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自己PRの強み一覧37選!面接やESで使える例文や言い換えまで徹底解説

「自己PRに使える強みや長所が見つからない」という就活生は多いのではないでしょうか。

就活をして初めて自分に深く向き合うと、自分のアピールポイントが分からず悩んでしまいますよね。

そこでこの記事では、自己PRに使える強みを一覧で37個、例文も含めて紹介します。

ぜひこの記事を参考にして、あなたならではの強みを見つけてください。

目次

そもそも自己PR・長所・強みのそれぞれの違いは?

まず、自己PR・長所・強みの違いを紹介します。

  1. 自己PR
  2. 長所
  3. 強み

違いをあいまいにしたまま自己PRを作成すると伝えたい内容が不明確になってしまいます。

それぞれの意味をしっかり押さえておけば、就職活動で効果的に自分をアピールできるでしょう。

①自己PR

自己PRとは、自分の個性や経験、価値観をもとに応募先企業でどう貢献できるかをアピールするためのものです。

長所や強みを含めた総合的な人物像を自己PRで表現し、応募先の企業の社員として自分が適した人材であることを伝える手段でもあります。

自己PRを作成する際は、あなたが応募先企業でどう活躍できるかを具体的に示しましょう。

②長所

長所とは、その人の性格や生まれつきの特性を指します。例えば、忍耐力や思いやり、継続力などです。

自分自身の長所を深く理解し企業に伝えれば、あなたの人柄や仕事に対する姿勢が企業に伝わるでしょう。

③強み

強みとは、後から身につけた能力や業務で直接的に役立つスキルを指します。

例えば、TOEIC900点以上の英語力やパソコンスキル、業界の専門知識などです。

強みを説明する際には、長所と同じくスキルや能力がどのように企業で役立つかを具体的に伝えましょう

企業が長所や強みを聞きたい3つの理由

企業が面接で長所や強みについて質問する理由を3つ紹介します。

  1. 自社で活躍しうる人材かどうか確かめるため
  2. 自社や仕事に対する理解度を確認するため
  3. 自分を客観視して的確に伝えられるかを見るため

強みや長所を聞く理由を知れば、企業が何を重視しているのかが分かるため、自分のアピールポイントを的確に伝えられるでしょう。

①自社で活躍しうる人材かどうか確かめるため

企業は応募者の長所や強みを聞いて、自社で活躍できるかどうかを見極めようとしています。

それぞれの会社に雰囲気や社風があるため、合わない人を採用すると応募者にとっても企業にとってもマイナスだからです。

例えば、新規顧客開拓を積極的に行う営業職では、積極性や行動力の高い人が活躍できそうだと想像がつくでしょう。

上記のように、企業は求める人物像と応募者の特性が一致しているかを確認しています。

②自社や仕事に対する理解度を確認するため

企業は、長所や強みを通して応募者がどれだけ自社や職種について理解しているかを確認しています。

企業や仕事について理解を深めていれば深めているほど、その企業に合った自己PRができるからです。

例えば、グローバル展開している企業に応募する場合、英語力をアピールするといいように、その企業に合った内容の自己PRをすると効果的ですよ。

③自分を客観視して的確に伝えられるかを見るため

長所や強みの質問を通して、企業は応募者が自分を客観視し、的確に伝えられる力を確認しています。

自己分析ができている応募者は自分の長所や強みを深く理解し、仕事にどう活かすか具体的に説明できるので自己PRに説得力が生まれます。

説得力のある自己PRができて、その強みや長所が企業のほしい人材とマッチした場合、企業から高く評価されやすいでしょう。

自己PRに使える強みのカテゴリ分類一覧

自己PRに使える強み・長所をカテゴリごとに分類して紹介します。

  1. 思考系
  2. 実行系
  3. 感情・精神系

自分の強みや長所が何なのかわからない方は、この一覧を眺めて自分はどれに当てはまりそうかを考えると、自己分析の第一歩になるでしょう。

ぜひ参考にして、自分の強みや長所を見つけてください。

①思考系

思考系の長所・強みは以下の11個です。

  • 論理的思考力
  • 多角的思考力
  • 分析力
  • 計画性
  • 課題解決力
  • 発想力
  • 先見性
  • 想像力
  • 迅速な意思決定力
  • 情報活用能力
  • 柔軟性がある

どうしてその思考を持つに至ったのか経緯やきっかけも一緒に説明すると、より自己PRの内容に厚みが出るでしょう。

②実行系

実行系の長所・強みは以下の17個です。

  • 分析力
  • 計画性
  • 課題解決力
  • 発想力
  • 先見性
  • 想像力
  • 集中力
  • 行動力
  • 実行力
  • 継続力
  • 調整力
  • 交渉力
  • リスクマネジメント力
  • コミュニケーション能力
  • プレゼンテーション能力
  • 発信力
  • 情報活用能力

何かを実行する時に発揮される強み・長所です。

実際にその強みや長所を生かして得た成果や、何かを成し遂げたエピソードを自己PRに盛り込みましょう。

③感情・精神系

感情・精神系の長所・強みは以下の14個です。

  • 協調性
  • 適応力
  • 傾聴力
  • チャレンジ精神
  • 諦めない
  • 前向き
  • 負けず嫌い
  • 冷静さ
  • 責任感
  • 忍耐力
  • 精神力
  • 向上心
  • 志の強さ
  • 学び続ける力

感情・精神系の長所はあなたの性格や特性、価値観にも深くかかわってくる部分です。

志望動機や履歴書の文章と矛盾が出ないよう、特に気を付けてアピールしましょう。

自己PRにも使える強み一覧37選

自己PRに活用できる37の強みと長所を紹介します。

  1. 「論理的思考力」
  2. 「多角的思考力」
  3. 「分析力」
  4. 「計画性」
  5. 「課題解決力」
  6. 「発想力」
  7. 「先見性」
  8. 「想像力」
  9. 「集中力」
  10. 「迅速な意思決定力」
  11. 「行動力」
  12. 「実行力」
  13. 「継続力」
  14. 「リーダーシップ」
  15. 「調整力」
  16. 「交渉力」
  17. 「リスクマネジメント力」
  18. 「コミュニケーション能力」
  19. 「プレゼンテーション能力」
  20. 「発信力」
  21. 「情報活用能力」
  22. 「主体性」
  23. 「協調性」
  24. 「柔軟性がある」
  25. 「適応力」
  26. 「傾聴力」
  27. 「チャレンジ精神」
  28. 「諦めない」
  29. 「前向き」
  30. 「負けず嫌い」
  31. 「冷静さ」
  32. 「責任感」
  33. 「忍耐力」
  34. 「精神力」
  35. 「向上心」
  36. 「志の高さ」
  37. 「学び続ける力」

自分の長所や強みをなかなか見つけられない方は、自己PRに盛り込むべきあなたの魅力が見つかるでしょう。

ぜひ、どれが自分に当てはまるか考えながら読んでください。

①「論理的思考力」

論理的思考力とは、物事の全体像を把握してうまく整理し、矛盾や飛躍をせずに筋道を立てる力です。

結論と根拠を分析しながら論理的に結びつけて問題解決できるでしょう。

例えば、難しい専門用語や概念を理解しなければならない時もしっかり理解でき、他人にもわかりやすく説明できます。

難しい物事も難なく理解できたり周囲から説明がわかりやすいと言われたりした場合は「論理的思考力」があなたの強みでしょう。

「論理的思考力」の言い換え一覧

「論理的思考力」の言い換え方を一覧で紹介します。

  • ロジカルシンキングが得意
  • 落ち着いて考えられる
  • 冷静に分析できる
  • 説得力のある議論ができる

「論理的思考力」をアピールする際は、自己PR文や志望動機の文章をうまく組み立てられないと、論理的思考力が感じられず一気に説得力がなくなってしまいます。

自己PRの文章は、より相手にわかりやすく伝わる構成を意識しましょう。

②「多角的思考力」

多角的思考力とは、物事をさまざまな視点から考え、柔軟に対応する力です。

例えば、新商品開発の際に顧客目線と技術面の両方を考えられるので、魅力的な商品アイデアを生み出せます。

今までに様々な視点から物事を捉え、解決策を見つけてきた経験があるなら、「多角的思考力」があなたの強みでしょう。

「多角的思考力」の言い換え一覧

「多角的思考力」の言い換え方を一覧で紹介します。

  • 複眼的な思考を持っている
  • 視野が広い
  • 柔軟性がある
  • あらゆる角度から物事を考える

多角的思考力を長所として伝える際は、学生生活やアルバイトの中で多角的思考力を発揮して問題や課題を解決した経験など、具体的に述べて面接官を納得させましょう。

また、多角的思考力をもつに至った経緯や何が影響して多角的に考えられるようになったのかも合わせて深めておくと面接当日の急な深掘り質問にも対応しやすいです。

③「分析力」

分析力とは情報やデータを的確に整理し、そこから意味や傾向を見出す力です。

客観的なデータに基づいて問題点を特定し、改善策や解決策を見つけられます。

例えば、売上データを細かく分析してマーケットのニーズを把握して次の戦略を立案するのに役立つでしょう。

「分析力」の言い換え一覧

「分析力」の言い換え方を一覧で紹介します。

  • データを読み解く力がある
  • 洞察力がある
  • 数字や情報を整理するのが得意
  • 客観的に見られる

分析力は、データを扱う仕事でなくても様々な職種・業種で役立てられるため、分析力を使ってどう企業に貢献するかを自己PRに盛り込みましょう。

例えば「分析力を活かして販売スタッフとして売り上げを伸ばしたい」、「分析力を駆使して事務作業を効率化したい」など、職種に合った分析力の活かし方を伝えてください。

④「計画性」

計画性とは目標を達成するために段階的な手順を設け、効率よく進める力です。

優先順位をつけてタスクを整理し、無駄なく作業を進められます。

例えばプロジェクトを進める際にスケジュールを事前に設定し、予想されるリスクに対応する準備も欠かしません。

「計画性」の言い換え一覧

計画性の言い換え方を一覧で紹介します。

  • 計画立案能力がある
  • 先を見据えて行動できる
  • プランニングが得意
  • スケジュール管理に優れている

計画性を長所として自己PRを作成する場合、計画を立てた経験だけでなく、その後の計画実行のエピソードまで入れましょう。

実際に立てた計画をどのように実行し、成果に結びつけたかを具体的に示してください。

⑤「課題解決力」

課題解決力とは、問題や障害に対して迅速かつ適切な対応策を見つける力です。

トラブルが起こった際にも原因を正確に分析し、最適な解決方法を導き出せます。

例えば、業務でプロジェクトに遅延が発生した際でも冷静に状況を把握し、改善策を提案して迅速に対処できるでしょう。

「課題解決力」の言い換え一覧

「課題解決力」の言い換え方を一覧で紹介します。

  • 問題解決能力が高い
  • 観察力がある
  • 論理的思考力がある
  • 対応力がある

課題解決力を長所として自己PRを作成する場合、今までの学生生活の中で課題をどう解決したのか、その具体的なプロセスを示しましょう。

特に、難しい問題に直面したときの対応や、チームを巻き込んで解決した経験を強調するとより説得力が増します。

⑥「発想力」

発想力とは、既存の枠ややり方にとらわれずに新しい視点やアイデアを生み出す力です。

独自のアイデアを提案し、クリエイティブな発想で周囲を驚かせることも多いでしょう。

発想力が高い人は、例えば新商品の企画を考える際にも競合他社や今までとは異なる魅力的なコンセプトを提案できます。

「発想力」の言い換え一覧

「発想力」の言い換え方を一覧で紹介します。

  • アイデア力がある
  • 独創的
  • クリエイティブな思考が得意
  • 新しい視点を持っている

発想力をアピールする自己PRを作成する場合、単に「新しいアイデアが出せる」というだけではなく、そのアイデアがどう役立ったのかを伝えましょう。

また、面接で深掘りされたときのために、今までに自分が出したアイディアの内容やそのアイディアをどう思いついたかなどを整理しておくのがおすすめです。

⑦「先見性」

先見性とは、将来に起こりそうな変化やニーズを見越して、適切な準備や計画を行う力です。

周囲の動向を読み取り、次の一手を考えだすことがが得意です。

例えば、市場の変化を予測し、新しいビジネスチャンスを捉えて先手を打つ行動やアイディア出しができるでしょう。

「先見性」の言い換え一覧

「先見性」の言い換え方を一覧で紹介します。

  • 状況把握が得意
  • 長期的な視点を持っている
  • 将来性を見抜く力がある
  • トレンドを読む力がある

先見性をアピールする自己PRを作成する場合、あなたが先見性を発揮して事前に予測して行動を取ったエピソードを紹介しましょう。

その結果どんな成果をもたらしたのかを示すと、より説得力が高まるため魅力的に映ります。

⑧「想像力」

想像力とは目に見えない事象を思い描き、具体的なイメージに変える力です。

複雑なアイデアを言語化・視覚化し、周囲にわかりやすく伝えられます。

例えば仕事ではプロジェクトの最終成果をイメージし、そこから逆算して作業工程を組み立てられるでしょう。

「想像力」の言い換え一覧

「想像力」の言い換え方を一覧で紹介します。

  • 発想が豊か
  • 創造的な思考ができる
  • 想像を具体化する力がある
  • 発想力がある

想像力を自己PRに盛り込んでアピールする場合、想像力を活かしてあなたが生み出したものや物事を改善に導いた事例を紹介すると、想像力の裏付けができます。

⑨「集中力」

集中力とは、1つの物事に対して高い注意力を発揮し、取り組む力です。

長い時間にわたって一貫した高いパフォーマンスを維持できるため、仕事の生産性や効率を高められるでしょう。

例えば、難しいデータ分析や細かい作業などを行う際、ほかのことに気を取られずにその作業だけに取り組めます。

「集中力」の言い換え一覧

「集中力」の言い換え方を一覧で紹介します。

  • 物事に没頭する力がある
  • 集中して取り組める
  • 一点集中の力がある
  • 長時間集中して作業できる

集中力を長所とした自己PRを作成する場合、集中力を発揮して物事をやりとげた経験を伝えましょう。

⑩「迅速な意思決定力」

迅速な意思決定力とは、情報を短時間で整理し、考えられる選択肢の中でも最も適切な判断を下す力です。

状況に応じて柔軟に判断し、その時の状況に一番合った決断を即座に行えます。

例えば、仕事で急なトラブルが発生した際にも瞬時に物事の優先順位を判断できるため、職場でも頼られる存在となるでしょう。

「迅速な意思決定力」の言い換え一覧

「迅速な意思決定力」の言い換え方を一覧で紹介します。

  • 素早く判断できる力がある
  • 決断力がある
  • 即断即決が得意
  • 状況把握が得意

迅速な意思決定力は、リーダーや管理職など責任を問われる立場に必要な素質です。

責任ある立場を目指したい人や、将来的なリーダーや管理職の候補としての採用の場合は、迅速な意思決定力をアピールするといいでしょう。

⑪「行動力」

行動力とは、考えついたことやアイディアをすぐに実践する力です。

考えついたことは実際に行動を起こして、成果に結びつけられます。

例えば、自分が思いついたアイディアがあったら自分の中だけで終わらせず、実現のために同僚や上司に話したり、アイディア実現の情報集めをしたりできるでしょう。

「行動力」の言い換え一覧

「行動力」の言い換え方を一覧で紹介します。

  • フットワークが軽い
  • 有言実行
  • 積極性がある
  • 主体的に取り組める

行動力をアピールする際は行動までの速さに加えて、その行動が目標達成にどう貢献したかまで伝えましょう。

行動に至る過程や意図も合わせて伝えると、ただ無計画に行動するのではなく、考えながら動けることを印象づけられます。

⑫「実行力」

実行力とは、目標に向けて計画を着実に進めていく力です。

困難な状況でも途中で放棄せずに、最後までやり遂げられます。

例えば、プロジェクトの新しい戦略を提案してすぐに実行に移し、成果を測定して次のアクションにつなげれるでしょう。

「実行力」の言い換え一覧

「実行力」の言い換え方を一覧で紹介します。

  • 積極性がある
  • 行動力がある
  • 自分からアクションを起こせる
  • 最後までやり遂げる力がある

長所が「実行力」とだけ伝えても抽象的であいまいな印象になってしまいます。

自分が実行力を発揮した場面を思い出し、より具体的に言語化して伝えましょう。

⑬「継続力」

継続力とは、物事を途中で投げ出さずにやり続ける力です。

小さな努力をコツコツと積み重ねて大きな成果を生み出せる人は、継続力があると言えるでしょう。

例えば、スキルや資格習得のために毎日地道に勉強や努力を続け、着実に成長を遂げます。

「継続力」の言い換え一覧

「継続力」の言い換え方を一覧で紹介します。

  • 粘り強い
  • 根気強い
  • 長く続ける力がある
  • 物事を諦めず続けられる

継続力を長所として伝える時は、エピソードの中で苦労した面や困難に直面した時のことも伝えてください。

ただ長い期間をかけて頑張ったと伝えるよりも、よりあなたの継続する力が魅力的に伝わります。

⑭「リーダーシップ」

リーダーシップとは、チームを一つにまとめて、目標に向けて導く力です。

メンバーの個性を尊重しつつ、全体の方向性を調整したり示したりできます。

例えばプロジェクトの進行中に、メンバーの意見を尊重しつつ、全員が力を発揮できる環境を整えられるでしょう。

「リーダーシップ」の言い換え一覧

「リーダーシップ」の言い換え方を一覧で紹介します。

  • 推進力がある
  • 統率力がある
  • 観察力がある
  • 周囲を巻き込んで行動できる

リーダーシップをアピールする場合は、チームのメンバーにどうはたらきかけ、どんな課題に立ち向かったのかを伝えましょう。

結果だけでなく、リーダーとしてどんな意識をしていたのかまで自己PRに盛り込むと、あなたの価値観や人間性も伝わります

⑮「調整力」

調整力とは、異なる意見を調整してバランスを保つ力です。

対立や意見の相違が生じてもうまく仲介に入り、周囲も納得できるような最良の合意を導き出せる存在ですよ。

チーム内はもちろん、取引先や別部署との調整など、仕事で調整力の必要な場面は多くあります。

「調整力」の言い換え一覧

「調整力」の言い換え方を一覧で紹介します。

  • バランスを取る力がある
  • 意見をまとめる力がある
  • 交渉や調整が得意
  • コミュニケーション能力がある

部活やアルバイト先など、チーム内で意見が対立した時に調整力を発揮したエピソードを一緒に伝えましょう。

面接では実例を出されて「こういうケースはどうするか」と聞かれる場合もあるでしょう。そういった質問に備えて、自分が調整役となる時のスタンスや考え方を整理しておくのがおすすめです。

⑯「交渉力」

交渉力とは、相手の立場を考慮しながら自分の意見を伝え、合意を引き出す力です。

会話や対応を通して、双方が納得できる結果を模索して導き出せます。

例えばビジネスシーンでは、取引先との価格交渉で相手のニーズを理解した上で、自社にも相手にも利益のある条件を引き出せるでしょう。

「交渉力」の言い換え一覧

「交渉力」の言い換え方を一覧で紹介します。

  • 話し合いで合意を引き出す力がある
  • 双方の意見を調整できる
  • 合意形成が得意
  • 折衝力がある

交渉力をアピールする際には、相手の立場を理解しつつどうやって自分の意見を納得させるに至ったかを伝えると効果的です。

交渉で結果を出したことにのみフォーカスすると、自己中心的な人物に見えてしまうため、相手も利益を得られるようどう配慮したかもしっかり盛り込みましょう。

⑰「リスクマネジメント力」

リスクマネジメント力とは、潜在的なリスクを事前に洗い出しておき、対策を講じる力です。

問題が発生する前に防止策を講じ、万が一の事態に備えられます。また、リスクの種類や規模によっては”対策をしない”という判断も下せるでしょう。

例えば、プロジェクトを進めるにあたって起こり得る問題を事前に把握しておき、適切な対応策を準備します。

「リスクマネジメント力」の言い換え一覧

「リスクマネジメント力」の言い換え方を一覧で紹介します。

  • 危機管理能力がある
  • 計画性がある
  • 決断力がある
  • 慎重に物事を進める

個人情報を扱うなどミスが許されない職種や、慎重さが求められる職種では「リスクマネジメント力」が必要です。

今までリスクを回避してきた経験を具体的なエピソード伝えたり、リスク管理にどんな考えをもっているのかアピールしましょう。

⑱「コミュニケーション能力」

コミュニケーション能力とは、相手の意図を理解しつつ自分の考えを正しく伝える力です。

人間関係を円滑にして信頼関係を構築するのが得意なため、どんな職種・業種でも活かせるマルチな能力です。

例えば企業では、会議中にメンバーの意見を引き出すよううまく会話を誘導し、チームメンバー全員で仕事を進められるでしょう。

「コミュニケーション能力」の言い換え一覧

「コミュニケーション能力」の言い換え方を一覧で紹介します。

  • 他者と円滑に関係構築できる
  • 共感力がある
  • 相手に合わせたコミュニケーションが得意
  • 分かりやすく伝えられる

例えば、チームメンバーの相談役となったり初対面の相手ともすぐに関係を深められたりなど、コミュニケーション能力にも種類があります。

あなたのコミュニケーション能力がどういうタイプなのかを、自己PRで企業側にしっかりと伝える必要があるでしょう。

⑲「プレゼンテーション能力」

プレゼンテーション能力とは、情報を整理してわかりやすく伝える力です。プレゼンテーション能力の高さには、資料作成力や話術、コミュニケーション能力など様々なスキルが必要です。

要点を押さえつつ魅力的に聞こえるように説明できるので、プレゼンテーションの相手が内容に興味を持つ確率が高まるでしょう。

例えば、営業職で新しいサービスの提案を行う際には視覚的な資料を使いながら分かりやすく説明できるため、商談が決まりやすかったり、信頼されやすかったりなどの結果を残せます。

「プレゼンテーション能力」の言い換え一覧

「プレゼンテーション能力」の言い換え方を一覧で紹介します。

  • わかりやすく伝えられる
  • 発表や説明が得意
  • 資料を使って説明するのが得意
  • コミュニケーション能力が高い

応募する職種の業務の中にプレゼンテーションが確実に含まれている場合は「プレゼンテーション能力」をメインの強みにしてアピールするのもいいでしょう。

しかし、業務に含まれるか確実でない場合はスキルの発揮場所が限定的になってしまうので、「わかりやすく伝えられる」や「コミュニケーション能力が高い」など言い回しを変えるのがおすすめです。

⑳「発信力」

発信力とは、自分の考えや得た情報を積極的に外部に向けて伝える力です。

「発信」という言葉でSNSを思い浮かべる人も多いですが、社会人にとっての発信力はチーム内や社内に自分の意見を共有する力を指します。

「発信力」の言い換え一覧

「発信力」の言い換え方を一覧で紹介します。

  • 積極性がある
  • 主体性がある
  • 自分発信で物事を始める
  • 自分の意見を持っている

サークルでの活動やアルバイトなど、集団の中で自分の意見やアイディアを周りに伝えて、どんな結果をもたらしたかを伝えましょう。

発信力という言葉ではピンとこない人は、「主体性」や「積極性」などの言葉に変えてアピールするのがおすすめです。

㉑「情報活用能力」

情報活用能力とは正しい情報を収集し、分析して他のことに活用する力です。

正確で信頼性の高い情報を選び、戦略に反映させられます。

例えばビジネスでは、市場データを分析し、競合の動向を予測してマーケティング戦略を立てるのに向いているでしょう。

「情報活用能力」の言い換え一覧

「情報活用能力」の言い換え方を一覧で紹介します。

  • 情報を効率よく集められる
  • 分析力がある
  • 情報の取捨選択が得意

一言で「情報活用能力」と言っても、情報を探すフェーズやかみ砕いて他人に説明する、データを分析して資料に反映するなど様々な工程があります。

あなたの「情報活用能力」を今までどう物事に活用してきたのか振り返り、しっかり理解しておきましょう。

㉒「主体性」

主体性とは、自ら考えて積極的に行動する力です。

指示を待たずに自分から動いて課題に取り組めるため、主体性がある人は職場で好印象を得やすいです。

例えば、仕事のプロジェクトで課題が発生した際には自ら進んで改善案を考えて、上司やチームメイトに提案して行動に移せるでしょう。

「主体性」の言い換え一覧

「主体性」の言い換え方を一覧で紹介します。

  • 自ら進んで行動する
  • 率先して取り組む姿勢
  • 自発的に動ける
  • 積極的に物事に取り組む

主体性は素晴らしい長所ですが、主体性のみを強調しすぎると周りの意見を聞かずに独走する印象を与えてしまいます。

適度に周りの人と協力した経験も盛り込み、主体性を持ちつつチームでの業務も問題なく対応できるとアピールするといいでしょう。

㉓「協調性」

協調性とは、他者と協力しながら目標を達成できる力です。

自分ひとりの意見や考えだけでなく周りの人との関係を大切にするため、チームで動くことの多い企業では重宝されるでしょう。

例えば、プロジェクト内で意見が対立した際にも、異なる意見を整理してメンバー全員が納得できるような答えを導きだそうとします。

「協調性」の言い換え一覧

「協調性」の言い換え方を一覧で紹介します。

  • 社交性がある
  • チームワークを大切にする
  • 人間関係構築力がある
  • 周りを巻き込む

「協調性」という言葉には様々な側面があり、企業それぞれで求めている「協調性」の意味が微妙に異なる場合があります。

自らチームにはたらきかける積極性のある協調性か、周りと同調して仕事を進められる協調性のどちらが求められているのか判断し、アピール内容を変えましょう。

㉔「柔軟性がある」

柔軟性とは、変化に対応しながら新しい方法を取り入れる力です。

一つのやりかたに固執することなく、環境や状況に応じて臨機応変に対応を変えていき、最善の選択をできます。

例えば、急な仕様や予定変更にもすぐに対応し、スケジュールを見直してプロジェクトを進められるでしょう。

「柔軟性がある」の言い換え一覧

「柔軟性がある」の言い換え方を一覧で紹介します。

  • その場に合わせて対応できる
  • 臨機応変な対応が得意
  • 環境の変化に順応できる
  • 融通が利く

柔軟性を自己PRに盛り込む時は、アピール方法を間違えるとただ周囲の意見に合わせているだけに思われてしまう可能性があります。

その時の状況に流されるのではなく、しっかりと意思を持って対応していると示しましょう。

㉕「適応力」

適応力とは、新しい環境や状況にスムーズに順応する力です。

変化の多い状況や初めて経験する局面でも安定したパフォーマンスを発揮できます。

例えば転勤の多い職種の場合、適応力があると新しい職場環境にもすぐに慣れ、チームの一員として活躍できるでしょう。

「適応力」の言い換え一覧

「適応力」の言い換え方を一覧で紹介します。

  • 変化に強い
  • 柔軟に対応できる
  • 順応力がある

適応力をアピールする時は、単に新しい環境に速く馴染んだ経験のみを語るのではなく、その環境でどう対応し、貢献できたかを詳しく示しましょう。

㉖「傾聴力」

傾聴力とは相手の話や意見にしっかり耳を傾け、理解しようとする力です。

相手の話の中に潜む本意や気持ちを汲み取り、適切な対応をするのが得意です。

部下や同僚の悩みを親身に聞いてその時その場に合った対応ができるため、職場でも慕われる存在となるでしょう。

「傾聴力」の言い換え一覧

「傾聴力」の言い換え方を一覧で紹介します。

  • 問題を解決する能力がある
  • 相手の真意を引き出す力
  • 調整力がある
  • 聞き上手である

傾聴力をアピールする際には、単に「相手の話をよく聞く」だけでは与える印象が弱くなってしまいます。

相手の意図をくみ取って適切な対応やアドバイスを行ったエピソードをを伝えてください。

㉗「チャレンジ精神」

チャレンジ精神とは、未知の分野や難しい課題にも果敢に挑戦する姿勢です。

失敗を恐れず積極的に挑戦するため、新しい経験を積みながら成長していきます。

例えば、新しい市場開拓のプロジェクトに自ら進んで参加し、試行錯誤しながら成果を上げるでしょう。

「チャレンジ精神」の言い換え一覧

チャレンジ精神の言い換え方を一覧で紹介します。

  • 積極的に取り組む
  • 向上心がある
  • 成長意欲がある
  • 好奇心旺盛

チャレンジ精神をアピールする場合、挑戦して成功した経験にくわえて、失敗や困難にどう対処したのかも伝えると効果的です。

挑戦しただけでなく、学んだことや改善点を次に活かしたエピソードを伝えれば、成長意欲の高さが評価されます。

㉘「諦めない」

諦めない姿勢とは、困難に直面しても簡単に投げ出さずに取り組む強い意志を指します。

決めた目標を達成するまで、粘り強く努力し続けることが得意です。

例えば、プロジェクトが難航した際や難しい課題にぶつかった際にも、最後まで解決策を探し続け、完遂するでしょう。

「諦めない」の言い換え一覧

「諦めない姿勢」の言い換え方を一覧で紹介します。

  • 粘り強さがある
  • 最後までやり抜く
  • 精神力がある
  • 困難に負けない

「諦めない」ことをアピールする際は、逆境を乗り越えた具体的な経験を話すと説得力が増します。

また、目標に向かって柔軟にアプローチを変えたエピソードも加えると、柔軟性をもって粘り強く物事に向かうタイプだとアピールできるでしょう。

㉙「前向き」

前向きとは、物事を肯定的に捉えて積極的に挑戦する姿勢です。

困難な状況やでもポジティブな気持ちで取り組めるので、チームメンバーのモチベーションにもいい影響を与えるでしょう。

前向きな人物は、業務で失敗してもめげることなくその失敗を経験値として次に活かせます。

「前向き」の言い換え一覧

「前向き」の言い換え方を一覧で紹介します。

  • プラス思考
  • 明るい性格
  • 積極性がある
  • ポジティブ思考

前向きな性格を自己PRに盛り込んでアピールする場合、前向きさで周りにポジティブな影響を与えたことや、その結果どんな成果を得たかをアピールしてください。

企業側はあなたに対して「打たれ強い」「周囲にいい影響をもたらす」と、プラスのイメージを持つでしょう。

㉚「負けず嫌い」

負けず嫌いとは、他人に負けたくないという強い意志を持ち、努力を続ける姿勢です。競争心を持ち、結果を出すために全力で取り組める人を指します。

例えば、営業成績でトップを目指すために戦略を考えたり努力し続けたりできるでしょう。

負けず嫌いな人に触発されて他のメンバーもモチベーションを高められるため、チームや部全体にいい影響をもたらします。

「負けず嫌い」の言い換え一覧

「負けず嫌い」の言い換え方を一覧で紹介します。

  • 向上心がある
  • 粘り強い
  • 諦めずに継続する
  • 成長への意欲が高い

「負けず嫌い」の自己PRではアピール方法を間違えると、競争心が強くチームプレイが苦手な印象を与えてしまう可能性があります。

競争心の強さにフォーカスした文章ではなく、自己成長への意識の高さや高みを目指す心が強い点にフォーカスして自己PR文を作るといいでしょう。

㉛「冷静さ」

冷静さとは緊張感のある場面でも感情に流されず、冷静に状況を分析する力です。

複雑な状況を冷静に分析し、適切な対応を取ったり判断したりできるでしょう。

トラブルが発生した場合でも焦らず状況を整理し、関係者に迅速に指示を出して問題解決に導きます。

「冷静さ」の言い換え一覧

「冷静さ」の言い換え方を一覧で紹介します。

  • 落ち着いて行動できる
  • 感情に左右されない
  • 状況を客観視できる
  • 慌てずに判断できる

一言で「冷静な性格」と言っても、周りに流されずに自分の意見を持つタイプや、慎重に物事を進めていくタイプなど様々な種類があります。

あなたの思う「冷静さ」と採用担当のイメージする「冷静さ」が異なる場合もあるので、自分の冷静さを自己分析で深掘りし、具体的に伝えましょう。

㉜「責任感」

責任感とは自分の行動や結果に責任を持ち、最後までやり遂げる力です。

自分がやるべきことを確実に行うため、社内でも信頼される存在となるでしょう。

例えば、納期の厳しい案件でも、周囲と連携を取りながら計画通りに業務を完遂できます。

「責任感」の言い換え一覧

「責任感」の言い換え方を一覧で紹介します。

  • 自発的に動ける
  • 約束を守る
  • 誠実に取り組む
  • 有言実行

「責任感」を自己PRの軸とする場合、やって当たり前のことをアピールしないように注意しましょう。

例えば、「アルバイトに遅刻せず行った」や「授業に毎回出席した」などは当たり前のことなので、アピールしてもプラスにはなりません。

自分の役割を理解したうえで、その中で最高の結果を得るために努力や工夫したことをアピールしてください。

㉝「忍耐力」

忍耐力とは長い間努力をし続け、困難な状況でも耐え抜く力です。

ストレスやプレッシャーにも負けず、途中で投げ出さずやり遂げられます。

例えば、取るのが難しいといわれる資格を取得するためにひたむきに努力をし続け、着実にスキルを身につけるでしょう。

「忍耐力」の言い換え一覧

「忍耐力」の言い換え方を一覧で紹介します。

  • 我慢強い
  • 辛抱強く取り組める
  • 逆境に負けない
  • 継続力がある

「忍耐力」をアピールする際は、困難にどう対処したのかやなぜ厳しい状況に耐えられたのかを伝えると説得力が増します。

入社後に忍耐力を活かしてどう企業に貢献するのかも合わせて伝えましょう。

㉞「精神力」

精神力とは、逆境に直面しても折れることなく強い意志を持ち続ける力です。

困難な状況にも負けず、自分のメンタルを保って挑戦し続けられます。

仕事のプレッシャーが高まる中でも冷静に対応し、成果を出せるでしょう。

「精神力」の言い換え一覧

「精神力」の言い換え方を一覧で紹介します。

  • 意思が強い
  • メンタルが強い
  • プレッシャーに負けない
  • ストレス耐性がある

「精神力」はストレス耐性やメンタルの強さをアピールできるため、企業側からも状況や環境の変化に強い人材だと見られるでしょう。

自己PRでは、ストレスがかかる状況やプレッシャーの中でも強く意思を保って成果を出したエピソードを紹介して、精神力をアピールしてください。

㉟「向上心」

向上心とは、常に自分を成長させようと努力する姿勢です。

現状に満足せず、より高い目標に向かって挑戦し続けられます。

例えば、新しく資格取得やスキルアップをしようと業務時間外に勉強したり、書籍を読んだりなどの努力ができるでしょう。

「向上心」の言い換え一覧

「向上心」の言い換え方を一覧で紹介します。

  • 自己成長への意識が高い
  • 上昇志向がある
  • 学び続ける
  • 何にでも挑戦する

「向上心」をアピールする場合は、目標を高く掲げていたエピソードだけでは自己PRとして不足しています。

目標達成のために何をどう工夫をしてきたのか、過程を具体的に述べましょう。

㊱「志の強さ」

志の強さとは、自分の信念や目標を貫き通す力です。

途中で諦めずに、一貫して目標に向かって進むことが得意です。

例えば、プロジェクトが困難に直面しても、最終的なビジョンを見据えて投げ出さずに努力を続けまるでしょう。

「志の高さ」の言い換え一覧

「志の高さ」の言い換え方を一覧で紹介します。

  • 意欲的に取り組む
  • 積極性がある
  • 使命感が強い
  • 意志が強い

「志の高さ」は、今まで意欲的に取り組んできた物事の具体例を自己PRに盛り込むと、効果的にアピールできます。

なぜ志を高く持つようになったのか、きっかけのエピソードがあるとより説得力の高い自己PR文が作成できるでしょう。

㊲「学び続ける力」

学び続ける力とは、変化や成長を求め続けて積極的に新しい知識を習得する力です。

自分の成長に必要な情報やスキルを取り入れることが得意です。

学び続ける力がある人は、業界の最新トレンドを学んで日々の業務に取り入れることで成果を上げまるでしょう。

「学び続ける力」の言い換え一覧

「学び続ける力」の言い換え方を一覧で紹介します。

  • 継続力がある
  • 向上心がある
  • 自己研鑽を続けられる
  • 好奇心旺盛

「学び続ける力」をアピールすると、企業側に成長意欲の高い人材だといい印象を与えられるでしょう。

ただし、ただ学ぶ姿勢を見せるではノウハウコレクターだと思われかねません。学んだ知識をどう活かしているかまでしっかりアピールしてください。

自己PRで強みを魅力的にアピールできる構成3ステップ

自己PRで強み・長所を魅力的にアピールする方法を3ステップに分けて紹介します。

  1. 冒頭で自分のPRポイントを端的に伝える
  2. 具体的なエピソードを入れて説得力を強化する
  3. 入社後に強みをどう活かせるかで締める

いくら内容が良くても、しっかり構成されていないと魅力が十分に伝わりません。

ぜひ紹介するポイントを押さえて自己PRを作成し、効果的にあなたの長所・強みをアピールしましょう。

①冒頭で自分のPRポイントを端的に伝える

まずは冒頭で、自己PRを通して伝えたい長所や強みを一言で端的に伝えると相手に伝わりやすいです。

その文章で言いたいことを最初に伝えるのは、わかりやすい説明の基本テクニックです。

例えば「私の長所は初対面の人ともすぐに打ち解ける協調性です。」や「私は集中力の高さに自信があります。」と言いましょう。

②具体的なエピソードを入れて説得力を強化する

自己PRには必ず具体的なエピソードを盛り込んで説得力を強めましょう。

ただ長所や強みだけを伝えても説得力がないので、採用担当者はあなたがどういう人なのか理解できないからです。

大きな功績を残していなくても構わないので、強みや長所を生かして周囲に影響を与えたり何か努力したことがあれば自己PRで紹介してください。

③入社後に強みをどう活かせるかで締める

最後は、入社後に強みや長所をどう活かすのかで締めるのがおすすめです。

将来の展望を示せば、採用担当者があなたが入社して活躍する姿をイメージしやすくなり、合わせて志望度の高さもアピールできるでしょう。

例えば「協調性を活かして業務を円滑に進めたい」や「負けず嫌いな性格を活かして社内でトップの営業成績を取りたい」と書けばOKです。

自己PRの最後は入社後の目標や強みで貢献できることを伝えましょう。

強み別!自己PRの例文一覧37選

強み・長所別に自己PRの例文を37個紹介します。

  1. 「論理的思考力」をアピールする例文
  2. 「多角的思考力」をアピールする例文
  3. 「分析力」をアピールする例文
  4. 「計画性」をアピールする例文
  5. 「課題解決力」をアピールする例文
  6. 「発想力」をアピールする例文
  7. 「先見性」をアピールする例文
  8. 「創造力」をアピールする例文
  9. 「集中力」をアピールする例文
  10. 「迅速な意思決定力」をアピールする例文
  11. 「行動力」をアピールする例文
  12. 「実行力」をアピールする例文
  13. 「継続力」をアピールする例文
  14. 「リーダーシップ」をアピールする例文
  15. 「調整力」をアピールする例文
  16. 「交渉力」をアピールする例文
  17. 「リスクマネジメント」をアピールする例文
  18. 「コミュニケーション能力」をアピールする例文
  19. 「プレゼンテーション能力」をアピールする例文
  20. 「発信力」をアピールする例文
  21. 「情報活用能力」をアピールする例文
  22. 「主体性」をアピールする例文
  23. 「協調性」をアピールする例文
  24. 「柔軟性がある」をアピールする例文
  25. 「適応力」をアピールする例文
  26. 「傾聴力」をアピールする例文
  27. 「チャレンジ精神」をアピールする例文
  28. 「諦めない」をアピールする例文
  29. 「前向き」をアピールする例文
  30. 「負けず嫌い」をアピールする例文
  31. 「冷静さ」をアピールする例文
  32. 「責任感」をアピールする例文
  33. 「忍耐力」をアピールする例文
  34. 「精神力」をアピールする例文
  35. 「向上心」をアピールする例文
  36. 「志の強さ」をアピールする例文
  37. 「学び続ける力」をアピールする例文

自分の強みや長所の例文を参考にして、ぜひ魅力的な自己PR文を作成してください。

①「論理的思考力」をアピールする例文

「論理的思考力」をアピールする時の自己PR例文を紹介します。

私の強みは論理的に考える力です。
雑貨店のアルバイトでお客さまとの間にトラブルが発生し、クレーム対応を担当することになりました。
まず強みである論理的思考力を活用して状況を整理し、お客さまにトラブルの原因や解決策をわかりやすく説明し、真摯に謝罪しました。最終的にはお客さまにご納得いただき、信頼を損なわずに無事に対応を終えることができました。
貴社では、この論理的思考力を活かしてどんな状況でもを冷静に対処し、円滑な業務運営にを叶えていきます。

「論理的に考えるのが得意」というだけでなく、論理的思考力をもってどんな行動に出てどんな成果をもたらしたのかをしっかり伝えましょう。

②「多角的思考力」をアピールする例文

「多角的思考力」をアピールする時の自己PR例文を紹介します。

私は、多角的に考えるのが得意です。
飲食店のアルバイトでは新メニューの売れ行きが芳しくなかったため、お客様へのアプローチの仕方やSNS投稿の内容などを多角的に分析し、店長に改善策を提案しました。結果、新メニューの売り上げを大きく伸ばすことに成功しました。
貴社では、この多角的思考力を活かし、複雑な課題や問題に対しても柔軟に対応し、業務の改善や新しい提案を行っていきます。

多角的な思考力を使って、問題や課題を解決したエピソードを伝えましょう。

③「分析力」をアピールする例文

「分析力」をアピールする時の自己PR例文を紹介します。

私は分析力に自信があります。
以前、大学内の英語のスピーチ大会に出場した際は、過去の受賞者のスピーチ内容や表現の傾向を徹底的に分析し、自分のスピーチに取り入れました。その結果、大会で2位を獲得できました。
貴社では、この分析力を活用して業務の改善点やデータの分析を行い、プロジェクトの推進に貢献していきたいと思います。

分析の結果どんな傾向があったのかや、分析結果をどう自分に反映させたかを具体的に求められる可能性があります。

そこに答えられないと説得力がなくなってしまうため、しっかり過去の経験を思い出しておき、深掘り質問にも対応しましょう。

④「計画性」をアピールする例文

「計画性」をアピールする時の自己PR例文を紹介します。

私の長所は計画性です。
サッカー部のマネージャーとして、試合までの日数を逆算し、キャプテンと共に練習メニューを効率的に組み立てました。途中で選手の都合で計画通りにいかなかった際にも柔軟に対応し、結果的に試合では勝利を勝ち取りました。
貴社では、この計画性を活かして、日々の業務を効率的に進め、チームが目標を達成できるよう支えていきたいです。

計画を立てるだけでなく、その後実行する部分までしっかりアピールしてください。

計画性を長所としてアピールする場合、計画通りにいかなかったときの柔軟性や対応力も重要です。自己PRで先回りして対応力があることもアピールするといいでしょう。

⑤「課題解決力」をアピールする例文

「課題解決力」をアピールする時の自己PR例文を紹介します。

私は課題を解決する力に長けています。
アルバイト先の雑貨店で、季節ものの商品がなかなか売れないという課題が発生しました。売れ行きが悪い原因を考えたところ、売り場の位置やディスプレイが問題だと気づき、店長に売り場の変更をさせてほしいと提案しました。私は顧客の反応を見ながら売り場の改善を行っていき、最終的に商品の売れ行きが大幅に改善されました。
貴社でも、この課題解決力を活かして現場で発生する問題にいちはやく対応し、売り上げや顧客満足度の向上に寄与したいです。

課題解決にあたり意識していることや、難しい課題にあたった時はどうするのかなどを深く質問される可能性があります。

自分が課題解決で行っているプロセスや考え方をしっかり言語化しておきましょう。

⑥「発想力」をアピールする例文

「発想力」をアピールする時の自己PR例文を紹介します。

私の強みは、新しいアイディアを生み出す発想力です。
大学の文化祭で書道サークルのイベントを企画した際、毎年メンバーの作品を展示する形式にマンネリ感がありました。そこで、来場者が自分で書いた作品を展示できる参加型のアイディアを提案しました。この企画が採用され、当日のイベントは多くの来場者に楽しんでいただき、大成功を収めました。
貴社でもこの発想力を活かして、新しい提案や企画を通じて、より魅力的なサービスの提供に寄与したいです。

新しいアイディアを出すときに意識していることや、どこから発想を得るのかなど、自分の発想力を深掘りして自己分析しましょう。

⑦「先見性」をアピールする例文

「先見性」をアピールする時の自己PR例文を紹介します。

私の強みは、将来を見据えた計画を立てる先見性です。
インターンシップのグループワークでプログラムを作成した際、メンバー全員が初対面だったことから、最初にそれぞれの得意分野や苦手な点を把握することを心がけました。その結果、全体の進捗を予測しながら余裕を持った計画を立てることができ、予定より早くプログラムの作成を終えることができました。さらに、その時間を活かして、改善点の修正や新機能の追加を行い、より良い成果物を納品することができました。
貴社でもこの先見性を活かし、業務の効率化やリスクを見越した提案を行って組織の成長に貢献できると考えています。

今までに先見性を発揮したエピソードで、自己PRに具体性を持たせてください。

また、状況把握能力やリスク管理能力など、「先見性」を別の言い回しでアピールするのもおすすめです。

⑧「想像力」をアピールする例文

「想像力」をアピールする時の自己PR例文を紹介します。

私の長所は、多様な視点から新しいアイディアを生み出す想像力です。
演劇部でオリジナルの脚本を作成する際、なかなか納得のいくラストが思いつかず、脚本メンバー全員で悩んでいました。そこで、様々な映画やアニメ作品を参考にしてインスピレーションを得てからいくつかのアイディアを提案し、ストーリーが完成しました。メンバーからも好評を得て、演劇部の公演は成功を収めました。
貴社でもこの想像力を使ってクリエイティブな発想をし、貴社の斬新な企画力の一翼を担いたいです。

想像力を長所とした場合、面接当日は想像力を試すような深掘り質問や課題が出される可能性があるためしっかり対策していきましょう。

⑨「集中力」をアピールする例文

「集中力」をアピールする時の自己PR例文を紹介します。

私の長所は、目標に向けて全力で取り組む集中力です。
水泳部では自己ベストを更新することを目標に掲げて、短時間でも集中して練習に取り組みました。特に、自分のフォームをビデオで確認し、改善点を見つけて練習に反映させるなど、効率的な練習方法を追求しました。その結果、見事に自己ベストを更新し、大会での上位入賞を果たしました。
貴社でもこの集中力を発揮して、スピードだけでなく質の高い成果を上げていきます。

集中力を発揮して得た結果があれば、それも合わせてアピールすると効果的です。

⑩「迅速な意思決定力」をアピールする例文

「迅速な意思決定力」アピールする時の自己PR例文を紹介します。

私の強みはすばやく意思決定できる力です。
大学のハンドメイドサークルで予定していたよりも作業が遅れしまった事態が起こりました。ハンドメイドマーケットへの出店をする予定だったのでこのままでは作品数が少なくなってしまうと思い、私は学内の手芸部や別のハンドメイド作品を作っているサークルに声をかけて合同で出店することを提案しました。その後、即座に行動に移し、ハンドメイドマーケットには十分な作品数をもって出店できました。
貴社ではこの迅速な意思決定力を活かして、日々の業務で発生する緊急事態にも柔軟に対応し、円滑に仕事を進めていきたいです。

迅速な意思決定力はビジネスでも活きてくる長所で、チームを引っ張ってくれる存在ととらえられるでしょう。

⑪「行動力」をアピールする例文

「行動力」をアアピールする時の自己PR例文を紹介します。

私の持ち味は行動力です。
大学時代特に力を入れていた地域ボランティアでは、必要な準備を自ら率先して行い、新しい活動の提案も行っていました。
その結果、ボランティアの運営の方と信頼関係が構築でき、私自身もボランティア運営メンバーの一員として迎え入れていただけました。
貴社では、この行動力を活かし、課題に対して積極的に行動し、プロジェクトの推進力となりたいです。

行動力をアピールする際は、「行動を起こした結果」や「状況を打開できたエピソード」を具体的に説明してください。

また、行動までのスピードの速さだけでなく考えてから動く姿勢も加えると、計画性がある印象を与えられます。

⑫「実行力」をアピールする例文

「実行力」をアピールする時の自己PR例文を紹介します。

私の強みは実行力です。
大学のゼミ活動で、新しい研究プロジェクトを立ち上げた際、リーダーとして計画から実施までを一貫して進めました。
途中で研究の協力者がなかなか集まらない課題が発生しましたが、学内だけでなく他の大学の学生や地域の方など、広く協力を募ることで協力者が集まり、無事にプロジェクトを成功させることができました。
貴社でも私の実行力を活かしてプロジェクトを確実に前進させ、成果を出していけると自負しています。

実行力を伝える際は、目標達成に向けてどんなプロセスを経て行動したかを具体的に話しましょう。

「最後までやり遂げた経験」や「困難を乗り越えた場面」を盛り込むと説得力が増します。

⑬「継続力」をアピールする例文

「継続力」をアピールする時の自己PR例文を紹介します。

私の強みは継続する力です。
大学に入ってから本格的に始めた英語学習では、毎日30分の勉強を3年間続け、TOEICで900点を取得できました。アルバイトや就職活動もある中、勉強を続けるのが厳しく感じる時期もありましたが、時間の使い方を見直したり効率化をして何とか勉強の習慣を切らさないよう努力しました。
貴社でもこの継続力で日々の努力を重ねて成果を出し続け、目標達成に向けて努力します。

継続力をアピールする場合、長期間続けた経験や具体的な成果を示すと効果的です。

「なぜそれを続けられたのか」や「続けたことで何を得たのか」を伝えると目標に向かう粘り強さが際立ちます。

⑭「リーダーシップ」をアピールする例文

「リーダーシップ」をアピールする時の自己PR例文を紹介します。

私の強みはリーダーシップです。
大学時代、ゼミでの研究プロジェクトでリーダーを務めました。メンバーの得意分野を把握し、役割分担を明確にしながら、全員が力を発揮できるようにしました。その結果、チームはスムーズに進行し、発表会でも高評価を得ることができました。
貴社では、このリーダーシップを活かし、チームの力を最大限に引き出しながら、成果を上げていきたいです。

リーダーシップを自己PRする際は、「どんな状況でリーダーシップを発揮したのか」「その結果、チームがどう変わったか」を具体的に述べてください。

また、周囲の意見を取り入れつつ導いた姿勢もアピールすると好印象です。

⑮「調整力」をアピールする例文

「調整力」をアピールする時の自己PR例文を紹介します。

私の強みは調整力です。
飲食店でのアルバイトでは、バイトリーダーとしてスタッフのシフト調整を任されました。繁忙期にはスタッフの予定を考慮しながら、適切な人員配置を心がけることで、業務の負担を分散し、店全体のスムーズな運営を実現しました。
貴社では、この調整力を活かし、チーム内のコミュニケーションを円滑にし、プロジェクトや業務の効率を高めていきたいです。

調整力を伝えるときは、異なる立場の人々をまとめた経験や、対立する意見を調整した具体例を用いると説得力が高まります。

「どう歩み寄りを行ったか」を説明すると、柔軟性を持っている印象も与えられるでしょう。

⑯「交渉力」をアピールする例文

「交渉力」をアピールする時の自己PR例文を紹介します。

私の強みは交渉力です。
大学のゼミで企業との共同研究を進めていた際、研究に必要なデータの提供を企業側に依頼しましたが、最初は難色を示されました。そこで、データ提供のメリットをわかりやすく説明し、双方が納得できる形での協力体制を構築しました。その結果、研究は順調に進み、企業との良好な関係も築けました。
貴社でもこの交渉力を活かし、社内外の交渉を円滑に進めてプロジェクト全体の進捗に貢献できると考えています。

交渉力のアピールでは、自分のメリットを強調すると自分本位な人だととらえられてしまう恐れがあります。

自分にのみメリットがある状態ではなく、相手のメリットも考えて交渉をしていると伝えましょう。

⑰「リスクマネジメント力」をアピールする例文

「リスクマネジメント力」をアピールする時の自己PR例文を紹介します。

私の強みはリスクマネジメント能力です。
料理サークルでイベント運営をした際、悪天候の場合を考えて事前に代替プランを複数準備し、参加者への連絡手段を整えていました。イベント当日は雨が降ったのですが、事前準備をしておいたため焦らずに迅速な対応ができ、参加者からも高く評価されました。
貴社でも、このリスクマネジメント能力をフルに活かしてリスクを適切に対処し、スムーズな業務運営でお役に立ちたいです。

リスクマネジメントをアピールする際は、「リスクをどう特定して対応したのか」を明確にしてください。

具体的なリスク対策の内容や、結果どう状況が改善したか、どんな効果が得られたかを説明しましょう。

⑱「コミュニケーション能力」をアピールする例文

「コミュニケーション能力」をアピールする時の自己PR例文を紹介します。

私はコミュニケーション能力に自信があります。
大学時代のボランティア活動では、初対面のメンバーと協力して病院で行うイベントを企画しました。参加者の意見を丁寧にヒアリングし、意見の異なるメンバー間の橋渡し役として調整を行い全員が納得できる形を目指しました。結果、イベントは成功し、参加者からの満足度も高かったです。
貴社では、このコミュニケーション能力を活かし、チームワークを大切にしながら業務を円滑に進めていきたいです。

コミュニケーション能力を強調する場合は、「具体的なコミュニケーションの場面」と「その結果どう改善したか」を含めると効果的です。

対話を通じて得られた成果や相手からの評価も盛り込むと、信頼感が伝わります。

⑲「プレゼンテーション能力」をアピールする例文

「プレゼンテーション能力」をアピールする時の自己PR例文を紹介します。

私は、効果的に伝える力である「プレゼンテーション能力」に自信があります。
大学時代にグループで企画を発表する機会があり、プレゼンがしどろもどろになってしまい悔しい思いをしたことがきっかけで、プレゼンテーションスキルを磨こうと決意しました。
その後、自ら積極的に発表役を引き受けて資料の作り方や話し方を工夫し、時には第三者に意見をもらうことで、聴衆にわかりやすく伝える技術を身につけました。
貴社でもこのプレゼンテーション能力を磨いていき、社内外での説明や提案をわかりやすく行い、信頼を得て事業の発展に貢献します。

新卒採用の場合は応募者を即戦力ではなくポテンシャルを見て採用したいと考えています。

プレゼンテーション能力の高さを自己PRのメインとする場合は、あなたの人柄が分かるようなエピソードを盛り込みましょう。

⑳「発信力」をアピールする例文

「発信力」をアピールする時の自己PR例文を紹介します。

私の強みは発信力があるところです。
大学時代のバドミントンサークルでは、今までに参加実績のない大会や地域のバドミントンイベントでも周囲を巻き込んで積極的に参加しました。
コミュニケーションが広がり、サークルとして外部団体とも積極的に交流するようになりサークル内部が活性化しました。
この発信力を活かして、貴社でもチーム全体を動かして仕事を進めていきたいです。

社会人における「発信力」をしっかり理解したうえで自己PRしましょう。

発信力と表現するのに違和感があれば、「周囲を巻き込む力」や「主体性がある」などの言い換えも有効です。

㉑「情報活用能力」をアピールする例文

「情報活用能力」をアピールする時の自己PR例文を紹介します。

私は情報を活用する力に長けていると自負しています。
インターンシップで市場調査を行った際、膨大なデータから有用な情報を整理し、レポートとしてまとめました。特に、競合分析を行い、企業の強みと弱みを見極めたことで、具体的な戦略提案ができ、企業の担当者からも高く評価されました。
貴社でもこの情報活用能力を活用し、データをもとにした戦略立案や業務の問題解決でお役に立てると考えています。

情報活用能力をアピールするには、情報をどう収集・分析し、それがどう役立ったかを具体的に説明しましょう。

情報から得られた結果を重視し、どう貢献したかを示すと説得力が生まれます。

㉒「主体性」をアピールする例文

「主体性」をアピールする時の自己PR例文を紹介します。

私の強みは主体性です。
アルバイト先の居酒屋ではキッチンの業務効率を上げるためにアイディアを提案し、実際に導入もしました。結果として業務にかかる時間を削減し、スタッフ全員が働きやすい環境を作り出すことができました。
貴社でも私の主体性をもって業務に取り組み、自ら課題点を見つけて改善し、よりよい製品づくりの一翼を担いたいです。

主体性をアピールする際には、「自主的に考えて動いた場面」と「周囲に与えたポジティブな影響」をそれぞれ具体的に述べてください。

結果だけでなくプロセスも詳しく説明すると、自ら動ける人物だと伝わります。

㉓「協調性」をアピールする例文

「協調性」をアピールする時の自己PR例文を紹介します。

私は協調性に自信があります。
大学のグループワークで意見が対立した際、全員の意見を尊重しながら最善の結論を導くための話し合いを主導しました。全員の意見をすり合わせるのは大変でしたが、結果としてメンバー全員が納得する形でプロジェクトを進めることができ、発表でも高い評価を得ました。
貴社では、この協調性を活かし、チームでの業務でも円滑なコミュニケーションを図り、成果を上げていきたいです。

協調性を伝える際は、「チームで取り組んだこと」や「他者の意見を尊重しながら成果を出したエピソード」を用いると説得力が増します。

また、チーム全体の仕事や成果に対して当事者意識を持っている姿勢を示すと効果的です。

㉔「柔軟性がある」をアピールする例文

「柔軟性がある」をアピールする時の自己PR例文を紹介します。

私は柔軟性があると周囲から言われます。
アルバイト先の飲食店では、車いすや体が不自由な方などハンデを抱えたお客様が来店することが多くありました。その時、お客様が何を求めているのかをなるべく察し、お客様に合わせた接客対応を行ってきました。その結果、お客様から本社宛に感謝の言葉をいただくこともできました。
貴社でもこの柔軟性を失うことなく活かし、業務の状況にを見ながら常に最適な手段を取り、業務を円滑に進めます。

柔軟性をアピールする際は、「予期しない変化にどう対応したか」を具体的に話しましょう。

特に、新しい状況に対応して成果を上げた事例を使うと、適応力の高さも伝えられます。

㉕「適応力」をアピールする例文

「適応力」をアピールする時の自己PR例文を紹介します。

私の強みは適応力です。
インターンシップで新しいシステム導入のプロジェクトに参加した際、当初は全く知らないツールを使う必要がありました。しかし、インターネットでの検索やマニュアルの読み込み、チームメンバーと協力しながら操作方法を習得していき、インターンシップの課題に取り組むことができました。
貴社では、特に新人はさまざまな経験を積むためにジョブローテーションが多いと認識しております。そのような変化の多い状況でも、適応力を活かして経験を自分のものにし、より貴社の成長に貢献できると考えております。

適応力をアピールする際は、「新しい環境や変化への対応」と「その結果どう役立ったか」を具体的に話しましょう。

適応力は転勤やジョブローテーションの多い企業では特に魅力的に映る長所です。

㉖「傾聴力」をアピールする例文

「傾聴力」をアピールする時の自己PR例文を紹介します。

私の長所は、相手の話を丁寧に聞き取る「傾聴力」です。
合唱サークルではメンバー間の意見が対立することがよくありましたが、私はメンバーそれぞれの意見をじっくりと聞き、仲を取り持つよう心がけました。サークルのリーダーやメンバーからは、いつも調整役になってくれて助かると信頼を得られています。
貴社でもこの傾聴力をフル活用して、上司やチームメンバー、お客様の声に耳を傾け、相手のニーズを的確に捉えた対応をしていきます。

傾聴力を強調する際は、「相手の意見をしっかり聞くことで得られた成果」を具体的に述べると効果的です。

特に、相手の意見を取り入れてプロジェクトが円滑に進んだり信頼関係が築けたりした場面を挙げると、協調性も一緒にアピールできます。

㉗「チャレンジ精神」をアピールする例文

「チャレンジ精神」をアピールする時の自己PR例文を紹介を紹介します。

私の強みはチャレンジ精神です。
大学時代に好きになったゲームがきっかけでプログラミングに興味を持ち、すぐにオンライン講座で学びはじめました。その結果、学内プロジェクトでプログラムを組むことができ、メンバーと協力して成果を上げることができました。
貴社ではこのチャレンジ精神を活かして未知の分野でも積極的に取り組んで成長していき、貴社の発展に貢献したいです。

チャレンジ精神をアピールする際には、「未知の領域や新しいことに挑戦した経験」と「そこから得られた学びや成果」を具体的に述べましょう。

失敗を恐れず挑戦した姿勢を強調すると、チャレンジ精神に加えて前向きさと積極性も伝わります。

㉘「諦めない」をアピールする例文

「諦めない姿勢」をアピールする時の自己PR例文を紹介します。

私の長所はどんなことでも諦めない粘り強さです。
サッカー部の試合でチームが劣勢に立たされた際も、最後まで諦めずにプレーを続けました。試合では結果を残すことができませんでしたが、私の姿勢がチームメンバーのモチベーションにいい影響を与えているとコーチから高評価を得ています。
貴社でも、この諦めない姿勢でどんな困難な状況でも最後まで粘り強く取り組み、目標達成向かって着実に歩みを進めていきます。

諦めない姿勢をアピールする際は、困難な状況や壁に直面した時のエピソードを用いると根気強い特性が伝わります。

特に、諦めずに続けた結果として得られた成功や成長を示す効果的でしょう。

㉙「前向き」をアピールする例文

「前向き」をアピールする時の自己PR例文を紹介します。

私の強みは前向きな姿勢です。
アルバイト先で、忙しい時期に他のスタッフが疲れを見せていた際も、ポジティブな声かけを心がけ、職場の雰囲気を明るくすることに努めました。その結果、スタッフ全員が一丸となって仕事に取り組むことができ、繁忙期の売り上げ目標を達成しました。
貴社でもこの前向きな性格で周囲を元気づけながら、チームでの成果を上げるために全力を尽くします。

前向きさを伝える際は、困難な状況においてポジティブな考え方で取り組んだ経験や、周囲にもその姿勢で影響を与えたエピソードを交えると効果的に伝わります。

㉚「負けず嫌い」をアピールする例文

「負けず嫌い」をアピールする時の自己PR例文を紹介を紹介します。

私の長所は負けず嫌いで、目標に向かって努力を続けられるところです。
大学時代は陸上競技部でライバルに勝つために、毎日のトレーニングメニューを工夫し、弱点の克服に努めました。特にスタートダッシュの改善に取り組んだ結果、最後の大会では自己ベストを更新し、上位入賞を果たすことができました。
貴社でも私の負けず嫌いな性格を活かし、目標達成に向けて粘り強く挑戦し続ける姿勢で成果を出していきます。

負けず嫌いをアピールする場合は、「競争心を原動力にして成し遂げたエピソード」を具体的に述べてください。

ただし、競争心が強すぎるあまり協調性に欠けていると思われないよう、言い方やエピソード選びは気を付けましょう。

㉛「冷静さ」をアピールする例文

「冷静さ」をアピールする時の自己PR例文を紹介します。

私の長所は、どんな状況でも冷静さを保てることです。
アルバイト先の飲食店で小規模な火災が起こったことがありました。マニュアルの通りに冷静にお客様の避難誘導や消火活動を実施し、火災が大きく広がることなく事なきを得ました。
貴社でもこの冷静に動けるところを活かして、プレッシャーのかかる状況でも正確な判断と対応を行い、安心して業務を任せていただける存在になりたいと思います。

冷静さを伝える際は、緊張感のある場面やトラブル時に、落ち着いて対処できた具体的な事例を説明しましょう。

㉜「責任感」をアピールする例文

「責任感」をアピールする時の自己PR例文を紹介します。

私の強みは責任感の強さです。
貴社のインターンシップでは、与えられた課題に対してただこなすのではなく最も良い結果を出そうと考え、チームメンバーの協力も得て高い品質のプログラムを提出できました。貴社社員の方からもお褒めの言葉をいただき、私の判断は間違っていなかったと確信しています。
貴社では、この責任感を活かして、仕事を任されたら最後までやり遂げ、期待された以上の成果を出したいです。

責任感をアピールする際には、「自ら進んで責任を持って取り組んだ経験」や、「最後までやり遂げたエピソード」を盛り込むと良いです。

また、他者からの信頼を得られたエピソードを伝えると、さらに説得力が増します。

㉝「忍耐力」をアピールする例文

「忍耐力」をアピールする時の自己PR例文を紹介します。

私の長所は忍耐力です。
学生時代に英語のスピーキング能力を伸ばすため、1年間毎日欠かさずオンライン英会話に取り組みました。初めは全く話せなかった英語も、粘り強く続けた結果、留学先で現地の学生とスムーズに会話ができるまで上達しました。
貴社でも私の長所である忍耐力を活かして、長きにわたるプロジェクトや難しい課題にも粘り強く取り組み、確実に成果を出していきたいです。

忍耐力をアピールする際には、「長期的に取り組み続けたこと」や「困難に立ち向かい続けた経験」を具体的に述べると効果的です。

忍耐の結果として得られた成果や成長も一緒に盛り込んでください。

㉞「精神力」をアピールする例文

「精神力」をアピールする時の自己PR例文を紹介します。

私の強みは精神力の強さです。
バスケットボール部での試合中、大きなプレッシャーを感じる場面でも、集中力を切らさずに最後までプレーを続けることができました。特に試合終盤の場面では状況を冷静に判断し、勝利に貢献するプレーができました。
貴社でもこの精神力の強さを活かし、どんなプレッシャーにも動じず、安定したパフォーマンスを発揮し続けて貴社のこれからの発展に貢献したいです。

精神力をアピールする際には、精神的に厳しい状況でどのように持ちこたえたかを具体的に説明しましょう。

特に、普通だったら諦めてしまう状況で最後まで耐え抜いた姿勢を伝えると、意志の強さや芯の強さを伝えられます。

㉟「向上心」をアピールする例文

「向上心」をアピールする時の自己PR例文を紹介します。

私の長所は、常に成長を目指す向上心です。
剣道部に所属しており、最初は上達に苦労しましたが、自分の弱点を一つひとつ克服するために練習方法を工夫し続けました。特に、試合での反省点をもとに自主練習を重ね、技の精度を高めた結果、県大会で入賞することができました。
貴社でも私の向上心をもって、新しいスキルの習得や自己成長に努め、組織に貢献できる人材として活躍したいです。

向上心をアピールする際には、「成長を目指して自主的に取り組んだ経験」を具体的に述べましょう。

何に対して努力を続け、どう自分を高めてきたかを伝えると、常に自己改善を目指す貪欲な姿勢を相手に印象づけられます。

㊱「志の強さ」をアピールする例文

「志の強さ」をアピールする時の自己PR例文を紹介します。

私の長所は、目標に向かって粘り強く努力を続けられる志の強さです。
大学時代ボランティアサークルでは地域のゴミ拾いを競技化しようと、自治体とも協力して取り組みました。競技化にあたって

活動中には予期せぬ困難が何度もありましたが、地域の方々に貢献したいという強い思いから、最後まであきらめずに取り組みました。結果として、地域住民の方から感謝の言葉をいただくことができました。
貴社でもこの志の強さを活かして困難や課題に立ち向かい、会社全体の目標達成の役に立ちたいと考えております。

志の強さを伝える際には、「目指す目標」や「それに対する情熱と努力」を具体的に説明することが大切です。

また、その志がどう自分の行動や選択に影響を与えているかを示すと、説得力が増します。

㊲「学び続ける力」をアピールする例文

「学び続ける力」をアピールする時の自己PR例文を紹介します。

私の強みは、常に学び続ける姿勢を持っていることです。
大学でプログラミングを学び始めた際、授業だけでなく、自分でオンラインコースを受講し、最新技術や実践的なスキルを習得しました。その結果、学内のプログラミングコンテストで入賞を果たすことができました。
貴社でもこの学び続ける力を活かして、新しい技術や知識を積極的に取り入れ、変化の激しい業界で即戦力として貢献していきたいです。

学び続ける力をアピールする際には、「どんなマインドで自己学習を続けたか」や「その結果得られたスキルや知識」を具体的に述べてください。

学習に対する意欲や、自らの成長を追求する姿勢が伝わります。

強みを見つけ自己PRを行う際の注意点

自己PRを行う際の注意点を4つ紹介します。

  1. 自分の強みを過小評価しない
  2. 複数の強みを混ぜてアピールしない
  3. 応募先企業の求める人物像にあった強みをアピールする
  4. 当然すぎる内容を選ばないようにする

自己PRを行う際には自分の強みを見つける必要がありますが、上記のポイントに注意しないと伝わる良さも伝わりません。

ぜひ紹介するポイントに注意して魅力が十分に伝わる自己PRを作成してください。

①自分の強みを過小評価しない

自分の強みや長所を過小評価しないように注意しましょう。

「強み」と言っても必ずしも他の人よりも圧倒的に優れている必要はありません。大切なのは、自分の性格や行動がどういった場面でプラスに働くかを伝えられるかです。

何気なくできることや、人から褒められた経験があることも立派な強みとなり得ます。自分の中で当たり前のことであっても、企業から見れば貴重な長所の可能性もあるでしょう。

強み・長所は誰にでも必ず存在するものなので、自分を客観的に見つめて様々な角度から強みを探してください。

②複数の強みを混ぜてアピールしない

複数の強みを混ぜてアピールしないように気を付けてください。

本当に伝えたいあなたの良さがぼやけてしまい、採用担当に「結局どういう人なのかわからない」という印象を持たれてしまうからです。

自分の長所や強みを複数盛り込みたくなるかもしれませんが、自己PRは浅く広くよりは深く狭く行うのが基本です。

応募先の企業に合わせた強み・長所を1つ厳選して自己PR文を作成しましょう。

③応募先企業の求める人物像にあった強みをアピールする

応募先企業の求める人物像にあった強み・長所をアピールするよう心がけてください。

応募先企業の求めている強み・長所の持ち主は、当然企業側からは魅力的に映るためです。

相手がどんな人材を求めているかは、深い企業研究が必要不可欠です。

④当然すぎる内容を選ばないようにする

自己PRの内容は、当然すぎる内容を選ばないようにするのも重要です。

例えば以下の強みは人間として当然のことなので、他の就活生と比較して魅力的に感じられません。

  • 時間を厳守している
  • 自分に与えられた最低限の仕事をこなす
  • 嘘をつかない
  • 誰にでも明るく挨拶をする

当たり前のことを長所・強みとするのではなく、あなたの特徴や考え方や価値観が伝わるものを自己PRに取り入れましょう。

業界・職種別で高評価になりやすい強み

業界・職種別でそれぞれ高評価になりやすい強みを紹介します。

  1. 業界別
  2. 職種別

志望している業界や職種に合わせた自己PRができれば、それだけ企業側からも魅力的な人材として映ります。

選考の通過率をアップさせるためにも、ぜひどの強み・長所をピックアップするかの参考にしてください。

①業界別

以下8つの業界別に高評価になりやすい強み・長所を紹介します。

  1. メーカー
  2. 商社
  3. 小売業界
  4. 金融業界
  5. サービス業界
  6. マスコミ業界
  7. コンサルティング業界
  8. 官公庁

興味がある業界があれば、ぜひ参考にして自己PRを作ってください。

1. メーカー

メーカーで求められる人材は、以下の資質を持った人材です。

  • 分析力
  • 情報活用能力
  • 柔軟性
  • 想像力
  • 発想力
  • 問題解決能力

商品を作り出すメーカーでは、世の中のニーズや顧客層のニーズを読み取って商品開発に生かす必要があるので、分析力や発想力が活かされやすいです。

メーカー志望の方は、ぜひ紹介した長所・強みを自己PRでアピールしてください。

2. 商社

商社で求められる人材は、以下の資質を持った人材です。

  • チャレンジ精神
  • 粘り強さ
  • 精神力
  • 行動力
  • 主体性
  • 適応力

全国に支店がある大きい商社の場合、異動や転勤が多いのでストレス耐性の強さや環境に適応する力が必要でしょう。

商社志望の方は、ぜひ紹介した長所・強みを自己PRでアピールしてください。

3. 小売業界

小売業界で求められる人材は、以下の資質を持った人材です。

  • コミュニケーション能力
  • 多角的思考力
  • 柔軟性
  • 発想力
  • 状況把握能力

直接顧客と話すことが多くイレギュラーが起こりやすい小売業では、コミュニケーション能力や柔軟性などその場に応じて対応できる能力が重要です。

小売業界志望の方は、ぜひ紹介した長所・強みを自己PRでアピールしてください。

4. 金融業界

金融業界で求められる人材は、以下の資質を持った人材です。

  • コミュニケーション能力
  • 傾聴力
  • 課題解決力
  • 学び続ける力
  • 継続力
  • 情報活用能力

金融業界は世の中の流れを受けやすい業界なので常に世の中の流れをキャッチしておく敏感さや、顧客のニーズを引き出す力が必要です。

金融業界志望の方は、ぜひ紹介した長所・強みを自己PRでアピールしてください。

5. サービス業界

サービス業界で求められる人材は、以下の資質を持った人材です。

  • 傾聴力
  • コミュニケーション能力
  • 協調性
  • 柔軟性
  • 適応力
  • 前向き

サービス業ではお客様に接してサービスを提供するので、相手に合わせる柔軟性や適応力が必要です。

サービス業界志望の方は、ぜひ紹介した長所・強みを自己PRでアピールしてください。

6. マスコミ業界

マスコミ業界で求められる人材は、以下の資質を持った人材です。

  • コミュニケーション能力
  • 柔軟性
  • 学び続ける力
  • 精神力
  • 発想力
  • 情報収集能力

マスコミ業界ではタフなスケジュールをこなす精神力と、常に旬の情報をキャッチする力がある人が適しています。

マスコミ業界志望の方は、ぜひ紹介した長所・強みを自己PRでアピールしてください。

7. コンサルティング業界

コンサルティング業界で求められる人材は、以下の資質を持った人材です。

  • 論理的思考力
  • 分析力
  • 向上心
  • 精神力
  • 発信力
  • 情報活用能力

顧客の相談役となるコンサルティング業では、顧客が納得できるように説明できる論理的思考力や常に最新情報を追い求める心が必要でしょう。

コンサルティング業界志望の方は、ぜひ紹介した長所・強みを自己PRでアピールしてください。

8. 官公庁

官公庁で求められる人材は、以下の資質を持った人材です。

  • コミュニケーション能力
  • 行動力
  • 論理的思考力
  • 集中力

官公庁では一般市民に対して難しい制度の説明を求められることもあり、他人に分かりやすく説明する能力やコミュニケーション能力が必要です。

官公庁志望の方は、ぜひ紹介した長所・強みを自己PRでアピールしてください。

②職種別

以下6つの職種別に高評価になりやすい強み・長所を紹介します。

  1. 営業職
  2. 事務職
  3. 技術・研究職
  4. 販売・サービス職
  5. クリエイティブ職
  6. 医療・福祉職

志望している職種があれば、ぜひ参考にして自己PRを作ってください。

1. 営業職

営業職で求められる人材は、以下の資質を持った人材です。

  • コミュニケーション能力
  • 傾聴力
  • プレゼンテーション能力
  • 問題解決能力
  • 柔軟性
  • 精神力
  • 交渉力

製品やサービスを売り込む営業職では、コミュニケーション能力や交渉力など多種多様なスキルや特性で輝けるでしょう。

営業志望の方は、ぜひ紹介した長所・強みを自己PRでアピールしてください。

2. 事務職

事務職で求められる人材は、以下の資質を持った人材です。

  • 計画性
  • 柔軟性
  • 集中力
  • 継続力
  • 忍耐力

ルーティンワークが多い事務では大量の単純な作業をこなさなければならない場合もあり、忍耐力や継続力、集中力のある人が求められます。

事務志望の方は、ぜひ紹介した長所・強みを自己PRでアピールしてください。

3. 技術・研究職

技術・研究職で求められる人材は、以下の資質を持った人材です。

  • 前向きさ
  • 忍耐力
  • 学び続ける力
  • 集中力
  • 分析力
  • 発想力
  • 多角的思考力
  • 問題解決能力

内容によっては一つのプロジェクトが完了するのに数年かかることもあるのが研究職の仕事です。なかなか結果が出なくても前向きに粘り強く仕事に取り組む必要があります。

技術職では専門知識を活用して様々な発想で問題解決をする必要が出てくるでしょう。技術・研究職志望の方は、ぜひ紹介した長所・強みを自己PRでアピールしてください。

4. 販売・サービス職

販売・サービス職で求められる人材は、以下の資質を持った人材です。

  • コミュニケーション能力
  • プレゼンテーション能力
  • 傾聴力
  • 柔軟性
  • 前向き

販売職では顧客ひとりひとりのニーズを引き出し、それに合った商品をわかりやすく提案する必要があります。

サービス職でも顧客に合わせて臨機応変に対応する必要があるので、傾聴力やコミュニケーション能力、柔軟性は必須でしょう。

販売・サービス職志望の方は、ぜひ紹介した長所・強みを自己PRでアピールしてください。

5. クリエイティブ職

クリエイティブ職で求められる人材は、以下の資質を持った人材です。

  • 計画性
  • 粘り強さ
  • コミュニケーション能力
  • 発想力
  • 多角的思考力

クリエイティブ職に発想力が必要なのは誰しもがわかることですが、顧客のニーズを満たすものを作れるまで考え続ける粘り強さや納期を守る計画性も必要です。

クリエイティブ職志望の方は、ぜひ紹介した長所・強みを自己PRでアピールしてください。

6. 医療・福祉職

医療・福祉職で求められる人材は、以下の資質を持った人材です。

  • 観察力
  • 前向きさ
  • 協調性
  • コミュニケーション能力
  • 柔軟性
  • 冷静さ

人と深くかかわる医療・福祉職ではイレギュラーが起こることも多く、異変に気付ける観察力や柔軟性と冷静さが必要不可欠です。

また、周囲スタッフとの協力も不可欠なので協調性やコミュニケーション能力も必要でしょう。

医療・福祉職志望の方は、ぜひ紹介した長所・強みを自己PRでアピールしてください。

自己PRに使える強みが思いつかないときの対処法一覧7選

自己PRに使える強みが思いつかないときの対処法を7つ紹介します。

  1. 人から褒められた経験を振り返る
  2. 何かに夢中になっている自分を思い描く
  3. 苦労なく自然にできることをリストアップする
  4. これまでの成功体験を洗い出す
  5. 短所を逆に捉えて長所として活かす
  6. 社会人基礎力の中から自分に当てはまるものを見つける
  7. 周囲の人に自分の強みを聞いてみる

「自分に強みや長所なんてない」と感じてしまう就活生は多いですが、どんな人にでも長所や強みは必ずあります。

ぜひ紹介する方法であなたの長所・強みを見つけてください。

①人から褒められた経験を振り返る

家族や友人、アルバイト先の人など人から褒められた経験を振り返ってみましょう。

人から見て褒められる点には、あなたの長所や強みが隠れているケースが多いためです。

「人の話をよく聞いてくれる」や「説明がわかりやすい」など、思ってもいなかった長所・強みが見つかることもあります。

どんな小さなことでもいいので人から褒められた経験を思い出して、リストアップしてください。

②何かに夢中になっている自分を思い描く

趣味や勉強など何でもいいので、夢中になっている時の自分を思い描いてみましょう。

何かに熱中している時に、あなたの気付いていない特性が現れているケースがあります。

例えばゲームに夢中になると何時間でも続けられるなら、集中力の高さがあなたの長所でしょう。

一見すると就活とは関係のないものでも自己分析のヒントになるので、何かに夢中になっている時の自分を想像してください。

③苦労なく自然にできることをリストアップする

苦労なく自然にできることをリストアップしてみましょう。

自分では大したことがないと思っていても、他の人から見ると十分魅力のある長所や強みを持っている可能性もあるからです。

例えば「数時間集中して作業を行う」や「できるまで何度も挑戦する」などができている場合、集中力の高さや粘り強さがあなたの長所だとわかります。

普段何気なくやっている行動に自分の長所が隠れていないか、探してみてください。

④これまでの成功体験を洗い出す

これまでの成功体験を洗い出し、その中にあなたの長所や強みのヒントがないかを確認しましょう。

何かに成功しているのは、あなたの長所や強みを発揮した結果である可能性が高いからです。成功体験を洗い出したら、一つ一つにどんな気持ちで臨んだかや工夫したことを思い返します。

例えば「大学受験で第一志望に合格した」という体験なら、第一志望に受かるためにやったことを思い出して書いてください。

あなたが今まで起こしてきた行動を思い返せば、あなたの良さや魅力が見つかる確率が高いでしょう。

⑤短所を逆に捉えて長所として活かす

短所を逆に捉えて長所とする方法もあります。長所と短所は表裏一体だからです。

例えば、「飽きっぽくて色々なものに目移りしてしまう」短所は、「好奇心が旺盛」や「新しいものにも臆せず挑戦できる」という長所でもあります。

長所や強みは短所・弱みにもなりうるので、自分の良さがわからない人はまずは自分の短所を挙げてみましょう。

⑥社会人基礎力の中から自分に当てはまるものを見つける

社会人基礎力の中から自分に当てはまるものを見つける方法もおすすめです。

「社会人基礎力」とは経済産業省が「職場や地域社会で多様な人々と仕事をしていくために必要な基礎的な力」として定めている能力で、以下を指します。

  • 主体性(物事に進んで取り組む力)
  • 働きかけ力(他人に働きかけ巻き込む力)
  • 実行力(目的を設定し確実に行動する力)
  • 課題発見力(現状を分析し目的や課題を明らかにする力)
  • 計画力(課題の解決に向けたプロセスを明らかにし準備する力)
  • 創造力(新しい価値を生み出す力)
  • 発信力(自分の意見をわかりやすく伝える力)
  • 傾聴力(相手の意見を丁寧に聴く力)
  • 柔軟性(意見の違いや相手の立場を理解する力)
  • 情況把握力(自分と周囲の人々や物事との関係性を理解する力)
  • 規律性(社会のルールや人との約束を守る力)
  • ストレスコントロール力(ストレスの発生源に対応する力)

あなたのこれまでの経験を振り返り、社会人基礎力の中で備えている能力を探ってみるのもいいでしょう。

⑦周囲の人に自分の強みを聞いてみる

周囲の人に自分の強みを聞いてみると、客観的な自分のよさが分かります。

他者に強みや長所を聞くと、あなた自身は気付いていない強みや長所が分かることもありますよ。

採用の場でも周囲から得ている評価は信頼度が高く、自分だけが認識している強み・長所でないことの証明になります。

自分の強み・長所が分からない方は、ぜひ周囲の人に聞いてみましょう。

実際に自己PRに使う強みを選ぶポイント

自己PRに使う強み・長所を選ぶポイントを3つ紹介します。

  1. 具体的なエピソードを話せる強みかどうか
  2. マイナスに捉えられる可能性はないか
  3. 応募先での仕事に活きる強みかどうか

いくつか強みや長所が見つかっても、選び方が間違っていては意味がありません。

紹介するポイントを押さえて自己PRを作成すると、選考に通過しやすくなるでしょう。

①具体的なエピソードを話せる強みかどうか

まず重要なのは、具体的なエピソードを話せる強み・長所かどうかです。

自分の強み・長所が見つかっても具体的にエピソードが話せないと、自己PRに説得力が生まれません。

あなたを全く知らない採用担当にもあなたの魅力が伝わるよう、具体的なエピソードがある長所や強みを選びましょう。

②マイナスに捉えられる可能性はないか

選んだ長所や強みをマイナスに捉えられる可能性がないかを確認し、言葉選びをしましょう。

すでに伝えている通り、人の特性にはマイナスの側面とプラスの側面があるからです。

例えば「負けず嫌い」である長所を自己PRにした際、企業によっては協調性がないとマイナスにとらえる可能性があります。

応募先の雰囲気に合わせて言い回しを変えたり、ピックアップする強み・長所を変えたりしましょう。

③応募先での仕事に活きる強みかどうか

応募先企業での仕事に活きる強み・長所なのかどうかも重視しましょう。

その企業や仕事に合った強み・長所なら、企業側からも採用の意欲が高まるからです。

例えば勢いのあるベンチャー企業の場合、慎重さや丁寧さよりはチャレンジ精神や積極性のある人が活躍できるでしょう。

応募先企業の社風や自分が応募した仕事にあった強み・長所を自己PRにできているか、しっかり見直しましょう。

「自己PR」と「強み・長所」を両方質問されたときの対策

「自己PR」と「強み・長所」を両方質問されたときの対策を2つ紹介します。

  1. 強みは2-3個用意しておく
  2. 同じ強みになる場合はエピソードを変える

採用の場では、自己PRと強み・長所の両方を質問されることもあります。

2つをどう差別化するか迷いますが、ぜひ紹介する方法で対策して難なく答えられるようにしておきましょう。

①強みは2-3個用意しておく

強みは2-3個用意しておきましょう。複数面接を行う選考の過程で、異なる強みを聞かれるケースも多いためです。

ただし、それぞれの強みが矛盾していないかを確認する必要があります。

例えば「主体性」と「協調性」と2つの長所を挙げた場合、人によっては「自分の意見を持っているが周囲に合わせる性格」と疑問に感じる人もいるでしょう。

「自分の意見を伝えつつ周囲の意見も取り入れられる」など、矛盾していないことが伝わるようにうまく盛り込んでください。

②同じ強みになる場合はエピソードを変える

同じ強み・長所を言う場合はエピソードを変えるのがおすすめです。

自己PRと強み・長所を聞いてくるということは、あなたの別の側面を知りたいという面接官のサインでもあります。

自己PRでサークルでのエピソードを話したら、強み・長所ではアルバイト先でのエピソードを話すなど、必ず違うエピソードを話しましょう。

同じ強み・長所でも、あなたの良さがより強化されるため印象も強くなります。

自己PRと強みについてよくある質問

自己PRと強みについてよくある質問を4つ紹介します。

  1. 強みは何個用意しておくべき?
  2. 自己PRで性格の話をしてもいい?
  3. 自己PRで短所や弱みの話をしてもいい?
  4. 強みは言い換えて使った方が良い?

自己PRや面接の対策するのに知っておいた方がいいことばかりなので、ぜひ参考にしてください。

①強みは何個用意しておくべき?

強みは面接で急に聞かれる場合があるので、2~3個用意しておくと安心です。

その際、挙げる強みや長所が矛盾していないかはしっかり確認する必要があります。

同じ強みを説明する場合は言い換えをして違うエピソードを紹介するなどの対応を取りましょう。

同じ話を何度も繰り返している印象を与えないように工夫してください。

②自己PRで性格の話をしてもいい?

自己PRはあなたの性格やスキルを含めたアピールの場なので、性格の話をしても問題ありません。

ただし、その企業や応募する職種・業種に合ったものをピックアップするのがおすすめです。

例えば事務職に応募しているのに「自主性がある」とアピールすると、決まった仕事を毎日こなす事務の仕事には適性がないと思われ、落とされる可能性があります。

職種や業界・企業の雰囲気に合わせて、アピールする内容を変えましょう。

③自己PRで短所や弱みの話をしてもいい?

自己PRで短所や弱みの話をするのは良くありません。なぜなら、自己PRは応募先の企業があなたを雇って得られるメリットをアピールする場だからです。

弱みや短所は、強みや長所に言い方を変えれば十分あなたの魅力として伝わります。

例えば、「他の人から一歩引いたところで見ていて当事者意識が薄い」という短所は「客観的に見られる」「冷静」などの長所でもあるため、短所や弱みは言い方を変えて、自己PRに盛り込みましょう。

④強みは言い換えて使った方が良い?

自分で声に出したときにつっかえてしまう強みや、違和感がある強みは言い換えるのがおすすめです。

強みや長所はさまざまな特性から成り立っていることが多くあります。

よりあなたの強み・長所を的確に表す言葉があれば、その言葉に言い換えて自己PR文を作りましょう。

自分の強みを知って企業にアピールしよう

自己PRで使える強み・長所の一覧や例文、自己PR作成のポイントなどを紹介しました。

「自分の長所や強みが見当たらない」という方でも、自分で気づいていないだけで必ず長所を持っています。

強みや魅力が分からなければ、企業に自分を売り込むことはできません。

ぜひこの記事を参考にして、自分の長所や強みを見つけて企業に効果的にアピールしてください。

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    「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。