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履歴書の住所欄の正しい書き方|間違えやすい注意点も紹介

「履歴書の住所欄って、どこまで書けばいいの?」

いざ書こうとすると、「ふりがなは必要?」「番地はハイフンでいいの?」と悩む方も多いのではないでしょうか。

採用担当者に正確で丁寧な印象を与えるためにも、正しいルールに沿った住所の書き方はとても重要です。

そこで本記事では、履歴書の住所の基本から注意点、よくある質問への回答まで、わかりやすく解説します。

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目次

履歴書の住所欄の正しい書き方とは?

履歴書の住所欄は、就活生からは軽く見られがちですが、企業にとっては応募者の基本情報を確認するうえで非常に重要な項目です。

不備や記載ミスがあると、印象を悪くしたり連絡が届かなかったりする原因になることも。正しく丁寧に書くことで、信頼を得る第一歩となります

  1. 郵便番号は算用数字で記入する
  2. 都道府県から建物名まで略さず記載する
  3. 番地や号は正式名称で記載する(ハイフンは使わない)
  4. ふりがなは都道府県から建物名まで付ける

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① 郵便番号は算用数字で記入する

郵便番号を記入する際は、算用数字を使うのが基本です。たとえば「〒123-4567」のように表記するのが適切で、「一二三―四五六七」のような漢数字は避けましょう

特に手書きの場合、読みづらさによって郵便の誤配が発生する可能性もあります。

履歴書における郵便番号は、住所の一部としてだけでなく、企業の事務処理や連絡対応の際にも使われる情報です。視認性の高い表記にすることで、受け取る側の負担も減ります

小さな工夫が印象に関わるポイントとなるでしょう。

② 都道府県から建物名まで略さず記載する

住所欄には、都道府県から市区町村、町名、番地、建物名、部屋番号までを省略せずに書くのが基本です。建物名や部屋番号が抜けていると、企業からの郵送物が届かない可能性があります。

通称や略語は使わず、正式名称を記載してください。たとえば「マンション○○」を「MS○○」とするのは避けましょう。

企業はこの情報をもとに、書類送付や本人確認を行います。細部まで丁寧に記載する姿勢は、信頼感にもつながります。

③ 番地や号は正式名称で記載する(ハイフンは使わない)

番地や号は、「1丁目2番3号」のように漢字で正式に書くのが正しい方法です。「1-2-3」などとハイフンを使う簡略表記は、ビジネス文書では避けるのがマナーとされています。

特に、履歴書のようなフォーマルな書類では、略式の表現は注意不足と見なされることもあります。細かい部分ですが、正式な書き方を守ることで誠実さが伝わるでしょう。

ふりがなとの整合性も取りやすくなるため、書類全体の読みやすさにもつながります

④ ふりがなは都道府県から建物名まで付ける

住所のふりがなは、都道府県から建物名、部屋番号まで一貫して付けるのが望ましいです。たとえば「東京都○○区△△1丁目2番3号○○マンション101号室」であれば、そのすべてにふりがなを振りましょう。

特に、難読な地名や建物名が含まれている場合、読み間違いを防ぐためにもふりがなは有効です。また、ふりがなを丁寧に記載することは、読み手への配慮や細やかさのアピールにもなります。

細部に気を配る姿勢は、選考でプラスに働くはずです。

履歴書に住所を記載する理由

履歴書に住所を記載するのは、形式的なものではなく、企業が応募者の情報を正しく把握するために欠かせない要素です。

不備や記載ミスがあると、印象を悪くするだけでなく、連絡が届かないといったトラブルも起こりかねません。

ここでは、企業が住所欄から何を見ているのか、どんな意図で確認しているのかを具体的に紹介します。

  1. 採用担当者が通勤可能かを判断するため
  2. 本人確認や身元保証を行うため
  3. 書類の郵送先や連絡手段として必要なため
  4. 他の応募書類との照合を行うため

① 採用担当者が通勤可能かを判断するため

住所欄は、応募者が勤務地に通える範囲に住んでいるかを、企業が確認するための大切な情報です。たとえば、通勤に1時間半以上かかると、継続勤務が難しいと判断されるケースもあります。

地方配属や転勤が前提となる企業では、現在の居住地が選考の判断材料になる場合もあるでしょう。もし現住所が遠方であれば、備考欄に「転居予定」と一言添えるだけでも印象は変わります。

企業側が安心して選考を進められるよう、正確な住所を記載しておくことが大切です。

② 本人確認や身元保証を行うため

住所は、企業が応募者の身元を確認するためにも必要です。面接連絡や内定通知など、大切な書類の送付先になるだけでなく、本人確認書類との照合にも使われるケースがあります。

履歴書と免許証、住民票などで住所表記が異なると、確認に時間がかかってしまう恐れもあるでしょう。

略称や記載の省略は避け、正式な住所を丁寧に記入することで、企業に対して誠実な印象を与えることができます。

③ 書類の郵送先や連絡手段として必要なため

面接日程や選考結果を郵送で通知する企業は多いです。その際、履歴書の住所欄が宛先として使われるため、記載ミスがあると重要な書類が届かない可能性もあるでしょう。

特に番地や建物名、部屋番号を省略してしまうと、誤配や返送の原因になりかねません。就活では、やり取りのスピードも重要です。確実に連絡が届くよう、正確な住所を忘れず記入してください

④ 他の応募書類との照合を行うため

企業では、履歴書のほかにエントリーシートや職務経歴書など複数の書類を扱います。それらを突き合わせる際に、住所情報が一致しているかを確認するのが一般的です。

たとえば、エントリーシートには「1-2-3」と記載し、履歴書には「一丁目二番三号」と書いていると、意図しなくても不一致と見なされてしまうかもしれません。

すべての書類で表記を統一することで、読み手の混乱を防ぎ、信頼感を高めることができます。

履歴書の「住所欄」と「連絡先欄」の違い

履歴書には「住所欄」と「連絡先欄」が分かれていることがあります。どちらにも似たような情報を記入しますが、それぞれの役割を正しく理解し、適切に使い分けることが大切です。

「住所欄」には、今実際に住んでいる場所を記入します。多くの場合は住民票の住所と同じですが、必ずしも一致している必要はありません。

一方、「連絡先欄」は、就活中に確実に連絡が取れる場所を書く欄です。たとえば、下宿先に住んでいる学生が実家を連絡先として記入するケースもあります。

現住所に一時的にしか住んでいない、あるいは引っ越しの予定があるといった場合、連絡先欄には安定して郵便物を受け取れる実家や親族宅を記載すると良いでしょう。

履歴書にこの2つの欄がある理由は、企業が確実に応募者へ連絡を取れるようにするためです。もし「連絡先欄」が設けられていない履歴書を使う場合は、備考欄などで補足してください。

引っ越しの予定がある場合の履歴書住所の書き方

就活中に引っ越しを予定しているとき、履歴書の住所欄にどの住所を記載すべきか迷う人は多いかもしれません。

選考中の連絡ミスを防ぐためにも、自分の状況に合わせて正しく記載することが大切です。ここでは、ケースごとの書き方をわかりやすく解説します。

  1. 引っ越し先が決まっている場合は新住所を記載する
  2. 引っ越し先が未定の場合は現住所を記載する
  3. 一時的な住まいがある場合は連絡先欄で対応する

① 引っ越し先が決まっている場合は新住所を記載する

引っ越し先の住所がすでに決まっている場合は、履歴書には新住所を記載しましょう。その際、備考欄に「○月○日に転居予定」と書き添えることで、企業側も安心して連絡できます。

まだ実際に住んでいなくても、明確な引っ越し日を記載すれば問題ありません。旧住所に書類が送られるリスクを避けるためにも、新住所と転居予定日はセットで記入するのが望ましいです。

不足のない情報提供が誤解を防ぐカギとなります。

② 引っ越し先が未定の場合は現住所を記載する

転居を予定しているものの、新しい住まいがまだ確定していない場合は、現住所を記入するのが適切です。連絡の確実性を優先し、現時点で郵便物が届く住所を記載しましょう。

また、備考欄に「近く引っ越す予定があります」といった補足を入れておくと親切です。引っ越し後は、速やかに企業へ新住所を知らせるようにしましょう。

トラブルを避けるためにも、正確な住所と情報の更新が重要です。

③ 一時的な住まいがある場合は連絡先欄で対応する

一時的に下宿や仮住まいに滞在している場合は、履歴書の「住所欄」には住民票上の現住所を記載し、「連絡先欄」に現在連絡が取れる住所を記入します。

また、連絡先が一時的な住所である旨を備考欄で補足すると、企業側も混乱しにくくなるでしょう。どちらを基準にすればよいかが不明瞭だと、書類が届かないなどの問題が発生するおそれがあります。

選考が滞らないよう、明確で伝わりやすい記載を心がけましょう。

履歴書を郵送する際の封筒の住所の書き方

履歴書を郵送する際、封筒の住所の書き方に迷う方も多いでしょう。正しく丁寧に記載することで、採用担当者に良い印象を与えることができます。

ここでは、縦書き・横書きそれぞれの形式に沿った基本ルールや、書き方のポイントを紹介しましょう。

  1. 縦書きは右から左へ、住所は1行ずつ丁寧に記載する
  2. 横書きは左から右へ、郵便番号や宛名の配置に注意する
  3. 郵便番号は封筒上部に算用数字で明記する
  4. 都道府県からマンション名まで省略せずに書く
  5. 宛名は企業名・部署名・担当者名まで正確に書く
  6. 「御中」や「様」の使い分けに注意する
  7. 差出人の住所・氏名は封筒の裏面に記載する
  8. 黒の油性ペンを使って丁寧に手書きする

①縦書きは右から左へ、住所は1行ずつ丁寧に記載する

縦書きで封筒に宛先を書く場合は、右から左の順にレイアウトし、住所は上から下へ1行ずつ丁寧に書いてください

縦の文字列が不ぞろいにならないよう、1文字ずつの間隔や行の間隔をそろえる意識が大切です。文字のバランスが悪いと、読みづらさだけでなく乱雑な印象を与える可能性があります。

履歴書の第一印象にもつながるため、見た目にも気を配りましょう。特に、企業名や担当者名は誤りのないよう正確に記載し、落ち着いた筆圧で丁寧に書くことが求められます。

②横書きは左から右へ、郵便番号や宛名の配置に注意する

横書き封筒の場合は、左から右の流れを意識して記入します。左上に郵便番号、その下に住所、さらに下に宛名を配置するのが基本です。すべての情報は左寄せで整えて書くようにしてください。

行ごとの間隔が均等になっていないと、バランスが崩れて読みにくくなります。文字サイズや段落ごとの位置を意識して、全体がきれいに整うように工夫しましょう。

企業によっては大量の応募書類を扱うため、視認性の高さが大きなプラスになります。

③郵便番号は封筒上部に算用数字で明記する

郵便番号は、封筒の上部に算用数字(アラビア数字)で記載するのが正しい方法です。縦書きの場合は右上に、横書きでは左上に配置してください。

郵便番号は「〒」マークを省略し、7桁すべての数字を正確に記入します。3桁目と4桁目の間にはハイフン(‐)を入れましょう。数字が読みづらいと郵送に時間がかかる恐れがあるため、はっきりとした字体で書くことが大切です。

また、番号の桁数を間違えたり、省略してしまったりすると配達ミスの原因になる可能性もあるため、確認を怠らないようにしましょう。

④都道府県からマンション名まで省略せずに書く

住所は、都道府県から市区町村名、町名、番地、建物名、部屋番号に至るまで、すべて省略せずに正確に記載しましょう。

特に、マンション名や部屋番号は抜けやすい箇所です。省略してしまうと、書類の到着が遅れたり、誤配につながったりするリスクがあります。

封筒は企業への第一印象となるため、正確な情報をもとに、丁寧な筆致で記載してください。番地の数字表記や漢字の書き間違いにも注意が必要です。

迷ったときは、住民票や郵便物を見て正しい表記を確認しておきましょう。

⑤宛名は企業名・部署名・担当者名まで正確に書く

宛名は、企業名だけでなく部署名や担当者名まで明記することで、相手に誠意を伝えることができます。「株式会社〇〇 人事部 採用ご担当者様」のように、正式な組織名を省略せずに書きましょう。

担当者名がわからない場合でも、「採用ご担当者様」と書くことで丁寧な印象になります。情報が不明確な場合は、企業のWebサイトや求人票を確認するとよいでしょう。

こうした宛名の正確性は、基本的なビジネスマナーとして見られるため、細部まで気を配ってください。

⑥「御中」や「様」の使い分けに注意する

敬称の使い分けも、履歴書の郵送マナーでは重要です。企業名や部署名には「御中」、個人名には「様」を使います。たとえば「株式会社〇〇御中」や「人事部御中」、「田中様」といった書き方が正解です。

企業に宛てる場合は「株式会社〇〇人事部御中」、個人の担当者が明記されている場合は「田中様」と記載してください。

「御中様」などの併用は誤りです。使い分けに不安がある場合は、正しい敬称のルールを事前に確認し、混乱しないように準備しておきましょう。

⑦差出人の住所・氏名は封筒の裏面に記載する

封筒の裏面左下には、自分の住所と氏名を忘れずに記入してください。郵便事故や宛先不明などで書類が返送される場合に備えて、差出人の情報を明記しておくことが必要です。

住所は、建物名や部屋番号を丁寧に書きましょう。記入ミスがあると、連絡が届かない可能性もあります。書類全体の印象にも関わるため、裏面であっても丁寧に書く姿勢が重要です。

目立たない部分だからこそ、細部に配慮することが信頼感を高めます。

⑧黒の油性ペンを使って丁寧に手書きする

封筒の宛名や住所を書く際は、黒の油性ペンを使用してください。にじみにくく、文字がはっきりと読み取れるため、正式な文書に適しています。

ボールペンや水性ペン、鉛筆などは文字が薄れたりかすれたりしやすいため避けましょう。封筒全体の見た目がきれいに仕上がるよう、丁寧な手書きを心がけてください。

誤字があった場合は修正液を使わず、新しい封筒に書き直すのがマナーです。道具選びから文字の書き方まで、細かい配慮が信頼を得るカギになります。

履歴書に住所を書く際の注意点

履歴書に記載する住所は、採用担当者にとって応募者の基本情報を確認するための重要な項目です。正確で丁寧な記載は、信頼感や誠実さを伝える第一歩になるでしょう。

ここでは、記入時に注意しておきたい6つのポイントを紹介します。

  1. 住所が長くなる場合は2行に分けてバランス良く書く
  2. 企業の記録として使われることを意識して丁寧に書く
  3. 省略語や略字(例:「〃」「〒」)の使用は避ける
  4. 記入ミスがあった場合は修正液を使わず書き直す
  5. 旧字体や難読な住所は正確に記載する
  6. 海外在住の場合は日本語と英語両方で住所を記載する

① 住所が長くなる場合は2行に分けてバランス良く書く

長い住所を無理に1行に収めると、文字が小さくなり、読みづらさが増してしまいます。行を越えてはみ出すような記載は見栄えが悪く、せっかく丁寧に書いた履歴書の印象を損ねかねません。

町名や丁目、番地、建物名などの自然な区切りを見つけて、2行に分けるよう心がけましょう。特に、建物名以降の情報はスペースを確保して、読みやすさを優先してください。

全体のバランスが取れている履歴書は、それだけで好印象を与えられる要素となります。

② 企業の記録として使われることを意識して丁寧に書く

履歴書は、応募者の情報を企業が管理・保管するための大切な文書です。一度提出された履歴書は、採用後も記録として保存されることがあります。

そのため、読みにくい文字や省略された情報、誤記などは信頼性を損なう原因となります。建物名や部屋番号まできちんと記載し、文字は丁寧に、誤解のない表現を心がけてください。

応募書類全体の印象を左右する項目ですので、住所欄ひとつとっても、気を抜かず慎重に仕上げる必要があります。

③ 省略語や略字(例:「〃」「〒」)の使用は避ける

履歴書に、省略記号や略字を使うのは控えましょう。「〃」「〒」などは手軽ではありますが、正式な書類にはふさわしくありません。

情報の正確さが求められる履歴書において、読み手によって解釈が異なる記号は誤解のもととなります。たとえ同じ住所であったとしても、「〃」を使うことで企業側が混乱する可能性があります。

どんなに記載が重複しても、省略せずすべての情報を改めて書くことが基本です。丁寧さと信頼性を示すために、表現は明瞭であるべきです。

④ 記入ミスがあった場合は修正液を使わず書き直す

手書きの履歴書でミスが見つかった場合、修正液や修正テープでの対応は避けましょう。修正された跡があると、それだけで書類全体の信頼性が損なわれることがあります。

たとえわずかな誤字でも、見逃さずに書き直したほうが誠意が伝わります。用紙はあらかじめ余分に用意し、書き損じたら最初から書き直す姿勢を持ってください。

丁寧な履歴書は、細部まで気を配れる人物という印象を与えます。事前に下書きを行うのも、有効な対策といえるでしょう。

⑤ 旧字体や難読な住所は正確に記載する

旧字体や読みづらい漢字が含まれる住所は、間違えやすいポイントです。しかし、公的書類と同じ正式な表記で記載することが求められます

入力フォームなどでは簡略化された字が使われることもありますが、履歴書は正確性を重視してください。また、ふりがなを添えることで読み手への配慮が伝わり、誤読やミスを防ぐことにもつながります

たとえば「髙」「﨑」などは特に注意が必要です。普段と違う漢字を使う場合は、事前に住民票などを確認すると安心でしょう。

⑥ 海外在住の場合は日本語と英語両方で住所を記載する

海外に居住している方は、履歴書に日本語と英語の両方で住所を記載することが望ましいとされています。

国内の企業が見る場合は日本語表記が基本ですが、郵送やデータ管理などの際に英語表記があると対応がスムーズになります。

現地の正式な住所の書き方に従い、たとえば「123 ABC Street, Sydney, NSW, Australia」といった形で書きましょう

日本語での表記も忘れず、両方を併記することで、読み手への配慮や国際感覚のある人物としての印象を与えることができます。

履歴書の住所欄に関するよくある質問(Q&A)

履歴書の住所欄には、単に現住所を記載するだけでなく、形式や表記にも注意が必要です。就活では小さな部分も評価の対象となるため、正しく丁寧に記載することが大切になります。

ここでは、履歴書の住所欄に関してよくある質問をいくつか紹介します。

  1. 住民票と異なる住所を書くのは問題ある?
  2. 「○○方」や「同上」の使い方にルールはある?
  3. 履歴書に記載した住所が変更になった場合はどうすればいい?
  4. 学生寮や仮住まいの場合はどうすればいい?

① 住民票と異なる住所を書くのは問題ある?

履歴書には、現在実際に住んでいて、郵便物が届く場所を記載するのが原則です。住民票に登録されている住所と異なっていても、連絡が確実に取れる住所であれば問題ありません。

たとえば、大学近くの一人暮らしの部屋に住んでいる場合、その住所を記載してください。重要なのは、企業が応募者に書類を送付したり、電話などで連絡を取ったりするうえで支障がないことです。

また、選考途中で引っ越しをする可能性があるなら、備考欄にその旨を記載したり、変更後に速やかに連絡したりすることで、信頼感を損なわずに対応できます。

② 「○○方」や「同上」の使い方にルールはある?

「○○方」は、本人とは異なる名字の世帯に一時的に居住している際に使う表現で、たとえば「佐藤一郎方 山田花子」と記載すれば、表札が異なる場合でも郵便物が正確に届きやすくなります。

親戚の家や下宿先など、住所と姓が一致しない場面では特に有効でしょう。「同上」は、連絡先欄が現住所とまったく同じ場合にのみ使える略語です。

ただし、採用担当者の視認性を考えると、「同上」と書かず、再度現住所をそのまま記入した方が丁寧な印象を与えるでしょう。形式的なミスを防ぎ、好印象を与える工夫が大切です。

③ 履歴書に記載した住所が変更になった場合はどうすればいい?

履歴書を提出したあとに引っ越しをした場合は、できるだけ早く新しい住所を企業へ伝える必要があります

連絡手段は企業によって異なりますが、基本的には電話・メール・マイページなどが使用されています

特に、郵送による連絡が必要な企業の場合、古い住所のままでは通知が届かず、選考に支障をきたすおそれもあります。

変更連絡を怠ったことで書類が届かない・連絡が取れないといったトラブルにならないよう、正確かつ迅速に対応することが大切です。事前に企業の連絡手段を確認しておくと、スムーズに連絡できます。

④ 学生寮や仮住まいの場合はどうすればいい?

学生寮や仮住まいなどに一時的に住んでいる場合でも、履歴書には現在生活している実際の住所を記載しましょう。

ただし、その住所に今後長く住まない予定があったり、郵便物の受け取りに不安がある場合は、連絡先欄を活用して別の住所(実家など)を記載するのが望ましいです。

このとき、現住所と連絡先住所が明確に区別されていないと、採用担当者が混乱するおそれがあるでしょう。

たとえば「現住所」と「連絡先」の欄をきちんと使い分け、双方にふりがなを付けて丁寧に書くと、見やすく安心感のある履歴書になります。

履歴書に記載する住所情報のポイントを押さえよう

履歴書における住所の書き方は、選考に直接関わる要素ではないと思われがちですが、実は採用担当者に信頼感を与える大切なポイントです。

正しい書き方を理解することで、丁寧さや誠実さが伝わりやすくなります。郵便番号や番地の書き方、ふりがなの位置、省略せず正式名称を使うことなど、基本的なルールを守ることでミスも防げるでしょう。

また、履歴書に住所を記載する理由や、連絡先欄との違い、引っ越し予定時の対応、封筒への記入方法まで確認しておくことで、提出後に慌てるリスクも減ります。

就活の第一歩として、履歴書の住所欄はしっかりと整えてください。

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    「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。