リース業界とは?現状のトレンドから主な職種・キャリアパスまで徹底解説
就職活動中の人の中には、業界の名前は知っていてもその実態を理解できていないケースが多いです。
その中でもリース業界は概要がつかみにくく、理解が足りない学生も多くいるでしょう。この記事では、リース業界の仕組み・将来性・求められる人材像などを紹介していきます。
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記事の監修者
菊池
2017年度に神奈川大学を卒業後、株式会社C-mindへ入社。スリホ事業部の営業職として配属。新卒から一貫して法人企業様への新規営業を担当。その後、2019年にMIP賞を受賞。2020年には法人営業部にてトップ成績を収める。現在は新規営業チームのチームリーダーとしてメンバーのマネジメントも行っている。法人営業・OA機器・通信機器に精通。プロフィール詳細
記事の監修者
吉田
新卒で株式会社C-mindに入社後、キャリアアドバイザーとして累計1000人以上の就活生との面談を経験。就活時代も大手からベンチャーまで様々な業界・職種を見てきた経験から、幅広い視点でのサポートを得意とする。プロフィール詳細
リース業界のビジネスシステム

リース業界は「設備や物件を長期間貸し出し、利子収入を得る」ビジネスモデルです。顧客企業に毎月料金を支払ってもらうため、ビジネスモデルとしては安定していると言えるでしょう。
また企業からすると、初期費用などのが削減できる部分がメリットであり、需要が高い業界でもあります。
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リース業界のビジネスモデル2種を解説
リース業界は大きくは2種類に分かれます。ここではその2種類を紹介します。
- ファイナンス・リース
- オペレーティング・リース
①ファイナンス・リース
ファイナンス・リースは設備を購入して長期間貸し出す金融取引に近い業態です。リース期間中の減価償却費用は企業側が負担する場合が多いです。
契約の機会が長い傾向にあり、リース期間終了後には購入できる場合も多いため、現時点では予算が足りないという顧客にも柔軟に対応しています。
② オペレーティング・リース
オペレーティング・リースは、短期間のリースが中心で、メンテナンスはリース会社が行います。期間終了後は物件を返却するタイプがほとんどです。
解約も可能なケースが多く、企業側の初期コストを抑えられるメリットがあります。
リースとレンタルの違いは契約期間
リースの仕組みが理解できても、「それってレンタルと何が違うの?」と疑問に思いますよね。リースとレンタルの最大の違いは、契約期間の長さにあります。
リースは最短半年程度から10年前後の長期契約が一般的です。レンタルの場合は数時間から数日程度の短期利用が中心となります。またメンテナンス面でも違いが見られますよ。
長期の貸し出しとなるため、顧客側としても気軽には契約を結びにくく、顧客との信頼関係が特に重要となるのがリース業界の特徴ですね。
特に、営業などの「顧客と顔を合わせて直接交渉する」職種では、顧客側への理解と、自社が貸し出すサービスへの理解が必須となります。
リース業界の現状
リース業界は好調でしたが、製造業の海外進出が進み国内市場は伸び悩んでいます。
テレワーク普及に伴うOA機器需要減も影響しており、今後の大幅な市場拡大は見込めないという意見もあるようです。しかし安定した仕事があり、やりがいも感じられる仕事です。
リース業界のトレンド

続いて、リース業界のトレンドを紹介します。就活で選考に挑む際はしっかりと確認しておきましょう。
- 需要は停滞気味
- M&Aが進んでいる
- 海外進出が盛ん
①需要は停滞気味
リース業界の需要減少は業界内で大きな課題となっています。新型コロナ禍でテレワークが浸透し、オフィス設備への需要が減りました。加えて、金利の低下で銀行融資が容易になり、リースの優先度が下がっています。
完全に仕事がなくなるわけではありませんが、今後の大幅な市場拡大は見込めないという意見もあります。
しかし、リースは設備投資を抑えられるメリットがあり、中小企業にとっては資金繰りの選択肢として現在も有効です。
昨今のリース業界もただ設備を貸し出すのではなく、サブスク形式や中小企業に絞ったお手頃価格での貸し出しなど、様々な工夫で市場変化に対応しています。
今後の情勢の変化に合わせて、臨機応変に対応できる人材が、特に求められていると言えますね。
②M&Aが進んでいる
国内市場が伸び悩む中で、M&A(合併・買収)が進行すると予想されます。そのため大手リース会社による小規模同業他社の買収が相次ぐでしょう。
結果的にリース会社数は減る可能性がありますが、市場自体が大幅に縮小することはないと考えられます。就職時は企業に対して規模と安定性を重視することをおすすめします。
大きい規模の会社をチェックしておくと大手企業に買収された場合でも、一定期間は現状維持される可能性が高いです。
③海外進出が盛ん
製造業の海外進出に伴い、リース業界も海外、特にアジア新興国への進出を始めています。三井住友ファイナンス&リースはアジア各国に拠点を構えるなど、今後さらに海外展開が加速すると見込まれます。
そのため外国語スキルは就活に役立つでしょう。グローバル人材の育成が急務となっており、海外勤務の機会も増えると考えられます。語学力に加え、異文化適応力も重要になりますよ。
リース業界の職種4種類|それぞれのスケジュールも紹介
続いて、リース業界の職種を4種類紹介し、業務内容や一日のスケジュールを解説していきます。どんな職種があるのか事前に確認しつつ、自分の職種選びの参考にしましょう。
- 営業職
- 経理職
- 審査・法無職
- 資金管理職
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①営業職
新入社員は多くが営業職からスタートします。まずは顧客のビジネスを深く理解し、最適なリース提案ができる力が求められます。
営業で実績を上げれば、他の職種への転換も可能です。営業職は顧客対応の機会が多いため、コミュニケーション能力と折衝力、プレゼンテーション力が必須です。
時間 | 業務内容 | 説明 |
---|---|---|
9:00 | 出社 メールチェック | 一日のスケジュール確認や、顧客・社内からのメール対応を行います。 |
9:30 | 提案資料 見積書の作成 | 顧客のニーズに合わせたリース提案資料や見積書を作成します。 |
10:30 | 顧客訪問(新規商談) | 新規顧客との商談を行い、ニーズのヒアリングや提案を実施します。 |
12:00 | 昼食 | 外出先や社内で昼食をとり、午後の業務に備えます。 |
13:00 | 顧客訪問 (既存顧客のフォロー) | 既存顧客を訪問し、契約内容の確認や追加提案を行います。 |
15:00 | 社内打ち合わせ 進捗報告 | チーム内での情報共有や、案件の進捗状況を報告します。 |
16:00 | 契約書類の確認 社内調整 | 契約書類の最終確認や、関連部署との連携を行います。 |
17:00 | 日報作成 翌日の準備 | 一日の業務を振り返り、日報を作成。翌日のスケジュールを確認します。 |
18:00 | 退社 | 業務終了後、退社します。 |
営業職のスケジュールは、外回りと内勤業務のバランスを取る必要があります。外回り(顧客対応)の時間を設けつつ、資料作成や社内調整の時間も確保するわけですね。
また、主に法人営業が中心となるため、企業の内情を理解し、的確な営業をかける必要があるのも大きな特徴でしょう。情報収集力と臨機応変な対応が求められます。
②経理職
経理職は、リース種別に応じた適切な会計処理や収支管理を行います。財務会計のスキルは基本ですが、金融や経営に関する高度な知識も必要とされます。
リース期間終了後の残存価値評価など、多角的な視点が求められる職種です。経理職は裏方ながら、リース会社の収益を左右する重要な役割を担っています。データ分析力と課題解決力が高く評価されるでしょう。
時間 | 業務内容 |
---|---|
9:00 | 出社、朝礼、メールチェック |
9:30 | 入出金管理、支払業務 |
10:30 | リース契約に関する会計処理・仕訳入力 |
12:00 | 昼休憩 |
13:00 | 月次決算資料の作成、試算表の確認 |
14:30 | 税務申告書類の作成、税務相談対応 |
16:00 | 社内会議(経営会議資料の報告・共有) |
17:30 | 翌日のタスク確認、業務整理 |
18:00 | 退社 |
経理職の1日は、集中力と正確性を要する定型業務が中心です。リース契約特有の処理が多いため、一般的な経理よりも専門性が求められる点が大きな特徴ですね。
また、決算期や税務対応の時期にはイレギュラー対応も発生するため、日ごろから計画的に業務を進め、余裕をもって対処できるように準備しておく必要があります。
③審査・法務職
審査・法務職は、リース申請者の財務状況や信用力を綿密にチェックし、契約後も支払い能力があるかを判断します。法的な問題がないかの確認も重要な役割です。
そのため複雑なデータ分析能力と、的確な意思決定力が求められます。リスク管理が適切に行えるかどうかが、リース会社の収益に大きく影響するため、状況判断力と課題発見力が不可欠になります。
時間 | 業務内容 | 補足説明 |
---|---|---|
9:00 | 始業・メールチェック | 社内外からの連絡事項や審査依頼の確認を行います。 |
9:30 | 与信審査業務 | 顧客の財務諸表や信用情報を分析し、リース契約の可否を判断します。 |
11:00 | 契約書の法務チェック | 契約書の内容が法的に問題ないかを確認し、必要に応じて修正案を作成します。 |
12:00 | 昼休憩 | リフレッシュの時間です。 |
13:00 | 営業部門との打ち合わせ | 新規契約案件について、営業担当者と審査・法務の観点から意見交換を行います。 |
14:00 | 契約書の作成・修正 | 打ち合わせ内容を反映し、契約書のドラフトを作成または修正します。 |
15:30 | 社内承認手続き | 作成した契約書や審査結果を上司や関連部署に提出し、承認を得ます。 |
16:30 | 書類整理・翌日の準備 | 本日の業務で使用した書類の整理や、翌日の業務の準備を行います。 |
17:30 | 終業 | 一日の業務を終了します。 |
この職種では、午前中に審査やチェック業務を集中的にこなし、午後に関係部署との連携や契約書作成といった調整業務へ移るなど、切り替えが重要になります。
論理的な思考力と細かな法的感覚だけでなく、コミュニケーション力のバランスが必要とされ、専門性とチームワークの両立が求められるでしょう。
④資産管理職
資産管理職は、リース資産の運用を担当します。利用可能期間、廃棄費用の算出、中古品売却による利益確保など、会社資産の適正評価と運用能力が必要になるでしょう。
そのため資産の最適活用によって利益を最大化する役割を担っており、マーケティング力と業務改善力が求められます。
時間 | 業務内容 |
---|---|
9:00 | 出社・メール確認・当日の業務スケジュール確認 |
9:30 | リース資産の契約状況・稼働状況の確認、管理台帳の更新 |
10:30 | リース契約満了予定資産の確認、再リース・売却・廃棄の方針検討 |
11:30 | 関連部署(営業・経理・法務)との連携ミーティング |
12:00 | 昼休憩 |
13:00 | リース資産の減価償却費用や残存価値の評価、資産評価レポートの作成 |
14:30 | 固定資産管理システムへのデータ入力・更新 |
15:30 | 顧客からの問い合わせ対応、契約内容の確認・調整 |
16:30 | 翌日の業務準備、日報作成 |
17:00 | 退社 |
資産管理職の1日は、全体的にルーティン業務と判断業務が組み合わせられているのが特徴です。特に判断力は重要と言えます。
定型業務中でも、資産の状態や契約ごとの状況に応じた判断が常に求められるため、慎重かつ柔軟な思考が不可欠な職種といえるでしょう。
職種別!リース業界におけるキャリアパスの全体像を解説
リース業界を志望し始めたものの、自分に合った職種や将来の展望が見えずに不安を感じていませんか?
この章では、リース業界に存在する主要な職種ごとに、入社からどのような経験を積み、将来どのようなポジションを目指せるのかといった、キャリアパスの全体像を解説します。
職種ごとの役割や成長の方向性を理解し、自分に合った職種を選びましょう。
- 営業職のキャリアパス
- 経理職のキャリアパス
- 審査・法務職のキャリアパス
- 資産管理職のキャリアパス
①営業職のキャリアパス
リース業界の営業職は、法人顧客との信頼関係構築を軸にしながら、提案力や課題解決力を磨いていく職種です。
以下の表で、リース業界の営業職としての成長ステップと、それぞれのフェーズで求められる役割や得られるスキルを紹介します。
フェーズ | 概要 | 主な役割と成長ポイント |
---|---|---|
初期 | 顧客対応の基礎を習得し、営業スキルを身につける段階 | 新規・既存営業/製品知識の習得/目標達成力の向上 |
中期 | 顧客課題の解決提案を通じて信頼関係を構築する段階 | 課題解決型営業/提案力強化/顧客満足度向上 |
最終 キャリア | 組織全体の戦略立案やマネジメントに携わる段階 | チームマネジメント/戦略立案/人材育成 |
営業職は、段階ごとに役割と求められるスキルが大きく変化するのが特徴です。初期は徹底した行動量と基本のスキル習得が土台となり、そこから顧客のニーズを捉える提案型営業へと進化していきます。
中期以降は「数字を追う営業」から「価値を届ける営業」へとシフトするため、ただ営業として数字を取ることだけでなく、信頼構築が成果に直結することも多くなりますね。
最終的には個人の成果だけでなく、チーム全体を導く役割も担うようになるため、視野の広さとリーダーシップが問われるポジションへと成長していくでしょう。
②経理職のキャリアパス
リース業界における経理職は、財務・会計の観点から企業運営を支える役割であり、以下にその代表的なキャリアステップを示します。
フェーズ | 概要 | 主な役割と成長ポイント |
---|---|---|
初期 | 基礎業務を通じて会計知識と実務経験を積む段階 | 仕訳入力/請求書処理/月次決算補助/簿記2級取得 |
中期 | 決算業務や税務対応を通じて専門性を高める段階 | 年次決算/税務申告/監査対応/後輩指導 |
最終 キャリア | 経営視点を持ち、財務戦略の立案や経営判断に関与する段階 | CFO/経営企画/財務戦略立案/経営陣との連携 |
経理職のキャリアパスは、段階的に専門性と経営視点を高めていく構造になっています。
具体的には、まず基礎的な会計処理を確実にこなす力を身につけ、徐々に決算や税務対応といった高難度の業務に携わるようになります。やがてマネジメントや戦略立案を担う立場に進むことも珍しくありません。
専門性と実務経験の積み重ねが昇進に直結しやすく、段階ごとの目標が明確でキャリア設計もしやすいのが特徴です。
財務・会計職は企業の根幹の1つを支える職種なため、計画性を持って動きつつ、責任感をもって正確に仕事を進めることが求められます。
その代わり、コツコツ着実に努力して成長できる人は、特に評価されやすい環境と言えるでしょう。
③審査・法務職のキャリアパス
リース業界における審査・法務職は、契約リスクを未然に防ぐための判断と対応を担う重要な役割であり、法的知識と実務経験を積み重ねながら着実に専門性を高めていく必要があります。
以下に、代表的なキャリアパスを紹介していきますね。
フェーズ | 概要 | 主な役割と成長ポイント |
---|---|---|
初期 | 基本的な審査・法務業務を習得する段階 | 契約書レビュー/法的知識の習得/正確性の向上 |
中期 | 複雑な案件対応と専門性を深める段階 | リスク分析/法的助言/交渉力の強化 |
最終キャリア | 組織全体の法務戦略を統括する段階 | 法務戦略立案/マネジメント/企業価値向上 |
リース業界の審査・法務職は、若手のうちから法的な基礎力を培い、実践を通じてリスク対応力や交渉力を深めていく、というキャリアパスが一般的ですね。
特に中期以降は自ら判断し、複雑な案件を主導する機会が増えるため、やはり実務経験を通じた成長がカギとなります。
最終的には、企業全体の法務戦略を設計・統括する役割として、組織の信頼性を担保する中核人材としての活躍が期待されるでしょう。経験の積み上げがそのまま信頼と専門性に直結する職種と言えます。
④資産管理職のキャリアパス
リース業界における資産管理職は、契約満了後のリース資産の評価・再活用などを通じて収益最大化を図る専門職です。
以下で、一般的なキャリアパスを紹介していきますね。
フェーズ | 概要 | 主な役割と成長ポイント |
---|---|---|
初期 | リース資産の基本管理を学び、運用の基礎を築く段階 | 契約・資産管理/業務フローの理解/正確性の向上 |
中期 | 資産の最適活用を通じて利益貢献を目指す段階 | 資産評価・再販戦略/収益性向上/分析力の強化 |
最終 キャリア | 資産戦略の立案と全社的な資産最適化を担う段階 | 資産ポートフォリオ管理/戦略立案/経営視点の獲得 |
リース資産のライフサイクル全体に関わる資産管理職は、キャリアパスを経て幅広い業務への理解を深めながら、徐々に経営的視点を身につけることを求められます。
初期はまず、実務を行う中で正確な業務理解を進め、基礎固めをしていきます。中期には利益を生む運用力や分析力が必要になるため、その下地をしっかり作っておくことが重要になるでしょう。
最終的には、全社の資産戦略に関わるなど、経営視点で判断する力が求められる人材へとステップアップしていきます。こうしたキャリアパスを歩むことで、実務力と戦略的思考の両方を養っていけるのが特徴です。
早くから戦略作りに参加し、実務では経営視点での判断力が必要とされるなど、成長に対してスピード感を求められるのが、資産管理職の特徴です。
そのぶん、やる気を持って努力を続けていけるのであれば、実務力と戦略的思考の両方を養っていけるため、他の業界・業種でも活躍できる力が身につきますよ!
リース業界の代表企業3選

続いて、リース業界を代表する企業を3社紹介します。業界研究の際に必ずチェックしておきたい企業です。
- オリックス
- 三井住友ファイナンス&リース
- 東京センチュリー
「有名企業でなくてもまずは内定を目指したい…」「隠れホワイト企業を見つけたい」方には、穴場求人も紹介しています。第一志望はすでに決まっているけど、他の業界や企業でも選考に参加したい方は非公開の穴場求人を確認してみてくださいね。キャリアアドバイザーがあなたに合う求人を紹介してくれますよ。
①オリックス
オリックスは日本でリースビジネスを先駆けた企業です。金融を中心に多角的な事業を展開し、世界30カ国以上に進出しています。
大企業ながら新しいことに挑戦し続ける社風で、実力主義が評価されます。創業者の起業精神を受け継ぐ自由な社風も特徴で、アイデアを形にできる環境が整っている企業でもあります。
②三井住友ファイナンス&リース
三井住友FGと三菱商事の出資によりつくられた三井住友ファイナンス&リースは、航空機リースに強みを持ちます。両社の顧客基盤が強みとなり、リース業界の中で安定した企業のひとつです。
また最近はデジタルサービスの提供など、時代に即した新しいリースサービスにも取り組んでいます。グローバル人材の育成にも力を入れており、語学力と異文化適応力のある人材が重視されているでしょう。
③東京センチュリー
情報通信機器と国内自動車リースに強みを持つ東京センチュリーは、母体が伊藤忠商事という安定基盤もあり業績が安定しています。
グローバル展開と新領域開拓にも積極的で、高い専門性と独自性を武器に成長を続けている企業です。特に情報通信分野での豊富な知見と実績が評価されており、専門性の高い人材が活躍できる場が多くありますよ。
リース業界に向いている人の特徴2つ
最後に、リース業界に向いている人の特徴を2つ紹介します。働くメリットでもあるのでぜひチェックしてくださいね。
- 様々な業界に携わりたい人
- 顧客と長い関係を築きたい人
①様々な業界に携わりたい人
リースは様々な業種の顧客と関わるため、1つの業界への深い理解と共に、多様な業界に幅広い理解を持つことが求められます。
色々な業界に興味があり、知識を広げたい方には適した業界だと言えます。顧客の業界背景を的確に把握し、最適なリースプランを提案できる力が重要視されるでしょう。
✔ | 異業種との連携に興味がある |
✔ | 多様な業界の知識を吸収したい |
✔ | 幅広いビジネスに関心を持てる |
目まぐるしく変化する社会情勢の中、さまざまな企業に設備を売り出していく必要があるため、新しい情報に敏感な人や情報収集力に長けている人にもおすすめです。
特に、吸収した知識を活かしてどんどんステップアップしていきたい人には、特に向いている業界だと言えるでしょう。
②顧客と長い関係を築きたい人
リースは最短半年から長期にわたる契約になるため、顧客との良好な関係構築が重要な業務です。そのためコミュニケーション能力に長け、的確な提案ができる人材が向いています。
単に製品や料金だけでなく、担当者との人間関係で再契約が決まることも多いのが特徴です。顧客の信頼を得るための高い倫理観と誠実さも求められるでしょう。
✔ | 長期的な信頼関係を大切にできる |
✔ | 継続的なフォローを苦に感じない |
✔ | 相手の変化に柔軟に対応できる |
リース業界の仕組みを理解して選考対策に役立てよう
リース業界の行方は必ずしも好調とは断言できませんが、仕事自体が無くなるわけではありません。大手企業への就職も可能なので、インターン参加などを通じて興味関心を高めることがおすすめです。
やりがいと共に、安定収入が得られる可能性もある業界ですので、気になる人は自らの適性を見極めた上で、前向きに検討してみてくださいね。
まずは志望動機を作ってみる
この記事を書いた人
編集部
「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。