【例文26選】営業職の志望動機の書き方|営業職の魅力や求められるスキルとNG例も紹介
この記事では、営業職の志望動機の書き方を解説してます。
志望動機の書き方だけではなく、営業職の魅力や求められるスキル、志望動機のNG例まで紹介しています。営業職を志望している場合は必見の内容ですよ。
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記事の監修者
人事 鈴木
新卒でベンチャー企業で求人広告の新規営業を経験 入社半年でテレアポ獲得数社内1位。新卒売り上げ1位を獲得。 その後Cmind groupの人事部に入社し、新卒採用を担当。 現在は学生の面談だけではなく採用戦略や広報にも携わっている。
詳しく見る記事の監修者
吉田
新卒で株式会社C-mindに入社後、キャリアアドバイザーとして累計1000人以上の就活生との面談を経験。就活時代も大手からベンチャーまで様々な業界・職種を見てきた経験から、幅広い視点でのサポートを得意とする。プロフィール詳細
詳しく見る営業職とは?

営業職とは、企業の商品やサービスをお客様に提案し、価値を伝えることで取引のきっかけをつくる役割を担う仕事です。
単に売上を上げることが目的ではなく、相手の話をよく聞き、背景にある課題やニーズを理解したうえで、最適な提案を行うことが求められます。
お客様との信頼関係を築くことが出発点であり、信頼がなければ成果にはつながりません。
営業の現場では、あらかじめ決められた通りに話すだけでは通用しません。状況に応じて柔軟に考え、相手の反応を見ながら伝え方を工夫する力が必要です。
時には話を聞くだけで終わる場面もありますが、そうした対話の積み重ねが関係性を深め、やがて提案の機会へとつながっていきます。
また、営業職はお客様と直接接する立場であるため、企業にとって「現場の声」を最も早くキャッチできる存在でもあります。
営業活動を通じて得られた情報は、社内の改善や新しい取り組みに生かされることも少なくありません。
つまり、営業は売るだけの仕事ではなく、企業とお客様の間をつなぎ、信頼と価値をやり取りする接点の役割を果たしています。
こうした本質を理解することで、営業職が担う責任の大きさと奥深さがより明確になるでしょう。
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営業職の種類

営業職と一口に言っても、その業務内容やアプローチ方法はさまざまです。就活で営業職を志望するなら、自分がどのタイプに向いているかを見極めることが大切です。
ここでは、対象顧客・商材・営業形態・営業手法の4つの切り口から営業職の種類を紹介します。
- 対象顧客別【法人営業(BtoB営業)・個人営業(BtoC営業)】
- 対象商材別【有形商材・無形商材】
- 営業形態別【新規開拓営業・ルート営業】
- 営業手法別【アウトバウンド(テレアポ・飛び込み)・インバウンド(問い合わせ・カウンター)】
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① 対象顧客別【法人営業(BtoB営業)・個人営業(BtoC営業)】
営業の相手は法人と個人に分かれ、それぞれに合ったアプローチが求められます。自分に合うスタイルを見極めることが、志望動機を固めるうえでも重要です。
法人営業(BtoB営業)
法人営業は企業や団体などの法人組織を対象に行う営業活動です。多くの場合、提案先には複数の担当者や意思決定者が存在し、商談のプロセスは長期化する傾向があります。
そのため、相手企業の業界動向や課題を深く理解したうえで、論理的で納得感のある提案が求められます。
たとえば、業務効率を改善するITツールや、オフィス機器、法人向けのクラウドサービスなどが商材として挙げられます。
価格だけでなく、導入効果やサポート体制も含めたトータルな提案力が必要になるでしょう。このような営業では、課題解決志向が高く、丁寧なリサーチと計画的な進行を好む人に適性があります。
また、一度契約を獲得すれば、継続的な取引やリピートも期待できるため、安定した成果につながりやすい点も魅力です。
個人営業(BtoC営業)
個人営業は、一般の消費者に対して商品やサービスを直接提案する営業スタイルです。たとえば、保険、住宅、不動産、自動車、スマートフォンなどが代表的な商材となります。
相手は日々の生活の中で判断をする一人ひとりの消費者であり、その都度異なるニーズや価値観を持っています。
そのため、まずは信頼関係を築くことが重要です。会話の中から相手のライフスタイルや希望を丁寧にヒアリングし、それに合った商品やプランを提案する力が必要になります。
また、比較的短期間で成果が出やすいため、やりがいを感じやすい営業でもあります。一方で、感情に左右される判断をされることも多いため、柔軟な対応力や感情をくみ取る力も求められます。
人と接するのが好きで、相手の気持ちに寄り添える人には向いているでしょう。
② 対象商材別【有形商材・無形商材】
営業職が扱う商材には、目に見えるモノと形のないサービスがあります。それぞれで求められるスキルやアプローチ方法が異なります。
有形商材
有形商材とは、実際に手に取れる形ある製品を扱う営業です。代表的なものに、家電製品、自動車、オフィス用品、機械設備などがあります。
顧客は実物を見ることで品質やデザインをイメージしやすいため、提案の説得力を持たせやすいのが特徴です。営業活動では、商品の機能や特長、導入後のメリットをわかりやすく伝えることが重要です。
ただし、競合が多く価格面で比較されやすい傾向にあるため、価格以外の部分、たとえば保証内容やメンテナンス、導入支援などの付加価値をどれだけ説明できるかが成否を分けます。
営業としては、商材を理解しやすく、説明材料も豊富であるため、経験の浅い方でもスタートしやすい分野といえるでしょう。
また、現物を活用して実演販売やデモンストレーションを行うことで、顧客に安心感を与えることもできます。
無形商材
無形商材は、形がなく目に見えない商品を提供する営業です。代表例には、保険、金融商品、ITシステム、広告サービス、教育サービスなどがあります。
形がないため、顧客にとってはサービスの中身や価値を具体的にイメージしにくく、営業側には説明力や信頼性が強く求められます。
この営業では、顧客の現状を丁寧に聞き出し、「どのような課題があるか」「どう変わるか」を明確に伝える必要があります。
信頼を得るためには、事前準備を入念に行い、データや事例を用いて裏付けのある説明を行うことが欠かせません。難易度は高いですが、その分成長できる幅も大きいです。
論理的に考えるのが得意で、情報収集やヒアリングを通して相手に最適な提案をしたい人には、大きなやりがいを感じられる分野です。
③ 営業形態別【新規開拓営業・ルート営業】
営業には、新しい顧客を開拓する方法と、既存の顧客を担当する方法があります。自分がどちらに向いているかを知ることで、適切な企業選びにつながります。
新規開拓営業
新規開拓営業は、まだ取引のない企業や個人にアプローチし、新たな商談の機会を作り出す営業です。
自社の商品やサービスに関心がない相手に提案するため、断られることが前提となる厳しいスタイルですが、成果を上げたときの達成感は非常に大きいでしょう。
主な手法としては、電話営業(テレアポ)や飛び込み訪問、メール提案などがあります。顧客のニーズを引き出すヒアリング力、断られても立ち直れるメンタルの強さ、粘り強く交渉できる力が必要です。
また、初対面の相手に自社の魅力を端的に伝えるプレゼンテーション能力も欠かせません。変化を恐れず、自らの力で道を切り開きたいという気持ちがある人に向いている営業形態です。
業界によっては、インセンティブ制度などで成果が収入に直結することも多く、頑張った分だけ報われる環境で働きたい人には非常に魅力的です。
ルート営業
ルート営業は、すでに取引のある顧客を定期的に訪問・連絡し、関係を深めながら継続的に商品やサービスを提案していく営業です。
新規開拓営業のような初対面の緊張感は少なく、ある程度信頼関係が築かれた中で仕事が進められるため、安心して取り組みやすいスタイルといえるでしょう。
ルート営業の目的は、既存の関係を維持・強化しながら、顧客の潜在的なニーズを見つけて追加提案につなげることです。そのため、ヒアリング力や観察力、細やかな気配りが重要になります。
また、納品や在庫確認、クレーム対応など、業務は多岐にわたることもあります。安定した取引の中で信頼を築きたい人や、対人関係を長く続けることが得意な人に向いています。
営業という仕事を通じて、顧客と長期的なパートナーシップを築きたいという思いがあるなら、非常にやりがいを感じられるはずです。
④ 営業手法別【アウトバウンド(テレアポ・飛び込み)・インバウンド(問い合わせ・カウンター)】
営業の進め方には、自分から積極的に働きかけるスタイルと、顧客のアクションを受けて動くスタイルの2つがあります。それぞれにメリットと注意点があります。
アウトバウンド営業(テレアポ・飛び込み)
アウトバウンド営業は、見込み客に対して電話や訪問を通じてこちらからアプローチを仕掛ける営業手法です。
新規顧客との接点をゼロから生み出すため、営業の中でも特に行動力と精神力が求められます。ときには断られたり、無視されたりすることもあり、心が折れそうになる場面も少なくありません。
しかし、この手法には自らの力で案件を生み出す喜びと達成感があります。
提案力やトークスキル、臨機応変な対応力を磨く機会が多いため、営業力を基礎から徹底的に鍛えたいと考えている人にとっては、成長の場として非常に適しています。
また、他社との差別化を明確に伝えることが重要になるため、商品知識やマーケットへの理解も欠かせません。失敗を恐れず挑戦し続ける姿勢が成果につながる営業スタイルといえるでしょう。
インバウンド営業(問い合わせ・カウンター)
インバウンド営業は、顧客からの問い合わせや来店を受けて商談につなげていく営業手法です。
すでに興味・関心を持っている顧客が相手であるため、比較的成約に結びつきやすく、効率的に成果を出せるのが特徴です。
ただし、顧客は複数の選択肢を比較検討していることが多く、商品やサービスの内容について深い知識を持って対応する必要があります。
とくに丁寧な説明や適切な提案が求められる場面が多く、対応の質がそのまま信頼や成約率に影響します。
この手法では、聞く力や共感力、問題解決力がとても重要です。顧客が本当に求めていることを見極め、最適な商品を提案できる営業こそが成果を上げられるでしょう。
信頼を積み重ねて、長期的な関係を築いていくのが得意な人にはぴったりの営業手法です。
営業職の魅力とは?

営業職には、学生が想像している以上に多くの魅力があります。目に見える成果や、ビジネスの最前線に立つ経験、将来に役立つスキルの習得など、働く意味を感じやすい職種です。
ここでは、営業職の代表的な魅力を見出しごとに詳しく紹介します。
- 成果を実感し、自分の成長を感じられる
- 信頼関係を築き、達成感を得られる
- 業務を通じてビジネスの本質を学べる
- 社会人としての基礎力を鍛えられる
- 様々な業界知識を吸収できる
- キャリアの選択肢を広げられる
- 成果に応じて評価・収入が上がる
① 成果を実感し、自分の成長を感じられる
営業職の大きな魅力の1つは、日々の成果が数字で明確に表れる点です。自分の行動や工夫が結果につながるため、成長を実感しやすい仕事といえるでしょう。
たとえば、提案の内容を工夫した結果、契約が取れたといった経験は大きな自信になります。目標達成のために試行錯誤を重ねる中で、論理的な考え方や粘り強さも自然と身についていきます。
結果に対する責任が伴いますが、その分やりがいも感じやすいでしょう。営業職は、努力が報われる環境が整った魅力的な仕事です。
② 信頼関係を築き、達成感を得られる
営業の現場では、商品そのものよりも、自分自身を信頼してもらうことが成果に直結します。そのため、相手との信頼関係を築くことが何よりも大切です。
たとえば、最初は警戒していたお客様が、話を重ねるうちに心を開いてくれると、相手との距離が縮まった実感が得られます。
そして、最終的に成約につながったときには、大きな達成感を味わえるでしょう。
営業職は、単なる売上の数字ではなく、「人とのつながり」や「信頼の積み重ね」といった深い充実感を得られる仕事です。
③ 業務を通じてビジネスの本質を学べる
営業職は、会社の利益を直接生み出す最前線の存在です。そのため、商品やサービスの理解だけでなく、企業経営の仕組みや市場の動きにも自然と関心が広がります。
たとえば、売れる商品と売れない商品の違いや、価格の設定と利益率の関係など、実践の中で学べることが多くあります。
また、顧客ニーズと開発側の意図を結びつける役割も担うため、ビジネス全体の流れを把握できるようになるでしょう。
こうした知識や視点は、将来的に他職種や起業を目指す場合にも大いに役立ちます。
④ 社会人としての基礎力を鍛えられる
営業職は、社会人としての基本的なスキルを幅広く身につけられる場でもあります。
敬語やビジネスマナー、相手に合わせたコミュニケーション力などが、日々の業務を通じて自然に磨かれていきます。
また、お客様の要望をくみ取り、それに応えるための提案力や対応力も求められるため、課題解決力や柔軟性も育まれるでしょう。
これらのスキルは、営業以外のどの職種でも通用する基盤となります。将来のキャリアにとっても、大きな財産になるはずです。
⑤ 様々な業界知識を吸収できる
営業職は、担当する顧客や商材によって関わる業界が大きく変わります。そのため、ひとつの会社にいながら複数の業界知識を深められるのが魅力です。
たとえば、IT業界向けの営業であればテクノロジーの最新トレンドを学ぶことができ、医療業界を担当すれば制度や機器の進化に触れることができます。
営業を続けることで、常に新しい情報に触れながら、自分の視野を広げていけるでしょう。こうした幅広い知識は、転職や異業種へのチャレンジにも役立ちます。
⑥ キャリアの選択肢を広げられる
営業で身につけたスキルや経験は、他の職種や業界にも応用できます。たとえば、交渉力や問題解決能力、顧客対応のスキルは、多くの職種で重宝されるでしょう。
また、営業で得た現場感覚や業界知識は、マーケティングや企画、マネジメントといったキャリアにもつながります。
さらに、独立や起業はもちろん、将来的に経営者として事業を担う場合にも、営業経験は非常に大きな武器になります。
将来の可能性を広げたい人にとって、営業は価値あるステップといえるでしょう。
⑦ 成果に応じて評価・収入が上がる
営業は、成果が数字で評価されやすい職種です。そのため、実力がそのまま評価や報酬に反映される傾向があります。
多くの企業では、固定給に加えてインセンティブ制度があり、頑張り次第で収入も大きく変わってくるでしょう。
「努力した分だけ認められたい」「実力で勝負したい」と考える人にとって、営業は理想的な環境といえます。
自分の力で結果を出したいという思いを持っているなら、営業という選択は非常に魅力的です。
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営業職で求められるスキル・能力

営業職は多くの企業で必要とされる職種であり、さまざまな能力がバランスよく求められます。
就活生が営業を目指すうえで、どのようなスキルや素養が必要なのかを理解することは、志望動機を考える際にも役立ちます。
ここでは、営業職で重視される能力について項目ごとに解説していきます。
- コミュニケーション能力
- 傾聴力
- 提案力・プレゼンテーション力
- 問題解決力・トラブル対応力
- 目標達成意欲
- 粘り強さ
- 数値管理能力
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① コミュニケーション能力
営業職において基本かつ重要なのが、コミュニケーション能力です。これは単に話が得意という意味ではなく、相手の立場に立ってわかりやすく伝える力を指します。
たとえば、顧客との信頼関係を築くには、雑談を交えながら親しみを持ってもらいつつ、必要な情報は的確に伝えることが求められます。
また、一方的に話すのではなく、相手の反応を見ながら話の方向を調整できるかどうかも大切なポイントです。
この能力は日常会話の中でも磨けるため、日頃から人とのやり取りを意識的に行うことで少しずつ向上させていきましょう。営業現場では、話す力と聞く力のバランスが成果に直結します。
② 傾聴力
営業で成果を上げるには、相手の話をしっかり聞く「傾聴力」が不可欠です。ただ質問をするだけではなく、うなずきや共感を交えながら深く話を引き出す姿勢が求められます。
相手の発言に注意を払わないと、本当に求めていることを見逃してしまうかもしれません。結果として的外れな提案になり、信頼を損ねることもあるでしょう。
一方で、丁寧に耳を傾ける人は相手からの信頼を得やすく、提案の受け入れられる確率も高くなります。日々の会話でも、人の話を最後までしっかり聞く習慣を意識することが大切です。
③ 提案力・プレゼンテーション力
営業の役割は、商品を「売る」のではなく、顧客に「必要だ」と感じてもらえるように提案することです。そのためには、提案力とプレゼンテーション力が求められます。
相手のニーズを理解した上で、それに合った提案を行い、論理的かつ魅力的に伝える力が重要です。資料の見せ方や話の順番など、ちょっとした工夫でも印象は大きく変わります。
また、提案には事前準備が欠かせません。相手の業界や課題を事前に調べておくことで、より納得感のある内容になります。営業では「相手の立場に立った提案」が鍵を握ります。
④ 問題解決力・トラブル対応力
営業活動の中では、予想外の問題やトラブルに直面することが少なくありません。そうしたとき、冷静に状況を把握し、適切に対処する力が求められます。
たとえば納期の遅れや商品の不備が発生した場合、顧客の不満を真摯に受け止め、社内と連携して迅速に解決に向けた行動を取る必要があります。
感情的に反応してしまうと、かえって関係が悪化してしまうかもしれません。
問題を整理し、原因を明確にし、今後の改善策まで提示する姿勢が信頼につながります。過去の対応経験なども面接で語れるように整理しておきましょう。
⑤ 目標達成意欲
営業職では、常に数字という具体的な目標がついて回ります。プレッシャーに感じる人もいるでしょうが、この目標を原動力として捉えられる人は、大きく成長できます。
未達成の状況でも、原因を分析し、残された時間でどのように挽回するかを考えて行動することが大切です。ただ指示を待つのではなく、自ら工夫し、動ける力が求められます。
また、「なぜこの目標があるのか」「どう達成するか」といった思考を持つことで、業務への理解も深まります。主体的に取り組む姿勢は、就活でも高く評価されるでしょう。
⑥ 粘り強さ
営業職では、一度断られたからといってすぐに諦めてはいけません。むしろ、そこからどのように信頼関係を築いていくかが問われます。
最初の商談で成果が出なかった場合でも、時間をおいて再度訪問したり、別の提案を考えたりするなど、継続的なアプローチが必要です。
努力を続ける中で、相手の態度が変わっていくことも珍しくありません。壁にぶつかったときこそ、地道に取り組み続ける粘り強さが試されます。
営業現場では、この「やり抜く力」が結果を左右する要素になります。
⑦ 数値管理能力
営業職では、売上や目標達成率など、すべてが数字で評価されます。そのため、日々の業務において数値を意識し、管理する能力が求められます。
たとえば、自分の進捗がどの程度かを正しく把握できなければ、必要な改善行動を取ることができません。感覚に頼るのではなく、数値データに基づいて動くことで、より効果的な営業活動が可能になります。
就活では、目標数値を管理した経験や、PDCAサイクルを活用したエピソードを伝えると説得力が増します。営業では「数字に強い」ことが、大きな武器になるのです。
営業職の志望動機の基本構成

営業職の志望動機を書くときには、単に「やる気があります」と伝えるだけでは足りません。
企業の立場から見て、「なぜ営業職なのか」「なぜこの会社なのか」「どんな強みがあるのか」をしっかりと伝えることが大切です。
ここでは、志望動機を構成する4つの要素について、それぞれの書き方と注意点を紹介します。
- 結論:なぜその企業の営業職を志望するのか
- 根拠:そう思うに至った経験・考え
- エピソード:意欲や適性を示す具体的な経験
- 展望:入社後にどのように活躍したいか
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① 結論:なぜその企業の営業職を志望するのか
営業職を志望する理由は、「この企業で営業として働きたい」という意志をはっきりと伝えることが重要です。
まずは「営業という仕事を選んだ理由」を一言で述べ、そのうえで「なぜこの企業なのか」という視点を加えてください。
たとえば、「課題解決型の営業に魅力を感じ、自分の提案でお客様の問題を解決したいと考えたから」などが挙げられます。
その際には、企業の特徴や価値観に触れた具体的な内容を盛り込みましょう。そうすることで、ただの熱意ではなく、きちんとした情報収集に基づく志望であることが伝わります。
誰にでも当てはまるような内容ではなく、その会社ならではの魅力や営業スタイルに言及することで、説得力がぐっと高まるでしょう。
② 根拠:そう思うに至った経験・考え
志望動機には、そう考えるようになった理由や背景が必要です。過去の経験や考え方を通じて、営業職に関心を持った経緯を伝えてください。
たとえば、アルバイトでの接客や、ゼミ活動で人と意見を交わしながら目標を達成した経験が挙げられます。
「人と関わる中で課題を見つけ、解決に導くプロセスにやりがいを感じた」といったように、自分の気づきや成長を具体的に示しましょう。
ここで重要なのは、営業という仕事に通じる要素があることです。経験が直接営業に関係していなくても、相手に合わせた対応や考え方など、営業的な素質を感じさせる内容であれば問題ありません。
具体性を持たせることで、自分なりの根拠としての説得力が生まれるはずです。
③ エピソード:意欲や適性を示す具体的な経験
営業職に向いているということを伝えるには、過去の具体的な行動や体験を示すのが効果的です。
たとえば、文化祭で模擬店の売上アップに工夫を凝らした経験、飲食店のアルバイトで常連客を増やしたエピソードなどがあります。
その中で「相手の求めるものを考え、自分なりに提案や行動をした」という内容があると、営業に必要なスキルが伝わりやすくなります。
ただ頑張っただけではなく、どのような工夫をしたのか、結果としてどうなったのかまで述べるとより効果的です。
こうした実体験に基づく話は、自己PRにもつながる強い材料になります。結果だけでなく、過程や考え方もきちんと伝えてください。
④ 展望:入社後にどのように活躍したいか
最後に、自分が入社後にどう働きたいのか、将来どう成長したいのかを明確に伝えることが大切です。営業職は、目標に向けて努力する姿勢が重視されます。
そのため、「まずは信頼関係の構築に注力し、いずれはチーム全体の成果向上にも貢献できるようになりたい」といったように、段階的な成長のイメージを持って語ると良いでしょう。
また、企業の事業内容や方針に沿った展望を述べると、企業とのマッチ度の高さも伝わります。
「何がしたいか」だけでなく、「会社の中でどう役立てるか」まで考えを深めることが、評価されるポイントとなるでしょう。
営業職の志望動機を作成するポイント

営業職の志望動機を作るには、「自分らしさ」と「企業との接点」をバランスよく伝えることが大切です。
単なる意欲のアピールだけでは伝わらないため、具体的なエピソードや企業研究などをもとに、説得力のある内容に仕上げる必要があります。
ここでは、営業職を目指す就活生に向けて、効果的な志望動機を作るためのポイントを紹介します。
- 企業研究を深めて説得力を高める
- エピソードを交えて自己PRにつなげる
- 業界・職種理解を示して適性を印象づける
- 他の応募者と差別化する視点を取り入れる
- ポジティブな言葉選びで印象を良くする
- 志望動機と自己分析をリンクさせる
① 企業研究を深めて説得力を高める
志望動機に説得力を持たせるには、応募先企業への理解が欠かせません。企業が求める人物像と自分の強みが一致していると伝えることで、興味を持ってもらえる可能性が高まるでしょう。
そのためには、企業の事業内容や理念、将来のビジョンなどを丁寧に調べてください。そして、共感したポイントを具体的に盛り込むことが大切です。
たとえば、「貴社が大切にする『顧客第一』という姿勢に共感し、私もお客さまの課題に寄り添う営業をしたいと感じました」といった表現が有効です。
こうしたアプローチを取ることで、「どこでも通用する志望動機」ではなく、「この企業だからこその動機」を伝えることができます。
② エピソードを交えて自己PRにつなげる
自分の強みをアピールするには、エピソードを交えて伝えることが効果的です。理由は、経験に基づく話にはリアリティがあり、読み手の印象に残りやすいからです。
たとえば、「飲食店のアルバイトで、来店数の少ない時間帯に声かけを工夫し、来客数を増やした経験があります。
このとき、お客さまとの距離を縮める工夫が、営業にも通じると感じました」というように、具体的な行動を示すと説得力が増します。
抽象的な表現に頼らず、「いつ・どこで・何をしたか」を意識して書くと、自己PRと志望動機を自然につなげることができるでしょう。
③ 業界・職種理解を示して適性を印象づける
営業職への志望動機を伝える際には、職種についてどれほど理解しているかが問われます。ただ「人と話すのが好き」という理由だけでは、薄い印象になりかねません。
たとえば、「法人営業では、相手の課題に合わせた提案力が求められるため、ゼミでの調査発表の経験を活かせると考えました」と伝えれば、営業職の特性を理解している姿勢が伝わります。
仕事の役割や求められるスキルをふまえたうえで、自分の特性や経験をどう活かせるかを結びつけることが、適性のアピールにつながります。
④ 他の応募者と差別化する視点を取り入れる
志望動機で目立つためには、自分ならではの視点を持つことが重要です。多くの学生が似たような内容を書く中で、独自の切り口があれば印象に残りやすくなります。
たとえば、「学生団体でイベントのスポンサー企業を担当し、複数社との交渉を経験しました。
その中で、ニーズに合わせて提案する楽しさを実感し、営業職に興味を持ちました」といったように、自分にしか語れない経験を盛り込むことが効果的です。
「自分の経験だからこそ語れる話」を使うことで、他の応募者との差別化が自然にできます。
⑤ ポジティブな言葉選びで印象を良くする
志望動機では、前向きな言葉を選ぶことが印象を左右します。たとえば、「コミュニケーションが苦手なので改善したい」という表現は、成長意欲を伝えているつもりでも、弱点が強調されてしまいます。
代わりに、「多様な価値観に触れることで、柔軟な対応力を身につけたい」といったポジティブな表現を使えば、意欲的な姿勢が伝わりやすくなるでしょう。
ネガティブな要素があるときは、言い回しを工夫して、前向きな印象になるよう意識してください。
⑥ 志望動機と自己分析をリンクさせる
志望動機をつくるときには、自己分析と矛盾がないか確認しましょう。
自己分析で「相手の話をじっくり聞くのが得意」と考えていたのに、志望動機では「効率よく結果を出したい」と書いてしまうと、ちぐはぐな印象になります。
自分の性格や価値観を営業職にどう活かすのかを整理したうえで、その内容が自然に志望動機へつながっているか見直してください。
一貫性のある文章は説得力を持ち、採用担当者にも好印象を与えられるはずです。
【スタイル別】営業職の志望動機の例文7選
営業職と一口に言っても、そのスタイルによって求められるスキルや姿勢は大きく異なります。
ここでは、あなたの志望動機をより説得力あるものにするために、営業スタイルごとのポイントと例文を紹介します。
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【関連記事】赤ペンESを徹底解説!エントリーシート無料添削サービスとは
①法人営業の志望動機
今回は、法人営業の志望動機例文を紹介します。
営業職の中でも、法人営業では「課題に応じた提案」や「信頼関係の構築力」が特に求められます。身近なエピソードをベースに、相手視点での提案力や企業理解を伝える志望動機へと添削しています。
【結論】 人と信頼関係を築きながら、 |
添削コメント|「課題解決に向けて」は便利な表現ですが、読み手に具体的な業務や志向が伝わりません。法人営業では「相手のニーズに応じた提案」が求められるため、それに即した表現に変更しました。 |
【根拠となるエピソード】 大学時代に学園祭の実行委員を務めた経験から、 |
添削コメント|「ニーズを汲み取る」は内容が曖昧で、実際にどのような働きかけをしたのかが不明です。「意向を踏まえ情報を整理する」という表現によって、行動力や配慮のスキルがより伝わります。 |
【エピソード詳細】 実行委員では、地域企業への協賛依頼を担当しました。当初は断られることも多かったのですが、 |
添削コメント|「理解」や「寄り添う」という表現を、実際の行動に言い換えることで、営業に必要な「準備・提案力」がより明確になります。相手視点に立つ提案力は法人営業で特に重要です。 |
【企業を選んだ理由】 貴社は、業界の中でも |
添削コメント|「長期的な関係構築」は多くの企業が掲げており、やや一般的です。そこで、企業の営業スタイルを具体化することで、志望理由に説得力を加えました。 |
【入社後】 入社後は、まずは一人ひとりのお客様に誠実に向き合い、信頼を積み重ねることで、 |
添削コメント|「売上や成長に貢献」という表現は抽象的で、どのような貢献なのかが不明瞭です。そこで、「事業理解」や「課題解決」といった営業職に求められる要素を取り入れました。 |
【NGポイント】
全体的に「課題解決」や「寄り添う」といった抽象的な表現が多く、行動の具体性や本人の営業適性が伝わりにくい構成になっていました。また、企業選びの理由も一般的すぎたため、志望度の高さが読み取りにくい印象が残りました。
【添削内容】
「どんな行動をとったのか」「相手にどう配慮したのか」を明確に描写しました。企業理解に基づいた表現を加えることで、志望動機の深さと個別性を高める工夫を行っています。営業職に即した具体的なスキル・姿勢を補強しています。
【どう変わった?】
営業職に必要な「提案力」「相手視点」「企業理解」が明確に伝わる構成となり、採用担当者にとって評価しやすい内容に改善されました。就活生の経験と営業職の関連性が自然に結びついており、説得力のある志望動機として完成しています。
・相手のニーズに応じた提案力を表現する ・実際の働きかけを描写する ・企業理解を言語化する |
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②個人営業の志望動機
今回は、個人営業の志望動機例文を紹介します。
個人営業では「信頼関係」と「提案力」のバランスが重視されます。学生時代の経験から得た強みを営業スタイルに結びつける構成を意識しています。
【結論】 人と信頼関係を築きながら成果を追求できる営業職に魅力を感じ、 |
添削コメント|「営業職に魅力を感じ、貴社を志望」という表現は汎用的な表現で、説得力に欠けます。「個人営業」というスタイルへの共感や、貴社の姿勢に対する理由を含め、個別性と志望度を明確に伝えています。 |
【根拠となるエピソード】 大学時代、塾講師のアルバイトを通じて、保護者や生徒との信頼関係の大切さを学びました。 |
添削コメント|この段落は、一般的な大学生でも経験しやすく、営業職に必要な「信頼構築力」を示すエピソードとして有効です。簡潔ながら要点を押さえており、問題なく営業職への接続が図れています。 |
【エピソード詳細】 生徒の成績が伸び悩んでいた際、 |
添削コメント|削除した箇所は、行動の具体性が不足していました。改善後は、「課題発見」「提案」「成果」までの流れを営業職に通じる構造に整えており、より説得力のある実践的な内容になっています。 |
【企業を選んだ理由】 中でも貴社は |
添削コメント|「この人だから買いたい」は表現が感情的で、企業の選定理由としての根拠が薄くなっていました。貴社の営業方針と自分の経験がどのように一致しているかを明確に伝え、志望動機の一貫性を高めています。 |
【入社後】 入社後は、お客様の立場に立った提案を徹底し、信頼される営業担当として |
添削コメント|「満足度で成果を出す」は曖昧な印象を与える表現です。営業としての行動(課題の引き出し・提案)と評価(信頼・成果)を結びつけ、職務理解と実行意欲が伝わる内容に仕上げました。 |
【NGポイント】
元の文章では、「営業職に魅力を感じた」「貴社に共感した」などの表現が抽象的すぎて、説得力を欠いていました。また、エピソード部分も感情の描写が中心となっており、「営業としての行動」にどうつながるかが見えにくい構成でした。
【添削内容】
営業職の中でも「個人営業」に焦点を当て、相手の課題を聞き出し、提案によって成果を出すという営業的な視点を加えました。抽象的な表現や感情ベースの表現は削除し、具体的な行動や成果を軸に再構成しています。
【どう変わった?】
就活生の経験や価値観が営業職の業務に直結する形で示され、企業側から見たときに「なぜ営業か」「なぜうちか」「どう活躍するか」が明確になりました。自己理解の深さと職務理解の両方が伝わる志望動機に仕上がっています。
・信頼構築力をアピールする ・個人営業への理解を示す ・営業職への適性を行動で描写する |
③有形商材の志望動機
営業職の中でも有形商材は「モノ」を扱う分、目に見える提案ができる点が特徴です。
ただし、その分「ただ売るだけ」と見なされないよう、提案の工夫や信頼構築の姿勢を伝えることが大切です。
【結論】 私は、お客様のニーズを直接くみ取り、信頼関係を築きながら最適な提案を行える営業職に強く魅力を感じ、志望いたしました。 |
添削コメント|この結論部分は、営業職の本質を踏まえた志望動機が簡潔に表現できており、評価されやすい構成です。「ニーズ把握」「信頼構築」「提案力」といったキーワードも、有形商材営業の特徴と一致しています。 |
【根拠となるエピソード】 きっかけは、大学時代の家電量販店でのアルバイト経験です。多くのお客様と接する中で、ただ商品を売るのではなく、 |
添削コメント|「信頼を得ることで購買につながる体験」は抽象的で評価されにくい表現でした。「丁寧にヒアリング」「最適な提案」「購入に結びついた」という行動と成果の具体性を加え、営業適性を裏付ける内容にしました。 |
【エピソード詳細】 あるご高齢のお客様が冷蔵庫選びに迷われていた際、使用人数や搬入経路を丁寧にヒアリングし、最適な機種をご提案しました。後日、「使いやすい」「あなたから買って良かった」と感謝の言葉をいただけたことで、 |
添削コメント|「営業の奥深さに惹かれた」は感情表現に偏っており、志望動機の根拠としては説得力に欠けます。「やりがいの実感」という内面変化を明示し、営業職に必要な意識の高さを示しました。 |
【企業を選んだ理由】 貴社は地域密着型の営業スタイルを大切にされており、 |
添削コメント|取り消した文は他社でも使いまわせる印象でした。企業独自の営業スタイルに応募者の価値観がどう一致するのかを明確に記述し、企業理解と志望度の高さが伝わるように改善しました。 |
【入社後】 入社後は、商品の知識や提案力を磨きつつ、 |
添削コメント|「真摯に向き合う」は意欲は伝わるものの具体性に欠け、行動イメージが湧きにくい表現でした。「状況把握」「最適提案」という営業行動に置き換えることで、入社後の活躍イメージを明確にしました。 |
【NGポイント】
全体として、感情的な表現が多く、応募者の営業職への理解や具体的な行動が伝わりにくい内容になっていました。特に「惹かれた」「共感した」といった曖昧な表現は、説得力やオリジナリティを損なう要因となっていました。
【添削内容】
感情的な言い回しを削除・修正し、具体的なエピソードや行動内容に置き換えました。また、企業選びの理由も「価値観の一致」だけでなく、企業の営業スタイルとの接点を明示するよう改善を施しています。
【どう変わった?】
具体的な体験や行動が加わったことで、営業職に対する理解の深さや適性が明確に伝わる内容となりました。企業側から見ても「成果を出すプロセスを理解している学生」として評価しやすい、説得力のある志望動機に変わっています。
・信頼構築力を明示する ・成果への貢献意識をアピールする ・企業独自の営業スタイルに触れる |
④無形商材の志望動機
無形商材を扱う営業職では、目に見える商品ではなく「提案そのもの」に価値が問われます。
そのため、エピソードや企業選びの理由においても、自分がどのように相手の課題を捉え、提案に落とし込んだかを具体的に示すことが重要です。
【結論】 人と信頼関係を築きながら提案を行う営業職に強く魅力を感じ、 |
添削コメント|「貴社でその力を発揮したい」は就活生が使いがちな抽象表現です。改善後の表現は、無形商材の特徴に触れたことで、「営業職の中でもなぜ無形商材に興味を持ったのか」を明確に示せています。 |
【根拠となるエピソード】 大学時代の学園祭実行委員として、協賛企業への提案活動を通じて、相手の要望を丁寧に聞き取り、 |
添削コメント|「信頼関係の大切さ・面白さ」だけでは読み手に伝わりません。「ニーズに応じた提案」「信頼を得る」といった営業職に直結する能力や価値観が表現されており、納得感のある内容に仕上がっています。 |
【エピソード詳細】 学園祭の運営費を確保するため、私は地元企業に協賛のお願いに伺いました。「企業の魅力を来場者に伝える方法」を提案することで、複数の協賛を獲得することができました。 |
添削コメント|感情中心の記述は、行動のイメージさせにくいため削除しました。代わりに「提案の柔軟性」や「無形商材への関心」を軸にした表現にすることで、経験から学んだことを効果的に表現できています。 |
【企業を選んだ理由】 中でも貴社は、業界や課題の異なる多くのクライアントに対して、 |
添削コメント|「丁寧なヒアリング」「提案力・信頼構築力」という表現は抽象度が高く、どの企業にも当てはまりやすいため削除しました。企業の多様な法人向け提案の実績という具体化することで独自性が生まれました。 |
【入社後】 入社後は、まずは一人一人のお客様に誠実に向き合いながら経験を積み、 |
添削コメント|「課題解決に貢献」はどのように貢献するのかが明確でなく、評価されづらい表現です。改善後は営業に求められる行動や思考が具体的に表現されており、将来的なビジョンに説得力があります。 |
【NGポイント】
当初の例文では、営業職を志望する理由や企業を選んだ理由が抽象的でした。どの企業にも通用してしまう汎用的な印象を与えていました。また、エピソード内の感情表現が中心で、行動や成果が十分に具体化されていなかった点も課題でした。
【添削内容】
各段落において、抽象的なキーワードや感情表現を具体的な経験・行動・成果に置き換えました。特に「無形商材の営業職」への適性や関心が伝わるように、「提案の柔軟性」や「課題抽出」といった営業活動に求められる要素を明示しました。
【どう変わった?】
読み手にとって「なぜ営業職なのか」「なぜこの企業なのか」「どう成長していきたいのか」が明確に伝わる構成へと変化しました。「業務内容や商材に理解がある」「将来的な戦力として育てがいがある」と評価されやすい志望動機になっています。
・無形商材への理解を示す ・提案の柔軟性を表現する ・企業選びに根拠を持つ |
⑤新規営業の志望動機
今回は新規営業の志望動機の例文を紹介します。
自身の経験が「ニーズの発掘」や「課題解決」につながったかを明確に伝え、応募企業の特徴と結びつけることが評価につながります。
【結論】 私は、お客様の課題に対して最適な提案を行い、 |
添削コメント|「信頼関係を築く」は、動機として弱い印象を与えてしまいます。「新たなニーズの発掘」「価値提供」といったワードを加えることで、営業職の中でも新規開拓型への関心が明確になりました。 |
【根拠となるエピソード】 大学時代に経験した飲食店のアルバイトで、 |
添削コメント|「重要性を実感した」という言葉だけでは、説得力に欠けます。「自ら工夫して提案した経験」とすることで、主体的な行動や営業職への適性を感じさせる内容にしました。 |
【エピソード詳細】 勤務先では、注文に迷うお客様に料理の特徴やおすすめの組み合わせを提案することを心がけていました。 |
添削コメント|元の文章では主観的な評価に依存しており、再現性や根拠が薄く見える恐れがあります。「お客様の声+リピーター増加+数値的変化」に置き換え、行動の結果がより客観的に伝わるよう調整しました。 |
【企業を選んだ理由】 貴社は新規開拓に強みを持ち、 |
添削コメント|「柔軟な提案が求められる環境」という表現は、応募企業である必要性が伝わりません。「コンサルティング営業」や「課題解決への姿勢」に言及し、応募先の特徴と自分の価値観をリンクさせています。 |
【入社後】 入社後は、お客様にとって本当に必要なものを見極め、信頼を積み重ねて継続的な取引につなげられる営業担当を目指します。 |
添削コメント|入社後の目標が明確で、「必要なものを見極める」「信頼を積み重ねる」など営業職に求められる基本姿勢がしっかりと表現されています。 |
【NGポイント】
志望動機の冒頭では営業職全般への魅力しか示されておらず、新規営業の特性に結びついた説明が不足していました。また、エピソードの描写には主観的な表現や根拠の乏しい自己評価が含まれていたため、行動と成果の関連性がやや弱く見えました。
【添削内容】
「信頼関係」などの抽象的な言葉を、「ニーズの発掘」「価値提供」など新規営業職に適した表現へと言い換えました。加えて、アルバイト経験の成果を客観的な事実に基づく描写に修正し、行動と結果のつながりが明確に伝わるよう整えました。
【どう変わった?】
営業職の中でも「新規開拓型」に対する適性や志向が伝わる内容に改善されました。また、行動の具体性や成果の客観性が増したことで、企業側からは「実行力」や「提案力」が評価されやすい自己PRに仕上がっています。
・主体的な姿勢を強調する ・成果に結びつく行動を描写する ・企業理解の深さと志向との一致を明確にする |
⑥ルート営業の志望動機
今回は、既存顧客との信頼関係を築きながら継続的に提案していくスタイルが特徴であるルート営業の志望動機の例文を紹介します。
そのため、継続的な人間関係の構築経験や、顧客の課題に寄り添う姿勢が伝わるエピソードを盛り込むことが重要です。
【結論】 お客様との信頼関係を築きながら、長期的に提案を続けていけるルート営業の仕事に |
添削コメント|「魅力を感じ」という表現は、志望理由として伝わりづらいです。「自身の強み=継続的な関係構築力」と明示したことで、企業がその強みをどのように業務に活かせるかを想像しやすくなりました。 |
【根拠となるエピソード】 大学時代、スーパーマーケットでのアルバイトを通じて、 |
添削コメント|「関係性の大切さ」というフレーズは説得力に欠けます。「再来店」という具体的な状況を通じて学んだ気づきに変えたことで、企業側が「なるほど」と納得しやすいエピソードになっています。 |
【エピソード詳細】 レジ業務に加えて売り場づくりにも関わる中で、常連のお客様から「あなたのおすすめ商品は安心できる」と声をかけていただくことが増えました。 |
添削コメント|「信頼を得られた経験」では、行動や気づきが曖昧でした。営業職への想いの形成という一連の流れが明確にすることで、納得感のあるエピソードとなっています。 |
【企業を選んだ理由】 貴社は既存顧客との関係構築を重視し、 |
添削コメント|主観的表現だけでは、企業研究の深度が不十分に見えてしまいます。業務内容を具体化しつつ、自身の志向と企業スタイルがどう結びついているかを明確にした点が高評価につながります。 |
【入社後】 入社後は、相手の立場に立った |
添削コメント|「丁寧なコミュニケーション」は汎用的なため印象に残りません。改善後は、「ニーズ把握」という営業職に不可欠な能力を明示したことで、具体的な貢献イメージを企業側に与える内容になりました。 |
【NGポイント】
全体的に採用担当が応募者の具体的な能力や行動を評価しづらい内容になっていました。企業への共感も「惹かれました」など主観的表現にとどまり、応募先への理解の浅さが見える構成でした。
【添削内容】
再現性のある行動やエピソードに修正しました。企業理解の浅さが見える表現については、業務内容の具体例や営業方針への共感ポイントを明記することで、志望理由に深みを持たせました。
【どう変わった?】
営業職に求められる「継続的な信頼構築力」や「課題解決志向」が文中に明確に表現され、応募者の強みと職種との一致が伝わりやすくなりました。企業への理解と志望度も明確になりました。
・自分の強みを明確に表現する ・ルート営業の特徴に触れる ・企業理解の深さを出す |
⑦カウンター営業の志望動機
今回は、カウンター営業の志望動機の例文を紹介します。
お客様と信頼関係を築きながら最適な提案をする力が求められるため、「なぜカウンター営業なのか」を明確にすることが重要です。
【結論】 カウンター営業では、単に商品を売るのではなく、お客様と信頼関係を築きながら最適な提案をする力が求められます。そのため、志望動機では「なぜカウンター営業なのか」を明確にしつつ、自身の接客経験や工夫を具体的に伝えることが重要です。 |
添削コメント|「人と関わる仕事をしたい」だけでは業種が広すぎて志望理由としては弱いため、カウンター営業特有のニーズ把握と提案という職種の特性と結びつけて動機を明確化しました。 |
【根拠となるエピソード】 大学時代に家電量販店でアルバイトをした経験から、 |
添削コメント|「会話を重ねながら信頼を築く」では、どんな行動によって信頼が生まれたのかが分かりづらくなっていました。「提案の工夫」という行動を加え、就活生自身の成長や主体性が伝わるようにしています。 |
【エピソード詳細】 特に印象に残っているのは、ご年配のお客様にスマートフォンの買い替えをご案内した際、「あなたが勧めてくれたから安心して買えた」と感謝の言葉をいただいたことです。 |
添削コメント|削除箇所は行動の具体性に欠けていました。どう丁寧に説明したかを明示すると、読んだ相手に再現性と納得感のある経験として伝わりやすいです。 |
【企業を選んだ理由】 |
添削コメント|企業の方針に対する共感だけでは志望度が伝わりにくいです。改善後は実際の取り組みに言及し、業界研究がされていること、また志望先を選んだ理由が明確に伝わるようにしています。 |
【入社後】 入社後は、お客様のニーズを的確に捉える力と丁寧な対応力を磨き、 |
添削コメント|「信頼される営業担当」は意味が広く、目指す役割像がぼやけてしまいます。「売上」や「お客様からの評価」といった成果指標を取り入れ、企業が評価しやすい視点から貢献の具体像を提示しています。 |
【NGポイント】
元の文章では、「人と関わりたい」「信頼関係を築いた」など汎用的な表現が多く、カウンター営業職を志望する動機としての説得力に欠けていました。また、企業への共感や入社後の目標も曖昧で、他社にも使い回せそうな印象を与えていました。
【添削内容】
「どのような対応をしたか」「どのような企業研究をしたか」「どのように貢献したいか」を明確にしました。とくにカウンター営業の特徴である「対面接客」「提案力」「継続的な信頼構築」などを軸に置いた改善を行いました。
【どう変わった?】
全体として、カウンター営業という職種を理解し、それにふさわしい資質や行動経験をアピールする内容へと変化しました。採用担当者目線からも評価されやすい志望動機になりました。
・自身の成長と主体性を伝える ・入社後の目標を明確にする ・企業研究の具体性を出す |
【業界別】営業職の志望動機の例文11選

営業職に就きたいと考えている方の中には、「どの業界を志望すべきか」「自分の経験をどうアピールするか」で悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
ここでは、業界ごとの特徴に即した志望動機の例文を紹介し、あなたの思いを的確に伝えるヒントをお届けします。
- 保険業界への志望動機
- 医療機器メーカーへの志望動機
- 不動産業界への志望動機
- 飲食業界への志望動機
- 薬品メーカーへの志望動機
- スポーツ用品メーカーへの志望動機
- 自動車部品メーカーへの志望動機
- 銀行業界への志望動機
- IT業界への志望動機
- 家具メーカーへの志望動機
- エネルギー業界への志望動機
ここまでいくつかの志望動機例を見てきましたが、ここではまた別のテーマの例文を添削しながら解説していきます。気になる例文を見て参考にしてみてくださいね。
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①保険業界への志望動機
本例文では、保険業界の営業職の志望動機の例文を紹介します。
自己の経験に基づいた動機を、保険営業の業務特性と結びつけて説明することが、説得力ある志望動機の鍵となります。
【結論】 人と信頼関係を築きながら、お客様の人生に寄り添える仕事がしたいと考え、 |
添削コメント|「貴社の営業職を志望いたしました」はあまりに定型的で、企業側には熱意や理解が伝わりません。「保険業界×営業職」というテーマに即して、仕事への理解と志望理由がリンクするように修正しました。 |
【根拠となるエピソード】 私がこのように考えるようになったのは、大学時代のアルバイトでの経験がきっかけです。カフェのホールスタッフとして、多くの常連のお客様と関わる中で、 |
添削コメント|「会いたくて来た」は感情的な引用で、志望理由としては弱く伝わりがちです。「信頼」「安心」といった保険営業と親和性のある言葉を使い、適性の根拠として説得力を高めました。 |
【エピソード詳細】 その際、 |
添削コメント|「自然に覚えて」など曖昧な表現では伝わりにくいため、実際の工夫を詳細に描写しました。抽象的な「やりがい」も避け、営業職に通じる「信頼の積み重ね」や「配慮の価値」に置き換えました。 |
【企業を選んだ理由】 特に貴社は、 |
添削コメント|「魅力を感じました」では浅いため、企業の具体的な特長と自身の志向を結びつけました。企業理解と志望理由に一貫性があることで、他社との差別化が明確になります。 |
【入社後】 入社後は、 |
添削コメント|「将来に向き合い」は曖昧で、具体的な業務イメージが見えにくくなります。保険営業職に必要な視点(将来設計・学び続ける姿勢)を取り入れることで、入社後の行動が明確に伝わるようになりました。 |
【NGポイント】
元の例文では、「貴社の営業職を志望します」や「やりがいを感じました」など、定型的・抽象的な表現が多く見られました。企業や職種に対する理解や個人の価値観とリンクした理由が不明確で、印象が弱くなっていました。
【添削内容】
抽象表現を避け、保険営業に必要な姿勢やスキルに紐づけた具体的な行動に置き換えました。また、企業選びの理由には事業の特徴を盛り込み、応募者自身の志向と接点が伝わるように修正しています。
【どう変わった?】
職種理解と志望動機が論理的につながり、企業側に「なぜこの人がうちの営業職を目指すのか」が伝わる構成になりました。表現にも説得力が増し、他の応募者との差別化にもつながる内容になっています。
・どの企業にも当てはまる表現は避ける ・信頼の積み重ねをアピールする ・保険業界ならではの表現を入れる |
②医療機器メーカーへの志望動機
医療機器メーカーの営業職は、製品知識だけでなく、現場との信頼関係構築や提案力も問われる仕事です。
なぜ医療業界で営業をしたいのか、きっかけや根拠を明確にし、企業の特性に合った理由づけを行うことが重要です。
【結論】 医療現場の支えとなる営業職を通じて、患者さんの命や健康に貢献したいと考え、貴社を志望いたしました。 |
添削コメント|「「医療機器×営業×社会貢献」の関係性を冒頭で示すことで、志望の理由と職種理解が一目で伝わる構成になっています。 |
【根拠となるエピソード】 大学時代に祖父が入院した際、 |
添削コメント|「医療現場で働く方々」は主語が曖昧で印象に残りにくいため、営業担当者という職種を明確に描写し、志望理由とのつながりを強化しています。エピソードと職種が直結することで説得力が増します。 |
【エピソード詳細】 祖父の入院中、病院で働く営業担当者が医師や看護師と綿密に連携し、患者に最適な機器を提案している姿を目にしました。 |
添削コメント|「現場の一員として」という表現は医療関係者との線引きが曖昧になりやすいため、営業の立場でどう関与していたかを具体化しました。 |
【企業を選んだ理由】 中でも貴社は、 |
添削コメント|「幅広い機器」や「顧客目線」は多くの企業に当てはまる汎用的表現です。ここでは、貴社の強み=コンサル型提案営業という具体性に言い換えることで、選社理由に独自性を持たせています。 |
【入社後】 入社後は、製品知識と現場理解を深めることで、 |
添削コメント|「医療現場のニーズを把握」は抽象的で手段が見えにくいため、「医療従事者の声を汲み取る」という行動に言い換え、具体的な営業活動のイメージと能動性を明確にしました。 |
【NGポイント】
志望動機の構成自体は整っていましたが、結論・企業選び・入社後のパートで表現が曖昧だったため、具体性に欠けていました。特に「貴社を志望いたしました」や「ニーズを把握し」といった文言は、企業理解が弱く見えてしまうおそれがありました。
【添削内容】
「誰が、どのように関わっていたのか」「貴社の営業のどの部分に共感したのか」「自分はどう動いていくのか」といった具体的な内容に修正しました。また、営業という職種視点から見た違和感も整えました。
【どう変わった?】
志望動機全体の中で、「医療機器業界で営業として貢献したい理由」や「なぜその企業を選んだのか」が具体的かつ一貫性をもって示されるようになりました。採用担当者目線でも、入社後の活躍がイメージしやすい構成になったといえるでしょう。
・動機に一貫性を持たせる ・他社との差別化を明示する ・活躍のイメージを描きやすくする |
③不動産業界への志望動機
人生の大きな選択に関わる不動産営業では、「なぜその仕事をしたいのか」を自分の経験や価値観に結びつけて語ることが大切です。
今回の例文では、不動産業界の営業職志望向けに接客経験をもとにした納得感のある志望動機を紹介します。
【結論】 人の人生の節目に寄り添える仕事に魅力を感じ、 |
添削コメント|「不動産業界の営業職」とだけ述べても、なぜその業界・職種を志望するのかが伝わりにくいです。改善案では「住まい=人生の節目」という軸に沿って、不動産営業の意義を明確化しました。 |
【根拠となるエピソード】 大学時代に参加した住宅展示場のイベントスタッフのアルバイトで、多くのお客様と接する中で「家を探すこと=人生の大きな選択」であることを実感しました。 |
添削コメント|このエピソードは、不動産業界を目指すきっかけとして自然であり、営業職に必要な「対人経験」の裏付けとしても説得力のある導入となっています。 |
【エピソード詳細】 特に印象的だったのは、小さなお子様連れのご家族と接した際、「この家での暮らしを想像してワクワクしています」と笑顔で話してくださったことです。 |
添削コメント|「未来を形づくる」は印象的ですが、アルバイト経験から得た学びとしては飛躍があります。顧客の反応と自分の気づきを結びつけ、「なぜ営業職に興味を持ったのか」を具体的に伝えるようにしました。 |
【企業を選んだ理由】 貴社は地域密着型の営業スタイルを大切にしており、一人ひとりのお客様と長期的な関係を築く姿勢に共感いたしました。 |
添削コメント|「若手にも裁量がある」は頻出する言い回しで、企業の差別化になりません。「裁量」→「自律的な成長環境」と再構成し、就活生の成長意欲と企業風土がマッチしていることを示しています。 |
【入社後】 入社後は、まずは知識習得に努めたうえで、 |
添削コメント|「お客様の立場に立つ」という表現は曖昧で、どう努力するのかが不明です。不動産営業に必要な「物件理解」「提案力」といった成長ステップが示されており、入社後の姿が明確にイメージされやすくなっています。 |
【NGポイント】
全体として、テンプレート的な言い回しが多く、志望度や人物像が伝わりづらくなっていました。特に「未来を形づくる」や「裁量がある」などの表現は印象が弱く、企業の視点で見ると志望動機に深みが感じられませんでした。
【添削内容】
抽象的な表現を削除し、「不動産営業で何をしたいのか」「なぜこの企業なのか」といった点を、経験や気づき、価値観に基づいて具体的に再構成しました。企業が求める論理性や再現性を意識し、志望動機に根拠を持たせています。
【どう変わった?】
業界・職種に対する理解や関心が、実体験を通じて裏付けられた内容に変わったことで、志望度の高さが伝わる文章になりました。また、「入社後にどう成長したいか」が明確になり、企業視点でも評価しやすい志望動機になっています。
・不動産営業の意義に触れる ・学生の得られる経験から飛躍しすぎない ・成長意欲を明確に示す |
④飲食業界への志望動機
今回は、飲食業界の営業職を志望する就活生に向けた志望動機の例文を紹介します。
「経験」「業界理解」「入社後のビジョン」の3点が一貫してつながるように意識しましょう。
【結論】 人と接することが好きで、 |
添削コメント|「信頼関係を築くことに魅力」は他社でも使い回せる表現でした。営業職に特化するなら、顧客ニーズへの対応や提案行動に言及する方が評価されやすく、飲食業界の営業らしい観点が明確になります。 |
【根拠となるエピソード】 大学時代にカフェで接客アルバイトをしていた経験を通して、 |
添削コメント|元の文では「信頼につながると実感」と主観的にまとめられており、行動と成果が伝わりにくい構成でした。改善後は「リピート」などの成果に言及することで、営業職との親和性が強まりました。 |
【エピソード詳細】 アルバイト先では常連のお客様が多く、好みや要望を覚えておくことで「ありがとう、また来るね」と声をかけていただけるようになりました。また、 |
添削コメント|「売上向上に貢献した経験」の具体性が弱かった点、「営業に通じると感じた」という主観的な結びが曖昧だった点が問題でした。行動・成果・営業職との接続を明確に改善しました。 |
【企業を選んだ理由】 貴社は飲食業界の中でも |
添削コメント|「幅広い商品ラインナップと提案力」は汎用的なフレーズです。飲食業界の営業としての独自性を出すため、「提案の柔軟さ」や「導入プラン」といった実務的な観点に言い換え、企業との接点が明確になりました。 |
【入社後】 入社後は、相手の立場に立って考える姿勢を活かし、顧客の信頼を得る営業として、 |
添削コメント|「長期的な関係づくりに貢献」だけでは説得力に欠けていました。「商品知識」や「ヒアリング力」といったスキルを示し、営業職としての貢献イメージを明確にしました。 |
【NGポイント】
抽象的な表現が多く、営業職への適性や企業との接点が伝わりづらい構成でした。また、成果の具体性が乏しく、行動と結果が結びついていない箇所も見受けられました。「この人がどんな活躍をするのか」も読み取りにくくなっていました。
【添削内容】
抽象的な部分を具体化し、エピソードの成果や営業職との関連性を明確にしました。特に「通じると感じた」などの主観的な語尾を避け、「関心が強まった」「反応を得た」といった客観的な言い換えにより、経験の価値を伝わりやすくしました。
【どう変わった?】
全体として、就活生の経験・行動・成果が営業職にどう活かせるのかが、論理的に伝わる内容に変化しました。企業視点から見たときも、「入社後の活躍イメージ」「なぜこの企業なのか」といった判断材料が整っており、評価されやすくなっています。
・傾聴力に言及する ・実務的な観点で企業選定理由を示す ・客観的な結果を提示する |
⑤薬品メーカーへの志望動機
営業職を志すうえで重要なのは、経験から得た強みが「どのように企業に活かせるか」を具体的に示すことです。
今回の例文では、塾講師の経験と営業職の親和性を丁寧に紐づけ、薬品メーカーの特徴を押さえた志望動機を紹介します。
【結論】 人と信頼関係を築く営業職として、貴社の医薬品を通じて多くの方の健康を支えたいと考え、志望いたしました。 |
添削コメント|この結論文は志望動機としての方向性が明確で、「営業職」「医薬品」「信頼構築」「健康支援」といった薬品メーカーの営業に必要な要素が簡潔に含まれています。 |
【根拠となるエピソード】 私は大学時代、塾講師のアルバイトを通じて、生徒や保護者との信頼関係の大切さを実感しました。 |
添削コメント|削除部分は抽象度が高く営業職との接続性が弱いため、ヒアリング力・提案力といった営業的要素を意識して具体化しました。「聞く姿勢と提案力」を、塾講師経験に結びつけて説得力を持たせています。 |
【エピソード詳細】 特に、成績が伸び悩んでいた中学生に対して、保護者と面談を重ね、生活習慣や学習スタイルに合った指導方法を一緒に模索しました。 |
添削コメント|「感謝されたこと」が志望動機の根拠として弱く、行動→成果→志望動機への転換が不自然でした。提案力・課題解決力といった営業的資質を重視することで、薬品メーカーの営業職との親和性を高めました。 |
【企業を選んだ理由】 貴社は長年にわたり医療現場の声を反映した製品開発を行っており、 |
添削コメント|「信頼に基づく提案営業」は説得力に欠けるため、企業の製品開発姿勢と営業の連携に言及しました。薬品メーカーの特性である「現場主義」に根差した営業体制を評価する視点は、企業研究の深さをアピールできます。 |
【入社後】 入社後は、医療従事者や患者様の立場に寄り添い、 |
添削コメント|「信頼される営業担当」という表現は、何をして信頼を得るのかが曖昧でした。薬品メーカー営業の特性である「情報提供」と「現場のフィードバック収集」を明示し、入社後の行動イメージを明確にしました。 |
【NGポイント】
元の文章では「感謝された」「信頼される」といった抽象的な言葉が多く、営業職に必要な能力や志望動機の根拠が曖昧でした。また、薬品メーカー特有の業務内容や企業理解も浅く、どの企業でも通用する内容にとどまっていた点が課題です。
【添削内容】
「信頼」「提案」などの抽象語に代えて、ヒアリング・課題把握・情報提供などの行動ベースの表現を導入しました。さらに、薬品メーカーの営業職ならではの業務や貢献方法に言及し、企業への理解と適性を具体的に示す形に修正しています。
【どう変わった?】
「経験」と「企業への貢献」がつながる構成となり、志望動機に一貫性と説得力が生まれました。採用担当にとっては、応募者の人柄だけでなく、営業職での活躍イメージまで明確に把握できる内容に改善されています。
・「現場主義」に根差した営業体制に触れる ・情報収集力や傾聴力の高さを表現する ・営業としての資質をアピールする |
⑥スポーツ用品メーカーへの志望動機
今回の例文は、スポーツ用品メーカーの営業職に特化した志望動機を紹介します。
「なぜ営業職を志すのか」と「なぜこの企業なのか」をつなげる意識が大切です。経験を通して得た気づきと企業の特徴を結びつけることで、説得力が増すでしょう。
【結論】 私は、貴社の製品を通じて人々の健康的な生活を支える営業職として貢献したいと考え、志望いたしました。 |
添削コメント|冒頭で「貴社の製品」や「健康的な生活」というテーマを簡潔に示しつつ、営業職としての志望を明確に述べており、第一印象として非常に良好です。 |
【根拠となるエピソード】 きっかけは、幼少期に兄と通っていた地域のサッカークラブで、 |
添削コメント|元の表現は、営業職に興味を持つきっかけとしては説得力に欠けていました。製品がパフォーマンスに影響を与える実感を描写し、スポーツ用品メーカーとの繋がりがより明確になっています。 |
【エピソード詳細】 中でも、あるスポーツ用品メーカーのスタッフが直接指導に来てくれた際、 |
添削コメント|元の文は抽象的な感情に頼っていました。「設計意図」や「素材」といった情報を含めたことで、製品価値をどう受け取ったのかが明確になり、営業職を目指す根拠がより納得できる流れになっています。 |
【企業を選んだ理由】 貴社は、 |
添削コメント|元の表現は、企業への理解が浅い印象でした。改善後は、「改善事例」や「ターゲット層」に言及することで、志望理由としての独自性と説得力が一気に高まりました。 |
【入社後】 入社後は、顧客一人ひとりのニーズに寄り添い、信頼関係を築ける営業を目指してまいります。また、 |
添削コメント|「スポーツに親しむ」という表現は漠然としており、営業としての主体性が伝わりにくいものでした。能動的に「開発部門と連携して改善に貢献する」姿勢を盛り込むことで評価しやすくなりました。 |
【NGポイント】
元の文章では、「信頼感が強まった」や「サポート体制」など抽象表現に依存した箇所が目立っており、就活生の視点や行動が弱く見えてしまっていました。「企業を選んだ理由」もよくある文言にとどまり、企業独自の魅力が伝わりにくい内容でした。
【添削内容】
エピソード部分では、シューズやボールの違いに触れた経験談に変更し、企業理解のでは顧客の声を活かした改善事例などの情報を加えるよう修正しました。入社後の展望にも能動的な行動を明記し、営業としての主体性を強化しました。
【どう変わった?】
企業側が「この学生は本当にうちの営業として活躍できそうか」と判断しやすい構成になりました。エピソードには説得力が加わり、志望理由には独自性が生まれ、入社後の貢献イメージも具体的に描けています。
・製品に関するエピソードを展開する ・ターゲット層を明示する ・入社後は能動性を意識 |
⑦自動車部品メーカーへの志望動機
営業職の魅力と企業の特徴が一貫して伝わる志望動機に仕上げるには、エピソードの具体性と企業理解の深さが重要です。
今回の例文では、自動車業界の変化に触れつつ、自身の経験と志望理由をつなげる志望動機を紹介します。
【結論】 人と信頼関係を築きながら価値を提供できる営業職に強く魅力を感じ、 |
添削コメント|「自動車部品メーカーである」という表現は業界情報としては当然で独自性に欠けます。代わりに業界の変化や成長性に触れることで、「なぜこの業界・企業なのか」がより明確に伝わるよう改善しました。 |
【根拠となるエピソード】 大学時代、飲食店でのアルバイトを通じて、お客様の声に耳を傾け丁寧に対応することで、 |
添削コメント|「常連のお客様が増えた」は成果として曖昧で、数字や変化が見えにくいため説得力に欠けます。改善後ではお客様からの具体的な反応を示すことで、行動と成果の因果関係を自然に伝える構成にしています。 |
【エピソード詳細】 中でも、お客様の要望を店長に提案し、メニュー改善に繋がったことがありました。 |
添削コメント|「売上も向上し」は主観的で成果の規模感が伝わらないため、具体的な数値を提示することで説得力と信頼性を強化しました。営業職を目指すうえで「数字で語る力」は特に評価されやすいポイントです。 |
【企業を選んだ理由】 自動車業界は変革期にあり、 |
添削コメント|「高品質な部品を強みに〜」は他社との差別化が難しく、企業研究の浅さが懸念されます。技術革新やグローバル展開などの強みに触れることで、志望理由としての深みと説得力を補強しました。 |
【入社後】 入社後は、製品知識の習得はもちろんのこと、 |
添削コメント|「お客様の声に真摯に向き合い」は抽象的であり、営業職に求められる具体的な行動が見えません。改善後は「ニーズ把握→提案」という営業の基本プロセスを明示し、活躍イメージを具体化しました。 |
【NGポイント】
エピソードや企業理解に関する表現が曖昧で、抽象的な言い回しが目立っていました。特に「高品質な部品」「常連のお客様が増えた」といった記述は、他者と差別化できず印象が薄れてしまう要因となっていました。
【添削内容】
エピソードの結果には数値を添え、企業選定の理由には事業内容や技術革新の具体例を加えました。また、抽象的な表現を営業職の行動に即した具体表現に差し替えることで、説得力と明瞭さを向上させています。
【どう変わった?】
応募者の体験が具体化され、企業研究の深さも伝わる構成へと改善されました。企業側としても「業界理解があり、営業職としての資質も備えている」と判断しやすくなり、志望動機の完成度が格段に高まりました。
・業界の変化や成長性に触れる ・企業独自の技術へ言及する ・数値を用いて再現性を高める |
⑧銀行業界への志望動機
銀行業界における営業職の特性として、金融課題への理解と提案力が求められます。
この例文では、学生時代の経験を通じて「信頼構築」や「課題解決力」をどう発揮してきたかを丁寧に伝える志望動機を紹介します。
【結論】 私は、 |
添削コメント|「お客様一人ひとりの課題に寄り添い」という表現は他業界でも使い回せます。銀行業界の営業職に求められる「金融課題の解決」という文脈に具体化し、全体の一貫性と職種理解を高めました。 |
【根拠となるエピソード】 大学時代に学園祭の運営チームで協賛企業を募る活動に取り組み、 |
添削コメント|「交渉を経験した」という表現では実績や能力が見えず、評価されにくいです。銀行営業でも重要な「ニーズ把握と提案力」に言い換えることで、経験の再現性を企業視点でアピールできる内容に修正しました。 |
【エピソード詳細】 当初は提案が受け入れられないことも多くありましたが、 |
添削コメント|ヒアリングやPR効果は具体性に欠けるため、実際の行動と得られた学びが明確に伝わるよう修正しました。事前準備や工夫といった行動を加えることで評価されやすい内容になりました。 |
【企業を選んだ理由】 中でも貴行は、地域密着型の営業に力を入れており、 |
添削コメント|「共感しました」では主体性が弱く、どの銀行にも当てはまりがちです。そこで、地域密着の営業スタイルに具体的に踏み込むことで、「なぜこの銀行なのか」が明確になり、説得力が増しました。 |
【入社後】 入社後は、 |
添削コメント|「信頼関係を丁寧に築く」は、どの職種でも使える表現です。銀行営業職で重視される「資産形成」「ライフプラン支援」など、職務内容に即した表現にすることで成長意欲の方向性が明確になりました。 |
【NGポイント】
全体的に曖昧な表現が多く、銀行営業という職種の特徴や業務内容に即した志望動機としては弱い印象を与えてしまっていました。どの企業でも通用するような言い回しは、企業からの評価を下げる要因となり得ます。
【添削内容】
感情表現や汎用的なフレーズを削除し、金融業界の営業職として求められる力(課題把握力・提案力・信頼構築力)と、企業ごとの特徴を押さえた内容に書き換えました。
【どう変わった?】
全体として、銀行業界への理解度や職種理解が深まった文章に修正されました。企業視点で見たときに「この応募者なら当行の営業職として活躍できそうだ」と思わせる要素が強化され、選考通過に繋がる志望動機になったといえます。
・金融課題への理解を示す ・曖昧な表現は具体化する ・企業特徴を正しく捉える |
⑨IT業界への志望動機
IT業界の営業職における志望動機では、「なぜITか」「なぜ営業職か」「なぜその企業か」の3点を明確に伝えることが重要です。学生時代のエピソードと職種との接続性を意識して構成しましょう。
【結論】 私は、ITを通じて多くの人や企業の課題解決に貢献できる営業職に魅力を感じ、 |
添削コメント|結論は志望理由の核を伝える最重要ポイントです。「貴社を志望いたしました」では内容が薄く、IT業界×営業職×貴社という3点を具体的に組み込むことで、説得力のある結論に改善しました。 |
【根拠となるエピソード】 大学時代、飲食店のアルバイトでメニュー改善を提案し、売上向上に貢献した経験があります。 |
添削コメント|「やりがいを感じた」だけでは感情表現に留まるため、行動→結果→気づきの構造に修正しました。営業職との親和性(提案・傾聴・課題発見)を明示することで職種適性が伝わるように整えています。 |
【エピソード詳細】 常連のお客様の声をもとに、人気メニューの盛り付けやセット内容を改善し、結果として該当商品の注文数が月に1.5倍に増加しました。 |
添削コメント|営業職との接続が弱い記述を改善し、提案力と傾聴力という営業に必要なスキルを自身の適性と結びつけて表現しました。単なる「やりがい」ではなく、職種選択の動機に昇華させることがポイントです。 |
【企業を選んだ理由】 中でも貴社の |
添削コメント|「課題解決に強み」「技術力と提案力の両立」など抽象的な表現を避け、事業内容や営業体制といった貴社の特徴を明示しました。「なぜ他社でなく貴社なのか」が納得できる具体性を意識した改善です。 |
【入社後】 入社後は、まずはお客様との信頼関係構築を第一に考え、 |
添削コメント|「どのようなスタイルで営業に臨みたいか」「何を努力したいか」を具体的に記述しました。入社後の行動イメージが明確になり、採用側が成長可能性をイメージしやすくなります。 |
【NGポイント】
元の文章では志望動機としての具体性やスキルなどに触れられておらず、説得力に欠けていました。また、営業職やIT業界との接続が弱く、なぜその職種を選んだのかが伝わりづらい構成になっていた点も課題でした。
【添削内容】
「提案」「傾聴」「課題発見」など営業に必要な能力を自然に盛り込みました。また、企業選定理由では事業内容や営業スタイルといった具体的な情報に基づいて説得力を補強し、入社後の姿勢も明確化しています。
【どう変わった?】
IT業界で営業として働く理由と、数ある企業の中から貴社を選んだ根拠が明確になりました。職種・業界・企業の3軸が一貫しており、採用担当者が「この学生が入社後にどう成長しそうか」を具体的に想像できる構成に仕上がっています。
・職種と経験との接続を明確にする ・ITを選択した理由を示す ・企業独自の特徴を記述する |
⑩家具メーカーへの志望動機
お客様との信頼関係構築や提案力に焦点を当てた家具メーカー向けの志望動機例文を紹介します。
営業職を目指す際には、「やりがい」だけでなく、その背景にある行動や経験をセットで語ることが重要です。
【結論】 |
添削コメント|「ニーズに応える」という表現はどのような姿勢で人と関わってきたかが伝わりにくいです。「丁寧に聞き、期待に応える工夫」など、行動ベースの表現にすることで営業職との適性がより伝わります。 |
【根拠となるエピソード】 大学時代にカフェでのアルバイトを経験し、 |
添削コメント|「要望に合わせた接客」は漠然としており、どのような工夫をしたのかが見えません。相手のニーズを先読みし、具体的に動いた経験を書くことで、自分の姿勢や強みを伝えやすくなります。 |
【エピソード詳細】 特に常連のお客様から「あなたがいるからこのお店に来る」と言っていただけたことが印象に残っています。 |
添削コメント|感情表現を行動と結果に言い換えることで、企業側に「この人が営業としてお客様にどう価値を提供できるか」が明確に伝わります。 |
【企業を選んだ理由】 その中でも貴社は、 |
添削コメント|企業の特徴を表面的に並べるだけでは差別化が難しく、説得力に欠けます。企業の「強み」を明確に述べ、その強みに自分が共感していることを示すことで、企業理解の深さや志望度の高さを伝えることができます。 |
【入社後】 入社後は、 |
添削コメント|「ライフスタイルをヒアリングする」は曖昧な表現です。営業活動で重視される「聞く力」「提案力」を伝えるには、「使用シーン」「暮らし方」など、具体的な対象に言及することで説得力が増します。 |
【NGポイント】
全体として、「なぜ営業職なのか」「なぜ家具メーカーなのか」がやや弱く見えてしまっていました。特に「ニーズに応える」「要望に合わせた接客」などの表現は、応募者本人の行動や強みが見えづらく、企業側に刺さりにくい内容でした。
【添削内容】
行動ベースの表現に置き換えることで、読み手が応募者の人物像や価値観をイメージしやすくしました。また、「企業を選んだ理由」も、企業の強みと自身の経験を接続させることで志望度を高める内容に修正しました。
【どう変わった?】
具体的なエピソードが増えたことで、「この人が営業としてどう活躍しそうか」が企業側に伝わりやすくなりました。単なる感情表現から脱却し、実績・工夫・再現性を意識した志望動機に仕上がっています。
・感情表現に行動を付け加える ・強みに再現性を持たせる ・企業理解を根拠づける |
⑪エネルギー業界への志望動機
この例文は、エネルギー業界を志望する学生が、営業職としての適性や志望理由を伝える志望動機を紹介します。
「なぜその業界なのか」「なぜ営業職なのか」「なぜその企業なのか」を一貫したストーリーで語ることが重要です。
【結論】 私は、地域の暮らしを支えるエネルギーを扱う営業職として、 |
添削コメント|「多くの人と信頼関係を〜」という表現は、営業職やエネルギー業界との接点が見えにくくなっていました。社会的意義と職種の役割を明確にし、志望理由に一貫性を持たせています。 |
【根拠となるエピソード】 大学時代、飲食店でのアルバイトを通じて、常連のお客様との関係づくりや |
添削コメント|「ニーズ把握」「魅力を感じた」などの抽象語が並び、具体性に欠けていました。要望の聞き取り→提案→改善という流れで説得力を高め、営業職の適性が伝わるようにしています。 |
【エピソード詳細】 特に印象的だったのは、 |
添削コメント|主語や行動が曖昧だった点を整理し、「どう行動し、どのような結果を生んだのか」を明確にしました。営業職との関連性も強まり、納得感が増しています。 |
【企業を選んだ理由】 中でも貴社は、再生可能エネルギーの導入をはじめとした |
添削コメント|「地域密着」や「提案型営業」はよく使われがちで差別化が弱いため、貴社の事業特性と自分の営業観がどのように合致するかを具体的に言語化して説得力を持たせました。 |
【入社後】 入社後は、 |
添削コメント|「相手の立場に立って〜」は漠然としており、営業職としての行動や貢献が伝わりにくくなっていました。ヒアリング力と提案内容の視点を明示し、即戦力としてのイメージを強めました。 |
【NGポイント】
元の文章では、エネルギー業界や営業職に特化した説得力に欠けていました。特に企業選定理由や入社後の内容が一般論に近く、他社でも通用してしまう内容だった点が懸念されました。
【添削内容】
経験や行動に言及することで、営業職としての適性を伝えられるように修正しました。企業に対しては「地域ニーズに応じた供給」「生活に寄り添う営業活動」など独自の視点で魅力を伝えるよう工夫しました。
【どう変わった?】
内容に一貫性が生まれたことで、営業職としての適性と企業への志望理由が結びつき、説得力のある文章に仕上がりました。エネルギー業界に対する理解や意欲が伝わりやすくなったため、企業側としても評価しやすい志望動機になったでしょう。
・業界との接点を明確にする ・営業職の行動視点を重視する ・志望理由に企業特徴を反映させる |
NG例文8選に学ぶ!落ちる志望動機の特徴

「志望動機を書いたのに、なぜか選考に通らない」と悩む方は少なくありません。ここでは、よくあるNG例を知ることで、失敗を避けるヒントが得られます。
- 待遇や福利厚生を志望理由の中心にしている
- 抽象的な表現だけで説得力がない
- 目標意識や熱意が感じられない
- 志望企業でなくても通用する内容になっている
- 志望動機と自己PRがかみ合っていない
- ネガティブな経験ばかりを強調している
- 専門用語や抽象的な表現ばかりで伝わりにくい
- 情報を詰め込みすぎて焦点がぼやけている
①待遇や福利厚生を志望理由の中心にしている
志望動機において、待遇や福利厚生を前面に出すのは避けるべきポイントの一つです。以下では、学生がよくやりがちなNG例文を紹介します。
《例文》
私が貴社を志望した理由は、福利厚生が充実しており、安定した環境で働けると感じたからです。 中でも完全週休二日制や年間休日120日以上、住宅手当や家賃補助制度が整っている点に大変魅力を感じました。 私は学生時代から、仕事とプライベートのバランスを大切にしたいと考えており、貴社であれば無理なく長く働くことができると確信しました。 また、転勤が少ない点にも安心感を覚えております。営業職というと激務のイメージもありますが、貴社は働きやすい制度が整っていると知り、自分の生活と両立できそうだと思いました。 |
《解説》
福利厚生を重視する気持ちは自然ですが、それだけを志望理由にすると「会社を手段としてしか見ていない」という印象を与えてしまいます。
営業職に対する熱意や、企業のビジネスへの関心が一切感じられない点がNGです。
志望動機では、まず「その企業でなければならない理由」や「仕事を通じて実現したいこと」を述べ、その上で待遇面に触れる程度が理想です。
②抽象的な表現だけで説得力がない
志望動機では、「成長したい」「人の役に立ちたい」などの抽象的な言葉を使いすぎると、具体性がなく説得力に欠けてしまいます。以下はその典型的なNG例文です。
《例文》
私は、営業職を通じて人の役に立ち、社会に貢献したいと考えています。貴社は多くの人々にサービスを提供しており、その中で自分自身も成長できる環境だと感じました。 学生時代から、人との関わりを大切にしてきたので、営業職は自分に向いていると考えています。 また、貴社の企業理念にも共感しており、その理念のもとで働くことが私のやりがいにつながると思いました。 私はこれからも挑戦し続け、自分を高めていきたいと考えています。 |
《解説》
内容が抽象的すぎて、なぜその企業なのか、なぜ営業職なのかがまったく伝わりません。「人の役に立ちたい」「成長したい」だけでは他の多くの学生と差別化できません。
自分の経験や具体的なエピソードを交え、「なぜそう考えるようになったのか」「なぜその会社の営業なのか」を明確にすることが重要です。
抽象表現を使う場合は、必ず背景や具体例を添えるようにしましょう。
③目標意識や熱意が感じられない
志望動機では、自分がその仕事にどんな目標を持って取り組みたいのか、どれだけ本気で取り組みたいと思っているかが重要です。以下は、それがまったく伝わらないNG例です。
《例文》
私は、営業職であればどの業界でも通用するスキルが身につくと思い、営業職を志望しました。貴社は安定した経営基盤を持っていると知り、安心して働けると感じました。 学生時代は、アルバイトで接客をしていたため、人と話すことにはある程度慣れています。 営業職は厳しい仕事だと聞いていますが、どの会社に入っても努力は必要だと思うので、自分なりに頑張っていきたいです。 まだ具体的な将来のビジョンはありませんが、まずは社会人として一人前になれるよう取り組んでいきたいと考えています。 |
《解説》
全体的に他人事のような文章で、営業職を志望する明確な理由や熱意が伝わってきません。「どの会社でもいい」という印象を与えてしまう点も大きなマイナスです。
企業ごとの特徴を調べ、自分がどんな営業職になりたいのか、どのように成長していきたいのかなど、目標や意欲を具体的に示すことが好印象につながります。
④志望企業でなくても通用する内容になっている
志望動機では、その企業だからこそ働きたいという理由が求められます。以下は、どの企業にも当てはまるような内容だけで構成されたNG例文です。
《例文》
私は、人と接する仕事に興味があり、営業職を志望しました。 学生時代に飲食店でアルバイトをしていた経験から、お客様との会話を楽しむことができる自分の強みを活かしたいと考えるようになりました。 営業職であれば、さまざまなお客様と関わることができ、自分のコミュニケーション力を活かせると思います。 また、社会人としての基礎をしっかりと学び、成長できる環境で働きたいと考えています。 業界や業種には特にこだわりはありませんが、まずは営業として成果を出せるよう努力していきたいと思います。 |
《解説》
この例文では企業名や事業内容に一切触れておらず、他社でもそのまま使い回せる内容になっています。
「なぜその企業なのか」「その企業の営業職に何を期待しているのか」といった視点が欠けています。
企業研究を丁寧に行い、自分の経験と企業の特徴を結びつけて、オリジナル性のある志望動機を作成しましょう。
⑤志望動機と自己PRがかみ合っていない
志望動機と自己PRに一貫性がないと、採用担当者に「本当に営業職で活躍できるのか?」という疑念を抱かせてしまいます。以下はその典型例です。
《例文》
私は人と深く関わることが得意ではありませんが、大学ではプログラミングを独学で学び、コツコツと成果を積み上げてきました。 この経験を活かし、営業職に挑戦したいと考えています。貴社は営業力の強さに定評があり、成果主義の風土にも魅力を感じました。 私は物事を地道に進めるタイプなので、しっかり準備を重ねて営業として結果を出していきたいと考えています。 また、営業は大変な職種だと理解していますが、挑戦を通じて自分を変えていきたいと思っています。 |
《解説》
自己PRでは「人と関わるのが得意ではない」と述べているのに、志望職種は対人スキルが重視される営業職。この不一致が違和感を生みます。
自己PRと志望動機には一貫性が必要です。「地道に努力できる」特性を活かせる営業のスタイルを示すなど、整合性を意識した構成が重要です。
⑥ネガティブな経験ばかりを強調している
志望動機に過去の失敗やネガティブな経験を盛り込むのは構いませんが、それが中心になるとマイナスな印象を与えてしまいます。以下はその典型的なNG例です。
《例文》
私はこれまで、何事にも消極的な性格で挑戦することを避けてきました。大学でも特に目立った活動はしておらず、就職活動を始めてから、自分に誇れる経験がないことに気づきました。 そこで、営業職という厳しい環境に自分を置くことで、変わりたいと思うようになりました。貴社の営業職は成果主義であると知り、結果を求められる場で自分を鍛え直したいと感じました。 正直、まだ自信はありませんが、自分を変えるために努力する覚悟はできています。 |
《解説》
「ネガティブ→だから挑戦」という構成は一見誠実ですが、マイナスの印象を強く残しやすく、企業側にリスクを感じさせます。
過去の弱みよりも、それをどう乗り越え、どう成長してきたかに焦点を当てることで、前向きで意欲的な印象を与えられます。自己分析は大切ですが、アピールポイントを主体に構成しましょう。
⑦専門用語や抽象的な表現ばかりで伝わりにくい
営業職の志望動機では、分かりやすさが非常に重要です。難解な専門用語や抽象表現ばかり使ってしまうと、伝えたい熱意や強みがかえってぼやけてしまいます。
《例文》
私は将来的に、顧客満足度の最大化を図りつつ、KPI達成に向けたPDCAサイクルを主体的に回せる営業パーソンを目指しています。 大学ではゼミ活動を通じて論理的思考力とファクトベースの意思決定を鍛えており、貴社のソリューション型営業スタイルに強く共感しました。 特に、貴社が掲げる「クライアントとの長期的なリレーション構築」という理念には、営業活動におけるLTV最大化という観点からも大きな意義を感じています。 今後は、BtoB領域での深耕営業にコミットしていきたいと考えております。 |
《解説》
専門用語やビジネス用語を多用しすぎており、内容が抽象的かつ分かりづらくなっています。自分の強みや志望理由を、シンプルな言葉で伝えることが大切です。
面接官は必ずしも全員がその用語に精通しているわけではないため、「誰にでも伝わる表現」を意識して書くことで、理解と共感を得やすくなります。
⑧情報を詰め込みすぎて焦点がぼやけている
志望動機にあれもこれもと情報を詰め込みすぎると、結局何を伝えたいのか分からなくなってしまいます。以下は、そのような典型的なNG例文です。
《例文》
私は大学時代、サークル活動でリーダーを務めた経験や、学園祭実行委員としてチームをまとめた経験、さらに長期インターンでの電話営業やデータ分析の経験など、さまざまなことに取り組んできました。 これらの経験を活かし、多様な課題に対応できる営業職を目指しています。加えて、海外旅行が好きで異文化に触れることも多く、柔軟な対応力には自信があります。 貴社は業界でも多様な商品を扱っており、グローバル展開にも注力されているため、私の経験と合致すると感じ、志望いたしました。 さらに、説明会で社員の方が話していた成長環境にも強く惹かれました。 |
《解説》
実績や魅力を伝えたい気持ちは分かりますが、情報を詰め込みすぎて、結局何を軸に志望しているのかが伝わりません。
特に志望動機では「最も伝えたいポイント」を明確にし、それに関連するエピソードだけに絞ると効果的です。文章のメリハリを意識し、読む側の理解と共感を優先しましょう。
営業職の志望動機の書き方を理解して好印象を目指そう!

営業職の志望動機を作成する際には、営業という仕事の本質や魅力、求められる能力を理解することが重要です。
営業職には法人営業や個人営業、有形商材や無形商材など多様なスタイルが存在し、それぞれに求められるスキルも異なります。
志望動機を伝える際は、企業研究や自己分析を通じて自分の強みや経験を活かせる点を明確にし、具体的なエピソードで説得力を高めましょう。
さらに、他の応募者との差別化を意識し、前向きな言葉で自分の成長意欲や目標達成意識を伝えることがポイントです。
志望動機は、単なる思いつきではなく、営業職への理解と自己分析を深めた上で作成することで、面接官に響く内容となります。
まずは志望動機を作ってみる
この記事を書いた人
編集部
「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。