一般職の志望動機の作り方を解説|ポイントや例文も紹介
一般職は転勤の少なさやワークライフバランスがとりやすいことから、就活生に非常に人気のある職業です。しかし、具体的な業務内容や特徴がわからず、志望動機を書くのに迷う就活生も多いでしょう。
この記事では、一般職の魅力と志望動機作成のポイント、企業が求める姿勢などをわかりやすく説明いたします。
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記事の監修者
紙谷
新卒1年目の段階では訪問営業でトップセールス獲得し、3階級役職をあげる。 現在は企業コンサルとキャリアアドバイザーを兼任。
一般職の特徴や魅力とは?
一般職の最大の魅力は、転勤が少ないことです。同じ職場で長く働けるので、プライベートの予定も立てやすくなります。
また、総合職の方々をサポートする役割なので、責任も比較的軽くストレスが少ないでしょう。家庭や地域と仕事を両立させたい方に適した働き方と言えます。
一方で、昇給・昇進のチャンスが限られているのが課題です。総合職につくよりも、キャリアアップの機会は少ないかもしれません。志望動機を書く際は、「長く同じ職場で貢献したい」など、一般職の特性を生かした内容を心がけましょう。
一般職の志望動機のポイント3つ
ここでは、一般職の志望動機を作成する上で押さえるべき3つのポイントを解説します。書く上で重要なことを把握し、志望動機の質を上げましょう。
- 一般職の志望理由の根拠を明確にする
- その企業を選ぶ理由を具体的に述べる
- 自分の強みの活かし方を伝える
①一般職の志望理由の根拠を明確にする
総合職をサポートすることで会社に貢献したい、地域密着型の業務に魅力を感じるなど、真摯な思いを伝えましょう。
例として、志望動機では以下のようなアピールを心がけましょう。
・総合職の方々をしっかりとサポートし、チームで業務を円滑に進められる点 ・地域密着型の業務を通じて、地域社会に貢献できる点 ・長期的に同じ職場で勤務し、安定した仕事に打ち込める点 |
一方で、「楽な仕事がしたい」「定時で帰れれば良い」といった志望理由は避けた方が賢明です。このような理由だと、仕事に対する熱意や情熱が足りないように映ってしまいます。
一般職の役割や魅力を理解した上で、自身の思いを言葉にしていくことが大切になります。素直で丁寧な文章を心がけましょう。
②その企業を選ぶ理由を具体的に述べる
志望企業の特色や自分が惹かれる点を具体的に述べましょう。企業研究の深さが窺え、志望度の高さをアピールできます。
一般的な理由だけでは、志望度の高さが伝わりません。ほかの企業でも当てはまるような内容では、説得力に欠けてしまいます。志望企業の以下のような点について詳しく調べ、自分なりの魅力を見つけ出すことが大切です。
・事業内容や業界での評価、強み ・企業理念や社風、従業員の働き方 ・地域への貢献や取り組み ・福利厚生や研修制度など |
競合他社と比較し、なぜこの企業に惹かれるのか、どの点に共感できるのかを具体的に語ることで、志望動機の説得力が格段にアップします。
単に「地元の企業だから」「業界を志望しているから」といった漠然とした理由ではなく、企業研究に基づく具体的な理由を示せば、本当にその企業を志望している姿勢が採用側に伝わるはずです。
③自分の強みの活かし方を伝える
総合職とは異なる一般職の働き方で自身の強みがどう活かせるかを伝えることは重要です。自分の強みを発揮した過去の経験や獲得した経緯も交えると説得力が増します。
サポート業務ですので、”チームで協力してお客様に喜んでいただける”といった、チームワークを大切にする姿勢を示すと良いでしょう。
コミュニケーション能力や相手の立場に立って考えられる配慮の気持ちなども、企業が求める素質だと思われます。
このように、一般職ならではの志望理由、会社への理解度、自身の強みをしっかり語ることが大切です。読み手に誠実な姿勢が伝わる志望動機を作成しましょう。
【業界別】一般職の志望動機の例文
ここからは人気の業界別に一般職の志望動機の例文について紹介します。各業界ごとに求められるものが少し違うのでよく確認しましょう。
- メーカー|一般職の志望動機例文
- 銀行|一般職の志望動機例文
- 商社|一般職の志望動機例文
①メーカー|一般職の志望動機例文
貴社の人々の生活を支える〇〇事業の事務作業を通して、総合職の方のサポートに貢献したく志望しました。 私は、大学で野球部のマネージャーを務め、効率的な事務作業の重要性を学びました。後輩と協力し聞き込み調査を行い、事務作業の流れを改善したことで、選手のサポートに時間を割くことができるようになりました。この経験から、効率の良い業務体制が現場をサポートする上で不可欠だと強く感じました。 一般職として入社した場合も、データ入力などの業務において正確さと効率を心がけ、同僚が本来の業務に専念できる環境づくりに尽力します。部活動で鍛えた効率改善とコミュニケーション力が、きっと貴社の事業サポートに活かせると思っております。 |
マネージャーとしてチームを支えた経験を活かし、志望動機に具体性を持たせています。また、企業にどう貢献できるかを述べており、再現性が読み取れるのもポイントです。
②銀行|一般職の志望動機例文
金融は地域社会と経済を結ぶ大切な役割を担っており、貴行でお客様対応に携われば、地域の安定と発展に寄与できる存在となれると思い志望いたしました。 私が大学時代のアルバイト経験から、お客様との信頼関係を構築するためのスキルを活かし、貴行でのお客様対応に貢献したいというビジョンを持っております。貴行では、公的機関として高い透明性と独立性が求められ、地域に根ざした業務にも力を入れている点で魅力を感じています。 私はアルバイトで培った経験を活かし、お客様一人ひとりと真摯に向き合い、お客様との絆を大切にしながら、貴行の使命達成に尽力したい所存です。 |
企業の魅力と自身の経験を結び付けることで、志望意欲の高さを示しています。
志望動機では、ただ行ったことを述べたり、やりたいという気持ちを伝えるのではなく、志望する理由とその根拠、さらにその理由がきっかけで生じた熱い思いなどを伝えることが重要です。
③商社|一般職の志望動機例文
世界規模で課題解決をする貴社に事務職として、日々のデータ管理や書類作業を通して業務を円滑に行うことに貢献したく志望いたしました。 大学時代、ゼミでは世界各国の経済動向について調査・分析する機会があり、国際ビジネスについて関心を抱きました。 さらに、ホテルスタッフのアルバイトでさまざまな国からのお客様を受け入れた経験から、異文化対応力も身に付けることができました。 大学生活で鍛えた国際感覚、多様性の受容力、そしてコミュニケーション力は、商社の一般職で貢献できると思っております。貴社は自身の強みを存分に発揮できると思い志望いたしました。 |
業界や企業ならではの特色を述べるとともに、一般職としてどう活躍していきたいかを伝えましょう。
また、商社はプロジェクトの規模が大きく、世界規模で影響力のある業界なので、国際ビジネスへの関心の高さも示せると良いでしょう。
一般職に求められる能力や人柄とは?
採用企業は一般職の求人においても、様々な資質を重視しています。
就活生の皆さんは、企業の求める人物像を意識しながら、自身の長所をアピールすることが大切です。ここでは、一般職に求められる人柄や能力を3つ紹介します。
- 生真面目さ
- コミュニケーション能力
- 気配りをできる能力
①生真面目さ
一般職は日々の業務をコツコツとこなしていく必要があるため、真面目な姿勢が求められます。職務に対し投げ打ちでなく、忠実に取り組み、ミスを防ぐ姿勢が重視されるのです。
特に地域密着型の業務では、信頼性が鍵となります。地域のお客様と接する立場では、誠実な印象を与えられる人柄が不可欠なのです。
②コミュニケーション能力
同僚やお客様とのスムーズな対話力も、一般職に求められる大切な能力の一つです。チームの一員として、他者と円滑にコミュニケーションを図り、業務を遂行することが求められます。
丁寧な言葉遣いや、相手の立場に立って考える姿勢など、ホスピタリティ溢れるコミュニケーション力が評価されるでしょう。
③気配りをできる能力
一般職に求められる大切な能力として、気配りができる力が挙げられます。総合職の業務をしっかりとサポートするには、自ら進んで気配りを行う姿勢が不可欠なのです。
例えば、必要な書類を自分から準備したり、求められる事務作業に積極的に取り組むなど、率先して行動することが重要となります。
企業は一般職に対し、総合職の業務を確実にサポートできる人材を求めています。積極的な気配りの姿勢は、その大きな手がかりになると言えるでしょう。
一般職の特徴や必要な能力を把握して志望動機を考えよう
就職活動では、総合職と一般職の違いを理解した上で、志望動機を書くことが重要となります。
一般職は、総合職の方々をサポートしながら、地域密着型の業務を担うのが特徴です。そこで求められる能力は、総合職とは異なる部分もあります。
志望動機を考える際は、こうした一般職の役割や求められる能力が、自分のどの強みと一致しているかを考えて書くことで、説得力のある内容になるでしょう。
まずは志望動機を作ってみる
この記事を書いた人
編集部
「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。