【例文あり】芸能マネージャーの志望動機のポイントは？｜仕事内容やスキルも解説

芸能事務所のマネージャーとして働きたいけれど、どのようなことを書けばいいのかわからずに悩んでいる人もいるでしょう。

芸能マネージャーの志望動機には書くためのコツがあります。この記事では、まず芸能マネージャーの仕事内容を解説し、次に志望動機のポイントを紹介します。

さらにタレントごとの例文ではNGポイントを指摘し、修正したOK例文を紹介しているので、書き方のコツを掴みながらチェックしてください！

芸能マネージャーになりたいなら仕事内容の理解が必須！

芸能マネージャーとは、芸能事務所に所属するタレントの仕事を裏で支える人です。

そのため、マネージャーになるには、タレント事務所の仕事内容の理解が必須となります。

・体力仕事 ・業務も多岐に渡るため多忙 ・ただのタレントのサポート役だけではない ・営業活動もこなす必要がある

上記以外にも、担当するタレントと交友関係の深い人への挨拶回りや、芸能界の上下関係の厳しさに耐えられるメンタルの強さも必要です。

非常にハードな仕事を確実にこなさなければならないため、興味本位でなろうと考えているのであればまず続かない職業であることを自覚しましょう。

芸能マネージャーの主な仕事内容6つ

それでは、主な仕事内容を6つ詳しく解説します。

1. スケジュール管理
2. メディアへの営業活動
3. 仕事現場の同行や送迎
4. タレントのブランディング
5. タレントのメンタルケア
6. スカウトによる新人の発掘

志望動機を書く前に仕事内容を1つずつ理解していきましょう。

①スケジュール管理

不規則な仕事であるタレントに代わり、スケジュール管理を行います。

出演番組やライブなどの各種スケジュールの把握はもちろんのこと、それぞれの場所までの移動方法や、移動時間も考慮しながら予定を組まなければなりません。

また事務所によっては、1人のタレントに1人のマネージャーではなく、複数タレントやグループ全員を担当することも多いです。

さらに、人気タレントの担当ともなると、分刻みでスケジュールを管理しなければならず、現場に遅刻することのないよう細心の注意を払わなければなりません。

②メディアへの営業活動

担当するタレントが安定してメディアに出続けられるよう各メディアに営業をかけて、出演できる仕事がないか探すのもマネージャーの役割です。

人気タレントであれば各方面から出演依頼のオファーが来るため、仕事内容やスケジュールなどを確認し、案件を受けるべきか決めていくことも腕の見せ所になります。

また、事務所の方針やタレントの希望を聞いて、条件に合った仕事を取らなければいけないので出演できる仕事内容の取捨選択もマネージャー次第で大きく変わってくるでしょう。

③仕事現場の同行や送迎

業務の1つとして、昼夜関係なく担当するタレントの仕事現場へ同行し、送迎を行わなければいけません。

体調不良で仕事に穴を空けることがないように、担当マネージャーとしてタレントの体調面のサポートも大事な仕事の1つといえるでしょう。

タレント本人も厳しい芸能界の事情は十分理解していますが、監督や他の現場スタッフに失礼のないよう担当マネージャーは常に気を配っておく必要があります。

④タレントのブランディング

マネージャーの仕事には、担当するタレントの活動内容のブランディングもあります。

タレントのブランディングは、今の世間一般のイメージに合わせるか、長期的にタレントの売り出し方の方向性を考えて仕事内容を徐々にシフトチェンジするか決めていくことです。

もちろん事務所やタレントの意向もありますが、流行を先読みしながら今後のタレント活動の方向性を考えていく重要な役割を担っているといえるでしょう。

コンスタントに仕事が入らなければ、すぐに世間から忘れられてしまうため継続してメディアの出演ができるようブランディング戦略は今後の仕事内容を決めていく大事な仕事となります。

⑤タレントのメンタルケア

タレントのメンタルケアもマネージャーの大事な仕事です。入れ替わりの激しい芸能界では、タレント自身が仕事に対するプレッシャーやストレスでメンタルが傷ついてしまうことがあります。

そのため、ちょっとした世間話から真剣に仕事の相談を受けることも少なくありません。

担当するタレントが仕事でパフォーマンスを十分発揮できるようモチベーションをあげることも、1番身近な存在である担当マネージャーのアドバイスは大きいはずです。

⑥スカウトによる新人の発掘

街頭でのスカウトや、SNSで人気のある人に直接DMを送り契約交渉も行います。

また大手芸能事務所では、新人オーディションを開催して全国から新人を発掘していき、芸能界の活躍が見込める人を自ら探していかなければなりません。

担当するタレントだけではなく、活躍できそうな人を見つけて自分の手で育てていくため、大きなやりがいと感じられるはずでしょう。

芸能マネージャーに求められるスキル4つ

ここからは、芸能マネージャーに求められるスキルを4つ紹介します。

1. 体力と強い精神力
2. スケジュール管理能力
3. コミュニケーション能力
4. ビジネスマナー

上記のスキルが自分で乏しいと思えば、今からでも改善し、努力していきましょう。

①体力と強い精神力

芸能マネージャーを志望するのであれば、体力に自信があることと、強い精神力は必須条件です。

まず体力面ですが、タレントよりもハードワークであり、自分の代わりにタレントのスケジュールを正確に把握して行動できる人がいないため体調管理は人一倍気を遣う必要があるでしょう。

次に精神面は、タレントの中には個性の強い人も多く、時に身近な存在である担当マネージャーに対しても罵声を浴びせることがあるかもしれません。

タレントが表の世界に立つプレッシャーの理解や裏でのストレスを受け止められなければ、マネージャーになるのは難しいでしょう。

②スケジュール管理能力

タイトな仕事のスケジュール管理が求められるため、スケジュール管理能力の高さは重要です。

最短での移動時間を考えたり、ダブルブッキングがないかチェックしたり、さらにタレントに対しても負担が大きくないか考えながらスケジュールを組まなければなりません。

また、今の現場で時間が押している場合は、タイミングよく切り上げてもらうよう関係者にお願いし、次のスケジュールに時間厳守で現場入りさせるのもスケジュール管理で大事なことです。

万が一現場入りの時間に遅刻してしまうと関係者に迷惑がかかるだけでなく、企業にも悪評がついてしまい、最悪の場合、今後の仕事がなくなる可能性もあります。

また担当マネージャーのスケジュール管理ができてないために、タレントの方が評判を落とすこととなり、事務所に多大な損失を負わせることになるので、スケジュール管理は必須条件となるでしょう。

③コミュニケーション能力

基本的に出演依頼は、事務所かマネージャーを通して入ってくるため、高いコミュニケーション能力を活かして好条件で契約を結ぶようにしなければなりません。

出演依頼の営業や出演料の交渉には、「人の気持ちを察する」ということが非常に重要になるため、瞬時に相手の出方を感じ取れる能力の高さが求められるでしょう。

また契約済みの仕事の中には、タレントが望んでいない仕事があるかもしれません。

そのような時こそ、タレントには自分なりのブランディング戦略を伝えて、どんな仕事もポジティブに捉えてもらえるよう献身的に支えていくことが必要になるでしょう。

④ビジネスマナー

芸能界は特に上下関係が厳しい世界になるので、TV局で出会う制作関係者や各企業に対してビジネスマナーの礼儀は徹底しておくようにしてください。

また、特に新人タレントを受け持った場合には、マネージャー自らがきちんとタレント教育していないと悪評がついてしまうこともあるので注意が必要です。

自分もタレントも失礼な振る舞いがないようにどれだけビジネスマナーが守れるかがポイントとなるでしょう。

5ステップで簡潔に！マネージャーの志望動機の構成

ここからは、芸能マネージャーの動機の内容について解説します。

1. 芸能界で働きたいと思った理由
2. 芸能マネージャーの志望理由
3. 事務所を選んだ理由
4. 自分の熱意
5. 事務所に貢献できること

マネージャーになろうと思った理由を、ただの憧れではなく、いかに志望動機として説得力ある内容に落とし込むかがポイントです。

①芸能界で働きたいと思った理由

初めに、芸能界で働きたいと思った理由を書きましょう。

大事なポイントは、本心をそのまま書いてしまうのではなく、書き方を変えてみることです。

修正前	修正後
自分もタレントになりたかったから	芸能界での仕事の厳しさを誰よりも理解できていると思うから
憧れのタレントが所属しているから	タレントの姿や言葉に自分も勇気づけられたから

たとえ芸能界への興味関心が、所属タレントのファンだったからという理由でも、抽象度を上げて、仕事の理解度や本意が伝わるよう工夫しましょう。

②芸能マネージャーの志望理由

次に、なぜ芸能マネージャーを志望したのか理由を書くことです。

ここでポイントとなるのが、仕事内容をどれだけ理解できているかになります。

・ブランディング戦略という仕事は、担当するタレントに大きな影響があることから責任感のある仕事をしたいと考えたから ・担当タレントのよき理解者、応援するファンのために、裏方としてできる仕事をしたいと思ったから

担当のタレントを第一優先に考え、支える存在になりたいと心から思える人が向いています。

③事務所を選んだ理由

所属タレントについて知ると同時に、事務所の特色を理解して理由を述べるようにしてください。

そのためには、事務所の所属タレントがどういう仕事をしているのかを調べてみましょう。

TV・CMなどの出演作を詳しく調べていくうちに、どういう方向性で1人のタレントを育てていこうとしているかが掴めてくるはずです。

④自分の熱意

これまでの内容と合わせて、芸能マネージャーになりたい熱意を書くようにしましょう。

ここでのポイントは、自分の適性やスキルをアピールすることです。マネージャーとして求められるスキルがあると証明できるエピソードがあれば書くようにしてください。

また、「事務所が一人ひとりのタレントの意思を尊重してバックアップしている点に共感がもてたため、自分も芸能マネージャーとして仕事がしたいと思うようになった」など志望動機に書くと良いでしょう。

⑤事務所に貢献できること

最後に自分が事務所に貢献できることを書いてください。

マネージャー業は、表舞台で活躍するタレントを陰でサポートする仕事です。

そのため担当のタレントの先々のことを考えながら、事務所と関連する企業（スポンサー）との間に立ち、コネクションが取れるよう営業活動をしていきたいなど書くと良いでしょう。

芸能事務所が志望動機で重視するポイント3つ

ここでは、芸能事務所側の視点で重視するポイントについて3つ解説します。

1. 芸能マネージャーの仕事の理解度
2. 実際の現場のイメージができているか
3. 仕事への適性やスキルがあるか

芸能事務所が志望動機をみて判断するポイントは、仕事内容の理解度と、その仕事をこなすためのスキルがあるかです。

①芸能マネージャーの仕事の理解度

仕事の意義を理解して、どのようにタレントをサポートしていきたいかを重視しています。

仕事内容は変則的な業務時間だけでなく、タレントの性格や、やらなければならない仕事内容が異なるため手探りの部分も多く、自分で答えを考え柔軟に行動しなければいけません。

志望動機には、ハードな仕事であることをきちんと理解できているか、さらに具体的にどういうタレントを育てていきたいか明確に書くと良いでしょう。

②実際の現場のイメージができているか

続いてのポイントは、どの程度働くイメージがついているのか判断しています。

マネージャーの仕事は、担当するタレントを陰でサポートする仕事です。また担当タレントが売れるために、さまざまな面からサポートすることとなります。

こうしたマルチタスクな仕事内容や、タレントとの距離感を考えながらビジネスとして対応するスキルがあることを志望動機に書くことが重要です。

③仕事への適性やスキルがあるか

小さなミスも許されないため、志望動機の段階でマネージャー業をやっていけるだけの適性やスキルがあるのか非常に重視されています。

理由は出演者を含め、1つの仕事に関係する人数が多く、さらに企業からもらう出演料も多いため、責任の大きさが他とは比べ物にならないくらい大きいからです。

ただし、最初から全て完璧にこなせなければいけないことはありません。事務所によっては、現場研修や徐々に経験を積んで、レベルを高めていくので安心してください。

絶対厳守！芸能マネージャーの志望動機の注意点

続いて、芸能マネージャーの志望動機の注意点を解説します。

1. 芸能界の憧れだけの志望動機にしない
2. 別の事務所やタレントのことには触れない
3. 仕事内容の理解が乏しい内容にしない

志望動機の内容に不備や、仕事内容の理解が明確さに欠けていないか、再度チェックするようにしましょう。

①芸能界の憧れだけの志望動機にしない

芸能界への憧れがきっかけで志望したという理由は問題ありませんが、単に憧れを述べただけで終わらないよう注意してください。

漠然とした理由だけでは、志望動機としては認められず、仕事の意欲も低いと判断されるでしょう。

志望動機には、仕事の進め方や、今後自分がどういう芸能マネージャーになりたいと思っているかを述べることが大切です。

②別の事務所やタレントのことには触れない

志望動機には、絶対に別の事務所やタレントのことには触れないようにしてください。

別の事務所やタレントのことが志望動機に書かれていると、「それなら他の事務所を志望すればいいのでは？」と思われてしまうからです。

また、自社と比べられているのも不愉快に感じてしまう恐れもあるので、志望動機には志望する事務所とタレントのことに限定して書くようにしましょう。

③仕事内容の理解が乏しい内容にしない

タレントの仕事は、ドラマやバラエティー番組の出演など多様なジャンルの仕事があるため、複数のジャンルを理解できている人でないと仕事が勤まりません。

そのため、1人のタレントがどのような仕事をしているのか、事務所のHPやネットニュースで調べてみると良いでしょう。

TV番組の出演や、舞台演劇、キャンペーンの出演など、さまざまな芸能界の仕事内容を理解することが大切ですよ。

【例文10選】芸能マネージャーの志望動機のOK例・NG例

最後に、芸能マネージャーの志望動機の例文を紹介します。

1. 俳優・声優
2. お笑い芸人
3. アイドル
4. ファッションモデル・グラビアモデル
5. ミュージシャン

基本の志望動機の書き方のポイントは同じですが、NG例では、不足点や言葉の表現のマイナスポイントを指摘して、その後に修正したOK例を参照してください。

担当志望のタレントの魅力をアピールする言葉の表現などを工夫して書くことで、より自分の熱意も伝わるでしょう。

①俳優・声優

以下は、俳優・声優部門の担当志望の例文です。

【NG例】 私が芸能マネージャーを志望した理由は、多くのファンを笑顔にするタレントを支えたいと思ったからです。私自身も貴社に所属するの〇〇さんのファンで、ドラマや舞台に足を運んでいました。 私は、カフェのアルバイトでお客様と積極的にコミュニケーションを取ってきました。このスキルを活かし、出演交渉やタレントを支えられる芸能マネージャーとして働いていきたいと考えています。

NG例では、所属タレントのファンであることをきっかけにマネージャーを志望した例文となっているため、もう少し具体的に自分の考えがないといけません。

【OK例】 私が芸能マネージャーを志望した理由は、多くのファンを笑顔にするタレントを支えたいと思ったからです。私自身も貴社に所属するの〇〇さんのファンで、ドラマや舞台に足を運んでいました。出待ちのファンに応じるタレントを担当の芸能マネージャーが配慮して動いているからこそイメージを壊すことなく、今も活躍されていると思っています。 私は、カフェのアルバイトでお客様と積極的にコミュニケーションを取ってきました。お客様の中には、私と話すことで元気が出たと言ってくれる人もいました。このスキルを活かし、出演交渉やタレントのメンタル面も支えられる芸能マネージャーとして働いていきたいと考えています。

OK例では、上記を改善し、さらにアルバイトのエピソードも加えることで、コミュニケーション能力の高さを評価しやすくなる志望動機となっています。

②お笑い芸人

以下は、お笑い芸人部門の担当志望の例文になります。

【NG例】 私がお笑い芸人のマネージャーを志望した理由は、一瞬でお客様を笑いの世界に引き込むパフォーマンスができるよう裏方としてサポートがしたいと思ったからです。 お笑い芸人が自分たちの表現に集中するためにも、芸能マネージャーの存在は欠かせないと思います。 自分もそのような形でお笑い芸人の表現活動に携わりたいと思うようになりマネージャーを志望しました。

NG例に抜けているのは、芸能マネージャーに必要なスキルと事務所への貢献のアピールです。

【OK例】 私がお笑い芸人のマネージャーを志望した理由は、一瞬でお客様を笑いの世界に引き込むパフォーマンスができるよう裏方としてサポートがしたいと思ったからです。またピン芸人やコンビに関係なく、それぞれの個性を理解して、どの売り出し方をすれば世間の人たちに最大限に魅力をアプローチできるかを常に考えることを仕事にしたいと思ったからです。 自分が担当するお笑い芸人が、TVや劇場でお客様の前に立つ姿を1番近くから見守れるのは、芸能マネージャーとして非常にやりがいを感じると思います。 お笑い芸人が自分たちの表現に集中するためにも、芸能マネージャーの存在は欠かせないと思います。 自分もそのような形でお笑い芸人の表現活動に携わりたいと思うようになりマネージャーを志望しました。

芸能マネージャーの仕事として、芸人の売り出し方の分析もできており、さらにOK例では、自分も事務所に貢献したいという強い意欲を感じられる文章が添えられている点が高い評価となるでしょう。

③アイドル

以下は、アイドル部門の担当志望の例文になります。

【NG例】 私が芸能界に興味をもったきっかけは貴社のアイドルの存在が大きく関わっています。また芸能マネージャー業務を志望した理由は、売れっ子アイドルグループならではの悩みなど、メンタルサポートの相談に乗れると考えたからです。 私の強みは、人の話を適切に聞ける傾聴力になります。友人からもよく相談事をされる機会がありました。 人々に夢を与える存在のアイドルたちを少しでも勇気づけられる存在となりたいと思います。

NG例では、自分が活かせるスキルが傾聴力であることは書かれていますが、アイドルのマネージャーとして具体的なフォローの仕方が書かれていないためアピール力が劣って見えるでしょう。

【OK例】 私が芸能界に興味をもったきっかけは貴社のアイドルの存在が大きく関わっています。また芸能マネージャー業務を志望した理由は、売れっ子アイドルグループならではの悩みなど、メンタルサポートの相談に乗れると考えたからです。 私の強みは、人の話を適切に聞ける傾聴力になります。友人からもよく相談事をされる機会がありました。もしも担当するアイドルから、今後もアイドルとして続けていくのか、それともシフトチェンジするべきか、話をする中で私からも結論を出して頼れる芸能マネージャーとなるのが目標です。 人々に夢を与える存在のアイドルたちを少しでも勇気づけられる存在となりたいと思います。

OK例のように、話を聞くサポートの仕方と、悩み事の結論を考えて率先した行動を目標としているのは強いアピールとなるはずです。

④ファッションモデル・グラビアモデル

以下は、ファッションモデル・グラビアモデル部門の担当志望の例文になります。

【NG例】 私は外での仕事も多いモデルのことを考え、自分から率先して行動できるマネージャーになりたいと考えています。大学の友人がモデル活動しており、現場を見させてもらったことがきっかけでモデル事務所のマネージャーという仕事を知りました。 友人もプロとして仕事をしていましたが、次のカット前に担当マネージャーが傘と常温水を持って準備していたのを見て、モデル事務所のマネージャーになりたいと強く実感しました。 モデルがいきいきと仕事ができるような環境を作れるマネージャーになりたいと考えています。

NG例では、なぜ該当事務所を志望したのかが書かれていないので、必ず志望動機には書くようにしましょう。

【OK例】 私は外での仕事も多いモデルのことを考え、自分から率先して行動できるマネージャーになりたいと考えています。大学の友人がモデル活動しており、現場を見させてもらったことがきっかけでモデル事務所のマネージャーという仕事を知りました。 友人もプロとして仕事をしていましたが、次のカット前に担当マネージャーが傘と常温水を持って準備していたのを見て、モデル事務所のマネージャーになりたいと強く実感しました。 貴社を応募したのは、私が憧れるモデルの〇〇さんが所属しているのと、経験を積み、いずれは自分の手でモデルを発掘し、モデルがいきいきと仕事ができるような環境を作れるマネージャーとなりたいと考えています。

OK例のように、憧れのモデルがいることに加え、自分のマネージャーとしてのビジョンも書かれているので高評価が期待できるはずです。

⑤ミュージシャン

以下は、ミュージシャンの担当志望の例文になります。

【NG例】 私は幼少期から音楽を聴くのが好きで、ミュージシャンをサポートできる仕事をしたいと思ったため、音楽事務所の芸能マネージャーを目指すようになりました。 そのため、大学時代は大小さまざまな規模の音楽イベントのアルバイトをして、たくさんの裏方の仕事を経験してきました。たくさんのミュージシャンが集まり演奏するので、毎回スケジュール通りに演奏が終わるよう配慮しながら動いてもらうようお願いしてきました。 アルバイトの経験を活かして、音楽事務所の芸能マネージャーに就いてからも、スムーズな演奏活動をサポートしていきたいと考えています。

NG例では、ミュージシャンのマネージャースキルとして、ライブハウスのアルバイト経験をエピソードにしていますが、事務所を選んだ理由が不明確です。

【OK例】 私は幼少期から音楽を聴くのが好きで、ミュージシャンをサポートできる仕事をしたいと思ったため、音楽事務所の芸能マネージャーを目指すようになりました。また貴社を志望した理由は、所属する〇〇というミュージシャンがこれまでの奇跡を振り返ったドキュメンタリー番組を見たことがきっかけです。 事務所と二人三脚でいつか売れるミュージシャンになると信じ、活動を続けてきたという場面に感動し、私も貴社で仕事をしたいと強く思うようになりました。 そのため、大学時代は大小さまざまな規模の音楽イベントのアルバイトをして、たくさんの裏方の仕事を経験してきました。たくさんのミュージシャンが集まり演奏するので、毎回スケジュール通りに演奏が終わるよう配慮しながら動いてもらうようお願いしてきました。 アルバイトの経験を活かして、音楽事務所の芸能マネージャーに就いてからも、スムーズな演奏活動をサポートしていきたいと考えています。

OK例では、志望する事務所と所属するミュージシャンに焦点を当てて明確な志望理由を入れて入社意欲をアピールできている点がポイントとなります。

芸能マネージャーの志望動機には芸能界で働く強い意思が求められている！

この記事では、芸能マネージャーの仕事内容や、志望動機の書き方を解説しました。

仕事内容についての理解や、芸能マネージャーとしてどのようにタレントと接していこうと考えているのかを志望動機に書くようにしましょう。

また担当タレントの売り出し方に明確なビジョンがあるほど、選考通過に期待できるかもしれませんよ。ぜひ書き方のポイントを参考にしながら、アピールしてくださいね。