面接官に好印象を与える話し方・髪型・マナー|人事に聞いた好印象な就活生の共通点も
「面接で好印象になるには、どんな話し方や身だしなみをすればいいの?」とお悩みではありませんか?
本記事では、就活の面接対策でお困りの方のために、面接で好印象になる6つの話し方や髪型まで紹介します。
さらに、最後の質問で印象づける方法や、家での身支度から面接の退室まで好印象になるポイントも順追って解説しますので是非参考にして下さい。
本記事を読んで、不安なく面接に臨みましょう!
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記事の監修者
人事担当役員 小林
1989年新潟県生まれ。大学在学中に人材系ベンチャー企業でインターンを経験し、ビジネスのやりがいに魅力を感じて大学を1年で中退。その後、同社で採用や人材マネジメントなどを経験し、2011年に株式会社C-mindの創業期に参画。訪問営業やコールセンター事業の責任者を務めたのち、2016年に人事部の立ち上げ、2018年にはリクルートスーツの無料レンタルサービスでもある「カリクル」の立ち上げにも携わる。現在は人事担当役員として、グループ全体の採用、人事評価制度の設計、人事戦略に従事している。
記事の監修者
人事 鈴木
新卒でベンチャー企業で求人広告の新規営業を経験 入社半年でテレアポ獲得数社内1位。新卒売り上げ1位を獲得。 その後Cmind groupの人事部に入社し、新卒採用を担当。 現在は学生の面談だけではなく採用戦略や広報にも携わっている。
記事の監修者
吉田
新卒で株式会社C-mindに入社後、キャリアアドバイザーとして累計1000人以上の就活生との面談を経験。就活時代も大手からベンチャーまで様々な業界・職種を見てきた経験から、幅広い視点でのサポートを得意とする。プロフィール詳細
面接で好印象の基本条件

面接で好印象になる基本的な条件を3つ紹介します。
- 面接時間に遅刻しない
- 身だしなみがきちんとしている
- マナーや立ち振る舞いが良い
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①面接時間に遅刻しない
面接で好印象になる基本条件1つ目は、面接時間に遅刻しないことです。
具体的には、面接の10分前に到着するようにしましょう。ここでいう10分前は面接会場に到着する時間で、早く到着した場合は面接の10分前まで近くで待機しておきましょう。早すぎると面接官の仕事を中断させかねないためです。
また、遅くても面接の5分前までには受付を済ませておくように行動して下さい。また、やむを得ず1分でも遅刻しそうな時は、できる限り早く遅れる旨を連絡してくださいね。
面接時間の厳守は、「信頼できる人かどうか」を見極める初歩的なポイントです。特に初対面の場では、わずかな遅れでも「時間にルーズな人」という印象が残ってしまうことがあります。
だからこそ、5〜10分前の行動管理ができる人は、自然と評価も上がりやすいですね。
②身だしなみがきちんとしている
面接で好印象を与える条件の2つ目は、身だしなみがきちんとしていることです。
身だしなみで好印象を与えるポイントは、清潔感。男女共通の清潔感をチェックするポイントがいくつかあるので紹介しますね。
前髪が眉にかかっていないか |
口臭・体臭はないか |
眼鏡・服は汚れていないか |
服がシワになっていたり、ボタンは取れかかっていないか |
爪は伸びていないか |
靴は磨かれているか |
靴下に穴は開いていないか |
ポケットにものを詰め込んでいないか |
男性の場合は、髭の剃り残しはないか、ワイシャツの一番上のボタンをとめているか、ネクタイは曲がっていないかをチェックしてください。
女性の場合は、派手なアクセサリーをつけていないか、ノーメイクではないか、ストッキングを着用しているかをチェックしましょう。
面接へ行く前に、身近な目上の人に自分の身だしなみの印象を聞いてみると良いでしょう。
身だしなみは「第一印象」のほぼすべてを決める要素といっても過言ではありません。面接官は会話する前の入室した段階から候補者を見ています。
清潔感が欠けていたり、身だしなみが崩れていると、それだけで印象はあまりよくありません。自分では気づきにくい部分もあるので、面接直前にトイレなどで身だしなみをチェックをするだけで印象が変わりますよ。
③マナーや立ち振る舞いが良い
面接で好印象になる基本条件の3つ目は、マナーや振る舞いが良いことです。
面接会場だけでなく、会場の外での行動も見られている可能性があるため、喫煙やおしゃべりは控えましょう。また、面接会場付近ではいつ関係者に出会うとも限らないため、トイレでの化粧直しも控えてください。
コートやマフラーを着用している場合、会場に入る前に脱ぎ、マフラーはたたんでバッグにしまい、コートは腕にかけましょう。着席する際は、コートを綺麗に丸めてバッグの上に置いてくださいね。
書類の受け渡しがある場合は、持ち物を置いて相手の目を見て両手で渡すと好印象ですよ。
マナーや立ち振る舞いは、その人の「素」が出やすいポイントです。意識して丁寧にしているつもりでも、普段のクセや緊張時の行動が表に出るので、面接本番前に誰かと練習しておくのもおすすめですよ。
私たちも、会場の入口や控室での様子が自然と目に入ってきます。ちょっとした所作に「社会性」や「気配り」が表れるので、面接室に入る前から評価は始まっていると思って行動した方が良いでしょう。
「あなたはビジネスマナーを分かっている?」
就活が始まると、面接や説明会など社会人と接する場面が増えていきます。
そこで意外と見られているのが、言葉遣いや挨拶、メールの書き方といった「ビジネスマナー」。マナーを知らないだけで無意識のうちに印象が悪くなっているケースもあり、選考通過のためにも事前にしっかりと確認しておく必要があります。
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面接で好印象になる面接マナー

面接で好印象を与えるマナーは、就活だけでなく普段のビジネスシーンでも役立ちますので是非身に付けて下さいね。
ここでは、控え室での面接マナーから退室まで順追って詳しく説明します。
- 入室時のノック編
- 入室後の挨拶編
- 入室後の着席編
- 面接編
- 退室編
①入室時のノック編
面接で入室する際は、ドアを3回ノックしましょう。ノックが2回だと、トイレでの空室確認を意味してしまいますので、間違えないようにしましょう。
ノックをし返事があれば入室しますが、もし返事がない場合はもう一度ノックをします。それでも返事がないようであれば、「失礼いたします」と言って入室しましょう。
また、面接室のドアが開いている場合、ノックをすると逆にマナー違反になるため、ノックはせずに「失礼いたします」と挨拶してから一礼し入室して下さい。
ノックの回数は意外と見落とされがちですが、最初の印象を左右する重要なポイントです。
ビジネスマナーは基本的にできているのが当たり前で、できていないと悪目立ちしてしまいます。個人面接と集団面接でも立ち振る舞いが変化するので、事前にマナーはしっかりと確認しておきましょう。
②入室後の挨拶編
「失礼します」と言い入室したら、面接官の目を見て以下のように元気よく挨拶してください。
〇〇〇〇と申します。 本日はお忙しい中、面接のお時間をいただきましてありがとうございます。 どうぞよろしくお願いいたします。 |
挨拶を終えたら、面接官に背を向けないように静かにドアを閉め、面接室にある下座の席の横に立ち、着席の誘導を待ちましょう。
「どうぞお座りください」と促される前に着席してはいけませんが、後から面接官が来る場合など「椅子に掛けてお待ちください」と案内されたときは座って待ちましょう。その場合、面接官が来た際には、立ち上がり挨拶しましょう。
挨拶は、話す内容よりも第一声の明るさや表情、声の張りが印象を左右します。
姿勢を正し、面接官の目を見て、ハキハキと話すだけで「感じの良い人だな」と伝わるものなんです。好印象をより与えるコツとしては、あいさつの声のトーンをいつもより少しあげることで爽やかな印象を与えることもできますよ。
③入室後の着席編
着席時には、椅子は浅めに腰掛けて、背筋を伸ばし姿勢をよくしておくと好印象でしょう。
男性は、拳1つ分足を開いて座り、手は軽く拳を握り両ひざの上に置きます。女性は、膝をそろえ、両ひざの上に両手を重ねて軽く置いてくださいね。
鞄などの手荷物は、左右どちらでもOKですが、自分の座る椅子の脇の床に置きましょう。鞄は自立するものを選ぶと見た目的にもスマートでおすすめですよ。
姿勢や座り方は、意識していないとすぐに崩れてしまうものです。面接の最中も「見られている意識」を持つことが印象を保つコツですよ。
着席をするまでの流れも大切ですが、座った後の動きも注意が必要です。貧乏ゆすりをしたり、手を過度にいじったりすると「落ち着きのない」印象になる恐れもありますよ。
④面接編
面接時は面接官主導のもとで、質問を最後まで聞いた後に受け答えするようにしましょう。
面接官が何も話さないうちから勝手に話し始めたり、面接官の質問が終わらないうちに回答すれば「人の話を聞かない」と判断されかねません。
また、面接時は相手の目をしっかり見て話すことで、自信をもって答えていると印象付けられますよ。
緊張して目を合わせられない場合は、目に近い鼻や眉毛などを意識して見れば視点が合います。面接官が複数いる場合は、質問してくれた面接官の方を見るようにしましょう。
面接では、話す内容よりも「話し方」と「聞き方」の方が印象に残ることも多いです。特に、質問を最後までしっかり聞く姿勢は、協調性や理解力の表れとして見られていますよ。慌てず、落ち着いて返すことが大切ですね。
好印象を与えるテクニックとして、面接官の話を聞くときに笑顔で頷いたり相槌を打て見るのもおすすめです。面接官側からすると「話を聞いて理解してくれているな」と感じ、話しやすさもあるので印象が良くなりますよ。
⑤退室編
面接が終了したら立ち上がり、椅子の横に移動し次のようにお礼の挨拶をします。
本日はお忙しい中、面接のお時間を割いてくださりありがとうございました。 |
面接官の目を見て、お礼の挨拶を述べたら一礼します。その後、ドアの前で「失礼します」と再度一礼し、静かにドアを閉めましょう。
これで面接終了ですが、面接室を退出した後も社内の人に見られている可能性があるので、退出直後にスマホを触ったり、電話をかけたりする行為は避けてくださいね。
退室時の振る舞いは、面接の締めくくりとして印象を大きく左右します。最後の一礼までが面接だと思って、丁寧に行動することが大切です。ここで気を抜いてしまうと、良い面接内容も薄れてしまいますよ。
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面接落ちを経験していくと、だんだんと「落ちたこと」へのショックが大きくなり、「どこを直せばもっとよくなるんだろう?」とは考えられなくなっていくものですよね。
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面接で好印象を与える6つの話し方

将来就職するかもしれない企業の面接ともなれば、緊張してなかなか普段通りに話せないという方も多いでしょう。
そこで、面接で好印象を与える話し方を6つ紹介します。
- 結論から話す
- 1分以内に話す
- ハッキリと大きな声で話す
- 語尾を伸ばさずに話す
- 表情や言葉も感情豊かに話す
- 一人称は「私(わたし・わたくし)」
①結論から話す
面接時の質問には、結論から話すと的確に伝わりやすく好印象です。
面接は、基本的に「結論」から話し、なぜそうなったのか「理由」を述べ、最後に「まとめ」ます。
この順番で話すことで、自分の考えも整理され、面接官にも伝わりやすくなりますよ。
「結論ファースト」は、話し方のマナーというより、面接における前提ルールだと考えたほうがいいです。特に限られた時間の中では、話の順序ひとつで印象がガラッと変わりますからね。
私たちはキャリアアドバイザーとして模擬面接をしているのですが、「結局何が言いたいのか?」が分かりづらくなっている方が多い印象です。面接官は深掘り質問をしてくるので、まずは簡潔に分かりやすくを意識しましょう。
②1分以内に話す
一般的に、面接での回答時間は1分程度と言われています。
面接時間は限られているため、だらだらと要点がまとまっていない話し方はNG。決められた時間内に自分の意思をしっかり伝えられるかどうかが勝負です。
要点を簡潔にまとめ、1分以内に回答できているか、面接の練習時に計ってみると良いでしょう。
1分で話せる力は「準備力」と「構成力」の証拠です。要点を押さえて話せる人は、相手の時間を意識できる人としても高評価になりやすいですよ。
私たちも面接練習で「伝えたいことが多すぎてまとまらない…」という声をよく聞きます。その際は、最初に話す内容を3つに絞るだけでも、驚くほど話しやすくなります。録音してチェックしてみるのもおすすめです。
③ハッキリと大きな声で話す
面接で好印象を与えるために、ハッキリ大きな声で話すようにしましょう。
ハッキリ大きな声で話すことで、話す内容もしっかり伝わり自信があるように聞こえます。この時、面接官の目を見て口角を上げて笑顔で話してくださいね。
また、話すスピードが早すぎると内容が伝わりづらくなるので、緊張して早口にならないように注意しましょう。面接の前に、知り合いや家族に聞いてもらったり、録音したりして面接の練習をしてみるのもおすすめですよ。
声の大きさは、第一印象を左右する大事な要素です。内容が完璧でも、声が小さいと自身が印象になってしまい、説得力が半減してしまうケースが実は多いです。
私たちも練習で「もっと大きく、ゆっくり話してみよう」と就活生に何度もアドバイスをしています。台本を読む意識ではなく、面接官と会話をする意識を持つと声の大きさも自然と大きくなりますよ。
④語尾を伸ばさずに話す
面接で好印象を与える話し方の4つ目は、語尾を伸ばさないことです。
語尾を伸ばす話し方は、面接のような真面目な場面には適していません。また、面接で緊張してしまうと語尾までしっかり発音できず自信のないように聞こえてしまいます。
一語一語最後までしっかり発音し、語尾を伸ばさずに話すことで、面接への熱意や志望度の高さも伝わりやすくなりますよ。
語尾を伸ばさないだけで、話し方の印象はガラッと変わります。語尾をしっかり言い切ることで、意思の強さや自信が伝わりやすくなるんです。話の内容より先に、話し方で評価される場面は意外と多いですよ。
私たちも面接練習のとき、語尾のクセには特に注目しています。「〜と思いま〜す…」のような語尾が続くと、自信がなく説得力に欠けてしまうため、語尾はいい切りを意識しましょう。
⑤表情や言葉も感情豊かに話す
面接でより好印象を与えるために、表情や言葉も感情豊かに話すようにしましょう。
志望動機や自己PRのように、熱意を伝える場面で「棒読み」をすると、面接官に入社したい意欲は伝わりづらくなってしまいます。
とくに営業や接客といった職種では、お客様に物事を正確に伝える能力が重要になってくるため、抑揚をつけた話し方が好まれます。
楽しい話題は楽しそうに、頑張った経験談はその当時のことを思い出しながら話すと自ずと感情豊かに表現できるでしょう。
面接官は「この人と一緒に働きたいか」を常に見ています。感情がこもっている話し方は、相手の心を動かしやすく、印象にも強く残ります。内容が多少似ていても、話し方ひとつで結果が変わることもありますよ。
実際に感情や熱量をうまく伝えるために、身振り手振りを意識すると良いです。言葉だけではなく、体の動きも加えることで真剣さや熱量がより伝わりやすくなりますよ。
⑥一人称は「私(わたし・わたくし)」
面接時の一人称は、男女関係なく「わたし」もしくは「わたくし」になります。普段、別の一人称を使っている方は注意しましょう。
また、面接を受ける企業のことは、書類・メールでは「貴社」と呼ぶのに対して、面接では「御社」を使いますので注意しましょう。
面接では、言葉遣いもチェックされるため、正しい敬語が使えるかも重要です。さらに、面接の場が和んでくるとふと気が抜けて、方言や崩れた話し方が出ないように気を付けてくださいね。
一人称が「わたし」「わたくし」であることは、企業との距離感を適切に保つための基本です。
私たちも模擬面接の場で、言葉遣いが崩れたことで印象を損ねた例を何度も見てきました。面接での一人称は注意が必要なので、「わたし」「わたくし」と話すことを癖づけておくと良いですよ。
面接で好印象の服装や髪型

面接で好印象の服装や髪型が気になるという方も多いでしょう。
面接で好印象になる服装や髪型について解説します。
- スーツの場合
- 私服の場合
- 髪型
- 鞄
- 靴
①スーツの場合

リクルートスーツの色は、男女ともに「黒」か「ネイビー」が好まれます。
生地に光沢や艶のあるもの、明るい色、ストライプ柄などはカジュアルな印象を与えてしまうため、柄は無地を選びましょう。
男性の場合、ネクタイは派手なものは避け、無地・ストライプ・ドット柄が無難と言えます。
②私服の場合

企業によっては、事前に私服を指定される場合もあります。私服の場合は、ビジネスカジュアルを意識した服装を心掛けましょう。
具体的には、「部長とクライアントを交えおしゃれなレストランに行く」ことを想像した服装です。
スーツほどフォーマルではないけれど、きちんとした印象に見える服装であればOKでしょう。私服指定だからと言って、ダメージジーンズやパーカーなどは避け、あくまでビジネスの場に見合う服装を選んでくださいね。
③髪型

面接の髪型は、顔の表情が見えるかどうかが重要となります。
男性の場合は、眉毛が見えるように髪をセットし、女性も前髪が目にかからないように横に流したり、前髪が長い場合後ろで結んだりしておきましょう。前髪が目にかかると、どうしても暗い印象を与えてしまい、清潔感にも欠けてしまうためです。
また、髪色も派手な色は避け、黒もしくは暗めの茶色が基本です。
面接で派手な髪色のままだと面接官から常識がないと思われる可能性もあるので、面接の1週間前に美容院に行くなどして対策をしておいて下さいね。
④鞄

就活用の鞄は、装飾のないシンプルな黒を選びましょう。黒であれば、スーツや靴にも合わせやすく、業界や職種問わず全てのシーンで活躍できます。
また、素材は軽くて丈夫なポリエステルやナイロン素材のものが最適で、撥水性や防汚性が備わっていると雨の日でも安心です。
大きさは、企業のパンフレットやエントリーシート、履歴書などが折り曲げずに入るA4サイズ以上のものがおすすめです。
就活用の鞄は、就職してからも使えるため、持ち手の部分だけ補強されているものなどを選ぶとより長持ちしますよ。また、面接時には床に置くこともあるため、倒れない自立タイプが使いやすいでしょう。
⑤靴

面接では、男女問わずシンプルで、先端がとがりすぎていないデザインの黒い靴を着用するのがおすすめです。
男性の場合、黒かこげ茶の紐付きの革靴がおすすめ。スニーカーや紐のついていないローファーやスリッポンは避けて下さいね。
また、男性のビジネスシーンの靴下は黒色がおすすめです。くるぶしまでの短い丈ではなくクルー丈以上を選ぶようにしましょう。
女性の場合、革製のパンプスが定番で黒色が無難。
派手な装飾は避け、ヒールが細すぎず歩きやすい高さのものを選んでくださいね。また、女性の場合は靴下ではなくストッキングの着用がマナーとなります。
「最後の一言」で好印象にする方法

面接の最後に高確率で質問される「最後に一言ありますか?」という質問ですが、もしかしたら合格の一手になる可能性があります。
人の記憶には、「ピークエンドの法則」という最後の場面での印象で物事の全体の印象を決める性質があるので、「最後の一言」はとても重要です。
そこで、「最後の一言」で好印象にする方法を解説します。
- 自分の強みをアピールする
- 志望度の熱意をアピールする
- 企業の業務に関する質問をする
- 面接官への御礼を一言添える
①自分の強みをアピールする
最後の一言で面接官に好印象を与えたいなら、自分の強みをアピールすることをおすすめします。
緊張してしまい、自分の強みをうまくアピールできなかった場合は、魅力を伝える最後のチャンスでもありますよ。
話しきれなかったエピソードや魅力を最後に伝えることで、より自分を知ってもらえる機会になり、内定の可能性も広がります。
また、最後にアピールすることで、その場の臨機応変さといった対応力も評価してもらえる可能性もありますよ。
最後の一言で印象が覆るケース、多いわけではありませんが実はあります。
面接では最後まで結果はわからないので、最後の一言まで自身の魅力を伝える意思を持っておきましょう。自身の強みだけをアピールするのではなく、入社後に自身の強みをどのように活かす想定なのかまで伝えるのがコツですよ。
「自分の強みが分からない…本当にこの強みで良いのだろうか…」と、自分らしい強みが見つからず不安な方もいますよね。
そんな方はまず、就活マガジンが用意している強み診断をまずは受けてみましょう!3分であなたらしい強みが見つかり、就活にもっと自信を持って臨めるようになりますよ。
②志望度の熱意をアピールする
「最後の一言」で、企業への志望度の熱意をアピールすることもおすすめです。
たとえば、「御社から内定をいただけた際には即座に就職活動を中止し、内定承諾いたします」と言えば、企業への本気度が伝わります。
また、入社後の具体的な活躍イメージを伝えたり、職種に必要な資格取得のため勉強していることを伝えられると、企業への理解を深めようとする姿勢をアピールできます。
企業は「最後の一言」で、どれほど本気でアピールしてくれるのか期待しているところもあるので、渾身の熱意をぶつけましょう。
「最後の一言」で志望度を伝えると、選考に迷っているときの決め手になることがあります。
選考では、マッチ度と志望度の高さを見ているので、最後の一言で志望度の高さや熱量に関して話してもらうことで面接官にも本気度が伝わり心が動くケースもあります。
あなたの入社したいという志望度の高さや熱量を最後にぶつけることもおすすめですよ。
③企業や業務に関する質問をする
最後の一言で、企業や業務に関する質問をしても好印象につながります。
その企業に働く前提で、気になる点を質問すれば志望の本気度をアピールできますよ。
社内の人にしか答えられない、踏み込んだ質問が望ましいですが、素朴に疑問に思ったことを質問しても悪い印象にはならないでしょう。
質問の質は、その企業にどれだけ関心を持っているかのバロメーターでもあります。「この会社で働く自分」をイメージした上での質問は、面接官にも強く伝わるものですよ。
私たちも、「具体的にどんな人が活躍しているか」「入社までに準備すべきこと」などの質問をされると、入社意欲の本気度や志望度の高さを感じ取ることができ、好印象ですよ。
④面接官への御礼を一言添える
もう面接で伝えたいことは伝えきったという方は、面接のお礼を伝えましょう。満足のいく面接となった場合、無理に「最後の質問」を絞り出す必要はありません。
面接の感謝の気持ちを伝えれば、礼儀正しさや真面目さもアピールできて更に好印象になるでしょう。
「本日はありがとうございました」というお礼だけでなく、面接で印象に残ったこともプラスするなど自分らしい御礼を伝えてみるのも良いでしょう。
丁寧な御礼の一言は、それだけで印象に残るものです。形式的なお礼ではなく、会話内容に触れた一言があると「この面接を大切にしてくれたんだな」と伝わりますよ。
お礼に合わせて、面接で行った逆質問での学びや入社意欲が高まったなどのアピールも効果的ですよ。
人事に聞いた!面接で好印象だった学生の共通点とは?
面接で好印象を与えたいと思っていても、「結局どんな学生が評価されるのか」がわからず不安になることもありますよね。そこで今回は、実際に多くの学生と面接をしている人事担当者に、印象に残った学生の特徴や行動について具体的にお話をうかがいました。
笑顔やうなずき方、企業への理解度など、細かな違いが印象にどう影響するのか。体験談から見えてくるリアルな評価ポイントに注目してみてください。
▼毎年200名以上の就活生を見ている人事の体験談
「この学生、いいな」と思う瞬間って、やっぱりあるんですよね。
まず印象に残るのは、最初の挨拶のときから明るくて笑顔が自然な人です。緊張してるのは伝わってくるけど、その中でもちゃんと目を見て、ハキハキ話そうとしてくれると、それだけで好印象です。
あと、話をしているときにうなずきながら聞いてくれる学生って、こちらの話にも関心を持ってくれている感じがして、受け答えもしやすいんですよ。そういう姿勢も、面接官はちゃんと見てます。
また、もちろん、時間を守れるとか、清潔感があるとか、社会人としての基本も大事ですけど、それだけじゃなくて「この会社のこと調べてきてくれてるな」って思えるような話があると、こっちも嬉しくなるというか、応援したくなる気持ちになります。
面接時に、実際に行った説明会で聞いた内容をちゃんと自分の言葉でアウトプットしてくれる学生もいました。「ただ聞いただけ」じゃなくて、考えて自分なりに消化してるんだなって、すごく伝わってきましたね。
かなり好印象でしたし、そういうちょっとした積み重ねが、全体の印象を大きく左右するなと感じます。
この体験談から分かるのは、「特別なことをしなくても印象を良くできる」という事実です。
挨拶の仕方やうなずき、表情の使い方といった基本的なコミュニケーションでも、十分に好印象を与えることができます。実はこうした細やかなマナーや気遣いなど努力の積み重ねが、他の応募者と差をつける要素になっているんです。
また、説明会の内容を自分の言葉で伝える姿勢や、企業研究に基づいた発言も高く評価されています。表面的な受け答えではなく、自分なりに理解しようとした姿勢が伝わると、「この学生はきちんと考えている」と感じてもらえます。
やはり、面接で好印象を獲得するためには、事前準備が重要ですね。
企業研究や説明会に参加している就活生は多いのですが、その中で得た情報や経験を面接の際に伝えられる方は少ないです。細かいようでやっている人が少ないので、意識して実行するだけで、面接での好印象を勝ち取れますよ。
「面接になぜか受からない…」「内定を早く取りたい…」と悩んでいる場合は、誰でも簡単に面接の振り返りができる、面接振り返りシートを無料ダウンロードしてみましょう!自分の課題が分かるだけでなく、実際に先輩就活生がどう課題を乗り越えたかも紹介していますよ。
面接好印象に関するよくある質問

面接好印象に関するよくある質問を2つ紹介します。
- 面接で好印象だと思ったのに落ちた原因
- 面接で好印象になる趣味とは?
面接で好印象だと思ったのに落ちた原因
面接で好印象を与えられたと思ったのに、落ちてしまう原因として、好印象だと思ったこと自体が勘違いであった可能性があります。
面接官が好印象を持っているのではないかと思う理由として、「面接時間が他の人より長い」や「入社可能な日にちを聞かれる」「他社の選考状況を聞かれる」などが挙げられます。しかし、実際には
- 面接時間が長い:単に合否に迷っている可能性
- 入社可能な日にちの確認:企業によっては応募者全員に確認している
- 他者の選考状況を聞く:単に競合他社の採用状況を知りたい
といった場合が考えられるためです。
面接で好印象になる趣味とは?
面接で好印象になる趣味は以下のようなものが挙げられます。
スポーツ/お菓子作り/旅行/音楽鑑賞/映画鑑賞/スポーツ観戦/編み物/英会話/読書/美術館巡り/お城巡り/お寺巡り/写真/キャンプなど |
スポーツの場合、全国大会や国体などで上位になった成績があれば伝えましょう。
趣味を伝える際は、できるだけ具体的なエピソードを話して印象に残りやすくしましょう。
面接で好印象を与え内定を勝ち取ろう!

面接で好印象を勝ち取るためには、時間や身だしなみのマナーを守り、社会人として自覚のある行動をとることが第一歩となります。
また、面接ではハッキリ大きな声で結論から話し、棒読みにならないよう簡潔にまとめるよう心がけましょう。
また最後の質問は、合否を決める一手になるかもしれませんので、自分の強みをアピールして志望度の熱い思いを伝えてください。ぜひ、面接で好印象になる対策をして内定を勝ち取って下さいね。
まずは志望動機を作ってみる
この記事を書いた人
編集部
「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。