました。また、新しい技術に触れる機会が多い点も、成長し続けるために理想的な環境だと感じています。
添削コメント|「貴社の影響力と実績に惹かれた」という表現はややミーハーな雰囲気があったため削っています。また、企業の働き方に関する特徴にも言及し、自分にとって理想的な環境だと示して、マッチ度の高さを強調しました。
【入社後】入社後は、基本的なスキルを磨きつつ、より高度な開発に挑戦し、貴社の一員として多くの人々に貢献できるプログラムを作りたいです。貴社のプロジェクトを通じて高度な技術や効率的な開発手法を学びたいと考えています。また、利用者の視点を意識したものづくりを大切にし、わかりやすいインターフェースやスムーズな操作性を備えたソフトウェア開発を心がけ、貴社の発展に貢献してまいります。
添削コメント|「利用者視点を大切にする」という目標だけでなく、その達成のために具体的に何をしたいかまで示し、自分のキャリアビジョンが描けていることをアピールしています。

【NGポイント】
エピソードが簡潔すぎて、志望動機に至った経緯に説得力が足りませんでした。企業を選んだ理由もミーハーな雰囲気がありましたね。「ネームバリューだけで選んでいるのでは?」という疑問を与えてしまいそうでした。

【添削内容】
アプリを作ったというエピソードに対し、何のアプリか、どんな制作プロセスを踏んだのかをくわしく追記しました。企業の表面的な特徴だけでなく、働き方にも言及しています。

【どう変わった?】
志望者がアプリ開発のために何をしたかが具体化され、信憑性が高まっています。企業の内部の特徴にも言及したことで、企業理解度やマッチ度の高さも示せました。

【今回の志望動機のコツ】
・志望動機に至った理由を明確にする
・エピソード中の行動を詳しく記す
・企業の働き方についての魅力も主張する

⑥社内SE

最後に、社内SEを志望する方の志望動機です。

「なぜ普通のSEではなく社内SE志望なのか?」と聞かれやすいため、社内SEの特徴を理解したうえで、エピソードなどで根拠を示すのがポイントです。

社内SEの志望動機
【結論】私は、社内SEとして企業内のIT環境を整備し、業務の円滑化や効率化社員の皆様が効率的に業務を進められる環境を提供することで、企業全体の生産性向上に貢献したいと考えています。そのために、貴社で働きたいと思い志望しました。
添削コメント|「社内SE」の業務内容にくわしく言及して、業務への理解や高い志望意欲があることを示しました。また、個人の望みだけでなく「企業全体の生産性向上に貢献したい」という観点を加え、志望企業への貢献姿勢を明確にしました。
【根拠となるエピソード】大学時代、私はサークル活動で組織管理を担当していました。組織全体の効率化に取り組みました。その経験を通じて、裏方の役割を果たすことでとして組織の内部環境を整えることで、組織全体の活動がスムーズになることに大きなやりがいを感じました。
添削コメント|学生時代の活躍について「裏方の役割を果たす」という抽象的な表現を「組織の内部環境を整えた」と具体化しました。自分の過去経験を簡潔かつ分かりやすく表現できています。
【エピソード詳細】具体的には、サークルで使用する連絡ツールの管理や、導入や運用を担当しました。また、イベント運営時には、メンバー間の調整がスムーズに行えるようスケジュール調整用システムを整える役割を担いました。導入しました。これにより、メンバーがよりスムーズに活動できる環境を提供できたと感じています。導入前に比べて連絡ミスが30%減少したのです。この経験から、ITやシステム環境の整備が組織運営の基盤になることを学びました。
添削コメント|「連絡ミスが減少した」という成果を明記して、エピソード中の努力が明確な成果に繋がったことを示しています。
【企業を選んだ理由】貴社は、社員の働きやすさを重視し、社内システムやIT環境の充実に力を入れていると伺いました。社員が効率よく業務に取り組むためのIT環境整備に注力し、高い技術力を活かして社内の生産性向上に取り組んでいる点に魅力を感じました。そのような環境で働くことで、自分の経験を活かし、さらにスキルアップしながら貢献できる社員の皆様の働きやすい環境作りに貢献しながら、さらに専門的なスキルを磨けると考えています。
添削コメント|企業の魅力について「働きやすさを重視」という抽象的な表現を修正し、具体的にどのような取り組みを行っているのかを詳細に記しました。また「専門的なスキルを磨きたい」という成長意欲を加えました。
【入社後】入社後は、社員の皆様が業務に集中できるよう、IT環境の整備や改善に積極的に取り組みたいです。また、日々の業務を通じて課題を発見し、それを解決することで、最新技術を積極的に学び、より効率的なシステム運用方法を模索し、組織全体の効率向上に寄与したいと考えています。
添削コメント|入社後の目標として「課題を発見して解決する」だけでは見通しが甘い印象です。そこで「日々の業務の中で技術を学ぶ」「効率的な運用方法を模索する」という行動目標も合わせて立てています。

【NGポイント】
エピソードには納得感があり、志望動機自体への説得力もありますが「なぜ志望企業でないといけないか」が曖昧でした。企業とのマッチ度が低い印象ですね。

【添削内容】
まずは全体的に業務内容への言及を増やしました。また、社内SEが働きやすい環境であることや、その中で自分がどう活躍したいかを追記しています。

【どう変わった?】
企業のシステム整備環境について深くまで言及し、その環境で成長したいと強調することで、企業理解度とマッチ度の高さの両方を示せました。

【今回の志望動機のコツ】
・社内SEの業務内容への理解を示す
・社内環境に言及して働きやすさを強調
・業務に絡めた行動目標でマッチ度を強調

IT企業の面接時にチェックされる志望動機のポイント3つ

IT業界では、面接時に志望動機を述べる際にチェックされるポイントがいくつかあります。

ここではそんなチェックされるポイントを3つ紹介していくので、IT業界での就職活動を予定している方は是非参考にしてみてください。

  1. 入社したい理由はなにか
  2. 成長意欲はあるか
  3. 自社とのマッチ度は高いか

①入社したい理由はなにか

志望動機には必ず入社したい理由を述べるようにしましょう。

「IT業界」への志望動機も必要ですが、もっとも重要なのは、同業他社ではなく何故その企業を選んだのかという理由です。

入社意欲をアピールするには、志望企業の採用担当に「自社でなくても良いのでは?」と思われないような志望動機を書く必要があります。

その企業でしかできない具体的な志望理由を伝えることで、ほかの志願者との差をつけられる志望動機が書けるでしょう。

IT業界への志望動機も大切ですが、志望先企業に応募した理由も明確にしましょう。

IT企業は多く存在しており、志望している就活生も多いためより差別化が重要になりますよ。

②成長意欲はあるか

採用担当は、志願者が成長意欲のある人材かどうかをチェックしています。

IT業界は常に進化し続けている業界なので、入社後も新しい技術が増えればそれを学び、知識を落とし込むことが必要になります。

その都度、変化に対応できるほど成長意欲のある人材を企業側は求めているので、採用担当は面接時に見極めなければいけません。

入社後も向上心をもって取り組める人材であることを、根拠やエピソードを交えてアピールしましょう。

③自社とのマッチ度は高いか

採用担当は、志願者と自社とのマッチ度をチェックしています。

まず、第一に自社の社風と志願者が合うかというところに注目されるでしょう。社風と合わない人材を採用してしまった場合、馴染めずすぐに退職してしまう人も多いからです。

また、将来的に会社が目標にしていることに対して貢献してくれそうかという点もチェックされます。

そのため、会社と同じような将来的なビジョンを持っているとマッチ度が高いという印象を持たれるでしょう。

そのため、会社と同じような将来的なビジョンを持っているとマッチ度が高いという印象を持たれるでしょう。

自社とのマッチ度が低いと仮に内定を出したとしても、内定辞退の可能性が高まります。

また仮に内定を承諾して入社したとしても、会社の風土や業務がマッチしていなけれが早期離職にもつながるため、マッチ度はかなり重要です。

IT業界の志望動機の注意点を4つ紹介

IT業界を受ける際の志望動機ではいくつか注意するべき点があります。

このNG例を抑えておかないと、企業側にマイナスなイメージを持たれてしまう可能性もあるため、注意しましょう。

ここではそんな志望動機の主なNG例を4つ紹介するので、是非最後までご覧ください。

  1. 給与や福利厚生が主な理由になっている
  2. IT業界以外でも通用する理由になっている
  3. 受け身な志望動機になっている
  4. 志望動機と関係のないエピソードを述べる

IT業界に限らず、志望動機を作成する際に気を付けるべき点も多く紹介しているのでしっかりと確認しておきましょう。

また自身の志望動機の印象が良いか確認したい場合は無料添削をいらししてみるのも手ですよ。

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①給与や福利厚生が主な理由になっている

給与や福利厚生が主な志望動機になっていないか注意してください。

IT業界は需要が年々高まる一方で、大幅に人材が不足している業界でもあります。そのため、どの企業も比較的待遇が整っている傾向で、年収も高めです。

もちろん企業や業界を選ぶうえで、給与・福利厚生を判断材料の1つとすることは問題ありません。ただ、志望理由を聞かれた時にそれだけだと良い印象は持たれないでしょう。

熱意や成長意欲をもった人材を強く求めているIT業界ではとくに、志望理由が待遇であることを前面に出さないように注意してください。

②IT業界以外でも通用する理由になっている

IT業界以外でも通用する志望動機になっていないか注意してください。大前提として、どの企業も志望意欲の強い人材やビジョンが明確な人材を求めています。

IT業界に限らないことを動機として述べると、採用担当に「IT業界じゃなくてもいいよね?」と思われてしまい、志望意欲が低いという印象を持たれてしまうかもしれません。

そのため志望動機は必ず、その業界や企業でしかできないことを理由として伝えるようにしましょう。

③受け身な志望動機になっている

IT業界の志望動機が受け身な説明になっていないか注意してください。

受け身な志望動機の一例として、「私はIT業界に興味があり、入社後は勉強を頑張って貴社に貢献しようと思っております。」などといったことです。

入社後も成長意欲をもち学ぶことが大切な業界ですが、「会社で勉強したい」という風に捉えられてしまい積極的に戦力になろうとしない印象を持たれてしまう場合があります。

このように、伝え方次第ではマイナスなイメージで捉えられてしまう可能性があるので注意してください。

④志望動機と関係のないエピソードを述べる

志望動機と関係のないエピソードを述べないように注意しましょう。エピソードは志望動機の後押しとなるような役割を果たすため、志望動機と紐づいたものにする必要があります。

とくに、面接の際は緊張で話が脱線してしまう可能性があるので注意してください。

IT業界の志望理由を適切に書いて内定を勝ち取ろう!

IT業界は現代社会にとって需要が高く、この先も市場規模が大きくなると予想される業界です。この記事では、そんなIT業界の就活に使える志望動機について解説してきました。

業界は人材不足という問題を抱えていますが、今や日常生活に欠かせない暮らしの基盤に携われる仕事が行えます。

志望動機を書くポイントをしっかりと抑えて、IT業界の内定を勝ち取りましょう。

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    「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。