内々定と内定の違いを徹底解説!内々定取り消しの予防法まで紹介
就活中に、「内定」と「内々定」という用語を目にしても、違いについてはっきりと理解している人は多くないでしょう。
この記事では、「内定」と「内々定」の意味の違いを明確に説明し、内定が取り消される可能性のある状況と、そのような事態に備える方法について解説していきます。
エントリーシートのお助けアイテム!
- 1ESをAIに丸投げ|LINEで完結
- 完全無料でESを簡単作成
- 2ESを添削|プロが無料添削
- キャリアアドバイザーが添削してくれる
- 3志望動機テンプレシート|簡単作成
- カンタンに志望動機が書ける!
- 4自己PR作成ツール|自動作成
- あなたの自己PRを代わりに作成
- 5企業・業界分析シート|徹底分析
- 企業比較や選考管理もできる
内々定と内定の意味の違い

就活において「内定」と「内々定」の意味と違いを理解すると、後の選考を有利に進められます。両者の違いを明らかにしていきましょう。
- 内定とは: 公式な通知
- 内々定とは: 非公式な通知
- 内定と内々定の違い: 公式か非公式か
内定とは: 公式な通知
「内定」は、企業から応募者への正式な採用を伝える通知です。
内定が通知された時点では、まだ労働契約は成立しておらず、受け取った側が承諾することで初めて契約が結ばれます。
内定の承諾は、企業との間で労働契約を結ぶことを意味し、原則として、双方とも撤回は許されません。
内々定とは: 非公式な通知
「内々定」とは、内定の前段階として採用を示す意向のことです。
これは「もし特別な事情がなければ採用される」という状態を意味し、特に優秀な学生に対しては、内定解禁日前に提示されることが一般的です。
内々定は法的効力を持たないため、企業も学生も後から取り消すことが可能です。契約書にサインがあったとしても、法的効力はありません。
内定と内々定の違い: 公式か非公式か
「内定」と「内々定」の違いに気づけたでしょうか。内定は公式な採用通知であり、受け入れた際には労働契約が確立されます。一方で、内々定は事前の合意であり、法的な拘束力はありません。
そのため、内々定は比較的容易に取り消せます。内定は通常、双方取り消せませんが、内々定は双方いつでも撤回できると覚えておくと良いでしょう。
内々定が取り消しになる状況3つ

就活において内々定は、残念ながら取り消されることもあります。内々定が取り消される理由を把握し、自分が志望する企業に該当しないかを事前に確認しましょう。
- 企業の経営が困難に陥った場合
- 就活生の都合が企業の条件に合わなくなった場合
- 就活生が何らかの問題を起こした場合
①企業の経営が困難に陥った場合
不況の影響で、企業が経営に苦しむことは珍しくありません。会社の状況が悪化すれば、採用計画の見直しは避けられないでしょう。特に、人件費は削減の対象となりやすく、まだ入社していない学生は、既存の社員よりも削減されやすいです。
逆に、就活生も企業の業績を見て、将来性に不安を感じれば、内々定の辞退を選ぶことも可能です。
②就活生の都合が企業の条件に合わなくなった場合
内々定が取り消される理由の一つに、就活生自身の事情が挙げられます。
例えば、単位不足で留年が決まった場合、予定通りの年度に入社できなくなるため、企業は内々定を取り消すでしょう。また、就活生の責任感の欠如と捉えられ、内々定の撤回に至ることも少なくありません。
このため、就職活動を進める際には、自身の学業状況をしっかりと管理し、企業に対して信頼性を保つことが重要です。
③就活生が何らかの問題を起こした場合
就活中に問題を起こすと、内々定が取り消されることがあります。企業は問題を抱える学生を避けたいと考えるのが一般的ですよね。
事件や事故の発生、学歴や経歴の虚偽申告などが、内々定取り消しの主な理由です。最近ではSNSによる問題も増えていて、不適切な投稿をした学生は内々定を失うことが少なくありません。
企業は入社前に「裏アカウント」の有無を調べることもあるため、SNSは慎重に使用しましょう。
内々定取り消しの際の対処法2つ

内々定が取り消された場合、主に2つの対処法があります。企業への志望度に応じて、以下の対処法を選択しましょう。
- 専門家に相談し法的に対応する
- 前向きに行動を切り替える
①専門家に相談し法的に対応する
内々定が取り消されてしまい、それでもその企業への入社を強く望む場合は、専門家の助言を求めることが一つの手段です。全国にある労働基準監督署の「総合労働相談コーナー」で、労働に関する様々な相談ができますよ。
通常、内々定には法的効力はありませんが、過去には不当な取り消しに対して損害賠償が認められた例も存在します。そのため、取り消しの理由が不当であると感じた場合には、法的な手段を検討しましょう。
②前向きに行動を切り替える
内々定が取り消されてしまった場合、取り戻せる可能性もないとは言えませんが、切り替えて前向きに就活を進めましょう。
内々定を取り消された企業との関係を修復し、入社することができた場合、その後の職場の人間関係は複雑になる恐れも。
特別な理由がない限り、新たな企業への応募を検討することをおすすめします。
内々定に関するよくある質問2つとその回答

就職活動を進める上で、内々定についてよくある2つの質問に対する回答を紹介します。
- 内々定から承諾までの期間について
- 内々定辞退の方法について
内々定から承諾までの期間について
内々定を受けた後の承諾期間は、通常2~3日程度が望ましいとされています。最長でも1週間以内には返答しましょう。
企業は、他の就活生との兼ね合いもあり、迅速な対応を期待していますよ。返事が遅れると、内々定が取り消されることもあるので注意が必要です。
ただし、焦って決断することは避けたいですが、他の企業の選考結果が数日以内に明らかになる場合を除き、早めに承諾してくださいね。
内々定辞退の方法について
内々定を辞退する際は、電話で直接伝えましょう。メールでの返事よりも、電話での対応が誠実さを示すと一般的に考えられています。
最後まで誠実な態度で接することで、トラブルを避け、良好な関係を保てますよ。辞退するにしても将来関わる可能性は0ではないので、穏便に辞退するのがおすすめです。
内々定と内定は契約の有無に違いがある!

内々定と内定の根本的な違いは「契約の有無」にあります。本記事では、内々定と内定の区別、内々定が取り消される事例、そして取り消しに遭遇した際の対応方法について詳しく説明しました。
就活を効果的に行うためには、これらの違いをしっかりと理解しましょう。
まずは志望動機を作ってみる
この記事を書いた人
編集部
「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。